JP3685883B2 - 弁監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は弁監視装置に係り、特に流体が流れる管路に配設された弁の開閉動作原因を確認できるよう構成した弁監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ガス等を給送するガス管路には、圧力制御弁等と共に緊急時に管路を遮断する遮断弁が配設されている。この種の遮断弁は、例えば地震、火災、ガス流出による急激な圧力低下等が生じた場合、緊急閉弁動作を行って管路を遮断する。
【0003】
これにより、2次災害の発生を防止していた。そのため、遮断弁は、地震センサ、火災センサ、圧力センサ等からの検出信号をトリガとしてアクチュエータが駆動されて自動的に閉弁動作する構成のものと、各センサからの検出信号により作業員が手動操作により閉弁させる手動式のものとがある。
【0004】
そして、遮断弁の動作状況の確認及び遮断弁が管路を遮断した場合の原因究明を容易にするため、弁監視装置が配設されている。従来の弁監視装置は、制御盤上に各センサ毎の表示ランプ、弁の開閉状態を表示する表示ランプや断線、停電の発生を表示する表示ランプ等が配設されている。この弁監視装置では、各センサからの検出信号により該当する表示ランプ(LED)を点灯させる構成であるため、点灯した表示ランプをチェックすることにより現在の状況を確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の弁監視装置は、遮断弁が閉弁動作した場合、各センサからの検出信号に基づいて該当する表示ランプを点灯させるだけなので、現在の遮断弁の動作状況を確認することはできるものの、何時どのような理由で閉弁動作したのかを判断することができなかった。
【0006】
そのため、従来は、複数の現象が時系列的に発生した場合、どの現象が原因で遮断弁が閉弁したのか判断できず、遮断弁により管路が遮断された場合の対策が遅れたり、各センサから検出される複数の現象のうち最初に発生した原因を特定することが難しいといった問題があった。
【0007】
そこで、本発明は上記問題を解決した弁監視装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、閉弁動作させるための各種異なる状態を個別に検出する複数の検出手段を有し、前記複数の検出手段から出力された各種検出信号に基づき前記遮断弁の動作状況を監視する弁監視装置において、
前記遮断弁を作動させるのに障害となる異常が検出された場合に入力される検出信号や前記複数の検出手段からの各種検出信号が入力された場合に、閉弁動作前、閉弁動作後の前記各種検出信号に対応する情報と当該情報の入力順位とを対応付けて前記遮断弁の動作記録として記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された前記遮断弁の動作記録を前記記憶手段より読み出し、閉弁動作前、閉弁動作後の時系列的な報知を行なう報知手段と、
を備えてなることを特徴とするものである。
【0009】
従って、本発明によれば、遮断弁を作動させるのに障害となる異常が検出された場合に入力される検出信号や複数の検出手段からの各種検出信号が入力された場合に、閉弁動作前、閉弁動作後の各種検出信号に対応する情報と当該情報の入力順位とを対応付けて遮断弁の動作記録として記憶し、記憶された遮断弁の動作記録を記憶手段より読み出し、閉弁動作前、閉弁動作後の時系列的な報知を行なうため、各種検出手段により検出された異常内容と共に遮断弁の動作状況を容易に知ることができ、特に何らかの異常が発生した場合には各種検出手段からの検出信号がいつ出力されたかを確認して異常の原因を正確に把握することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の一実施例を説明する。尚、図1は本発明になる弁監視装置の構成図である。
弁監視装置1は、管路2に配設された遮断弁3の開閉動作状況を監視するものであり、各種検出手段から入力された検出信号に基づいて遮断弁3の開閉動作状況を表示するものである。遮断弁3は、弁体を閉弁駆動するアクチュエータ部3aを有する。
【0011】
各種検出手段としては、管路2の圧力を検出する圧力センサ4と、遮断弁3周辺でのガス漏れを検出するガスセンサ5と、地震発生を検出する感震器6と、即時遮断装置22とが取り付けられている。また、遮断弁3のアクチュエータ部3aには、弁体が開弁位置にあることを検出する開弁位置検出スイッチ7と、弁体が閉弁位置にあることを検出する閉弁位置検出スイッチ8とが取り付けられており、これら開弁位置検出スイッチ7及び閉弁位置検出スイッチ8も検出手段として機能する。
【0012】
弁監視装置1は、各検出手段からの検出信号に基づいて弁動作状況を監視する制御部9と、制御部9が実行する制御プログラム及び各検出信号の入力順位、時刻などの弁の動作記録としての情報を記憶する記憶部10と、液晶ディスプレイ(LCD)等により各検出信号の入力順位、時刻などの弁の動作記録を表示する表示部11とを有する。
【0013】
また、弁監視装置1は、表示部11の表示を順次切り替える表示切替スイッチ釦12と、警報ブザー13と、警報ランプ14と、停電時に点滅する電源ランプ15と、弁閉時に点灯し弁開時に消灯する弁開閉ランプ16と、緊急遮断スイッチ釦17と、ブザー停止スイッチ釦18と、履歴消去スイッチ釦19とを有する。
【0014】
弁監視装置1が遮断弁3の近傍に設けられている場合、作業者はその場で表示部11の表示から遮断弁3の動作状況を確認することができる。また、弁監視装置1が遮断弁3から離間された場所に取り付けられている場合、作業者は現場に向かう前に遠隔操作により表示部11の表示から遮断弁3の動作状況を確認することができる。そのため、作業者は、現場に到着後、ただちに遮断弁3の復帰作業と共に異常発生の原因を排除することができる。
【0015】
図2は弁監視装置1の正面図である。
弁監視装置1のケース20の内部には、上記制御部9及び記憶部10が取り付けられている。また、ケース20の蓋21には、表示部11、表示切替スイッチ釦12、警報ブザー13、警報ランプ14、電源ランプ15、弁開閉ランプ16、緊急遮断スイッチ釦17、ブザー停止スイッチ釦18等が取り付けられている。尚、履歴消去スイッチ釦19は、誤操作を防止するため、ケース20の内部に取り付けられており、蓋21を開けて操作されるように設けられている。。
【0016】
図3は制御部9が実行する監視処理を説明するためのフローチャートである。制御部9は、ステップS1(以下「ステップ」を省略する)において、記憶部10から監視中データを読み出す。そして、S2に進み、監視中であることを示す「監視中」を表示部11に表示させる。
【0017】
次のS3では、センサ入力(各検出手段からの検出信号)が有るかどうかをチェックする。そして、S3において、センサ入力が無いときは、後述するS25に移行し、センサ入力が有るときは、S4に進み、入力順位1を記憶部10に記憶させる。
【0018】
続いて、S5で検出信号が入力されたセンサの種類(センサ名)を弁動作記録情報として記憶部10に記憶させる。次にS6に進み、制御部9の時刻用IC(図示せず)から時刻を読み出し記憶部10に記憶させる。
S7では、入力順位1のデータ(情報)を記憶部10から読み出す。そして、S8で表示部11に入力順位1のデータ(情報)を表示させる。次のS9では、弁閉信号を遮断弁3のアクチュエータ部3aに送信する。その後、S10に進み、弁閉信号を遮断弁3に出力したことを順位2として記憶部10に記憶させる。
【0019】
そして、S11では、遮断弁3が閉じたかどうかをチェックする。S11において、遮断弁3が閉弁したときは、S12に進み、遮断弁3が閉弁したことを弁動作記録情報として記憶部10に記憶させる。次のS13では、制御部9の時刻用ICから時刻を読み出し記憶部10に記憶させる。
【0020】
続いて、S14に進み、最新のデータ(情報)を記憶部10から読み出し、S15で記憶部10から読み出した最新のデータ(情報)を表示部11に表示させる。これにより、作業者は、遮断弁3が閉弁したときの最後に発生した原因及び発生時間を確認できる。
【0021】
次のS16では、センサ信号又は異常信号(例えば停電、バッテリー電圧低下、断線、遮断弁異常等の情報)の検出信号が入力されたどうかをチェックする。S16において、どの検出信号も入力されていないときは、S17に進み、表示切替スイッチ釦12がオンに操作されたか否かをチェックする。
【0022】
S17において、表示切替スイッチ釦12がオフであるときは、S18に進み、遮断弁3が開弁されて開弁位置検出スイッチ7からの弁復帰信号が入力されたか否かをチェックする。
そして、S18において、弁復帰信号が入力されたときは、S19に進み、履歴消去スイッチ釦21がオンに操作されたか否かをチェックする。
【0023】
このS19において、履歴消去スイッチ釦21がオフであるときは、再びS16に戻り、S16〜S19の処理を繰り返す。
尚、上記S11において、S9で弁閉信号が出力されているにも拘わらず、遮断弁3が開弁したままであるときは、S20に進み、遮断弁3の閉弁動作異常を弁動作記録情報として記憶部10に記憶させる。
【0024】
上記S16において、検出信号が入力されているときは、S21に進み、最新の入力順位を記憶部10に記憶させる。続いて、S22に進み、信号の種類を記憶部10に記憶させる。その後、前述したS13に戻り、S13以降の処理を実行する。
【0025】
また、上記S17において、表示切替スイッチ釦12がオンに操作されたときは、S23に進み、表示部11に表示されている一つ前のデータ(情報)を記憶部10から読み出す。そして、S15に戻り、記憶部10から読み出した一つ前のデータ(情報)を表示部11に表示させた後、S16以降の処理を実行する。
【0026】
このように、表示切替スイッチ釦12が1回オンに操作されると、表示部11に一つ前のデータが表示され、順次過去の弁動作記録情報を確認することができる。そのため、複数のセンサからの検出信号が入力された場合でも最初に作動したセンサの種類を確認できるだけでなく、各センサの検出動作の順番を確認できるので、遮断弁3の開閉動作状況を正確且つ短時間で知ることができる。従って、遮断弁3が閉弁した場合、作業者は表示切替スイッチ釦12を操作するだけで遮断弁3が閉弁動作した原因を知ることができ、どのような対策あるいは修理等の作業を行えば良いのかをその場で判断することができる。
【0027】
そのため、何らかの異常が発生して遮断弁3が閉弁した場合でも、表示切替スイッチ釦12の操作によりその異常内容を表示部11に表示させて報知することができる。
また、上記S18において、弁復帰信号が入力されないときは、S16に進み、S16以降の処理を実行する。
【0028】
また、S19において、履歴消去スイッチ釦21がオンであるときは、S24に進み、記憶部10に記憶された各データ(情報)を消去する。
前述したS3において、センサ入力が無いときは、S25に移行して表示切替スイッチ釦12がオンに操作されたか否かをチェックする。S25において、表示切替スイッチ釦12がオフであるときは、前述したS2に戻り、記憶部10から読み出した監視中であることを示す「監視中」を表示部11に表示させた後、S2以降の処理を繰り返す。
【0029】
しかし、S25において、表示切替スイッチ釦12がオンであるときは、S26に進み、次の初期設定値(例えばバッテリ電圧、感震器6の連動/非連動、圧力センサ4の遅延時間、ガスセンサ5の遅延時間、即時遮断の連動/非連動、現在時刻等)を記憶部10から読み出す。次のS27では、記憶部10から読み出した各種の初期設定値のうち一の初期設定値を表示部11に5秒間表示させる。
【0030】
その後、S28に進み、5秒以内に再び表示切替スイッチ釦12がオンに操作されたか否かをチェックする。このS28において、5秒以内に再び表示切替スイッチ釦12がオンに操作されたときは、上記S26に戻り、S26以降の処理を繰り返す。
【0031】
すなわち、S28で表示切替スイッチ釦12がオンに操作されると、例えばバッテリ電圧→感震器6の連動/非連動→圧力センサ4の遅延時間→ガスセンサ5の遅延時間→即時遮断の連動/非連動→現在時刻といった具合に表示が順次切り替わる。これにより、定期点検時等のとき、記憶部10に設定された初期設定値を簡単に確認することができる。
【0032】
しかし、S28において、5秒以内に再び表示切替スイッチ釦12がオンに操作されないときは、S1に戻り、「監視中」を表示部11に表示させる。
図4は表示部11に表示される一例を示す図である。
図4(a)は、上記S2で表示部11に表示させる「監視中」を示している。通常、何の異常もない場合は、常に各センサからの信号を監視しているため、「監視中」を表示部11に表示させている。
【0033】
図4(b)は、感震器6が地震発生により作動して地震検出信号が入力された場合の一例として「1感震器受信 10:07」を示している。この場合、左端の「1」が入力順位(発生順位)を示し、次の「感震器受信」が入力された信号の種類を示し、「10:07」が地震検出信号の受信時刻を示している。
【0034】
図4(c)は、遮断弁3が閉弁した場合の一例として「2遮断弁閉 10:07」を示している。この場合、左端の「2」が入力順位(発生順位)を示し、次の「遮断弁閉」が入力された信号の種類及び遮断弁3が閉弁したことを示し、「10:07」が遮断弁3の閉弁時刻を示している。
【0035】
図4(d)は、圧力センサ4が管路2の圧力低下を検出した場合の一例として「3圧力低下受信 10:08」を示している。この場合、左端の「3」が入力順位(発生順位)を示し、次の「圧力低下受信」が入力された信号の種類を示し、「10:08」が圧力センサ4による圧力低下の検出時刻を示している。
【0036】
図4(e)は、ガスセンサ5がガス洩れを検出した場合の一例として「4ガス洩れ受信 10:09」を示している。この場合、左端の「4」が入力順位(発生順位)を示し、次の「ガス洩れ受信」は入力された信号の種類がガスセンサ5によるガス洩れ検出であることを示し、「10:09」がガスセンサ5によるがす洩れ検出時刻を示している。
【0037】
図4(f)は、停電した場合の一例として「5停電 10:30」を示している。この場合、左端の「5」が入力順位(発生順位)を示し、次に停電の発生時刻が「10:30」であることを示している。
図4(g)は、バッテリ電圧が低下した場合の一例として「6バッテリ低下 12:20」を示している。この場合、左端の「6」が入力順位(発生順位)を示し、次の「バッテリ低下」がバッテリの電圧が予め設定された基準値(閾値)以下に低下したことを示し、「12:20」がバッテリ電圧が低下時間を示している。
【0038】
図4(h)は、断線が発生した場合の一例として「7断線 12:45」を示している。この場合、左端の「7」が入力順位(発生順位)を示し、次の「ソレノイド回路」が断線発生箇所を示し、「12:45」が断線発生時刻を示している。
【0039】
図4(i)は、緊急遮断スイッチ釦17がオンに操作された場合の一例として「1緊急遮断釦 08:31」を示している。この場合、左端の「1」が入力順位(発生順位)を示し、次の「緊急遮断釦」が緊急遮断スイッチ釦17が操作されたことを示し、「08:31」が緊急遮断スイッチ釦17の操作時刻を示している。
【0040】
図4(j)は、遮断弁3へ弁閉信号が出力された後、遮断弁3の閉弁位置検出スイッチ8から閉弁位置検出信号が入力されない場合の一例として「1遮断弁異常 09:17」を示している。この場合、左端の「1」が入力順位(発生順位)を示し、次の「遮断弁 異常」が遮断弁3に異常が発生して閉弁できないことを示し、「09:17」が遮断弁3の異常発生時刻を示している。
【0041】
図4(k)は、即時遮断装置22の信号が入力されて遮断弁3を即時遮断させる場合の一例として「1即時遮断 07:05」を示している。この場合、左端の「1」が入力順位(発生順位)を示し、次の「即時遮断」が遮断弁3を即時遮断させることを示し、「09:17」が即時遮断装置22の信号が入力された時刻を示している。
【0042】
従って、上記S1〜S3で監視中に各センサからの検出信号が入力されると、図4(a)〜図4(h)に示されるように、入力順位(発生順位)を更新しながら各検出内容が順次記憶部10に記憶される。そして、上記S17において、表示切替スイッチ釦12が操作される度に、一つ前の入力順位のデータが表示部11に表示される。
【0043】
例えば、図4(h)の「7断線 12:45」が表示器11に表示されているときに、表示切替スイッチ釦12が1回操作されると、図4(g)の「6バッテリ低下 12:20」が表示器11に表示され、更に表示切替スイッチ釦12が1回操作されると、図4(f)の「5停電 10:30」が表示器11に表示される。
【0044】
従って、表示切替スイッチ釦12が1回も操作されない時は、記憶部10に記憶された最新のデータ(情報)が表示器11に表示されるものの、表示切替スイッチ釦12の操作回数により順次一つ前のデータ(情報)が表示器11に表示されるため、表示切替スイッチ釦12の操作回数によって記憶部10に記憶された全てのデータの記憶内容を表示器11に表示させて遮断弁3の開閉動作状況を正確且つ短時間で確認できる。
【0045】
上記のように図4に示す表示例はあくまで一例に過ぎず、他の表示パターンを表示させるようにしても良いのは言うまでもない。
尚、上記実施例では、都市ガスが給送されるラインに配設された場合を一例として挙げたが、これに限らず、他の気体あるいは液体を給送する管路の遮断弁にも適用できるのは勿論である。
【0046】
また、上記実施例では、遮断弁の動作状況を監視する装置を一例として説明したが、例えば遮断弁以外の弁として圧力制御弁や流量制御弁等の動作状況を監視する装置にも適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、遮断弁の動作状況を表示器に表示させた構成を一例として説明したが、例えば表示器の代わりにプリンタを設け、記憶部に記憶された各データを印字して報知するようにしても良いのは勿論である。
【0047】
また、上記実施例では、遮断弁がアクチュエータにより駆動されて開弁又は閉弁動作する構成としたが、これに限らず、各センサから検出信号が出力されると作業者が手動操作で遮断弁を閉弁させる構成にも適用できるのは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、遮断弁を作動させるのに障害となる異常が検出された場合に入力される検出信号や複数の検出手段からの各種検出信号が入力された場合に、閉弁動作前、閉弁動作後の各種検出信号に対応する情報と当該情報の入力順位とを対応付けて遮断弁の動作記録として記憶し、記憶された遮断弁の動作記録を記憶手段より読み出し、閉弁動作前、閉弁動作後の時系列的な報知を行なうため、各種検出手段により検出された異常内容と共に遮断弁の動作状況を容易に知ることができ、特に何らかの異常が発生した場合には各種検出手段からの検出信号がいつ出力されたかを確認して異常の原因を正確に把握することができる。よって、遮断弁の周辺で異常が発生しても作業員がその原因を短時間で正確に把握できるので、速やかに異常箇所を修理あるいは応急処置を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる弁監視装置の一実施例の概略構成図である。
【図2】弁監視装置の正面図である。
【図3】制御部が実行する監視処理のフローチャートである。
【図4】表示器の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 弁監視装置
2 管路
3 遮断弁
4 圧力センサ
5 ガスセンサ
6 感震器
7 開弁位置検出スイッチ
8 閉弁位置検出スイッチ
9 制御部
10 記憶部
11 表示部
12 表示切替スイッチ釦
13 警報ブザー
14 警報ランプ
15 電源ランプ
16 弁開閉ランプ
17 緊急遮断スイッチ釦
18 ブザー停止スイッチ釦
19 履歴消去スイッチ釦
20 ケース
21 蓋
22 即時遮断装置
Claims (1)
- 閉弁動作させるための各種異なる状態を個別に検出する複数の検出手段を有し、前記複数の検出手段から出力された各種検出信号に基づき前記遮断弁の動作状況を監視する弁監視装置において、
前記遮断弁を作動させるのに障害となる異常が検出された場合に入力される検出信号や前記複数の検出手段からの各種検出信号が入力された場合に、閉弁動作前、閉弁動作後の前記各種検出信号に対応する情報と当該情報の入力順位とを対応付けて前記遮断弁の動作記録として記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された前記遮断弁の動作記録を前記記憶手段より読み出し、閉弁動作前、閉弁動作後の時系列的な報知を行なう報知手段と、
を備えてなることを特徴とする弁監視装置。
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