JPH0812935A - 水性塗料組成物 - Google Patents

水性塗料組成物

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JPH0812935A
JPH0812935A JP15103494A JP15103494A JPH0812935A JP H0812935 A JPH0812935 A JP H0812935A JP 15103494 A JP15103494 A JP 15103494A JP 15103494 A JP15103494 A JP 15103494A JP H0812935 A JPH0812935 A JP H0812935A
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哲久 中村
Teruo Shiono
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リバースコーター塗装におけるピックアップ性
に優れた金属罐内外面に適用される水性塗料組成物を提
供する。 【構成】エポキシ当量が1500〜5000の芳香族エ
ポキシ樹脂(A)と、該芳香族エポキシ樹脂(A)中で
重合してなる重量平均分子量が50000〜20000
0の高分子カルボキシル基含有アクリル共重合体(B)
とからなる樹脂(C)溶液2〜15%を、ベース樹脂
(D)に添加してなる、10000sec -1の剪断速度に
おける粘度が33cps以上であることを特徴とする水
性塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性塗料組成物に関す
る。詳しくは、金属罐の内外面に適用される水性塗料組
成物であり、更に詳しくは、リバースコーター塗装にお
けるピックアップ性に優れる、金属罐の蓋材用の水性塗
料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ブリキ、ティンフリースチー
ル、アルミ等の金属素材に、内容物が直接接触して金属
素材を腐食することを防いだり、あるいは意匠性を向上
さたりする目的で、金属罐には塗料が塗装され、金属表
面に合成樹脂被膜が設けられている。
【0003】塗料の塗装方法は罐の形状や罐の内外面に
よって異なる。すなわち、3ピース罐の場合、ロールコ
ーターで金属板に内面・外面をを塗装し、円筒状にした
後に、ロールコーターで塗装された蓋材および底材を接
合する。
【0004】一方、2ピース罐の場合は金属板から罐胴
が打ち抜き・成形された後に、DIコーターで外面が塗
装され、その後スプレーで内面が塗装された後、ロール
コーターで塗装された蓋材を接合する。
【0005】塗料の樹脂組成や、内面用塗料の場合には
内容物によって求められる塗膜の厚さは異なるが、内容
物によっては耐食性の面から内面でも罐胴よりは蓋には
厚い塗膜が求めれる。
【0006】一般的にロール状の原板を塗装する場合に
は、被塗装材の流れ方向に対してアプリケーターロール
が逆方向に回転するリバースコーターが好適とされる。
そして、ピックアップロールとアプリケーターロールの
回転速度を大きくすることによって厚い塗膜を得ること
ができる。
【0007】蓋材にはコイル状のアルミニウム原板が多
く用いられている。このアルミニウム蓋材用に多く用い
られてきた溶剤型塗料には、エポキシ/フェノール系、
エポキシ/アミノ系及びオルガノゾル系塗料がある。し
かしながら、エポキシ/フェノール系にはヒュームの問
題点があり、エポキシ/アミノ系は耐蝕性の点で満足の
行くものが得られにくく、またオルガノゾル系は塩化ビ
ニル系の樹脂を用いるため衛生性の点で望ましくない。
【0008】一方、近年作業衛生・環境対策上あるいは
安全性(非危険物化)への要求から、エポキシ/アクリ
ル系の水性塗料が使用され始めている。これまでに開示
されてるものとして、エポキシ樹脂をカルボキシル基を
含有するアクリル樹脂にてエステル化し、塩基で中和し
て水中に分散させた水性塗料(特公昭59-37026号公報)
、アクリロイル基を有するエポキシ樹脂をアクリル酸
又はメタクリル酸を含有するエチレン性単量体で共重合
させ、上記同様の方法で水中に分散させた水性塗料(特
公昭62-7213 号公報 )、カルボキシル基含有重合性モノ
マー混合物をフリーラジカル発生剤を用いてエポキシ樹
脂にグラフトさせ、上記同様の方法で水中に分散させた
水性塗料(特公昭63-17869号公報) 等がある。これら
は、いずれも樹脂自身が分散性を示す自己乳化型エポキ
シ樹脂系水性塗料であり、水中に分散させるための界面
活性剤を含まないため、化学的性能、耐水性等が優れて
いた。
【0009】しかしながら、上記自己乳化型エポキシ樹
脂系水性塗料は、いずれも水分散体であるためチクソ性
を有し、高剪断速度下の粘度が低剪断速度下の粘度に比
較し著しく低下する。そのために、リバースコーターの
ピックアップロールおよびアプリケーターロールを高速
で回転しても所望する厚い塗膜を得ることができにくか
った。そこで、両ロールの高速回転時、すなわち高剪断
速度下における転移量の大きな塗料が望まれていた。本
発明では、以下簡便のために、この転移量の大きさをピ
ックアップ性という。なお、リバースコーターの剪断速
度は、104 〜105 sec -1が一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
自己乳化型エポキシ樹脂系水性塗料が持つ問題点である
流動性を改善し、リバースコーターのピックアップ性に
優れた水性塗料組成物を提供することを目的とする。
【0011】リバースコーターのピックアップ性に関し
て、Journal of Coatings Technology Vol51,NO.658,P4
6-69(1979)おいて種々の要因が検討されている。すなわ
ち、乾燥膜厚を支配する要因は大きく2つ有り、(1)
塗料に関する要因と、(2)装置に関する要因とであ
る。乾燥膜厚を厚くするためには、(1)塗料の面から
は、高剪断速度下 (104〜105sec-1)の粘度を大きく
する、表面張力を小さくする、塗料の固形分を大き
くする等の方法が挙げられる。一方、(2)装置の面か
らは、クリアランス(アプリケーターロールとピック
アップロールとの間隙)を大きくする、アプリケータ
ーロールとピックアップロールの回転速度を大きくする
等の方法が挙げられる。しかしながら、、には他の
塗料特性の面から限界があり、また、は塗料中に泡
が発生しやすくなり、この泡が被塗装物に転移し、塗膜
欠陥となるため不適当である。そこで、高剪断速度下
の粘度低下を防ぐことに注力し、鋭意検討した結果、本
発明に至ったものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、エポキシ当量が1500〜5000の芳
香族エポキシ樹脂(A)と、該芳香族エポキシ樹脂
(A)脂中で重合してなる重量平均分子量が50000
〜200000の高分子カルボキシル基含有アクリル共
重合体(B)とからなる樹脂(C)2〜15重量%を、
ベース樹脂(D)に添加してなる、10000sec -1
剪断速度における粘度が33cps以上であることを特
徴とする水性塗料組成物である。
【0013】10000sec -1の剪断速度における粘度
が33cps以上であることによっって130mg/d
2 以上の乾燥膜厚を有する塗膜を得ることができる。
【0014】本発明に用いるエポキシ当量が1500〜
5000の芳香族系エポキシ樹脂(A)としては、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、およびビスフェノールF
型エポキシ樹脂等が挙げられ、1分子中に1.1 〜2.0 個
のエポキシ基を有するものである。これらのエポキシ樹
脂の中でも、数平均分子量が3000〜9000のビス
フェノールA型エポキシ樹脂、あるいはビスフェノール
F型エポキシ樹脂が好ましい。市販品としては、シェル
化学株式会社製の「エピコート1007」、「エピコート10
09」、「エピコート1010」、「エピコート4009」、「エ
ピコート4010」及び東都化成株式会社製の「YDF2004 」
等が挙げられる。上記のエポキシ樹脂の1種もしくは2
種以上を選択して使用できる。
【0015】これらのエポキシ樹脂(A)と、後述する
高分子カルボキシル基含有アクリル共重合体(B)の原
材料であるビニル系モノマーとの組成比は、エポキシ樹
脂/ビニル系モノマー= 5/95〜60/40(重量
%)が好ましく、より好ましくは20/80〜40/6
0(重量%)である。エポキシ樹脂(A)が、 5重量%
未満であると高剪断速度下の増粘効果が小さく、60重量
%を越えると塗料として分散状態が不安定になる。
【0016】本発明における高分子カルボキシル基含有
アクリル共重合体(B)は、(1)アクリロイル基を有
するエポキシ樹脂と、カルボキシル基を有するビニル系
モノマーを必須成分とするビニル系モノマーとを共重合
させることによって(前記特公昭62-7213 号公報に記載
の方法)、あるいは(2)エポキシ樹脂とカルボキシル
基とを反応させないで、そのままカルボキシル基含有ビ
ニルモノマーを必須成分とするビニル系モノマーを共重
合させることによっても得られる。
【0017】(1)アクリロイル基を有するエポキシ樹脂
と、カルボキシル基を有するビニル系モノマーを必須成
分とするビニル系モノマーとを共重合させる方法;芳香
族エポキシ樹脂(A)に、(メタ)アクリル酸を反応さ
せて (メタ) アクリロイル基を有するエポキシ樹脂を得
る。この時の芳香族エポキシ樹脂(A)と、(メタ)ア
クリル酸との反応比率は、1/0.1 〜 1/1.5 (モル比) の
範囲が好ましい。ついで、該 (メタ) アクリロイル基を
有するエポキシ樹脂と、カルボキシル基を有するビニル
系モノマーを必須成分とするビニル系モノマーとを共重
合させることによって、目的とする高分子カルボキシル
基含有アクリル重合体(B)を得る。
【0018】カルボキシル基を有するビニル系モノマー
としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イ
タコン酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられ、これら
の1種もしくは2種以上が使用される。
【0019】カルボキシル基を有するビニル系モノマー
と共重合可能なその他のビニル系モノマーとしては、ス
チレン、ビニルトルエン、2−メチルスチレン、t−ブ
チルスチレン、クロルスチレン等のスチレン系モノマ
ー;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アク
リル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、
(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n
−アミル、(メタ)アクリル酸イソアミル、(メタ)ア
クリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸n−2エチ
ルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メ
タ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、
(メタ)アクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸エ
ステル系モノマー、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシメチル等のヒドロキシル基含
有モノマー;N−メチロール(メタ)アクリルアミド、
N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等のN−置
換(メタ)アクリル系モノマー等が挙げられ、これらの
1種もしくは2種以上が使用される。なお、上記の(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマー、(メタ)アクリル
酸2−ヒドロキシエチル、N−置換(メタ)アクリル系
モノマー等は、各々アクリル酸エステル系モノマーおよ
びメタクリル酸エステル系モノマー、アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチルおよびメタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、N−置換アクリル系モノマーおよび、N−置換メタ
クリル系モノマーを意味している。
【0020】(2)芳香族エポキシ樹脂(A)中で、カ
ルボキシル基とエポキシ基とを反応させないで、そのま
まカルボキシル基含有ビニルモノマーをその他のビニル
系モノマーを共重合させる方法;カルボキシル基含有ビ
ニルモノマーとその他のビニル系モノマーは、芳香族エ
ポキシ樹脂(A)にビニル系モノマーを付加・共重合さ
せ、直鎖状の分子の分子量を大きくした場合に高剪断速
度下における粘度が大きくなり好ましいものとなる。カ
ルボキシル基含有ビニルモノマーおよびその他のビニル
系モノマーは、具体的には前記(1)に示したものが挙
げられる。また、芳香族エポキシ樹脂(A)に、別途重
合しておいた高分子カルボキシル基含有アクリル重合体
(B)を単に混合した場合に比べると、本発明のように
芳香族エポキシ樹脂(A)中で、重合して高分子カルボ
キシル基含有アクリル重合体(B)を得た場合の方が、
相溶性に優れるという利点がある。
【0021】ビニル系モノマーの構成比率、種類は特に
制限されるものでないが、全ビニル系モノマー中、カル
ボキシル基含有ビニルモノマーは20重量% 以上、特に30
〜80重量 %でメタクリル酸が望ましく、その他の共重合
可能なビニルモノマーは80重量% 以下、特に20〜70重量
% でスチレン、アクリル酸エチルが好ましい。
【0022】(1)あるいは(2)の方法で得られる高
分子カルボキシル基含有アクリル共重合体(B)の重量
平均分子量は50000 〜200000が好ましく、特に70000 〜
120000が好ましい。重量平均分子量が50000 未満では高
剪断速度下の粘度が低くピックアップ性が優れず、2000
00を越えるとベース樹脂(D)との相溶性が劣り被膜が
濁るので、50000 〜200000が好ましい。ピックアップ性
と他の性能(加工性、密着性等)とのバランスを勘案す
ると、70000 〜120000の範囲が特に好ましい。
【0023】本発明のベース樹脂(D)には、前記した
公報記載の樹脂、すなわち、エポキシ樹脂をカルボキシ
ル基を含有するアクリル樹脂にてエステル化し、塩基で
中和して水中に分散させた樹脂(特公昭59-37026号公
報) 、アクリロイル基を有するエポキシ樹脂をアクリル
酸又はメタクリル酸を含有するエチレン性単量体で共重
合させ、上記同様の方法で水中に分散させた樹脂(特公
昭62-7213 号公報 )、カルボキシル基含有重合性モノマ
ー混合物をフリーラジカル発生剤を用いてエポキシ樹脂
にグラフトさせ、上記同様の方法で水中に分散させた樹
脂(特公昭63-17869号公報) 等が適用できる。
【0024】本発明の樹脂(C)は、全塗料樹脂中に2
〜15重量%含有することが好ましい。2重量%未満し
か含有されないと高剪断速度下の粘度が低くピックアッ
プ性が改善できず、15重量%を越えると、塗料全体と
してのアクリル樹脂の含有量が増え加工性、耐水性が低
下してしまうので、2〜15重量%が適切な含有量であ
る。
【0025】樹脂(C)に、ベース樹脂(D)を加える
方法は2通りある。すなわち、ベース樹脂(D)の合
成直後に別途合成しておいた樹脂(C)を添加・混合
し、次にアミンを添加し水を加えて水性塗料組成物とす
る方法と、あらかじめアミンを加えて樹脂(C)の水
性分散体を作成しておいた後に、ベース樹脂(D)の水
性分散体と混合し水性塗料組成物とする方法とがある。
いずれの方法でも高剪断速度下の粘度が高くピックアッ
プ性に優れるが、前者の方法の方がやや優れる。
【0026】前記のアミンは、樹脂(C)、ベース樹脂
(D)および(C)と(D)の混合物中のアクリル共重
合体のカルボキシル基中和するためにに用いられる。具
体的には、アンモニア、あるいはトリメチルアミン、ト
リエチルアミン、ブチルアミン等のアルキルアミン類、
ジメチルアミノエタノール、ジエタノールアミン、アミ
ノメチルプロパノール等のアルコールアミン類、モルホ
リン等の揮発性アミンが使用される。
【0027】また、樹脂(C)とベース樹脂(D)の他
に、硬化剤(E)としてレゾール型フェノール樹脂、水
性アミノプラスト樹脂等を併用してもよく、これら硬化
剤は樹脂成分の 2〜15% が好ましい。
【0028】これらレゾール型フェノール樹脂、水性ア
ミノプラスト樹脂は、各々単独で使用することも、併用
するすることも可能であり、硬化剤(E)として、全塗
料樹脂中に2 〜15重量%含有することが好ましい。2
重量%未満では架橋密度が低く耐食性が劣り、15重量%
を越えると逆に架橋密度が高くなりすぎ加工性が低下す
るため、2 〜15重量%が適切である。
【0029】上記レゾール型フェノール樹脂としては、
任意のフェノール成分とホルムアルデヒドを塩基性触媒
の存在下に縮合させて得られる樹脂である。また、レゾ
ール型フェノール樹脂を構成するフェノール成分として
はo−クレゾール、p−クレゾール、p−tert−ブチル
フェノール、p−エチルフェノール、2,3−キシレノ
ール、2,5−キシレノール、p−tert−アミノフェノ
ール、p−ノニルフェノール、p−フェニルフェノー
ル、p−シクロヘキシルフェノール等の2官能性フェノ
ール類、石炭酸、m−クレゾール、m−エチルフェノー
ル、3,5−キシレノール、m−メトキシフェノール等
の3官能性フェノール類、2,4−キシレノール、2,
6−キシレノール等の1官能性フェノール類、ビスフェ
ノールA:ビスフェノールB、ビスフェノールF等の4
官能性フェノール類等の単独あるいは2種類以上の組合
せが使用される。塩基性触媒としては、例えばアンモニ
ア、アミン、アルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金
属の酸化物、アルカリ土類金属の酸化物等を用いること
ができる。
【0030】上記水性アミノプラスト樹脂としては、任
意のアミノ成分とホルムアルデヒドを塩基性触媒の存在
下で付加縮合し、アルコールでアルキルエーテル化され
たか、されないものいずれをも含む。アミノ成分として
は、メラミン、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、
尿素、スピログアナミン、フタログアナミン等があり、
単独あるいは2種類以上の組合せが使用される。アルコ
ールとしては、メタノール、エタノール、イソブタノー
ル、nブタノール等があり、単独あるいは2種類以上の
組合せが使用される。好ましくは、メタノールあるいは
エタノールでエーテル化されたメラミンあるいはベンゾ
グアナミン樹脂が良い。市販品としては、三井サイアナ
ミッド株式会社製サイメル300 、303 、325 、701 、11
23、1170、マイコート101 等がある。
【0031】本発明の水性塗料組成物に、必要に応じて
塗装性を改良するための溶剤、界面活性剤や消泡剤を加
えることが可能である。また、本願発明の水性塗料組成
物に、塗膜形成後の加工・輸送時に塗膜がキズ付くこと
を防ぐ目的で滑剤であるワックスを添加することも可能
である。
【0032】特にアルコール系溶剤を添加することによ
って表面張力を低下させることができ、これは前述した
ようにピックアップ性の向上に効果がある。
【0033】適用される基材としては、アルミニウム板
が適しているが、鋼鈑、亜鉛鋼鈑、ブリキ板等の処理済
または未処理されたものの金属板でもよく、アンダーコ
ートとしてエポキシ系、ビニル系等のプライマー上であ
っても、金属材上直接でもよい。乾燥硬化条件として
は、ピーク板温度150 〜290 ℃で15秒〜60秒が好まし
い。
【0034】
【実施例】次に、本発明を実施例によってより具体的に
説明する。なお、例中、「部」及び「%」はそれぞれ
「重量部」及び「重量%」を示す。
【0035】製造例1 ベース樹脂(D1)溶液の製造 処方 (1) スチレン 27.0 部 (2) アクリル酸エチル 22.5 部 (3) メタクリル酸 40.5 部 (4) ベンゾイルパーオキサイド 1.8 部 (5) n ブタノール 57.8 部 (6) ベンゾイルパーオキサイド 0.2 部 (7) ベンゾイルパーオキサイド 0.2 部 (8) エチレングリコールモノブチルエーテル 306.5 部 (9) エピコート1009(油化シェルエポキシ(株)製) 510.0 部 (10)ジメチルエタノールアミン 33.5 部 4 ツ口フラスコに(5) を仕込み、窒素気流下で100 ℃に
加熱し、(1) 〜(4) の混合溶液を100 ℃で2 時間を要し
て滴下し、滴下後1 時間後に(6) を添加、更に1 時間後
に(7) を添加し、同温度で1 時間保持して60%のカルボ
キシル基含有アクリル重合体を得た。更に(8) 〜(9) を
添加し110 ℃、2 時間でエポキシ樹脂(9) を溶解し、溶
解後冷却し80℃にて(10)を添加し80℃、1 時間攪拌しエ
ポキシ樹脂とカルボキシル基含有アクリル重合体とでエ
ステル化反応を進めた後室温迄冷却し、固形分約60%
のベース樹脂(D1)溶液を得た。
【0036】製造例2 ベース樹脂(D2)溶液の製造 処方 (1) エチレングリコールモノブチルエーテル 216.6 部 (2) エピコート1009(油化シェルエポキシ(株)製) 510.0 部 (3) メタクリル酸 1.7 部 (4) ハイドロキノン 0.01 部 (5) 25% 水酸化ナトリウム水溶液 0.3 部 (6) n ブタノール 179.2 部 (7) スチレン 27.0 部 (8) アクリル酸エチル 22.5 部 (9) メタクリル酸 40.5 部 (10)ベンゾイルパーオキサイド 4.5 部 (11)ベンゾイルパーオキサイド 0.5 部 (12)ベンゾイルパーオキサイド 0.5 部 4 ツ口フラスコに(1) 〜(5) を仕込み、内温を120 〜13
0 ℃まで上昇させ、窒素気流下で反応を進め、酸価が0.
2 以下になった時点で冷却し、95℃にて(6) を添加し、
更に95℃に保ち攪拌しながら(7) 〜(10)の混合液を2 時
間かけて滴下し、滴下後1 時間後に(11)を添加し、更に
1 時間後に(12)を添加し同温度を保ちながら1 時間攪拌
し室温まで冷却し、固形分約60%のベース樹脂(D
2)溶液を得た。重量平均分子量 40000(GPC測定;
ポリスチレン換算)であった。
【0037】製造例3 レゾール型フェノール樹脂(E1)溶液の製造 処方 (1) p−クレゾール 417.7 部 (2) ホルマリン 40%n-ブタノール溶液 580.1 部 (3) 水酸化マグネシウム 2.2 部 4ツ口フラスコに(1) 〜(3) を仕込み、窒素気流下で10
0 ℃にて2.5 時間反応させた後、リン酸にて中和し、キ
シレン/n−ブタノール/シクロヘキサノン=1/1/
1と多量の水を加えて5 時間放置し、生成塩を含む水層
を分離除去し、更に共沸脱水して、固形分35%のレゾー
ル型フェノール樹脂(E1)溶液を得た。
【0038】製造例4 水性アミノプラスト樹脂(E2)溶液の製造 処方 (1) サイメル1123( 三井サイアナミッド(株)製) 350.0 部 (2) エチレングリコールモノエチルエーテル 650.0 部 4ツ口フラスコに〜を仕込み、窒素気流下で30℃に
て溶解し、固形分35%の水性アミノプラスト樹脂(E
2)溶液を得た。
【0039】実施例1 芳香族エポキシ樹脂(A)と高分子カルボキシル基含有アクリル共重合体(B )とからなる樹脂(C1)溶液の製造、および水性塗料組成物の調整 処方 (1) エチレングリコールモノブチルエーテル 3.4 部 (2) エピコート1009(油化シェルエポキシ社(株)製) 8.0 部 (3) メタクリル酸 0.027 部 (4) ハイドロキノン 0.0002 部 (5) 25% 水酸化ナトリウム水溶液 0.005 部 (6) n ブタノール 20.6 部 (7) スチレン 4.8 部 (8) アクリル酸エチル 4.0 部 (9) メタクリル酸 7.2 部 (10)ベンゾイルパーオキサイド 0.08 部 (11)ベンゾイルパーオキサイド 0.008 部 (12)ベンゾイルパーオキサイド 0.008 部 (13)ベース樹脂(D1)溶液 410.0 部 (14)レゾール型フェノール樹脂(E1)溶液 85.7 部 (15)ジメチルアミノエタノール 19.8 部 (16)イオン交換水 436.6 部
【0040】樹脂(C1)溶液の製造 4 ツ口フラスコに(1) 〜(5) を仕込み、内温を120 〜13
0 ℃まで上昇させ、窒素気流下で反応を進め、酸価が0.
2 以下になった時点で冷却し、90℃にて(6) を添加し、
更に90℃に保ち攪拌しながら(7) 〜(10)の混合液を2 時
間かけて滴下し、滴下後1 時間後に(11)を添加し、更に
1 時間後に(12)を添加し同温度を保ちながら1 時間攪拌
し、重量平均分子量 90000(GPC測定;ポリスチレン
換算)の高分子カルボキシル基含有アクリル共重合体と
(2) とを含有する樹脂(C1)溶液を得た。
【0041】水性塗料組成物の調整 重合に引続き、樹脂(C1)溶液に、(13)を加温して添
加し、次に (14) 〜(15)を加えた後に、(16)を攪拌しな
がら少量づつ添加し固形分約30%の水性分散体を得た。
次に、イオン交換水を加えた後に、水性分散物体に含ま
れている有機溶剤を減圧除去して、固形分30%において
その含有率が塗料中の15%になるように調整し、表面張
力が 34dyn/cm2の水性分散体(水性塗料組成物)を得
た。
【0042】実施例2〜3 実施例1と同様の方法にて、表1に示す配合で実施例1
の芳香族エポキシ樹脂(A)と高分子カルボキシル基含
有アクリル共重合体(B)とからなる樹脂(C1)溶液
とベース樹脂(D1)溶液またはベース樹脂(D2)溶
液、レゾール型フェノール樹脂(E1)溶液または水性
アミノプラスト樹脂(E2)溶液及びイオン交換水を加
え固形分約30%の水性分散体を得た。また、同様の方法
で有機溶剤の含有量を15%になるように調整し、いずれ
も表面張力が 34dyn/cm2の水性分散体(水性塗料組成
物)を得た。
【0043】
【表1】
【0044】実施例4 芳香族エポキシ樹脂(A)と高分子カルボキシル基含有アクリル共重合体(B )とからなる樹脂(C2)溶液の製造、および水性塗料組成物の調整 処方 (1) エチレングリコールモノブチルエーテル 3.4 部 (2) エピコート1009(油化シェルエポキシ(株)製) 8.0 部 (3) n ブタノール 20.6 部 (4) スチレン 4.8 部 (5) アクリル酸エチル 4.0 部 (6) メタクリル酸 7.2 部 (7) ベンゾイルパーオキサイド 0.08 部 (8) ベンゾイルパーオキサイド 0.008 部 (9) ベンゾイルパーオキサイド 0.008 部 (10)ベース樹脂(D1)溶液 410.0 部 (11)レゾール型フェノール樹脂(E1)溶液 85.7 部 (12)ジメチルアミノエタノール 19.8 部 (13)イオン交換水 436.6 部
【0045】樹脂(C2)溶液の製造 4 ツ口フラスコに(1) 〜(2) を仕込み、110 ℃で溶解
し、溶解後更に(3) を添加し、90℃に保ち攪拌しながら
(4) 〜(7) の混合液を2 時間かけて滴下し、滴下後1 時
間後に(8) を添加し、更に1 時間後に(9) を添加し同温
度を保ちながら1 時間攪拌し、重量平均分子量 80000
(GPC測定;ポリスチレン換算)の高分子カルボキシ
ル基含有アクリル共重合体と(2) とを含有する含有する
樹脂(C2)溶液を得た。
【0046】水性塗料組成物の調整 重合に引続き、樹脂(C2)溶液に、(10)を加温して添
加し、次に (11) 〜(12)を加えた後に、(13)を攪拌しな
がら少量づつ添加し固形分約30%の水性分散体を得た。
次に、イオン交換水を加えた後に、水性分散物体に含ま
れている有機溶剤を減圧除去して、固形分30%において
その含有率が塗料中の15%になるように調整し、表面張
力が 34dyn/cm2の水性分散体(水性塗料組成物)を得
た。
【0047】実施例5〜8 実施例4と同様の方法にて、表2に示す配合で実施例4
の高分子カルボキシル基含有アクリル重合体と(2) とを
含有する樹脂(C2)溶液とベース樹脂(D1)溶液ま
たはベース樹脂(D2)溶液、レゾール型フェノール樹
脂(E1)溶液または水性アミノプラスト樹脂(E2)
溶液及びイオン交換水を加え固形分約30%の水性分散体
を得た。また、同様の方法で有機溶剤の含有量を15%に
なるように調整し、いずれも表面張力が 34dyn/cm2の水
性分散体(水性塗料組成物)を得た。
【0048】
【表2】
【0049】比較例1〜5 上記実施例1と同様の方法にて、表3に示す配合に変更
した以外は、全て実施例1と同様におこなって固形分約
30%の水性分散体を得た。また、同様の方法で有機溶剤
の含有量を15%になるように調整し、いずれも表面張力
が 34dyn/cm2の水性分散体(水性塗料組成物)を得た。
【0050】
【表3】
【0051】性能試験 実施例1〜8、比較例1〜5で得られた水性塗料組成物
について、塗料として高剪断速度下の粘度、ピックアッ
プ性、貯蔵安定性を評価し、また下記の条件で作成した
試験パネルについて塗膜としての諸物性を評価した。結
果を表4〜5に示す。
【0052】試験パネル作成条件:0.30mmアルミ板に12
μになるようにバーコーターにて塗装し、パネルピーク
温度250 ℃−焼付時間25秒になるような条件下で焼付乾
燥した。
【0053】(1) 高剪断速度下の粘度:ハーキュレス粘
度計(熊谷理機工業(株)製)にて剪断速度が10000S-1
における粘度を測定した。
【0054】(2) ピックアップ性:テストリバースコー
ター(石田鉄工(株)製)にてアプリケーターロール/
ピックアップロールのニップ圧を同一にし、被塗装材に
転移し、乾燥した塗膜の転移量を評価した。
【0055】(3) 塗料の貯蔵安定性:50℃の恒温器に保
存し、定期的に外観、性状を評価した。 貯蔵安定性良好 ・・・・ ○ 貯蔵中にゲル化、沈降、分離等の異常を生じた ・・・・ ×
【0056】(4) 密着性 :塗膜面にナイフを使用して約
1.5mm の巾で縦、横それぞれ11本の切り目をゴバン目
に入れる。24mm巾のセロハン粘着テープを密着させ、強
く剥離した時のゴバン目部の未剥離数を分子に表す。
【0057】(5) 耐水性:125 ℃、40分間水中処理し後
の塗膜の表面状態を判定する。 全く変化なし ・・・・ ○印 僅かに白く変化あり ・・・・ △印 著しく白く変化あり ・・・・ ×印
【0058】(6) 加工性:塗装板を大きさ40mm×50mmに
切断し、塗膜を外側にして、試験部位が40mmになるよう
に2つ折りにし、この2つ折りにした試験片の間に厚さ
0.30mmのアルミ板を2枚挟み、3Kgの荷重を45cmの高さ
より折り曲げ部に落下させた後、折り曲げの先端部に6.
0V×10秒通電後の加工部の2cm 巾の電流値を測定した。
【0059】(7) 耐食性:塗膜面にナイフを使用して×
印の切り目を入れた試験片を1%の食塩水中で125 ℃、
40分間処理を行い、ついでそのまま食塩水中で50℃-1週
間保存し、×印部近傍の腐食の程度を判定した。 異常のないもの ・・・・ ○印 わずかに腐食の見られるもの ・・・・ △印 著しく腐食の見られるもの ・・・・ ×印
【0060】(8)耐フレーバー阻害性(耐フレーバー性
と略す。):試験片塗膜を塗布面積1cm2当たり、活性炭
で処理した水道水が1ml になるように、該処理水を満た
した耐熱ガラス製ボトルに入れ、蓋をして、125 ℃-45
分間殺菌処理後、内容液のフレーバー (風味) の変化を
判定した。 全く変化なし ・・・・ ○印 僅かに変化あり ・・・・ △印 著しく変化あり ・・・・ ×印
【0061】
【表4】
【0062】
【表5】
【0063】
【効果】本発明は水性分散体の高剪断速度下の粘度低下
を防ぐことにより、従来の自己乳化型エポキシ樹脂系水
性塗料が持つ問題点である流動性を改善し、リバースコ
ーターのピックアップ性に優れた性能を付与させること
が可能となったものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ当量が1500〜5000の芳香
    族エポキシ樹脂(A)と、該芳香族エポキシ樹脂(A)
    中で重合してなる重量平均分子量が50000〜200
    000の高分子カルボキシル基含有アクリル共重合体
    (B)とからなる樹脂(C)2〜15重量%を、ベース
    樹脂(D)に添加してなる、10000sec -1の剪断速
    度における粘度が33cps以上であることを特徴とす
    る水性塗料組成物。
  2. 【請求項2】高分子カルボキシル基含有アクリル共重合
    体(B)の重量平均分子量が、70000〜12000
    0であることを特徴とする請求項1記載の水性塗料組成
    物。
  3. 【請求項3】硬化剤(E)を含有することを特徴とする
    請求項1ないし2いずれか記載の水性塗料組成物。
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