JPH0812654A - 4−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体 - Google Patents

4−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体

Info

Publication number
JPH0812654A
JPH0812654A JP14423594A JP14423594A JPH0812654A JP H0812654 A JPH0812654 A JP H0812654A JP 14423594 A JP14423594 A JP 14423594A JP 14423594 A JP14423594 A JP 14423594A JP H0812654 A JPH0812654 A JP H0812654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
coome
compound
formula
fph
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14423594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sato
佐藤  一雄
Noriaki Kudo
法明 工藤
Toyokuni Honma
豊邦 本間
Takeshi Endo
猛 遠藤
Junji Kadotani
淳二 門谷
Yoshimichi Horibe
善水知 堀部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP14423594A priority Critical patent/JPH0812654A/ja
Publication of JPH0812654A publication Critical patent/JPH0812654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】優れた除草活性を有するピラゾール−3−カル
ボン酸誘導体を提供する。 【構成】一般式(I) [式中、R=カルボキシル基、シアノ基等、X=ハロゲ
ン原子、Q1 =フェニル基、ピリジニル基、Q2 =フェ
ニル基等を示す]で表わされる4−ハロピラゾール−3
−カルボン酸誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、強力な除草作用を示す
新規な4−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体およ
び該化合物を有効成分とする除草剤に関する。
【0003】
【従来の技術】これまで、特開昭63−115867号
公報に、ある種のピラゾール−3−カルボン酸誘導体が
栽培植物保護を目的とした薬害軽減効果を有することが
記載されているが、それらの誘導体が除草活性を有する
こと等については何ら記載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、ピラゾ
ール−3−カルボン酸構造を有する誘導体の合成とその
薬理活性について永年に亘り鋭意研究を行なった結果、
4位にハロゲン原子を有するピラゾール−3−カルボン
酸誘導体に、優れた除草活性があることを見出した。す
なわち、前記特開昭63−115867号公報に記載の
化合物はすべて4位が水素原子であるピラゾール誘導体
であり、当該公報には該化合物が薬害軽減効果を有する
ことが記載されているが、4位にハロゲン原子を導入し
た新規化合物が薬害軽減効果とは全く反対の効果である
除草効果を有することを見出し、本発明を完成した。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(I)
【0007】
【化3】
【0008】[式中、Rは、エステル化またはアミド化
されていてもよいカルボキシル基、シアノ基、ホルミル
基、式C(R42 OHで表される基(R4 は水素原子
またはC1〜C3低級アルキル基を示す)、式CH=N
5 で表される基(R5 は水酸基、C1〜C3低級アル
コキシ基、アラルキルオキシ基、カルボキシC1〜C2
低級アルコキシ基を示す)を示し、Xはハロゲン原子を
示し、Q1 はフェニル基またはピリジニル基(当該フェ
ニル基またはピリジニル基は、下記置換基群Aから選ば
れる同一または異なった1ないし3個の置換基により置
換されていてもよい)を示し、Q2 はフェニル基、ピリ
ジニル基またはピラジニル基(当該フェニル基、ピリジ
ニル基またはピラジニル基は、下記置換基群Bから選ば
れる同一または異なった1ないし3個の置換基により置
換されていてもよい)を示す。
【0009】(置換基群A)ハロゲン原子、ニトロ基、
アミノ基、C1〜C3低級アルキル基、C1〜C3低級
ハロアルキル基、C1〜C3低級アルコキシ基、C1〜
C3低級ハロアルコキシ基、C1〜C3低級アルキルチ
オ基、C1〜C3低級ハロアルコキシC1〜C2低級ア
ルキル基。
【0010】(置換基群B)ハロゲン原子、ニトロ基、
C1〜C3低級アルキル基、C1〜C3低級ハロアルキ
ル基、C1〜C3低級アルコキシ基。]で表わされる4
−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体、好ましく
は、下記一般式(I)
【0011】
【化4】
【0012】[式中、Rは、式COOR1 で表される基
(R1 は、水素原子またはC1〜C7低級アルキル基
(当該低級アルキル基は、下記置換基群Cから選ばれる
同一または異なった1ないし2個の置換基により置換さ
れていてもよい)を示す)、式CONR23 で表され
る基(R2 およびR3 は、同一または異なって、水素原
子、C1〜C3低級アルキル基、アリール基(当該アリ
ール基は、下記置換基群Bから選ばれる同一または異な
った1ないし2個の置換基により置換されていてもよ
い)、C1〜C3低級アルコキシ基、アラルキル基、ア
ラルキルオキシ基を示す)、シアノ基、ホルミル基、式
C(R42 OHで表される基(R4 は水素原子または
C1〜C3低級アルキル基を示す)、式CH=NR5
表される基(R5 は水酸基、C1〜C3低級アルコキシ
基、アラルキルオキシ基、カルボキシC1〜C2低級ア
ルコキシ基を示す)を示し、Xはハロゲン原子を示し、
1 はフェニル基またはピリジニル基(当該フェニル基
またはピリジニル基は、下記置換基群Aから選ばれる同
一または異なった1ないし3個の置換基により置換され
ていてもよい)を示し、Q2 はフェニル基、ピリジニル
基またはピラジニル基(当該フェニル基、ピリジニル基
またはピラジニル基は、下記置換基群Bから選ばれる同
一または異なった1ないし3個の置換基により置換され
ていてもよい)を示す。
【0013】(置換基群A)ハロゲン原子、ニトロ基、
アミノ基、C1〜C3低級アルキル基、C1〜C3低級
ハロアルキル基、C1〜C3低級アルコキシ基、C1〜
C3低級ハロアルコキシ基、C1〜C3低級アルキルチ
オ基、C1〜C3低級ハロアルコキシC1〜C2低級ア
ルキル基。
【0014】(置換基群B)ハロゲン原子、ニトロ基、
C1〜C3低級アルキル基、C1〜C3低級ハロアルキ
ル基、C1〜C3低級アルコキシ基。
【0015】(置換基群C)C1〜C3低級アルコキシ
基、C1〜C3低級アルキルチオ基、C1〜C2低級ア
ルコキシC1〜C2低級アルコキシ基、C1〜C4低級
アルコキシカルボニル基、アセチレン、酸素原子を含有
する5または6員飽和複素環基。]で表わされる4−ハ
ロピラゾール−3−カルボン酸誘導体、および、当該化
合物を有効成分として含有する除草剤である。
【0016】上記において、Xの定義における「ハロゲ
ン原子」とは、弗素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原
子であり、好適には塩素原子である。
【0017】上記において、置換基群A及び置換基群B
の定義における「ハロゲン原子」とは、弗素原子、塩素
原子、臭素原子、沃素原子であり、好適には弗素原子、
塩素原子であり、さらに好適には弗素原子である。
【0018】上記において、R2 、R3 、R4 、置換基
群A及び置換基B群の定義のおける「C1〜C3低級ア
ルキル基」とは、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピルのような、炭素数1乃至3個の直鎖又
は分枝鎖アルキル基であり、好適にはメチル基である。
【0019】上記において、R1 の定義における「C1
〜C7低級アルキル基」とは、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、ブチル、s−ブチル、イ
ソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチルのような炭素数1乃至
7個の直鎖、分枝鎖又は環状アルキル基であり、好適に
はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、シクロペンチルであり、更に好適にはメチル基であ
る。
【0020】上記において、置換基群A及び置換基群B
の定義における「C1〜C3低級ハロアルキル基」と
は、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ヨードメチ
ル、フルオロメチル、ジクロロメチル、ジフルオロメチ
ル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、1−クロ
ロエチル、2−クロロエチル、1−フルオロエチル、2
−フルオロエチル、1,2−ジフルオロエチル、1,
1,2−トリフルオロエチル、1,2,2−トリフルオ
ロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−クロ
ロプロピル、2−クロロプロピル、3−クロロプロピ
ル、1−フルオロプロピル、2−フルオロプロピル、3
−フルオロプロピル、3,3,3−トリクロロプロピ
ル、3,3,3−トリフルオロプロピル、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロピル、1−メチル−2−ク
ロロエチル、1−メチル−2−フルオロエチルのような
前記したハロゲン原子1乃至5個が、炭素数1乃至3個
の直鎖又は分枝鎖アルキル基に結合した基であり、好適
にはトリフルオロメチル基である。
【0021】上記において、R2 、R3 、R5 、置換基
群A、置換基群B及び置換基群Cの定義のおける「C1
〜C3低級アルコキシ基」とは、例えばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシのような炭素数1乃
至3個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、好適には
メトキシ基である。
【0022】上記において、置換基群Aの定義における
「C1〜C3低級ハロアルコキシ基」とは、例えばクロ
ロメトキシ、ブロモメトキシ、ヨードメトキシ、フルオ
ロメトキシ、ジクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、
トリクロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、1−クロ
ロエトキシ、2−クロロエトキシ、1−フルオロエトキ
シ、2−フルオロエトキシ、1,2−ジフルオロエトキ
シ、1,1,2−トリフルオロエトキシ、1,2,2−
トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエト
キシ、1−クロロプロポキシ、2−クロロプロポキシ、
3−クロロプロポキシ、1−フルオロプロポキシ、2−
フルオロプロポキシ、3−フルオロプロポキシ、3,
3,3−トリクロロプロポキシ、3,3,3−トリクフ
ルオロプロポキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロポキシ、1−メチル−2−クロロエトキシ、1−
メチル−2−フルオロエトキシのような前記したハロゲ
ン原子1乃至5個が炭素数1乃至3個の直鎖又は分枝鎖
アルコキシ基に結合した基であり、好適にはトリフルオ
ロメトキシ基である。
【0023】上記において、置換基群A及び置換基群C
の定義における「C1〜C3低級アルキルチオ基」と
は、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イ
ソプロピルチオのような炭素数1乃至3個の直鎖又は分
枝鎖アルキルチオ基であり、好適にはメチルチオ、エチ
ルチオ基であり、さらに好適にはメチルチオ基である。
上記において、置換基群Aの定義における「C1〜C3
低級ハロアルコキシC1〜C2低級アルキル基」とは、
前記した「C1〜C3低級ハロアルコキシ基」がメチル
又はエチル基に結合した基であり、好適には、2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロポキシメチル基であ
る。
【0024】上記において、置換基群Cの定義における
「C1〜C2低級アルコキシC1〜C2低級アルコキシ
基とは、例えばメトキシメトキシ、2−メトキシエトキ
シ、メトキシプロポキシ、2−メトキシ−1−メチルエ
トキシ、エトキシメトキシ、プロポキシメトキシ、イソ
プロポキシメトキシ、エトキシエトキシのような炭素数
1乃至2個の低級アルコキシ基が、炭素数1乃至2個の
低級アルコキシ基に結合した基であり、好適にはメトキ
シエトキシ基である。
【0025】上記において、置換基群Cの定義における
C1〜C4低級アルコキシカルボニル基」とは、例えば
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカル
ボニル、イソブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボ
ニル、t−ブトキシカルボニルのような炭素数1乃至4
個の直鎖又は分枝鎖低級アルコキシ基がカルボニル基に
結合した基であり、好適にはメトキシカルボニル又はエ
トキシカルボニル基である。
【0026】上記において、R2 及びR3 の定義におけ
る「アラルキル基」とは、例えばベンジル、α−メチル
ベンジル、α,α−ジメチルベンジル、フェネチル、フ
ェニルプロピル、ナフチルメチル、ナフチルエチルのよ
うな炭素数6乃至10個のアリール基が炭素数1乃至2
個のアルキル基に結合した基であり、好適にはベンジル
基である。
【0027】上記において、R2 、R3 及びR5 の定義
における「アラルキルオキシ基」とは、前記した「アラ
ルキル基」に酸素原子が結合した基であり、好適にはベ
ンジルオキシ基である。
【0028】上記において、R5 の定義における「カル
ボキシC1〜C2低級アルコキシ基」とは、例えばカル
ボキシメトキシ、2−カルボキシエトキシ、1−カルボ
キシエトキシのような炭素数1乃至2個の低級アルコキ
シ基にカルボキシ基が結合した基であり、好適にはカル
ボキシメトキシ基である。
【0029】上記においてR2 及びR3 の定義における
「アリール基」とは、例えばフェニル、トリル、ナフチ
ルのような炭素数6乃至10個のアリール基であり、好
適にはフェニル基である。
【0030】上記において、置換基群Cの定義における
「酸素原子を含有する5または6員飽和複素環基」と
は、例えばテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、
1,3−ジオキソラン、2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキソラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキサン
であり、好適には、テトラヒドロフランである。
【0031】R1 は、好適には、水素原子または無置換
のC1〜C7低級アルキル基である。
【0032】R2 およびR3 は、好適には、同一または
異なって、水素原子、C1〜C3低級アルキル基、無置
換のアリール基、C1〜C3低級アルコキシ基、アラル
キル基、アラルキルオキシ基であり、更に好適には、同
一または異なって、水素原子、C1〜C3低級アルキル
基、無置換のアリール基である。
【0033】Q1 は、好適には、フェニル基(当該フェ
ニル基は、前記置換基群Aから選ばれる同一または異な
った1ないし3個の置換基により置換されていてもよ
い)である。
【0034】Q2 は、好適には、フェニル基(当該フェ
ニル基は、前記置換基群Bから選ばれる同一または異な
った1ないし3個の置換基により置換されていてもよ
い)である。
【0035】Rは、好適には、式COOR1 で表される
基、式CONR23 で表される基であり、更に好適に
は、式COOR1 で表される基である。
【0036】置換基群Aは、好適には、ハロゲン原子、
C1〜C3低級アルキル基であり、更に好適には、ハロ
ゲン原子である。
【0037】置換基群Bは、好適には、ハロゲン原子、
C1〜C3低級アルキル基であり、更に好適には、ハロ
ゲン原子である。
【0038】本発明の化合物は、更に好適には、一般式
(I)において、式中、Rは、式COOR1 で表される
基(R1 は、水素原子またはC1〜C7低級アルキル基
(当該低級アルキル基は、下記置換基群Cから選ばれる
同一または異なった1ないし2個の置換基により置換さ
れていてもよい)を示す)、式CONR23 で表され
る基(R2 およびR3 は、同一または異なって、水素原
子、C1〜C3低級アルキル基、アリール基、C1〜C
3低級アルコキシ基、アラルキル基、アラルキルオキシ
基を示す)、シアノ基、ホルミル基、式C(R42
Hで表される基(R4 は水素原子またはC1〜C3低級
アルキル基を示す)、式CH=NR5 で表される基(R
5 は水酸基、C1〜C3低級アルコキシ基、アラルキル
オキシ基、カルボキシC1〜C2低級アルコキシ基を示
す)を示し、Xはハロゲン原子を示し、Q1 はフェニル
基(当該フェニル基は、下記置換基群Aから選ばれる同
一または異なった1ないし3個の置換基により置換され
ていてもよい)を示し、Q2 はフェニル基(当該フェニ
ル基は、下記置換基群Bから選ばれる同一または異なっ
た1ないし3個の置換基により置換されていてもよい)
を示す。
【0039】(置換基群A)ハロゲン原子、ニトロ基、
アミノ基、C1〜C3低級アルキル基、C1〜C3低級
ハロアルキル基、C1〜C3低級アルコキシ基、C1〜
C3低級ハロアルコキシ基、C1〜C3低級アルキルチ
オ基、C1〜C3低級ハロアルコキシC1〜C2低級ア
ルキル基。
【0040】(置換基群B)ハロゲン原子、ニトロ基、
C1〜C3低級アルキル基、C1〜C3低級ハロアルキ
ル基、C1〜C3低級アルコキシ基。
【0041】(置換基群C)C1〜C3低級アルコキシ
基、C1〜C3低級アルキルチオ基、C1〜C2低級ア
ルコキシC1〜C2低級アルコキシ基、C1〜C4低級
アルコキシカルボニル基、アセチレン、酸素原子を含有
する5または6員飽和複素環基。
【0042】本発明の化合物は、より更に好適には、一
般式(I)において、式中、Rは、式COOR1 で表さ
れる基(R1 は、水素原子またはC1〜C7低級アルキ
ル基(当該低級アルキル基は、下記置換基群Cから選ば
れる同一または異なった1ないし2個の置換基により置
換されていてもよい)を示す)、式CONR23 で表
される基(R2 およびR3 は、同一または異なって、水
素原子、C1〜C3低級アルキル基、アリール基を示
し、Xはハロゲン原子を示し、Q1 はフェニル基(当該
フェニル基は、下記置換基群A’から選ばれる同一また
は異なった1ないし3個の置換基により置換されていて
もよい)を示し、Q2 はフェニル基(当該フェニル基
は、下記置換基群B’から選ばれる同一または異なった
1ないし3個の置換基により置換されていてもよい)を
示す。
【0043】(置換基群A’)ハロゲン原子、C1〜C
3低級アルキル基。
【0044】(置換基群B’)ハロゲン原子、C1〜C
3低級アルキル基。
【0045】(置換基群C)C1〜C3低級アルコキシ
基、C1〜C3低級アルキルチオ基、C1〜C2低級ア
ルコキシC1〜C2低級アルコキシ基、C1〜C4低級
アルコキシカルボニル基、アセチレン、酸素原子を含有
する5または6員飽和複素環基。
【0046】本発明の化合物は、最も好適には、一般式
(I)において、式中、Rは、式COOR1 で表される
基(R1 は、水素原子またはC1〜C7低級アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示し、Q1 はフェニル基
(当該フェニル基は、同一または異なった1ないし3個
のハロゲン原子により置換されていてもよい)を示し、
2 はフェニル基(当該フェニル基は、同一または異な
った1ないし3個のハロゲン原子により置換されていて
もよい)を示す。
【0047】以下、表1に、本発明の化合物を、化合物
番号とともに例示するが、本発明はこれらの化合物に限
定されるものではない。
【0048】なお、表中、「Me」はメチル基を、「E
t」はエチル基を、「Pr」はプロピル基を、「iP
r」はイソプロピル基を、「Bu」はブチル基を、「t
Bu」はt−ブチル基を、「Ph」はフェニル基を、
「THF」はテトラヒドロフラニル基を、「THP」は
テトラヒドロピラニル基を、「cPe」はシクロペンチ
ル基を、「Dox」は1,3−ジオキソラニル基を、
「Pyr」はピリジニル基を、「Prz」はピラジニル
基を、それぞれ示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【化5】
【0051】 ──────────────────────────────────── 化合物 番号 X Q12 R 融点(℃) ──────────────────────────────────── 1 Cl Ph Ph COOMe 153-155 2 Cl 2-ClPh Ph COOMe 104-106 3 Cl 3-ClPh Ph COOMe 83- 85 4 Cl 4-ClPh Ph COOMe 133-135 5 Cl 2,3-Cl2Ph Ph COOMe 6 Cl 2,4-Cl2Ph Ph COOMe オイル 7 Cl 2,5-Cl2Ph Ph COOMe 150-151 8 Cl 2,6-Cl2Ph Ph COOMe 158-160 9 Cl 3,4-Cl2Ph Ph COOMe 10 Cl 3,5-Cl2Ph Ph COOMe 136-138 11 Cl 2,4,6-Cl3Ph Ph COOMe 157-158 12 Cl 2-FPh Ph COOMe オイル 13 Cl 3-FPh Ph COOMe 128-130 14 Cl 4-FPh Ph COOMe 102-104 15 Cl 2,3-F2Ph Ph COOMe 16 Cl 2,4-F2Ph Ph COOMe オイル 17 Cl 2,5-F2Ph Ph COOMe 140-142 18 Cl 2,6-F2Ph Ph COOMe 19 Cl 3,4-F2Ph Ph COOMe 20 Cl 3,5-F2Ph Ph COOMe 21 Cl 4-Cl-3-(CH2OCH2CF2CF3)Ph Ph COOMe 120-122 22 Cl 2-CF3Ph Ph COOMe 23 Cl 3-CF3Ph Ph COOMe 125-126 24 Cl 4-CF3Ph Ph COOMe 177-178 25 Cl 2-Cl-5-CF3Ph Ph COOMe 128-130 26 Cl 2,6-Cl2-4-CF3Ph Ph COOMe 27 Cl 2-Cl-6-F-4-CF3Ph Ph COOMe 28 Cl 2,6-Cl2-3-F-4-CF3Ph Ph COOMe 29 Cl 2-MePh Ph COOMe 30 Cl 3-MePh Ph COOMe 71- 73 31 Cl 4-MePh Ph COOMe 131-133 32 Cl 2,3-Me2Ph Ph COOMe 161-162 33 Cl 2,4-Me2Ph Ph COOMe 34 Cl 2,5-Me2Ph Ph COOMe 138-139 35 Cl 2,6-Me2Ph Ph COOMe 36 Cl 3,4-Me2Ph Ph COOMe 37 Cl 3,5-Me2Ph Ph COOMe 38 Cl 2-OMePh Ph COOMe 39 Cl 3-OMePh Ph COOMe 40 Cl 4-OMePh Ph COOMe 81- 83 41 Cl 2-OCF3Ph Ph COOMe 42 Cl 3-OCF3Ph Ph COOMe 43 Cl 4-OCF3Ph Ph COOMe 123-124 44 Cl 2-NO2Ph Ph COOMe 45 Cl 3-NO2Ph Ph COOMe 46 Cl 4-NO2Ph Ph COOMe 172-173 47 Cl 2,4-(NO2)2Ph Ph COOMe オイル 48 Cl Ph 2-ClPh COOMe 106-108 49 Cl Ph 3-ClPh COOMe 128-130 50 Cl Ph 4-ClPh COOMe 131-133 51 Cl Ph 2,3-Cl2Ph COOMe 52 Cl Ph 2,4-Cl2Ph COOMe オイル 53 Cl Ph 2,5-Cl2Ph COOMe 54 Cl Ph 2,6-Cl2Ph COOMe 55 Cl Ph 3,4-Cl2Ph COOMe 181-183 56 Cl Ph 3,5-Cl2Ph COOMe 57 Cl Ph 2,4,6-Cl3Ph COOMe 58 Cl Ph 2-FPh COOMe オイル 59 Cl Ph 3-FPh COOMe 60 Cl Ph 4-FPh COOMe 143-144 61 Cl Ph 2,3-F2Ph COOMe 62 Cl Ph 2,4-F2Ph COOMe 63 Cl Ph 2,5-F2Ph COOMe 86.5 64 Cl Ph 2,6-F2Ph COOMe 65 Cl Ph 3,4-F2Ph COOMe 66 Cl Ph 3,5-F2Ph COOMe 67 Cl Ph 2-CF3Ph COOMe 135-137 68 Cl Ph 3-CF3Ph COOMe 113-114 69 Cl Ph 4-CF3Ph COOMe 155-156 70 Cl Ph 2Cl-5-CF3Ph COOMe 71 Cl Ph 2,6-Cl2-CF3Ph COOMe 72 Cl Ph 2-Cl-6-F-4-CF3Ph COOMe 73 Cl Ph 2,6-Cl2-3-F-4-CF3Ph COOMe 74 Cl Ph 2-MePh COOMe 96-98 75 Cl Ph 3-MePh COOMe 121-122 76 Cl Ph 4-MePh COOMe 119-121 77 Cl Ph 2,3-Me2Ph COOMe 78 Cl Ph 2,4-Me2Ph COOMe 79 Cl Ph 2,5-Me2Ph COOMe 80 Cl Ph 2,6-Me2Ph COOMe 81 Cl Ph 3,4-Me2Ph COOMe 82 Cl Ph 3,5-Me2Ph COOMe 83 Cl Ph 2-OMePh COOMe 84 Cl Ph 3-OMePh COOMe 85 Cl Ph 4-OMePh COOMe 86 Cl Ph 2-OCF3Ph COOMe 87 Cl Ph 3-OCF3Ph COOMe 88 Cl Ph 4-OCF3Ph COOMe 89 Cl Ph 2-NO2Ph COOMe 90 Cl Ph 3-NO2Ph COOMe 91 Cl Ph 4-NO2Ph COOMe 140-141 92 Cl Ph 2,4-(NO2)2Ph COOMe 93 Cl Ph 3-Cl-4-OMePh COOMe 181-183 94 Cl 2-ClPh 2-ClPh COOMe 115-117 95 Cl 2-ClPh 3-ClPh COOMe 96 Cl 2-ClPh 4-ClPh COOMe 97 Cl 3-ClPh 2,3-Cl2Ph COOMe 98 Cl 3-ClPh 2,4-Cl2Ph COOMe 99 Cl 3-ClPh 2,5-Cl2Ph COOMe 100 Cl 4-ClPh 2,6-Cl2Ph COOMe 101 Cl 4-ClPh 3,4-Cl2Ph COOMe 102 Cl 4-ClPh 3,5-Cl2Ph COOMe 103 Cl 2,3-Cl2Ph 2,4,6-Cl3Ph COOMe 104 Cl 2,3-Cl2Ph 2-FPh COOMe 105 Cl 2,3-Cl2Ph 3-FPh COOMe 106 Cl 2,4-Cl2Ph 4-FPh COOMe 107 Cl 2,4-Cl2Ph 2,3-F2Ph COOMe 108 Cl 2,4-Cl2Ph 2,4-F2Ph COOMe 109 Cl 2,5-Cl2Ph 2,5-F2Ph COOMe 110 Cl 2,5-Cl2Ph 2,6-F2Ph COOMe 111 Cl 2,5-Cl2Ph 3,4-F2Ph COOMe 112 Cl 2,6-Cl2Ph 3,5-F2Ph COOMe 113 Cl 2,6-Cl2Ph 2-CF3Ph COOMe 114 Cl 2,6-Cl2Ph 3-CF3Ph COOMe 115 Cl 3,4-Cl2Ph 4-CF3Ph COOMe 116 Cl 3,4-Cl2Ph 2-Cl-5-CF3Ph COOMe 117 Cl 3,4-Cl2Ph 2,6-Cl2-4-CF3Ph COOMe 118 Cl 3,5-Cl2Ph 2-Cl-6-F-4-CF3Ph COOMe 119 Cl 3,5-Cl2Ph 2,6-Cl2-3-F-4-CF3Ph COOMe 120 Cl 3,5-Cl2Ph 2-MePh COOMe 121 Cl 2,4,6-Cl3Ph 3-MePh COOMe 122 Cl 2,4,6-Cl3Ph 4-MePh COOMe 123 Cl 2,4,6-Cl3Ph 2,3-Me2Ph COOMe 124 Cl 2-FPh 2,4-Me2Ph COOMe 125 Cl 2-FPh 2,5-Me2Ph COOMe 126 Cl 2-FPh 2,6-Me2Ph COOMe 127 Cl 3-FPh 3,4-Me2Ph COOMe 128 Cl 3-FPh 3,5-Me2Ph COOMe 129 Cl 3-FPh 2-OMePh COOMe 130 Cl 4-FPh 3-OMePh COOMe 131 Cl 4-FPh 4-OMePh COOMe 132 Cl 4-FPh 2-OCF3Ph COOMe 133 Cl 2,3-F2Ph 3-OCF3Ph COOMe 134 Cl 2,3-F2Ph 4-OCF3Ph COOMe 135 Cl 2,3-F2Ph 2-NO2Ph COOMe 136 Cl 2,4-F2Ph 3-NO2Ph COOMe 137 Cl 2,4-F2Ph 4-NO2Ph COOMe 138 Cl 2,4-F2Ph 2,4-(NO2)2Ph COOMe 139 Cl 2,5-F2Ph 3-Cl-4-OMePh COOMe 140 Cl 2,5-F2Ph 2-ClPh COOMe 141 Cl 2,5-F2Ph 3-ClPh COOMe 142 Cl 2,6-F2Ph 4-ClPh COOMe 143 Cl 2,6-F2Ph 2,3-Cl2Ph COOMe 144 Cl 2,6-F2Ph 2,4-Cl2Ph COOMe 145 Cl 3,4-F2Ph 2,5-Cl2Ph COOMe 146 Cl 3,4-F2Ph 2,6-Cl2Ph COOMe 147 Cl 3,4-F2Ph 3,4-Cl2Ph COOMe 148 Cl 3,5-F2Ph 3,5-Cl2Ph COOMe 149 Cl 3,5-F2Ph 2,4,6-Cl3Ph COOMe 150 Cl 3,5-F2Ph 2-FPh COOMe 151 Cl 4-Cl-3-(CH2OCH2CF2CF3)Ph 3-FPh COOMe 152 Cl 2-CF3Ph 4-FPh COOMe 153 Cl 3-CF3Ph 2,3-F2Ph COOMe 154 Cl 4-CF3Ph 2,4-F2Ph COOMe 155 Cl 2-Cl-5-CF3Ph 2,5-F2Ph COOMe 156 Cl 2,6-Cl2-4-CF3Ph 2,6-F2Ph COOMe 157 Cl 2-Cl-6-F-4-CF3Ph 3,4-F2Ph COOMe 158 Cl 2,6-Cl2-3-F-4-CF3Ph 3,5-F2Ph COOMe 159 Cl 2-MePh 2-CF3Ph COOMe 160 Cl 3-MePh 3-CF3Ph COOMe 161 Cl 4-MePh 4-CF3Ph COOMe 162 Cl 2,3-Me2Ph 2-Cl-5-CF3Ph COOMe 163 Cl 2,4-Me2Ph 2,6-Cl2-4-CF3Ph COOMe 164 Cl 2,5-Me2Ph 2-Cl-6-F-4-CF3Ph COOMe 165 Cl 2,6-Me2Ph 2,6-Cl2-3-F-4-CF3Ph COOMe 166 Cl 3,4-Me2Ph 2-MePh COOMe 167 Cl 3,5-Me2Ph 3-MePh COOMe 168 Cl 2-OMePh 4-MePh COOMe 169 Cl 3-OMePh 2,3-Me2Ph COOMe 170 Cl 4-OMePh 2,4-Me2Ph COOMe 171 Cl 2-OCF3Ph 2,5-Me2Ph COOMe 172 Cl 3-OCF3Ph 2,6-Me2Ph COOMe 173 Cl 4-OCF3Ph 3,4-Me2Ph COOMe 174 Cl 2-NO2Ph 3,5-Me2Ph COOMe 175 Cl 3-NO2Ph 2-OMePh COOMe 176 Cl 4-NO2Ph 3-OMePh COOMe 177 Cl 2,4-(NO2)2Ph 4-OMePh COOMe 178 Cl 2-ClPh 2-OCF3Ph COOMe 179 Cl 3-ClPh 3-OCF3Ph COOMe 180 Cl 4-ClPh 4-OCF3Ph COOMe 181 Cl 2,3-Cl2Ph 2-NO2Ph COOMe 182 Cl 2,4-Cl2Ph 3-NO2Ph COOMe 183 Cl 2,5-Cl2Ph 4-NO2Ph COOMe 184 Cl 2,6-Cl2Ph 2,4-(NO2)2Ph COOMe 185 Cl 3,4-Cl2Ph 3-Cl-4-OMePh COOMe 186 Cl 3,5-Cl2Ph 2-ClPh COOMe 187 Cl 2,4,6-Cl3Ph 3-ClPh COOMe 188 Cl 2-FPh 4-ClPh COOMe 189 Cl 4-ClPh 4-ClPh COOMe 144-146 190 Cl 4-ClPh 2,5-F2Ph COOMe 191 Cl 4-ClPh 4-FPh COOMe 192 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOMe 98 193 Cl 2,5-F2Ph 2,5-F2Ph COOMe 129-131 194 Cl 4-ClPh 3-MePh COOMe 142 195 Cl 4-ClPh 2-ClPh COOMe 159-161 196 Cl 2,3-Cl2Ph 4-FPh COOMe 175-177 197 Cl 2,6-Cl2Ph 2-ClPh COOMe オイル 198 Cl 3-MePh 3-MePh COOMe 85 199 Cl 3-MePh 4-FPh COOMe 100-102 200 Cl 3-MePh 2,5-F2Ph COOMe 201 Cl 3-MePh 4-ClPh COOMe 85 202 Cl 2,3-Me2Ph 2-ClPh COOMe オイル 203 Cl Ph Ph CONH2 235-237 204 Cl 2-ClPh Ph CONH2 184-186 205 Cl 3-ClPh Ph CONH2 166-168 206 Cl 4-ClPh Ph CONH2 187-189 207 Cl 2,4-Cl2Ph Ph CONH2 219-222 208 Cl 2,5-Cl2Ph Ph CONH2 207.5 209 Cl 2,6-Cl2Ph Ph CONH2 188-190 210 Cl 3,5-Cl2Ph Ph CONH2 162-164 211 Cl 2,4,6-Cl3Ph Ph CONH2 208-210 212 Cl 2-FPh Ph CONH2 169-172 213 Cl 3-FPh Ph CONH2 213-215 214 Cl 4-FPh Ph CONH2 262-264 215 Cl 2,3-F2Ph Ph CONH2 216 Cl 2,4-F2Ph Ph CONH2 224-227 217 Cl 2,5-F2Ph Ph CONH2 189 218 Cl 2,6-F2Ph Ph CONH2 219 Cl 3,4-F2Ph Ph CONH2 220 Cl 3,5-F2Ph Ph CONH2 221 Cl 4-Cl-3-(CH2OCH2CF2CF3)Ph Ph CONH2 130-132 222 Cl 3-CF3 Ph CONH2 170-172 223 Cl 4-CF3 Ph CONH2 182-183 224 Cl 2-Cl-5-CF3Ph Ph CONH2 201-203 225 Cl 3-MePh Ph CONH2 164-166 226 Cl 4-MePh Ph CONH2 171-173 227 Cl 2,3-Me2Ph Ph CONH2 209-211 228 Cl 2,5-Me2Ph Ph CONH2 195-198 229 Cl 4-OMePh Ph CONH2 184-186 230 Cl 4-OCF3Ph Ph CONH2 124-126 231 Cl 4-NO2Ph Ph CONH2 189 232 Cl 2,4-(NO2)2Ph Ph CONH2 184 233 Cl Ph 2-ClPh CONH2 134-136 234 Cl Ph 3-ClPh CONH2 177-179.5 235 Cl Ph 4-ClPh CONH2 204-206 236 Cl Ph 2,4-Cl2Ph CONH2 226-229.5 237 Cl Ph 3,4-Cl2Ph CONH2 180-180.5 238 Cl Ph 2-FPh CONH2 119-123 239 Cl Ph 4-FPh CONH2 217-220 240 Cl Ph 2,5-F2Ph CONH2 210-212.5 241 Cl Ph 2-CF3Ph CONH2 167 242 Cl Ph 3-CF3Ph CONH2 189-193 243 Cl Ph 4-CF3Ph CONH2 192 244 Cl Ph 2-MePh CONH2 116.5 245 Cl Ph 3-MePh CONH2 143 246 Cl Ph 4-MePh CONH2 186-188 247 Cl Ph 4-NO2Ph CONH2 240 248 Cl Ph 3-Cl-4-OMePh CONH2 249 Cl 2-ClPh 2-ClPh CONH2 204-207.5 250 Cl 2-ClPh 4-ClPh CONH2 251 Cl 2,4-Cl2Ph 4-FPh CONH2 252 Cl 2,5-Cl2Ph 2,5-F2Ph CONH2 253 Cl 2-FPh 3-MePh CONH2 254 Cl 2,5-F2Ph 2-ClPh CONH2 255 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CONH2 171.5 256 Cl 4-ClPh 4-ClPh CONH2 226-228 257 Cl 2,5-F2Ph 2,5-F2Ph CONH2 258 Cl 4-ClPh 3-MePh CONH2 139 259 Cl 4-ClPh 2-ClPh CONH2 191-193 260 Cl 2,3-Cl2Ph 4-FPh CONH2 261 Cl 2,6-Cl2Ph 2-ClPh CONH2 240-244 262 Cl 3-MePh 3-MePh CONH2 151 263 Cl 3-MePh 4-FPh CONH2 153-154 264 Cl 3-MePh 2,5-F2Ph CONH2 265 Cl 3-MePh 3-ClPh CONH2 144-147 266 Cl 2,3-Me2Ph 2-ClPh CONH2 198.5 267 Cl Ph Ph CN 268 Cl 2-ClPh Ph CN 91-95 269 Cl 3-ClPh Ph CN 270 Cl 4-ClPh Ph CN 271 Cl 2,4-Cl2Ph Ph CN 119-121 272 Cl 2,5-Cl2Ph Ph CN 130-134 273 Cl 2,6-Cl2Ph Ph CN 131-134 274 Cl 3,5-Cl2Ph Ph CN 275 Cl 2,4,6-Cl3Ph Ph CN 100-104 276 Cl 2-FPh Ph CN 87.5 277 Cl 3-FPh Ph CN 278 Cl 4-FPh Ph CN 99.5-101 279 Cl 2,3-F2Ph Ph CN 280 Cl 2,4-F2Ph Ph CN 88-90 281 Cl 2,5-F2Ph Ph CN 282 Cl 2,6-F2Ph Ph CN 283 Cl 3,4-F2Ph Ph CN 284 Cl 3,5-F2Ph Ph CN 285 Cl 4-Cl-3-(CH2OCH2CF2CF3)Ph Ph CN 286 Cl 3-CF3 Ph CN 287 Cl 4-CF3 Ph CN 288 Cl 2-Cl-5-CF3Ph Ph CN 80-82 289 Cl 3-MePh Ph CN 290 Cl 4-MePh Ph CN 291 Cl 2,3-Me2Ph Ph CN 141-143 292 Cl 2,5-Me2Ph Ph CN 105-107 293 Cl 4-OMePh Ph CN 294 Cl 4-OCF3Ph Ph CN オイル 295 Cl 4-NO2Ph Ph CN 136-139.5 296 Cl 2,4-(NO2)2Ph Ph CN 182-186 297 Cl Ph 2-ClPh CN オイル 298 Cl Ph 3-ClPh CN 299 Cl Ph 4-ClPh CN 300 Cl Ph 2,4-Cl2Ph CN オイル 301 Cl Ph 3,4-Cl2Ph CN 114-117 302 Cl Ph 2-FPh CN 59.5 303 Cl Ph 4-FPh CN 75 304 Cl Ph 2,5-F2Ph CN オイル 305 Cl Ph 2-CF3Ph CN 97 306 Cl Ph 3-CF3Ph CN 107 307 Cl Ph 4-CF3Ph CN オイル 308 Cl Ph 2-MePh CN 112-113 309 Cl Ph 3-MePh CN 89- 93 310 Cl Ph 4-MePh CN オイル 311 Cl Ph 4-NO2Ph CN 130.5-132 312 Cl Ph 3-Cl-4-OMePh CN 132-136 313 Cl 2-ClPh 2-ClPh CN オイル 314 Cl 2-ClPh 4-ClPh CN 315 Cl 2,4-Cl2Ph 4-FPh CN 316 Cl 2,5-Cl2Ph 2,5-F2Ph CN 317 Cl 2-FPh 3-MePh CN 318 Cl 2,5-F2Ph 2-ClPh CN 319 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CN オイル 320 Cl 4-ClPh 4-ClPh CN 321 Cl 2,5-F2Ph 2,5-F2Ph CN 322 Cl 4-ClPh 3-MePh CN 323 Cl 4-ClPh 2-ClPh CN 324 Cl 2,3-Cl2Ph 4-FPh CN 325 Cl 2,6-Cl2Ph 2-ClPh CN 140-142 326 Cl 3-MePh 3-MePh CN 90-93 327 Cl 3-MePh 4-FPh CN 100.5-102 328 Cl 3-MePh 2,5-F2Ph CN 329 Cl 3-MePh 4-ClPh CN 330 Cl 2,3-Me2Ph 2-ClPh CN 73 331 Cl 4-CF3Ph Ph CMe2(OH) 90-93 332 Cl 2,5-F2Ph 2-FPh CMe2(OH) 333 Cl 2-FPh 2-FPh CMe2(OH) 334 Cl Ph Ph CMe2(OH) 335 Cl Ph 2-ClPh CMe2(OH) オイル 336 Cl Ph 2-FPh CMe2(OH) 337 Cl Ph 2,5-F2Ph CMe2(OH) 338 Cl Ph 3-Cl-4-OMePh CMe2(OH) 126-129.5 339 Cl 2-ClPh 2ClPh CMe2(OH) オイル 340 Cl 2,5-Cl2Ph Ph CMe2(OH) 118.5 341 Cl 2,4,6-Cl3Ph Ph CMe2(OH) 138-141 342 Cl 2,5-F2Ph Ph CMe2(OH) 71 343 Cl 2,5-F2Ph 2,5-F2Ph CMe2(OH) 344 Cl 2,4-F2Ph Ph CMe2(OH) 67.5 345 Cl 2-Pyr Ph CO0Me 91-93 346 Cl 2-Pyr Ph CONH2 124-126 347 Cl 2-Pyr Ph CN 74.5 348 Cl 2-Pyr Ph COOH 349 Br 2-Pyr Ph COOMe 350 Cl Ph 2-Pyr COOMe 97-99 351 Cl Ph 2-Pyr CONH2 200-204 352 Cl Ph 2-Pyr CN 97 353 Cl 3-Cl-5-CF3-2-Pyr Ph COOMe 119-122 354 Cl 3-Cl-5-CF3-2-Pyr Ph CONH2 183 355 Cl 3-Cl-5-CF3-2-Pyr Ph CN 127-128 356 Br 3-Cl-5-CF3-2-Pyr Ph COOMe 357 F 3-Cl-5-CF3-2-Pyr Ph COOMe 358 Cl 3,5-(CF3)2-2-Pyr Ph COOMe 131-133 359 Cl 3,5-(CF3)2-2-Pyr Ph CONH2 157.5-158 360 Cl 3,5-(CF3)2-2-Pyr Ph CN 361 Cl Ph 2-Prz COOMe 103-105 362 Cl Ph 2-Prz CONH2 226.5 363 Cl Ph 2-Prz CN 135 364 Cl Ph 3-Cl-2-Prz COOMe オイル 365 Cl Ph 3-Cl-2-Prz CONH2 366 Cl Ph 3-Cl-2-Prz CN 367 Cl Ph 3-Pyr COOCH3 オイル 368 Cl Ph 3-Pyr CONH2 244-246.5 369 Cl Ph 3-Pyr CN 370 F 2-FPh 2-FPh COOMe 371 F 2,5-F2Ph 4-FPh COOMe 372 F 2,5-F2Ph 2,5-F2Ph COOMe 373 F Ph Ph COOMe 374 Br Ph Ph COOMe 375 Br 2,5-F2Ph 4-FPh COOMe 122.5 376 Br 2,5-F2Ph 4-FPh CONH2 377 Br 2,5-F2Ph 4-FPh CN 378 Br 2,5-F2Ph 4-FPh COOH 225-227 379 Br 2,5-F2Ph 2,5-F2Ph COOMe 380 Br 2,5-F2Ph Ph COOMe 118-119 381 Br 2,5-F2Ph Ph CONH2 201-202 382 Br 2,5-F2Ph Ph CN 124-125 383 Br 2,5-F2Ph 4-FPh COOEt 125.5-127 384 Br 2,5-F2Ph 4-FPh COOPr オイル 385 Br 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH(Me)COOEt 131 386 Br 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2(2-THF) オイル 387 Br 2,5-F2Ph 4-FPh COOcPe オイル 388 Br 2,5-F2Ph 4-FPh CONHOMe オイル 389 Br 2,5-F2Ph 4-FPh CONHOCH2Ph 148-149.5 390 Br 2,5-F2Ph 4-FPh CONHC(Me2)Ph 391 Br 2,5-F2Ph 4-FPh CON(iPr)4-FPh オイル 392 Cl Ph Ph COOH 210-213 393 Cl 2,5-F2Ph Ph COOH 195-199 394 Cl Ph 2,5-F2Ph COOH オイル 395 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOH 205-209 396 F 2,5-F2Ph 4-FPh COOH 397 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CH2OH 139 398 Cl 2,5-F2Ph Ph COOEt 84 399 Cl 2,5-F2Ph Ph COOCH2C≡CH 101.5 400 Cl 2,5-F2Ph Ph COOCH2COOMe 169.5-172 401 Cl 2,5-F2Ph Ph COOBu 74.5 402 Cl 2,5-F2Ph Ph COOCH(Me)COOEt 117.5 403 Cl 2,5-F2Ph Ph COOCH2(2-THF) 89 404 Cl 2,5-F2Ph Ph COOcPe 112-114 405 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOEt 96.5 406 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOPr オイル 407 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOiPr オイル 408 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH(Me)COOEt 128 409 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2(2-THF) 51 410 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOcPe オイル 411 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH(COOEt)2 オイル 412 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH(Et)COOEt オイル 413 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2COOtBr 118.5 414 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOC(Me)2COOEt オイル 415 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2(2-THP) オイル 416 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2(2,2-Me2-3-Dox) オイル 417 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2CH(OEt)2 オイル 418 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2OCH2CH2OMe オイル 419 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2SMe オイル 420 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2OMe 68 421 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2OEt 71.5 422 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2CH2OMe 109 423 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2CH2OEt 86 424 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH(Me)COOMe 144 425 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2CH2SMe オイル 426 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2CH2SEt オイル 427 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh COOCH2CH(OMe)2 95-96 428 Cl 2,5-F2Ph Ph CHO 113.5 429 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CHO 430 Cl 2,5-F2Ph Ph CH=NOH 191-191.5 431 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CH=NOH 432 Cl 2,5-F2Ph Ph CH=NOCH2Ph オイル 433 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CH=NOCH2Ph 434 Cl 2,5-F2Ph Ph CH=NOMe オイル 435 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CH=NOMe 436 Cl 2,5-F2Ph Ph CH=NOCH2COOMe 132-133 437 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CH=NOCH2COOMe 438 Cl 2,5-F2Ph Ph CONHMe 134 439 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CONHMe 440 Cl 2,5-F2Ph Ph CONH(2,6-Et2Ph) 180-184 441 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CONH(2,6-Et2Ph) 442 Cl 2,5-F2Ph Ph CONHC(Me2)Ph 131-134.5 443 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CONHC(Me2)Ph 444 Cl 2,5-F2Ph Ph CON(Me)4-ClPh 145.5-146 445 Cl 2,5-F2Ph Ph CON(iPr)4-FPh 93 446 Cl 2,5-F2Ph Ph CON(iPr)4-ClPh 105 447 Cl 2,5-F2Ph Ph CON(iPr)2,4-F2Ph 111 448 Cl 2,5-F2Ph Ph COON=cPe 103-104 449 Cl 2,5-F2Ph Ph CONHCH2(2-THF) 158 450 Cl 2,5-F2Ph Ph CONHOMe オイル 451 Cl 2,5-F2Ph Ph CONHOCH2Ph オイル 452 Cl 2,5-F2Ph Ph CONHOMe 453 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CONHOMe オイル 454 Cl 2,5-F2Ph Ph CONHOCH2Ph 455 Cl 2,5-F2Ph 4-FPh CONHOCH2Ph オイル ──────────────────────────────────── 上記表1において、好適には、13,17,60,19
2,193,199,217,375,378,38
0,383,385,386,387,388,39
1,393,395,398,399,402,40
3,404,405,406,408,409,41
0,412,413,414,415,416,41
8,419,420,421,422,423,42
4,425,426,427,428,438,44
4,448,450,451,453番の化合物を挙げ
ることができ、更に好適には、192,193,38
0,395,398,399,403,404,40
5,408,409,410,416,419,42
0,421,422,423,424,425,45
0,451,453番の化合物を挙げることができ、最
も好適には、192,395,398,423番の化合
物を挙げることができる。
【0052】表1のうち、物性欄にオイルと記載されて
いる化合物の化合物番号、化合物名及び核磁気共鳴スペ
クトルを以下に示す。なお、[NMR(200MHz,
CDCl3 )δ(ppm)]は、それぞれ省略する。
【0053】化合物番号6メチル 4−クロロ−1−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−5−フェニル−ピラゾール−3−カルボキシレー
7.23-7.42(m,8H),4.00(s,3H). 化合物番号12メチル 4−クロロ−1−(2−フルオロフェニル)−
5−フェニルピラゾール−3−カルボキシレート 7.16-7.51(m,8H),7.04(dt,1H,Jd=1.2Hz,Jt=9.0Hz),3.99
(s,3H). 化合物番号16メチル 4−クロロ−1−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−5−フェニル−ピラゾール−3−カルボキシレー
7.46(dt,1H,Jd=3.7Hz,Jt=9.8Hz),7.32-7.40(m,3H),7.21
-7.32(m,2H),6.95(m,1H),6.80(m,1H),4.00(s,3H). 化合物番号47メチル 4−クロロ−1−(2,4−ジニトロフェニ
ル)−5−フェニルピラゾール−3−カルボキシレート 8.76(d,1H,J=2.4Hz),8.45(dd,1H,J=2.4,8.7Hz),7.62(d,
1H,J=8.7Hz),7.35-7.43(m,3H),7.21-7.29(m,2H),4.00
(s,3H). 化合物番号52メチル 4−クロロ−5−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−1−フェニルピラゾール−3−カルボキシレート 7.42(d,1H,J=2.1Hz),7.24-7.35(m,7H),4.01(s,3H). 化合物番号58メチル 4−クロロ−5−(2−フルオロフェニル)−
1−フェニルピラゾール−3−カルボキシレート 7.18-7.46(m,8H),7.08 (t,1H,J=9.0Hz),4.01(s,3H). 化合物番号197メチル 4−クロロ−5−(2−クロロフェニル)−1
−(2,6−ジクロロフェニル)ピラゾール−3−カル
ボキシレート 7.14-7.50(m,7H),4.01(s,3H). 化合物番号202メチル 4−クロロ−5−(2−クロロフェニル)−1
−(2,3−ジメチルフェニル)ピラゾール−3−カル
ボキシレート 6.99-7.43(m,7H),3.99(s,3H),2.23(s,3H),2.04(s,3H). 化合物番号2944−クロロ−3−シアノ−5−フェニル−1−(4−ト
リフルオロメトキシフェニル)ピラゾール 7.38-7.48(m,3H),7.18-7.33(m,6H). 化合物番号2974−クロロ−5−(2−クロロフェニル)−3−シアノ
−1−フェニルピラゾール 7.43-7.49(m,2H),7.21-7.41(m,7H). 化合物番号3004−クロロ−3−シアノ−5−(2,4−ジクロロフェ
ニル)−1−フェニルピラゾール 7.48(d,1H,J=2.0Hz),7.32-7.38(m,4H),7.20-7.27(m,3
H). 化合物番号3044−クロロ−3−シアノ−5−(2,5−ジフルオロフ
ェニル)−1−フェニルピラゾール 7.00-7.41(m,8H). 化合物番号3074−クロロ−3−シアノ−1−フェニル−5−(4−ト
リフルオロフェニル)ピラゾール 7.65(d,2H,J=8.7Hz),7.33-7.45(m,5H),7.18-7.32(m,2
H). 化合物番号3104−クロロ−3−シアノ−5−(4−トルイル)−1−
フェニルピラゾール 7.07-7.43(m,9H),2.38(s,3H). 化合物番号3131,5−ビス(2−クロロフェニル)−4−クロロ−3
−シアノピラゾール 7.23-7.44(m,8H). 化合物番号3194−クロロ−3−シアノ−1−(2,5−ジフルオロフ
ェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾール 7.01-7.29(m,7H). 化合物番号3354−クロロ−5−(2−クロロフェニル)−3−(1−
ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1−フェニルピラゾ
ール 7.23-7.43(m,9H),3.31(br.s,1H),2.04(s,6H). 化合物番号3391,5−ビス(2−クロロフェニル)−4−クロロ−3
−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ピラゾール 7.16-7.41(m,8H),3.20(br.s,1H),1.75(s,6H). 化合物番号364メチル 3−クロロ−5−(3−クロロ−2−ピラジニ
ル)−1−フェニルピラゾール−4−カルボキシレート 8.61(d,1H,J=2.3Hz),8.47(d,1H,J=2.3Hz),7.28-7.36(m,
5H),4.02(s,3H). 化合物番号367メチル 3−クロロ−1−フェニル−5−(3−ピリジ
ル)ピラゾール−3−カルボキシレート 8.63(dd,1H,J=1.5,4.8Hz),
8.53(d,1H,J=1.5Hz),7.62(d
t,1H,Jd=8.0Hz,Jt=1.5Hz),
7.31−7.40(m,3H),7.21−7.30
(m,2H),4.01(s,3H). 化合物番号384N−プロピル−4−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ
フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾール
−3−カルボキサミド 7.22−7.33(m,3H),6.93−7.17
(m,4H),4.38(t,2H,J=6.8H
z),1.95(m,2H),1.04(t,3H,J
=7.4Hz). 化合物番号386テトラヒドロフラン−2−イルメチル 4−ブロモ−1
−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−(4−フルオ
ロフェニル)ピラゾール−3−カルボキシレート 7.22-7.29(m,3H),6.97-7.11(m,4H),4.31-4.41(m,3H),3.
80-3.95(m,2H),1.89-2.03(m,4H). 化合物番号387シクロペンチル 4−ブロモ−1−(2,5−ジフロオ
ロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾー
ル−3−カルボキシレート 7.23-7.30(m,3H),6.98-7.10(m,4H),5.47-5.56(m,1H),1.
57-2.00(m,8H). 化合物番号388N−メトキシ−4−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ
フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾール
−3−カルボキサミド 9.35(br.s,1H),7.02-7.29(m,7H),3.91(s,3H). 化合物番号3944−クロロ−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−1
−フェニルピラゾール−3−カルボン酸 7.27-7.39(m,5H),7.00-7.18(m,3H). 化合物番号4061−プロピル 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロ
フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾール
−3−カルボキシレート 7.23-7.30(m,3H),7.00-7.10(m,4H),4.38(t,2H,J=6.8H
z),1.83(hexatet,2H,J=7.1Hz). 化合物番号407イソプロピル 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロ
フェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾール
−3−カルボキシレート 7.23-7.32(m,3H),6.98-7.12(m,4H),5.37(heptet,1H,J=
6.3Hz),1.43(d,6H,J=6.3Hz). 化合物番号410シクロペンチル 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオ
ロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾー
ル−3−カルボキシレート 7.23-7.32(m,3H),6.98-7.12(m,4H),5.51(m,1H),1.62-2.
04(m,8H). 化合物番号411ビス(エトキシカルボニル)メチル 4−クロロ−1−
(2,5−ジフルオロフェニル)−5−(4−フルオロ
フェニル)ピラゾール−3−カルボキシレート 7.20-7.38(m,3H),6.92-7.18(m,4H),5.79(s,1H),4.32(q,
4H,J=7.1Hz),1.32(t,10H,J=7.1Hz). 化合物番号4121−エトキシカルボニル−1−プロピル 4−クロロ−
1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−(4−フル
オロフェニル)ピラゾール−3−カルボキシレート 7.20-7.35(m,3H),6.92-7.17(m,4H),5.26(t,1H,J=6.2H
z),4.25(q,2H,J=7.1Hz),2.10(m,2H),1.30(t,3H,J=7.1H
z),1.11(t,3H,J=7.4Hz). 化合物番号4141−エトキシカルボニル−1−メチル−1−エチル 4
−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−
(4−フルオロフェニル)ピラゾール−3−カルボキシ
レート 7.22-7.29(m,3H),6.93-7.18(m,4H),4.25(q,2H,J=7.1H
z),1.74(s,6H),1.29(t,3H,J=6.6Hz). 化合物番号415テトラヒドロピラン−2−イルメチル 4−クロロ−1
−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−(4−フルオ
ロフェニル)ピラゾール−3−カルボキシレート 7.21-7.34(m,3H),6.94-7.20(m,4H),4.29-4.46(m,2H),3.
96-4.06(m,1H),3.68-3.82(m,1H),3.40-3.53(m,1H),1.32
-1.97(m,5H). 化合物番号4162,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−イルメ
チル 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニ
ル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾール−3−
カルボキシレート 7.22-7.30(m,3H),6.97-7.20(m,4H),4.40-4.51(m,3H),4.
09-4.20(m,1H),3.87-3.94(m,1H),1.45(s,3H),1.37(s,3
H). 化合物番号4172,2−ジエトキシエチル 4−クロロ−1−(2,5
−ジフルオロフェニル)−5−(4−フルオロフェニ
ル)ピラゾール−3−カルボキシレート 7.21-7.32(m,3H),6.95-7.18(m,4H),4.29(t,1H,J=5.4H
z),4.44(d,2H,J=5.5Hz),3.59-3.83(m,4H),1.23(t,6H,J=
3.5Hz). 化合物番号4182−メトキシエトキシメチル 4−クロロ−1−(2,
5−ジフルオロフェニル)−5−(4−フルオロフェニ
ル)ピラゾール−3−カルボキシレート 7.22-7.29(m,3H),6.94-7.09(m,4H),5.63(s,2H),3.89-3.
94(m,2H),3.55-3.60(m,1H),3.36(s,3H). 化合物番号419メチルチオメチル 4−クロロ−1−(2,5−ジフル
オロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾ
ール−3−カルボキシレート 7.24-7.31(m,3H),6.50-7.21(m,4H),5.48(s,2H),2.36(s,
3H). 化合物番号4252−(メチルチオ)エチル 4−クロロ−1−(2,5
−ジフルオロフェニル)−5−(4−フルオロフェニ
ル)ピラゾール−3−カルボキシレート 7.20-7.31(m,2H),6.94-7.18(m,4H),4.56(t,2H,J=7.2H
z),2.88(t,2H,J=7.2Hz),2.18(s,3H). 化合物番号4262−エチルチオエチル 4−クロロ−1−(2,5−ジ
フルオロフェニル)− 5−(4−フルオロフェニル)ピ
ラゾール−3−カルボキシレート 7.20-7.32(m,3H),6.96-7.18(m,4H),4.53(t,2H,J=7.4H
z),2.91(t,2H,J=7.4Hz),2.63(q,2H,J=7.4Hz),1.27(t,3
H,J=7.4Hz). 化合物番号4324−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルバルデヒド ベンジル
イミン 8.33(s,1H),7.23-7.50(m,11H),6.97-7.10(m,2H),5.32
(s,2H). 化合物番号4344−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルバルデヒド O−メチ
ルオキシム 8.24(s,1H),7.26-7.39(m,6H),6.97-7.07(m,2H),4.05(s,
3H). 化合物番号4504−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルボヒドロキサム酸メチ
ルエステル 9.33(br.s,1H),7.02-7.40(m,8H),3.92(s,3H). 化合物番号4514−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルボヒドロキサム酸ベン
ジルエステル 9.23(br.s,1H),7.00-7.52(m,13H),5.09(s,2H). 化合物番号4534−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−(4−フルオロフェニル)ピラゾール−3−カルボヒ
ドロキサム酸メチルエステル 9.34(br.s,1H),7.02-7.29(m,7H),3.91(s,3H). 化合物番号4554−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−(4−フルオロフェニル)ピラゾール−3−カルボヒ
ドロキサム酸ベンジルエステル 9.23(br.s,1H),7.01-7.25(m,12H),5.08(s,2H). 本発明の一般式(I)で表わされる化合物は、以下に示
す工程により製造される。
【0054】
【化6】
【0055】式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
X、Q1 およびQ2 は、それぞれ前記と同意義を示す。
【0056】本製造法の出発原料である化合物(II)
は、特開昭63−115867号公報記載の方法に準
じ、製造される。
【0057】以下、これらの一般的な製造方法につい
て、更に詳しく説明する。
【0058】(工程A)本工程は、化合物(II)と適
当なハロゲン化剤とを、溶媒の存在下又は非存在下、反
応させることにより、一般式(Ic)で示される4−ハ
ロピラゾールを製造する工程である。
【0059】使用されるハロゲン化剤としては、例えば
塩化チオニル、塩化スルフリル、N−クロロこはく酸イ
ミド、N−ブロモこはく酸イミド、臭素、臭化チオニル
などであり、好適には塩化スルフリル及び臭素である。
【0060】ハロゲン化剤の使用量は、化合物(II)
に対して通常1〜20倍当量、好適には2〜10倍当量
である。
【0061】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、好適には、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレ
ンのようなハロゲン化炭化水素類である。
【0062】反応温度は通常、0乃至100℃で行なわ
れるが、好適には室温付近である。反応時間は、主に反
応温度、原料化合物、反応試薬、塩素ガスを吹き込む速
度又は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常1
分乃至3時間であり、好適には3分乃至30分である。
【0063】(工程B)本工程は、化合物(Ic)を加
水分解反応に付し、化合物(Id)を製造する工程であ
る。
【0064】加水分解反応は、塩基の存在下に溶媒中で
行なわれる。使用される塩基としては、好適には、酢酸
ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムをあげることができる。
【0065】溶媒は反応に関与しないものであれば、特
に限定はなく、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノールのようなアルコール類、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、2−
メトキシエチルエーテルのようなエーテル類、及び水並
びにこれら溶媒の混合物が使用される。
【0066】反応温度及び反応時間は特に限定はなく、
通常−10℃乃至100℃、好適には0℃乃至50℃
で、30分乃至15時間、好適には30分間乃至8時間
である。
【0067】使用される塩基の量は、化合物(Ic)に
対して通常1〜20倍当量、好適には2〜5倍当量であ
る。
【0068】(工程C)本工程は、アルコールR1 OH
と、カルボン酸(Id)もしくはその反応性誘導体とを
反応させることにより、エステル(Ia)を製造する工
程である。
【0069】式(Id)のカルボン酸の反応性誘導体と
しては、例えば酸ハライド(酸クロリド、酸ブロミド
等)、酸無水物、混合酸無水物、活性エステル、活性ア
ミドなど、エステル化に通常用いられるものがあげられ
る。
【0070】式(Id)のカルボン酸を用いる場合は、
例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、よ
う化2−クロロ−1−メチルピリジニウム、p−トルエ
ンスルホン酸、硫酸等の脱水剤が使用され、好適には、
よう化2−クロロ−1−メチルピリジニウムである。そ
の使用量は、カルボン酸(Id)に対して、通常1〜5
当量、好適には1〜2当量である。
【0071】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、好適には、ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、ト
ルエンのような炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水
素類、エチルエーテル、テトラヒドロフランのようなエ
ーテル類、N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミ
ド類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類及
びアセトニトリルのようなニトリル類並びにこれらの溶
媒の混合物等であり、更に好適には、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタンである。
【0072】反応温度は、通常、−70〜90℃である
が、好適には0〜60℃である。反応時間は、主に反応
温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の種類
によって異なるが、通常、15分〜一昼夜であり、好適
には30分乃至6時間である。
【0073】式(Id)のカルボン酸の酸ハライドを用
いる場合は、反応は好適には塩基の存在下で行われ、好
適な塩基としては、たとえば、トリエチルアミン、N,
N−ジメチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネ
ン−5(DBN)または1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデセン−7(DBU)のような有機塩基が
あげられる。
【0074】式(Id)のカルボン酸の酸ハライドは、
通常1〜10当量、そして塩基は、通常2〜8当量使用
される。
【0075】反応に使用される溶媒、反応温度、反応時
間等は、カルボン酸自体を使用するときと、それぞれ同
様である。
【0076】(工程D)本工程は、アミンHNR23
とカルボン酸(Id)もしくはその反応性誘導体とを反
応させることにより、アミド(Ib)を製造する工程で
ある。
【0077】本工程に使用されるカルボン酸(Id)の
反応性誘導体、反応助剤、溶媒、反応温度、反応時間等
は、それぞれ工程Cにおけるものと同様である。
【0078】(工程E)本工程は、前記化合物(Ic)
を原料として、溶媒の存在下、アルキルクロロアルミニ
ウムクロリドと反応することにより、化合物(Ie),
(If)及び(Ig)を製造する工程である。
【0079】本工程に使用されるアルキルクロロアルミ
ニウムクロリドは、反応系内で、トリアルキルアルミニ
ウムと塩化アンモニウムを反応させることにより容易に
得られる。
【0080】使用されるトリアルキルアルミニウムは、
例えばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウムなどをあげることがで
き、好適にはトリメチルアルミニウムである。
【0081】使用されるアルキルクロロアルミニウムク
ロリドの量は、化合物(Ic)に対して1〜20当量、
好適には3〜5当量である。
【0082】使用される溶媒としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、例えばヘキサン、石油エーテル、
ベンゼン、トルエンのような炭化水素類、クロロホル
ム、塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素類、エチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、
ジエチレングリコール、ジメチルエーテルのようなエー
テル類、N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド
類、ジメチルスルホキシド及びアセトニトリル並びにこ
れらの溶媒の混合物であり、更に好適にはベンゼン、ト
ルエンのような芳香族炭化水素類である。
【0083】反応温度は、通常0〜150℃で行われる
が、好適には50〜100℃である。反応時間は、主に
反応温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の
種類によって異なるが、通常15分〜一昼夜であり、好
適には1乃至6時間である。本工程においては、通常、
化合物(Ie),(If)及び(Ig)は同時に生成さ
れうる。その比率は、反応条件、特に原料である化合物
(Ic)の反応性及びアルキルクロロアルミニウムクロ
リドの量と種類により大幅に変わりうる。
【0084】(工程F)本工程は、塩基化合物(Ic)
を、不活性溶剤中、還元剤で処理することにより、化合
物(Ih)を製造する工程である。
【0085】使用される還元剤としては、例えばリチウ
ムアルミニウムヒドリド、リチウムジイソプロピルアル
ミニウムヒドリド、リチウムトリエチルボロヒドリド、
水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、ジボ
ランなどであり、好適にはリチウムジイソプロピルアル
ミニウムヒドリドである。
【0086】使用される溶媒としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;エーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル
類;またはメタノール、エタノール、プロパノールのよ
うな低級アルコール類または上記溶媒の混合溶媒を挙げ
得、好適には、エーテル、テトラヒドロフランのような
エーテル類又は、エーテル類とアルコール類の混合溶媒
(特に、テトラヒドロフランとエタノールの混合溶媒)
である。
【0087】反応温度は通常−10℃乃至100℃で行
なわれるが、好適には、0℃乃至50℃である。
【0088】反応時間は、主に反応温度、原料化合物又
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常10分
間乃至20時間であるが、好適には、1時間乃至10時
間である。
【0089】(工程G)本工程は、アルコール体(I
h)を酸化剤と反応させて、アルデヒド(Ii)を製造
する工程である。使用される酸化剤は、通常アルコール
をアルデヒドに酸化するものであれば特に限定はない
が、例えば、二酸化マンガン、オキサリルクロリド−ジ
メチルスルホキシド、無水酢酸−ジメチルスルホキシ
ド、ピリジニウムクロロクロメート、ピリジニウムジク
ロメート等が好適である。
【0090】酸化剤の使用量は、化合物(Ih)に対し
て、通常2〜30当量であるが使用する酸化剤の種類に
より、大巾に変わりうる。
【0091】本工程は、通常溶媒の存在下に行なわれ、
使用される溶媒は、反応を阻害するものでなければ特に
限定はないが、例えば、ヘキサン、石油エーテル、ベン
ゼン、トルエンのような炭化水素類、クロロホルム、塩
化メチレン、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン
化炭化水素類、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、
1,4−ジオキサンのようなエーテル類、N,N−ジメ
チルホルムアミドのようなアミド類、及びアセトニトリ
ルのようなニトリル類並びにこれらの溶媒の混合物等で
ある。好適には、クロロホルム、塩化メチレンのような
ハロゲン化炭化水素類である。
【0092】反応温度は、通常−20〜100℃である
が、好適には0℃〜室温付近である。反応時間は、使用
される酸化剤の種類によって異なるが、通常、15分〜
一昼夜であり、好適には、1〜6時間である。
【0093】(工程H)本工程は、アルデヒド(Ii)
を、ヒドロキシルアミン又はその誘導体と反応させるこ
とによって、アルデヒドをオキシム化し、化合物(I
j)を製造する工程である。
【0094】反応は、通常、不活性溶媒中で行なわれ、
そのような溶媒としては、例えば、メタノール、エタノ
ールのようなアルコール類、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランのようなエーテル類、酢酸のような脂肪酸
類又は水、並びにこれらの溶媒の混合物等であるが、好
適には、メタノール、エタノールのようなアルコール類
と水との混合物である。
【0095】反応温度は、好適には30〜90℃であ
り、反応時間は通常、1時間〜一昼夜であるが、好適に
は、2〜6時間である。
【0096】ヒドロキシルアミン又はその誘導体の使用
量は、化合物(Ii)に対して通常1〜20倍当量、好
適には2〜10倍当量である。
【0097】上記各反応終了後、各反応の目的化合物は
常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反
応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には
濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和し
ない有機溶媒を加え、水洗後、、目的化合物を含む有機
層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を
留去することによって得られる。得られた目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマト
グラフィ−等によって更に精製できる。
【0098】本発明の化合物(I)は、畑作の茎葉処理
及び土壌処理において問題となる種々の雑草、例えば、
ソバカズラ、スベリヒユ、ハコベ、シロザ、アオゲイト
ウ、アメリカツノクサネム、エビスグサ、ノハラガラ
シ、ナズナ、イチビ、アメリカキンゴジカ、フィールド
パンジー、ヤエムグラ、セイヨウヒルガオ、ヒメオドリ
コソウ、ホトケノザ、シロバナチョウセンアサガオ、イ
ヌホオズキ、オオイヌノフグリ、イヌカミツレ、コーン
マリーゴールドのような広葉雑草;ヒエ、イヌビエ、エ
ノコログサ、メヒシバ、オヒシバ、スズメノカタビラ、
ブラックグラス、スズメノテッポウ、カラスムギ、セイ
バンモロコシ、シバムギ、ウマノチャヒキ、ギョウギシ
バのようなイネ科雑草及びツユクサのようなツユクサ科
雑草;コゴメガヤツリ、ハマスゲのようなカヤツリグサ
科雑草等の種々の雑草に対して、除草活性を示し、か
つ、トウモロコシ、コムギ、ダイズのような主要作物に
対して問題となるような薬害を示さない。
【0099】又、本発明の化合物(I)は、水田におい
て問題となる種々の雑草、例えば、タイヌビエのような
イネ科雑草;コナギ、アゼナ、キカシグサ、ミゾハコベ
のような広葉雑草;タマガヤツリ、ホタルイ、マツバ
イ、ミズガヤツリのようなカヤツリグサ科雑草等に対し
て除草活性を示し、かつ、イネに対しては問題となる薬
害を示さない。
【0100】更に、畑地、水田のみならず、果樹園、桑
園、非農耕地においても使用することができる。
【0101】尚、本発明化合物は、植物を枯死させるこ
となく、その生長を抑制する作用も有するので、例えば
水稲の短捍化による倒伏防止、芝生の生育抑制による刈
込回数の低減等の種々の有用性が期待される。
【0102】本発明の化合物(I)から除草剤及び植物
生長調節剤を調製するには、固体担体、液体担体のよう
な担体で希釈し、必要に応じて、界面活性剤のようなそ
の他の製剤用補助剤を加えることにより、粉剤、粗粉
剤、粒剤、微粒剤、乳剤、懸濁剤、水和剤、フロアブル
剤、水溶剤、液剤等に調製することができる。もちろ
ん、精製の任意の段階で精製を中止し、粗製物を有効成
分とすることもできる。
【0103】担体とは、有効成分の植物への到達性を助
け、又は有効成分の貯蔵、輸送或いは取扱を容易にする
ために除草剤及び植物生長調節剤に混合される合成又は
天然の無機又は有機物質を意味する。
【0104】又、除草剤および植物生長調節剤として使
用する場合においても、他の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ
剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改
良剤等と混合し、適用範囲を拡大し、省力化を図ること
もできる。
【0105】処理方法としては、通常製剤化して、雑草
の出芽前又は出芽後約1か月以内に土壌処理、茎葉処理
又は湛水処理する。土壌処理には、土壌表面処理、土壌
混和処理等があり、茎葉処理には、植物体の上方からの
処理のほか、作物に付着しないよう雑草に限って処理す
る局部処理等があり、湛水処理には、粒剤の散布や水面
への灌注処理等がある。
【0106】本発明化合物は、水田、畑地、果樹園、牧
草地、芝生地、森林又は非農耕地の除草剤として使用で
きる。
【0107】以下、本発明について製剤例と実施例を示
し更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限られるも
のではない。
【0108】
【実施例】
【0109】
【製剤例1】 (水和剤)398番の化合物10%、エマルゲン810
(登録商標)(花王株式会社製界面活性剤)0.5%、
デモールN(登録商標)(花王株式会社製界面活性剤)
0.5%、クニライト201(クニミネ工業株式会社製
珪藻土)20%、ジークライトCA(ジークライト鉱業
株式会社製クレー)69%を均一に混合し粉砕して水和
剤とした。
【0110】
【製剤例2】 (乳剤)192番の化合物30%、乳化剤ソルポールS
M100(登録商標)(東邦化学株式会社製界面活性
剤)10%及びキシレン60%をよく混合して乳剤とし
た。
【0111】
【製剤例3】 (粒剤)395番の化合物5%、ラウリルアルコール硫
酸エステルのナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナ
トリウム5%、カルボキシメチルセルロースのナトリウ
ム塩2%及びクレー86%を均一に混合し粉砕した。こ
の混合物100重量部に水20重量部を加えて練合し、
押出式造粒機を用いて、14〜32メッシュの粒状に加
工した後、乾燥して粒剤とした。
【0112】次に実施例をあげて、本発明をさらに具体
的に説明する。
【0113】
【実施例1】 [工程A]メチル 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニ
ル)−5−フェニルピラゾール−3−カルボキシレート
(化合物番号17) メチル 1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−フ
ェニルピラゾール−3−カルボキシレート1.0g
(3.18mmol)の塩化メチレン溶液に、塩化スル
フリル0.544ml(6.78mmol)を加え、室
温で3時間撹拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を、乾燥(MgSO
4 )、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで精製し、1.08g(97.4%)の表記化合物
を得た。
【0114】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl
3)ppm :7.33-7.42(m,3H),7.20-7.33(m,3H),6.93-7.17
(m,2H),4.00(s,3H). 質量スペクトル(m/z) :348(M+),317,290,270,255,216,
208,187,177,150.
【0115】
【実施例2】 [工程B]4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルボン酸(化合物番号3
93) メチル 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニ
ル)−5−フェニルピラゾール−3−カルボキシレート
2.46g(7.05mmol)と水酸化ナトリウム
2.82gの水−メタノール(1:1)混合溶液(50
ml)を室温で5時間撹拌した。反応終了後、反応液の
pHを1N塩酸で、7に調整し、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を、乾燥(MgSO4 )、濃縮し、表記化合
物を2.35g(99.6%)得た。
【0116】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl
3)ppm :7.02-7.42(m,8H). 質量スペクトル(m/z) :334(M+),317,225,216,150,113,
77.
【0117】
【実施例3】 [工程C]エチル 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニ
ル)−5−フェニルピラゾール−3−カルボキシレート
(化合物番号398) 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルボン酸50mg(0.
15mmol)の塩化メチレン溶液に、エタノール
(8.6μl)、トリエチルアミン(51.9μl)及
びよう化2−クロロ−1−メチルピリジニウム(46m
g)を順次加え、その後室温で2時間撹拌した。反応終
了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出
液を、乾燥(MgSO4 )、濃縮し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、表記化合物を11
3mg(72%)得た。
【0118】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl
3)ppm :7.23-7.38(m,6H),6.97-7.10(m,2H),4.48(q,2H,
J=7.1Hz),1.43(t,3H,J=7.1Hz). 質量スペクトル(m/z) :362(M+),317,290,255,216,150,
77.
【0119】
【実施例4】 [工程D]N−(2,6−ジエチルフェニル)−4−クロロ−1−
(2,5−ジフルオロフェニル)−5−フェニルピラゾ
ール−3−カルボキサミド(化合物番号440) 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルボン酸150mg
(0.45mmol)の塩化メチレン溶液に、2,6−
ジエチルアニリン(24.5μl)、トリエチルアミン
(52μl)及びよう化2−クロロ−1−メチルピリジ
ニウム(48mg)を順次加え、その後室温で5時間撹
拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで
抽出した。抽出液を、乾燥(MgSO4 )、濃縮し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、1
09mg(53%)の表記化合物を得た。
【0120】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl
3)ppm :8.18(br.s,1H),7.04-7.42(m,11H),2.72(q,4H,J
=7.6Hz),1.24(t,6H,J=7.6Hz). 質量スペクトル(m/z) :465(M+),447,402,317,216,148,
77.
【0121】
【実施例5】 [工程E]4−クロロ−3−シアノ−1−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−5−フェニルピラゾール(化合物番号28
0)4−クロロ−1−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5
−フェニルピラゾール(化合物番号344)4−クロ
ロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フェニ
ルピラゾール−3−カルボキサミド(化合物番号21
6) 塩化アンモニウム1.28g(24.0mmol)のベ
ンゼン溶液に、0℃で15%トリメチルアルミニウム1
5.3ml(21.8mmol)を加え、室温で30分
撹拌した。ついで、メチル 4−クロロ−1−(2,4
−ジフルオロフェニル)−5−フェニルピラゾール−3
−カルボキシレート0.76g(2.2mmol)のベ
ンゼン溶液を加え、50℃で3時間撹拌した。反応液
に、5%塩酸をゆっくりと加え、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を、乾燥(MgSO4 )、濃縮して、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、4−
クロロ−3−シアノ−1−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−5−フェニルピラゾールを0.30g(41
%)、4−クロロ−1−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5
−フェニルピラゾールを0.098g(13%)、4−
クロロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フ
ェニルピラゾール−3−カルボキサミドを0.26g
(35%)それぞれ得た。4−クロロ−3−シアノ−1−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−5−フェニルピラゾール: 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl3)ppm :7.33
-7.51(m,4H),7.22-7.29(m,2H),6.94-7.04(m,1H),6.78-
6.89(m,1H). 質量スペクトル(m/z) :315(M+),295,280,253,216,113,
77.4−クロロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−フェニ
ルピラゾール: 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl3)ppm :7.23
-7.48(m,8H),6.73-6.97(m,2H),3.18(br.s,1H),2.04(s,6
H). 質量スペクトル(m/z) :348(M+),333,315,291,255,216,
77.4−クロロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルボキサミド: 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl3)ppm :7.23
-7.48(m,6H),6.79-7.01(m,3H),5.78(br.s,1H). 質量スペクトル(m/z) :333(M).
【0122】
【実施例6】 [工程F]4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシルメチル
ピラゾール(化合物番号397) メチル 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニ
ル)−5−(4−フルオロフェニル)ピラゾール−3−
カルボキシレート2.31g(6.3mmol)のテト
ラヒドロフラン溶液に、0℃でリチウムジイソプロピル
アルミニウムヒドリド12.9ml(1Mトルエン溶
液)を加え、2時間撹拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製して、1.91g(95
%)の表記化合物を得た。
【0123】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ
(CDCl3)ppm :7.22-7.30(m,3H),7.02-7.10(m,4H),4.83
(br.s,2H)2.16(br.s,1H). 質量スペクトル(m/z) :338(M+),309,234,113,95.
【0124】
【実施例7】 [工程G]4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルバルデヒド(化合物番
号428) 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−3
−ヒドロキシルメチル−5−フェニルピラゾール1.7
7g(5.51mmol)を、ピリジニウムクロロクロ
メート(2.13g)と酢酸ナトリウム(0.23g)
の塩化メチレン溶液に加え、室温で2時間撹拌した。反
応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を、乾燥(MgSO4 )、濃縮後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、1.35g
(77.1%)の表記化合物を得た。
【0125】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl
3)ppm :10.10(s,1H),7.02-7.40(m,8H). 質量スペクトル(m/z) :318(M+),255,216,150,133,77.
【0126】
【実施例8】 [工程H]4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルバルデヒド オキシム
(化合物番号430) 4−クロロ−1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5
−フェニルピラゾール−3−カルバルデヒド102mg
(0.32mmol)の水−メタノール(1:1)混合
溶液(20ml)に、ヒドロキシルアミン塩酸塩50m
g(1.44mmol)とトリエチルアミン100μl
(1.44mmol)を順次加え、室温で一晩撹拌し
た。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を、乾燥(MgSO4 )、濃縮後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表記
化合物を40mg(38%)得た。
【0127】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ (CDCl
3)ppm :8.14(br.s,1H),6.90-7.27(m,8H). 質量スペクトル(m/z) :333(M+),315,255,216,113,77.
【0128】
【発明の効果】次に、試験例を挙げて、具体的にその効
果を示す。
【0129】
【試験例1】水田除草湛水土壌処理 100cm2 のポリプロピレン製ポット3ポット(A、
B、Cとする)に水田土壌を充填し、Aポットに休眠覚
醒したタイヌビエ、ホタルイ及びコナギ、アゼナ、キカ
シグサの広葉雑草の種子を表層1cmに混和し、Bポッ
トに催芽したミズガヤツリ、クログワイ、ウリカワの塊
茎及びマツバイの生育株を植え、Cポットに2葉期の水
稲の苗を移植した。各ポットを湛水状態とし、温室で生
育させ、3日後に製剤例1で調製した水和剤を用いて1
アールあたり10g相当の薬量を湛水土壌処理し、21
日後に次に示す判定基準に従って調査を行なった。その
結果を表2に示す。
【0130】判定基準 0−−−生育抑制率 0− 10% 1−−−生育抑制率 11− 30% 2−−−生育抑制率 31− 50% 3−−−生育抑制率 51− 70% 4−−−生育抑制率 71− 90% 5−−−生育抑制率 91−100% 表2及び表3において、EOはタイヌビエを、BLは広
葉雑草を、SJはホタルイを、EAはマツバイを、CS
はミズガヤツリを、EKはクログワイを、SPはウリカ
ワを、OSは水稲を、ECはイヌビエを、SHはセイバ
ンモロコシを、DSはメヒシバを、ARはヒユを、IP
はアサガオを、SAは野生カラシナを、ZMはトウモロ
コシを、GMはダイズをそれぞれ示す。
【0131】
【表2】 ──────────────────────────────────── 化合物 番号 EO BL SJ EA SP CS EK OS ──────────────────────────────────── 1 5 5 5 3 3 3 3 0 12 4 4 4 3 3 3 4 0 13 5 3 3 3 3 3 3 0 16 4 3 3 3 3 3 4 0 17 5 3 4 4 3 3 4 0 30 4 3 3 2 3 2 4 0 32 4 4 4 2 2 1 1 0 49 4 3 3 4 3 3 4 0 60 5 3 3 3 3 3 4 0 75 5 3 3 1 3 1 3 0 192 5 5 5 5 5 5 5 1 193 5 4 4 4 4 1 5 1 199 5 3 3 3 3 3 3 0 217 5 3 3 0 0 0 0 0 255 4 3 3 3 3 1 4 0 294 3 1 1 1 3 1 1 0 345 4 4 4 3 3 3 3 0 355 4 4 4 3 1 4 4 0 375 5 3 3 3 3 3 3 1 378 5 4 4 3 3 3 3 1 380 5 5 4 3 3 4 5 0 383 5 3 3 3 3 3 3 0 384 5 3 3 3 3 3 3 0 385 5 5 3 1 1 3 4 0 386 5 5 5 1 1 4 5 0 387 5 4 3 1 1 3 4 0 388 5 3 3 3 3 3 3 0 393 4 4 4 3 3 4 4 1 395 5 5 5 1 1 4 5 0 398 5 4 5 4 3 4 5 0 399 5 4 4 3 3 3 5 0 400 4 3 3 3 3 1 3 0 401 5 3 3 3 3 3 3 0 402 5 5 5 5 1 3 5 0 403 5 5 5 5 3 3 3 1 404 5 5 5 4 1 3 4 0 405 5 5 5 4 3 3 5 0 406 5 5 5 5 3 1 3 0 408 5 5 4 4 1 3 4 0 409 5 5 4 4 3 3 5 0 410 5 5 4 4 1 3 5 0 412 5 5 3 3 3 3 3 1 413 5 3 3 3 3 3 3 0 414 5 5 4 4 1 3 4 0 415 5 5 5 4 1 3 5 0 416 5 5 4 3 3 3 4 1 418 4 3 3 3 3 5 5 0 419 5 5 5 4 1 4 4 0 420 4 5 4 4 3 5 5 1 421 4 5 4 4 3 5 5 0 422 5 4 5 5 3 5 5 0 423 5 5 5 4 4 3 5 0 424 5 5 4 3 4 1 4 1 425 5 5 4 4 4 3 5 0 426 5 4 4 4 4 3 4 0 427 5 5 5 4 1 4 5 0 428 4 4 4 4 3 3 4 0 438 5 5 5 1 1 4 4 0 448 5 5 5 5 2 3 5 0 450 5 4 4 3 3 3 5 1 451 5 5 5 3 3 3 5 0 453 5 4 4 3 3 3 5 0 ────────────────────────────────────
【0132】
【試験例2】畑雑草発生前土壌処理 面積150cm2 のプラスチック製ポットに畑土壌をつ
め、イヌビエ、セイバンモロコシ、メヒシバ、ヒユ、ア
サガオ、野生カラシナの雑草種子及びトウモロコシ、ダ
イズの種子を播種した後、1cmの厚さに覆土し、温室
内に静置した。覆土後直ちに製剤例1で調製した水和剤
を用いて、1アールあたり20g相当の薬量を土壌表面
に処理した。処理後21日目に試験例1に示す判定基準
に従って調査を行なった。その結果を表3に示す。
【0133】
【表3】 ──────────────────────────────────── 化合物 番号 EC SH DS IP SA AR ZM GM ──────────────────────────────────── 17 1 1 1 1 4 4 0 0 46 1 1 1 1 4 3 0 0 63 1 1 1 1 4 3 0 0 75 3 1 1 1 4 3 0 0 192 5 5 5 3 4 5 0 0 193 3 3 3 1 4 3 0 0 217 1 1 1 3 4 3 0 0 255 1 1 3 1 4 3 0 0 294 3 3 4 1 1 1 0 0 345 1 1 1 3 4 3 0 0 375 5 5 5 3 5 5 0 0 378 5 5 5 3 5 5 0 0 380 5 5 5 3 3 5 0 0 381 1 1 1 1 5 3 0 0 383 1 3 4 1 3 3 0 0 384 1 3 4 1 3 3 0 0 388 5 5 5 3 5 3 0 0 393 5 5 5 3 5 5 0 0 397 3 3 4 3 3 3 0 0 398 3 3 4 1 5 5 0 0 399 5 5 5 3 5 5 0 0 400 3 3 4 1 3 3 0 0 401 1 3 4 1 3 3 0 0 403 3 3 4 3 5 3 0 0 405 5 5 5 3 5 5 0 0 406 5 5 5 3 5 5 0 0 407 3 3 4 1 3 3 0 0 409 5 5 5 3 5 5 0 0 412 1 3 4 1 3 5 0 0 413 1 3 4 1 3 5 0 0 416 5 5 5 3 5 5 0 0 418 5 5 5 3 5 5 0 0 420 5 5 4 3 5 5 0 0 421 5 5 4 3 5 3 0 0 422 3 3 4 3 3 3 0 0 423 5 5 5 4 5 5 0 0 424 3 3 4 3 5 5 0 0 425 5 5 5 4 5 5 0 0 426 5 5 5 4 5 3 0 0 428 5 3 4 4 5 5 0 0 432 1 1 1 3 3 4 0 0 438 5 5 5 3 3 3 0 0 440 1 3 4 1 3 1 0 0 444 1 3 4 1 3 1 0 0 450 5 3 5 3 5 3 0 0 451 3 3 5 1 3 1 0 0 453 3 3 5 1 3 3 0 0 ────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 猛 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内 (72)発明者 門谷 淳二 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内 (72)発明者 堀部 善水知 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 【化1】 [式中、Rは、エステル化またはアミド化されていても
    よいカルボキシル基、シアノ基、ホルミル基、式C(R
    42 OHで表される基(R4 は水素原子またはC1〜
    C3低級アルキル基を示す)、式CH=NR5 で表され
    る基(R5 は水酸基、C1〜C3低級アルコキシ基、ア
    ラルキルオキシ基、カルボキシC1〜C2低級アルコキ
    シ基を示す)を示し、Xはハロゲン原子を示し、Q1
    フェニル基またはピリジニル基(当該フェニル基または
    ピリジニル基は、下記置換基群Aから選ばれる同一また
    は異なった1ないし3個の置換基により置換されていて
    もよい)を示し、Q2 はフェニル基、ピリジニル基また
    はピラジニル基(当該フェニル基、ピリジニル基または
    ピラジニル基は、下記置換基群Bから選ばれる同一また
    は異なった1ないし3個の置換基により置換されていて
    もよい)を示す。 (置換基群A)ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、C
    1〜C3低級アルキル基、C1〜C3低級ハロアルキル
    基、C1〜C3低級アルコキシ基、C1〜C3低級ハロ
    アルコキシ基、C1〜C3低級アルキルチオ基、C1〜
    C3低級ハロアルコキシC1〜C2低級アルキル基。 (置換基群B)ハロゲン原子、ニトロ基、C1〜C3低
    級アルキル基、C1〜C3低級ハロアルキル基、C1〜
    C3低級アルコキシ基。]で表わされる4−ハロピラゾ
    ール−3−カルボン酸誘導体。
  2. 【請求項2】下記一般式(I) 【化2】 [式中、Rは、式COOR1 で表される基(R1 は、水
    素原子またはC1〜C7低級アルキル基(当該低級アル
    キル基は、下記置換基群Cから選ばれる同一または異な
    った1ないし2個の置換基により置換されていてもよ
    い)を示す)、式CONR23 で表される基(R2
    よびR3 は、同一または異なって、水素原子、C1〜C
    3低級アルキル基、アリール基(当該アリール基は、下
    記置換基群Bから選ばれる同一または異なった1ないし
    2個の置換基により置換されていてもよい)、C1〜C
    3低級アルコキシ基、アラルキル基、アラルキルオキシ
    基を示す)、シアノ基、ホルミル基、式C(R42
    Hで表される基(R4 は水素原子またはC1〜C3低級
    アルキル基を示す)、式CH=NR5 で表される基(R
    5 は水酸基、C1〜C3低級アルコキシ基、アラルキル
    オキシ基、カルボキシC1〜C2低級アルコキシ基を示
    す)を示し、Xはハロゲン原子を示し、Q1 はフェニル
    基またはピリジニル基(当該フェニル基またはピリジニ
    ル基は、下記置換基群Aから選ばれる同一または異なっ
    た1ないし3個の置換基により置換されていてもよい)
    を示し、Q2 はフェニル基、ピリジニル基またはピラジ
    ニル基(当該フェニル基、ピリジニル基またはピラジニ
    ル基は、下記置換基群Bから選ばれる同一または異なっ
    た1ないし3個の置換基により置換されていてもよい)
    を示す。 (置換基群A)ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、C
    1〜C3低級アルキル基、C1〜C3低級ハロアルキル
    基、C1〜C3低級アルコキシ基、C1〜C3低級ハロ
    アルコキシ基、C1〜C3低級アルキルチオ基、C1〜
    C3低級ハロアルコキシC1〜C2低級アルキル基。 (置換基群B)ハロゲン原子、ニトロ基、C1〜C3低
    級アルキル基、C1〜C3低級ハロアルキル基、C1〜
    C3低級アルコキシ基。 (置換基群C)C1〜C3低級アルコキシ基、C1〜C
    3低級アルキルチオ基、C1〜C2低級アルコキシC1
    〜C2低級アルコキシ基、C1〜C4低級アルコキシカ
    ルボニル基、アセチレン、酸素原子を含有する5または
    6員飽和複素環基。]で表わされる4−ハロピラゾール
    −3−カルボン酸誘導体。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の化合物を有効成
    分として含有する除草剤。
JP14423594A 1994-06-27 1994-06-27 4−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体 Pending JPH0812654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14423594A JPH0812654A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 4−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14423594A JPH0812654A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 4−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0812654A true JPH0812654A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15357398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14423594A Pending JPH0812654A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 4−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0812654A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008526887A (ja) * 2005-01-10 2008-07-24 ユニバーシティ オブ コネチカット カンナビノイド受容体に作用する新規なヘテロピロール類似体
US7622471B2 (en) 2003-02-07 2009-11-24 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Pyrazole derivatives having a pyridazine and pyridine functionality
SG168409A1 (en) * 2003-04-18 2011-02-28 Memory Pharm Corp Pyrazole derivatives as phosphodiesterase 4 inhibitors
WO2019230590A1 (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 クミアイ化学工業株式会社 ピラゾール誘導体及び有害生物防除剤
WO2020245044A1 (de) * 2019-06-03 2020-12-10 Bayer Aktiengesellschaft 1-phenyl-5-azinylpyrazolyl-3-oxyalkylsäuren und deren verwendung zur bekämpfung unerwünschten pflanzenwachstums

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7622471B2 (en) 2003-02-07 2009-11-24 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Pyrazole derivatives having a pyridazine and pyridine functionality
SG168409A1 (en) * 2003-04-18 2011-02-28 Memory Pharm Corp Pyrazole derivatives as phosphodiesterase 4 inhibitors
JP2008526887A (ja) * 2005-01-10 2008-07-24 ユニバーシティ オブ コネチカット カンナビノイド受容体に作用する新規なヘテロピロール類似体
WO2019230590A1 (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 クミアイ化学工業株式会社 ピラゾール誘導体及び有害生物防除剤
JPWO2019230590A1 (ja) * 2018-05-29 2021-07-08 クミアイ化学工業株式会社 ピラゾール誘導体及び有害生物防除剤
WO2020245044A1 (de) * 2019-06-03 2020-12-10 Bayer Aktiengesellschaft 1-phenyl-5-azinylpyrazolyl-3-oxyalkylsäuren und deren verwendung zur bekämpfung unerwünschten pflanzenwachstums

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1997041117A1 (fr) Nouveaux derives du benzene substitues par des heterocycles, et herbicides
WO1997041116A1 (fr) Derives du benzene substitues par des heterocycles, et herbicides
WO1997041118A1 (fr) Derives du benzene substitues par des heterocycles, et herbicides
JPH02223564A (ja) アミノピリミジン誘導体、その製法及び殺虫・殺菌剤
JPH06199795A (ja) ピリジロキシ−アクリル酸エステル
JPH02121980A (ja) 置換4―ヘテロシクリルオキシイミノ―ピラゾリン―5―オン、その製造法、そしてその有害生物防除剤としての使用
JPH0812654A (ja) 4−ハロピラゾール−3−カルボン酸誘導体
JPH02235878A (ja) 置換されたアクリル酸エステル類
PT89845B (pt) Processo para a preparacao duma composicao pesticida contendo acrilatos substituidos e de produtos intermediarios
JPH08291146A (ja) 除草性n−(置換フェニル)スルホンアミド化合物
JP3122811B2 (ja) 置換アミノキナゾリノン(チオン)誘導体又はその塩類、その中間体及び有害生物防除剤並びにその使用方法
JP2773911B2 (ja) 置換ジオキソラニルエチルアミン、その製造法、有害生物防除剤及び新規中間体生成物
JP2000159610A (ja) 農園芸用植物病害防除剤および新規イソオキサゾールカルボン酸誘導体
JPH107657A (ja) スルホンアミド化合物
JPH06220043A (ja) 置換されたチオフエンカルボキシアミド
JPH1112275A (ja) テトラゾールで置換されたベンゼン誘導体および除草剤
JPS62174087A (ja) 選択性除草化合物
JPH10273487A (ja) クロモン誘導体並びに該誘導体を有効成分として含有する殺菌及び除草剤
US5266584A (en) Ethyl-triazolyl derivatives
US4743615A (en) Substituted pyrazolin-5-ones, composition containing, and method of using them to combat fungi
JP3051356B2 (ja) 除草性アニリン誘導体
JPS63159375A (ja) アミノメチル複素環族化合物のサツカリン塩
JP3366715B2 (ja) アミノピリミジン誘導体、その製造法および製造用中間体ならびにそれを含有する農業用殺菌剤、殺虫剤および殺ダニ剤
US4968714A (en) Fungicidal substituted 3-amino-2-pyrazolin-5-ones, compositions and use
JPH0616664A (ja) 除草性オキサゾリン化合物