JPH0244751Y2 - - Google Patents
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- JPH0244751Y2 JPH0244751Y2 JP6029585U JP6029585U JPH0244751Y2 JP H0244751 Y2 JPH0244751 Y2 JP H0244751Y2 JP 6029585 U JP6029585 U JP 6029585U JP 6029585 U JP6029585 U JP 6029585U JP H0244751 Y2 JPH0244751 Y2 JP H0244751Y2
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Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
a 考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案に係る蒸気滅菌装置は、病院や各種研
究施設等に於いて、患者用衣服、使用済の手術用
具や実験器具等の被滅菌物を滅菌処理し、被滅菌
物に付着した細菌により病気感染が生じるのを防
止するのに利用する。
究施設等に於いて、患者用衣服、使用済の手術用
具や実験器具等の被滅菌物を滅菌処理し、被滅菌
物に付着した細菌により病気感染が生じるのを防
止するのに利用する。
(従来の技術)
病院や各種研究施設に於いては、患者用衣服や
手術用具、或は実験器具等を使用後、直ちにこれ
らの物品の滅菌処理を行なつて、これらの物品に
付着した細菌による病気感染の発生を防止してい
る。
手術用具、或は実験器具等を使用後、直ちにこれ
らの物品の滅菌処理を行なつて、これらの物品に
付着した細菌による病気感染の発生を防止してい
る。
このような滅菌処理を行なうのに、被滅菌物を
収納し密閉した状態で内部に高温の水蒸気を送り
込み自在な滅菌容器と、給水管から送り込まれた
水を加熱蒸発させ、給蒸管を通じてこの滅菌容器
内に高温の水蒸気を送る蒸気発生装置と、滅菌容
器内の使用済の水蒸気を排出する排出管とを有す
る蒸気滅菌装置が広く使用されている。
収納し密閉した状態で内部に高温の水蒸気を送り
込み自在な滅菌容器と、給水管から送り込まれた
水を加熱蒸発させ、給蒸管を通じてこの滅菌容器
内に高温の水蒸気を送る蒸気発生装置と、滅菌容
器内の使用済の水蒸気を排出する排出管とを有す
る蒸気滅菌装置が広く使用されている。
このような蒸気滅菌装置により被滅菌物を滅菌
処理する場合、滅菌容器内に被滅菌物を収納し、
この滅菌容器を密閉してから蒸気発生装置で発生
した高温の水蒸気を滅菌容器内に送り込み、上記
被滅菌物の滅菌処理作業を行なう。所定時間の滅
菌処理を終了したならば、滅菌容器内に残溜する
高温の水蒸気を蒸気排出管を通じ排出してから被
滅菌物を取り出す。
処理する場合、滅菌容器内に被滅菌物を収納し、
この滅菌容器を密閉してから蒸気発生装置で発生
した高温の水蒸気を滅菌容器内に送り込み、上記
被滅菌物の滅菌処理作業を行なう。所定時間の滅
菌処理を終了したならば、滅菌容器内に残溜する
高温の水蒸気を蒸気排出管を通じ排出してから被
滅菌物を取り出す。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、上述のように構成され作用する従来
の蒸気滅菌装置に於いては、次に述べるような不
都合を生じる。
の蒸気滅菌装置に於いては、次に述べるような不
都合を生じる。
即ち、滅菌処理作業終了後、滅菌容器内に残溜
する高温の水蒸気は、蒸気排出管を通じてそのま
ま下水等に排出していたため、この水蒸気に含ま
れる熱エネルギが無駄に捨てられ、しかも排出管
の一部に塩化ビニル管を使用した場合、この塩化
ビニル管が熱で変質し、破管を生じたりする原因
となる。
する高温の水蒸気は、蒸気排出管を通じてそのま
ま下水等に排出していたため、この水蒸気に含ま
れる熱エネルギが無駄に捨てられ、しかも排出管
の一部に塩化ビニル管を使用した場合、この塩化
ビニル管が熱で変質し、破管を生じたりする原因
となる。
本考案の蒸気滅菌装置は上述のような不都合を
解消するものである。
解消するものである。
b 考案の構成
(問題を解決するための手段)
本考案の蒸気滅菌装置は、上述した従来の蒸気
滅菌装置と同様に、被滅菌物を収納し密閉した状
態で内部に高温の水蒸気を送り込み自在な滅菌容
器と、給水管から送り込まれた水を加熱蒸発させ
給蒸管を通じてこの滅菌容器内に高温の水蒸気を
送る蒸気発生装置と、滅菌容器内の使用済の水蒸
気を排出する蒸気排出管とを有する。
滅菌装置と同様に、被滅菌物を収納し密閉した状
態で内部に高温の水蒸気を送り込み自在な滅菌容
器と、給水管から送り込まれた水を加熱蒸発させ
給蒸管を通じてこの滅菌容器内に高温の水蒸気を
送る蒸気発生装置と、滅菌容器内の使用済の水蒸
気を排出する蒸気排出管とを有する。
本考案の蒸気滅菌装置の特徴とする点は、水道
等の給水施設と蒸気発生装置とを結ぶ給水管の途
中に蒸気発生装置に送り込む水を一時貯溜してお
くタンクを設け、蒸気排出管の途中に、このタン
ク内の水中に配設した伝熱管を接続した点にあ
る。
等の給水施設と蒸気発生装置とを結ぶ給水管の途
中に蒸気発生装置に送り込む水を一時貯溜してお
くタンクを設け、蒸気排出管の途中に、このタン
ク内の水中に配設した伝熱管を接続した点にあ
る。
(作用)
上述のように構成される本考案の蒸気滅菌装置
に於いては、被滅菌物を滅菌処理する場合は、従
来の装置の場合と同様に、被滅菌物を滅菌容器に
収納した状態で、蒸気発生装置で発生した高温の
水蒸気を給蒸管を通じて滅菌容器内に送り込む。
に於いては、被滅菌物を滅菌処理する場合は、従
来の装置の場合と同様に、被滅菌物を滅菌容器に
収納した状態で、蒸気発生装置で発生した高温の
水蒸気を給蒸管を通じて滅菌容器内に送り込む。
所定時間の滅菌処理を終了したならば、給蒸管
を通じての水蒸気供給を停止し、蒸気排出管を通
じて滅菌容器内に残溜する高温の水蒸気を排出す
るが、この際高温の水蒸気はタンク内の水中に配
設した伝熱管を通過し、このタンク内の水を加温
するとともに、水蒸気は温度や低下して凝縮し液
化する。
を通じての水蒸気供給を停止し、蒸気排出管を通
じて滅菌容器内に残溜する高温の水蒸気を排出す
るが、この際高温の水蒸気はタンク内の水中に配
設した伝熱管を通過し、このタンク内の水を加温
するとともに、水蒸気は温度や低下して凝縮し液
化する。
滅菌処理作業を再開する場合は、上記タンク内
の加温された水を、蒸気発生装置に移してからこ
の蒸気発生装置内で加熱蒸発させ、高温の水蒸気
として滅菌容器内に送り込む。
の加温された水を、蒸気発生装置に移してからこ
の蒸気発生装置内で加熱蒸発させ、高温の水蒸気
として滅菌容器内に送り込む。
(実施例)
次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
詳しく説明する。
図面は本考案の蒸気滅菌装置の実施例を示す配
管図である。
管図である。
被滅菌物を収納自在な内筒1とこの内筒1を囲
む外筒2とから成る滅菌容器3の外筒2には、給
蒸管4の一端が接続されており、この給蒸、管4
の他端は、バーナ或は電気ヒータの熱により水を
加熱蒸発させる蒸気発生装置5の蒸気出口に通じ
ている。この蒸気発生装置5の給水口に一端を接
続し、途中にチエツキ弁6を設けた第一の給水管
7の他端は、給水ポンプ8の吐出口に接続してお
り、この給水ポンプ8の吸水口に一端を接続した
第二の給水管10の他端は、タンク11の底面に
設けた排水口に接続している。更に、このタンク
11に設けた給水口には、途中にタンク11の側
から順にこのタンク11への給水時にのみ開く給
水電磁弁12、ストレーナ14を設けた第三の給
水管15の一端を接続している。この第三の給水
管15の他端は水道等の給水施設(図示せず。)
に連通し、給水電磁弁12を開放することによ
り、上記タンク11内に給水自在としている。
む外筒2とから成る滅菌容器3の外筒2には、給
蒸管4の一端が接続されており、この給蒸、管4
の他端は、バーナ或は電気ヒータの熱により水を
加熱蒸発させる蒸気発生装置5の蒸気出口に通じ
ている。この蒸気発生装置5の給水口に一端を接
続し、途中にチエツキ弁6を設けた第一の給水管
7の他端は、給水ポンプ8の吐出口に接続してお
り、この給水ポンプ8の吸水口に一端を接続した
第二の給水管10の他端は、タンク11の底面に
設けた排水口に接続している。更に、このタンク
11に設けた給水口には、途中にタンク11の側
から順にこのタンク11への給水時にのみ開く給
水電磁弁12、ストレーナ14を設けた第三の給
水管15の一端を接続している。この第三の給水
管15の他端は水道等の給水施設(図示せず。)
に連通し、給水電磁弁12を開放することによ
り、上記タンク11内に給水自在としている。
給蒸管4を通じて蒸気発生装置5から高温の水
蒸気を送り込み自在な外筒2に一端を接続(実際
は外筒2の底部に接続する。)した連通管16の
他端は内筒1に接続し、この内筒2内にも高温の
水蒸気を送り込み自在としている。この連通管1
6の途中には、水蒸気の流れ方向について上流側
となる外筒2の側から順に、外筒用サーミスタ1
7、外筒用安全弁18、外筒圧力計19、上記外
筒用サーミスタ17が検出する外筒2内の水蒸気
温度が一定値以上の場合にのみ開くサーモ弁2
1、滅菌パツクレス弁22、電磁弁23、内筒圧
力計24、内筒用安全弁25をそれぞれ設けてい
る。
蒸気を送り込み自在な外筒2に一端を接続(実際
は外筒2の底部に接続する。)した連通管16の
他端は内筒1に接続し、この内筒2内にも高温の
水蒸気を送り込み自在としている。この連通管1
6の途中には、水蒸気の流れ方向について上流側
となる外筒2の側から順に、外筒用サーミスタ1
7、外筒用安全弁18、外筒圧力計19、上記外
筒用サーミスタ17が検出する外筒2内の水蒸気
温度が一定値以上の場合にのみ開くサーモ弁2
1、滅菌パツクレス弁22、電磁弁23、内筒圧
力計24、内筒用安全弁25をそれぞれ設けてい
る。
上記連通管16の途中で、サーモ弁21よりも
上流寄り部分から分岐し、途中に外筒用トラツプ
27を設けた第一の排出管28の他端は、下水等
の排水施設(図示せず。)に通じる排水管29に
連通させている。この排水管29には、上記第一
の排出管28の他、蒸気発生装置5の底部に通じ
る第二の排出管30、直接又は第二の給水管10
を介してタンク11の底部に通じる第三の排出管
31、水封式の真空ポンプ32の吐出口に通じる
第四の排出管33がそれぞれ接続されている。
上流寄り部分から分岐し、途中に外筒用トラツプ
27を設けた第一の排出管28の他端は、下水等
の排水施設(図示せず。)に通じる排水管29に
連通させている。この排水管29には、上記第一
の排出管28の他、蒸気発生装置5の底部に通じ
る第二の排出管30、直接又は第二の給水管10
を介してタンク11の底部に通じる第三の排出管
31、水封式の真空ポンプ32の吐出口に通じる
第四の排出管33がそれぞれ接続されている。
上記第二〜第四の各排出管のうち、蒸気発生装
置5の底部に通じる第二の排出管30の途中には
第一の排水弁34を設けている。この第一の排水
弁34よりも下流寄りの上記第二の排出管30の
途中には、タンク11の側部に通じるオーバフロ
ー管35と、このタンク11内に配設したコイル
状の伝熱管36の一端に通じる管38とが接続さ
れている。
置5の底部に通じる第二の排出管30の途中には
第一の排水弁34を設けている。この第一の排水
弁34よりも下流寄りの上記第二の排出管30の
途中には、タンク11の側部に通じるオーバフロ
ー管35と、このタンク11内に配設したコイル
状の伝熱管36の一端に通じる管38とが接続さ
れている。
上記伝熱管36の他端には、前記滅菌容器3の
内筒1内に通じる蒸気排出管37の下流側端部を
接続している。この蒸気排出管37の途中には内
筒1の側から順に、2個のチエツキ弁39,4
1、排気パツクレス弁42をそれぞれ設けてい
る。又蒸気排出管37の途中で、上記両チエツキ
弁39,41の間の部分には、途中に真空パツク
レス弁43を設けた排気管44の一端が接続され
ており、この排気管44の他端は真空ポンプ32
の吸気口に接続されている。更に、蒸気排出管3
7の途中には、排気パツクレス弁42を短絡する
バイパス管48の両端を接続し、このバイパス管
48の途中に内筒用トラツプ49を設けている。
内筒1内に通じる蒸気排出管37の下流側端部を
接続している。この蒸気排出管37の途中には内
筒1の側から順に、2個のチエツキ弁39,4
1、排気パツクレス弁42をそれぞれ設けてい
る。又蒸気排出管37の途中で、上記両チエツキ
弁39,41の間の部分には、途中に真空パツク
レス弁43を設けた排気管44の一端が接続され
ており、この排気管44の他端は真空ポンプ32
の吸気口に接続されている。更に、蒸気排出管3
7の途中には、排気パツクレス弁42を短絡する
バイパス管48の両端を接続し、このバイパス管
48の途中に内筒用トラツプ49を設けている。
一方、前記連通管16の途中で、滅菌パツクレ
ス弁22と電磁弁23との間の部分には吸気管5
0の一端を接続している。途中に吸気パツクレス
弁51とチエツキ弁52とを設けた吸気管50の
他端で、大気開放側端部には除菌フイルタ53を
設けている。
ス弁22と電磁弁23との間の部分には吸気管5
0の一端を接続している。途中に吸気パツクレス
弁51とチエツキ弁52とを設けた吸気管50の
他端で、大気開放側端部には除菌フイルタ53を
設けている。
更に、前記第三の給水管15の途中でストレー
ナ14と給水電磁弁12との途中に一端を接続
し、途中に真空ポンプ32の運転時にのみ開く電
磁弁54を設けた分岐給水管55の他端を、真空
ポンプ32の給水口に接続している。又、排水管
29とタンク11の底部とを連通する第三の排出
管31の途中には第二の排水弁56を設けてい
る。
ナ14と給水電磁弁12との途中に一端を接続
し、途中に真空ポンプ32の運転時にのみ開く電
磁弁54を設けた分岐給水管55の他端を、真空
ポンプ32の給水口に接続している。又、排水管
29とタンク11の底部とを連通する第三の排出
管31の途中には第二の排水弁56を設けてい
る。
以上に述べた通り構成される本考案の蒸気滅菌
装置の作用は次の通りである。
装置の作用は次の通りである。
(イ) 準備行程
給水ポンプ8を運転してタンク11内の水を蒸
気発生装置5内に送り、この水を加熱蒸発させて
高温の水蒸気とし、給蒸管4を通じてこの水蒸気
を滅菌容器3の外筒2内に送り込む。
気発生装置5内に送り、この水を加熱蒸発させて
高温の水蒸気とし、給蒸管4を通じてこの水蒸気
を滅菌容器3の外筒2内に送り込む。
これにより、内筒1内の空気及び被滅菌物が加
温されるが、この際内筒1内で水蒸気が凝縮する
ことにより生じるドレンは、連通管16、第一の
排出管28を通じて排出される。
温されるが、この際内筒1内で水蒸気が凝縮する
ことにより生じるドレンは、連通管16、第一の
排出管28を通じて排出される。
(ロ) 真空行程
4個のパツクレス弁22,42,43,51の
うちの真空パツクレス弁43と滅菌パツクレス弁
22とを開放状態とし、吸気パツクレス弁51と
排気パツクレス弁42とを閉じた状態とし、真空
ポンプ32を運転して連通管16の途中の電磁弁
23を閉鎖状態とする動作と、真空ポンプ32を
停止して上記電磁弁23を開放状態とする動作と
を交互に切換えつつ複数回ずつ行なう。この際、
連通管16の途中のサーモ弁21は、外筒用サー
ミスタ17が検出する外筒2内の水蒸気温度が十
分に高くない限り開かず、内筒1内に低温の水蒸
気を吹込むのを防止する。
うちの真空パツクレス弁43と滅菌パツクレス弁
22とを開放状態とし、吸気パツクレス弁51と
排気パツクレス弁42とを閉じた状態とし、真空
ポンプ32を運転して連通管16の途中の電磁弁
23を閉鎖状態とする動作と、真空ポンプ32を
停止して上記電磁弁23を開放状態とする動作と
を交互に切換えつつ複数回ずつ行なう。この際、
連通管16の途中のサーモ弁21は、外筒用サー
ミスタ17が検出する外筒2内の水蒸気温度が十
分に高くない限り開かず、内筒1内に低温の水蒸
気を吹込むのを防止する。
これにより内筒1内の圧力が真空状態と水蒸気
が充満する状態とを交互に繰返す事となり、被滅
菌物中の空気が抜かれて、次の滅菌行程時に内筒
1内に送り込まれる高温の水蒸気と被滅菌物との
馴染みが良くなる。
が充満する状態とを交互に繰返す事となり、被滅
菌物中の空気が抜かれて、次の滅菌行程時に内筒
1内に送り込まれる高温の水蒸気と被滅菌物との
馴染みが良くなる。
(ハ) 滅菌行程
所定の真空行程を終了したならば、滅菌パツク
レス弁22を開き、排気パツクレス弁42と真空
パツクレス弁43とを閉じ(吸気パツクレス弁5
1は開閉いずれでも良い。)、電磁弁23を開い
て、外筒2内に送り込まれている高温の水蒸気を
連通管16を介して内筒1内に送り込む。
レス弁22を開き、排気パツクレス弁42と真空
パツクレス弁43とを閉じ(吸気パツクレス弁5
1は開閉いずれでも良い。)、電磁弁23を開い
て、外筒2内に送り込まれている高温の水蒸気を
連通管16を介して内筒1内に送り込む。
この際上記真空行程の場合と同様に、連通管1
6の途中に設けたサーモ弁21は、外筒用サーミ
スタ17が検出する外筒2内の水蒸気温度が、内
筒1内の被滅菌物を滅菌処理するのに十分な温度
でない限り開かず、又このサーモ弁21が開かな
い限り滅菌用タイマ(図示せず)が起動すること
はない。このため、特に温度計を注視していなく
ても、内筒1内に滅菌処理に不適当な低温の水蒸
気が送り込まれたまま滅菌用タイマが起動し、滅
菌不十分なまま滅菌行程が終了することが防止で
きる。
6の途中に設けたサーモ弁21は、外筒用サーミ
スタ17が検出する外筒2内の水蒸気温度が、内
筒1内の被滅菌物を滅菌処理するのに十分な温度
でない限り開かず、又このサーモ弁21が開かな
い限り滅菌用タイマ(図示せず)が起動すること
はない。このため、特に温度計を注視していなく
ても、内筒1内に滅菌処理に不適当な低温の水蒸
気が送り込まれたまま滅菌用タイマが起動し、滅
菌不十分なまま滅菌行程が終了することが防止で
きる。
滅菌行程中に内筒1内で生じるドレンは、蒸気
排出管37、バイパス管48を通じて排出され
る。
排出管37、バイパス管48を通じて排出され
る。
(ニ) 排気行程
上記滅菌用タイマの設定時間満了により所定の
滅菌作業が終了したならば、排気パツクレス弁4
2を開き、滅菌パツクレス弁22と真空パツクレ
ス弁43とを閉じて(吸気パツクレス弁51は開
閉いずれでも良い。)、内筒1内の高温、高圧の水
蒸気を排出する。
滅菌作業が終了したならば、排気パツクレス弁4
2を開き、滅菌パツクレス弁22と真空パツクレ
ス弁43とを閉じて(吸気パツクレス弁51は開
閉いずれでも良い。)、内筒1内の高温、高圧の水
蒸気を排出する。
排気パツクレス弁42の開放により、この高
温、高圧の水蒸気は、蒸気排出管37を通じてタ
ンク11内の水中に配設された伝熱管36内に送
り込まれる。水蒸気は、この伝熱管36を通過す
る間に、周囲の水との間で熱交換を行なつて凝縮
し、第二の排出管30を介して排水管29に送ら
れ、そのまま下水等の排水施設に排出される。
温、高圧の水蒸気は、蒸気排出管37を通じてタ
ンク11内の水中に配設された伝熱管36内に送
り込まれる。水蒸気は、この伝熱管36を通過す
る間に、周囲の水との間で熱交換を行なつて凝縮
し、第二の排出管30を介して排水管29に送ら
れ、そのまま下水等の排水施設に排出される。
(ホ) 乾燥行程
水蒸気排出により内筒1内の圧力が大気圧とな
つたならば、真空パツクレス弁43と吸気パツク
レス弁51とを開き、滅菌パツクレス弁22を閉
鎖状態(排気パツクレス弁42は開閉いずれでも
良い。)とし、連通管16の途中の電磁弁23を
閉じて真空ポンプ32を運転する動作と、真空ポ
ンプ32を停止して上記電磁弁23を開く動作と
を交互に繰り返し行なう。
つたならば、真空パツクレス弁43と吸気パツク
レス弁51とを開き、滅菌パツクレス弁22を閉
鎖状態(排気パツクレス弁42は開閉いずれでも
良い。)とし、連通管16の途中の電磁弁23を
閉じて真空ポンプ32を運転する動作と、真空ポ
ンプ32を停止して上記電磁弁23を開く動作と
を交互に繰り返し行なう。
この間、外筒2内への高温の水蒸気の送り込み
は継続しているため、内筒1内の被滅菌物は加温
されたままの状態となり、真空ポンプ32の運転
に伴う蒸発温度の低下と相まつて、被滅菌物の乾
燥が能率良く行なわれる。
は継続しているため、内筒1内の被滅菌物は加温
されたままの状態となり、真空ポンプ32の運転
に伴う蒸発温度の低下と相まつて、被滅菌物の乾
燥が能率良く行なわれる。
電磁弁23の開閉と真空ポンプ32の運転、停
止とを交互に行なうのは、被滅菌物を収納した内
筒1内の圧力を変動させることで、上記被滅菌物
の内部までも良好に乾燥させるためである。
止とを交互に行なうのは、被滅菌物を収納した内
筒1内の圧力を変動させることで、上記被滅菌物
の内部までも良好に乾燥させるためである。
c 考案の効果
本考案の蒸気滅菌装置は以上に述べた通り構成
され作用するので、滅菌処理作業終了後に排出す
る高温の水蒸気の熱を蒸気発生装置への給水用の
タンク内の水で回収することができ、次に蒸気発
生装置で蒸気を発生させる際に要するエネルギの
節約を図れるだけでなく、高温の水蒸気がそのま
ま後方にまで送られることがなくなり、排水管に
塩化ビニル等を使用した場合でも、これを劣化さ
せることがない。
され作用するので、滅菌処理作業終了後に排出す
る高温の水蒸気の熱を蒸気発生装置への給水用の
タンク内の水で回収することができ、次に蒸気発
生装置で蒸気を発生させる際に要するエネルギの
節約を図れるだけでなく、高温の水蒸気がそのま
ま後方にまで送られることがなくなり、排水管に
塩化ビニル等を使用した場合でも、これを劣化さ
せることがない。
図面は本考案の蒸気滅菌装置の実施例を示す配
管図である。 1:内筒、2:外筒、3:滅菌容器、4:給蒸
管、5:蒸気発生装置、6:チエツキ弁、7:第
一の給水管、8:給水ポンプ、10:第二の給水
管、11:タンク、12:給水電磁弁、14:ス
トレーナ、15:第三の給水管、16:連通管、
17:外筒用サーミスタ、18:外筒用安全弁、
19:外筒圧力計、21:サーモ弁、22:滅菌
パツクレス弁、23:電磁弁、24:内筒圧力
計、25:内筒用安全弁、26:圧力調節器、2
7:外筒用トラツプ、28:第一の排出管、2
9:排水管、30:第二の排出管、31:第三の
排出管、32:真空ポンプ、33:第四の排出
管、34:第一の排水弁、35:オーバフロー
管、36:伝熱管、37:蒸気排出管、38:
管、39:チエツキ弁、41:チエツキ弁、4
2:排気パツクレス弁、43:真空パツクレス
弁、44:排気管、48:バイパス管、49:内
筒用トラツプ、50:吸気管、51:吸気パツク
レス弁、52:チエツキ弁、53:除菌フイル
タ、54:電磁弁、55:分岐給水管、56:第
二の排水弁。
管図である。 1:内筒、2:外筒、3:滅菌容器、4:給蒸
管、5:蒸気発生装置、6:チエツキ弁、7:第
一の給水管、8:給水ポンプ、10:第二の給水
管、11:タンク、12:給水電磁弁、14:ス
トレーナ、15:第三の給水管、16:連通管、
17:外筒用サーミスタ、18:外筒用安全弁、
19:外筒圧力計、21:サーモ弁、22:滅菌
パツクレス弁、23:電磁弁、24:内筒圧力
計、25:内筒用安全弁、26:圧力調節器、2
7:外筒用トラツプ、28:第一の排出管、2
9:排水管、30:第二の排出管、31:第三の
排出管、32:真空ポンプ、33:第四の排出
管、34:第一の排水弁、35:オーバフロー
管、36:伝熱管、37:蒸気排出管、38:
管、39:チエツキ弁、41:チエツキ弁、4
2:排気パツクレス弁、43:真空パツクレス
弁、44:排気管、48:バイパス管、49:内
筒用トラツプ、50:吸気管、51:吸気パツク
レス弁、52:チエツキ弁、53:除菌フイル
タ、54:電磁弁、55:分岐給水管、56:第
二の排水弁。
Claims (1)
- 被滅菌物を収納し密閉した状態で内部に高温の
水蒸気を送り込み自在な滅菌容器と、給水管から
送り込まれた水を加熱蒸発させ給蒸管を通じてこ
の滅菌容器内に高温の水蒸気を送る蒸気発生装置
と、滅菌容器内の使用済の水蒸気を排出する蒸気
排出管とを有する蒸気滅菌装置に於いて、上記給
水管の途中に蒸気発生装置に送り込む水を一時貯
溜しておくタンクを設け、蒸気排出管の途中に、
このタンク内の水中に配設した伝熱管を接続した
ことを特徴とする蒸気滅菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6029585U JPH0244751Y2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6029585U JPH0244751Y2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61177639U JPS61177639U (ja) | 1986-11-06 |
JPH0244751Y2 true JPH0244751Y2 (ja) | 1990-11-28 |
Family
ID=30587505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6029585U Expired JPH0244751Y2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0244751Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001149447A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Cosmo Project Kk | 感染性廃棄物の滅菌方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2569251Y2 (ja) * | 1992-11-17 | 1998-04-22 | 株式会社長田中央研究所 | 滅菌装置 |
US8865087B2 (en) * | 2011-10-04 | 2014-10-21 | American Sterilizer Company | Steam sterilizer |
-
1985
- 1985-04-24 JP JP6029585U patent/JPH0244751Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001149447A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Cosmo Project Kk | 感染性廃棄物の滅菌方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61177639U (ja) | 1986-11-06 |
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