JPH08128245A - 二輪車用盗難防止装置 - Google Patents

二輪車用盗難防止装置

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JPH08128245A
JPH08128245A JP6290725A JP29072594A JPH08128245A JP H08128245 A JPH08128245 A JP H08128245A JP 6290725 A JP6290725 A JP 6290725A JP 29072594 A JP29072594 A JP 29072594A JP H08128245 A JPH08128245 A JP H08128245A
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Japan
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rod
lock mechanism
shaped
folded
bar
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Application number
JP6290725A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamaoka
博 山岡
Kenji Nakano
研二 中野
Koichiro Saka
紘一郎 坂
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I I C KK
IIC KK
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Publication date
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Publication of JPH08128245A publication Critical patent/JPH08128245A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B67/00Padlocks; Details thereof
    • E05B67/003Chain, wire or cable locks

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二輪車用盗難防止装置を、不使用時で折り畳
んだときの全体の厚みを薄いものとして、収納や携帯に
便利なものとし、その部品の製造や組立作業が容易なも
のとする。 【構成】 複数の棒状体3,4,4,4,4,5の端部
相互を回動自在に連結することにより屈曲自在に形成さ
れた連設体2の両端が、ロック機構6,9を介して互い
に着脱可能に連結される二輪車用盗難防止装置1におい
て、各棒状体3,4,4,4,4,5を一列に重なった
並列状に折り畳み可能なように、連設体2を、各棒状体
3,4,4,4,4,5を順次一方向に重ね連ねること
によって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体を構築物に繋ぎ止
めした状態や車輪を回り止めした状態でロックすること
によって二輪車の盗難を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車が盗難に遭うのを防止するための
ロック装置としては、車体を柵や電柱等に繋ぎ止めた
り、車輪を回り止めさせるためのワイヤーやチェーンの
両端に、施錠操作により両端を着脱可能に連結するロッ
ク機構を付設したものが従来から一般的に広く使用され
ているが、そのようなものでは、簡単に切断されない程
度の強度や取扱の容易な長さを考慮すると、全体がどう
しても重く嵩張るものとなってしまい、しかも一定の形
状に折り畳むことが困難であるため、携帯時の収納性が
悪く持ち運びに不便を来すという問題があった。
【0003】そこで、不使用時には一定の形状に折り畳
むことができて、携帯時の収納性が良く、持ち運びにも
便利なように、複数の棒状体の端部相互を回動自在に連
結することにより、折り畳み自在で、かつループ状に折
り曲げ可能な連設体を形成して、この連設体の両端をロ
ック機構を介して施錠操作により着脱可能に連結する二
輪車用盗難防止装置というものが、本出願人により開発
され既に公知となっている。(特開昭62−59783
号公報参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な本出願人により開発された盗難防止装置については、
一定の形状に折り畳むことができて、従来のワイヤーや
チェーンと比べると、携帯して持ち運ぶ場合には好都合
であるが、その具体的な構造についてみると、図9に示
すように、連設体12を構成する各棒状体13,14,
15が一つ置きに同じ高さとなるように上下交互に(す
なわち、連設体を伸ばした状態では各棒状体が上下方向
で千鳥状となるように)配置され、円柱状のロック機構
本体16のキー差し込み口16cと反対側の端部に連設
体の一端13が同軸的に固着されている。(なお、盗難
防止装置自体に上下の方向性があるわけではないが、本
明細書中では、便宜上、連設体の折り曲げ回動面と直交
する方向、すなわち棒状体同士を回動自在に連結する連
結軸の軸心方向を上下方向として説明する。)
【0005】そのため、不使用時で連設体12を折り畳
んだ場合、各棒状体が上下交互に配置されていることに
よって、各棒状体が上下二列に重なった状態で横方向に
列をなして折り畳まれて、全体の厚みが大きくなってし
まい、ポケット等に収納したりするには嵩張ったものと
なってしまう。
【0006】また、連設体12の両端に配置される棒状
体13,15以外の各棒状体14について、それら全て
に同じ構造のものを使用して上下交互に配置する場合に
は、その連結構造如何によっては(例えば、棒状体14
の一端の連結部が貫通孔であり、他端の連結部がネジ孔
であって、隣合った同じ構造の棒状体同士の連結が、一
方の棒状体の貫通孔を通した連結軸を他方の棒状体のネ
ジ孔に螺着することにより行われるような場合等)、各
棒状体の連結作業を全て同じ方向から行うことができな
くなってその組み立てが面倒なものとなり、一方、各棒
状体の連結作業を全て同じ方向から行えるようにしよう
とすると、連結部分の構造が異なる2種の棒状体を製造
してこれを交互に配置することが必要となってくる。
【0007】さらに、ロック機構本体16と連設体の一
端13が同軸的に固着されていることにより、連設体1
2を折り畳んだ状態での棒状体軸心方向の長さが長くな
ってしまうと共に、ロック機構本体16の外周面に連設
体の他端15の係止部を挿入するための係止部挿入孔1
6eを開口しようとする場合、係止部挿入孔16eの位
置はロック機構本体6外周面における軸心方向の一線上
に限定されることとなるが、ロック機構本体6の連設体
の一端13の固着部と反対側には、キー差し込み口16
cを有するロックシリンダ(図示せず)が内蔵されてい
るため、その部分には係止部挿入孔16eを開口するこ
とができず、係止部挿入孔16eを開口できる範囲が非
常に制限されることとなる。
【0008】さらにまた、ロック機構本体16と連設体
の一端13が同軸的に固着されていることにより、連設
体12が折り畳まれたときには、連設体他端15の先端
に形成された係止部(図示せず)がロック機構本体16
から離れて露出された状態となってしまうため、携帯し
て持ち運ぶときに誤って落としたりすると係止部を損傷
してしまう恐れがある。
【0009】本発明は、上記のような従来の二輪車用盗
難防止装置の改良を目的とするものであって、より具体
的には、不使用時で折り畳んだときに全体の厚みを薄い
ものとすることができ、また、連設体を構成する各棒状
体(連設体の両端に配置されるものを除く)に同じ構造
のものを使用しても、棒状体同士の連結構造の如何にか
かわらず各棒状体の連結作業を全て同じ方向から行うこ
とができるような二輪車用盗難防止装置を提供すること
を目的としている。
【0010】さらに、そのような二輪車用盗難防止装置
において、連設体を折り畳んだ状態での棒状体軸心方向
の長さをコンパクトなものとしたり、ロック機構本体に
係止部挿入孔を形成するときの設計自由度を大きくした
り、また、折り畳んだ携帯時にロック機構の係止部が保
護されるようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、上記の請求項1に記
載したように、複数の棒状体の端部相互を回動自在に連
結することにより屈曲自在に形成された連設体の両端
が、ロック機構を介して互いに着脱可能に連結される二
輪車用盗難防止装置において、各棒状体を一列に重なっ
た並列状に折り畳み可能なように、連設体が、各棒状体
を順次一方向に重ね連ねることによって形成されている
ことを特徴とするものである。
【0012】また、上記のような二輪車用盗難防止装置
において、上記の請求項2に記載したように、ロック機
構が、連設体の一端に固着されたロック機構本体と、連
設体の他端に形成されてロック機構本体に係止され得る
係止部とからなり、ロック機構本体は、連設体に対して
直交し、且つ各棒状体の重ね連ね方向に延在するもので
あることを特徴とするものである。
【0013】さらに、上記のような二輪車用盗難防止装
置において、上記の請求項3に記載したように、連設体
を構成する棒状体の数が、少なくとも4本以上の偶数で
あることを特徴とするものである。
【0014】
【作 用】上記の請求項1に記載したような構成によ
り、使用時には、連設体をループ状に折り曲げることに
より、車体を構築物に繋ぎ止めたり、車輪を回り止めし
た状態としてから、連設体の両端をロックする一方、不
使用時には、ロックを解除してから連設体を一定の形状
に折り畳むことができ、その場合に、一本の棒状体の側
方に隣合う棒状体を順次一列に重ねて並列状に折り畳む
ことができる。
【0015】また、製造段階での簡略化を図るために、
連設体の両端部に配置されるものを除く全ての棒状体に
全く同じ構造のものを使用しても、棒状体同士の連結構
造の如何にかかわらず、連設体の組立工程では、全ての
棒状体の連結作業を同じ方向から行うことができる。
【0016】さらに、上記の請求項2に記載したような
構成によれば、連設体を折り畳んだときに、ロック機構
本体が棒状体軸心方向に対して直交するように位置する
ため、連設体を折り畳んだ状態での棒状体軸心方向の長
さがコンパクトなものとなり、また、ロック機構本体の
外周面に連設体の他端係止部を挿入するための係止部挿
入孔を開口しようとする場合、係止部挿入孔をロック機
構本体外周面の周方向で広い範囲に開口することができ
る。
【0017】さらにまた、上記の請求項3に記載したよ
うな構成によれば、連設体が折り畳まれると、連設体の
他端は必ずロック機構本体側に折り返され、連設体の他
端に形成された係止部は、ロック機構本体に接近して位
置することとなるため、連設体を折り畳んだ状態にバン
ド等により固定しておけば、携帯して持ち運ぶときに誤
って落としたような場合、係止部がロック機構本体から
露出された状態であっても、ロック機構本体によって保
護されることとなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の二輪車用盗難防止装置の実施
例について図面に基づいて説明する。なお、図1〜図5
は、本発明の盗難防止装置の一実施例における各状態を
示すもので、図1は、ループ状に折り曲げて両端をロッ
クした使用時の状態を示し、図2は、ロックを解除して
全体を棒状に伸ばした状態を示し、図3〜図5は、全体
を折り畳んだ携帯収納時の状態を示すものである。
【0019】盗難防止装置1は、6本の棒状体3,4,
4,4,4,5の端部相互が回動自在に連結されて形成
された連設体2と、上端面にキー7の差し込み口6cが
設けられ、下端近傍の外周面に係止部挿入孔6eが開口
された円柱状のロック機構本体6とによって構成されて
いる。
【0020】連設体2を形成する6本の棒状体3,4,
4,4,4,5は、本実施例では、何れも炭素鋼あるい
はクロムモリブデン鋼のような鋼材を用いた中実の丸棒
からなり、連設体2の中間に位置する4本の棒状体4に
は、その両端にボス部4a,4bが形成され、連設体2
の両端に位置する各棒状体3,5には、それぞれの中間
寄りの端部にのみボス部3a,5bが形成されている。
【0021】それぞれのボス部3a,4a,4b,5b
は、何れも隣合う棒状体同士を相互に回動自在に連結す
るときの連結部となるもので、ボス部3aとボス部4
a、ボス部4bとボス部5bはそれぞれ同じ構造であ
り、ボス部3aの下にボス部4bが、ボス部4aの下に
ボス部5bがそれぞれ重なり、重なり合ったボス部同士
の連結構造自体は全て同じであるため、ボス部4aとボ
ス部4bによる連結部について以下に説明し、ボス部3
aとボス部4bによる連結部およびボス部4aとボス部
5bによる連結部についての説明は省略する。
【0022】ボス部4aとボス部4bによる棒状体4同
士の連結部については、図7に示すように、隣合う棒状
体の重なりあったボス部の内の上方に位置するボス部4
aには、枢軸8を回動自在に貫通させるための貫通孔4
cが形成されており、下方に位置するボス部4bには、
枢軸8のネジ部8aを螺着して固定するためのネジ孔4
dが形成されている。
【0023】すなわち、連設体2の中間に位置する各棒
状体4については、それぞれ、その両端のボス部4a,
4bは外形形状は同じであるが、その一方の端部のボス
部4aには貫通孔4cが形成され、他方のボス部4bに
はネジ孔4dが形成されている。
【0024】そして、隣合う棒状体の重なり合ったボス
部4a,4b同士の連結については、下方のボス部4b
に固着された枢軸8の外周面8bによって上方のボス部
4aが回動自在に枢支されるものであり、上端近傍に抜
け止めの鍔部8cが形成され下方にネジ部8aが形成さ
れた枢軸8を、上方から上方ボス部4aの貫通孔4cを
通して下方ボス部4bのネジ孔4dに螺着することによ
り行われる。
【0025】その場合、枢軸8を下方のボス部4bに一
端螺着した後には容易に取り外すことができないよう
に、枢軸8をネジ込むための工具が係合される枢軸8の
頭部8dの形状は、一般の工具では係合できないものと
され、ネジ部8aとネジ孔4dの螺着部は、螺着の際に
接着剤を介在させることによって当該部分がネジ戻し不
能となるように固着される。
【0026】なお、各ボス部4a,4bの形状について
は、重ね合わされる接触部4eと反対側の面(ボス部4
aの上面4fおよびボス部4bの下面4g)も、平らな
面に形成されており、枢軸8についても、ボス部4aの
貫通孔4cから外方に突出しない状態に設置されている
ため、連設体2が折り畳まれたときに、隣合う連結部同
士が干渉することがなく、よって棒状体の並列方向の幅
をコンパクトにすることができる。
【0027】さらに、重なり合って連結されるボス部4
a,4b同士の接触部4eについては、図7に示したよ
うに、接触面が水平面であっても良いが、図8に示すよ
うに、接触面を円錐状として凹凸に接触させておけば、
連結部分の破壊(例えば、枢軸8の切断を目的としてボ
ス部同士の接触部4eの隙間から鋸等をこじ入れるとい
うようなこと)が困難となって、盗難防止には効果的な
ものとなる。
【0028】上記のような棒状体4は、棒状体3,5も
含めて全ての連結部分で同じ方向(上方)から枢軸8を
螺着するという組立作業により、図2に示すように、伸
ばされた状態では各棒状体3,4,4,4,4,5が階
段状に配置されるように回動自在に連結されて、一本の
連設体2として形成される。
【0029】各棒状体3,4,5からなる連設体2の一
端には、円柱状のロック機構本体6が一体的に固着され
ていて、具体的には、連設体2の一端に位置する棒状体
3の端部が、円柱状のロック機構本体6の軸心に直交す
るように、ロック機構本体6の上端近傍に溶接等により
一体的に固着されている。
【0030】連設体2の他端、すなわち、連設体2の他
端に位置する棒状体5の端部には、棒状体5の外周面の
一部を削った平坦面9aが形成され、平坦面9aの端部
に形成される立ち上り壁9dとの間に間隙9cを有する
ように、平坦面9a上に円柱状の突起9bが形成される
ことによって、ロック機構の係止部9が形成されてい
る。
【0031】ロック機構本体6は、図6に示すように、
上面が開放された有底円筒状の外筒6a内の上部にロッ
クシリンダ6bが収納され、外筒6aの下端近傍の外周
面に係止部挿入孔6eが開口されていて、ロックシリン
ダ6bの上面には、キー7の差し込み口6c(図4に示
す)が開口され、ロックシリンダ6bから下方にロック
片6dが延設されて、ロックシリンダ6bに差し込んだ
キー7の往復回動操作によりロック片6dが外筒6aの
内周面に沿って回動される。なお、ロックシリンダ6b
の上面に開口されたキー7の差し込み口6cは、その形
状が特殊なものとされることにより、盗難防止の効果が
高められている。
【0032】連設体2の両端に設けられたロック機構
は、ロック機構本体6と棒状体5の端部に形成された係
止部9とからなるもので、そのロックとロック解除につ
いては、係止部挿入孔6eからロック機構本体6内に挿
入された係止部9が、ロックシリンダ6bに差し込まれ
たキー7の施錠位置への回動により、ロック片6dが回
動して係止部9の突起9bと立ち上り壁9dの間隙9c
に入り込むことによって、ロック機構本体6に対して係
止部9が引抜き不可能な状態にロックされ、キー7の解
除位置への回動により、ロック片6dが逆方向に回動し
て係止部9の突起9bと立ち上り壁9dの間隙9cから
出ることによって、係止部9を引抜き可能な状態にロッ
ク解除される。
【0033】上記のような連設体2とロック機構6,9
が設けられた本実施例の盗難防止装置は、使用時には、
図9に示す従来例と同様に、各棒状体3,4,4,4,
4,5をそれぞれの連結部で回動させることにより連設
体2を折り曲げてループ状とし、車体を構築物に繋ぎ止
めたり、車輪を回り止めした状態としてから、連設体2
の端部に形成された係合部9をロック機構本体6に係止
部挿入孔6eから挿入して、施錠操作により連設体2の
両端をロックするものである。
【0034】そして、不使用時には、図3〜図5に示す
ように、係合部9がロック機構本体6の係止部挿入孔6
eから抜き出された状態で、ロック機構本体6に固着さ
れた棒状体3の側方に他の棒状体4,4,4,4,5が
順次一列に重なるように並列に折り畳まれる。
【0035】なお、本実施例では、各棒状体の長さ関係
は、各棒状体4は全て同じ構造で同じ長さであり、各棒
状体4と棒状体5は略等しい長さであって、棒状体3は
棒状体4や棒状体5よりも長くなっており、そのため、
図3に示すように折り畳まれることとなる。
【0036】上記のような構成を有する本実施例の二輪
車用盗難防止装置によれば、不使用時で連設体2を折り
畳んだときに、図4および図5に示すように、各棒状体
3,4,4,4,4,5がロック機構本体6の軸線方向
で一列に重なった状態に折り畳むことができて、全体を
薄くコンパクトに纏めることができ、ポケット等に収納
しても嵩張ることなく、収納や持ち運びに便利なものと
なる。
【0037】また、図3に示すように、ロック機構本体
6が、並列に位置する全棒状体3,4,4,4,4,5
の幅と略同じ(僅かに大きい)幅で、各棒状体に対して
直交する方向に延在しているため、従来例のようにロッ
ク機構本体が棒状体の先端からその延長方向に延びて固
着されている場合と比べて、棒状体軸心方向での長さも
コンパクトなものとなる。
【0038】また、連設体2の両端に配置される棒状体
3,5以外の各棒状体4,4,4,4については全て同
じ構造のものを使用することによって、棒状体の製造工
程を簡略化することができ、その上、各棒状体の両端の
連結部構造が相互に異なっていても、これを一方向に順
次重ね連ねるものであるから、各棒状体を連結して連設
体を組み立てる工程で、各棒状体3,4,4,4,4,
5の連結作業(枢軸8の螺着)を全て同じ方向から行う
ことができて、各棒状体の連結作業が容易になる。
【0039】さらに、ロック機構本体6の外周面に係止
部挿入孔6eを開口しようとする場合、キー差し込み口
6cとは反対側の端部寄りの部分に係止部挿入孔6eが
開口されることとなるが、この部分にはロックシリンダ
6bが内蔵されていないため、何処にでも係止部挿入孔
6eを開口することができる。
【0040】さらにまた、ロック機構本体6が折り畳ま
れた各棒状体に対して直交するように位置しており、ロ
ック機構本体6の軸心方向の長さの範囲内に各棒状体が
納まっていると共に、連設体2が偶数(6本)の棒状体
によって形成されているため、折り畳まれた状態では、
連設体2の他端は必ずロック機構本体6側に折り返さ
れ、連設体2の他端に形成された係止部9は、ロック機
構本体6の外周面に接近して位置することとなる。
【0041】そのため、連設体2を折り畳んだ状態でバ
ンド等により固定しておけば、携帯して持ち運ぶときに
誤って落としたような場合、係止部9がロック機構本体
6から露出した状態であっても、ロック機構本体6の存
在によって、係止部9が直接地面に衝突することがな
い。
【0042】以上、本発明の二輪車用盗難防止装置の一
実施例について説明したが、本発明は、上記のような具
体的な構造にのみ限定されるものではなく、適宜設計変
更可能なものであることはいうまでもない。
【0043】例えば、棒状体の構造については、本実施
例では金属製の丸棒からなる棒状体の軸部とボス部が鍛
造で一体的に成形されているが、棒状体の軸部とボス部
を別に成形して溶接等により固着してもよく、棒状体の
軸部は中実でも中空パイプでも平板でもよく、その断面
形状も丸でなく角でもよく、その材料も金属だけでな
く、金属の芯材に樹脂コーティングを施したようなもの
でもよいものであって、また、連設体を構成する棒状体
の数についても、6本に限らず4本以上の偶数でも奇数
でもよい。
【0044】また、本実施例では、棒状体4と棒状体5
は略等しい長さであり、棒状体3が棒状体4や棒状体5
よりも長くなっているため、図3に示すように、係止部
9がロック機構本体6から露出した状態で折り畳まれて
いるが、連設体2が6本以上の偶数の棒状体によって構
成される場合、ロック機構本体6内にその先端の係止部
9を挿入した状態での棒状体5の長さを、棒状体3の長
さと同じものとし、各棒状体4の長さを棒状体3や棒状
体5よりも短い長さにしておくと共に、ロック機構本体
6の外周面の軸心方向一線上に棒状体3の固着位置と係
止部挿入孔6eを配置しておけば、ロック機構本体6内
に棒状体5先端の係止部9を挿入した状態のままで連設
体2を折り畳んでおくことが可能となる。
【0045】そのような構造によれば、連設体2を折り
畳んだ状態でも、係止部9がロック機構本体6から露出
していないため、係止部9はロック機構本体6によって
完全に保護された状態を保つことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したような本発明の二輪車用盗
難防止装置によれば、不使用時には一定の形状に折り畳
むことができ、しかも折り畳んだときの厚みを薄いもの
とすることができるため、収納性が更に向上させること
ができて、持ち運びが容易になると共に、その製造に当
たっては、構成部品自体の製造の簡略化とその組立作業
の簡略化を合わせて図ることができる。
【0047】さらに、そのような二輪車用盗難防止装置
においては、連設体を折り畳んだ状態での棒状体軸心方
向の長さをコンパクトなものとしたり、ロック機構本体
に係止部挿入孔を形成するときの設計自由度を大きくし
たり、また、折り畳んだ携帯時にロック機構の係止部を
保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二輪車用盗難防止装置の一実施例のル
ープ状に折り曲げて両端をロックした状態を示す上面
図。
【図2】図1に示した実施例のロックを解除して全体を
棒状に伸ばした状態を示す側面図。
【図3】図1に示した実施例の全体を折り畳んだ状態を
示す側面図。
【図4】図1に示した実施例の全体を折り畳んだ状態を
示す上面図。
【図5】図1に示した実施例の全体を折り畳んだ状態を
示す下面図。
【図6】図1に示した実施例のロック機構部分を示す図
1A−A線に沿った断面図。
【図7】図1に示した実施例の棒状体同士の連結部分を
示す図1B−B線に沿った断面図。
【図8】図7に示した棒状体同士の連結部分の変形例を
示す断面図。
【図9】従来の二輪車用盗難防止装置の使用状態を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 二輪車用盗難防止装置 2 連設体 3 棒状体 4 棒状体 5 棒状体 6 ロック機構本体(ロック機構) 6c キー差し込み口 6e 係止部挿入孔 9 係止部(ロック機構)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の棒状体の端部相互を回動自在に連
    結することにより屈曲自在に形成された連設体の両端
    が、ロック機構を介して互いに着脱可能に連結される二
    輪車用盗難防止装置において、各棒状体を一列に重なっ
    た並列状に折り畳み可能なように、連設体が、各棒状体
    を順次一方向に重ね連ねることによって形成されている
    ことを特徴とする二輪車用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 ロック機構が、連設体の一端に固着され
    たロック機構本体と、連設体の他端に形成されてロック
    機構本体に係止され得る係止部とからなり、ロック機構
    本体は、連設体に対して直交し、且つ各棒状体の重ね連
    ね方向に延在するものであることを特徴とする請求項1
    に記載の二輪車用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 連設体を構成する棒状体の数が、少なく
    とも4本以上の偶数であることを特徴とする請求項2に
    記載の二輪車用盗難防止装置。
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