JPH08125495A - アナログ入力選択回路 - Google Patents

アナログ入力選択回路

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JPH08125495A
JPH08125495A JP6255606A JP25560694A JPH08125495A JP H08125495 A JPH08125495 A JP H08125495A JP 6255606 A JP6255606 A JP 6255606A JP 25560694 A JP25560694 A JP 25560694A JP H08125495 A JPH08125495 A JP H08125495A
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circuit
signal
input
switched capacitor
analog
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JP6255606A
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Masaki Ikeda
雅紀 池田
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチトキャパシタ回路における処理効率
を損なうことなく入力回路にパッシブフィルタを用いる
ことができるアナログ入力選択回路を提供する。 【構成】 複数の入力回路(91,92,93)からの
信号B1,B2,B3の何れかを選択してスイッチトキ
ャパシタ回路40に入力するための信号Cとして出力す
るアナログ入力選択回路(300)において、容量がス
イッチトキャパシタ回路40の入力容量と同じであり且
つその充放電周期がスイッチトキャパシタ回路のサンプ
ルホールドと同期された充放電回路310,320,3
30を備え、信号B1,B2,B3がスイッチトキャパ
シタ回路40の入力として選択されていないときには充
放電回路310,320,330の入力とされる。これ
により、信号B1等の選択切り換えが行われても入力回
路の負荷状態が変わらず、スイッチトキャパシタ回路の
入力信号が常に処理可能な状態に保たれるので、待ち時
間を設ける必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アナログ入力選択回
路に関し、特に、スイッチトキャパシタ回路の効率を損
なうことなく入力回路にパッシブフィルタを用いること
ができるアナログ入力選択回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のアナログ信号を入力する多チャン
ネルのA/D変換器等にはその前段部分の回路としてセ
レクタ回路等のアナログ入力選択回路が用いられる。こ
のアナログ入力選択回路は制御信号に応じて複数のアナ
ログ信号のうち何れかの信号を選択して後段部分のA/
D変換回路等に送出するものであり、これによって回路
規模の大きいA/D変換回路等の共用化を図っている。
ここで、A/D変換回路等を用いた演算回路の例として
特開平2−138609が知られている。これは、受け
た入力信号を高速でスイッチングするスイッチトキャパ
シタ回路でサンプルホールドしてから演算等を行うA/
D変換回路やSCF(スイッチトキャパシタフィルタ)
回路を応用したものである。このようなスイッチトキャ
パシタ回路を含む回路では、そのサンプリングクロック
により入力信号をサンプルして処理するので、(サンプ
リングクロックの整数倍)±(フィルタ等の通過帯域)
の周波数帯域の信号はそのまま通過帯域に折り返され
る。そこで、かかる折り返しノイズを防止するため、一
般に、スイッチトキャパシタ回路の前段には入力回路が
挿入され、この入力回路として、A/D変換回路やSC
F等の通過帯域より高域側を遮断するローパスフィルタ
(LPF)が用いられる。このため、スイッチトキャパ
シタ回路を用いた多チャンネルのA/D変換器は、複数
のアナログ信号のそれぞれに対応して設けられた複数の
ローパスフィルタと、各ローパスフィルタを介する複数
のアナログ信号のうちから何れかの信号を選択して出力
するセレクタと、このセレクタの出力を入力するスイッ
チトキャパシタ回路等から構成される。
【0003】図3に、従来の3チャンネルのA/D変換
器のブロック図を示す。信号発生源11からのアナログ
信号A1はLPF21で低域濾波されてアナログ信号B
1となってセレクタ回路30の入力とされ、信号発生源
12からのアナログ信号A2はLPF22で低域濾波さ
れてアナログ信号B2となってセレクタ回路30の他の
入力とされ、信号発生源13からのアナログ信号A3は
LPF23で低域濾波されてアナログ信号B3となって
セレクタ回路30のその他の入力とされる。
【0004】セレクタ回路30は、制御回路60からの
制御信号S1に応じてオンすると信号B1を信号Cとし
てスイッチトキャパシタ回路40に出力するスイッチ回
路31と、制御回路60からの制御信号S2に応じてオ
ンすると信号B2を信号Cとしてスイッチトキャパシタ
回路40に出力するスイッチ回路32と、制御回路60
からの制御信号S3に応じてオンすると信号B3を信号
Cとしてスイッチトキャパシタ回路40に出力するスイ
ッチ回路33とから構成される。そして、制御信号S
1,S2,S3が例えば4KHzで順次出力されること
に対応して、4KHzで信号B1,B2,B3を順次切
り換えながら選択して信号Cを生成し、この信号Cをス
イッチトキャパシタ回路40の入力信号とするために出
力する。
【0005】スイッチトキャパシタ回路40は、例えば
1pFのコンデンサ41を有し、制御回路60から4K
Hzよりも高周波数の例えば2MHzのクロックCKを
受け、信号Cに応じたコンデンサ41の充放電をクロッ
クCKに同期したタイミングで行う。この充放電により
信号Cをサンプルホールドして信号Dとし、信号Dを後
段のA/D変換回路50に送出する。これによって、ア
ナログ信号A1,A2,A3が、4KHzで切り換えら
れながら、順次繰り返しA/D変換される。
【0006】図4に、LPF21としてアクティブフィ
ルタ70を採用した場合について、セレクタ回路30に
よってアクティブフィルタ70を介する信号A1が選択
されているときの信号A1に係る信号経路部分を示す。
アクティブフィルタ70は、折り返しノイズを防止する
ためのものであり、そのカットオフ周波数が例えば20
KHzとされて、スイッチトキャパシタ回路40のクロ
ック周波数2MHzで−40dB程度の十分な減衰を行
う。このように、LPF21等にアクティブフィルタが
通常採用されるのは、その出力インピーダンスが小さい
からである。
【0007】すなわち、この場合、アクティブフィルタ
70から見たスイッチトキャパシタ回路40は、その容
量が1pFであってスイッチングが2MHzであること
から、これらの積に対応して等価的に抵抗Ri=500
KΩとみなされる。このためアクティブフィルタ70の
負荷状態は、セレクタ回路30における4KHzのスイ
ッチングに対応して、ハイインピーダンスと500KΩ
とで変動することとなる。これに対し、LPF21等の
出力インピーダンスが小さければ、その負荷変動が信号
B1等に与える信号レベル変動等の不所望な影響を無視
できるからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アクティブフ
ィルタ70は、アンプ等を含むことから回路規模が大き
くなるという欠点も持ち合わせている。殊に、回路のI
C化を図ったときでも、セレクタ回路30やスイッチト
キャパシタ回路40等はICに内蔵されて小型化される
が、回路規模の大きなLPFが複数のアナログ信号のそ
れぞれに個別に外付けされると、全体の回路規模は依然
として大きなままである。このため、入力回路としてア
クティブフィルタを用いるのは、IC化等による回路の
小型化には不都合なこととなる。
【0009】これに対し、入力回路としてパッシブフィ
ルタを用いるのは、アンプ等が不要で外付け回路の規模
が削減できるという利点がある一方、セレクタ回路にお
けるスイッチングによる負荷変動が信号レベルに与える
影響の排除が困難であるという欠点がある。例えば、抵
抗RfとコンデンサC80とからなるCR積分回路をロ
ーパスフィルタとして採用し、この出力側に対し抵抗R
oをコンデンサC80に並列に接続した回路80が考え
られる(図5参照)。これは、抵抗Roの接続によって
回路80の出力インピーダンスを十分に下げ、これによ
って負荷変動の影響を小さくしようとするものである。
しかし、そのためには抵抗Roが負荷抵抗Riよりも十
分に小さい必要がある一方、信号の絶対的なレベルが
(Ro/(Rf+Ro))となることから、負荷変動の
影響を小さくしようとして抵抗Roを小さくすると抵抗
Roの値に連動して信号レベルそのものが極めて小さく
なってしまうという問題がある。
【0010】また、例えば5KΩの抵抗Rfと1600
pFのコンデンサC90とで構成されるCR積分回路だ
けからなる回路90をローパスフィルタとして採用する
ことも考えられ(図6参照)、この場合には回路規模が
最も小さいという利点がある。しかし、この構成では、
セレクタ回路におけるスイッチングによる負荷変動が信
号レベルに直接影響してしまう。具体的にアナログ信号
A1の値が電圧Vである場合について説明すると、制御
信号S1がインアクティブで回路90の出力信号B1が
電圧Vの状態から(図7における時刻t0参照)、制御
信号S1がアクティブとなってスイッチ回路31がオン
すると(図7における時刻t1参照)回路90の負荷状
態がハイインピーダンスからRiに変わって信号B1が
電圧Vから(Ri/(Rf+Ri))×Vに向かって降
下する。この降下速度は抵抗RfとコンデンサC90と
の時定数τに依存して決まるが、この時定数τが8μs
であり信号B1が安定するまでの時間として5τを採用
すると、信号B1の有効な処理が行えるようになるまで
には、スイッチ回路31のオンから40μs経過を待た
なければならない(図7における時刻t2参照)。この
ため、制御信号S1がアクティブとなってからインアク
ティブとなるまで(図7における時刻t3参照)の12
5μsのうちでA/D変換等の有効な処理を行えるの
は、85μsに限られてしまうこととなる。これでは信
号処理結果の信頼性の低下等を招くことにもなりかねな
いので、各サイクルでの有効な処理時間として125μ
sを確保しようとすると、各サイクルの周期を165μ
s(40μs+125μs)としてセレクタ回路30に
おけるスイッチングの周波数を4KHzから約3KHz
に下げる必要がある。このように、この構成の場合に
は、入力回路の規模は小さくて済むが、処理効率が低く
なるという問題がある。
【0011】この発明は、上記従来技術における未解決
の課題に着目してなされたものであり、スイッチトキャ
パシタ回路における処理効率を損なうことなく入力回路
にパッシブフィルタを用いることができるアナログ入力
選択回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るアナログ入力選択回路は、複
数の入力回路からの信号の何れかを選択してスイッチト
キャパシタ回路に入力するための信号として出力するア
ナログ入力選択回路において、容量が前記スイッチトキ
ャパシタ回路の入力容量と同じであり且つその充放電周
期が前記スイッチトキャパシタ回路のサンプルホールド
と同期された充放電回路を備え、前記複数の入力回路か
らの信号のうち前記スイッチトキャパシタ回路の入力と
して選択されていない信号が前記充放電回路に入力され
るものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明に係るアナログ入力選択回
路にあっては、充放電回路を備えるが、この充放電回路
は、その容量がスイッチトキャパシタ回路の入力容量と
同じであり、しかもその充放電周期がスイッチトキャパ
シタ回路のサンプルホールドと同期されたものである。
ここで、入力側から見た回路の負荷としての等価抵抗す
なわち入力インピーダンスは容量とスイッチング周波数
との積に依存して決まることから、このような充放電回
路は、その入力インピーダンスがスイッチトキャパシタ
回路の入力インピーダンスに一致する。そして、アナロ
グ入力選択回路の選択切り換えによって入力回路からの
信号がスイッチトキャパシタ回路への入力とされていな
いときにはスイッチトキャパシタ回路と入力インピーダ
ンスの等しい充放電回路への入力とされる。
【0014】そこで、入力回路から見た負荷状態は、ア
ナログ入力選択回路により選択されているかいないかに
係わらず、一定の状態となる。このように負荷状態が変
化しないので、負荷が変動すると出力信号レベルが影響
を受けやすいパッシブフィルタを入力回路として用いた
場合であっても、入力回路の出力状態すなわちアナログ
入力選択回路を介してのスイッチトキャパシタ回路の入
力状態はいつでも安定している。そこで、スイッチトキ
ャパシタ回路における処理を入力状態の安定まで待ち合
わせるという必要がない。
【0015】したがって、スイッチトキャパシタ回路の
効率を損なうことなく入力回路にパッシブフィルタを用
いることができるアナログ入力選択回路を提供すること
ができる。
【0016】
【実施例】図1にこの発明のアナログ入力選択回路の一
実施例として、3チャンネルのA/D変換器のブロック
図を示す。この回路は、3つのアナログ信号A1,A
2,A3を発生する3つの信号発生源11,12,13
と、アナログ信号A1,A2,A3のそれぞれに対応し
て設けられ低域通過濾波を行う3組のローパスフィルタ
91,92,93(入力回路)と、各ローパスフィルタ
91,92,93を経た3つのアナログ信号B1,B
2,B3のうちから何れか1つの信号を制御回路60か
らの制御信号S1,S2,S3に応じて選択して出力す
るセレクタ回路300(アナログ入力選択回路)と、こ
のセレクタ回路300の出力信号Cを入力してこれをサ
ンプルホールドし信号Dとして出力するスイッチトキャ
パシタ回路40(スイッチトキャパシタ)と、スイッチ
トキャパシタ回路40からの信号DをA/D変換するA
/D変換回路50とから構成される。
【0017】制御回路60は、例えばシーケンサやマイ
クロプロセッサ等で構成され、クロックCKと、制御信
号S1,S2,S3と、を発生する。クロックCKは、
スイッチトキャパシタ回路40におけるサンプルホール
ドのタイミングを定める例えば2MHzのパルス信号で
あり、スイッチトキャパシタ回路40に送出される。ま
た、制御信号S1,S2,S3は、チャンネル切り換え
タイミングを制御するためのパルス信号である。例えば
4KHzの周波数で3チャンネルの切り換えを行うため
に、先ず125μsの期間は制御信号S1のみがアクテ
ィブにされ、次の125μsの期間は制御信号S2のみ
がアクティブにされ、さらに次の125μsの期間は制
御信号S3のみがアクティブとされる。そして、これが
繰り返されて、制御信号S1,S2,S3は順次アクテ
ィブとなる。この制御信号S1,S2,S3は、セレク
タ回路300に送出される。
【0018】ローパスフィルタ91は、信号発生源11
からのアナログ信号A1を受ける入力ラインに一端が接
続され他端が信号B1の出力ラインに接続された例えば
5KΩの抵抗R91と、一端が信号B1の出力ラインに
接続され他端が接地された例えば1600pFのコンデ
ンサC91とからなるパッシブフィルタである。抵抗R
91の抵抗値とコンデンサC91の容量は、スイッチト
キャパシタ回路40における周波数2MHzのスイッチ
ングによって発生する折り返しノイズを防止するため
に、フィルタとしてのカットオフ周波数が20KHzと
なるように定められている。これにより、スイッチトキ
ャパシタ回路40のクロック周波数2MHzを超える周
波数域においては−40dB以上の十分な減衰が施された
信号B1を生成する。この信号B1はセレクタ回路30
0に送出される。
【0019】ローパスフィルタ92も、同様に5KΩの
抵抗と1600pFのコンデンサとからなるパッシブフ
ィルタであり、折り返しノイズを防止するために信号発
生源12からのアナログ信号A2に対し2MHzを超え
る周波数域において十分な減衰を施して信号B2を生成
する。ローパスフィルタ93も、やはり同様の構成のパ
ッシブフィルタであり、信号発生源13からのアナログ
信号A3に対し2MHzを超える周波数域において十分
な減衰が施された信号B3を生成する。信号B2,B3
もセレクタ回路300に送出される。このように入力回
路としてのローパスフィルタ91,92,93がアンプ
等を含まないパッシブフィルタであるから、これらがI
C化の対象外となってICに外付けされた場合であって
も全体の回路規模はあまり大きくならないで済む。
【0020】セレクタ回路300は、一端が信号B1の
ラインに接続され他端が信号Cの出力ラインに接続され
制御回路60からの制御信号S1によって制御される常
開スイッチ回路31と、一端が信号B2のラインに接続
され他端が信号Cの出力ラインに接続され制御回路60
からの制御信号S2によって制御される常開スイッチ回
路32と、一端が信号B3のラインに接続され他端が信
号Cの出力ラインに接続され制御回路60からの制御信
号S3によって制御される常開スイッチ回路33と、ス
イッチ回路31と同じく信号B1を受ける充放電回路3
10と、スイッチ回路32と同じく信号B2を受ける充
放電回路330と、スイッチ回路33と同じく信号B3
を受ける充放電回路330とから構成される。
【0021】スイッチ回路31は、具体的には例えばソ
ースが信号B1のラインに接続されドレインが信号Cの
出力ラインに接続されゲートに制御信号S1を受けるエ
ンハンスメントタイプのMOSトランジスタで構成さ
れ、制御信号S1がアクティブであることに応じてオン
するとスイッチが閉状態となって信号B1を信号Cとし
てスイッチトキャパシタ回路40に出力する。一方制御
信号S1がインアクティブであるときには開状態となり
信号B1と信号Cとを切り離す。スイッチ回路32,3
3も、同様であり、それぞれ制御信号S2,S3に応じ
てオンすると信号B2,B3を信号Cとしてスイッチト
キャパシタ回路40に出力する。そこで、制御信号S
1,S2,S3が4KHzで順次アクティブとなること
に対応して、ローパスフィルタ91,92,93からの
信号B1,B2,B3を4KHzで順次切り換えながら
選択して信号Cとし、この信号Cをスイッチトキャパシ
タ回路40の入力信号とするために出力する。
【0022】スイッチトキャパシタ回路40は、ソース
が信号Cのラインに接続されゲートにクロックCKを受
けるデプレッションタイプのMOSトランジスタで構成
された常閉スイッチ回路42と、ソースがスイッチ回路
42のトランジスタのドレインに接続されドレインが接
地されゲートがクロックCKを受けるエンハンスメント
タイプのMOSトランジスタで構成された常開スイッチ
回路43と、一端がスイッチ回路42のトランジスタの
ドレインに接続された例えば容量1pFのコンデンサ4
1と、ソースがコンデンサ41の他端に接続されドレイ
ンが接地されゲートにクロックCKを受けるデプレッシ
ョンタイプのMOSトランジスタで構成された常閉スイ
ッチ回路44と、ソースがコンデンサ41の他端に接続
されドレインが信号Dの出力ラインに接続されゲートが
クロックCKを受けるエンハンスメントタイプのMOS
トランジスタで構成された常開スイッチ回路45とから
なる。
【0023】そして、2MHzのクロックCKが“L”
(ロー)のときにはスイッチ回路42,44が閉じると
ともにスイッチ回路43,45が開いて信号Cによって
コンデンサ41を充電し、クロックCKが“H”(ハ
イ)のときにはスイッチ回路42,44が開くとともに
スイッチ回路43,45が閉じてコンデンサ41に蓄え
られた電荷を放出する。これを繰り返して信号Cに応じ
たコンデンサ41の充放電をクロックCKに同期したタ
イミングで行う。この充放電により信号Cを2MHzで
サンプルホールドして信号Dとし、信号Dを後段のA/
D変換回路50に送出する。これによって、アナログ信
号A1,A2,A3が、4KHzで切り換えられなが
ら、順次繰り返しA/D変換される。なお、信号C側か
ら見たスイッチトキャパシタ回路40は、その入力容量
が1pFであってスイッチングが2MHzであることか
ら、これらの積に対応して等価的に抵抗Ri=500K
Ωとみなされる。
【0024】セレクタ回路300における充放電回路3
10は、ソースが信号B1のラインに接続されゲートが
制御信号S1を受けるデプレッションタイプのMOSト
ランジスタで構成された常閉スイッチ回路311と、ソ
ースがスイッチ回路311のトランジスタのドレインに
接続されゲートにクロックCKを受けるデプレッション
タイプのMOSトランジスタで構成された常閉スイッチ
回路312と、ソースがスイッチ回路312のトランジ
スタのドレインに接続されドレインが接地されゲートに
クロックCKを受けるエンハンスメントタイプのMOS
トランジスタで構成された常開スイッチ回路313と、
一端がスイッチ回路312のトランジスタのドレインに
接続され他端が接地されたコンデンサ314とからな
る。
【0025】ここで、スイッチ回路311は、制御信号
S1がインアクティブのときには閉状態となって信号B
1を充放電回路310に入力しスイッチ回路312を介
してコンデンサ314に送出する。一方制御信号S1が
アクティブであるときには開状態となり信号B1をコン
デンサ314等から切り離す。これにより、ローパスフ
ィルタ91からの信号B1が、スイッチトキャパシタ回
路40の入力として選択されていないときには、充放電
回路310の入力とされる。
【0026】また、コンデンサ314は、容量が1pF
であり、これはコンデンサ41の容量と同じである。そ
して、クロックCKが“L”のときにはスイッチ回路3
12が閉じスイッチ回路313が開いて信号B1によっ
てコンデンサ314が充電され、クロックCKが“H”
のときにはスイッチ回路312が開きスイッチ回路31
3が閉じてコンデンサ314に蓄えられた電荷が放出さ
れる。これを繰り返して信号B1に応じたコンデンサ3
14の充放電をクロックCKに同期したタイミングで行
う。これにより、充放電回路310の充放電周期がスイ
ッチトキャパシタ回路40のサンプルホールドと同期さ
れる。また、信号B1側から見た充放電回路310は、
その容量が1pFであってスイッチングが2MHzであ
ることから、これらの積に対応して等価的に抵抗Ri=
500KΩとみなされる。
【0027】セレクタ回路300における充放電回路3
20,330は、充放電回路310と同様の構成である
が、制御信号S1の代わりにそれぞれ制御信号S2,S
3を受ける点と、信号B1の代わりにそれぞれ信号B
2,B3を入力する点で充放電回路310と相違する。
そこで、重複説明は割愛するが、充放電回路320は、
容量がスイッチトキャパシタ回路40の入力容量と同じ
であり且つその充放電周期がスイッチトキャパシタ回路
40のサンプルホールドと同期されたものであって、ロ
ーパスフィルタ92からの信号B2がスイッチトキャパ
シタ回路40の入力として選択されていないときにはそ
の信号B3が入力されるものである。また、充放電回路
330は、容量がスイッチトキャパシタ回路40の入力
容量と同じであり且つその充放電周期がスイッチトキャ
パシタ回路40のサンプルホールドと同期されたもので
あって、ローパスフィルタ93からの信号B3がスイッ
チトキャパシタ回路40の入力として選択されていない
ときにはその信号B3が入力されるものである。さら
に、信号B2側から見た充放電回路320および信号B
3側から見た充放電回路330も、充放電回路310と
同様に等価的に抵抗Ri=500KΩとみなされる。
【0028】このような構成の回路についてその動作を
説明する。信号発生源11からのアナログ信号A1はロ
ーパスフィルタ91によって低域通過濾波されて折り返
しノイズの発生しない信号B1とされ、この信号B1は
常時セレクタ回路300に送出される。同様に信号発生
源12からのアナログ信号A2はローパスフィルタ92
を介してやはり折り返しノイズの発生しない信号B2と
され、信号発生源13からのアナログ信号A3はローパ
スフィルタ93によって折り返しノイズの発生しない信
号B3とされ、これらの信号B2,B3も常時セレクタ
回路300に送出される。
【0029】そして、3つの信号B1,B2,B3を入
力するセレクタ回路300では、先ず制御信号S1がア
クティブで制御信号S2,S3がインアクティブの12
5μsの期間には、信号B1がスイッチ回路31を介し
て信号Cとされてスイッチトキャパシタ回路40に送出
される一方、信号B2は充放電回路320に入力され、
信号B3は充放電回路330に入力される。そこで、こ
のときローパスフィルタ91,92,93の負荷は、そ
れぞれスイッチトキャパシタ回路40の500kΩ、充
放電回路320の500kΩ、充放電回路330の50
0kΩであり、何れも同じRi=500kΩである。そ
して、この期間には、アナログ信号A1がA/D変換さ
れる。
【0030】次の125μsの期間には、制御信号S2
がアクティブで制御信号S1,S3がインアクティブと
なる。そして、これに応じて信号B2がスイッチ回路3
2を介して信号Cとされてスイッチトキャパシタ回路4
0に送出される一方、信号B1は充放電回路310に入
力され、信号B3は充放電回路330に入力される。そ
こで、このときローパスフィルタ91,92,93の負
荷は、それぞれ充放電回路310の500kΩ、スイッ
チトキャパシタ回路40の500kΩ、充放電回路33
0の500kΩであり、何れも同じRi=500kΩで
ある。そして、この期間には、アナログ信号A2がA/
D変換される。
【0031】ここで、制御信号S2がインアクティブか
らアクティブに変化したときの信号B2の状態について
詳述する。この変化の前後で信号A2が電圧Vである
と、この変化の前後いずれでもローパスフィルタ92の
負荷はRi=500kΩで同じである。このように制御
信号S2が変化してもローパスフィルタ92の負荷が変
動しないので、この変化の前後いずれにおいても信号B
2は電圧(Ri/(R91+Ri))×Vで安定してい
る。また、信号A2の値が変化しているときでも信号B
2は制御信号S2の変化に係わらず信号A2の値に対し
て高周波成分を除きその(Ri/(R91+Ri))倍
で追従する。そこで、信号B2が選択されてスイッチト
キャパシタ回路40に送出される信号Cは、制御信号S
2がアクティブに変化した直後からアナログ信号A2に
正確に対応したものとなる。したがって、制御信号S2
がアクティブになったときの125μsの期間につい
て、信号B2の安定を待つための期間を設ける必要はな
く、全期間で信号B2すなわちアナログ信号A2の有効
な処理を行うことができる。
【0032】さらに次の125μsの期間には、制御信
号S3がアクティブで制御信号S1,S2がインアクテ
ィブとなる。そして、これに応じて信号B3がスイッチ
回路33を介して信号Cとされてスイッチトキャパシタ
回路40に送出される一方、信号B1は充放電回路31
0に入力され、信号B2は充放電回路320に入力され
る。そして、このときは、ローパスフィルタ91,9
2,93の負荷はRi=500kΩで同じであり、アナ
ログ信号A3がA/D変換される。また、信号B2につ
いて上述したのと同様に、このときの信号B3の状態は
制御信号S3の変化に係わらずアナログ信号A3に正確
に対応したものとなる。したがって、この125μsの
期間についても、信号B3の安定を待つための期間を設
ける必要はなく、全期間で信号B3すなわちアナログ信
号A3の有効な処理を行うことができる。
【0033】以後、125μsごとに切り換えられなが
らその全期間で同様にしてアナログ信号A1,A2,A
3が順次A/D変換される。この結果、セレクタ回路3
00におけるスイッチングの周波数が4KHzに維持さ
れる。すなわち、入力回路として回路規模の小さいパッ
シブフィルタを用いても、入力回路としてアクティブフ
ィルタを用いたときと同じ処理効率を確保することがで
きる。
【0034】図2にこの発明のアナログ入力選択回路の
他の実施例として、2チャンネルのA/D変換器のブロ
ック図を示す。この回路は、基本的には、上述の実施例
における3チャンネルのA/D変換器からアナログ信号
A3に関する回路を除去したものである。そこで、再度
の説明は割愛するが、2チャンネルであることからセレ
クタ回路3000の入力が信号B1,B2に限られこれ
らが交互に選択されることを利用して充放電回路の節約
を図っている点は相違するのでこれを説明する。
【0035】すなわち、セレクタ回路3000における
充放電回路3100は、ソースが信号B1のラインに接
続されゲートが制御信号S1を受けるデプレッションタ
イプのMOSトランジスタで構成された常閉スイッチ回
路311と、ソースがスイッチ回路311のトランジス
タのドレインに接続されゲートにクロックCKを受ける
デプレッションタイプのMOSトランジスタで構成され
た常閉スイッチ回路312と、ソースがスイッチ回路3
12のトランジスタのドレインに接続されドレインが接
地されゲートにクロックCKを受けるエンハンスメント
タイプのMOSトランジスタで構成された常開スイッチ
回路313と、一端がスイッチ回路312のトランジス
タのドレインに接続され他端が接地されたコンデンサ3
14とを有する。これらからなる部分は上述した充放電
回路310と同じ構成でありほぼ同様に動作する。ただ
し、充放電回路3100は、これだけでなく、さらにソ
ースが信号B2のラインに接続されドレインがスイッチ
回路312のトランジスタのソースに接続されゲートが
制御信号S1を受けるエンハンスメントタイプのMOS
トランジスタで構成された常開スイッチ回路3201を
も有する。なお、上述のセレクタ回路300においては
制御信号S2を受けるためエンハンスメントタイプのM
OSトランジスタで構成されていた常開スイッチ回路3
2は、このセレクタ回路3000においては制御信号S
2 の反転信号でもある制御信号S1を受けるためデプレ
ッションタイプのMOSトランジスタで構成された常閉
スイッチ回路3002で置換されている。
【0036】これにより、制御信号S1がアクティブの
ときには信号B1がスイッチトキャパシタ回路40の入
力として選択される一方で信号B2が充放電回路310
0に入力され、逆に制御信号S1がインアクティブのと
きには信号B2がスイッチトキャパシタ回路40の入力
として選択される一方で信号B1が充放電回路3100
に入力される。したがって、充放電回路3100は、信
号B1のための充放電回路として機能するとともに信号
B2のための充放電回路としても機能する。
【0037】なお、これらの実施例においては充放電回
路310等がセレクタ回路300等の中に設けられてい
るが、このような必要は必ずしもなく、充放電回路31
0等はセレクタ回路300等に含まれず入力回路91等
とセレクタ回路300等との間に追加されたものとして
もよい。さらに、セレクタ回路は2入力,3入力のもの
に限られず4以上の入力があっても同様にして本発明は
適用可能である。
【0038】また、スイッチ回路311等は、MOSト
ランジスタに限られるものではなく、バイポーラトラン
ジスタその他の素子や回路等によって構成してもよい。
さらに、本実施例におけるA/D変換回路はスイッチト
キャパシタを前段回路とする回路の一例に過ぎず、受け
た入力信号を高速でスイッチングするスイッチトキャパ
シタ回路でサンプルホールドしてから演算等を行う回路
であればよい。例えばスイッチトキャパシタ回路を有す
るD/A変換回路やSCF(スイッチトキャパシタフィ
ルタ)回路等に対しても、この発明は好適である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るアナログ入力選択回路にあっては、等価抵抗値がス
イッチトキャパシタ回路に一致する充放電回路を備え、
入力回路の選択切り換えが行われても入力回路の負荷状
態が変わらないようにしている。これにより、スイッチ
トキャパシタ回路の入力信号が、常に処理可能な状態に
保たれる。
【0040】したがって、スイッチトキャパシタ回路の
効率を損なうことなく入力回路にパッシブフィルタを用
いることができるアナログ入力選択回路を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のアナログ入力選択回路の一実施例
としての3チャンネルのA/D変換器のブロック図であ
る。
【図2】 この発明のアナログ入力選択回路の他の実施
例としての2チャンネルのA/D変換器のブロック図で
ある。
【図3】 従来の3チャンネルのA/D変換器のブロッ
ク図である。
【図4】 その入力回路としてアクティブフィルタを用
いたときのブロック図である。
【図5】 入力回路としてパッシブフィルタを用いたと
きのブロック図である。
【図6】 入力回路として他のパッシブフィルタを用い
たときのブロック図である。
【図7】 その動作説明のための信号波形図である。
【符号の説明】
11,12,13 信号発生源 21,22,23 ローパスフィルタ 30 セレクタ回路 31,32,33 スイッチ回路 40 スイッチトキャパシタ回路 41 コンデンサ 42,43,44,45 スイッチ回路 50 A/D変換回路 60 制御回路 70 アクティブフィルタ 80,90 ローパスフィルタ 91,92,93 ローパスフィルタ 300 セレクタ回路 310,320,330 充放電回路 311,312,313 スイッチ回路 314 コンデンサ 3000 セレクタ回路 3100 充放電回路 3002,3201 スイッチ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力回路からの信号の何れかを選択
    してスイッチトキャパシタ回路に入力するための信号と
    して出力するアナログ入力選択回路において、容量が前
    記スイッチトキャパシタ回路の入力容量と同じであり且
    つその充放電周期が前記スイッチトキャパシタ回路のサ
    ンプルホールドと同期された充放電回路を備え、前記複
    数の入力回路からの信号のうち前記スイッチトキャパシ
    タ回路の入力として選択されていない信号が前記充放電
    回路に入力されることを特徴とするアナログ入力選択回
    路。
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