JPH086987Y2 - 可搬式ロック装置 - Google Patents

可搬式ロック装置

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JPH086987Y2
JPH086987Y2 JP455790U JP455790U JPH086987Y2 JP H086987 Y2 JPH086987 Y2 JP H086987Y2 JP 455790 U JP455790 U JP 455790U JP 455790 U JP455790 U JP 455790U JP H086987 Y2 JPH086987 Y2 JP H086987Y2
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JP
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lock
lock body
lid member
chain
ring
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JP455790U
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JPH0395472U (ja
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典昭 服部
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Honda Access Corp
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Honda Access Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、オートバイ等の車体へ取付けられるヘル
メットホルダを利用した可搬式ロック装置に関する。
[従来の技術] 実開昭52-57092号公報には、チェーンの一端をロック
全体に取付け、他端をロック本体の摺動片に係脱可能に
した可搬式の自転車錠が示されている。また、実開昭56
-167172号公報には、ロック本体のケース底面を板状蓋
で覆うとともに、チェーンの一端をこの板状蓋に取付
け、他端に設けたロックプレートをロック本体へ錠止可
能にした可搬式ロック装置が示されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記各従来例とも、チェーンの一端を強固
に連結する側は、ロック本体のケースから取付用の舌片
部を突設し、これにチェーンの一端を連結している。し
たがって、舌片部のチェーン支持剛性を極めて大きくし
なければならず、かつチェーンの端部を舌片部に通した
後、溶接しなければならないため、組立工数が多くな
る。さらに、舌片部が突出する分だけ装置の外形が大き
くなる。また、専用のロック本体を用いると装置全体が
比較的高価になってしまう。
そこで本考案は、かかる諸問題を解決できる可搬式ロ
ック装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係る可搬式ロック
装置は、ロック本体に対してチェーンの一端を強固に連
結し、他端を錠止可能としたものにおいて、チェーンの
一端に設けられた取付用リングに予め通された蓋部材
を、車載ヘルメットホルダ用に製造されたロック本体の
取付側開口部へ複数の固着部材で取付けることにより、
同時に取付用リングをロック本体へ強固に連結するとと
もに、この固着部材間にある前記蓋部材の縁部を切欠い
た切除部を設け、この切除部へ一部を係合させることに
より前記取付用リングを位置決めしたことを特徴とす
る。
[考案の作用] チェーンの一端に設けられた取付用リングに蓋部材を
長手方向から通し、その両端部をロック本体のケースへ
複数の固着部材で取付ける。すると、取付用リングは固
着部材間の蓋部材の縁部に切欠かれて設けられた切除部
によって位置決めされるとともに、ロック本体と強固に
連結される。ゆえに、蓋部材を取付けてロック本体を組
立てるだけで、チェーンの連結も同時に行われるので、
組立工数が削減される。また、取付用リングは蓋部材全
体でロック本体側へ取付けられるから、取付用リングの
支持剛性を高くなる。
[実施例] 第1図乃至第6図に自動2輪車のパーキング時に使用
するための可搬式ロック装置として構成された一実施例
を示す。第1図は本装置の外形を示し、第2図はその分
解図である。ロック本体1は自動2輪車のヘルメットホ
ルダとして車体へ取付けられて使用されるものを転用し
てあり、公知のシリンダロック機構を設けたシリンダ部
2と、ロック溝3を隔てて略平行に延出された突部4を
備え、突部4にはロック穴5が設けられている。ロック
本体1に対して進退動自在に設けられた棒状のロック6
の一端は、シリンダ部2の外方へ突出した押部7をな
し、他端はロック溝3を横切ってロック穴5へ嵌合し得
るロック部8となっている。ロック6は押部7を押して
ロック部8がロック穴5へ嵌合したとき、シリンダ部2
の内蔵機構によってロックされ、キー9によって解除さ
れるようになっている。
車体取付側は、取付状態時にフレーム等によって閉塞
される開口部をなす。この開口部は、ケース開口端10に
縁取られた突部4側の幅狭部11とシリンダ部2側の幅広
部12からなる。ケース開口端10のうち、シリンダ部2と
突部4の連結部一側には略直角状に曲がる屈曲部13が形
成され、かつ長手方向の両端部にネジ穴14が複数(本実
施例では長手方向両端部に計2個)設けられている。
ケース開口端10はこの形状とほぼ一致して重なる板状
の蓋部材15で覆われている。但し、ケース開口端10内側
へ嵌合し、表面が面一となるようなものでもよい。蓋部
材15はロック本体1の幅狭部11に対応する幅狭部16と、
幅広部12側に対応する幅広部17とを備え、幅狭部16から
幅広部17側へ移向する一方の辺に段部18が形成されてい
る。幅狭部16と幅広部17の各ネジ穴14と対応する位置に
はボルト通し穴19が設けられ(第2図)、ここでボルト
20によりロック本体1側へ取付けられている。このボル
ト20は所定トルクで頭部の6角部21(第2図)が破断す
るようになっている。但し、リベット等であってもよ
い。
両ボルト20間の中間部で段部18近傍の左右対称位置に
切除部22、23が設けられている。切除部22は縁部が略U
字形に切り込まれ、切除部23は段部18を略直角状に切欠
くことにより形成されている。蓋部材15の中間部は略三
角形状の取付用リング24によって巻回されている。取付
用リング24は切除部22、23に係合して位置決めされ、チ
ェーン25の一端に予め連結されている。チェーン25はゴ
ム等のチューブ26で覆われている。チェーン25の他端に
はロック部8で錠止可能なロックリング27が連結されて
いる。なお、チェーン25に代えてワイヤでもよい。
第3図は蓋部材15の平面形状につき、取付用リング24
を通す過程を示す図であり、取付用リング24の最大幅W1
は、切除部22、23間の幅W2と略等しい。また、幅狭部16
及び幅広部17の各幅W3、W4は、 W3<W1≒W2<W4 の関係にある。よって、取付用リング24は幅狭部16側を
通すことができ、切除部22、23と係合する。
第4図は第1図のA−A線に沿って蓋部材15側を部分
的に示す図であり、第5図は第4図のB−B線断面を示
す。これら各図に明らかなように、取付用リング24の蓋
部材15内側(ロック本体1の内部方向側)に沿う部分
は、ケース開口端10に囲まれた空間内へ入っており、取
付用リング24の切除部22側部分は、ケース開口端10の内
側面と切除部22の壁面で囲まれ、かつ切除部23側の部分
は、屈曲部13と切除部23の各直角壁面で囲まれている。
これにより、取付用リング24は蓋部材15とケース開口端
10によって位置決めされる。
第6図はチェーン25等について示す図であり、チュー
ブ26の内径D1に対して取付用リング24の最小幅D2は小さ
くなっており、ロックリング27の外径D3は大きくなって
いる(D2<D1<D3)。このため、取付用リング24を頭に
してチェーン25をチューブ26内へ通すことが可能になる
とともに、ロックリング27はチューブ26の抜け止めとな
っている。なお、取付用リング24及びロックリング27は
チェーン25と同等かそれ以上太い材料を用いている。
次に、本実施例の作用を説明する。取付用リング24を
ロック本体1へ取付けるには、第2図に示すように、ま
ず、蓋部材15の幅狭部16側から取付用リング24の空間へ
入れる。このとき、第3図に示すように、取付用リング
24はW1>W3の関係よりスムーズに段部18部分まで進む
(矢示)。次に、取付用リング24の一辺側を切除部22
内へ入れると(矢示)、W1≒W2の関係があるから、他
方の辺が段部18を乗り越えて切除部23へ移ることができ
る(矢示)。ここで取付用リング24はW1<W4の関係に
より位置決めされ、幅広部17方向への移動が規制され
る。
このように、蓋部材15へ取付用リング24を取付けた
後、再び第2図に示すように、蓋部材15をケース開口端
10上へ重ねてボルト通し穴19とネジ穴14を一致させ、ボ
ルト20を締め付ける。このとき、6角部21を利用して工
具で締結でき、過大トルクで6角部21がカットされる。
これにより、取付用リング24は切除部22、23に係合した
状態で位置決めされ、幅狭部16又は幅広部17のいずれ側
へも移動不可能になり、可搬式ロック装置が組立てられ
る。
この装置はロック本体1とチェーン25を一体にした状
態で持ち運ぶことができ、自動2輪車の駐車時にはチェ
ーン25を車輪及び車体に巻き、ロックリング27をロック
溝3へ入れ、押部7を押し込み、ロック部8をロックリ
ング27に通してロック穴5へ入れると、ロック6がシリ
ンダ部2の内蔵機構により抜け出し不能になって錠止め
される。これを解錠するには、シリンダ部2をキー9へ
刺し込んで(第1図)、回動すればよい。
このように、本実施例によれば、車載用ヘルメットホ
ルダとして使われているロック本体1を、従来のままで
利用でき、特別なケースを製造することが不要になるの
で、比較的安価な可搬式ロック装置を得ることができ
る。しかも、取付用リング24は蓋部材15をロック本体1
へ取付けるとき同時に行われるので、従来のように蓋部
材15の取付後、別工程で行う必要がなくなり、組立工数
が削減し作業性が向上する。また、取付用リング24を取
付けるために、蓋部材15に舌片部を突出形成する必要が
なく、取付用リング24を蓋部材15全体で支持するので、
取付用リング24に対する支持剛性を高めることができ
る。さらに、取付用リング24の位置決めを切除部22、23
とケース開口端10の各壁面で行うため、装置の外形を大
きくしないで済む。また、ケース開口端10に対して、蓋
部材15を可及的に隙間のないように取付けて密閉できる
から、組立後は外部からロック本体1内部へ工具等を刺
し込んで加工することが困難になる。
[考案の効果] 本考案は、取付用リングのロック本体に対する固定を
取付用リングに通した蓋部材で行うとともに、蓋部材の
ロック本体に対する固着部間に設けられた切除部へ取付
用リングを係合させることにより位置決めしたので、ロ
ック本体に蓋部材を取付けると同時に取付用リングの固
定も完了し、従来必要であった独立の取付工程を削減で
き、作業性が向上した。また、チェーンを連結する場
合、舌片部を介することなく、蓋部材自体で固定するこ
とにより、取付用リングの支持剛性を高めることが容易
になり、装置の外形を大きくしないで済ませることがで
きる。また、取付用リングを切除部で位置決めしたの
で、ロック本体の開口部を蓋部材でほぼ密閉でき、外部
からの加工を困難にできる。そのうえ、従来車載用のヘ
ルメットホルダとして使用されているロック本体をケー
ス形状に新たな変更を加えることなく転用できるので、
装置全体が比較的安価になる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は実施例を示し、第1図は全体の斜視
図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は要部の平面
図、第4図は第1図のA−A線断面図、第5図は第4図
のB−B線断面図、第6図は要部の断面図である。 (符号の説明) 1……ロック本体、2……シリンダ部、6……ロック、
10……ケース開口端、15……蓋部材、20……ボルト(固
着部材)、22、23……切除部、24……取付用リング、25
……チェーン、27……ロックリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロック本体に対してチェーンの一端を強固
    に連結し、他端を錠止可能としたものにおいて、チェー
    ンの一端に設けられた取付用リングに予め通された蓋部
    材を、車載ヘルメットホルダ用に製造されたロック本体
    の取付側開口部へ複数の固着部材で取付けることによ
    り、同時に取付用リングをロック本体へ強固に連結する
    とともに、この固着部材間にある前記蓋部材の縁部を切
    欠いた切除部を設け、この切除部へ一部を係合させるこ
    とにより前記取付用リングを位置決めしたことを特徴と
    する可搬式ロック装置。
JP455790U 1990-01-22 1990-01-22 可搬式ロック装置 Expired - Lifetime JPH086987Y2 (ja)

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JP455790U JPH086987Y2 (ja) 1990-01-22 1990-01-22 可搬式ロック装置

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JP455790U JPH086987Y2 (ja) 1990-01-22 1990-01-22 可搬式ロック装置

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JPH0395472U JPH0395472U (ja) 1991-09-30
JPH086987Y2 true JPH086987Y2 (ja) 1996-02-28

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ID=31508298

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JP455790U Expired - Lifetime JPH086987Y2 (ja) 1990-01-22 1990-01-22 可搬式ロック装置

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JP5081412B2 (ja) * 2006-07-28 2012-11-28 株式会社加西産業 樹脂製ボール、その製造方法及び製造装置

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JPH0395472U (ja) 1991-09-30

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