JPH08130170A - 電子部品の端子電極形成方法 - Google Patents

電子部品の端子電極形成方法

Info

Publication number
JPH08130170A
JPH08130170A JP6269529A JP26952994A JPH08130170A JP H08130170 A JPH08130170 A JP H08130170A JP 6269529 A JP6269529 A JP 6269529A JP 26952994 A JP26952994 A JP 26952994A JP H08130170 A JPH08130170 A JP H08130170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paste
metallized
film
support
electronic component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6269529A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kikuchi
立郎 菊池
Atsuo Nagai
淳夫 長井
Tsutomu Nishimura
勉 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6269529A priority Critical patent/JPH08130170A/ja
Publication of JPH08130170A publication Critical patent/JPH08130170A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の素子の端部に均一な膜厚の端子電
極を有する電子部品を提供することを目的とする。 【構成】 積層セラミックコンデンサ素子4の端部に所
定の塗布幅で金属化ペーストを塗布形成したのち、これ
を、表面に凹凸加工を施した支持体11の上に、その凸
部からの厚みが上記凹凸加工の深さの1倍以下となるよ
う形成した第2の金属化ペースト膜12に、積層セラミ
ックコンデンサ素子4の端部が支持体11の凸部に当接
するまで浸漬し、引き上げて、第2の金属化ペースト膜
12中に、必要以上に付着した金属化ペーストを転移さ
せて余分な金属化ペーストを取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器に使用さ
れる積層セラミックコンデンサや抵抗器などのチップ型
の電子部品の端子電極形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ型電子部品の端子電極の形
成方法としては、素子の端部に金属化ペーストを塗布形
成し、これを固化する方法が一般的に行われている。
【0003】以下に、従来の金属化ペーストの塗布によ
る端子電極の形成方法について、説明する。図13,図
14および図15は、従来のチップ型電子部品の端子電
極の形成方法を説明するための概略断面図である。まず
図13に示すように、平面状の支持体101の上に一定
の厚みで金属化ペーストを塗布し、金属化ペースト膜1
02を形成する。次に、図14に示すように、チップ型
電子部品の素子104の端部を、平面状の支持体101
に接触するまで金属化ペースト膜102に浸漬する。そ
の後、引き上げて、図15に示すように、チップ型電子
部品の素子104の端部に所定の塗布幅で塗布形成した
金属化ペースト102aを得る。この金属化ペースト1
02aを乾燥または熱硬化などにより固化する。さら
に、必要に応じて、焼き付けまたは焼成を行って、チッ
プ型電子部品の素子の端部に所定幅の端子電極を形成す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では、素子の端部に薄く均一な膜厚で金属化
ペーストを塗布形成することが極めて難しく、チップ型
電子部品の素子の端部に所定幅の端子電極を形成しよう
とした場合、必要以上の金属化ペーストが付着塗布さ
れ、これが固化するまでに流動し、その膜厚は、図15
に示すように、周縁が薄く中央が厚い形状となる。
【0005】このため、この解決策として、上記と同様
な方法で、チップ型電子部品の素子の端部に所定の塗布
幅で金属化ペーストを塗布形成したのち、これを平面状
の定盤に当接させることにより、必要以上に付着した金
属化ペーストを定盤に転移させて余分な金属化ペースト
を取り除く方法が提案されている。しかしながら、この
方法は、定盤に転移する金属化ペーストの量が安定化し
にくく、転移量が多すぎて中央部分に塗膜が形成され
ず、塗布ムラを生ずる問題や、金属化ペーストの塗膜内
に気泡を巻き込むという問題がある。
【0006】また、所定幅を考慮せずに、端子電極の塗
膜厚を薄く形成しようとした場合には、素子端部の中央
部分に塗膜が形成されず、塗布ムラを生じ、均一な膜厚
が得られない。このため、寸法精度の高い製品が得にく
く、チップ型電子部品として、回路基板への実装時に問
題が生ずるという課題があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、薄く均一な厚さの端子電極を有する電子部品を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子部品の電極形成方法は、素子の端部
を、所定厚みの第1の金属化ペースト膜に浸漬し、引き
上げて、素子の端部に金属化ペーストを塗布したのち、
表面に凹凸加工を施した支持体の上にその凸部からの厚
みが上記凹凸加工の深さの1倍以下となるよう形成した
第2の金属化ペースト膜中に、素子を端部が前記支持体
の凸部に当接するまで浸漬し、引き上げて、素子の端部
に金属化ペーストを形成する構成としたものである。
【0009】
【作用】上記方法によると、素子の端部に所定の塗布幅
で第1の金属化ペーストを塗布形成したのち、これを、
表面に凹凸加工を施した支持体の上に形成した第2の金
属化ペースト膜に、素子の端部が支持体の凸部に当接す
るまで浸漬し、引き上げて、第2の金属化ペースト膜中
に必要以上に付着した金属化ペーストを転移させて余分
な金属化ペーストを取り除くことになる。その結果、素
子の端部と支持体との間には、凹部に一定量の金属化ペ
ーストを存在させることができるので、平面状の定盤に
当接させることにより必要以上に付着した金属化ペース
トを定盤に転移させて余分な金属化ペーストを取り除く
方法と異なり、転移する金属化ペーストの量が安定化
し、素子の端部の中央部分に塗膜が形成されず塗布ムラ
を生ずる問題や、金属化ペーストの塗膜内に気泡を巻き
込むという問題がない。
【0010】また、第2の金属化ペースト膜を、その凸
部からの厚みが上記凹凸加工の深さの1倍以下とするこ
とにより、素子を第2の金属化ペースト膜から引き上げ
たときに、転移せずに素子に付着して残る金属ペースト
の量を一定でかつ少なくできるので、金属ペーストのタ
レによって生ずる中央部分の塗膜が厚くなり均一な膜厚
が得られないという問題が発生しない。したがって、電
子部品の素子の端部に薄く均一な膜厚で端子電極が形成
でき、このため、寸法精度の高い電子部品が容易に得ら
れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例の電子部品の電極形成
方法について、図面に基づき説明する。図1ないし図1
2は、本発明の実施例の電子部品の電極形成方法を示す
概略断面図である。図1ないし図12において、1は支
持体、11,21は表面に凹凸加工を施した支持体、
2,12,22および32は金属化ペースト膜、3,1
3および23は支持体上に金属化ペースト膜を一定の厚
みで形成するためのかき取りブレード、4および24は
積層セラミックコンデンサ素子、2a,2b,22aお
よび22bは素子の端部に塗布形成された金属化ペース
トである。
【0012】(実施例1)まず、本発明の第1の実施例
について積層セラミックコンデンサを用いて具体的に説
明する。
【0013】図2のように、第1の支持体1の上面に金
属化ペーストをのせ、かき取りブレード3でかき取り、
所定厚み0.4mmの第1の金属化ペースト膜2を形成し
た。なお、この所定厚みは、積層セラミックコンデンサ
素子4の端部に形成すべき外部電極の寸法によって決定
されるが、0.2mmから1mm程度が一般的である。金属
化ペーストとしては、銀粉、ガラスフリット等の無機成
分とバインダ、溶剤等の有機成分からなる銀ペーストを
用いた。
【0014】次に、図3のように、積層セラミックコン
デンサ素子4の端部が第1の支持体1の上面に当接する
まで第1の金属化ペースト膜2に浸漬した。続いて、引
き上げて、積層セラミックコンデンサ素子4の端部に金
属化ペースト2aを塗布した図4の状態を得た。
【0015】次に、図1および図5のように、表面に凹
凸加工を施した支持体11の上に、上記と同じ金属化ペ
ーストをのせ、かき取りブレード13でかき取り、一定
厚みの第2の金属化ペースト膜12を形成した。続い
て、第2の金属化ペースト膜12中に、上記図4で得た
金属化ペースト2aを塗布形成した積層セラミックコン
デンサ素子4をその端部が上記支持体11の凸部に当接
するまで浸漬し、引き上げて、積層セラミックコンデン
サ素子4の端部に金属化ペースト2bを形成した図6の
状態を得た。
【0016】さらに、積層セラミックコンデンサ素子4
を反転し、図1から図6に示すように上記と同様な方法
で積層セラミックコンデンサ素子4の反対側端部にも金
属化ペーストを塗布形成し、乾燥したのち、ピーク温度
800℃の条件で焼き付けを行い、積層セラミックコン
デンサ素子4の両端部に端子電極を形成した。なお、使
用した積層セラミックコンデンサ素子4の端子電極を形
成すべき端部の寸法は、1.55mm×1.15mmであっ
た。
【0017】また、積層セラミックコンデンサ素子4を
第1の金属化ペースト膜2に浸漬してから引き上げて、
第2の金属化ペースト膜12に浸漬するまでの時間は短
い程よい。
【0018】なお、表面に凹凸加工を施した支持体11
は、金属平板をフォトエッチング加工により格子状の溝
を形成して作成した。格子状の溝の寸法は、素子寸法や
素子端部に形成すべき金属化ペーストの塗布厚みによっ
て選択決定されるが、一例として溝ピッチ0.3mm、溝
深さ0.2mmとした。
【0019】上記方法で形成した端子電極の形状および
厚みについて、凹凸加工を施した支持体11の凸部から
の第2の金属化ペースト膜12の厚みを種々変えて調べ
た結果を、比較例1として図1,図5,図6の工程を行
わない場合、および比較例2として図4の金属化ペース
ト2aを塗布した積層セラミックコンデンサ素子4を平
面状の定盤に当接させることにより、必要以上に付着し
た金属化ペーストを定盤に転移させて余分な金属化ペー
ストを取り除いた場合とともに(表1)に示す。
【0020】
【表1】
【0021】なお、(表1)において、第2の金属化ペ
ースト膜12の厚み0mm(A)は、凹部に第2の金属化
ペースト膜12が存しない場合であり、第2の金属化ペ
ースト膜12の厚み0mm(B)は、凹部に第2の金属化
ペースト膜12が存する場合である。上記の図1から図
6に示す工程(図2→図3→図4→図1→図5→図6)
を繰り返して行う場合、第2の金属化ペースト膜12の
厚み0mm(A)の状態は、初期には得られるが継続して
は得にくく、安定した形状および厚みの端子電極を形成
するには、第2の金属化ペースト膜12の厚み0mm
(B)の状態のほうが好ましい。(表1)中※印は、本
発明の範囲外である。
【0022】上記(表1)に示したように、比較例1の
場合は、その膜厚は、周縁が薄く中央が厚い形状とな
り、比較例2の場合は、中央部分の塗膜が極めて薄くな
り、塗布ムラが生じたのに対して、上記本実施例の方法
は、溝ピッチ0.3mm、溝深さ0.2mmの凹凸加工を施
した支持体11の場合には、第2の金属化ペースト膜1
2の厚みを0.2mm以下とした時に、厚みが薄く比較的
均一で平坦性にすぐれた端子電極が形成できた。
【0023】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について具体的に説明する。
【0024】図7のように、表面に凹凸加工を施した支
持体21の上に金属化ペーストをのせ、かき取りブレー
ド23でかき取り、凸部からの所定厚み0.4mmの第1
の金属化ペースト膜22を形成した。なお、金属化ペー
ストは、第1の実施例と同様なものを用いた。
【0025】次に、図8のように、積層セラミックコン
デンサ素子24の端部が支持体21の凸部に当接するま
で第1の金属化ペースト膜22に浸漬した。続いて、引
き上げて、積層セラミックコンデンサ素子24の端部に
金属化ペースト22aを塗布した図9の状態を得た。
【0026】次に、図10のように、支持体21の上
に、必要に応じて上記と同じ金属化ペーストをのせ、か
き取りブレード23でかき取り、一定厚みの第2の金属
化ペースト膜32を形成した。続いて、図11のよう
に、第2の金属化ペースト膜32中に、上記図9で得た
金属化ペースト22aを塗布形成した積層セラミックコ
ンデンサ素子24を端部が上記支持体21の凸部に当接
するまで浸漬し、引き上げて、積層セラミックコンデン
サ素子24の端部に金属化ペースト22bを形成した図
12の状態を得た。
【0027】さらに、積層セラミックコンデンサ素子2
4を反転し、上記図7から図12までと同様な方法で積
層セラミックコンデンサ素子24の反対側端部にも金属
化ペーストを塗布形成し、乾燥したのち、ピーク温度8
00℃の条件で焼き付けを行い、積層セラミックコンデ
ンサ素子24の両端部に端子電極を形成した。なお、積
層セラミックコンデンサ素子24は、第1の実施例と同
様のものを使用した。
【0028】また、表面に凹凸加工を施した支持体21
は、第1の実施例で用いた支持体11と同じものを用い
た。なお、本第2の実施例は、上記説明のように、第1
の実施例と異なり、金属化ペーストの支持体は、1種で
あり設備的に簡略化できるという利点がある。
【0029】上記方法で形成した端子電極の形状および
厚みについて、凹凸加工を施した支持体21の凸部から
の第2の金属化ペースト膜32の厚みを種々変えて調べ
た結果、第1の実施例と同様に、第2の金属化ペースト
膜32の厚みを0.2mm以下とした時に、厚みが薄く比
較的均一で平坦性にすぐれた端子電極が形成できた。
【0030】以上、実施例1,2で詳細に説明したよう
に、積層セラミックコンデンサ素子4,24の端部に所
定の塗布幅で金属化ペーストを塗布形成したのち、これ
を、表面に凹凸加工を施した支持体11,21の上に形
成した第2の金属化ペースト膜12,32に、積層セラ
ミックコンデンサ素子4,24の端部が支持体11,2
1の凸部に接触するまで浸漬し、引き上げて、第2の金
属化ペースト膜12,32中に必要以上に付着した金属
化ペーストを転移させて余分な金属化ペーストを取り除
くことにより、厚みが薄く比較的均一で平坦性にすぐれ
た端子電極が形成できた。
【0031】また、第2の金属化ペースト膜12,32
を、その凸部からの厚みが上記凹凸加工の深さの1倍以
下とすることにより、積層セラミックコンデンサ素子
4,24を金属化ペースト膜から引き上げたときに、素
子に付着する金属ペーストの量を少なくできるので、金
属ペーストのタレによって生ずる中央部分の塗膜が厚く
なり均一な膜厚が得られないという問題が発生しなかっ
た。
【0032】したがって、積層セラミックコンデンサ素
子4,24の端部に薄く均一な膜厚で金属化ペーストを
塗布形成でき、このため、寸法精度の高い積層セラミッ
クコンデンサが得られた。
【0033】なお、実施例1,2では、支持体の凹凸加
工が、溝ピッチ0.3mm、溝深さ0.2mmの場合につい
て記したが、形成すべき端子電極の厚みにより、凹凸加
工の寸法を決定することが好ましく、より薄くする場合
は、溝ピッチ、溝深さをより小さく、より厚くする場合
は、溝ピッチ、溝深さをより大きくすればよい。
【0034】また、実施例1,2では、支持体として金
属平板を、凹凸の形成としてフォトエッチング加工によ
り格子状の溝を形成した例を示したが、支持体は、必ず
しも平板である必要はなく円筒状等の曲面であってもよ
く、凹凸の形成としては、ローレト加工等の種々の機械
加工法、あるいは、金網等の網目状のものを平面に張り
つけて構成してもよい。
【0035】その材質も、金属のほか樹脂でも構わない
が、耐溶剤性を有するものが好ましい。
【0036】また、金属化ペーストにおいても実施例に
おいては、銀ペーストを用いたが他の金属を用いた金属
化ペーストでも同様の効果が得られる。また、第1の金
属化ペースト膜2,22と第2の金属化ペースト膜1
2,32には同じ金属化ペーストを用いたが、これは積
層セラミックコンデンサ素子4,24を第1の金属化ペ
ースト膜2,22に浸漬したときについた余分な金属化
ペーストを取り除くのが目的であるために、同じものを
用いた。
【0037】さらに、実施例1,2においては、積層セ
ラミックコンデンサを用い説明したが、チップサーミス
タ、チップ抵抗器など素子の端部に端子電極を有する電
子部品であれば同様の効果が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子部品の電極
形成方法は、積層セラミックコンデンサや抵抗器などの
チップ型電子部品の端子電極の形成方法に適用できるも
ので、電子部品の素子の端部に所定の塗布幅で金属化ペ
ーストを塗布形成したのち、これを、表面に凹凸加工を
施した支持体の上に形成した第2の金属化ペースト膜
に、素子の端部が支持体の凸部に当接するまで浸漬し、
引き上げて、第2の金属化ペースト膜中に必要以上に付
着した金属化ペーストを転移させて余分な金属化ペース
トを取り除く方法であるので、素子の端部と支持体との
間には、凹部に一定量の金属化ペーストを存在させるこ
とができるので、平面状の定盤に当接させることにより
必要以上に付着した金属化ペーストを定盤に転移させて
余分な金属化ペーストを取り除く方法と異なり、転移す
る金属化ペーストの量が安定化し、素子端部の中央部分
に塗膜が形成されず塗布ムラを生ずる問題や、金属化ペ
ーストの塗膜内に気泡を巻き込むという問題がない。
【0039】また、第2の金属化ペースト膜を、その凸
部からの厚みが上記凹凸加工の深さの1倍以下とするこ
とにより、素子を第2の金属化ペースト膜から引き上げ
たときに、転移せずに素子に付着して残る金属ペースト
の量を一定でかつ少なくできるので、金属ペーストのタ
レによって生ずる中央部分の塗膜が厚くなり均一な膜厚
が得られないという問題が発生しない。
【0040】したがって、電子部品の素子の端部に薄く
均一な膜厚で端子電極が形成でき、このため、寸法精度
の高く、回路基板への実装時の問題のない高品質な電子
部品が容易に得られるとともに、金属化ペーストの使用
量を少なくできるので低コスト化が可能となり、工業的
価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図2】本発明の第1の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図3】本発明の第1の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図4】本発明の第1の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図5】本発明の第1の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図6】本発明の第1の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図7】本発明の第2の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図8】本発明の第2の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図9】本発明の第2の実施例における積層セラミック
コンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図10】本発明の第2の実施例における積層セラミッ
クコンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図11】本発明の第2の実施例における積層セラミッ
クコンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図12】本発明の第2の実施例における積層セラミッ
クコンデンサ素子の電極形成方法を示す概略断面図
【図13】従来の電子部品の電極形成方法を説明するた
めの概略断面図
【図14】従来の電子部品の電極形成方法を説明するた
めの概略断面図
【図15】従来の電子部品の電極形成方法を説明するた
めの概略断面図
【符号の説明】
1 支持体 2 第1の金属化ペースト膜 2a 金属化ペースト 2b 金属化ペースト 4 積層セラミックコンデンサ素子 11 表面に凹凸加工を施した支持体 12 第2の金属化ペースト膜 13 かき取りブレード 21 表面に凹凸加工を施した支持体 22 第1の金属化ペースト膜 22a 金属化ペースト 22b 金属化ペースト 23 かき取りブレード 24 積層セラミックコンデンサ素子 32 第2の金属化ペースト膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の素子の端部を所定厚みの第1
    の金属化ペースト膜に浸漬し、引き上げて、前記素子の
    端部に第1の金属化ペーストを塗布し、次に、表面に凹
    凸加工を施した支持体の上にその凸部からの厚みが前記
    凹凸加工の深さの1倍以下になるように形成した第2の
    金属化ペースト膜中に前記素子の端部を前記支持体の凸
    部に当接するまで浸漬し、引き上げて前記素子の端部の
    金属化ペーストを固化させる電子部品の端子電極形成方
    法。
  2. 【請求項2】 電子部品の素子の端部を所定厚みの金属
    化ペースト膜に浸漬し、引き上げて、前記端子の端部に
    金属化ペーストを塗布し、次に、表面に凹凸加工を施し
    た支持体に、前記素子の端部を前記支持体の凸部に当接
    するまで押し当てた後引き上げて、次に、前記素子の端
    部の金属化ペーストを固化させる電子部品の端子電極形
    成方法。
  3. 【請求項3】 表面に凹凸加工を施した支持体の上に所
    定厚みの第1の金属化ペースト膜を設け、次に、電子部
    品の素子の端部を前記第1の金属化ペースト膜に浸漬
    し、引き上げて、前記素子の端部に金属化ペーストを塗
    布し、その後、前記支持体の上にその凸部からの厚みが
    前記凹凸加工の深さの1倍以下となるように第2の金属
    化ペースト膜を形成し、次に、前記素子の端部を前記支
    持体の凸部に当接するまで第2の金属化ペースト膜中に
    浸漬し、引き上げて、前記素子の端部の金属化ペースト
    を固化する電子部品の端子電極形成方法。
JP6269529A 1994-11-02 1994-11-02 電子部品の端子電極形成方法 Pending JPH08130170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6269529A JPH08130170A (ja) 1994-11-02 1994-11-02 電子部品の端子電極形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6269529A JPH08130170A (ja) 1994-11-02 1994-11-02 電子部品の端子電極形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08130170A true JPH08130170A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17473664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6269529A Pending JPH08130170A (ja) 1994-11-02 1994-11-02 電子部品の端子電極形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08130170A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6500483B1 (en) * 1999-03-08 2002-12-31 Murata Manufacturing Co. Method and device for applying sealant to component
JP2006351727A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の製造方法および電子部品の製造装置
JP2007081163A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Murata Mfg Co Ltd 外部電極形成用治具およびチップ型電子部品の製造方法。
JP2010251584A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の外部電極形成方法
US20120128865A1 (en) * 2010-11-22 2012-05-24 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Apparatus for forming electrode and method for forming electrode using the same
JP2014093524A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 積層セラミックキャパシタ及びこれを含む印刷回路基板
JP2014131009A (ja) * 2012-12-31 2014-07-10 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子部品及び電子部品の製造方法
WO2021180841A1 (en) * 2020-03-13 2021-09-16 Tdk Electronics Ag Method for applying a metallization to a plurality of electronic components

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6500483B1 (en) * 1999-03-08 2002-12-31 Murata Manufacturing Co. Method and device for applying sealant to component
JP2006351727A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の製造方法および電子部品の製造装置
JP4529809B2 (ja) * 2005-06-14 2010-08-25 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法および電子部品の製造装置
JP2007081163A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Murata Mfg Co Ltd 外部電極形成用治具およびチップ型電子部品の製造方法。
JP4569430B2 (ja) * 2005-09-14 2010-10-27 株式会社村田製作所 外部電極形成用治具およびチップ型電子部品の製造方法。
JP2010251584A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の外部電極形成方法
US20120128865A1 (en) * 2010-11-22 2012-05-24 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Apparatus for forming electrode and method for forming electrode using the same
JP2014093524A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 積層セラミックキャパシタ及びこれを含む印刷回路基板
US9345141B2 (en) 2012-10-31 2016-05-17 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Multilayer ceramic capacitor and printed circuit board including the same
JP2014131009A (ja) * 2012-12-31 2014-07-10 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子部品及び電子部品の製造方法
WO2021180841A1 (en) * 2020-03-13 2021-09-16 Tdk Electronics Ag Method for applying a metallization to a plurality of electronic components

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005142523A (ja) 埋設抵抗を有する印刷回路基板の製造方法
JPH08130170A (ja) 電子部品の端子電極形成方法
JPH08273972A (ja) 電子部品の製造方法
JP4352832B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP2005026403A (ja) チップ型電子部品の外部電極形成方法
JP2873345B2 (ja) セラミック部品の外部電極の製造方法
JPH0950901A (ja) チップ電子部品とその製造方法
JP2981515B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP4487849B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP2870271B2 (ja) 電子部品の製造方法
JPH0265194A (ja) 厚膜素子を有するプリント配線板の製造方法
JPH087615Y2 (ja) チップ型電子部品
KR100690354B1 (ko) 열경화형 후막 레지스터 제조방법 및 이에 따른 레지스터
JPH0616474B2 (ja) チツプ電子部品の電極形成方法
JPH062241Y2 (ja) チツプ抵抗
JPH04263409A (ja) 外部電極用導電性ペ―ストの付着方法
JP2003258409A (ja) 被パターン形成物およびそのパターン形成方法
JP2003347153A (ja) 電子部品の製造方法
JP3835247B2 (ja) チップ形電子部品の端面電極形成方法
JPH0685434A (ja) セラミック回路基板の製造方法
JPH08321405A (ja) 電子素子及びその製造方法
JPH0882U (ja) チップ型電子部品
JPS63257211A (ja) チツプ電子部品の外部電極形成方法
JPH04275412A (ja) チップ型電子部品の製造方法
JPH0851002A (ja) 電子部品素子及びその製造方法