JP2012511281A - 受動無線受信機 - Google Patents

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Abstract

入力信号を受信しその入力信号を受動的に処理して出力信号を発生する受動無線受信機。この受動受信機の実施例は入力回路、ダイナミックスイッチング回路、スイッチ信号発生器を含む。この入力回路は入力信号を受信して第1の出力信号を発生するように構成される。入力回路はその入力信号に条件付けするように構成された受動ネットワークを含む。このダイナミックスイッチング回路は第1の出力信号に対して周波数変換を行なうように構成される。スイッチ信号発生器は、周波数制御回路によって制御され安定化されるサンプリング周波数でダイナミックスイッチング回路を活性化及び非活性化するようにダイナミックスイッチング回路を駆動するように構成される。
【選択図】図2

Description

受信機システムは一般的には入力を受信し、入力信号の各種の処理をすることによって1又はそれ以上の出力を発生する。異なる受信機システムの設計によって受信機システムの特定の応用毎にその能力特性を変化することになる。
能力の特性の例としては周波数の選択性、受信機システムの電力消費、雑音指数、1デシベルの圧縮点(PidB)3次の中継点(IP3)、ダイナミックレンジ及び受信機システム内における信号の欠落に対することをなくすことを含む。
従来の受信機システムは入力信号の増幅と周波数変換を行い一方では利用可能な電源特にRF(無線)信号路において早期に現れる部材(例えばアンテナに最も近いもの)からの相当量のエネルギーを消費し、このような受信機はアンテナによって与えられる入力信号の増幅及びまたは周波数の変換を行なう、RF信号に設けられた、例えば低雑音増幅器(LNA)及びまたは電流を流すためのミキサーのような能動部材を用いる。これらの能動部材のクリティカルな能力、例えば雑音指数(NF)及び線形性(PidB)およびまたは(IP3)によってよく特定される計測は、能動部材の電力消費に依存して基本的な制限を有し、バイアス電流及びまたは利用可能な電圧のヘッドルームを増加することによって改善される。これらの電力消費効率のトレードオフによって高能力が望まれるときは高電流消費となり、或いは同様に低電力が望まれる時には低能力となる。
これに対して受動部材(インダクタ、キャパシタ、抵抗及びスイッチ)は高度かつ固有の線形性を持ち殆どあるいは全く電力を消費しない。いくつかの受動ネットワーク例えば高クオリティファクタ(線質係数)部材で構成されたLC共振器は、これは低損失したがって低雑音指数で相当な電圧利得を達成する。それに加えて高い線形でかつ低雑音の周波数変換が受動スイッチ及びキャパシタ(例えば受動ミキサー)を使って達成できる。受動ミキサは信号路が受動のままであり最小の電力はその構成部材であるスイッチを活性化または非活性化することに消費される。さらに、プロセス技術の進展によって活性化または非活性化するためにより少ないエネルギーを必要とする低抵抗スイッチがもたらせれて、受動ミキサにおける電力/能力のトレードオフを改善している。従って受動回路は、受信機のフロントエンドにおいて著しい低電力消費を行うことができるという点で従来の能動部材と等価の機能を達成することができる。
実質的に受動的なRF受信機信号路を使う公知のワイヤレストランシーバーはIEEEジャーナルof Solid−State Circuits2006年12月Vol.4号のNo.12、“Low−Power2.4GHz Transceiver With Passive RX Frount−End and 400−mV Supply”、Ben W.Cook er alにおいて、それらの著者達によって開示されている。この文献は外部アンテナによって駆動されベースバンドへの周波数変換を与える受動スイッチングミキサーがその後直ぐに接続される受動電圧利得ネットワークを含む基本的な受信機を開示する。この受信機は信号増幅と周波数変換を与えたものであり一方では大変低い電力消費であった。この意図された用途における緩やかな性能要求のために、開示された受信機は大変低い電源電圧において電力消費とサポート動作とを最小にするように考えられていた。この結果としてこの文献で指摘されているように、健全さと性能は意図された用途に対しては必須なものではなく、一方では複雑さと電力消費とを最小にすることがその文献の重要な点であった。
その文献中に開示された受動電圧利得ネットワークは、その固定の中心周波数と固定電圧利得とを有していた。利得制御がなかったので、広い範囲の入力信号に対して、これは無線データの用途にとって一般に必要とされているのであるが、受信機がこれに対応することができるようになることを阻止していた。この公表された文献においては、受動スイッチングミキサは自由走行の電圧制御発振器(VCO)によって直接的に駆動されていた。従って受信機のサンプリング周波数は十分に定義されていないし、或いは安定化していなかった。そしてその受信機は異なったRF通信チャンネルから信号を自動的に同調し受信することができなかった。第2に、VCOとミキサの間に分離がなかったので、ミキサのサンプリング周波数はRF(無線)入力信号のカップリングのための引き込みによって劣化する可能性があった。さらにミキサを駆動するVCOのサイン波形は駆動位相間でオーバーラップしてないという要求の基でカップリングされ、そして受信機によって達成される線形性と雑音性能を損なっていた。最後に、この文献の中に用いられている受動スイッチングミキサは0dBよりも大きい電圧利得を得ることができず、従って全体的なRF利得を制限しこれによって所定の電力の予算に対しての達成できる可能性を減じていた。
多くの用途はできるだけ少ないエネルギーを消費する受信機システムを望む。例えばハンドヘルドの無線データ装置は一般に長いバッテリー寿命を望み、それでいながら所定の無線通信基準と一致する適切な性能を維持しなければならない。それらの用途において、性能仕様を満たし電流の消費型の能動部材によりむしろ、そして低電力回路を使って信号増幅と周波数の変換を提供することが望まれる。
受動無線受信機の実施形態のブロック図である。 受動無線受信機に含まれる入力回路の実施形態である。 受動無線受信機に含まれるスイッチ信号の発生器の実施形態である。 スイッチ信号発生器に含まれるフェーズロックドループの実施形態である。 スイッチ信号発生器に含まれる分離と波形整形とを行う回路のいくつかの実施形態である。 スイッチ信号発生器に含まれる分離と波形整形とを行う回路のいくつかの実施形態である。 スイッチ信号発生器に含まれる分離と波形整形とを行う回路のいくつかの実施形態である。 スイッチ信号発生器に含まれる分離と波形整形とを行う回路のいくつかの実施形態である。 スイッチ信号発生器に含まれる分離と波形整形とを行う回路のいくつかの実施形態である。 受信された無線信号を処理するための例示的な方法のフローチャートである。 受動無線受信機に含まれる入力回路のいくつかの実施形態である。 受動無線受信機に含まれる入力回路のいくつかの実施形態である。 受動無線受信機に含まれる入力回路のいくつかの実施形態である。 受動無線受信機に含まれる入力回路のいくつかの実施形態である。 受動無線受信機に含まれる入力回路のいくつかの実施形態である。 受動無線受信機に含まれる入力回路のいくつかの実施形態である。 受動無線受信機に含まれる入力回路のいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 ダイナミックスイッチング回路とそのダイナミックスイッチング回路を駆動する関連したクロップ波形とのいくつかの実施形態である。 CMOS集積回路内の集積が可能である受動無線受信機の実施形態である。
明細書を通して同じ参照番号は同じ構成要素を示すために使われる。
図1は受動無線受信機100の実施形態のブブロック図を示す。受動無線受信機100はアンテナ102からの入力信号を受信し、1乃至それ以上の信号を発生する。これは信号処理を入力信号に対して行うこと、第2の周波数に周波数変換を行うこと、及びアンテナ入力から出力信号端子への受動信号路を使うことによって行われる。受動無線受信機100の典型的な実施形態は受動電圧増幅及び極めてより低い周波数(例えばペースバンドにダウンコンバージョンして)を達成する。受動無線受信機100の出力周波数は入力信号周波数と、内部的に発生された以下に述べられるスイッチング信号の周波数の関数である。受動無線受信機100の出力信号は例えば従来のアナログベースバンド回路のような追加の信号処理を行う他の部材へと伝達されても良い。受動無線受信機100に含まれている部材は出力信号へ電力を加えるものではない。その代わりこの出力信号に含まれる電力はアンテナによって受信される入力信号電力から実質的に構成される。
入力信号はアンテナ102によって受信され、これは周囲の電磁気信号を捕らえる受動部材である。これらの周囲の電磁気信号は典型的には背景雑音及び他の受信号と同様に今関心のある信号も含む。アンテナ102は広帯域アンテナ或いは狭帯域アンテナであってよく、また一つで終了しているもの或いは差分となっているものでもよく、そしてインピーダンス値を持っているものでも良い。アンテナ102に対する典型的なインピーダンス値は50オームである。アンテナ102で受信される入力信号は入力回路104に加えられる。
受動無線受信機100は入力回路104及びダイナミックスイッチング回路106を使って入力信号上に各種のアナログ処理動作を行なうことによって1またはそれ以上のアナログ出力信号を発生する。入力回路104は入力がアンテナ102に接続され、出力はダイナミックスイッチング回路106によってサンプリングされる受動電気回路である。以下により詳細に述べるように、入力回路104はLC回路または電気機械回路のような共振回路を含んでいる。入力回路104は入力信号を条件付をするが、これは電圧利得、インピーダンスマッチング及びフルタリングをダイナミックスイッチング回路106によって周波数変換が行なわれる前に行なわれる。
ダイナミックスイッチング回路106はそこを受動無線受信機100の出力信号を与える受動スイッチングアナログ回路である。ダイナミックスイッチング回路106は以下に述べられるスイッチ信号発生器108によって与えられるサンプリング周波数に基づいて入力回路104の出力信号上に周波数変換を行なう。以下により詳細に述べるようにダイナミックスイッチング回路106はフィルタリング、信号合成、デシメーションのような追加的なアナログ処理を行なってもよい。ダイナミックスイッチング回路106は1あるいはそれ以上のスイッチ及びまたはキャパシタを使って入力回路104の出力信号をサンプリングする。
スイッチ信号発生器106,108は一またはそれ以上の駆動信号を形成してダイナミックスイッチング回路106へ伝送するように接続される。駆動信号はダイナミックスイッチング回路106のスイッチを活性化または非活性化する。従ってスイッチ信号発生器106の出力はダイナミックスイッチング回路106のサンプリング周波数を決定する。スイッチング信号発生器108はまた波形整形、分離及び自動周波数同調動作をまた行なう。波形整形は振幅や高調波の内容を及び各位相間のオーバーラップの程度のようなスイッチ信号波形特性の変形を行なう。受動周波数同調動作は安定したサンプリング周波数を与え、これによって受動無線受信機100を適切な通信チャネルへと同調する。分離はアンテナ102または他の干渉源から受信される信号によって、受動無線受信機100のサンプリング周波数が影響をされないようにする。
受動無線受信機100の特定の実施形態において入力信号は出力信号よりもかなり高い周波数を有する。この実施形態においてダインミックスイッチング回路106はRF(無線周波数)通信チャンネルにおける入力信号に対してより低い周波数(例えばベースバンド)への周波数変換を行なう。他の実施形態において入力信号と出力信号はお互いに関係する周波数を有する。
図2は受動無線受信機100に含まれている入力回路104の実施形態を示す。入力回路104は大きな到来信号(所望の信号及び干渉信号の両方を含む)を処理するための能力と同様に周波数の選択性をも有する。利得制御は入力回路104によって与えられ、受動無線受信機100のダイナミックレンジに影響を与える。受動無線受信機100の能力を改善して到来信号の電力レベルを広い範囲に亘って許容するために、受信機は信号路にそって1またはそれ以上の場所でその利得を自動的に調整する能力を有する。
入力回路104はアンテナ102からの入力信号を受信する受動電圧利得ネットワーク202を有する。受動電圧利得ネットワーク202は出力信号(“IC出力”とラベルされている)を発生し、これは図1に示されているダイナミックなスイッチ回路106へと通信される。加えて出力信号は信号強度測定システム210に通信される。信号測定システム208はネットワークの中心周波数(例えば共振周波数)を測定し、周波数コントロール206へ通信される周波数制御信号を発生する。そしてその周波数制御206は受動電圧利得ネットワーク202の周波数応答を制御する。周波数制御信号は受動電圧利得ネットワーク202に対して必要に応じてその中心周波数を調整するように与える。特定の実施形態において、周波数測定システム208と周波数制御206はより改善された性能を行なうために受動電圧利得ネットワーク202の中心周波数を調整する。
信号強度特定システム210は出力信号の振幅及びまたは電力レベルを測定し、利得制御204へ通信される利得制御信号を発生する。これは受動電圧利得ネットワーク202と関連する利得を制御する。この利得制御信号は、電圧利得ネットワーク202に対して必要に応じて、その利得を調整させる。この特定の実施形態においては受動電圧利得ネットワーク202は正または0または負(のdB)の電圧利得をある状況で得ることができる。
図2に示された測定及び制御部材(例えば204,206,208及び210)は連続的にあるいは簡潔的に活性化される。加えて周波数及び利得は連続アナログ態様でまたはディスクリート(離散)状の態様で調整され得る。受動電圧利得ネットワーク202のを除いて、これは受動部材によって実装されているのだが、図2に示される部材は受動及びまたは能動電子部材を使って実装される。
図2には示されていないが一つまたはそれ以上の任意の受動部材は受動電圧利得ネットワーク202が入力信号が受信する前に入力信号を処理する。これらの任意の部材は例えば1またはそれ以上のインターフェースネットワーク及び1またはそれ以上の受動信号フィルタを含む。インターフェースネットワークはバルン(balun)変圧器及びマッチングネットワークを含む。受動信号フィルターはセラミックフィルターと表面弾性波(SAW)フィルターを含む。
図3は受動無線受信機100に含まれるスイッチ信号発生器108の実施形態を示す。スイッチ信号発生器108はダイナミックスイッチング回路106においてスイッチを活性化または非活性化するスイッチング信号(SSG)出力とラベルされる。スイッチング信号の周波数は可変発振器304の出力から取り出される。可変発振器304の周波数は全システムの適当な動作を与えるように制御されて安定化される。必要な周波数制御と安定化を達成するために自動周波数合成器302は可変発振器304の動作を改善する。この周波数制御及び安定化なしには可変発振器304の周波数は時間、温度、製造上のバラツキ及び望まれない干渉信号のような要因に応答して固有周波数の精度と安定度に従うことになる。自動周波数シンセサイザー302はこのような自動周波数シンセサイザーが無かった場合に可変発振動作が行なうよりもより多くの大きな精度と安定度をもった可変発振器304の出力周波数およびまたは位相を制御することができる。自動周波数シンセサイザー302は可変発振器304における撹乱要因によって生じる周波数及び位相のエラーに対して修正を自動的に行なう。特定の実施形態において自動周波数シンセサイザー302は1またはそれ以上の制御信号に基づいて新しい信号へ自動的に同調することができる。
スイッチ信号発生器108はまた、分離モジュール306と波形整形モジュール308を含む。分離モジュール306は可変発振器304をスイッチング信号および受動電圧利得ネットワーク202の出力に存在する信号のような他の欲しない信号及び、波形整形モジュール308のスイッチング動作から生じる電源の撹乱のような他の雑音源とから可変発振器304を分離する。波形整形モジュール308は波形の振幅、高調波の内容及び位相間の重複の程度のようなスイッチング信号に関連した波形を整形する。分離モジュール306及び波形整形モジュール308の実装について詳細な説明が以下に述べられる。
図4はスイッチ信号発生器108に含まれる位相ロックドループの実施形態である。図4に示される部材は、図3について上に述べられた自動周波数シンセサイザー及び可変発振器304の機能を実装したものである。位相/周波数検出器402は(Frefとラベルされた)基準周波数信号と周波数分割器408からのフィードバック信号を受信する。Fref信号は典型的には高精度で安定的な固定周波数基準信号、例えば水晶共振発信器からの基準信号から取得される。動作について説明すると位相/周波数検出器402は位相検出及びまたは周波数検出を行なう。位相/周波数検出器402の出力は発振制御信号を発生するループフィルター404へ与えられる。発振器制御信号は発振器出力信号(Foutとラベルされている)を発生する可変周波数発振器406によって受信される。発振器出力信号はまた周波数分割器408へ加えられてN分割動作が行われる。周波数分割器408の出力は位相/周波数検出器402の入力へ加えられる。
図4の実施形態において、安定的に動作しているとき、発振器出力信号(Fout)はFout=NFrefとして定義される。Frefは基準周波数信号である。周波数分割器408は整数または分数として実装される良く知られたプログラム可能な周波数モジュラス(剰余数)Nを与える。出力信号Foutの周波数は周波数分割器408で使われるNの値を変えることによって制御される。
図4は自動周波数シンセサイザーの特定の実装例である。自動周波数シンセサイザーの他の実装例は遅延ロックドループ構成または周波数ロックドループ構成を含む。
図5Aないし図5Eはスイッチ信号発生器に含まれる分離と波形整形を行なう回路のいくつかの実施形態である。図5Aは分離を行なう一例のバッファ502を図示する。バッファ502は発振器出力信号を受信しスイッチング信号(SSG出力とラベルされている)を発生する。バッファ502は以下の1またはそれ以上の機能を行なうことができる。すなわち信号分離、信号バッファリング、信号シールディング及び電源/接地の分離、バイパス及びディカップリングである。
図5Bは任意のバッファリングを伴って波形の整形を行なうシステムの実施形態である。波形整形モジュール504は発振器出力信号を受け取ってスイッチング信号を発生する(SSG Output)。一つまたはそれ以上の任意の.バッファ506、508は波形整形モジュールの504の入力及びまたは出力へ接続される。波形整形モジュール504は信号振幅、信号波形整形、位相特性及びタイミング特性のような出力信号の各種の特性の条件付けをすることができる。これに加えて波形整形モジュール504は以下の1またはそれ以上を行なうことができる。すなわち信号分離、信号バッファリング、信号シールディング及びまたは電源接地分離、バイパスイングまたはデカップリングを行なう。
図5Cは任意の波形整形及び任意のバッファリングを伴って周波数分離を行なうシステムの実施形態を示す。周波数分離器510は発振器出力信号を受け取ってスイッチング信号(SSG Output)を発生する。任意の波形整形モジュール512はさらにSSG Outputを変形する。加えて1またはそれ以上の任意のバッファ514,516及び518は周波数分離器510の入力または出力に接続される。周波数分離器510は周波数の分離を行なってその結果として可変発振器及びダイナミックスイッチング回路は異なった周波数で動作しこれによって可変発振器とダイナミックスイッチング回路との間の分離を改善する。
周波数分離器510は周波数分割器、周波数ミキサまたは周波数分割器及び周波数ミキサの組み合わせとして実装される。周波数分離器510は任意の波形整形モジュール512及び1またはそれ以上のバッファ(例えば514,516及び518)と共に使われるとき、システムはさらに信号分離を改善し、所望の信号の振幅、信号波形整形並びに信号周波数、位相及び時間特性の制御を行う。
図5Dは自動周波数同調、波形整形並びに周波数分離及びバッファリングを介する分離を行う完全なスイッチ信号発生器の特定の実装である。図5Dの実施形態は位相/周波数検出器520、電荷ポンプ522、可変発振器524、可変周波数分割器526、シグマデル変調器528を含む。まとめて言えば部材520,522,524、526及び528は自動周波数同調を実装する位相ロックドループを表す。
バッファ530は可変発振器524の出力信号を受信し可変発振器とスイッチ信号発生器の出力との間の分離を行う。固定周波数分割器532は可変発振器524の出力周波数を分割しさらなる分離を行い、そして図5Eのタイミング図に示されるように四分の一位相(四相)の関係で4つの出力信号を生じる。論理ゲート534、536、538及び540は固定周波数分割器532の四つの四分の一(四相)出力を受信する波形整形回路を構成し四分の一位相(四相)関係を有する四つのオーバーラップしないパルスを発生する。以下に述べられるように多くの受動ダイナミックスイッチングネットワークはオーバーラップしない位相を使ってより改善された性能を達成する。
図6は受信された無線信号を処理するための例示的な方法600のフローチャートを示す。最初は、無線信号がアンテナ(ブロック602)によって受信される。入力回路は無線信号を受信し、受信した信号(ブロック604)の条件付けをする。入力回路は受信された信号(ブロック606)に基づいて第一の出力信号を発生する。スイッチ信号発生器はサンプリング周波数(ブロック608)においてダイナミックスイッチング回路における1またはそれ以上のスイッチを制御する1またはそれ以上の制御信号を発生する。ダイナミックスイッチング回路は第2の出力信号(ブロック610)を発生するために第1の出力信号に対して周波数変換を行う。第2の出力信号はそれからその出力信号を利用する他のシステムまたは部材へ通信される。
図7Aないし図7Gは受動無線受信機に含まれる入力回路のいくつかの実施形態を示す。これらの入力回路は図1に示されている入力回路104の例である。以下に述べられるように例示の入力回路は各種の属性、例えば入/出力(例えば単一端子または差動)の性質、周波数の選択性(例えば広帯域に、共振に同調されたものに、または共振していないものに同調されていた)そして達成される受動的な電圧利得によって特徴付けられる。
図7Aは差分のタップ付けられたキャパシタ共振回路702の実施形態である。回路702は差動入力(Vin)及び差動出力(Vout)を有し、それは同調された共振器であって相当の受動電圧利得を得ることができる。回路702の中心周波数(f)はインダクタ及びキャパシタC1及びC2の直列接続によって決定される。中心周波数(f)は以下の式で与えられる。
特定の周波数にとって、回路702の利得及び回路のクオリティーファクター(Q)はCに対するCの相対サイズを増加することによって増加される。電圧利得(A)出力インピーダンス(R)及び回路702の雑音指数(F)を計算するために、共振器の損失及び入力源のインピーダンスを取り込んだ回路モデルが用いられる。例示としての回路モデルは図7Bに例示される。回路702の典型的な実施形態としては回路における主たる損失源は入力電源の抵抗(R)及びインダクタ(R)の直列抵抗である。他の実施形態においては、キャパシタにおける固有の損失は同様に大きいものであるかも知れない。以下の式を簡単にすれば等価キャパシタのクオリティファクタ(Q)は電源抵抗(R)によってもたらされる損失を含むものとして定義され、ここでωはラジアン周波数である。Qの値は以下の式で計算される。
回路702の出力インピーダンスは共振時においては実数であり(例えば虚数成分がない)その振幅は以下の式で与えられる。
回路702の電圧利得(A)は周波数の関数であり、ネットワークの中心周波数で最大となる。
中心周波数に於ける回路702の雑音指数は以下の式で与えられる。
従って雑音指数はより高いインダクタのクオリティファクタによって改善される。同様に電圧利得にとってはより高いインダクタのクオリティファクタと同様により高いインダクタンスの値をとることが望ましい。以下に説明される他の共振LCネットワークは同様にインダクタンスとクオリティファクタに基づいてるという特徴を有する。回路702は集積回路(IC)にまたは他の部材に組み込まれる。回路702は広帯域の周波数と電圧利得に亘って同調が行われる。回路702の他の実施形態は差動の入力/出力の変わりに単一端子の入力/出力を与えまたは単一端子を差動へ変換をしてもよい。
図7CはLCトラップを有する共振piネットワークとして参照される回路704の実施形態である。回路704は単一端子の入力(Vin)と単一端子の出力(Vout)を有し、同調される共振器であって相当の電圧利得を得ることができる。回路704の“piネットワーク”部分はインダクタLとキャパシタC、Cを含む。回路704の“LCトラップ”部分はインダクタLとキャパシタCを含む。そのLCトラップはその通過帯域よりもより高い周波数、そしてしばしば通過帯域の高調波に典型的に位置する鋭い帯域阻止フィルタとして機能する。LCトラップによって与えられる阻止帯域はLとCの直列共振周波数で中心値となる。他の実施形態として多数のLCトラップがその回路の入力に亘って接続してもよい。
回路の直列共振はその通過帯域よりもより高い周波数である場合でそのときその周波数が通過帯域の内側であるときは、LCトラップはCと並列に加わりその通過帯域の中心周波数に影響する容量性イーピーダンスを与える。回路704は広範囲の周波数と電圧利得に亘って同調することができて、LCトラップの共振周波数の近辺で通過阻止を増加させる。
図7Dは広帯域バルン(balun)ステップアップ変圧器として参照される回路706の実施形態である。回路706は単一端子の入力(Vin)と差動出力(Vout)を有する。その回路は同調されているものではなく、広帯域のものであり、そして相当量の電圧利得を与えるように構成されている。回路706の電圧利得は変圧器708と関連してn対1の比率によって決められている。回路706は特に、差動出力が望まれるときに広帯域の用途において特に優良である。回路706はそれだけで使われるかあるいは図7Aに示されるようにな回路702のような差動入力受動回路と組み合わせて使用される。
図7Eはタップがついたキャパシタの電気機械式共振器として参照される回路710の実施形態を示す。回路710は単一端子の入力(Vin)と単一端子の出力(Vout)を有し、同調された共振器であり、かなりの電圧利得を得ることができる。回路710は2つの共振モードすなわち直列共振モードと並列共振モードを有する。回路710の通過帯域は、回路の並列共振モードで中心値を持ち、ここでは電圧利得が達成される。並列共振は直列共振よりもやや高い周波数である。直列共振はL、Cの値によって決定され、並列共振はL、C、Cの値によって決定される。回路710は電気機械共振器712を有する。キャパシタC,Cは通過帯域内でネットワークの電圧利得を同調するために調整することができて、そして共振周波数の精密なトリミングを行なっても良い。回路710は狭帯域または固定の周波数の用途において特に有効である。これはその周波数が広い範囲ではない形で同調可能であり、これは狭い安定した通過帯域を有し、これは阻止帯域において急峻な阻止帯域を有する。
広い範囲での同調ができるような入力回路を使った場合には、例えば図7A及び図7Bに示したようなものであるが、最適の性能を得るために通過帯域の中心周波数を検出し調整することが望ましい。図7Fに示される第1の実施形態においては、中心周波数は、入力回路における発振を生じそしてクロック信号(CLK)によって与えられる期間のような所定の基準時間に亘って生じるこの発振のサイクル数をカウントすることによって決定される。その中央周波数はそれから回路におけるスイッチされたキャパシタをエネーブリングまたはディスエーブリングすることによって、基準期間に対して所望のサイクルカウントが得られるまで、調整される。この発振を生成すること、その検出及びその周波数の調整は間欠的及びオフラインの調整として例えば受信器がデータを受信していないような場合のとき、典型的には行なわれる。この調整の間、発振器の活性化コアはその発振を自然の共振の状態において生じるように共振受動ネットワークに亘って接続される。カウンタ722は発振器の周波数に比例してそのデジタル出力を増加する。周波数調整の有限状態マシン724はこのクロック信号(CLK)の公知の周波数から得られる時間間隔でそのカウント値を繰り返し比較し、そしてそれが利用可能な周波数に収束するまで同調可能なキャパシタ726,728を調整するようなそのような調整アルゴリズムを走らせる。
図7Gは図2の信号強度計測システム210と利得制御204部材の実施形態を示す。それらの目的は出力信号電圧レベルが線形要求によって設定される所定の閾値以下に留まるようにその受動電圧利得を制御することである。出力信号のピーク電圧レベルを検出することは受信動作の始まりのように短い間の間欠的な調整として、典型的には行なわれる。ピーク電圧レベルはRFピーク検出器730を使って測定されそして活性化電圧比較器732を使って測定され所望の最大電圧と比較される。受動受信機ネットワークの利得はそして出力における信号の振幅レベルはそれから受動共振ネットワークに亘って接続される抵抗734を変化させることによって調整される。その電圧利得を有効に減少させる受動ネットワークにおける損失はその抵抗率を減少させることによって増加させる。振幅制御有限状態マシン736はそれが受容可能なピーク電圧レベルへと収束するまで電圧比較器出力に基づいて抵抗率を繰り返し調整する調整アルゴリズムを走らせる。図7Gに示された共振ネットワークの電圧利得は、利得同調のこの方法がネットワークの中心周波数における変動を生じるのだが、CからCへと相対サイズを変化させることによって調整可能である。
図8Aから図10Bはダイナミックスイッチング回路とそれに関連したサンプリングクロック波形との幾つかの実施形態である。そしてダイナミックスイッチング回路の機能はそれが入力回路から受け取る信号の周波数変換版であるような出力信号を発生することである。ダイナミックスイッチング回路はデシメーション、電圧利得、離散的または連続の時間のアナログフィルタのような他の信号処理機能を提供する。ダイナミックスイッチング回路は一つまたはそれ以上のスイッチ及びまたはキャパシタ(これは暗示的及び明示的なものを含む)を使ってこれらの機能を実行する。スイッチはスイッチ信号発生器によって発生された信号によってイネーブルまたはディスイネーブルされる。特定の実施形態においては、ダイナミックスイッチング回路はそのスイッチがNMOS(負性チャンネル金属酸化物半導体)またはPMOS(正性チャンネル金属酸化物半導体)、FETs(電界効果トランジスタ)及びNMOSとPMOSの組み合わせによって実装されるような集積回路において実装される。そしてそのキャパシタは集積化された金属板キャパシタを使って実装される。
図8Aは受動スイッチングミキサ回路802の実施形態を例示する。回路802は単一端子入力(Vin)及び差動出力(Vout)を有する。その回路は2つのスイッチを用いこれらはS1及びS2 とラベルされた波形で駆動され、そして2つのキャパシタC,Cを用いる。回路802のサンプリング周波数は以下の式にしたがって計算されるfclkによって表される。
ここでTclkは1サイクルに関連する時間である。回路802はサンプリング周波数fclkの周りの周波数のスペクトラムを0Hzにおいて中心となるスペクトラムへ変換するものである。図8Bに示すように2つのサンプルは各Tclk毎に得ることができてその回路802の出力はキャパシタC及びCにおけるサンプル間においての差である。サンプリング動作は、電源のインピーダンスと出力におけるキャパシタンスによってその帯域が制限される。その結果として、サンプリング周波数からの更なる信号は出力に対してより少ない電圧利得を有する。サンプリングクロック波形は図8Bに示されており、オーバーラップせずそしてスイッチを開及び閉へ制御する。性能の劣化を避けるために、回路802はS及びSがオーバーラップしていない波形であることを要求する。SとSのオーバーラップによってキャパシタC及びCに記憶されている2つの独立したサンプルの間にショートを生じこれによって出力信号の振幅を減少する。S及びSのデューティーサイクル(D)はしたがってオーバーラップを避けるために2分の1以下に保たれる。
図8Cは回路の電圧利得と雑音の性能とを説明するための概略のモデルを分かりやすくするために抵抗値を加えた受動スイッチングミキサ回路810の実施形態である。回路810の入力は電源抵抗(R)を有する電源電圧によって駆動され、ミキサーのスイッチはそれぞれそのスイッチのオン抵抗値をモデル化するために直列抵抗(RSW)を含む。回路810は典型的には6デシベルdBにまでの電圧利得を与えてこれは図8Bに示されるように駆動波形SとSに関連するDの値によっている。回路810の電圧利得(A)は同期関数によってほぼ説明されるがここでDはS及びSのデュティサイクルである。したがってAvその構成要素であるスイッチの抵抗及び駆動波形S及びSの振幅とはほぼ独立である。AはDが0に近づくときに2V/V(または6dB)の最大値に近づき、そしてAはDが2分の1に達するとき2/πの最小値に近づく。
回路810の雑音性能はRSW、Rの両方によっている。受動ミキサの810の全体の出力の雑音密度(in V2/Hz)は以下の式によって与えられる。
回路810の雑音指数(F)は以下の式によって与えられる。
回路810の雑音指数(F)はD=0.375のとき最小化される。回路810に関連する基本的な電圧利得と雑音特性のトレードオフはR及びRSW、Dを含む前の3つの式によって取得される。そして雑音指数はDの適当な選択及びRSWをRよりもずっと小さくすることによって最小化される。したがって高電源抵抗と低スイッチ抵抗との組み合わせは雑音指数を減少するために助けになる。ことに技術的なスケーリングとしてスイッチの抵抗値を減少することによって雑音の特性を連続的に改善することができる。ここに述べられている他の受動スイッチングミキサの技術は同様なトレードオフを持つという特徴がある。
回路810が実数のインピーダンスを持ったアンテナによって直接的に駆動されるとき、Rは前の2つの式においてアンテナのインピーダンスに等しく設定される。この代わりにfclkに同調される中心周波数を有する共振LCネットワークによって受動ミキサーの入力が駆動されるなら、Rはその共振時においてLCネットワークの出力インピーダンスの実数部分によって近似される。
図9Aは複素数の出力を有する受動スイッチングミキサ回路902の実施形態を示す。回路902は差動入力(Vin)と差動出力(Vout)を有する。この回路はIとラベルされたものとQとラベルされたものからなる2つの差動の入力/出力ミキサーを有する。回路902のサンプリング周波数はfclkであり、4つのサンプルは複素数出力IとQを与えるために各Tclk毎に4つのサンプルが得られる。出力Iは一般的に実数出力信号として参照され、出力Qは一般的に虚数出力信号として参照される。出力IはキャパシタCにおいて測定され、出力QはキャパシタCにおいて測定される。
回路902は差動入出力を有するので、この回路は入力に現れるか他のもと(例えば基板雑音)
から生ずる共通のモードの干渉からは実質的には影響されない。加えて回路902は相当量の非線形歪を招くことなく図8Aに示される回路の電圧振幅値の2倍までを有する入力信号を許容することができる。回路902は各個別信号よりも約3dB高い結合された信号雑音比(SNR)を有する複素数出力IQを発生するために、回路800よりもより低い雑音指数を達成することもまたできる。しかしながら回路902の最大電圧利得は0dBへ制限される。図9Bは回路902における8つのスイッチを制御するS,S,S及びSとラベルされた4つのサンプリングクロックを図示する。図9Bに示される4つのサンプリングクロックの波形は、回路902の性能の劣化を避けるためにオーバラップしないものとする。回路902は4つのオーバラップしない位相を用いているので、そのデュティーサークル(D)は4分の1よりも小さくあるべきである。
図10Aは複素数出力と正の受動電圧利得とを有する受動ミキサ回路1002の一形態を示す。回路1002は差動入力信号(Vin)と差動出力信号とを有する。回路1002のサンプリング周波数はfclkであり、4つのサンプルは複素数出力はIとQを与えるためにTclk毎に得られる。図10Bは4つのサンプリング波形を例示してそれらはS,S,S及びSとラベルされているものであって回路1002の8つのスイッチを制御する。図10Bに示される4つのサンプリングクロック波形は回路1002の性能の劣化を避けるためにオーバーラップしていない。回路1002は4つのオーバーラップしていない位相を使うのでそのデューティーサイクル(D)は4分の1以下であるべきである。回路902と同様に、回路1002は共通モードの干渉による影響をうけず及び実装の複雑さが低いという利点を有し、6dBまでの正の電圧利得を有するという追加の利点も有する。回路1002の正の電圧利得はクロックの各フェーズ毎に収集されたサンプルが別々のキャパシタに記憶されるという事実から生じ、その回路の出力は各パス(例えば、IとQ)毎に集められた2つのサンプルの連続的な時間の間の電圧和であるように設定される。このI出力は位相S及びSの間に集められたサンプルの電圧和であり、Q出力は位相S及びSの間に集められたサンプルの和である。
図10Cは複素数の出力とプログラム可能な電圧利得とを有する受動ミキサ回路1004の実施形態を示す。回路1004は2つの動作モードを与えて、これはGとラベルされた入力制御信号の状態による。Gが高であるとき(例えばGbarが低)のとき回路1004は回路1002(図10A)と等価に機能するように構成されて6dBに至るまでの正の電圧利得を与える。Gが低(例えばGbarが高)のとき回路1004は回路902(図9A)に機能的に等価に構成されて0dB電圧利得の最大値を与える。受動ミキサ回路1004において利得をプログラム可能にすることによって、受信器のダイナミックレンジを改善する。図10Dは回路1004の8つのスイッチを制御するS,S,S及びSとラベルされた4つのサンプリングクロック波形を例示する。
図11はCMOS(相補的金属酸化物半導体)集積回路内に集積可能な受動無線受信機の実施形態を示す。点線の外枠で示された領域1102はここに述べられている各種の部材と回路とを示す。
ここに述べられている各種の部材と回路は図11に示されており(例えば受動入力回路、ダイナミックスイッチング回路及びスイッチ信号発生器)である。図11の実施例において受動入力回路は受動マッチングネットワーク1106、バルン(balun)1108、寄生的なボンドワイヤーのインダクタ1110(Lbw)、電子状態放電(ESD)、素子1112、差動LC トラップ1114(LtとCt)、差動のタップ付きキャパシタ1116及び自動周波数調整及び振幅制御ループ118を含む。
マッチングネットワーク1106はアンテナ1104とバルン1108の間のインピーダンスマッチングの要請を容易化する。バルン1108は正確な単一端子入力から差動出力信号への変換を与え、そしてまた望ましくない帯域外の無線信号を実質的に阻止することができる。寄生的なボンドワイヤインダクタ1110はそれらが受動ネットワーク全体の特性に影響するものとして明示される。 ESD保護素子1112は電子静的放電事象により集積回路における装置へと永久的な損傷が生じることを避ける。ESD保護素子1112はCの全体値を増加する追加のキャパシタ(および小程度の損失)として現れる。差動のLCトラップ114は自然な共振周波数の近辺において望まない無線信号の阻止を行なう。LCトラップ共振周波数は所望の無線信号バンドより高いところで共振するように設定されているので(所望のRF(無線)信号の近くの周波数において)、Cの全体的な値を増加する追加的なキャパシタとして有効的に現れる。差動のタップ付のキャパシタ共振器1116は相当な無線電圧利得、低ノイズ率、高選択性及び高線形性を与える。自動的な周波数調整及び振幅制御ループ118は受動的なネットワーク共振周波数と利得を正確に制御し、これによって利得、選択性及び線形性の点で受動入力回路の健全性と改善された性能とを与える。図11に示されたスイッチ信号発生器は位相ロックドループ1120、バッファ1122、固定周波数分割器1124及び波形整形回路1126を含む。図5Dに前に述べられ図示されたように、スイッチ信号発生器はダイナミックスイッチング回路を駆動するために4分の1位相(または4相)関係を有し4つのオーバラップしないパルスを発する。図11に示されるダイナミックスイッチング回路は以前に説明されたように回路1002のNMOS実装である。図11に示されるブロック1130は受動無線受信機システムの出力信号を処理してデジタル化するために使われる従来のアナログベースバンド回路の特定の実装例を現す。
図11に示される受動無線受信機は相当なRF無線利得、高線形性、低ノイズ、ダイナミックスイッチング回路を介する周波数変換及びダイナミックスイッチング回路の出力信号におけるフィルタ、受信機入力におけるアンテナから発生し、ダイナミックスイッチング回路の出力まで続く受動信号路の全てを含む。
ここに記されたシステムと方法の実施形態によって従来の受信機システムに比べてより低い電力システムの実装を容易とし、もう一方では同様の機能と性能を示す(例えば雑音率、ダイナミックレンジ、干渉に対する影響のなさ)。達成可能な感度は製造中に十分に制御されたスイッチおよび他の受動部材によって生じる損失によって制限を受ける。さらにCMOSスイッチによって生じる損失とそれらを活性化または及び非活性化するために要求される電力消費とが、それらのチャネル長が技術的なスケーリングによって非常に縮小されるにしたがって消滅される。IP3及びP1dBによって測定されるように受動無線受信機の達成可能な線形性は、ダイナミックスイッチング回路を駆動するスイッチング信号の振幅によって基本的には制限されるが、多くは増幅し及びまたはRF(無線)信号の周波数を変換するために固有の非線形能動部材を使う従来の受信機のものに比べて極めて有利である。さらに信号路の受動的な性質のために受動無線受信機の達成可能なダイナミックレンジは、従来の受信機システムとは異なってシステムの電力消費から実質的には影響を受けない。加えて幾つかの実施形態は1またはそれ以上の従来の信号処理技術と共に関連して用いることができる。例えば、1つの実施形態はベースバンド信号処理を与える従来の低周波数部材をあとに接続する、ここに述べられた受動無線受信機システムを含む。受動無線受信機に続く従来のベースバンド回路への追加的な電力消費は最小である。これはその低い動作周波数および受動無線受信機システムによって与えられた電圧利得の平方根だけそのシステム雑音率への影響が減じられるという事実とによっている
ここに例示された部材とモジュールは特定の配置で示され説明されているがこの部材とモジュールの配置は異なった形で信号を処理するように変形されても良い。他の実施形態においては1つ以上の追加の部材またはモジュールが上述のシステムに加えられても良く、また1つ以上の部材およびモジュールがそれらのシステムから除かれても良い。これらの他の実施形態は上述の1つ以上の部材またはモジュールを単一の部材またはモジュールへと組み結合されても良い。
これらの発明の特定の実施形態が述べられて提示されたがこの発明はこのように述べられ例示された特定のフォームまたは配置へ限定されるものではない。この発明の範囲は請求項で定義されたものであり、ここに添付された請求項及びその均等物によって決められるべきである。

Claims (38)

  1. 受動信号の処理を行なうと共に入力信号から受信する電力から実質的に形成される出力信号を伝送する無線受信機システムであって、
    無線受信機システムは、
    前記入力信号を受け取り第1の出力信号を出力するように構成された入力回路であって、その入力回路はその入力信号に条件付けするように構成された受動ネットワークを含み、
    前記第1の出力信号に対して周波数変換を行なうよう構成されたダイナミックスイッチング回路と、
    前記ダイナミックスイッチング回路を駆動して周波数制御回路によって制御され安定化されるアンプリング周波数でダイナミックスイッチング回路を活性化及び非活性化するように構成されたスイッチ信号発生器とからなる無線受信機システム。
  2. 前記受動ネットワークは前記ダイナミックスイッチング回路によって処理される前に受信された入力信号に条件付けするように構成された共振回路を含む請求項1記載の無線受信機システム。
  3. 共振回路は、オンチップまたはオフチップであってもよいインダクタ、キャパシタ及び抵抗を使うネットワーク、または前記共振回路とその外部環境との間のインターフェースとから生じるネットワーク、オンチップ及びオフチップの電気機械部材と、電気磁気共振器と、電気磁気発生器と、同調されたアンテナとオンチップまたはオフチップの伝送線ネットワークとからなるグループから選ばれたものである請求項2記載の無線受信機システム。
  4. 前記受動ネットワークは受信された入力信号を前記ダイナミックスイッチング回路で処理する前に条件付けするように構成されたバルン回路を含む請求項1記載の無線受信機システム。
  5. バルン回路は、オンチップまたはオフチップであるインダクタ、キャパシタ及び抵抗を使うネットワーク、またはそのバルン回路とその外部回路のインターフェースから生じるネットワークと、オンチップまたはオフチップ伝送線ネットワークと、オンチップまたはオフチップの磁気結合コイルと、表面弾性波装置及びセラミック装置からなるグループから選択された請求項4記載の無線受信機。
  6. 前記受動ネットワークはセラミック回路、共振バルン回路、非共振バルン回路及びダイナミックスイッチング回路によって処理される前に受信された入力信号を条件付けするように構成された表面弾性波フィルターの一つを含む請求項1記載の無線受信機システム。
  7. 前記受動ネットワークは前記ダイナミックスイッチング回路で処理される前に受信された入力信号を条件付けするように構成されたマッチングネットワークを含む請求項1記載の無線受信機システム。
  8. オンチップまたはオフチップであるインダクタ、キャパシタ、抵抗を用いるネットワーックあるいはネットワークと前記マッチングネットワークと外部環境との間のインターフェースから生じるオンチップまたはオフチップの伝送線のネットワークとからなるそのグループから選択される請求項7記載の無線受信機システム。
  9. 前記入力信号電力はアンテナによって取得される請求項1記載の無線受信機システム。
  10. 前記受動ネットワークはその電圧利得を提供するように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  11. 前記受動ネットワークは周波数選択性を与えるように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  12. 前記受動ネットワークは単一端子から差動への信号変換を与えるように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  13. 前記受動ネットワークはインピーダンスマッチングを与えるように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  14. 前記受動ネットワークはインピーダンス変換を与えるように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  15. 性能を改善するように前記受動ネットワークの周波数応答を調整するように構成された周波数調整回路をさらに具備する請求項1記載の無線受信機システム。
  16. 性能を改善するように前記受動ネットワークの信号電圧利得を調整するように構成された利得制御回路をさらに具備する請求項1記載の無線受信機システム。
  17. 前記ダイナミックスイッチング回路は入力回路の出力信号をサンプリングし、受動信号処理と周波数変換とを行なうように構成されたスイッチングアナログ回路ブロックである請求項1記載の無線受信機システム。
  18. 前記ダイナミックスイッチング回路は、複数のサンプリングスイッチを含み、そのスイッチ信号発生器は複数のサンプリングスイッチを活性化及び非活性化するために前記ダインミックスイッチング回路を駆動するように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  19. 前記スイッチ信号発生器は前記ダイナミックスイッチング回路と関連してサンプリング周波数を設定するように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  20. 前記周波数制御回路は前記ダイナミックスイッチング回路のサンプリング周波数を制御するように構成された自動周波数シンセサイザーからである請求項1記載の無線受信機システム。
  21. 前記スイッチ信号発生器はさらに、
    可変発振器出力信号を与えるために可変発振器を制御するように構成された自動周波数シンセサイザー回路と、
    前記第1の出力信号を条件付けるように構成された波形整形回路と、
    前記可変発振器を波形整形回路とダイナミックスイッチング回路の入力に存在する他の干渉信号とから分離するように構成された分離回路とからなる請求項1記載の無線受信機システム。
  22. 前記ダイナミックスイッチング回路はアナログ信号処理を行なうように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  23. 前記ダイナミックスイッチング回路は信号フィルタリングを行なうように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  24. 前記ダイナミックスイッチング回路は信号の和を取るように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  25. 前記ダイナミックスイッチング回路は信号のデシメーションを行なうように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  26. 前記ダイナミックスイッチング回路はプログラム可能な電圧利得を与えるように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  27. 前記ダイナミックスイッチング回路におけるスイッチングはスイッチとキャパシタを実質的に用いて行なわれる請求項1記載の無線受信機システム。
  28. 前記入力回路はさらに周波数と利得制御とを伴って動作するように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  29. 前記スイッチ信号発生器は、入力信号との寄生的な結合によって劣化することに対しての実質的な抵抗力を有するように動作するように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  30. 前記スイッチ信号発生器は実質的に位相間のオーバーラップを避けるように波形の整形とそのタイミングで動作するように構成された請求項1記載の無線受信機システム。
  31. 入力信号を受信し第1の出力信号を発生するように構成された入力回路であって、前記入力回路は入力信号を条件付けするように構成された受動ネットワークを含み、前記受動ネットワークは以下のグループから選ばれた共振回路を含み、そのグループは、インダクタ、キャパシタ及び抵抗であってオンチップのものあるいはオフチップのもののネットワークあるいは共振回路とその外部環境との間のインターフェースから生じたものであるネットワーク、オンチップまたはオフチップの電気機械的部材、電気磁気的共振器、電気磁気的ラジエータ、同調されたアンテナ及びオンチップまたはオフチップの伝送路ネットワークからなり、
    前記第1の出力信号上で周波数変換を行なうように構成されたダイナミックスイッチング回路と、
    周波数制御回路によって制御され安定化されたサンプリング周波数において前記ダイナミックスイッチング回路を活性化及び非活性化するために前記ダイナミックスイッチング回路を駆動するように構成されたスイッチ信号発生器とからなる無線受信機。
  32. 前記受動ネットワークは電圧利得を得るように構成された請求項31記載の無線受信機。
  33. 前記受動ネットワークは周波数選択性を与えるように構成された請求項31記載の無線受信機。
  34. 前記受動単一端子から差動への信号変換を与えるように構成された請求項31記載の無線受信機。
  35. 前記受動ネットワークはインピーダンスマッチングを与えるように構成された請求項31記載の無線受信機。
  36. 無線信号を受信し、
    受動ネットワークを使って無線信号を処理し、このとき無線信号の処理は無線信号の条件付けを含み、
    条件付けされた無線信号を基に第1の取得信号を発生し、
    サンプリング周波数においてダイナミックスイッチング回路を制御する複数の制御信号を発生し、
    複数の制御信号を安定化し、
    第1の出力信号に対して周波数検算を行い、第2の出力信号を発生するように前記第1の出力信号を処理し、
    そして前記ダイナミックスイッチング回路を活性化及び非活性化するために複数の制御信号を前記ダイナミックスイッチング回路へ与えることからなる方法。
  37. 無線信号を処理することは電圧利得を無線信号へ与えることを含む請求項36記載の方法。
  38. 無線信号を処理することは周波数選択性を無線信号へと与えることからなる請求項36記載の方法。
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