JPH0812755A - ポリエーテルエステルアミドおよび樹脂組成物 - Google Patents

ポリエーテルエステルアミドおよび樹脂組成物

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JPH0812755A
JPH0812755A JP6168826A JP16882694A JPH0812755A JP H0812755 A JPH0812755 A JP H0812755A JP 6168826 A JP6168826 A JP 6168826A JP 16882694 A JP16882694 A JP 16882694A JP H0812755 A JPH0812755 A JP H0812755A
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acid
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resin
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JP6168826A
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Yasuhiro Ueda
安宏 上田
Eiji Inada
栄二 稲田
Hidekazu Senda
英一 千田
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 脂肪族ジカルボン酸とジアミンの塩、ラクタ
ムおよびアミノカルボン酸からなる群より選ばれる少な
くとも一種のアミド形成性単量体および芳香族ジカルボ
ン酸からなる数平均分子量500〜5,000のポリア
ミドと、数平均分子量300〜5,000の芳香環含有
ポリエーテルとから誘導されるポリエーテルエステルア
ミド;およびこのポリエーテルエステルアミドと熱可塑
性樹脂との特定比率からなる樹脂組成物。 【効果】 本発明のポリエーテルエステルアミドは、優
れた永久帯電防止性と熱可塑性樹脂への分散性を有す
る。また、このポリエーテルエステルアミドとスチレン
系樹脂等の熱可塑性樹脂とからなる樹脂組成物は、優れ
た永久帯電防止性および機械的特性を有するので、各種
成形材料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は永久帯電防止性に優れ、
さらに各種熱可塑性樹脂への分散性に優れたポリエーテ
ルエステルアミドおよびこのポリエーテルエステルアミ
ドを使用した樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエーテルエステルアミドは一
部の熱可塑性樹脂用帯電防止剤として優れた帯電防止性
を付与することが知られているが、ポリエーテル成分に
ポリオキシアルキレングリコール(例えばポリエチレン
グリコール)を使用しているため、ポリエーテルエステ
ルアミドの溶融粘度が他の熱可塑性樹脂に比較して小さ
い場合が多く、このためにポリエーテルエステルアミド
の熱可塑性樹脂への分散性が悪く、層状剥離が起きた
り、衝撃強度が劣ったりして、望ましい機械的性質を有
する樹脂組成物を得ることが困難であるという問題があ
った。この問題を解決する方法として、ポリエーテルエ
ステルアミドにカルボキシル基を有する変性ビニル系重
合体を相溶化剤として使用する方法(特公平4−728
55号公報)、ヒドロキシル基を有するビニル単量体を
共重合成分とするゴム変性スチレン系熱可塑性樹脂を相
溶化剤として使用する方法(特開平2−70739号公
報)等が提案されている。しかし、これらの方法によっ
て分散性は改良されるものの、多量の相溶化剤の添加が
必要であるため帯電防止性が低下するという欠点があっ
た。また、ポリエーテル成分に特定分子量のポリオキシ
アルキレングリコール(例えばポリエチレングリコー
ル)とビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物
を使用したポリエーテルエステルアミドを用いることに
より、透明でかつ永久帯電性に優れた樹脂組成物を得る
方法(特公平5−85571号公報)が知られている
が、比較的低分子量のビスフェノール類のアルキレンオ
キシド付加物を使用していることと、ポリエチレングリ
コール等のポリオキシアルキレングリコールを併用して
いるため、他の熱可塑性樹脂との溶融粘度差が大きく、
多量の相溶化剤を添加しなければ十分な帯電防止性が得
られないという問題は依然として解決されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、耐熱性に優
れ、かつポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、スチ
レン/アクリロニトリル共重合体(SAN樹脂)、アク
リロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体(ABS
樹脂)、メタクリル酸メチル/ブタジエン/スチレン共
重合体(MBS樹脂)、スチレン/メタクリル酸メチル
/アクリロニトリル共重合体、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフテレート(PET樹脂)、
ポリブチレンテレフテレート(PBT樹脂)等の各種熱
可塑性樹脂への分散性の良いポリエーテルエステルアミ
ドが求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく鋭意検討した結果、芳香族ジカルボン酸を
構成単位として有する特定分子量のポリアミドと芳香環
含有ポリエーテルとから誘導されるポリエーテルエステ
ルアミドが、従来のポリエーテルエステルアミドに比べ
高粘度であり、熱可塑性樹脂への分散性に優れることを
見出し、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、脂肪族ジカルボン酸と
ジアミンの塩、ラクタムおよびアミノカルボン酸からな
る群より選ばれる少なくとも一種のアミド形成性単量体
と、炭素原子数8〜20の芳香族ジカルボン酸とからな
る数平均分子量500〜5,000のポリアミド(a
1)および下記一般式 H−(Q)m−O−Z−O−(R)n−H (1) (式中、Zはビスフェノール類、単環二価フェノール
類、ジヒドロキシビフェニル類、ジヒドロキシナフタレ
ン類およびビナフトール類から選ばれる二価フェノール
類の残基、QおよびRは炭素数2〜4のオキシアルキレ
ン基、mおよびnは1〜50の整数を表す。)で示され
る数平均分子量300〜5,000の芳香環含有ポリエ
ーテル(a2)から誘導され、還元粘度が0.5〜4.
0(0.5重量%m−クレゾール溶液、25℃)である
ポリエーテルエステルアミド(A);ならびに該ポリエ
ーテルエステルアミド(A)5〜40重量%および熱可
塑性樹脂(B)60〜95重量%からなる樹脂組成物で
ある。
【0006】本発明におけるポリアミド(a1)を構成
するアミド形成性単量体としては、脂肪族ジカルボン酸
とジアミンの塩、ラクタムおよびアミノカルボン酸が挙
げられる。脂肪族ジカルボン酸とジアミンの塩のうち、
脂肪族ジカルボン酸としては、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカンジ酸、ドデカンジ酸等が挙
げられ、またジアミンとしては、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン等が挙げられる。ラクタムと
しては、カプロラクタム、エナントラクタム、ラウロラ
クタム、ウンデカノラクタム等が挙げられる。また、ア
ミノカルボン酸としては、ω−アミノカプロン酸、ω−
アミノエナント酸、ω−アミノカプリル酸、ω−アミノ
ペルゴン酸、ω−アミノカプリン酸、11−アミノウン
デカン酸、12−アミノドデカン酸等が挙げられる。上
記アミド形成性単量体として例示したものは二種以上を
併用してもよい。これらのうち好ましいものは、カプロ
ラクタム、12−アミノドデカン酸およびアジピン酸と
ヘキサメチレンジアミンの塩であり、特に好ましいもの
はカプロラクタムである。
【0007】(a1)を構成する芳香族ジカルボン酸と
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフ
タレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−
ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフ
ェニル−4,4’−ジカルボン酸、3−スルホイソフタ
ル酸アルカリ金属塩およびこれらの二種以上の混合物が
挙げられる。これらのうちテレフタル酸、イソフタル酸
および3−スルホイソフタル酸アルカリ金属塩が、重合
性および色調の点から好ましい。3−スルホイソフタル
酸アルカリ金属塩としては、3−スルホイソフタル酸ナ
トリウム、3−スルホイソフタル酸カリウム等が挙げら
れる。
【0008】(a1)の数平均分子量は、通常500〜
5,000、好ましくは500〜3,000である。数
平均分子量が500未満ではポリエーテルエステルアミ
ド自体の耐熱性が低下し、5,000を超えると反応性
が低下するためポリエーテルエステルアミド製造時に多
大な時間を要する。
【0009】芳香環含有ポリエーテル(a2)は前記一
般式(1)で示される化合物であり、該式(1)におい
て、Zは二価フェノール類(b1)の残基、QおよびR
は炭素数2〜4のアルキレンオキサイド(b2)由来の
オキシアルキレン基である。
【0010】二価フェノール類(b1)としては、ハイ
ドロキノン、カテコール、レゾルシン、オルシン、ウル
シオールなどの単環フェノール類;ビスフェノールA
(4,4’−ジヒドロキシジフェニル−2,2−プロパ
ン)、ビスフェノールF(4,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルメタン)、ビスフェノールS(4,4’−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン)、4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニル−2,2−ブタンなどのビスフェノール類;
4,4’−ジヒドロキシビフェニルなどのヒドロキシビ
フェニル類;1,5−ジヒドロキシナフタレンなどのジ
ヒドロキシナフタレン類、ビナフトール類などのナフタ
レン核を有するもの等が挙げられる。これらのうち好ま
しいものはビスフェノール類であり、特に好ましいもの
はビスフェノールAである。
【0011】アルキレンオキサイド(b2)としては、
例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
1,2−もしくは1,4−ブチレンオキサイドおよびこ
れらの二種以上の混合物が挙げられる。これらのうちエ
チレンオキサイドが、ポリエーテルエステルアミドの制
電性が優れる観点から好ましい。
【0012】本発明における芳香環含有ポリエーテル
(a2)は、上記(b1)に(b2)を公知の方法、例
えばアルカリ触媒存在下、100〜200℃の温度で付
加反応させることにより製造することができる。(b
2)の付加モル数は通常1〜50モル、好ましくは2〜
20モルである。
【0013】該(a2)の数平均分子量は、通常300
〜5,000、好ましくは500〜3,000である。
300未満では帯電防止性が不十分となり、5,000
を超えると反応性が低下するためポリエーテルエステル
アミド製造時に多大な時間を要する。
【0014】本発明のポリエーテルエステルアミド
(A)を構成する(a2)の使用量は、前記(a1)と
(a2)の合計重量に基づいて通常20〜80重量%、
好ましくは25〜75重量%の範囲である。(a2)の
量が20%未満では(A)の帯電防止性が劣り、80重
量%を超えると(A)の耐熱性が低下するために好まし
くない。また、必要により(a2)と共にポリアルキレ
ンオキサイド(ポリエチレンオキサイド等)を併用して
もよい。これらを併用する場合の使用量は特に制限はな
いが、耐熱性および熱可塑性樹脂への分散性の観点か
ら、(a2)の量に対して通常30重量%以下である。
【0015】(A)の製法は特に限定されるものではな
いが、例えば下記製法または製法を例示することが
できる。 製法:アミド形成性単量体および芳香族ジカルボン酸
を反応させてポリアミド(a1)を形成せしめ、これに
(a2)を加えて、高温、減圧下で重合反応を行う方
法。 製法:アミド形成性単量体および芳香族ジカルボン酸
と(a2)を同時に反応槽に仕込み、水の存在下または
非存在下に、高温で加圧反応させることによって中間体
としてポリアミド(a1)を生成させ、その後減圧下で
(a1)と(a2)との重合反応を行う方法。
【0016】上記の重合反応には、通常、公知のエステ
ル化触媒が使用される。該触媒としては、例えば三酸化
アンチモンなどのアンチモン系触媒、モノブチルスズオ
キシドなどのスズ系触媒、テトラブチルチタネートなど
のチタン系触媒;テトラブチルジルコネートなどのジル
コニウム系触媒;酢酸ジルコニル、酢酸亜鉛などの有機
酸金属塩系触媒などが挙げられる。触媒の使用量は、
(a1)および(a2)の合計重量に対して通常0.1
〜5重量%である。
【0017】(A)の還元粘度(0.5重量%m−クレ
ゾール溶液、25℃)は、通常0.5〜4.0、好まし
くは0.6〜3.0である。還元粘度が0.5未満では
耐熱性が悪く、4.0を超えると成形性が低下する。ま
た、(A)の溶融粘度(210℃、シアーレート:10
2-1)は、通常7,000〜100,000cps、
好ましくは、10,000〜50,000cpsであ
る。溶融粘度が7,000cps未満では、樹脂への分
散性が悪く、帯電防止性および樹脂物性を低下させ、1
00,000cpsを超えと成形性が悪くなる。溶融粘
度は、例えばキャピラリーレオメーターを使用して測定
することができる。
【0018】本発明の樹脂組成物において熱可塑性樹脂
(B)としては、スチレン類、(メタ)アクリル酸エス
テル、(メタ)アクリロニトリルおよびブタジエンから
なる群より選ばれる少なくとも一種を構成単位とする
(共)重合体(ポリスチレン、スチレン/アクリロニト
リル共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレ
ン共重合体、メタクリル酸メチル/ブタジエン/スチレ
ン共重合体、メタクリル酸メチル/メタクリル酸エチル
/ブタジエン/スチレン共重合体、スチレン/メタクリ
ル酸メチル/アクリロニトリル共重合体等);ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリ
エチレンテレフテレート(PET樹脂)、ポリブチレン
テレフテレート(PBT樹脂)等のポリエステル系樹
脂;ポリカーボネート樹脂;ポリメチルメタクリレート
等のアクリル樹脂等が挙げられる。これらのうち好まし
いものは、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ス
チレン/アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル
/ブタジエン/スチレン共重合体、メタクリル酸メチル
/ブタジエン/スチレン共重合体、スチレン/メタクリ
ル酸メチル/アクリロニトリル共重合体、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、PET樹脂およびPBT樹脂であ
る。
【0019】本発明の樹脂組成物において、(A)と
(B)の重量比は、通常(5〜40):(95〜6
0)、好ましくは(10〜35):(90〜65)であ
る。(A)の比率が5未満では帯電防止効果が不十分と
なり、40を超えると樹脂物性を低下させることがあ
る。
【0020】本発明の樹脂組成物において、(A)と
(B)の相溶性を更に向上させる目的で、相溶化剤
(C)を含有させてもよい。該相溶化剤(C)として
は、特開平3−258850号公報、特願平5−856
16号明細書等に記載のカルボキシル基、エポキシ基、
アミノ基、ヒドロキシル基、ポリアルキレンオキシド
基、スルホン酸基およびそれらの誘導体よりなる群から
選ばれる少なくとも一種の官能基を有する変性ビニル系
重合体(C1);特願平3−321308号明細書等に
記載の変性低分子量ポリオレフィン(C2);および特
開平2−199129号公報、特願平5−85616号
等に記載のポリオレフィン部分と芳香族ビニル系重合体
部分を有するブロック重合体(C3)等が挙げられる。
これらは単独でも二種以上を併用してもよい。
【0021】これらのうち、(B)がスチレン類、(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル、
ブタジエンからなる群より選ばれる少なくとも1種を構
成単位とする(共)重合体の場合の(C)としては、
(C1)(例えば、スチレン/アクリロニトリル/無水
マレイン酸共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン/
スチレン/アクリル酸共重合体、スチレン/メタクリル
酸グリシジル/メタクリル酸メチル共重合体など)が好
ましい。(B)がポリオレフィン系樹脂の場合の(C)
としては、(C2)(例えば、数平均分子量が1,00
0〜25,000の無水マレイン酸変性低分子量ポリプ
ロピレンなど)および(C3)(例えば、数平均分子量
が1,000〜25,000のポリプロピレン/ポリス
チレンブロック重合体など)が好ましい。
【0022】(C)を含有させる場合の(C)の量は、
(A)と(B)の合計重量に対して通常0.1〜15重
量%、好ましくは1〜10重量%である。(C)の量が
0.1重量%未満では十分な相溶性向上効果が発現せ
ず、15重量%を超えると樹脂物性を低下させる。
【0023】また、本発明の樹脂組成物において、帯電
防止剤として(A)と共に、アルカリ金属および/また
はアルカリ土類金属のハロゲン化物からなる金属塩
(D)を併用することによって、帯電防止効果を更に向
上させることができる。該(D)としては、塩化リチウ
ム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウ
ム、塩化カルシウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、
臭化マグネシウムなどを挙げられ、これらのうち特に好
ましいものは、塩化ナトリウムおよび塩化カリウムであ
る。
【0024】(D)の使用量は、(A)と(D)の合計
重量に基づいて通常0.01〜5重量%、好ましくは
0.05〜3重量%である。(D)の量が0.01重量
%未満では効果が発現せず、5重量%を超えると樹脂表
面に析出し樹脂成形物の外観を損ねる。
【0025】(D)を添加する方法については特に限定
はないが、組成物中へ効果的に分散させるためには、ポ
リエーテルエステルアミド(A)中に予め分散させてお
くことが好ましい。(A)中へ(D)を分散させる場
合、(A)の製造時に(D)を添加し分散させる方法が
特に好ましい。
【0026】本発明の樹脂組成物には、帯電防止性を一
層向上させる目的で、必要により非イオン性、アニオン
性、カチオン性もしくは両性の界面活性剤(E)を含有
させてもよい。非イオン性界面活性剤としては、高級ア
ルコールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチレンオ
キサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキサイ
ド付加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイ
ド付加物等のポリエチレングリコール型非イオン界面活
性剤、ポリエチレンオキサイド、グリセリンの脂肪酸エ
ステル、ペンタエリスリットの脂肪酸エステル、ソルビ
ットおよびソルビタンの脂肪酸エステル、多価アルコー
ルのアルキルエーテル、アルカノールアミン類の脂肪族
アミド等の多価アルコール型非イオン界面活性剤などが
挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、高級脂肪
酸のアルカリ金属塩等のカルボン酸塩類、高級アルコー
ル硫酸エステル塩、高級アルキルエーテル硫酸エステル
塩等の硫酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキルスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩等
のスルホン酸塩類、高級アルコールリン酸エステル塩等
のリン酸エステル塩類などが挙げられる。カチオン性界
面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩
等の第4級アンモニウム塩類などが挙げられる。両性界
面活性剤としては、高級アルキルアミノプロピオン酸塩
等のアミノ酸型両性界面活性剤、高級アルキルジメチル
ベタイン、高級アルキルジヒドロキシエチルベタイン等
のベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。これら
は単独でも2種以上を併用してもよい。これらのうち好
ましいものはアニオン性界面活性剤であり、特に好まし
いものはアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスル
ホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩等のスルホン酸塩類
である。
【0027】(E)の使用量は、(A)、(B)および
必要により用いられる(C)の合計重量に対して通常5
重量%以下、好ましくは3重量%以下である。(E)の
量が5重量%を超えると樹脂表面に析出し樹脂の外観を
損ねたり、樹脂物性を低下させるので好ましくない。
【0028】(E)を添加する方法についても特に限定
はないが、組成物中へ効果的に分散させるためには、
(A)中または(B)中に予め分散させておくことが好
ましい。
【0029】本発明の樹脂組成物は、公知の各種混合機
を用いて上記成分を混練することによって得ることがで
きる。混合機としては、例えば押し出し機、ブラベンダ
ー、ニーダーおよびバンバリーミキサーが挙げられる。
【0030】混練時の各成分の添加順序については特に
限定はないが、例えば、(A)〜(C)を一括ブレン
ド混練する方法、少量の(B)と、(A)および
(C)をブレンド混練した後、残りの(B)を混練する
方法、(A)と(C)とを予めブレンド混練した後
(B)を混練する方法等が挙げられる。上記および
の方法はマスターバッチまたはマスターペレットと呼ば
れる方法である。これらのうちでは、分散性が良く、永
久帯電防止性と機械的強度により優れる樹脂が得られる
の方法が特に好ましい。
【0031】マスターバッチを経由して本発明の組成物
を得る方法としては、例えば、(A)40〜90重量
部、(B)50〜10重量部および(C)0〜30重量
部をブレンド混練してマスターバッチとなし、このマス
ターバッチとさらに(B)とをブレンド混練し、本発明
の組成物を得る方法が挙げられる。この方法は、大量の
(B)中に少量の(A)を均一に分散させることが出来
るので、本発明の樹脂組成物の製法として特に好まし
い。
【0032】また本発明の樹脂組成物には種々の用途に
応じ、必要により該組成物の特性を阻害しない範囲で公
知の他の樹脂用添加剤を任意に添加することができる。
該添加剤としては、顔料、染料、充填剤、核剤、ガラス
繊維、滑剤、可塑剤、離型剤、酸化防止剤、難燃剤、紫
外線吸収剤等が挙げられる。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の「部」は重量部、「%」は重量%を示す。なお最終的
に得られた樹脂組成物は射出成形法によって成形した
後、下記の試験法により各物性を測定した。
【0034】表面固有抵抗値 :厚さ2mmの角試験
片を用い、超絶縁計(アドバンテスト製)により、水洗
未処理(a)および水洗処理後(b)の表面固有抵抗値
を測定した。 (a)成形後、角試験片をそのまま20℃、湿度65%
RH雰囲気下に24時間放置。 (b)成形後、角試験片を洗剤(ママレモン;ライオン
(株)製)水溶液で洗浄処理し、次いでイオン交換水で
充分洗ったのち、表面の水分を乾燥除去してから20
℃、湿度65%RH雰囲気下に24時間放置。 アイゾット衝撃強度:ASTM D256−56Aに準
拠。 引張強度 :ASTM D638に準拠。 相溶性 :成型品を折り曲げ、その破断面を
観察することによって評価した。 評価基準 ○;良好 △;多少の層状剥離が認められる ×;層状剥離が多く認められ、相溶性悪い
【0035】実施例1 ステンレス製オートクレーブに、ε−カプロラクタム8
3.5部、テレフタル酸16.5部、「イルガノックス
1010」(酸化防止剤;チバガイキー社製)0.3部
および水6部を仕込み、窒素置換後、220℃で加圧密
閉下4時間加熱攪拌し、両末端にカルボキシル基を有す
る数平均分子量1,000のポリアミドオリゴマー96
部を得た。次に数平均分子量2,000のビスフェノー
ルAエチレンオキサイド付加物192部および酢酸ジル
コニル0.5部を加え、245℃、1mmHg以下の減
圧下の条件で5時間重合し、粘稠なポリマーを得た。こ
のポリマーをベルト上にストランド状で取り出し、ペレ
タイズすることによってポリエーテルエステルアミドを
得た。このものの還元粘度は2.10(0.5重量%m
−クレゾール溶液、25℃、以下同様)であり、NMR
分析による共重合組成は以下の通りであった。 ε−カプロラクタムの残基 28.0% ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物の残基 66.8% テレフタル酸の残基 5.2% 得られたポリエーテルエステルアミドの溶融粘度を、キ
ャピラリーレオメーター[東洋精機製作所製キャピログ
ラフ、210℃、シアーレート:102-1(長さ10
mm、内径1mmのキャピラリーを使用)]で測定し
た。さらに、射出成型で調製した角試験片を用いて、ア
イゾット衝撃強度、引張強度および表面固有抵抗値を測
定した。測定結果を表1に示す。このポリエーテルエス
テルアミドを以下[A−1]と略記する。
【0036】実施例2 実施例1においてε−カプロラクタム、テレフタル酸、
「イルガノックス1010」および水を仕込んだ際に、
塩化カリウム2部を一緒に仕込んだ以外は実施例1と同
様の操作を行い、ポリエーテルエステルアミドと塩化カ
リウムとからなる帯電防止剤組成物を得た。NMR分析
による共重合組成は以下の通りであった。 ε−カプロラクタムの残基 28.0% ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物の残基 66.8% テレフタル酸の残基 5.2% また、蛍光X線分析によるポリエーテルエステルアミド
と塩化カリウムの組成比は以下の通りであった。 ポリエーテルエステルアミド 99.3% 塩化カリウム 0.7% 実施例1と同様の方法でこの帯電防止剤組成物の物性を
測定した。測定結果を表1に示す。この帯電防止剤組成
物を以下[A−2]と略記する。
【0037】比較例1 ステンレス製オートクレーブに、ε−カプロラクタム8
6.0部、アジピン酸14.0部、「イルガノックス1
010」(酸化防止剤;チバガイキー社製)0.3部お
よび水5部を仕込み、窒素置換後、220℃で加圧密閉
下4時間加熱攪拌し、両末端にカルボキシル基を有する
数平均分子量1,000のポリアミドオリゴマー96部
を得た。次に数平均分子量1,500のポリオキシエチ
レングリコール144部および酢酸ジルコニル0.5部
を加え、245℃、1mmHg以下の減圧下の条件で5
時間重合し、粘稠なポリマーを得た。以下、実施例1と
同様な操作を行い、比較のポリエーテルエステルアミド
を得た。実施例1と同様の方法でこのポリエーテルエス
テルアミドの物性を測定した。測定結果を表1に示す。
このポリエーテルエステルアミドを以下[A−3]と略
記する。
【0038】
【表1】
【0039】[変性ビニル系重合体の製造] 製造例1 スチレン77.5部、アクリロニトリル17部およびス
チレンスルホン酸ナトリウム5.5部をDMF中で溶液
重合した後、未反応の単量体および溶剤を留去して変性
ビニル系重合体[C−1]を得た。
【0040】[変性低分子量ポリオレフィンの製造] 製造例2 熱減成して得られた数平均分子量5,000、密度0.
92の低分子量ポリプロピレン950部と無水マレイン
酸50部を窒素ガス雰囲気下180℃で溶融し、ついで
これにジクミルパーオキサイド15部を溶解したキシレ
ン50%溶液30部を15分かけて滴下した。その後1
時間反応を行った後、キシレンを溜去して変性低分子量
ポリオレフィン[C−2]を得た。
【0041】[ポリオレフィン部分と芳香族ビニル系重
合体を有するブロック重合体の製造] 製造例3 スチレン95部をキシレン100部に窒素下80℃で溶
解し、ついでこれにチオグリセリン5部およびアゾビス
イソブチロニトリル1部をキシレン30部に溶解した溶
液を150分かけて滴下し、1時間反応を行った後、溶
剤および未反応の単量体を留去して水酸基を有するスチ
レン重合体[C−3]を得た。次いで、製造例2で製造
した[C−2]50部と該[C−3]50部とをベント
付き二軸押出機にて、200℃、30rpm、滞留時間
5分の条件で溶融混練し、ポリプロピレン−ブロック−
ポリスチレン[C−4]を得た。
【0042】[マスターバッチの調製] 製造例4 表2に示す割合の(A)〜(C)各成分をヘンシェルミ
キサーにて3分間ブレンドした後、ベント付き2軸押出
機にて、表1に示す温度、30rpm、滞留時間5分の
条件で溶融混練しマスターバッチ(M−1)〜(M−
3)を得た。
【0043】
【表2】
【0044】実施例4〜6 製造例4で得たマスターバッチ(M−1)〜(M−3)
と熱可塑性樹脂[B−1]〜[B−3]とを、それぞれ
表3に示す組合せで、製造例4と同様の条件でブレンド
混練し、本発明の樹脂組成物を得た。該マスターバッチ
を経由した本発明の樹脂組成物中の(A)〜(C)各成
分の最終割合を表3に示した。
【0045】
【表3】
【0046】実施例6〜10、 表4に示す(A)〜(C)各成分をを製造例4と同様の
条件でブレンド混練し、本発明の樹脂組成物および比較
の樹脂組成物を得た。
【0047】
【表4】
【0048】比較例2〜7、 表5に示す(A)〜(C)各成分をを製造例4と同様の
条件でブレンド混練し、本発明の樹脂組成物および比較
の樹脂組成物を得た。
【0049】
【表5】
【0050】これらの樹脂組成物をそれぞれ射出成形機
により、シリンダー温度を混練温度と同じ、金型温度6
0℃で試験片を成形し各物性を測定した。結果を表6に
示す。
【0051】
【表6】
【0052】
【発明の効果】本発明のポリエーテルエステルアミド
は、従来のポリエーテルエステルアミドに比べ、帯電防
止性が優れている他に、高粘度であり熱可塑性樹脂との
溶融粘度差が小さいため分散性に優れる。またこのポリ
エーテルエステルアミドと熱可塑性樹脂とからなる樹脂
組成物は、永久帯電防止性および機械的特性に優れ、各
種成形材料として有用である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族ジカルボン酸とジアミンの塩、ラ
    クタムおよびアミノカルボン酸からなる群より選ばれる
    少なくとも一種のアミド形成性単量体と、炭素原子数8
    〜20の芳香族ジカルボン酸とからなる数平均分子量5
    00〜5,000のポリアミド(a1)および下記一般
    式 H−(Q)m−O−Z−O−(R)n−H (1) (式中、Zはビスフェノール類、単環二価フェノール
    類、ジヒドロキシビフェニル類、ジヒドロキシナフタレ
    ン類およびビナフトール類から選ばれる二価フェノール
    類の残基、QおよびRは炭素数2〜4のオキシアルキレ
    ン基、mおよびnは1〜50の整数を表す。)で示され
    る数平均分子量300〜5,000の芳香環含有ポリエ
    ーテル(a2)から誘導され、還元粘度が0.5〜4.
    0(0.5重量%m−クレゾール溶液、25℃)である
    ポリエーテルエステルアミド(A)。
  2. 【請求項2】 (a1)が、テレフタル酸、イソフタル
    酸および3−スルホイソフタル酸アルカリ金属塩からな
    る群より選ばれる少なくとも一種であり、かつ(a2)
    が、ビスフェノール類のエチレンオキサイド付加物であ
    る請求項1記載のポリエーテルエステルアミド(A)。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のポリエーテルエ
    ステルアミド(A)5〜40重量%および熱可塑性樹脂
    (B)60〜95重量%からなる樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (B)が、スチレン類、(メタ)アクリ
    ル酸エステル、(メタ)アクリロニトリルおよびブタジ
    エンからなる群より選ばれる少なくとも一種を構成単位
    とする(共)重合体である請求項3記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (B)がポリオレフィン系樹脂である請
    求項3記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (B)がポリエステル系樹脂である請求
    項3記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 さらに下記(C1)〜(C3)から選ば
    れる1種以上の相溶化剤(C)を、(A)と(B)の合
    計重量に対し、0.1〜15重量%含有してなる請求項
    3〜7のいずれか記載の樹脂組成物。 (C1);カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、ヒ
    ドロキシル基、ポリアルキレンオキシド基、スルホン酸
    基およびそれらの誘導体よりなる群から選ばれる少なく
    とも一種の官能基を有する変性ビニル系重合体 (C2);変性低分子量ポリオレフィン (C3);ポリオレフィン部分と芳香族ビニル系重合体
    部分を有するブロック重合体
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載のポリエーテルエ
    ステルアミド(A)とアルカリ金属および/またはアル
    カリ土類金属のハロゲン化物(D)とからなり、(D)
    の量が(A)と(D)の合計重量に基づいて0.01〜
    5重量%である帯電防止剤組成物。
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