JPH08128772A - ショーケース等の警報装置 - Google Patents

ショーケース等の警報装置

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JPH08128772A
JPH08128772A JP26762494A JP26762494A JPH08128772A JP H08128772 A JPH08128772 A JP H08128772A JP 26762494 A JP26762494 A JP 26762494A JP 26762494 A JP26762494 A JP 26762494A JP H08128772 A JPH08128772 A JP H08128772A
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JP
Japan
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alarm
temperature
switch
microcomputer
setting
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JP26762494A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kodate
秀明 古立
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作にて誤報の発生を防止することが
できるショーケース等の警報装置を提供する。 【構成】 複数の温度センサ38と、温度ブザー13
と、表示装置19と、温度センサ38に基づいて警報ブ
ザー13を制御するマイクロコンピュータ6と、アップ
ダウンスイッチ23、24、設定スイッチ26とを備え
る。マイクロコンピュータ6は、異常が検出された場合
に警報ブザー13を動作させると共に、スイッチ23、
24、26の操作により、警報ブザー13を動作させる
警報温度及び警報の禁止を表示装置19に表示して設定
し、警報の禁止が設定された場合には、当該温度センサ
38については警報ブザー13の動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショーケース等の温度
や機器等の監視項目の異常を検出して警報する警報装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種ショーケース等はスーパ
ーマーケット等の店舗に複数台設置されて食品等の商品
を冷却しながら陳列するものであるが、各ショーケース
において機器に故障が発生し、庫内温度等が異常な値と
なると陳列している商品に多大な損害が発生する。そこ
で、従来ではショーケース個々に警報装置を取り付け、
個別に制御状態を監視して係る異常が発生した場合には
ブザー等を発報するようにしていた。
【0003】しかしながら、係る従来の警報装置では複
数のショーケースを集中して監視することができないた
め、管理が極めて煩雑なものとなっていた。そこで、出
願人は例えば特開平5−264149号公報(F25D
11/00)に示す如く、スーパーマーケット等に設置
された複数台のショーケースの運転状態を集中して管理
するトータルシステムを構築した。
【0004】ところで、警報装置が監視できる庫内温度
(監視項目:チャンネル)が複数あり、その内の幾つか
を使用しない場合、従来では当該使用しないチャンネル
のセンサを温度変化の小さい場所に設置すると共に、警
報温度設定値を検出温度よりも遙かにはなれた値(通常
ではあり得ない温度)に設定して誤報の発生を防いでい
た。また、センサの使用・不使用を設定する格別なスイ
ッチを設ける場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センサ
の使用・未使用を設定する格別なスイッチを設けると部
品点数が増大してコストの高騰を招くと共に、回路構成
も煩雑化する。また、通常ではあり得ない温度を設定し
て誤報を防ぐ場合にも、ショーケース等の庫内温度設定
が変更されると当初予想された制御範囲とは変わってし
まうため、誤報が発生してしまう場合もあった。
【0006】また、係る誤報はショーケース等の機器の
点検時にも発生する。即ち、定期的な保守点検時には店
舗の機械室にて冷凍機の異常信号が出るか否かを強制的
にテストされる。また、温度警報機能を有するショーケ
ース等において機械式のサーモスタットを用いる場合に
は、点検中に庫内温度は一時的に上昇するため、サーモ
スタットの設定温度に達して直ぐに警報が出てしまう。
【0007】このような場合に警報を禁止する手段とし
て従来では警報装置の電源を一時的に切ったり、警報入
力の信号線を外していた。しかしながら、点検作業後に
警報装置の電源を入れ忘れたり、信号線の配線を元に戻
すことを失念する場合が多く、係る場合には以後の運転
時に警報装置が機能しないため、異常が発生しても警報
は発せられず、ショーケース等の庫内に収納した商品に
損害が発生してしまう。
【0008】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、簡単な操作にて誤報の発生
を防止することができるショーケース等の警報装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のショー
ケース等の警報装置は、温度等の複数の監視項目を検出
するセンサと、警報手段と、表示装置と、センサに基づ
いて警報手段を制御する制御装置と、設定スイッチとを
備えており、制御装置は、前記監視項目の異常が検出さ
れた場合に警報手段を動作させると共に、設定スイッチ
の操作により、警報手段を動作させる各監視項目の警報
温度及び警報の禁止を表示装置に表示して設定し、警報
の禁止が設定された場合には、当該監視項目については
警報手段の動作を禁止するものである。
【0010】請求項2の発明のショーケース等の警報装
置は、温度等の複数の監視項目を検出するセンサと、警
報手段と、表示装置と、センサに基づいて警報手段を制
御する制御装置と、設定スイッチとを備えており、制御
装置は、センサに基づいて表示装置に各監視項目の温度
を表示し、各監視項目の異常が検出された場合には警報
手段を動作させると共に、設定スイッチの操作により、
警報手段を動作させる各監視項目の警報温度及び警報の
禁止を表示装置に表示して設定し、警報の禁止が設定さ
れた場合には、当該監視項目についての温度表示と警報
手段の動作を禁止するものである。
【0011】請求項3の発明のショーケース等の警報装
置は、警報手段と、設定スイッチと、監視項目の異常が
検出された場合に警報手段を動作させる制御装置とを備
えており、制御装置は、設定スイッチの操作により、前
記監視項目の異常が検出されてから警報手段を動作させ
るまでの遅延時間を設定し、当該遅延時間中は警報手段
の動作を禁止するものである。
【0012】請求項4の発明のショーケース等の警報装
置は、警報手段と、点検スイッチと、監視項目の異常が
検出された場合に警報手段を動作させる制御装置とを備
えており、制御装置は、点検スイッチが操作された場
合、警報手段の動作を禁止するものである。請求項5の
発明のショーケース等の警報装置は上記において、点検
スイッチが操作されてから所定期間後に制御装置は、警
報手段の動作禁止を解除するものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明のショーケース等の警報装置に
よれば、温度等の複数の監視項目に関して異常が検出さ
れた場合には、制御装置が警報手段を動作させるので、
管理者は監視項目に異常が発生していることを確実に把
握することができる。特に、制御装置は設定スイッチの
操作により、警報手段を動作させる各監視項目の警報温
度及び警報の禁止を表示装置に表示して設定し、警報の
禁止が設定された場合には、当該監視項目については警
報手段の動作を禁止するようにしたので、警報温度を設
定する操作と同一の操作にて警報の発生を確実に防止で
きるようになり、誤設定による誤報の発生を未然に回避
することが可能となる。
【0014】請求項2の発明のショーケース等の警報装
置によれば、上述に加えて警報の禁止が設定された場合
には、当該監視項目についての温度表示と警報手段の動
作を禁止するようにしたので、警報温度を設定する操作
と同一の操作にてセンサの使用・未使用を設定できるよ
うになり、操作性が向上し、且つ、誤設定による誤報の
発生が確実に防止されると共に、未使用のセンサに関し
て意味不明な表示を行うことを防止し、温度等をより確
認し易くすることができるようになる。特に、センサの
使用・未使用を設定する格別なスイッチを設ける必要が
無くなるので、部品点数の削減とコストの低減を図るこ
とが可能となるものである。
【0015】請求項3の発明のショーケース等の警報装
置によれば、設定スイッチの操作により、監視項目の異
常が検出されてから警報手段を動作させるまでの遅延時
間を設定でき、制御装置は、当該遅延時間中は警報手段
の動作を禁止するようにしたので、異常発生で即警報す
る、或いは異常が継続した場合に警報する等用途にあっ
た設定が可能となり、一時的な異常による誤報の発生を
防止することができる。
【0016】また、機器の保守点検を行う際の一時的な
異常に対しても警報は遅延されるので、誤報の発生を危
惧すること無く円滑に点検作業を行うことが可能とな
る。特に警報装置の電源を切る等の必要性も無くなるの
で、作業後に警報装置を復帰させることを失念した場合
に生ずる不都合も未然に回避することができるようにな
るものである。
【0017】請求項4の発明のショーケース等の警報装
置によれば、点検スイッチを設け、制御装置はこの点検
スイッチが操作された場合に警報手段の動作を禁止する
ようにしたので、機器の保守点検を行う際の一時的な異
常に対して警報を禁止することができるようになり、従
って、誤報の発生を危惧すること無く円滑に点検作業を
行うことが可能となる。
【0018】特に、請求項5の発明のショーケース等の
警報装置によれば、これに加えて点検スイッチが操作さ
れてから所定期間後に制御装置は警報手段の動作禁止を
解除するようにしたので、一々警報装置を通常の動作状
態に復帰させること無く自動的に警報禁止は解除され
る。従って、作業後に警報装置を通常の状態に復帰させ
ることを失念した場合に生ずる不都合も未然に回避する
ことができるようになるものである。
【0019】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の警報装置1のブロック図、図2は警
報装置1を構成する操作・表示ユニット2の正面図であ
る。本発明の警報装置1は複数台のショーケースや冷蔵
庫、及び、これらに冷媒を供給する冷凍機等が設置され
た比較的小規模のスーパーマーケット、コンビニエンス
ストア等の店舗に設けられるもので、店舗の事務所等に
取り付けられた操作・表示ユニット2と、前記ショーケ
ース等の近傍に設置された入出力ユニット3とから構成
されている。そして、両ユニット2、3は4本の通信線
4にて接続されているため、工事の大幅な簡素化が実現
される。
【0020】操作・表示ユニット2は制御手段としての
汎用マイクロコンピュータ6と、このマイクロコンピュ
ータ6に接続されたLEDランプ表示出力部7と、7セ
グメント表示出力部8と、スイッチ入力部9と、バック
アップ電源11と、EEPROM12及び警報手段とし
ての警報ブザー13とから構成されている。前記LED
ランプ表示出力部7は図2に示す如く、警報手段として
の1チャンネル(ch)〜8チャンネルまでの温度警報
ランプ(14で総称する)と、9チャンネル〜12チャ
ンネルまでの機器警報ランプ(16で総称する)と、1
3チャンネル及び14チャンネルの冷凍機異常ランプ
(警報ランプ。17で総称する)と、「年」、「月
日」、「時刻」、「設定」、「高温」、「低温」、「遅
延」及び「履歴」の8個のLEDから成るモードランプ
(18で総称する)にて構成されている。尚、1〜14
までのチャンネルは警報装置1の監視項目である。
【0021】前記7セグメント表示出力部8は中央にコ
ロンを備えた4桁の7セグメントLEDから成る表示装
置19にて構成されている。そして、前記スイッチ入力
部9には点検スイッチ51、ブザー停止スイッチ21、
送りスイッチ22(確認/送り)、設定スイッチとなる
アップスイッチ23及びダウンスイッチ24と設定スイ
ッチ26が接続されている。
【0022】前記バックアップ電源11はマイクロコン
ピュータ6の時計機能及び記憶機能を停電時にも動作さ
せるために設けられており、EEPROM12は後述す
る各種設定値を記憶する不揮発性メモリである。前記入
出力ユニット3は、トランス31と、汎用マイクロコン
ピュータ32と、このマイクロコンピュータ32に接続
された通信ドライバ33と、温度センサ入力部34と、
外部信号出力36と、外部信号入力37とから構成され
ている。そして、前記通信線4は通信ドライバ33に接
続されている。また、前記温度センサ入力部34には1
チャンネル〜8チャンネルまでの8個の温度センサ(3
8で総称する)が接続されており、各温度センサ38は
例えば8台の図示しないショーケースの庫内温度をそれ
ぞれ検出するよう各ショーケースに取り付けられてい
る。更に、前記操作・表示ユニット2の1チャンネル〜
8チャンネルまでの温度警報ランプ14は上記1チャン
ネル〜8チャンネルまでの温度センサ38(即ち、1チ
ャンネル〜8チャンネルまでの監視項目)に対応してい
る。
【0023】前記外部信号出力36は、マイクロコンピ
ュータ32によって切換られる接点にて構成されてお
り、この接点は例えば店舗外のメンテナンス会社或いは
警備会社等への連絡線に接続される。外部信号入力37
は9チャンネル(ch)〜12チャンネルまでの4個の
無電圧接点入力としての機器警報入力と、13チャンネ
ル及び14チャンネルの電圧信号入力としての冷凍機異
常入力とから構成されている。各機器警報入力には外部
機器(警報出力を持つショーケース及び機器)の無電圧
接点がそれぞれ接続され、各冷凍機異常入力には前記冷
凍機が接続される。
【0024】そして、前記操作・表示ユニット2の9チ
ャンネル〜12チャンネルまでの機器警報ランプ16は
上記外部信号入力37の9チャンネル〜12チャンネル
までの機器警報入力(即ち、9チャンネル〜12チャン
ネルまでの監視項目)に対応しており、13チャンネル
及び14チャンネルの冷凍機異常ランプ17は上記外部
信号入力37の13チャンネル及び14チャンネルの冷
凍機異常入力(即ち、13チャンネル及び14チャンネ
ルの監視項目)に対応している。
【0025】尚、外部信号入力37の11チャンネルと
12チャンネルはジャンパー線41により接続されてお
り、冷凍機の台数が増加した場合には、このジャンパー
線41を切断することによって12チャンネルを冷凍機
異常入力に切り換えられるように構成されている。以上
の構成で次に動作を説明する。入出力ユニット3のマイ
クロコンピュータ32は、温度センサ入力部34より入
力された1チャンネル〜8チャンネルの温度センサ38
の温度情報、外部信号入力37より入力された9チャン
ネル〜12チャンネルの外部機器の接点に関する情報、
及び、13チャンネルと14チャンネルの冷凍機からの
信号を通信ドライバ33によって通信線4を介し、操作
・表示ユニット2のマイクロコンピュータ6に送信す
る。
【0026】一方、操作・表示ユニット2のマイクロコ
ンピュータ6は入出力ユニット3のマイクロコンピュー
タ32から送信された1チャンネル〜8チャンネルの温
度(上記各ショーケースの庫内温度)を7セグメント表
示出力部8の表示装置19にて後述する如く3秒毎に自
動送りで順次表示する。また、その状態でアップスイッ
チ23若しくはダウンスイッチ24が操作(押す)され
ると、任意のチャンネル(1チャンネル〜8チャンネ
ル)の温度を表示装置19に表示し、30秒後に再び上
記自動送り表示に復帰する。尚、何れかのスイッチが操
作された後、30秒経過するとマイクロコンピュータ6
は表示状態を上記自動送り表示に復帰させる。
【0027】次に、送りスイッチ22が操作されると、
マイクロコンピュータ6はモードランプ18の「年」を
点灯させると共に、表示装置19に現在設定されている
西暦下2桁を表示する。この状態で、設定スイッチ26
が操作されるとマイクロコンピュータ6は設定モードと
なり、モードランプ18の「設定」を点灯させる。そし
て、アップスイッチ23若しくはダウンスイッチ24が
操作されるとマイクロコンピュータ6は表示内容を変更
し、もう一度設定スイッチ26が操作されたら変更後の
値に西暦下2桁の設定を変更して、モードランプ18の
「設定」を消灯する。
【0028】更に、送りスイッチ22が操作されると、
マイクロコンピュータ6は今度はモードランプ18の
「月日」を点灯させると共に、表示装置19に現在設定
されている月日を表示する。この状態で、設定スイッチ
26が操作されるとマイクロコンピュータ6は設定モー
ドとなり、モードランプ18の「設定」を点灯させる。
そして、アップスイッチ23若しくはダウンスイッチ2
4が操作されるとマイクロコンピュータ6は表示内容を
変更し、もう一度設定スイッチ26が操作されたら変更
後の値に月日の設定を変更して、モードランプ18の
「設定」を消灯する。
【0029】更に、送りスイッチ22が操作されると、
マイクロコンピュータ6は今度はモードランプ18の
「時刻」を点灯させると共に、表示装置19に現在設定
されている時刻を表示する。この状態で、設定スイッチ
26が操作されるとマイクロコンピュータ6は設定モー
ドとなり、モードランプ18の「設定」を点灯させる。
そして、アップスイッチ23若しくはダウンスイッチ2
4が操作されるとマイクロコンピュータ6は表示内容を
変更し、もう一度設定スイッチ26が操作されたら変更
後の値に時刻の設定を変更して、モードランプ18の
「設定」を消灯する。
【0030】更に、送りスイッチ22が操作されると、
マイクロコンピュータ6は今度はモードランプ18の
「高温」を点灯させると共に、表示装置19に現在設定
されている高温警報温度を表示する。この場合、アップ
スイッチ23若しくはダウンスイッチ24が操作される
と、マイクロコンピュータ6は前記1チャンネル〜8チ
ャンネルに設定されている高温警報温度設定値と高温遅
延時間設定値を選択的に表示装置19に表示する。
【0031】次に、これら高温警報温度設定値と高温遅
延時間設定値を変更する場合には、先ず、上述の如くア
ップスイッチ23若しくはダウンスイッチ24で変更し
たいチャンネルと高温警報温度設定値か高温遅延時間設
定値かを選択し(ここでは高温警報温度設定値が選択さ
れたものとする)、設定スイッチ26を操作する。これ
によって、マイクロコンピュータ6は設定モードとな
り、モードランプ18の「設定」を点灯させるが、マイ
クロコンピュータ6は図3のステップS1で設定モード
か否か判断しており、上述の如く設定モードとなった
ら、モードランプ18の「設定」を点灯させると共に、
ステップS2でアップスイッチ23が押されたか否か判
断する。そして、アップスイッチ23が押されたら、ス
テップS4に進んで現在設定されている設定値データに
+1(℃)して、次にステップS5で設定値データが+
21℃以上か否か判断する。
【0032】そして、設定値データが+21℃より低い
場合にはステップS6で当該設置値データを表示装置1
9に表示し、もう一度設定スイッチ26が押されたら当
該値を高温警報温度設定値として設定する。また、ステ
ップS5で設定値データが+21℃以上の場合には、ス
テップS7に進んで表示装置19にOFF表示を行い、
設定スイッチ26が押されたら当該チャンネルの高温警
報をOFF設定する。そして、マイクロコンピュータ6
はモードランプ18の「設定」を消灯する。また、高温
遅延時間設定値を選択した場合にはアップダウンスイッ
チ23、24と設定スイッチ26の操作によって高温異
常発生から警報動作までの遅延時間を0〜120分に変
更設定することができる。
【0033】更に、送りスイッチ22が操作されると、
マイクロコンピュータ6は今度はモードランプ18の
「低温」を点灯させると共に、表示装置19に現在設定
されている低温警報温度を表示する。この場合、アップ
スイッチ23若しくはダウンスイッチ24が操作される
と、マイクロコンピュータ6は前記1チャンネル〜8チ
ャンネルに設定されている低温警報温度設定値と低温遅
延時間設定値を選択的に表示装置19に表示する。
【0034】次に、これら低温警報温度設定値と低温遅
延時間設定値を変更する場合には、先ず、上述の如くア
ップスイッチ23若しくはダウンスイッチ24で変更し
たいチャンネルと低温警報温度設定値か低温遅延時間設
定値かを選択し(ここでは低温警報温度設定値が選択さ
れているものとする)、設定スイッチ26を操作する。
これによって、マイクロコンピュータ6は設定モードと
なり、モードランプ18の「設定」を点灯させるが、マ
イクロコンピュータ6は図3のステップS1で設定モー
ドか否か判断しており、上述の如く設定モードとなった
ら、モードランプ18の「設定」を点灯させると共に、
ステップS3でダウンスイッチ24が押されたか否か判
断する。そして、ダウンスイッチ24が押されたら、ス
テップS8に進んで現在設定されている設定値データに
−1(℃)して、次にステップS9で設定値データが−
21℃以下か否か判断する。
【0035】そして、設定値データが−21℃より高い
場合にはステップS10で当該設置値データを表示装置
19に表示し、もう一度設定スイッチ26が押されたら
当該値を低温警報温度設定値として設定する。また、ス
テップS9で設定値データが−21℃以下の場合には、
ステップS11進んで表示装置19にOFF表示を行
い、設定スイッチ26が押されたら当該チャンネルの低
温警報をOFF設定する。そして、マイクロコンピュー
タ6はモードランプ18の「設定」を消灯する。また、
低温遅延時間設定値を選択した場合にはアップダウンス
イッチ23、24と設定スイッチ26の操作によって異
常発生から低温警報動作までの遅延時間を0〜120分
に変更設定することができる。
【0036】次に図4のマイクロコンピュータ6のフロ
ーチャートにて、1チャンネル〜8チャンネルまでの温
度表示動作を説明する。前述の如くマイクロコンピュー
タ6は3秒毎に自動送りにて各チャンネルの温度表示を
行うものであるが、例えば1チャンネルを表示しようと
する場合、図4のステップS12からステップS13及
びステップS14で高温警報の設定及び低温警報の設定
がOFFとなっているか否か順次判断する。そして、何
れかがOFF設定では無い場合にはステップS15に進
んで1チャンネルの温度データを表示装置19に表示す
る。また、ステップS16で後述する如く1チャンネル
の温度センサ38の異常が発生しているか否か判断し、
発生している場合にはステップS17にて後述する1チ
ャンネルの温度請求項38の異常表示を行う(温度警報
ランプ14の点灯)。
【0037】一方、ステップS13及びステップS14
で高温警報の設定及び低温警報の設定の双方がOFFと
なっている場合には、ステップS15に進まず、次のチ
ャンネル(2チャンネル)のステップS19に進むので
1チャンネルに関する温度データの表示、及び、センサ
異常の表示を禁止される。同様の動作は2チャンネルに
対してもステップS18〜ステップS23で行われ、3
チャンネルに対してもステップS24以降で行われる。
【0038】このように、図3における高温警報温度及
び低温警報温度の設定時に高温警報温度設定値及び低温
警報温度設定値をOFFに設定した場合には、マイクロ
コンピュータ6は常時自動送りの温度表示において当該
チャンネルの温度表示を行わなず跳ばして次のチャンネ
ルの温度表示を行うようになる。即ち、高温及び低温警
報温度を設定する操作と同一の操作にてセンサ異常の警
報の発生を防止できるようになり、誤設定による誤報の
発生を未然に回避することが可能となる。
【0039】また、当該チャンネルについての温度表示
も禁止するようにしたので、高温及び低温警報温度を設
定する操作と同一の操作にて温度センサ38の使用・未
使用を設定できるようになり、操作性が向上し、且つ、
誤設定による誤報の発生が確実に防止される。そして、
未使用の温度センサ38に関して意味不明な表示を行う
ことを防止し、温度等をより確認し易くすることができ
るようになる。特に、温度センサ38の使用・未使用を
設定する格別なスイッチを設ける必要が無くなるので、
部品点数の削減とコストの低減を図ることが可能とな
る。
【0040】尚、高温警報温度設定値をOFFとした場
合にはマイクロコンピュータ6は当該チャンネルの高温
遅延時間は表示せず、低温警報温度設定値をOFFとし
た場合には当該チャンネルの低温遅延時間は表示しな
い。更に、送りスイッチ22が操作されると、マイクロ
コンピュータ6は今度はモードランプ18の「遅延」を
点灯させると共に、表示装置19に現在設定されている
9チャンネル〜14チャンネルの遅延時間(遅延タイマ
による)を表示する。この場合、アップスイッチ23若
しくはダウンスイッチ24が操作されると、マイクロコ
ンピュータ6は前記9チャンネル〜14チャンネルに設
定されている機器警報又は冷凍機異常警報の遅延時間を
選択的に表示装置19に表示する。
【0041】次に、これら遅延時間を変更する場合に
は、先ず、上述の如くアップスイッチ23若しくはダウ
ンスイッチ24で変更したいチャンネルを選択し、設定
スイッチ26を操作する。これによって、マイクロコン
ピュータ6は設定モードとなり、モードランプ18の
「設定」を点灯させる。次に、アップスイッチ23若し
くはダウンスイッチ24の操作によりマイクロコンピュ
ータ6は表示内容を例えば0分〜90分に変更し、もう
一度設定スイッチ26が操作されたら変更後の値に設定
値を変更して、モードランプ18の「設定」を消灯す
る。
【0042】次に、図5のマイクロコンピュータ6のフ
ローチャートを参照しながら警報装置1の警報動作を説
明する。1チャンネル〜8チャンネルの温度センサ38
からの温度情報に基づき、全てのチャンネルの庫内温度
が上述の如く設定された高温警報温度設定値と低温警報
温度設定値の間に収まっている場合、或いは9チャンネ
ル〜12チャンネルの外部機器の全ての接点が開いてい
る場合、若しくは13チャンネル、14チャンネルの冷
凍機が警報信号が入力されていない場合、マイクロコン
ピュータ6は警報発生は無いと判断して温度警報ランプ
14、機器警報ランプ16、及び冷凍機異常ランプ17
を消灯させると共に、警報ブザー13は動作させない
(ブザー音停止)。また、通信線4を介してマイクロコ
ンピュータ32に外部警報出力制御信号を送信し、外部
信号出力36の接点を開いて外部警報出力をOFFとす
る。
【0043】次に、1チャンネル〜8チャンネルの何れ
かのチャンネルの庫内温度が上述の如く設定された高温
警報温度設定値より高くなり、または、低温警報温度設
定値より低くなった場合(異常の検出)、それぞれに対
して上述の如く設定された遅延時間が経過すると、マイ
クロコンピュータ6は警報発生と判断し、警報発生とな
った当該チャンネルの温度警報ランプ14を点滅させ
る。また、警報ブザー13を動作させてブザー音を出力
させると共に、マイクロコンピュータ32に前記外部警
報出力制御信号を送信して外部信号出力36の接点を閉
じ、外部警報出力をONして前記メンテナンス会社等に
通報を行う。
【0044】これによって、管理者はどのチャンネル
(1チャンネル〜8チャンネルの監視項目)に異常が発
生しているか否かを迅速に把握することができる。そし
て、管理者によりブザー停止スイッチ21が操作される
と、マイクロコンピュータ6は温度警報ランプ14を点
滅させつつ、警報ブザー13を停止させ、且つ、外部信
号出力36の接点を開いて外部警報出力をOFFさせ
る。そして、以後は当該チャンネルの警報発生に対して
は警報ブザー13の発報及び外部警報出力を行わなくな
る。
【0045】従って、管理者の確認後は警報ブザー13
を停止させ、他の異常発生に対する待機状態とすること
ができると共に、各警報ランプ14は引き続き点滅され
るので、警報ブザー13を停止させた後に修理等を失念
してしまう不都合も未然に回避することができるように
なる。また、マイクロコンピュータ6は他のチャンネル
に異常が発生して新しい警報発生があった場合には、当
該チャンネルの温度警報ランプ14を点滅させると共
に、再び警報ブザー13を動作させてブザー音を出力さ
せ、同様にして外部信号出力36の接点を閉じて外部警
報出力をONする。
【0046】従って、ブザー停止スイッチ21が操作さ
れて警報ブザー13及び外部警報出力を停止(OFF)
させた状態で、他のチャンネルに関する異常が検出され
た場合には、当該チャンネルに対応する警報ランプ14
を動作させ、且つ、警報ブザー13及び外部警報出力を
再び動作させるので、複数のチャンネル全てに行き届い
た監視を行うことが可能となる。
【0047】次に、マイクロコンピュータ6はセンサ異
常が発生しているか否か判断しており、前述の如くマイ
クロコンピュータ32から送信されて来る1チャンネル
〜8チャンネルの温度センサ38の温度情報に基づき、
全てのチャンネルの温度情報が+50℃より低く、−5
0℃より高いか否か判断する。そして、何れも否であれ
ば各警報ランプ14を消灯し、警報ブザー13は停止さ
せると共に、外部警報出力も停止(OFF)させる。
【0048】次に、1チャンネル〜8チャンネルの何れ
かのチャンネルの温度センサ38に断線・短絡等の異常
が発生し、温度情報が通常では考えられない+50℃以
上、或いは−50℃以下となると、マイクロコンピュー
タ6は所定の遅延時間が経過したか否か判断する。そし
て、経過していない場合には当該チャンネルの温度警報
ランプ14を前述の如く点灯させる。
【0049】そして、このセンサ異常状態が前記遅延時
間中継続された場合には、当該チャンネルの温度警報ラ
ンプ14を今度は点滅(第2の点灯状態)させる。ま
た、警報ブザー13を動作させてブザー音を出力させる
と共に、マイクロコンピュータ32に前記外部警報出力
制御信号を送信して外部信号出力36の接点を閉じ、外
部警報出力をONして前記メンテナンス会社等に通報を
行う。
【0050】従って、温度センサ38の交換等の一時的
な断線や小動物等の影響による一時的な接触不良等の場
合には、温度警報ランプ14を点灯させるのみとして無
用な警報ブザー13の動作を排除し、効率的な管理を実
現することが可能となる。そして、実際に断線等のセン
サの異常が発生しており、係る異常が所定期間継続され
た場合には、温度警報ランプ14を点滅させ、警報ブザ
ー13及び外部警報出力を動作させるようにしたので、
管理者は温度センサ38の異常を確実に把握することが
できるようになる。
【0051】次に、図5のマイクロコンピュータ6のフ
ローチャートを参照しながら、9チャンネル〜14チャ
ンネルまでの外部機器警報及び冷凍機異常警報について
説明する。例えば9チャンネルの外部機器に異常が発生
してその接点が閉じた場合(13チャンネル、14チャ
ンネルの場合には、冷凍機が故障などしてそれらの何れ
かから警報信号が入力された場合)、マイクロコンピュ
ータ6はステップS25にて9チャンネルの機器警報が
入力されたと判断してステップS26に進む。ステップ
S26では現在前述の如く設定した遅延時間のタイマが
積算(スタート中)しているか否か判断し、否であれば
ステップS27に進んで当該遅延タイマの積算をスター
トさせる。
【0052】次にステップS28で遅延タイマの積算が
終了(UP)したか否か判断し、終了していなければ、
他の制御(ステップS30)に進む。そして、遅延タイ
マの積算が終了すると、ステップS28からステップS
29に進んで9チャンネルの機器警報ランプ16を点滅
させる。また、警報ブザー13を動作させてブザー音を
出力させると共に、マイクロコンピュータ32に前記外
部警報出力制御信号を送信して外部信号出力36の接点
を閉じ、外部警報出力をONして前記メンテナンス会社
等に通報を行う。
【0053】以下、10チャンネル〜14チャンネルに
対してもステップS30以降で同様の動作を実行する。
そして、管理者によりブザー停止スイッチ21が操作さ
れると、マイクロコンピュータ6は同様に機器警報ラン
プ16を点滅させつつ、警報ブザー13を停止させ、且
つ、外部信号出力36の接点を開いて外部警報出力をO
FFさせる。そして、以後は当該チャンネルの警報発生
に対しては警報ブザー13の発報及び外部警報出力を行
わなくなる。
【0054】このように、外部機器や冷凍機異常が検出
されてから警報ランプ16、17及び警報ブザー13を
動作させるまでの遅延時間をマイクロコンピュータ6に
設定できるので、異常発生で即警報する、或いは異常が
継続した場合に警報する等用途にあった設定が可能とな
り、一時的な異常による誤報の発生を防止することがで
きる。また、機器の保守点検を行う際の一時的な異常に
対しても警報は遅延されるので、誤報の発生を危惧する
こと無く円滑に点検作業を行うことが可能となる。特に
警報装置1の電源を切る等の必要性も無くなるので、作
業後に警報装置1を復帰させることを失念した場合に生
ずる不都合も未然に回避することができるようになる。
【0055】他方、ショーケースの機器の点検を行う際
には、点検スイッチ51を操作(押す)する。マイクロ
コンピュータ6は図6のステップS32で点検スイッチ
51が押されたか否か判断しており、押された場合に
は、ステップS33に進んで点検スイッチONフラグを
セットし、所定の遅延タイマ(マイクロコンピュータ6
の機能)の積算をスタートさせる。次に、ステップS3
4で遅延タイマのカウントが終了(UP)したか否か判
断し、否であれば他の制御を実行してステップS31に
戻る。
【0056】ステップS31では点検スイッチONフラ
グがセット(有り)されているか否か判断し、ここでは
セットされているからステップS34に進んで遅延タイ
マのカウントが終了しているか否か判断する。そして、
所定の遅延時間が経過して遅延タイマのカウントが終了
した場合にはステップS35に進んで点検スイッチON
フラグをクリア(リセット)し、ステップS36に進ん
で上述した各種の警報出力プログラムを実行する。
【0057】このように、点検スイッチ51が操作され
た場合にはマイクロコンピュータ6は所定の遅延時間だ
け警報を禁止するようにしたので、機器の保守点検を行
う際の一時的な異常に対して警報を禁止することができ
るようになり、誤報の発生を危惧すること無く円滑に点
検作業を行うことが可能となる。特に、点検スイッチ5
1が操作されてから所定の遅延時間後にマイクロコンピ
ュータ6は警報の禁止を解除するので、一々警報装置1
を通常の動作状態に復帰させること無く自動的に警報禁
止は解除される。従って、作業後に警報装置1を通常の
状態に復帰させることを失念した場合に生ずる不都合も
未然に回避することができるようになる。
【0058】次に、マイクロコンピュータ6は前記警報
の内容や発生時刻に関するデータを記憶しているが、前
述の如く送りスイッチ22が操作されると、前記遅延時
間の次にマイクロコンピュータ6はモードランプ18の
「履歴」を点灯させ、表示装置19に現在記憶されてい
る過去の警報時のデータを表示する。この場合、アップ
スイッチ23若しくはダウンスイッチ24が操作される
と、マイクロコンピュータ6は前記1チャンネル〜8チ
ャンネルの警報月日・時及び温度(当該チャンネル内で
アップスイッチ23で切換)、9チャンネル〜14チャ
ンネルはE−マークを表示装置19に表示する。尚、警
報履歴が無い場合には−表示となり、また、設定スイッ
チ26の操作によってクリアすることもできる。
【0059】このように異常の内容(温度等)及び発生
時刻を記憶し、送りスイッチ22及びアップダウンスイ
ッチ23、24の操作により前記内容及び発生時刻を表
示装置19に表示するので、警報が行われた後に機器の
点検を行うに際して、当該異常の内容や発生時刻を容易
に把握することができるようになり、原因の追求及び保
守点検作業を極めて円滑に進めることが可能となる。
【0060】次に、送りスイッチ22が操作されると、
前記履歴の次にマイクロコンピュータ6はモードランプ
18を全て消灯させ、表示装置19に警報ブザー13の
動作を禁止する警報ブザー音マスク期間の開始時刻を表
示する。また、その状態でダウンスイッチ24が操作さ
れると、マイクロコンピュータ6は当該警報ブザー音マ
スクの期間の終了時刻を表示装置19に表示する。
【0061】これら警報ブザー音マスク期間の開始時刻
及び終了時刻を設定する場合には、上述の如く表示装置
19に開始時刻或いは終了時刻を表示させている状態で
設定スイッチ26を操作する。次に、アップスイッチ2
3若しくはダウンスイッチ24を操作して開始時刻或い
は終了時刻を合わせ、もう一度設定スイッチ26を操作
することにより、マイクロコンピュータ6に上記開始時
刻T1と終了時刻T2が設定される。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、温度等の複数の監視項目に関して異常が検出された
場合には、制御装置が警報手段を動作させるので、管理
者は監視項目に異常が発生していることを確実に把握す
ることができる。特に、制御装置は設定スイッチの操作
により、警報手段を動作させる各監視項目の警報温度及
び警報の禁止を表示装置に表示して設定し、警報の禁止
が設定された場合には、当該監視項目については警報手
段の動作を禁止するようにしたので、警報温度を設定す
る操作と同一の操作にて警報の発生を確実に防止できる
ようになり、誤設定による誤報の発生を未然に回避する
ことが可能となる。
【0063】請求項2の発明によれば、上述に加えて警
報の禁止が設定された場合には、当該監視項目について
の温度表示と警報手段の動作を禁止するようにしたの
で、警報温度を設定する操作と同一の操作にてセンサの
使用・未使用を設定できるようになり、操作性が向上
し、且つ、誤設定による誤報の発生が確実に防止される
と共に、未使用のセンサに関して意味不明な表示を行う
ことを防止し、温度等をより確認し易くすることができ
るようになる。特に、センサの使用・未使用を設定する
格別なスイッチを設ける必要が無くなるので、部品点数
の削減とコストの低減を図ることが可能となるものであ
る。
【0064】請求項3の発明によれば、設定スイッチの
操作により、監視項目の異常が検出されてから警報手段
を動作させるまでの遅延時間を設定でき、制御装置は、
当該遅延時間中は警報手段の動作を禁止するようにした
ので、異常発生で即警報する、或いは異常が継続した場
合に警報する等用途にあった設定が可能となり、一時的
な異常による誤報の発生を防止することができる。
【0065】また、機器の保守点検を行う際の一時的な
異常に対しても警報は遅延されるので、誤報の発生を危
惧すること無く円滑に点検作業を行うことが可能とな
る。特に警報装置の電源を切る等の必要性も無くなるの
で、作業後に警報装置を復帰させることを失念した場合
に生ずる不都合も未然に回避することができるようにな
るものである。請求項4の発明によれば、点検スイッチ
を設け、制御装置はこの点検スイッチが操作された場合
に警報手段の動作を禁止するようにしたので、機器の保
守点検を行う際の一時的な異常に対して警報を禁止する
ことができるようになり、従って、誤報の発生を危惧す
ること無く円滑に点検作業を行うことが可能となる。
【0066】特に、請求項5の発明によれば、これに加
えて点検スイッチが操作されてから所定期間後に制御装
置は警報手段の動作禁止を解除するようにしたので、一
々警報装置を通常の動作状態に復帰させること無く自動
的に警報禁止は解除される。従って、作業後に警報装置
を通常の状態に復帰させることを失念した場合に生ずる
不都合も未然に回避することができるようになるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケース等の警報装置のブロック
図である。
【図2】本発明のショーケース等の警報装置の操作・表
示ユニットの正面図である。
【図3】本発明のショーケース等の警報装置のマイクロ
コンピュータのプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図4】同じく本発明のショーケース等の警報装置のマ
イクロコンピュータのプログラムを示すフローチャート
である。
【図5】同じく本発明のショーケース等の警報装置のマ
イクロコンピュータのプログラムを示すフローチャート
である。
【図6】同じく本発明のショーケース等の警報装置のマ
イクロコンピュータのプログラムを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 警報装置 2 操作・表示ユニット 3 入出力ユニット 6 マイクロコンピュータ 13 警報ブザー 14 温度警報ランプ 16 機器警報ランプ 17 冷凍機異常ランプ 21 ブザー停止スイッチ 23 アップスイッチ(設定スイッチ) 24 ダウンスイッチ(設定スイッチ) 26 設定スイッチ 37 外部信号入力 38 温度センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度等の複数の監視項目を検出するセン
    サと、警報手段と、表示装置と、前記センサに基づいて
    前記警報手段を制御する制御装置と、設定スイッチとを
    備え、 前記制御装置は、前記監視項目の異常が検出された場合
    に前記警報手段を動作させると共に、前記設定スイッチ
    の操作により、前記警報手段を動作させる各監視項目の
    警報温度及び警報の禁止を前記表示装置に表示して設定
    し、警報の禁止が設定された場合には、当該監視項目に
    ついては前記警報手段の動作を禁止することを特徴とす
    るショーケース等の警報装置。
  2. 【請求項2】 温度等の複数の監視項目を検出するセン
    サと、警報手段と、表示装置と、前記センサに基づいて
    前記警報手段を制御する制御装置と、設定スイッチとを
    備え、 前記制御装置は、前記センサに基づいて表示装置に各監
    視項目の温度を表示し、各監視項目の異常が検出された
    場合には前記警報手段を動作させると共に、前記設定ス
    イッチの操作により、前記警報手段を動作させる各監視
    項目の警報温度及び警報の禁止を前記表示装置に表示し
    て設定し、警報の禁止が設定された場合には、当該監視
    項目についての温度表示と前記警報手段の動作を禁止す
    ることを特徴とするショーケース等の警報装置。
  3. 【請求項3】 警報手段と、設定スイッチと、監視項目
    の異常が検出された場合に前記警報手段を動作させる制
    御装置とを備え、 前記制御装置は、前記設定スイッチの操作により、前記
    監視項目の異常が検出されてから前記警報手段を動作さ
    せるまでの遅延時間を設定し、当該遅延時間中は警報手
    段の動作を禁止することを特徴とするショーケース等の
    警報装置。
  4. 【請求項4】 警報手段と、点検スイッチと、監視項目
    の異常が検出された場合に前記警報手段を動作させる制
    御装置とを備え、 前記制御装置は、前記点検スイッチが操作された場合、
    前記警報手段の動作を禁止することを特徴とするショー
    ケース等の警報装置。
  5. 【請求項5】 制御装置は、点検スイッチが操作されて
    から所定期間後に警報手段の動作禁止を解除することを
    特徴とする請求項4のショーケース等の警報装置。
JP26762494A 1994-10-31 1994-10-31 ショーケース等の警報装置 Pending JPH08128772A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001201243A (ja) * 2000-01-21 2001-07-27 Sharp Corp 冷蔵庫
JP2003004367A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Nisshin Seifun Group Inc 冷蔵庫用食品賞味期限管理装置
JP2005242705A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Sanden Corp 集中管理システム
JP2007033002A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Sanden Corp ショーケース冷却装置
JP2013160422A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Sharp Corp 冷蔵庫
JPWO2017002215A1 (ja) * 2015-06-30 2018-01-18 三菱電機株式会社 冷媒漏洩検知システム
JP2018180995A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 横河電機株式会社 安全計装制御装置及びその方法並びに安全計装システム

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