JPH08126132A - 制御盤用ドアの製造方法 - Google Patents

制御盤用ドアの製造方法

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Publication number
JPH08126132A
JPH08126132A JP6281389A JP28138994A JPH08126132A JP H08126132 A JPH08126132 A JP H08126132A JP 6281389 A JP6281389 A JP 6281389A JP 28138994 A JP28138994 A JP 28138994A JP H08126132 A JPH08126132 A JP H08126132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
portions
flange
edge
arc
Prior art date
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Pending
Application number
JP6281389A
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English (en)
Inventor
Mikio Oshima
幹男 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH08126132A publication Critical patent/JPH08126132A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円弧部を形成するための材料を別に必要とせ
ず、かつ溶接歪みの出にくい制御盤用ドアの製造方法を
提供する。 【構成】 長方形の正面部2の周辺に枠部3を備え、枠
部3の四隅に円弧部35を形成する制御盤用ドアの製造
方法において、正面部2と、正面部2の周囲の四辺に続
く枠部3の厚み部31と、厚み部31に続くフランジ部
32と、各フランジ部32の両端部を斜めに切り取って
形成した突き合わせ部33と、各フランジ部32の縁部
34の両端を円弧状に外側に突出させて突き合わせ部3
3とを結ぶ円弧部35とを設けたドア材料10を形成
し、厚み部31を内側に折り曲げ、更にフランジ部32
を内側に折り曲げ、隣接するフランジ部32の突き合わ
せ部33を互いに突き合わせて、各フランジ部32の縁
部34によって形成される四隅に縁部34と連続する円
弧部35を形成し、隣接する突き合わせ部33どうしを
溶接により接合するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC制御装置等、電気
機器に使用されている制御盤用ドアの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、制御盤のドアを閉めた時の防塵、
防水性を高めるため、制御盤のドアの内側の周囲にスポ
ンジやゴム等の弾性体からなるパッキンを取り付け、制
御盤本体とドアとの間の密閉性を良くしている。ドアは
一般に長方形であるが、ドアの四隅のコーナ部では、パ
ッキンを直角に曲げると一部が厚くなったりシワができ
て、均一な厚みにならない。それで、パッキンの厚さを
均一に維持するために、ドアの内側の四隅にパッキンの
最小曲げ半径以上の曲率半径を持った円弧状のコーナ部
を設けて、そのコーナ部にパッキンを取りつけているも
のが開示されている(例えば、実開昭63−82976
号、実開平3−3778号)。制御盤のドアを薄板鋼板
から加工する場合、ドアの構造は例えば図5(a),
(b)に示すようになっている。図において、1は長方
形のドア、2はドア1の正面部、3は正面部2の周囲に
設けた枠部、4は枠部3の四隅の内側端に固定したコー
ナ部品、5は枠部3に取りつけたパッキンで、制御盤本
体6とドア1との密閉性を維持するようにしてある。ド
ア1の製造手順は、図6(a)に示すように、まず、ド
ア材料10を薄板鋼板からプレス等により打ち抜くか、
切断機により切断して板取りする。この場合、正面部2
の周囲の四辺に枠部3の厚み部31と、それに続くフラ
ンジ部32とを形成しておく。フランジ部32は正面部
2の周囲の四辺で曲げたとき、直角に交わる各二辺の隅
部分のフランジ部32が重ならず、互いに突き合わされ
るように斜めに切り取った突き合わせ部33を形成す
る。次に、厚み部31を点線で示した折り曲げ線Aで内
側に折り曲げ、さらに、フランジ部32を同じく点線で
示した折り曲げ線Bで内側に折り曲げて、断面がコの字
状の額縁状の枠部3を形成する。次に、直角の2辺とそ
の間を結ぶ円弧によって形成したほぼ三角形のコーナ部
品4を、枠部3の直角に突き合わされたフランジ部32
によって形成された四隅に位置決めした後、図6(b)
に示すように、隣接するフランジ部32どうし、および
フランジ部32とコーナ部品4とを溶接部7により固定
し、溶接ビードの突出した部分をサンダー等で削ってフ
ランジ部32とコーナ部品4の継ぎ目を滑らかにし、円
滑にパッキンが嵌り込むように加工する。この状態で、
フランジ部32から連続して円弧状のコーナ部品4にパ
ッキンを嵌め込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、円弧状のコーナ部品をドア材料とは別に準備し、4
個のコーナ部品を各隅部分に位置決めする必要があり、
仮溶接後、本溶接し、パッキンを嵌め込む部分を研磨加
工するなど、多くの加工時間と手間がかかるという欠点
があった。さらに、溶接する部分の長さが長くなって、
溶接歪みも出易く、パッキンを嵌め込む部分の成形作業
が熟練を要する仕事となっていた。本発明は、ドア材料
以外に円弧部を形成するための材料を必要とせず、かつ
溶接歪みの出にくい制御盤用ドアの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、長方形の正面部の周辺に枠部を備え、前
記枠部の四隅に円弧部を形成する制御盤用ドアの製造方
法において、前記正面部と、前記正面部の周囲の四辺に
続く前記枠部の厚み部と、前記厚み部に続くフランジ部
と、前記各フランジ部の両端部を斜めに切り取って形成
した突き合わせ部と、前記各フランジ部の縁部両端を円
弧状に外側に突出させて前記突き合わせ部とを結ぶ円弧
部とを設けたドア材料を形成し、前記厚み部を内側に折
り曲げ、更に前記フランジ部を内側に折り曲げ、前記隣
接するフランジ部の突き合わせ部を互いに突き合わせ
て、前記各フランジ部の縁部によって形成される四隅に
前記縁部と連続する円弧部を形成し、前記隣接する突き
合わせ部どうしを溶接により接合するものである。ま
た、前記ドア材料に、前記各フランジ部の縁部両端を円
弧状に外側に突出させて前記突き合わせ部と前記縁部と
を結ぶ円弧部を設ける代わりに、前記各フランジ部の縁
部両端を直線状に外側に突出させて前記突き合わせ部と
前記縁部とを結ぶ直線部を設けたものである。また、前
記ドア材料に、前記各フランジ部の縁部両端を円弧状に
外側に突出させて前記突き合わせ部と前記縁部とを結ぶ
円弧部を設ける代わりに、前記隣接するフランジ部のい
ずれか一方のフランジ部の縁部の端部を円弧状または直
線状に外側に突出させ、かつ前記突き合わせ部の外側先
端から前記縁部に垂直に外側に突出したつなぎ部とを結
ぶ円弧部または直線部を設けたものである。
【0005】
【作用】上記手段により、ドア材料を形成する時に、正
面部と一体に形成した枠部のフランジ部に円弧部を形成
しておき、ドア材料を折り曲げることによって、フラン
ジ部の縁部と連続する円弧を枠部の四隅に形成するの
で、別に円弧部を備えたコーナ部品を取りつける必要が
ない。また、フランジ部の突き合わせ部どうしを溶接す
るだけでよいので、別のコーナ部品を溶接する場合に比
べて、溶接部分の長さが短くなり、熱歪みも発生しにく
くなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1(a)は本発明の第1の実施例を示す正面
図、(b)はその側断面図である。図において、1はド
ア、2はドア1の正面部、3は正面部2の周囲に設けた
枠部、31は枠部3の厚み部、32は厚み部31から正
面部2に平行に内側に突出するフランジ部、5はフラン
ジ部32に嵌め合わされたパッキンで、制御盤本体6と
ドア1との間の密閉性を維持するようにしてある。ドア
1を形成する場合、まず、ドア材料10を薄板鋼板から
板取りするが、図2(a)に示すように、ドア材料10
には、ドア1の正面部2と、正面部2の周囲の四辺に枠
部3の厚み部31とフランジ部32とを形成しておく。
フランジ部32は正面部2の周囲の四辺で曲げたとき、
直角に交わる各二辺の隅部分のフランジ部32が重なら
ず、互いに突き合わされるようにフランジ部32の両端
部を斜めに切り取って突き合わせ部33を設ける。この
とき、フランジ部32の縁部34の両端を外側に突出さ
せ、かつ突き合わせ部33と縁部34とを結ぶ円弧部3
5を設けておく。次に、厚み部31を点線で示した折り
曲げ線Aで内側に折り曲げ、さらに、フランジ部32を
点線で示した折り曲げ線Bで内側に折り曲げ、断面がコ
の字状の額縁状の枠部3を形成する。これにより、図2
(b)に一点鎖線で示すように、隣接する二辺のフラン
ジ部32の突き合わせ部33どうしが突き合わせられる
が、同時に二辺のフランジ部32に設けた円弧部35が
隅部に連続した円弧を形成する。次に、突き合わせ部3
3どうしを溶接部7により接合し、溶接ビードの突出し
た部分をサンダー等で削って円滑にパッキンが嵌り込む
ように加工する。この状態で、フランジ部32の縁部3
4、円弧部35にパッキンを嵌め込む。
【0007】このように、ドア材料10を形成する時
に、正面部2と一体に形成した枠部3のフランジ部32
に円弧部35を形成しておき、ドア材料10を折り曲げ
ることによって、フランジ部32の縁部34と連続する
円弧を枠部3の四隅に形成するので、別に円弧部を備え
たコーナ部品を取りつける必要がない。また、隣接する
枠部3を固定するとき、フランジ部32の突き合わせ部
33どうしを溶接するだけでよいので、別のコーナ部品
を溶接する場合に比べて、溶接部分の長さが短くなり、
熱歪みも発生しにくくなる。図3(a)は第2の実施例
のドア材料10の一部を示す平面図、図3(b)はその
ドア1の隅部を示す平面図で、縁部34と突き合わせ部
33とを直線部36で結んだものである。この場合、直
線部36と縁部34とのなす角は鈍角になるのでパッキ
ン5に大きなシワが生じることはなく、加工は簡単にな
る。図4(a)は第3の実施例のドア材料10の一部を
示す平面図、図4(b)はそのドア1の隅部を示す平面
図で、円弧部35’を隣接するフランジ部32の内の一
方側に設け、かつ突き合わせ部33の外側先端から縁部
34に垂直に外側に突出したつなぎ部37を設け、つな
ぎ部37と円弧部35’とを結ぶように形成したもので
ある。この場合、円弧部35’の途中で突き合わせ部を
突き合わせて溶接することがないので、円弧部を円滑に
形成することができる。なお、この場合、円弧部35’
に代えて直線部を設けてもよい。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ド
ア材料の状態で正面部と一体の枠部を構成するフランジ
部に円弧部を設け、ドア材料を曲げ加工することによっ
て、ドアの四隅に連続した円弧部を形成するので、別部
品として円弧部を備えたコーナ部品を用いる必要がな
く、加工時間や溶接長さも短く、熱歪みも小さい制御盤
用ドアの製造方法を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す(a)正面図、
(b)側断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例のドア材料を示す
(a)平面図、(b)要部を示す平面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例のドア材料の要部を示
す(a)平面図、(b)ドアの隅部を示す平面図であ
る。
【図4】 本発明の第3の実施例のドア材料の要部を示
す(a)平面図、(b)ドアの隅部を示す平面図であ
る。
【図5】 従来例を示す(a)正面図、(b)側断面図
である。
【図6】 従来例のドア材料を示す(a)平面図、
(b)隅部を示す平面図である。
【符号の説明】 1 ドア、10 ドア材料、2 正面部、3 枠部、3
1 厚み部、32 フランジ部、33突き合わせ部、3
4 縁部、35、35’ 円弧部、36 直線部、37
つなぎ部、4 コーナ部品、5 パッキン、6 制御
盤本体、7 溶接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の正面部の周辺に枠部を備え、前
    記枠部の四隅に円弧部を形成する制御盤用ドアの製造方
    法において、前記正面部と、前記正面部の周囲の四辺に
    続く前記枠部の厚み部と、前記厚み部に続くフランジ部
    と、前記各フランジ部の両端部を斜めに切り取って形成
    した突き合わせ部と、前記各フランジ部の縁部両端を円
    弧状に外側に突出させて前記突き合わせ部とを結ぶ円弧
    部とを設けたドア材料を形成し、前記厚み部を内側に折
    り曲げ、更に前記フランジ部を内側に折り曲げ、前記隣
    接するフランジ部の突き合わせ部を互いに突き合わせ
    て、前記各フランジ部の縁部によって形成される四隅に
    前記縁部と連続する円弧部を形成し、前記隣接する突き
    合わせ部どうしを溶接により接合することを特徴とする
    制御盤用ドアの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御盤用ドアの製造方法
    において、前記ドア材料に、前記各フランジ部の縁部両
    端を円弧状に外側に突出させて前記突き合わせ部と前記
    縁部とを結ぶ円弧部を設ける代わりに、前記各フランジ
    部の縁部両端を直線状に外側に突出させて前記突き合わ
    せ部と前記縁部とを結ぶ直線部を設けた制御盤用ドアの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の制御盤用ドアの製造方法
    において、前記ドア材料に、前記各フランジ部の縁部両
    端を円弧状に外側に突出させて前記突き合わせ部と前記
    縁部とを結ぶ円弧部を設ける代わりに、前記隣接するフ
    ランジ部のいずれか一方のフランジ部の縁部の端部を円
    弧状または直線状に外側に突出させ、かつ前記突き合わ
    せ部の外側先端から前記縁部に垂直に外側に突出したつ
    なぎ部とを結ぶ円弧部または直線部を設けた制御盤用ド
    アの製造方法。
JP6281389A 1994-10-19 1994-10-19 制御盤用ドアの製造方法 Pending JPH08126132A (ja)

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