JP2007033002A - ショーケース冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各ショーケースを全て確実に冷却でき、かつ、省エネに優れたショーケース冷却装置を提供する。
【解決手段】各ショーケースの蒸発器の冷媒過熱度のうち、最小の冷媒過熱度に基づき圧縮機23の吸入圧力が設定されるため、冷媒過熱度が最小となっているショーケースが確実に冷却される。また、冷媒過熱度が最小となっているショーケースは、庫内設定温度に対して熱負荷が最も高いショーケースであるから、このショーケースよりも熱負荷が低い他のショーケースも確実に冷却することができる。また、設定吸入圧力は適正冷媒過熱度となるように設定されているため、圧縮機23にて液圧縮等を起こすことがない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数設置されたショーケースを共通の圧縮機によって冷却するショーケース冷却装置に関するものである。
従来、店舗内に複数のショーケースを設置する一方、各ショーケースを共通の圧縮機にて冷却するショーケース冷却装置が知られている。このショーケース冷却装置では各ショーケース内の商品を確実に冷却するため、圧縮機の出力が高くなるよう圧縮機の吸入圧力を熱負荷の高い夏期に対応するよう設定していた。
しかしながら、熱負荷の高い時期には適切な設定吸入圧力であっても、熱負荷の低い冬期では設定吸入圧力が低すぎて、ショーケース冷却装置の運転効率が低下し、省エネの点で不利なものとなっていた。
出願人は前記問題点を解決するため、特許文献1に記載されたショーケース冷却装置を提案した。
出願人の提案したショーケース冷却装置は、店舗内のエンタルピと各ショーケースの庫内設定温度に基づき圧縮機の目標吸入圧力を設定し、この目標吸入圧力と圧縮機の実吸入圧力との偏差に基づき圧縮機の出力(回転数)を制御する構造となっている。このショーケース冷却装置によれば、圧縮機は熱負荷(エンタルピ)の高い夏期に高出力となる一方、熱負荷の低い冬期には低出力となるため、冬期においてショーケース冷却装置の運転効率が低下することがない。
特開2001−272149号公報
しかしながら、後者のショーケース冷却装置において、目標吸入圧力を設定するためには、店舗内のエンタルピや各ショーケースの庫内設定温度に基づく最適な吸入圧力データを実験等で予め収集しておき、この収集データをマイコンなどに格納しておく必要がある。また、庫内温度が異なるショーケースが設定されているときは、目標吸入圧力の設定が難しくなるおそれがあった。
本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、各ショーケースを全て確実に冷却でき、かつ、省エネに優れたショーケース冷却装置を提供することにある。
本発明は前記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数のショーケースに設置された蒸発器に冷媒を循環させる共通の圧縮機と、圧縮機の出力を制御する制御手段とを有するショーケース冷却装置において、制御手段は、各蒸発器の冷媒過熱度を演算する冷媒過熱度演算部と、冷媒過熱度演算部で演算された各冷媒過熱度の大小を判定する冷媒過熱度判定部と、冷媒過熱度判定部で判定された冷媒過熱度のうち一番小さな値に対応する冷媒過熱度が適正冷媒過熱度となるような圧縮機の回転数を演算し設定する回転数演算設定部とを有する構造となっている。
請求項1の発明によれば、各ショーケースの蒸発器の冷媒過熱度のうち、最小の冷媒過熱度に基づき圧縮機の回転数が設定されるため、冷媒過熱度が最小となっているショーケースが確実に冷却される。また、冷媒過熱度が最小となっているショーケースは、庫内設定温度に対して熱負荷が最も高いショーケースであるから、このショーケースよりも熱負荷が低い他のショーケースも確実に冷却することができる。また、圧縮機の回転数が適正冷媒過熱度となるように設定されているため、冷媒過熱度が「0(ゼロ)」或いは非常に小さくなることがなく、この結果、圧縮機にて液圧縮等を起こすことがないし、また、冷媒過熱度が逆に過剰に大きくなることがなく、この結果、蒸発器における熱交換量の低下を防止することができる。
請求項2の発明は、複数のショーケースに設置された蒸発器に冷媒を循環させる共通の圧縮機と、圧縮機の吸入圧力を検知する吸入圧力センサと、該吸入圧力センサの検知吸入圧力と圧縮機の設定吸入圧力とに基づき圧縮機の出力を制御する制御手段とを有するショーケース冷却装置において、制御手段は、各蒸発器の冷媒過熱度を演算する冷媒過熱度演算部と、冷媒過熱度演算部で演算された各冷媒過熱度の大小を判定する冷媒過熱度判定部と、冷媒過熱度判定部で判定された冷媒過熱度のうち一番小さな値に対応する冷媒過熱度が適正冷媒過熱度となるような吸入圧力が演算され、この演算された吸入圧力を設定吸入圧力として設定する吸入圧力演算設定部とを有する構造となっている。
請求項2の発明によれば、各ショーケースの蒸発器の冷媒過熱度のうち、最小の冷媒過熱度に基づき圧縮機の吸入圧力が設定されるため、冷媒過熱度が最小となっているショーケースが確実に冷却される。また、冷媒過熱度が最小となっているショーケースは、庫内設定温度に対して熱負荷が最も高いショーケースであるから、このショーケースよりも熱負荷が低い他のショーケースも確実に冷却することができる。また、設定吸入圧力は適正冷媒過熱度となるように設定されているため、冷媒過熱度が「0(ゼロ)」或いは非常に小さくなることがなく、この結果、圧縮機にて液圧縮等を起こすことがないし、また、冷媒過熱度が逆に過剰に大きくなることがなく、この結果、蒸発器における熱交換量の低下を防止することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に係るショーケース冷却装置において、各ショーケースは庫内温度を検知する庫内温度センサと、各蒸発器への冷媒流量が可変可能な膨張弁とを備え、制御手段は、庫内温度センサの検知温度と予め設定された庫内設定温度との差に基づき各膨張弁の開度を制御する膨張弁開度制御部を有する構造となっている。
請求項3の発明によれば、膨張弁開度制御部により膨張弁の開度を可変し、各ショーケース内を庫内設定温度に維持している。なお、膨張弁として電動膨張弁を用いるようにしてもよい(請求項4)。
請求項5の発明は、請求項2乃至請求項4に係るショーケース冷却装置において、各蒸発器の冷媒出口温度を検知する出口温度センサを備え、冷媒過熱度演算部は、吸入圧力センサで検知された吸入圧力と各ショーケースから圧縮機に至る配管圧力損失とに基づき蒸発圧力相当温度を演算し、出口温度センサの検知温度と蒸発圧力相当温度との差に基づき各蒸発器の冷媒過熱度を演算する構成となっている。
各ショーケースの冷媒過熱度を演算する構成として、一般に次に掲げる構成が考えられる。第1に、蒸発器の入口温度と出口温度との差に基づき冷媒過熱度を演算するもの、第2に、蒸発器の蒸発圧力を測定し、そして測定蒸発圧力から蒸発温度を換算し、更に、この蒸発温度と蒸発出口温度との差に基づき冷媒過熱度を演算するものが考えられる。
これら第1及び第2の冷媒過熱度演算手段を採用してもよいが、第1の冷媒過熱度演算手段を採用するときは蒸発器の出口温度センサ以外に蒸発器の入口温度センサを設置する必要があるし、また、第2の冷媒過熱度演算手段を採用するときは蒸発器の蒸発圧力を測定する必要があり、何れの手段を採用するとしても各種センサを新たに設置する分、コストが割高になるおそれがある。
これに対して、請求項5の発明は既に設置されている吸入圧力センサ及び出口温度センサの検知信号に基づき冷媒過熱度を演算するようになっているため、コストが割高になることがない。なお、配管圧力損失は予め実験等で求められた圧力値を用いるようにしてもよいし、或いは、冷媒配管の長さや内径が設定されているときは、吸入圧力と冷媒の種類特性と回転数から演算するようにしてもよい。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5に係るショーケース冷却装置において、各ショーケースの冷却異常状態を報知する警報手段を備え、制御手段は、冷媒過熱度判定部で判定された冷媒過熱度のうち、一番小さな値の冷媒過熱度と2番目に小さな値の冷媒過熱度との差を演算して実冷媒過熱度差を求める冷媒過熱度差演算部と、実冷媒過熱度差と予め設定された設定冷媒過熱度差とを比較する冷媒過熱度差比較部と、冷媒過熱度差比較部で実冷媒過熱度差が前記設定冷媒過熱度差より大きいと判定したときは、警報手段に警報出力信号を出力するとともに冷媒過熱度判定部で判定された一番小さな値の冷媒過熱度を2番目に小さな値の冷媒過熱度に切り換える警報出力・過熱度切換部とを有する構造となっている。
請求項6の発明によれば、一番小さな冷媒過熱度と2番目に小さな冷媒過熱度との実冷媒過熱度差が設定冷媒過熱度差より大きくなっているときは、一番小さな冷媒過熱度となっているショーケースが故障、例えば庫内循環ファンなどの故障が予想される。このような事態が発生したときは、冷媒過熱度判定部で判定される冷媒過熱度が2番目に小さな冷媒過熱度に切り換えられ、かつ、警報が出力される。
従って、一番小さな冷媒過熱度のショーケースが故障していることを警報手段により報知できることはもとより、異常時においても適正冷媒過熱度に近似した設定吸入圧力で運転することができる。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項5に係るショーケース冷却装置において、各ショーケースの冷却異常状態を報知する警報手段を備え、制御手段は、冷媒過熱度演算部で演算された各冷媒過熱度から平均冷媒過熱度を演算する平均冷媒過熱度演算部と、冷媒過熱度判定部で判定された一番小さな値の冷媒過熱度と平均冷媒過熱度との差を演算して実冷媒過熱度差を求める冷媒過熱度差演算部と、実冷媒過熱度差と予め設定された設定冷媒過熱度差とを比較する冷媒過熱度差比較部と、冷媒過熱度差比較部で実冷媒過熱度差が設定冷媒過熱度差より大きいと判定したときは、警報手段に警報出力信号を出力するとともに冷媒過熱度判定部で判定された冷媒過熱度を2番目に小さな値の冷媒過熱度に切り換える警報出力・過熱度切換部とを有する構造となっている。
請求項7の発明によれば、一番小さな冷媒過熱度と平均冷媒過熱との実冷媒過熱度差が設定冷媒過熱度差より大きくなっているときは、一番小さな冷媒過熱度となっているショーケースが故障、例えば庫内循環ファンなどの故障が予想される。このような事態が発生したときは、最小冷媒過熱度判定部で判定される冷媒過熱度が2番目に小さな冷媒過熱度に切り換えられ、かつ、警報が出力される。
従って、一番小さな冷媒過熱度のショーケースが故障していることを警報手段により報知できることはもとより、異常時においても適正冷媒過熱度に近似した設定吸入圧力で運転することができる。
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7に係るショーケース冷却装置において、制御手段は、デフロスト前の所定時間の平均吸入圧力を演算する平均吸入圧力演算部と、平均吸入圧力演算部で演算された平均吸入圧力から予め定められた補正用吸入圧力を減算してプルダウン運転モードの設定吸入圧力を演算し、プルダウン運転モードの吸入圧力を設定吸入圧力として設定するプルダウン運転吸入圧力演算設定部とを有する構造となっている。
一般に、各ショーケースのデフロスト(除霜)運転が終了した後は、各ショーケースの庫内温度が短時間で庫内設定温度に達するようプルダウン運転モードを実行するが、庫内が冷えていないのに、過熱度が設定過熱度となって回転数を下げ、プルダウン運転時間が長くなるおそれがある。
そこで、請求項8の発明に係る制御手段において、プルダウン運転モード時に設定吸入圧力を設定するときは、まず、デフロスト前の所定時間の平均吸入圧力を演算し、更に、この平均吸入圧力から更に補正吸入圧力を減算して設定吸入圧力を設定する。
このように、プルダウン運転モードの設定吸入圧力をデフロスト前の平均吸入圧力と補正吸入圧力に基づき演算するため、外気温度や庫内商品量に対応した吸入圧力となり、適正なプルダウン速度となる。
請求項9の発明は、請求項1乃至請求項7に係るショーケース冷却装置において、制御手段は、デフロスト前の所定時間の平均吸入圧力を演算する平均吸入圧力演算部と、平均吸入圧力演算部で演算された平均吸入圧力に基づいて補正用吸入圧力を演算する補正用吸入圧力演算部と、平均吸入圧力から補正用吸入圧力を減算してプルダウン運転モードの吸入圧力を演算し、プルダウン運転モードの吸入圧力を設定吸入圧力として設定するプルダウン運転モード吸入圧力演算設定部とを有する構造となっている。
請求項9の発明によれば、プルダウン運転モード時に設定吸入圧力を設定するときは、まず、デフロスト前の所定時間の平均吸入圧力を演算し、次いで、平均吸入圧力から補正用吸入圧力を演算し、更に、平均吸入圧力から補正吸入圧力を減算して設定吸入圧力を設定する。
このように、プルダウン運転モードの設定吸入圧力を、デフロスト前の平均吸入圧力とこの平均吸入圧力に対応する補正吸入圧力に基づき演算するため、外気温度や庫内商品量に対応した吸入圧力となり、適正なプルダウン速度となる。
請求項10の発明は、請求項8又は請求項9に係るショーケース冷却装置において、制御手段は、庫内温度センサの検知温度に基づき各ショーケースが各々の庫内設定温度となったか否かを判定する庫内温度判定部と、庫内温度判定部で各ショーケースの全てが各庫内設定温度に達したときはプルダウン運転モードを定常運転モードに切り換える運転モード切換部とを有する構造となっている。
請求項10の発明によれば、プルダウン運転モードにおいて、各ショーケースの全てが各庫内設定温度に達したときプルダウン運転モードから定常運転モードに移行し、プルダウン運転が必要以上に継続しないよう規制している。
請求項11の発明は、請求項1乃至請求項7に係るショーケース冷却装置において、制御手段は、各ショーケース毎に予め設定された始動運転用の設定吸入圧力のうち一番低い値の設定吸入圧力を選択し、この選択された設定吸入圧力を始動運転モードの設定吸入圧力として設定する始動運転モード吸入圧力設定部を有する構造となっている。
請求項11の発明によれば、各ショーケースのなかで最も熱負荷の高いショーケースの設定吸入圧力、即ち、一番低い値の設定吸入圧力に基づき運転が開始されるため、このショーケースよりも熱負荷が低い他のショーケースも確実に冷却することができる。
請求項12の発明は、請求項11に係るショーケース冷却装置において、制御手段は、庫内温度センサの検知温度に基づき各ショーケースが各々の庫内設定温度となったか否かを判定する庫内温度判定部と、庫内温度判定部で各ショーケースの全てが庫内設定温度に達したときは始動運転モードを定常運転モードに切り換える運転モード切換部とを有する構造となっている。
請求項12の発明によれば、始動運転モードにおいて、各ショーケースの全てが各庫内設定温度に達したとき始動運転モードから定常運転モードに移行し、始動運転が必要以上に継続しないよう規制している。
本発明によれば、各ショーケースの蒸発器の冷媒過熱度のうち、最小の冷媒過熱度に基づき圧縮機の回転数や吸入圧力が設定される。従って、冷媒過熱度が最小となっているショーケースを外気条件や庫内商品量に応じて適切に冷却できるし、また、このショーケースよりも熱負荷が低い他のショーケースも確実に冷却することができる。
図1乃至図7は本発明に係るショーケース冷却装置の第1実施形態を示すもので、図1はショーケースと冷凍機との冷媒管路図、図2は蒸発器の冷媒相変化を示す模式図、図3はショーケース冷却装置の駆動回路を示すブロック図、図4はショーケース冷却装置の駆動回路の構成図、図5は始動運転モード及び定常運転モードの吸入圧力制御を示すフローチャート、図6はプルダウン運転モードの吸入圧力制御を示すフローチャート、図7は各ショーケースの故障時の吸入圧力制御を示すフローチャートである。
まず、ショーケース冷却装置を構成する店舗内の各ショーケースと冷凍機との冷媒配管系を図1を参照して説明する。店舗1内には多数のショーケース10a,10b,10cが配置されており(図1でショーケース1を3台配置した例を示した)、これらのショーケース10a〜10cには庫内冷却用の蒸発器11a,11b,11cが設置されている。また、これらの蒸発器11a〜11cは各膨張弁12a,12b,12cを介して並列に冷凍機2に接続されている。
冷凍機2は受液器21、凝縮器22及び圧縮機23を有し、図1の実線矢印に示すように、ショーケース冷却装置の冷媒が循環するようになっている。即ち、圧縮機23→凝縮器22→受液器21→各膨張弁12a〜12c→各蒸発器11a〜11c→圧縮機23と順次冷媒が循環するよう構成されている。ここで、各膨張弁12は例えば電動膨張弁12a〜12cから構成されている。電動膨張弁12a〜12cの開度は0%〜100%まで可変でき、これにより、各蒸発器11a〜11cへの冷媒流量が調整できる。なお、圧縮機23はインバータによって回転数を任意に変更できる可変容量型のものを用いている。
また、ショーケース冷却装置には各種温度センサが設置されている。各ショーケース1には庫内温度を検知する庫内温度センサ14a,14b,14cが設置されている。また、各蒸発器11a〜11cの冷媒出口側の冷媒配管には蒸発器11a〜11cから流出する冷媒の温度を検知する出口温度センサ15a,15b,15cが設置されている。更に、圧縮機23の吸入口側の冷媒配管には吸入冷媒の圧力を検知する吸入圧力センサ24が設置されている。
更に、ショーケース冷却装置の制御装置はマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)構成となっている。この制御装置は、各ショーケース10a〜10cを制御するショーケース用子機マイコン(以下、ショーケースマイコンという)100,200,300と、圧縮機23を含む冷凍機2を制御する冷凍機用子機マイコン(以下、冷凍機マイコンという)400と、各ショーケースマイコン100〜300及び冷凍機マイコン400を駆動制御する親機マイコン500とを有している。これら各マイコン100〜500によって圧縮機23や電動膨張弁12a〜12c等が制御され、また、これらの制御が、定常運転モード、プルダウン運転モード及び始動運転モードごとに設定されている。
まず、各ショーケースマイコン100〜300の構成について説明する。各ショーケースマイコン100〜300は、図3に示すように、それぞれCPU310,210,310とメモリ120,220,320とを有している。
各CPU110〜310は、図4に示すように、電動膨張弁12a〜12cの弁開度を制御する電動膨張弁開度設定部111,211,311と、冷媒の過熱度を演算する冷媒過熱度演算部112,212,312とを有している。各メモリ120〜320には始動運転モードにおける圧縮機23の設定吸入圧力が格納され、また、各ショーケース10a〜10cから圧縮機23に至る配管圧力損失が格納され、更に、各ショーケース10a〜10cの庫内設定温度が格納されている。ここで、始動運転モードの設定吸入圧力及び配管圧力損失は実験等により得られた最適値であり、また、庫内設定温度は各ショーケース10a〜10cに収納されている商品の最適な保冷温度である。なお、配管圧力損失は各ショーケース10a〜10cを設置する際に設定するようにしているが、これ以外に、配管長、配管径、冷媒特性、圧縮機23の吸入圧力や回転数から演算して設定するようにしてもよい。
このように構成されたショーケースマイコン100〜300において、各電動膨張弁開度設定部111〜311及び各冷媒過熱度演算部112〜312は以下のような構成となっている。
各電動膨張弁開度設定部111〜311は、図4に示すように、それぞれ各庫内温度センサ14a〜14cの検知温度と各メモリ120〜320に格納された庫内設定温度とを比較し、この両温度の差に基づき電動膨張弁12a〜12cの開度を制御するようになっている。具体的には、庫内検知温度が庫内設定温度より高いときは電動膨張弁12a〜12cの開度を大きくし、逆に、庫内検知温度が庫内設定温度より低いときは電動膨張弁12a〜12cの開度を小さくするよう制御する。
各冷媒過熱度演算部112〜312は、吸入圧力センサ24で検知された吸入圧力と各ショーケース10a〜10c(蒸発器11a〜11c)から圧縮機23に至る配管圧力損失とに基づき蒸発圧力相当温度を演算し、出口温度センサ24の検知温度と蒸発圧力相当温度との差に基づき各蒸発器11a〜11cの冷媒過熱度を演算する構成となっている。
冷媒過熱度の演算手順として、図4に示すように、まず、吸入圧力センサ24で検出された圧力と各メモリ120〜320に格納された配管圧力損失とに基づき蒸発圧力相当温度を演算する。ここで、蒸発圧力とは各蒸発器11a〜11cにおける冷媒の蒸発圧力であり、相当温度とはこの蒸発圧力に対応する冷媒の蒸発温度である。また、この蒸発圧力相当温度を演算する際、検知吸入圧力に配管圧力損失を加味して演算している。なぜなら、各蒸発器11a〜11cから圧縮機23に冷媒が循環するまでに配管圧損があるからである。具体的には、検知吸入圧力に配管圧力損失を加えた圧力を蒸発圧力として判定する。
前記蒸発圧力相当温度を演算したときは、出口温度センサ24の検知温度から蒸発圧力相当温度を減算して冷媒過熱度を演算する。即ち、冷媒過熱度は各蒸発器11a〜11cの蒸発温度(蒸発圧力相当温度)と蒸発器出口温度との差である。これを図2を参照して説明すると、蒸発器11a〜11cの冷媒入口から冷媒出口に向かって冷媒が流れる際、冷媒が空気と熱交換して液状態からガス状態に徐々に変化する。ここで、全ての冷媒が液からガスに変化する点から冷媒出口までの温度差が冷媒過熱度となる。なお、図2から分かるように、冷媒過熱度が小さい(例えば、上段図に示す4deg)のときは、二相部分(潜熱交換部分)が大きくなっているため、その熱交換効率が良く、一方、冷媒過熱度が大きい(例えば、下段図に示す10deg)のときは、二相部分が小さく過熱域(顕熱交換部分)が大きくなっているため、その熱交換効率が低下する。勿論、冷媒過熱度を極端に小さくするときは、液冷媒が圧縮機23に吸入されるおそれがあるので、冷媒過熱度は例えば3deg以上に設定する必要がある。
なお、各メモリ120〜320には始動運転モードの際の設定吸入圧力が格納されている。この設定吸入圧力は各ショーケース10a〜10cに収納されている商品の冷却特性等に基づき設定された値となっている。
次に、冷凍機マイコン400の構成について説明する。この冷凍機マイコン400は、図3に示すように、CPU410とメモリ420を有している。
CPU410は、図4に示すように、プルダウン運転モード前の所定時間の平均吸入圧力を演算する平均吸入圧力演算部411と、プルダウン運転モードの設定吸入圧力を演算設定するプルダウン運転吸入圧力演算設定部412とを有している。
このように構成された冷凍機マイコン400において、平均吸入圧力演算部411及びプルダウン運転吸入圧力演算設定部412は以下のような構成となっている。
平均吸入圧力演算部412は、吸入圧力センサ24により検知された吸入圧力のうち、プルダウン運転モード前の所定時間(例えば10分間)の吸入圧力に基づき平均吸入圧力を演算するようになっている。プルダウン運転吸入圧力演算設定部412は平均吸入圧力演算部411で演算された平均吸入圧力から親機マイコン500のメモリ520(後述する)に格納された補正用吸入圧力を減算してプルダウン運転モードの設定吸入圧力を演算し、プルダウン運転モードの吸入圧力を設定吸入圧力として設定し、圧縮機23の出力(回転数)を制御するようになっている。なお、この補正用吸入圧力は各ショーケース10a〜10cの特性に応じて0(ゼロ)を含む各種吸入圧力値を選択できるようになっている。
続いて、親機マイコン500の構成について説明する。この親機マイコン500は、図3に示すように、CPU510とメモリ520を有している。また、親機マイコン500には、始動スイッチ16、各ショーケース10a〜10cの各種データを入力する入力装置17、入力データ等を表示するディスプレー装置18、警報ランプ等の警告装置19が接続されている。
CPU510は、図4に示すように、始動運転モード吸入圧力設定部511と、冷媒過熱度判定部512と、定常運転モード吸入圧力演算設定部513と、庫内温度判定部514と、運転モード切換部515と、冷媒過熱度差演算部516と、冷媒過熱度差比較部517と、警報出力・過熱度切換部518とを有している。メモリ520には各蒸発器11a〜11c毎に設定冷媒過熱度が格納され、また、前述した補正用吸入圧力が格納されている。
始動運転モード吸入圧力設定部511は、全ショーケース10a〜10cの冷却運転を始動する際(始動スイッチ16がONした際)、各メモリ120〜320に格納された始動運転モードの設定吸入圧力のうち一番低い値の設定吸入圧力を選択し、この選択された設定吸入圧力を始動運転モードの設定吸入圧力として設定するようになっている。
冷媒過熱度判定部512は、各冷媒過熱度演算部112〜312で演算された各冷媒過熱度の大小を判定するようになっている。
定常運転モード吸入圧力演算設定部513は、冷媒過熱度判定部512で判定された冷媒過熱度のうち一番小さな値に対応する冷媒過熱度が適正冷媒過熱度となるような定常運転モードの吸入圧力が演算され、この演算された吸入圧力を定常運転モードの設定吸入圧力として設定するようになっている。
庫内温度判定部514は、庫内温度センサの検知温度に基づき各ショーケース10a〜10cが全て庫内設定温度となったか否かを判定するようになっている。
運転モード切換部515は、庫内温度判定部514で各ショーケース10a〜10cの全てが各庫内設定温度に達したと判定したときに、プルダウン運転モードを定常運転モードに切り換え、また、始動運転モードを定常運転モードに切り換えるようになっている。
冷媒過熱度差演算部516は、冷媒過熱度判定部512で判定された各冷媒過熱度のうち、一番小さな値の冷媒過熱度から2番目に小さな値の冷媒過熱度を減算して実冷媒過熱度差を求めるようになっている。
冷媒過熱度差比較部517は、冷媒過熱度差演算部516で演算された実冷媒過熱度差と親マイコン500のメモリに格納されている設定冷媒過熱度差とを比較するようになっている。
警報出力・過熱度切換部518は、冷媒過熱度差比較部517で実冷媒過熱度差が設定冷媒過熱度差より大きいと判定したときは、前記警報手段19に警報出力信号を出力するとともに冷媒過熱度判定部512で判定された冷媒過熱度のうち一番小さな値の冷媒過熱度を2番目に小さな値の冷媒過熱度に切り換えるようになっている。
以上のように構成されたショーケース冷却装置において、圧縮機23の吸入圧力は図5〜図7に記載したフローチャートに示すように制御される。
まず、図5を参照して始動運転モード及び定常運転モードの吸入圧力制御を説明する。なお、図中、SH1はショーケース10aの冷媒過熱度、SH2はショーケース10bの冷媒過熱度、SH3はショーケース10cの冷媒過熱度、SH0は適正冷媒過熱度、SHL1は各ショーケース10a〜10cのうち一番小さな値の冷媒過熱度、SP1はショーケース10aの始動運転モードの設定吸入圧力、SP2はショーケース10bの始動運転モードの設定吸入圧力、SP3はショーケース10cの始動運転モードの設定吸入圧力、SPL1は各ショーケース10a〜10cのうち一番小さな値の設定吸入圧力、SP0は圧縮機の設定吸入圧力を示している。
まず、始動スイッチ16がオンしたか否かを監視する(S1)。始動スイッチ16がオンしたときは、各ショーケース10a〜10cの始動運転モードの設定吸入圧力SP1,SP2,SP3をメモリ120,220,320から読み出し、始動運転モード吸入圧力設定部511で各設定吸入圧力SP1,SP2,SP3のうち一番小さな設定吸入圧力SPL1を選択する(S2)。そして、設定吸入圧力SPL1を圧縮機の設定吸入圧力SP0として設定し、設定吸入圧力SP0に対応するように圧縮機23の回転数を設定する(S3,S4)。
当該圧縮機回転数による始動運転モードにおいて、庫内温度判定部514で各ショーケース10a〜10cの庫内温度が全て庫内設定温度となったかを監視する(S5)。即ち、このステップS4で各ショーケース10a〜10cの庫内温度が全て庫内設定温度となるまで、当該回転数による圧縮機23の運転(始動運転モード)が継続される。
このステップS5で各ショーケース10a〜10cの庫内温度が全て庫内設定温度となったときは、運転モード切換部515で定常運転モードに移行する。この定常運転モードでは、各冷媒過熱度演算部112〜312で各冷媒過熱度SH1,SH2,SH3が演算される(S6)。そして、冷媒過熱度判定部512で各冷媒過熱度SH1,SH2,SH3の大小が判定され、そのうち一番値が小さな冷媒過熱度SHL1を選択する(S7)。しかる後、定常運転モード吸入圧力演算設定部513にて冷媒過熱度SHL1と適正冷媒過熱度SH0とを比較し、冷媒過熱度SHL1が適正冷媒過熱度SH0となるよう設定吸入圧力を補正する(S8)。
このようなステップS6〜S8の工程が所定時間に亘って繰り返され(S9)、定常運転モードにおいて随時最適な吸入圧力となるよう制御されている。なお、この設定吸入圧力に基づき圧縮機23の回転数が変化することはいうまでもない。
次に、プルダウン運転モードの吸入圧力制御を図6を参照して説明する。
一般に、定常運転モードの継続中に、各ショーケース10a〜10cの蒸発器11a〜11cの除霜を行うため、各ショーケース10a〜10cのデフロスト(除霜)運転が行われる。また、このデフロスト運転が終了した後は、各ショーケース10a〜10cの庫内温度が短時間で庫内設定温度に達するようプルダウン運転モードを実行するが、庫内が冷えていないのに、過熱度が設定過熱度となって圧縮機23の回転数を下げ、プルダウン運転時間が長くなるおそれがある。
本実施形態に係るプルダウン運転モードの吸入圧力制御は、このような欠点を防止する点にある。
まず、プルダウン運転モードに入る前にデフロスト前の吸入圧力値が吸入圧力センサ24で取得されている(S10)。ここで、デフロスト運転に続くプルダウン運転モードとなったか否かが監視されており(S11)、プルダウン運転モードが開始されたときは、平均吸入圧力演算部411でデフロスト前の一定期間の平均吸入圧力が演算される(S12)。次いで、プルダウン運転モード吸入圧力演算設定部412で当該平均吸入圧力からメモリ520から読み出された補正吸入圧力を減算し、設定吸入圧力を設定する(S13)。この設定吸入圧力によりプルダウン運転を継続する。このプルダウン運転モードの継続中、庫内温度判定部514で各ショーケース10a〜10cの庫内温度が全て庫内設定温度に達したか否かが監視され(S15)、各ショーケース10a〜10cの庫内温度が全て庫内設定温度に達したときは、運転モード切換部515で定常運転モードに切り換わる(S16)。
続けて、各ショーケース10a〜10cの故障時の吸入圧力制御を図7を参照して説明する。
前述の如く、定常運転モードでは一番小さな冷媒過熱度に基づき圧縮機23の吸入圧力を制御するようにしている。しかし、一番小さな冷媒過熱度となっているショーケースが故障、例えば庫内循環ファンなどが故障したときは庫内温度が高くなり、これが原因で、当該ショーケースの冷媒過熱度が上昇する。このような場合は、一般に、親機マイコン500は自動的に吸入圧力を低くするよう制御し、これにより、省エネが図れないないという問題点を有する。
本実施形態に係る故障時の吸入圧力制御は、このような欠点を防止する点にある。なお、図中、SH0は適正冷媒過熱度、SHL1は各ショーケース10a〜10cのうち一番小さな値の冷媒過熱度、SHL2は各ショーケース10a〜10cのうち2番目に小さな値の冷媒過熱度、SHL0は設定冷媒過熱度差、SP0は圧縮機23の設定吸入圧力を示している。
まず、定常運転モードの吸入圧力制御を行っている際(図5に示す定常運転モードで吸入圧力制御を行っている際)、冷媒過熱度判定部512から一番小さな値の冷媒過熱度SHL1と2番目に小さな値の冷媒過熱度SHL2を読み出し、これを冷媒過熱度差演算部516にて(SHL1ーSHL2)を演算する。しかる後、冷媒過熱度差比較部517にて、この演算された冷媒過熱度差と親機マイコン500のメモリ520から読み出された設定冷媒過熱度差SHL0とを比較する(S21)。
このステップ21で、演算冷媒過熱度差が設定冷媒過熱度差SHL0より小さいと判定したときは、定常運転モードが正常に行われていると判断し、定常運転を継続する。一方、ステップ21で演算冷媒過熱度差が設定冷媒過熱度差SHL0以上となっていると判定したときは、一番小さな値の冷媒過熱度となっているショーケースが故障していると判断し、警報装置19をオンする(S22)。また、親マイコン500による吸入圧力の低下制御を防止するため、2番目に小さな冷媒過熱度SHL2を選択する(S23)。しかる後、定常運転モード吸入圧力演算設定部513にて冷媒過熱度SHL2と適正冷媒過熱度SH0とを比較し、冷媒過熱度SHL2が適正冷媒過熱度SH0となるよう設定吸入圧力を補正する(S24)。このような故障状態のときは、当該故障ショーケースの運転を手動で停止し、この故障ショーケース以外のショーケースが定常運転を継続することとなる。なお、設定冷媒過熱度差SHL0は本実施形態の如く予め設定しておくようにしてもよいし、また、(SHL1ーSHL2)を随時演算して求めるようにしてもよい。
本実施形態によれば、各ショーケース10a〜10cの蒸発器11a〜11cの冷媒過熱度のうち、最小の冷媒過熱度に基づき圧縮機23の吸入圧力が設定されるため、冷媒過熱度が最小となっているショーケースが確実に冷却される。また、冷媒過熱度が最小となっているショーケースは、庫内設定温度に対して熱負荷が最も高いショーケースであるから、このショーケースよりも熱負荷が低い他のショーケースも確実に冷却することができる。また、設定吸入圧力は適正冷媒過熱度となるように設定されているため、冷媒過熱度が「0(ゼロ)」或いは非常に小さくなることがなく、この結果、圧縮機23にて液圧縮等を起こすことがないし、また、冷媒過熱度が逆に過剰に大きくなることがなく、この結果、蒸発器11a〜11cにおける熱交換量の低下を防止することができる。
また、既存の吸入圧力センサ24及び出口温度センサ15a〜15cの検知信号に基づき冷媒過熱度を演算するようになっているため、冷媒過熱度演算用の各種機器を新たに設置する必要がなく、コストが割高になることがない。
更に、一番小さな値の冷媒過熱度に対応するショーケースが故障と起こしたときは、警報装置19によりオペレータに故障を報知できることはもとより、冷媒過熱度を2番目に小さな値の冷媒過熱度に切り換えることにより、当該ショーケースの故障時においても適正冷媒過熱度に近似した設定吸入圧力で運転することができる。
更にまた、プルダウン運転モード時に設定吸入圧力を設定するときは、まず、デフロスト前の所定時間の平均吸入圧力を演算し、更に、この平均吸入圧力から更に補正吸入圧力を減算して設定吸入圧力を設定するので、外気温度や庫内商品量に対応した吸入圧力となり、適正なプルダウン運転速度となる。
更にまた、プルダウン運転モードにおいて、各ショーケースの全てが各庫内設定温度に達したときプルダウン運転モードから定常運転モードに移行するため、プルダウン運転が必要以上に継続することがなく、省エネ上優れたもとなっている。
更にまた、始動運転モードにおいて、設定吸入圧力のうち一番低い値の設定吸入圧力を選択するため、全てのショーケース10a〜10cが短時間で冷却されるし、また、各ショーケース10a〜10cの全てが各庫内設定温度に達したとき始動運転モードから定常運転モードに移行するため、始動運転が必要以上に継続することがなく、省エネ上優れたもとなっている。
図8及び図9は本発明に係るショーケース冷却装置の第2実施形態を示すもので、図8はショーケース冷却装置の駆動回路の構成図、図9はプルダウン運転モードの吸入圧力制御を示すフローチャートである。なお、前記第1実施形態で説明した構成部分と同一構成部分は同一符号を用いるとともに、その説明を省略する。
前記第1実施形態ではプルダウン運転の設定吸入圧力を演算する際、平均吸入圧力演算部411で演算された平均吸入圧力とメモリ520に格納された補正用吸入圧力に基づき処理している。
これに対して、本実施形態では、メモリ520に格納された補正用吸入圧力の代わりに、補正用吸入圧力演算部413を設けたものである。即ち、冷凍機マイコン400のCPU410には、図8に示すように、補正用吸入圧力演算部413を有し、平均吸入圧力演算部411で演算された平均吸入圧力に基づき補正用吸入圧力を演算するようになっている。そして、この演算された補正用吸入圧力と平均吸入圧力に基づきプルダウン運転モードの吸入圧力を演算設定するようになっている。また、このプルダウン運転モードの吸入圧力制御をフローチャートで示すならば、図9に示すとおりある。即ち、本実施形態に係る吸入圧力制御はステップ12(デフロスト前の一定時間の平均吸入圧力を演算)の後に、この平均吸入圧力から補正用吸入圧力を演算し(S12−1)、この補正吸入圧力と前記平均吸入圧力から設定吸入圧力を演算設定するようになっている。
本実施形態によれば、平均吸入圧力に対応する補正用吸入圧力が自動的に選択されるため、外気条件や商品熱負荷などに対応したプルダウン運転が実行され、省エネ上更に有利となる。なお、その他の構成、作用は前記第1実施形態と同様である。
図10及び図11は本発明に係るショーケース冷却装置の第3実施形態を示すもので、図10はショーケース冷却装置の駆動回路の構成図、図11は各ショーケースの故障時の吸入圧力制御を示すフローチャートである。
前記第1実施形態では冷媒過熱度差演算部516で一番小さな冷媒過熱度と二番目に小さな冷媒過熱度との差を演算している。
これに対して、本実施形態では、平均冷媒過熱度演算部519を設けたものである。即ち、親機マイコン500のCPU510には、図10に示すように、平均冷媒過熱度演算部519を有し、各冷媒過熱度演算部112〜312で演算された冷媒過熱度を取得し平均冷媒過熱度を演算している。冷媒過熱度差演算部516では冷媒過熱度判定部512から取得された一番小さな値の冷媒過熱度と平均冷媒過熱度との差を演算するようになっている。また、この故障時の吸入圧力制御をフローチャートで示すならば、図11に示すとおりである。本実施形態に係る吸入圧力制御はステップ20(定常運転モードの吸入圧力制御)中に、平均冷媒過熱度SHL3を演算し(S20−1)、この平均冷媒過熱度SHL3と一番小さな値の冷媒過熱度SHL1との差を求め、これを設定冷媒過熱度差SHL0と比較するようになっている(S21−1)。
本実施形態によれば、前記第1実施形態では2番目に小さい値の冷媒過熱度SHL2の代わりに平均冷媒過熱度SHL3を用いているため、冷媒過熱度の一時的な変動に左右されることがなく、ショーケース10a〜10cの故障に関する誤報を少なくすることができる。なお、その他の構成、作用は前記第1実施形態と同様である。
図12及び図13は本発明に係るショーケース冷却装置の第4実施形態を示すもので、図12はショーケース冷却装置の駆動回路の構成図、図13は始動運転モード及び定常運転モードの吸入圧力制御を示すフローチャートである。
前記第1実施形態では、定常運転モード吸入圧力演算設定部513にて冷媒過熱度SHL1と適正冷媒過熱度SH0とを比較し、冷媒過熱度SHL1が適正冷媒過熱度SH0となるよう設定吸入圧力を補正している(図5のステップ8を参照)。
これに対して、本実施形態では、定常運転モード吸入圧力演算設定部513に代えて、図12に示すように、定常運転モード回転数演算設定部520を設けている。この定常運転モード回転数演算設定部520は、冷媒過熱度判定部512で判定された冷媒過熱度のうち一番小さな値に対応する冷媒過熱度が適正冷媒過熱度となるような圧縮機23の回転数が演算され、この演算された回転数を定常運転モードの圧縮機23の設定回転数として設定するようになっている。また、定常運転モード回転数演算設定部520の制御を図13のフローチャートで示すならば、定常運転モード吸入圧力演算設定部520にて冷媒過熱度SHL1と適正冷媒過熱度SH0とを比較し、冷媒過熱度SHL1が適正冷媒過熱度SH0となるような圧縮機23の回転数を演算し、この演算された回転数を圧縮機23の設定回転数として設定する(S8−1)。
本実施形態によれば、冷媒過熱度SHL1に基づき圧縮機23の回転数を直接に制御するため、前記第1実施形態と比較して圧縮機23の設定吸入圧力SP0を演算設定しなくて済む分、定常運転モード時の圧縮機23の回転数制御が簡単になっている。その他の構成、作用は前記第1実施形態と同様である。
なお、前記各実施形態では、各ショーケースマイコン100,200,300、冷凍機マイコン400及び親機マイコン500により各種運転モードを制御しているが、これは一例に過ぎない。例えば各ショーケース10a,10b,10cを一台のショーケースマイコンで制御するようにしても良い。また、前記第4実施形態において、親機マイコン500から出力される圧縮機回転数制御信号を冷凍機マイコン400を通さずに直接に圧縮機23に入力して良い。
ショーケースと冷凍機との冷媒管路図 蒸発器の冷媒相変化を示す模式図 第1実施形態に係るショーケース冷却装置の駆動回路を示すブロック図 第1実施形態に係るショーケース冷却装置の駆動回路の構成図 第1実施形態に係る始動運転モード及び定常運転モードの吸入圧力制御を示すフローチャート 第1実施形態に係るプルダウン運転モードの吸入圧力制御を示すフローチャート 第1実施形態に係る各ショーケースの故障時の吸入圧力制御を示すフローチャート 第2実施形態に係るショーケース冷却装置の駆動回路の構成図 第2実施形態に係るプルダウン運転モードの吸入圧力制御を示すフローチャート 第3実施形態に係るショーケース冷却装置の駆動回路の構成図 第3実施形態に係る各ショーケースの故障時の吸入圧力制御を示すフローチャート 第4実施形態に係るショーケース冷却装置の駆動回路の構成図 第4実施形態に係る始動運転モード及び定常運転モードの吸入圧力制御を示すフローチャート
符号の説明
1…店舗、2…冷凍機、10a〜10c…ショーケース、11a〜11c…蒸発器、12a〜12c…電動膨張弁、14a〜14c…庫内温度センサ、15a〜15c…出口温度センサ、16…始動スイッチ、19…警報装置、23…圧縮機、24…吸入圧力センサ、100,200,300…ショーケースマイコン、400…冷凍機マイコン、500…親機マイコン、110,210,310,410,510…CPU、120,220,320,420,520…メモリ、111〜311…電動膨張弁開度設定部、112〜312…冷媒過熱度演算部、411…平均吸入圧力演算部、412…プルダウン運転モード吸入圧力演算設定部、413…補正用吸入圧力演算部、511…始動運転モード吸入圧力設定部、512…冷媒過熱度設定部、513…定常運転モード吸入圧力演算設定部、514…庫内温度判定部、515…運転モード切換部、516…冷媒過熱度演算部、517…冷媒過熱度差比較部、518…警報出力・過熱度切換部、519…平均冷媒過熱度演算部、520…定常運転モード回転数演算設定部。

Claims (12)

  1. 複数のショーケースに設置された蒸発器に冷媒を循環させる共通の圧縮機と、該圧縮機の出力を制御する制御手段とを有するショーケース冷却装置において、
    前記制御手段は、
    前記各蒸発器の冷媒過熱度を演算する冷媒過熱度演算部と、
    前記冷媒過熱度演算部で演算された各冷媒過熱度の大小を判定する冷媒過熱度判定部と、
    前記冷媒過熱度判定部で判定された冷媒過熱度のうち一番小さな値に対応する冷媒過熱度が適正冷媒過熱度となるような前記圧縮機の回転数を演算し設定する回転数演算設定部とを有する
    ことを特徴とするショーケース冷却装置。
  2. 複数のショーケースに設置された蒸発器に冷媒を循環させる共通の圧縮機と、該圧縮機の吸入圧力を検知する吸入圧力センサと、該吸入圧力センサの検知吸入圧力と該圧縮機の設定吸入圧力とに基づき該圧縮機の出力を制御する制御手段とを有するショーケース冷却装置において、
    前記制御手段は、
    前記各蒸発器の冷媒過熱度を演算する冷媒過熱度演算部と、
    前記冷媒過熱度演算部で演算された各冷媒過熱度の大小を判定する冷媒過熱度判定部と、
    前記冷媒過熱度判定部で判定された冷媒過熱度のうち一番小さな値に対応する冷媒過熱度が適正冷媒過熱度となるような吸入圧力が演算され、この演算された吸入圧力を前記設定吸入圧力として設定する吸入圧力演算設定部とを有する
    ことを特徴とするショーケース冷却装置。
  3. 前記各ショーケースは庫内温度を検知する庫内温度センサと、前記各蒸発器への冷媒流量が可変できる膨張弁とを備え、
    前記制御手段は、前記庫内温度センサの検知温度と予め設定された庫内設定温度との差に基づき前記各膨張弁の開度を制御する膨張弁開度制御部を有する
    ことを特徴とする請求項1又請求項2記載のショーケース冷却装置。
  4. 前記各膨張弁は電動膨張弁からなる
    ことを特徴とする請求項3記載のショーケース冷却装置。
  5. 前記各蒸発器の冷媒出口温度を検知する出口温度センサを備え、
    前記冷媒過熱度演算部は、前記吸入圧力センサで検知された吸入圧力と前記各ショーケースから前記圧縮機に至る配管圧力損失とに基づき蒸発圧力相当温度を演算し、前記出口温度センサの検知温度と該蒸発圧力相当温度との差に基づき前記各蒸発器の冷媒過熱度を演算するようになっている
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか一項記載のショーケース冷却装置。
  6. 前記各ショーケースの冷却異常状態を報知する警報手段を備え、
    前記制御手段は、前記冷媒過熱度判定部で判定された冷媒過熱度のうち、一番小さな値の冷媒過熱度と2番目に小さな値の冷媒過熱度との差を演算して実冷媒過熱度差を求める冷媒過熱度差演算部と、
    前記実冷媒過熱度差と予め設定された設定冷媒過熱度差とを比較する冷媒過熱度差比較部と、
    前記冷媒過熱度差比較部で前記実冷媒過熱度差が前記設定冷媒過熱度差より大きいと判定したときは、前記警報手段に警報出力信号を出力するとともに前記冷媒過熱度判定部で判定された一番小さな値の冷媒過熱度を2番目に小さな値の冷媒過熱度に切り換える警報出力・過熱度切換部とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項記載のショーケース冷却装置。
  7. 前記各ショーケースの冷却異常状態を報知する警報手段を備え、
    前記制御手段は、前記冷媒過熱度演算部で演算された冷媒過熱度から平均冷媒過熱度を演算する平均冷媒過熱度演算部と、
    前記冷媒過熱度判定部で判定された一番小さな値の冷媒過熱度と前記平均冷媒過熱度との差を演算して実冷媒過熱度差を求める冷媒過熱度差演算部と、
    前記実冷媒過熱度差と予め設定された設定冷媒過熱度差とを比較する冷媒過熱度差比較部と、
    前記冷媒過熱度差比較部で前記実冷媒過熱度差が前記設定冷媒過熱度差より大きいと判定したときは、前記警報手段に警報出力信号を出力するとともに前記冷媒過熱度判定部で判定された一番小さな値の冷媒過熱度を2番目に小さな値の冷媒過熱度に切り換える警報出力・過熱度切換部とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項記載のショーケース冷却装置。
  8. 前記制御手段は、
    デフロスト前の所定時間の平均吸入圧力を演算する平均吸入圧力演算部と、
    前記平均吸入圧力演算部で演算された平均吸入圧力から予め定められた補正用吸入圧力を減算してプルダウン運転モードの前記設定吸入圧力を演算し、該プルダウン運転モードの吸入圧力を前記設定吸入圧力として設定するプルダウン運転吸入圧力演算設定部とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項記載のショーケース冷却装置。
  9. 前記制御手段は、
    デフロスト前の所定時間の平均吸入圧力を演算する平均吸入圧力演算部と、
    前記平均吸入圧力演算部で演算された平均吸入圧力に基づいて補正用吸入圧力を演算する補正用吸入圧力演算部と、
    前記平均吸入圧力から前記補正用吸入圧力を減算してプルダウン運転モードの吸入圧力を演算し、該プルダウン運転モードの吸入圧力を前記設定吸入圧力として設定するプルダウン運転モード吸入圧力演算設定部とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項記載のショーケース冷却装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記庫内温度センサの検知温度に基づき前記各ショーケースが各々の前記庫内設定温度となったか否かを判定する庫内温度判定部と、
    前記庫内温度判定部で前記各ショーケースの全てが前記各庫内設定温度に達したと判定したときは前記プルダウン運転モードを定常運転モードに切り換える運転モード切換部とを有する
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9記載のショーケース冷却装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記各ショーケース毎に予め設定された始動運転用の設定吸入圧力のうち一番低い値の設定吸入圧力を選択し、この選択された設定吸入圧力を始動運転モードの設定吸入圧力として設定する始動運転モード吸入圧力設定部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項記載のショーケース冷却装置。
  12. 前記制御手段は、
    前記庫内温度センサの検知温度に基づき前記各ショーケースが各々の前記庫内設定温度となったか否かを判定する庫内温度判定部と、
    前記庫内温度判定部で前記各ショーケースの全てが前記庫内設定温度に達したときは前記始動運転モードを定常運転モードに切り換える運転モード切換部とを有する
    ことを特徴とする請求項11記載のショーケース冷却装置。
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