JPH08130118A - チップ形インピーダンス素子 - Google Patents

チップ形インピーダンス素子

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Publication number
JPH08130118A
JPH08130118A JP26736994A JP26736994A JPH08130118A JP H08130118 A JPH08130118 A JP H08130118A JP 26736994 A JP26736994 A JP 26736994A JP 26736994 A JP26736994 A JP 26736994A JP H08130118 A JPH08130118 A JP H08130118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
impedance element
conductor
chip
conductive film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26736994A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Saito
誠 斉藤
Hirotoshi Tanaka
博敏 田中
Kenichiro Nogi
謙一郎 野木
Manabu Takayama
学 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication of JPH08130118A publication Critical patent/JPH08130118A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のインピーダンス素子に比べて高周波領
域においてインピーダンス値が低下することがなく、イ
ンピーダンス素子としての性能が良好なインピーダンス
素子を得る。 【構成】 直線状導体1を埋設した直方体形状の磁性コ
ア2の両端面に該導体1の両端にそれぞれ接続する外部
電極4、4を形成したもので、該外部電極4、4は、そ
れぞれ磁性コア2の周面の端部に形成された導電被膜4
1 と、磁性コア2の端面の一部に帯状に形成されその一
端が前記導体1の端末に接続され、他端が前記導電被膜
1 に接続された導電被膜42 とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電磁障害波を除
去するためのチップ形インピーダンス素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ形インピーダンス素子とし
て、チップ状フェライト磁性コアの貫通孔に直線状導体
を貫通させ、又は、コイル状導体をチップ状フェライト
磁性コアの内部に埋設させ、図7に示すように、チップ
状フェライト磁性コアaの両端部に、直線状導体又は、
コイル状導体の両端にそれぞれ接続された外部電極b,
bを形成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外部電極が、前記導体
の端末に接続され磁性コアaの全端面に形成された導電
被膜b1 と、これに接続され前記磁性コアaの周面端部
に形成された導電被膜b2 とから成る上述のチップ形イ
ンピーダンス素子は、高周波領域でのインピーダンス素
子としての性能が劣るという不都合があった。
【0004】本発明は、従来のチップ形インピーダンス
素子の不都合を解消することをその目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、導体がチップ状磁性コア内に埋設さ
れ、該磁性コアの両端部に、前記導体の両端にそれぞれ
接続された外部電極が形成されたチップ形インピーダン
ス素子において、該外部電極は、前記導体の端末に接続
され磁性コアの端面の一部に形成された導電被膜と、こ
れに接続され前記磁性コアの周面端部の少なくとも一部
に形成された導電被膜から成ることを特徴とする。
【0006】
【作用】上述した従来のチップ形インピーダンス素子
は、外部電極のうち、磁性コアの両端面に形成され互い
に対向する導電被膜がコンデンサを形成し、等価的にコ
ンデンサがインピーダンス素子に並列に接続された構成
になるため、高周波領域においてLC共振を起こしてイ
ンピーダンス値が低下し、高周波領域でのインピーダン
ス素子としての性能が劣ることになることに着眼し、本
発明においては、磁性コアの両端面に形成され互いに対
向する導電被膜の面積を磁性コアの端面の面積より例え
ば1/10程度に小さくしてコンデンサの静電容量を小
さくしたため、、共振周波数は、今までより例えば10
倍程度高周波領域に移動し、そのため移動した分高周波
領域においてインピーダンス素子としての性能が良好に
なる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す。同図におい
て、1は、導体で、直方体形状の例えばフェライトから
成る磁性コア2に埋設されており、その両端は、磁性コ
ア2の両端面3、3(一方の端面は図示せず)に露出し
ている。41 は、磁性コア2の周面の端部に形成された
導電被膜、42 は、磁性コア2の両端面3、3に帯状に
形成され、その一端が前記導体1に接続され、他端が前
記導電被膜41 に接続された導電被膜であり、この導電
被膜41 と42 とで外部電極4を構成している。
【0008】この実施例の導電被膜42 の一端を図2に
示すようにさらに延長して、導電被膜41 の上部に接続
してもよい。又、上記導電被膜41 は、配線基板の導電
部に接続するものであるので、図3及び図4に示すよう
に、磁性コア2の周面のうちの上面及び下面又は、下面
の端部にのみ形成してもよく、この上面及び下面の導電
被膜41 、41 又は、下面の導電被膜41 に接続する帯
状の導電被膜42 を、図示のように、磁性コア2の端面
に形成する。
【0009】上記実施例は、磁性コアにコイル状導体を
埋設したインピーダンス素子や、積層により磁性コア内
にコイルを形成したインピーダンス素子等にも適用する
ことができる。又、一例として図5に示すように、円筒
体形状の磁性コア2を用いたインピーダンス素子にも適
用することができる。
【0010】図6は、本発明の一実施例のインピーダン
ス周波数特性を示す。本発明のインピーダンス素子は、
L:3.2mm,H:1.0mm,W:1.6mm,
D:0.6mmの寸法を有する図1に示す構成になって
おり、中心に100μmφの銀の導線が挿通されている
もので、図6に実線で示す従来例(本願発明と外部電極
を除いて同じもの)に比べて、100MHz〜1000
MHzの高周波領域において、インピーダンス特性が優
れていることが分かる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を有するので、従
来のインピーダンス素子に比べて高周波領域においてイ
ンピーダンス値が低下することがなく、高周波領域にお
いてインピーダンス素子としての性能が良好になるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の斜視図。
【図2】 上記実施例の変形例の斜視図。
【図3】 本発明の他の実施例の斜視図。
【図4】 図3に示す実施例の変形例の斜視図。
【図5】 円筒状磁性コアを用いた本発明の一実施例の
斜視図。
【図6】 本発明と従来例のインピーダンス周波数特
性。
【図7】 従来例の斜視図。
【符号の説明】
1 導線 2 磁
性コア 3 端面 41 、42
電被膜 4 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 学 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体がチップ状磁性コア内に埋設され、
    該磁性コアの両端部に、前記導体の両端末にそれぞれ接
    続された外部電極が形成されたチップ形インピーダンス
    素子において、該外部電極は、前記導体の端末に接続さ
    れ磁性コアの端面の一部に形成された導電被膜と、これ
    に接続され前記磁性コアの周面端部の少なくとも一部に
    形成された導電被膜とから成ることを特徴とするチップ
    形インピーダンス素子。
JP26736994A 1994-10-31 1994-10-31 チップ形インピーダンス素子 Pending JPH08130118A (ja)

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JP26736994A JPH08130118A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 チップ形インピーダンス素子

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JP26736994A Pending JPH08130118A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 チップ形インピーダンス素子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235080A (ja) * 2011-04-29 2012-11-29 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd チップ型コイル部品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235080A (ja) * 2011-04-29 2012-11-29 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd チップ型コイル部品
US8482371B2 (en) 2011-04-29 2013-07-09 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Chip-type coil component

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20031224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02