JPH08127467A - シート後処理装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

シート後処理装置及びこれを備える画像形成装置

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JPH08127467A
JPH08127467A JP6292123A JP29212394A JPH08127467A JP H08127467 A JPH08127467 A JP H08127467A JP 6292123 A JP6292123 A JP 6292123A JP 29212394 A JP29212394 A JP 29212394A JP H08127467 A JPH08127467 A JP H08127467A
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sheets
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JP6292123A
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Naho Saitou
奈保 斉藤
Katsuto Kato
克人 加藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置から排出されるシートを分類・
積載するシート後処理装置の給送不良を防止する。 【構成】 画像形成装置200から排出されるカールし
たシートPを、1枚のソートトレイ10又は複数枚のソ
ートトレイbに積載する場合、シートの画像濃度に応じ
て、シートの積載をノンソートモード又はソートモード
に切換る。画像濃度が所定濃度以上の時は、ソートトレ
イbへのシートの分類・積載は切り換え手段1により禁
止される。これにより、大きくカールしたシートがソー
トトレイに積載されて給送不良が生じるのを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置より排出
されたシートを複数のビン(シート受け皿)上に分類・
仕分けするシート後処理装置(以下ソータ)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート仕分け装置は、画像形成装
置から排出されるシートを、固定位置にシート排出ロー
ラ対により排出し、複数のビンを上記シート排出ローラ
対に順次対向させてシートを収納して分類するビン移動
型ソータや、シート排出ローラ対を各ビンに対向させる
ように移動し、固定されたビン内へシートを分離・搬送
するビン固定型ソータがある。また、それぞれのソータ
には、シートを複数部に仕分けをする時に使用される複
数のビン(以下ソートビン)と、仕分けしない時に使用
する1つのビン(以下ノンソートビン)が備えてあるも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来型のソータを、例えば、画像形成装置としてのカ
ラー複写機に装着した場合、カラー複写機から排出され
る排出シート(出力シート)は、図6に示すように、出
力シートの画像濃度が濃い程、シートのカール量が大き
い。
【0004】また、シートのカール量は、排出(出力)
した直後よりも、時間の経過に連れて、画像を形成する
トナーが、冷却して収縮するにつれて大きくなるので、
複写時に2部以上を設定して、ソートモード(設定され
た部数分の枚数を1枚の原稿から複写し、1枚ずつ別々
のビンに入れてから、次の原稿を同様の動作で複写し、
各ビンに入れるモード)で行うと、図2に示すように、
1枚の原稿から複写したシートを2ビン以上の各ビンに
入れている間に、先に排出されたシートのカールは大き
くなり、次の原稿の複写によるシートが排出されてくる
時、図3に示すように、既に排出されたシートのカール
によりビンの搬入口(シート排出ローラ対の排出口)が
ふさがれてしまい、前のシートの押し出しや、後のシー
トの排出不良により、ビンへのシートの積載不良が生じ
ることがあった。
【0005】本発明は、画像形成装置から排出される排
出シートを複数のシート受け皿に分類するシート後処理
装置において、排出シートがカール量の大きい場合であ
っても、シート受け皿へのシートの積載不良を防止した
シート後処理装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、画像形成装置から排出される
シートを、複数枚のシート受け皿上へ排出するシート後
処理装置において、前記排出シートの濃度を検知する濃
度検知手段と、該濃度検知手段により検知された画像濃
度に応じて、シート分類方法をノンソートモードとソー
トモードに切り換える切換手段と、を有し、前記前記濃
度検知手段により検知された濃度が所定濃度以上の時
は、前記ソートモードを禁止することを特徴とする。
【0007】また、前記濃度検知手段により検知された
画像濃度が、所定濃度以上である時には、シート後処理
装置のノンソートモードを禁止し、かつ画像形成装置か
ら排出されるシートを1枚のシート受け皿上に積載する
ことを特徴とする。
【0008】また、前記濃度検知手段による画像濃度検
知に基づいて、ソートモードが禁止の時、ソートモード
が禁止されていることを表示する表示手段を有すること
を特徴とする。
【0009】また、画像形成装置から排出されるシート
を、複数枚のシート受け皿上へ排出するシート後処理装
置において、排出シートの濃度を検知する濃度検知手段
と、該濃度検知手段により検知された画像濃度に応じ
て、前記シート受け皿への出力シートの積載可能枚数を
判別する判別手段と、を有し、画像形成装置からの出力
シートを、前記判別手段により判別された積載可能枚数
まで積載することを特徴とするシート後処理装置。
【0010】
【作用】以上構成に基づき、画像形成装置において画像
形成されて排出される排出シートは、シートの画像濃度
は濃度検知手段によりにより検知され、この検知された
画像濃度に応じて、シートの分類方法が切り換え手段に
より切換られる。すなわち、検知された画像濃度が所定
濃度以上である場合には、各シート受け皿へのシートの
分類・積載であるソートモードが禁止される。
【0011】また、検知濃度が所定濃度以上である場合
には、排出シートは、1枚のシート(ノンソートビン)
上に排出される。
【0012】これにより、カラー複写機から排出される
画像濃度の大きいシート、すなわちカール量が所定量以
上大きい場合には、各シート受け皿へのシートの分類・
積載は禁止されて、シート受け皿上におけるシートの押
し出し、積載不良等を予め防止することができる。
【0013】そして、排出されるシートを1枚のシート
受け皿へ排出させることにより、シートの分類は行なわ
れないが、シートの積載性は向上させることができる。
【0014】さらに、濃度検知手段による濃度検知に応
じて、シート受け皿への積載可能枚数が判別手段により
判別され、これに基づいてシート受け皿へ所定枚数のシ
ートが、シート受け皿へ排出される。
【0015】これにより、カール量の大きさに基づい
て、許容される枚数のシートが、シート受け皿へ分類・
積載されるので、シートがシート受け皿上で積載不良を
生じることが防止されて、シートの積載性を向上させる
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明
する。 図1は、本発明に係るシート後処理装置(ソー
タ)の全体図を示している。
【0017】図1に示すように、画像形成装置200の
上面には、原稿Dをプラテンガラス208を介して自動
循環させる自動原稿給送装置300が設置されている。
原稿トレイ303上の原稿Dは、給紙パス301を経て
プラテンガラス208へ給送され、画像の読み取り後
は、排紙パス302を介して、下の原稿トレイ303上
へ排出される。また画像形成装置200のシート排出側
(図中左側)には、20枚のビントレイ(シート受け
皿)b(b1 、b2 ……b19、bn )を有するソート装
置100が付設されている。
【0018】シートカセット230内のシートPは、給
紙ローラ及び搬送ローラからなる給紙手段231により
1枚ずつ給紙され、搬送パス232を経てレジストロー
ラ対233へ搬送される。シートは、所定のタイミング
で感光ドラム(画像形成部)201へ搬送される。
【0019】画像形成装置200は、周知の電子写真方
式を用いたもので、ここでは、詳細な説明は省略する
が、プラテンガラス208上に位置決めされた原稿D
を、光学系209〜212により感光ドラム201上へ
作像し、感光ドラム201周りに設けられた現像器20
2、転写電極203により、シートへ画像を転写し、定
着器205で永久的に定着するものである。
【0020】ソート装置100は、所謂ビン移動型ソー
タであり、上下方向に集積されたビントレイbは、両側
部に設けられた螺旋カム4の1回転により、1段ずつ上
昇または下降する。
【0021】画像形成装置200により画像形成された
シートは、排紙ローラ対205を経てソート装置100
へ送られ、フラッパー1によりソートパス6a、ノンソ
ートパス6bへの搬送方向が選択される(図9)。
【0022】シートPの分類を行なわないノンソート時
においては、シートは全てノンソートパス6bを通過し
(フラッパー1が鎖線位置)、上シート排出ローラ対3
1によりノンソートトレイ(シート受け皿)10へ排出
される。
【0023】シートを分類するソート時においては、ソ
ートパス6aを通過し(フラッパー1が実線位置)排紙
ローラにより排出されるシートは、同期して昇降する各
ビントレイへ、下シート排出ローラ対35により収納さ
れる。
【0024】そして、図9において符号7(破線部)
は、シートの針綴じを行う電動ステイプラであり、ビン
トレイbに対向する所定位置に付設されている。ソート
装置100の上視図である図10に示すように、ステイ
プラ7は、ビントレイbの領域外で待機する位置(実線
位置)7aと、ビントレイbの隅部に開設された切欠部
Aに進出してシートの針綴じ動作を行う位置7b(鎖線
位置)を、図示せぬ駆動系にて移動する。
【0025】前述の各ビントレイbを保持するビンユニ
ット8は、図11に詳示するように、ノンソートトレイ
10からベースフレーム9にかけて両側部にガイド側板
11が架設された箱状形成になっており、ビントレイb
は、両側部に固設されたピン(トラニオン)3を前記ガ
イド側板11の孔11aに挿入し、排出方向上流側を下
方に傾斜して配設されている。
【0026】そして、ベースフレーム9の基端部奥側に
は、支持板11が取り付けられており、該支持板11、
上には、上端部を上アーム12に、また、下端部を下ア
ーム13に固定された回転中心軸14が該支持板11に
設けられた回転軸(不図示)とノンソートトレイ8下面
に設けられた回転軸15とに回転自在に支持されてい
る。また、上記支持板11には、扇形ギア16が上述支
持板11に設けられた回転軸を中心として回転自在に配
置され、該扇形ギアが16には、上記下アーム13が固
定されている。
【0027】更に、支持板11の下側には、パスルモー
タ17が配置されていおり、該パルスモータ17の出力
軸に固定されたギア18が上記扇形ギア16と噛合して
いる。そして、下アーム13の先端部と上アーム12の
先端部とには、各ビントレイbに開設された切欠Bを貫
通して、整合棒19が架設されており、該整合棒19
は、扇形ギア16の回動により揺動するように構成され
ている。更に下アーム13には、遮光板20が設けられ
ており、該遮光板20が下アーム13と一体で揺動する
ことにより、前記ベースフレーム9の奥側に配置された
ホームポジションセンサ21をオン・オフするように構
成されている。
【0028】上記整合棒19の対向位置には、ビントレ
イbに開設された切欠部Aを貫通して基準棒22が設置
されている。基準棒22は、シート排出方向に伸び、ノ
ンソートトレイ10の下方で支持されたガイドレール2
3と嵌合し、一端を、ガイドレール23と平行して張設
されたベルト24に固定されている。
【0029】前記ベルト24は、一方をノンソートトレ
イ8の下方に固設されたパルスモータ25のプーリ26
に、他方をアイドラプーリ27に掛けられており、モー
タ25の正逆転により、図3に示すように基準棒22が
ビントレイ領域外(ストッパーb’後方)へ退避する位
置(ホームポジション)P1 と、シートの整合時及び押
し出し時に作用する位置P2 への移動を可能にしてい
る。
【0030】なお、前記位置P1 での位置検知は、不図
示のセンサにより行い、P2 の位置検知は、パルスモー
タ25への所定パルス数入力ににより行なわれる。更に
前記ガイドレール23の取り付けは、ポジションP1
ポジションP2 が水平方向で微少量Kの段差を持つべく
(ポジションP1 が手前側)略斜め方向に、また、シー
ト排出方向では、基準棒22がビントレイb上のシート
を押圧移動する際に、伝達効率を向上させるために、基
準棒22の移動方向がビントレイb傾斜角と略平行とな
るように固設されている(図9、図10参照)。
【0031】そして、図1に示す画像形成装置200に
は、制御装置(CPU)240が、ソート装置100に
は、制御装置(CPU)241が付設されており、各動
作の制御及び通信を行っている。
【0032】画像形成装置200は、周知の電子写真方
式を用いたもので、ここでは、詳細な説明は省略する
が、プラテンガラス208上に位置決めされた原稿を光
学系209〜212によりスキャンし、一次チャージ2
08である設定された電位に、帯電させられた感光ドラ
ム201上に潜像を形成する。
【0033】本実施例では、露光された部分の電位が下
がるように構成されたいる。よって、原稿の濃度が高い
部分程、スキャン時に反射される光量が小さいので、露
光後の感光ドラム201上の電位は高く、逆に原稿の濃
度が低い部分程、スキャン時に反射される光量が大きい
ので、露光後の感光ドラム201上の電位は低くなる。
【0034】207は電位センサ(濃度検知手段)であ
り、露光後の感光ドラム201上の電位を測定すること
ができる。よって、本実施例では、原稿の画像濃度を、
電位センサ207の電位によって判別することができ
る。
【0035】この感光ドラム201の電位が高い程、ト
ナーがシートにのる量が多くなるので、シートの濃度は
濃くなり、シートPのカールは大きくなる。 図6は、
筆者の実験による画像濃度と電位センサの測定電圧及び
画像濃度と、シートのカール量の相関関係を表した図で
ある。
【0036】電位センサ207によって測定された電位
信号は、図8に示すブロック図に従って本体CPU24
0へ送られ、本体CPU240からソータCPUへ送ら
れる。
【0037】上記電位信号は、ソータCPU240内
で、ある設定された閾値と比較され、電位信号の値が閾
値よりも大きい場合は、ソータCPU240からシフト
モータドライバー242及び、搬送モータドライバー2
45に駆動信号が送られ、シフトモータ243及び搬送
モータ246が作動する。上記閾値は、任意に設定でき
るが、本実施例では、図6より500Vに設定されてい
る。
【0038】次に、上記一連の動作について、図4のフ
ローチャートに従って詳細に説明する。
【0039】まず、ユーザーは、原稿トレイ303上に
原稿束Dを載置し、部数N、仕分けモード等を入力後、
スタートキー(不図示)をONする(STEP1)。仕
分けモードがソートモードならば、自動原稿給送装置
(RDF)300は、トレイ303上の原稿を1枚づつ
露光部へ送り、画像形成装置200は送られた原稿を光
学系209〜212によりスキャンし、1枚づつ濃度を
読み取る(STEP2)。
【0040】光学系により読み取られた像のドラム上の
電位が、すべての原稿で500V以下であれば(STE
P4)、通常のソートモードに入る。RDF300は、
トレイ303上の原稿を1枚露光位置へ送り(STEP
20)、設定部数分の枚数N枚をコピーする(STEP
21)。
【0041】ソータ100は、ビンシフトしながら、1
枚づつシートを1ビン目のビンb1から順にNビン目の
ビンbN に収納する(STEP22)。原稿Dが最終頁
になるまでシートの収納を繰り返し、最終頁が終了すれ
ば(STEP23)、終了する(STEP24)。
【0042】一方、電位が500V以上の原稿がある時
(STEP4)、複写機本体の表示手段247に”ソー
トしません”のメッセージが出される(STEP5)。
ユーザーが再びスタートキーを押すと(STEP6)、
ソータ100のCPU241に、あらかじめプログラム
された図6におけるドラム電位と、カール量の関係によ
り、ソータCPU241は、あらかじめ出力シート(排
出シート)のカール量を予測する。
【0043】図5は、ノンソートビン10の、出力紙の
カール量に対する積載可能枚数の関係の一例を表わすグ
ラフであるが、予測されたカール量により、ソータCP
U241は、積載可能枚数を予測し、複写機本体に信号
を送る(STEP7)。
【0044】循環式自動原稿給送装置(RDF)300
は、トレイ303上の原稿n枚目の原稿を順次1枚ずつ
露光部へ送り、画像形成装置200は、送られた原稿か
ら1枚のコピーをとり、ノンソートビン10に積載す
る。原稿を交換し、次の原稿を1枚コピーし、ノンソー
トビン10に積載する。積載された原稿の最終頁が終了
したら再び最初の頁から、図7に示すように、1枚ずつ
コピーをとり、ノンソートビン10に積載する。
【0045】設定部数N×原稿枚数n<積載可能枚数n
Lのときは(STEP8)、原稿をN×循環して1枚づ
つコピーをとりノンソートビン10に積載して(STE
P16〜18)終了する(STEP19)。
【0046】設定部数N×原稿枚数n>積載可能枚数n
Lのときは、原稿を循環し、各原稿により1枚ずつコピ
ーをとり、積載可能枚数nLだけコピーをとり(STE
P11)ストップする。複写機は、”ソータの紙を取り
除いて下さい。”とメッセージを表示手段247に出す
(STEP12)。
【0047】図9に示す紙有無検知センサ102は、シ
ートが取り除かれたことにより、紙有無検知レバー10
1が、回動中心103を中心に点線の位置から実線の位
置まで回動し、紙無しを検知すると(STEP13)、
複写機本体は中止していた動作の続きに入る(STEP
14)。この動作を(設定部数N×原稿枚数n)の枚数
まで繰り返し(STEP10)、終了する(STEP1
5)。
【0048】図13において、400はデジタル式の複
写機であり、第1ミラー台209及び第2ミラー台21
0によってスキャンされた原稿の画像情報は、収光レン
ズ224によってCCDセンサ223に照射され、メモ
リ222にメモリされる。220は図示しないポリゴン
ミラーを備えたレーザスキャナー220であり、折り返
しミラー225を介してドラム上に上記の画像情報に応
じて潜像を形成することができる。基本的に、現像・転
写・分離・定着のプロセスは前実施例と同様である。
【0049】CCDセンサ223の分解能は8ビット
で、画像の濃度を256段階に判別することができる。
本実施例では値0が最も濃度が薄く、値256が最も濃
度が濃く設定されている。
【0050】図14は、筆者の実験による画像濃度とC
CDセンサ223の検知レベル及びカール量との相関図
である。
【0051】CCDセンサ223によって検知された画
像濃度レベル信号は、図15に示すブロック図に従って
メモリ251を介して本体CPU240に送られる。上
記信号は、本体CPU240からソータCPU241へ
送られソータCPU241内で、ある設定された閾値と
比較され、信号の値が閾値よりも大きい場合は、ソータ
CPU241からシフトモータドライバ242及び搬送
モータドライバ245に駆動信号が送られ、シフトモー
タ243及び搬送モータ246が作動する。
【0052】本実施例では、ビンの後端受部の長さ l
を、カール量20mmのシートまで積載できるように設
定しているので、図14より閾値を画像濃度レベル12
8に設定している。以下、ソートモードのシーケンス
は、前実施例と同様である。
【0053】図13を用いて別の濃度検知方式について
説明する。
【0054】221はドラム上に形成されたトナー像の
濃度を検出する反射式センサである。本実施例では、反
射センサ221の出力を、1V〜3Vのレンジで使用
し、画像濃度が最も濃い場合を3V、最も薄い場合1V
に設定している。本実施例の閾値は、2Vに設定されて
いる。
【0055】以下、前実施例と同様の手順で、反射式セ
ンサ221の検知出力によって、ソートモード、グルー
プモード、ノンソートモードの排紙シーケンスが行われ
る。また、上記反射センサ221が、画像転写後の紙パ
ス上に配置されても、1部ステイプラソートモードにお
いて効果を有することは言うまでもない。 〈第2の実施例〉実施例1では、ソートモードの例をあ
げたが、グループモードの時も同様に、画像濃度により
グループモードを禁止し、ノンソートビンに積載可能枚
数まで積載してもよい。
【0056】図12のフローに従って説明する。
【0057】ユーザーは、原稿トレイ303上に原稿束
Dを載置し、部数N、仕分けモード(グループモード)
を入力後、スターキー(不図示)をONする(STEP
1)。仕分けモードがグループモードならば、循環式自
動原稿給送装置(RDF)300は、トレイ303上の
原稿を循環し、複写機200は、送られた原稿を光学系
209〜212によりスキャンし、1枚ずつ濃度を読み
取る(STEP2)。
【0058】光学系により読み取られた原稿像のドラム
上の電位が、すべての原稿で500V以下であれば(S
TEP4)、通常のグループモードに入る。
【0059】RDF300は、原稿トレイ303上の原
稿を、1枚露光位置へ送り(STEP19)、N枚コピ
ーをとる(STEP20)。トナー像を転写後のN枚の
シートは同一のビンに収納される(STEP21)。シ
ートをN枚収納後、ビントレイ8は1ビンシフトアップ
する(STEP23)。プラテンガラス208上の原稿
を交換し、最終頁が終了するまで同様の動作を繰り返す
(STEP24)。
【0060】一方、電位が500V以上の原稿がある時
(STEP4)、複写機本体の表示手段247は、”グ
ループ分けしません”のメッセージを出す(STEP
5)。ユーザーが再びスタートキーを押すと(STEP
6)、ソータのCPU241にあらかじめプログラムさ
れた、図6に示すドラム電位とカール量の関係により、
ソータCPU241は、あらかじめ出力シートのカール
量を予測し、積載可能枚数を予測し、複写機本体に信号
を送る(STEP7)。
【0061】設定部数N×設定枚数n<積載可能枚数n
Lのときは(STEP8)、RDF300はトレイ30
3上の原稿をn枚目より順に1枚ずつ露光部へ送り、複
写機200は、送られた原稿によりN枚コピーして、ソ
ータ100は排出シートをノンソートビン10に積載す
る(STEP6)。原稿を交換し、次の原稿もN枚コピ
ーして、排出されるシートPをノンソートビン10に積
載する。最終頁になるまで繰り返し(STEP17)終
了する(STEP18)。
【0062】一方、設定部数N×原稿枚数n>積載可能
枚数nLのとき(STEP8)、RDFは原稿を1枚露
光部(プラテンガラス208)へ送る(STEP3
0)。複写機本体にN枚までコピーするが、N枚になる
前に積載可能枚数nL枚になれば(STEP32)、コ
ピーを中断し、”シートを取り除いて下さい。”とメッ
セージを出す(STEP35)。ノンソートビン10上
のシートがなくなったことが検知されれば(STEP3
6)、複写機はコピーを再開し、N枚までコピーし(S
TEP38)、原稿を交換する(STEP30)。すべ
ての原稿n枚が終了するまで同様の動作を繰り返し(S
TEP34)、終了する(STEP39)。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置から排出されるシートを収納する複数枚の
シート受け皿を有するシート後処理装置において、排出
されるシートの画像濃度を濃度検知手段により検知し、
この検知された画像濃度に基づいて各シート受け皿への
シートの分類・積載を禁止するようにしたので、例えば
シート後処理装置がカールの大きいシートを排出するカ
ラー複写機等に接続された場合、シートを分類・積載す
るシート受け皿へ排出することなく、1枚のシート受け
皿上へ全て排出させることができて、分類・積載用のシ
ート受け皿でのシート積載不良を予め防止することがで
きる。
【0064】そして、各シート受け皿への分類・積載を
禁止した場合に、シートを1枚のシート受け皿へ排出す
るようにしたので、シートの分類は行なわれないが、カ
ールが大きいシートを収納する場合でも、シートの積載
性を向上することができる。
【0065】また、排出シートの画像濃度に応じて、シ
ート受け皿への積載可能枚数が判別されて、所定の積載
可能枚数までをシート受け皿へ分類・積載するようにし
たので、カールの大きさに応じた枚数だけを複数のシー
ト受け皿に分類・積載できて、シートの積載不良を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るシート後処理装置
が接続された画像形成装置の縦断側面図。
【図2】同じくカールしたシートを複数枚のソートビン
に収納したシート後処理装置の縦断側面図。
【図3】同じくカールしたシートを収納しているソート
ビンへの次のシートの排出作用を示す縦断側面図。
【図4】同じくソート時の動作に係るフローチャート。
【図5】同じくシートのカール量とソートビンの積載可
能枚数との相関関係図。
【図6】同じく画像濃度とカール量及び感光ドラム上の
電位の相関関係図。
【図7】同じくソートモードの出力シートをノンソート
ビンに積載した側面図。
【図8】同じくシート後処理装置の制御に係るブロック
図。
【図9】同じくシート後処理装置の縦断側面図。
【図10】同じくソータの上視図。
【図11】同じくビンユニットの斜視図。
【図12】同じくシート後処理装置の動作を示すフロー
チャ−ト。
【図13】同じく画像濃度に基づくシートの分類・積載
の動作に係るフローチャート。
【図14】同じく画像濃度と、カール量及び原稿画像濃
度との相関関係図。
【図15】同じく原稿濃度に基づくシートの分類・積載
の動作に係るフローチャート。
【図16】同じく画像濃度と、カール量、トナー像濃度
を検知する反射型センサとの相関関係図。
【符号の説明】
P 出力シート(画像形成装置からの排
出シート) b(b1 …bn) ソートビン(複数枚のシート受け
皿) 1 フラッパー(切り換え手段) 6a ソートパス 6b ノンソートパス 8 ビンユニット 10 ノンソートビン(1枚のシート受け
皿) 35 下シート排出ローラ対(シート排出
手段) 100 ソータ(シート後処理装置) 101 紙有無検知レバー 200,400 複写機(画像形成装置) 201 感光ドラム(画像形成部) 205 画像形成装置の排紙ローラ対 207 電位センサ(濃度検知手段) 221 反射式センサ(濃度検知手段) 223 CCDセンサ 240 CPU(画像形成装置の制御装置) 241 CPU(シート後処理装置の制御装
置,積載可能枚数の判別手段) 247 表示手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出されるシートを、
    複数枚のシート受け皿上へ排出するシート後処理装置に
    おいて、 前記排出シートの濃度を検知する濃度検知手段と、 該濃度検知手段により検知された画像濃度に応じて、シ
    ートの分類方法をノンソートモードとソートモードとに
    切り換える切換手段と、を有し、 前記前記濃度検知手段により検知された濃度が所定濃度
    以上の時は、前記ソートモードを禁止することを特徴と
    するシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度検知手段により検知された画像
    濃度が、所定濃度以上である時には、シート後処理装置
    のノンソートモードを禁止し、かつ画像形成装置から排
    出されるシートを1枚のシート受け皿上に積載すること
    を特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度検知手段による画像濃度検知に
    基づいて、ソートモードが禁止の時、ソートモードが禁
    止されていることを表示する表示手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】画像形成装置から排出されるシートを、複
    数枚のシート受け皿上へ排出するシート後処理装置にお
    いて、 排出シートの濃度を検知する濃度検知手段と、 該濃度検知手段により検知された画像濃度に応じて、前
    記シート受け皿への出力シートの積載可能枚数を判別す
    る判別手段と、を有し、 画像形成装置からの出力シートを、前記判別手段により
    判別された積載可能枚数まで積載することを特徴とする
    シート後処理装置。
  5. 【請求項5】 シートに画像を形成する画像形成部と、
    画像形成されたシートを前記シート後処理装置に排出す
    る排出手段とを有することを特徴とする請求項1ないし
    4の何れか1項に記載のシート後処理装置と、を備える
    画像形成装置。
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