JP5393113B2 - 衛星測位装置 - Google Patents

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本発明は、受信した衛星信号をサンプリングし、サンプリングされた衛星信号に基づいて測位を行う衛星測位装置に関する。
衛星から送信された衛星信号を受信して測位を行う衛星測位装置が広く用いられている。衛星測位装置は、受信した衛星信号を、その周波数より低い周波数の中間周波数信号に変換する。そして、中間周波数信号に対してサンプリング処理を施し、サンプリング処理に基づいて得られたディジタル信号を用いて測位を行う。
一般に、サンプリング周波数の半分より広い周波数帯域にわたって成分が含まれる信号に対してサンプリング処理を施すと、処理対象信号に含まれる成分の一部がノイズ成分となってサンプリング処理後の信号に重畳される。
そこで、衛星測位装置では、サンプリング周波数を中間周波数信号の占有周波数帯域幅の2倍より高い周波数とする。そして、サンプリング周波数の半分の周波数帯域幅のバンドパスフィルタを設け、フィルタ処理が施された中間周波数信号に対しサンプリング処理を施す。
特開2006−074313
衛星測位装置に用いられるバンドパスフィルタは、通過周波数帯域の両端で急峻な特性を有することが好ましい。そのため、バンドパスフィルタには、通過周波数帯域の両端でノッチ特性を示すものが用いられることが多い。しかし、このような急峻な特性を有するフィルタは、構成部品の特性ばらつきによってフィルタ特性がばらつくという問題がある。これによって、製品ごとに受信性能がばらつくという問題が生じる。
本発明は、このような問題に対してなされたものである。すなわち、フィルタ特性を容易に調整することができ、製品ごとの性能ばらつきを容易に抑えることができる衛星測位装置を提供することを目的とする。
本発明は、衛星から送信される衛星信号を受信し、受信周波数よりも低い周波数を有する中間周波数信号に変換する無線受信部と、印加された電圧に応じて特性が定まる第1ノッチフィルタおよび第2ノッチフィルタと、サンプリングの基準周波数を有する基準信号を生成する基準信号生成部と、前記第1ノッチフィルタおよび前記第2ノッチフィルタによってフィルタ処理が施された前記中間周波数信号を、前記基準信号によってサンプリングするサンプリング部と、サンプリングされた前記中間周波数信号に基づいて測位を行う測位部と、前記基準信号の周波数を分周し、分周基準信号を生成する分周基準信号生成部と、前記分周基準信号を前記第1ノッチフィルタに入力し、そのフィルタ処理が施された前記分周基準信号のレベルに基づいて、前記第1ノッチフィルタに対する印加電圧を調整し、前記基準信号を前記第2ノッチフィルタに入力し、そのフィルタ処理が施された前記基準信号のレベルに基づいて、前記第2ノッチフィルタに対する印加電圧を調整する特性調整部と、を備え、前記基準周波数は、前記中間周波数信号の周波数帯域幅の2倍以上の周波数であり、前記中間周波数信号の周波数帯域は、前記基準周波数の半分の周波数と前記基準周波数との間にあり、前記特性調整部は、前記第1ノッチフィルタの減衰極周波数を前記分周基準信号の周波数に調整し、前記第2ノッチフィルタの減衰極周波数を前記基準周波数に調整する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る衛星測位装置においては、前記中間周波数信号の周波数帯域を通過周波数帯域とするバンドパスフィルタを備えることが好適である
また、本発明に係る衛星測位装置においては、前記特性調整部は、前記第1ノッチフィルタによるフィルタ処理が施された前記分周基準信号のレベルが極小となるよう前記第1ノッチフィルタに対する印加電圧を調整し、前記第2ノッチフィルタによるフィルタ処理が施された前記基準信号のレベルが極小となるよう前記第2ノッチフィルタに対する印加電圧を調整することが好適である。
本発明によれば、衛星測位装置において、フィルタ特性を容易に調整することができ、製品ごとの性能ばらつきを容易に抑えることができる。
図1に本発明の実施形態に係る衛星測位装置の構成を示す。衛星測位装置は、測位衛星から送信される測位信号を受信する。そして、受信した信号にサンプリング処理を施し、サンプリング処理に基づいて得られたディジタル信号によって測位を行う。
無線受信部12はアンテナ10を介して測位信号を受信する。そして、測位信号を増幅し、占有周波数帯域幅を維持しつつ、その信号の周波数より低い周波数を有する中間周波数信号に変換してバンドパスフィルタ14に出力する。バンドパスフィルタ14は、無線受信部12から出力された信号に含まれる通過周波数帯域外の成分を低減し、注入部16を介して第1ノッチフィルタ18に出力する。
図2(a)にバンドパスフィルタ14の特性を示す。横軸は周波数を示し縦軸は減衰量を示す。ただし、縦軸はデシベルスケールであり、下方に向かうほど減衰量が増加することを示す。通過周波数帯域は、減衰量がAc[dB]以下となる周波数範囲として定義される。すなわち、図2(a)に示す特性では、低域端周波数fL以上、高域端周波数fH以下の周波数範囲が通過周波数帯域となる。通過周波数帯域の中心周波数は、中間周波数信号に変換された測位信号の中心周波数f0と同一とし、通過周波数帯域幅は、測位信号の占有周波数帯域幅とほぼ同一か、やや広い幅とする。
衛星測位装置は、測位衛星から送信される測位信号を受信して測位を行う測位モードとは別に、第1ノッチフィルタ18および第2ノッチフィルタ20の特性を調整する特性調整モードで動作する。注入部16は、特性調整モードで動作するときには、信号選択スイッチ30から出力される信号を第1ノッチフィルタ18に注入する。一方、測位モードで動作するときには、信号選択スイッチ30からの信号注入は行わない。
注入部16は、バンドパスフィルタ14から第1ノッチフィルタ18に出力される信号に与える影響ができる限り小さくなるよう構成する。例えば、バンドパスフィルタ14と第1ノッチフィルタ18とを接続する信号線に、キャパシタの一端を接続し、そのキャパシタの他端を信号選択スイッチ30に接続する構成とする。信号選択スイッチ30側を見たインピーダンスの大きさが、バンドパスフィルタ14と第1ノッチフィルタ18とを接続する信号線のインピーダンスの大きさより十分大きくなるよう設計することにより、信号選択スイッチ30側の回路が信号線に伝送される信号に与える影響を小さくすることができる。
第1ノッチフィルタ18は、入力された信号に含まれる第1減衰極周波数f1の成分を低減し、第2ノッチフィルタ20に出力する。第1減衰極周波数f1は、バンドパスフィルタ14の低域端周波数fLよりも低い周波数とする。図2(b)に第1ノッチフィルタ18の特性を示す。第1ノッチフィルタ18は、第1減衰極周波数f1で減衰量が極大となる。第1減衰極周波数f1は、後述のように、特性調整部34から出力される第1制御電圧V1に応じて調整される。
第2ノッチフィルタ20は、第1ノッチフィルタ18から出力された信号に含まれる第2減衰極周波数f2の成分を低減し、A/Dコンバータ22および検波部32に出力する。ここで、第2減衰極周波数f2は、バンドパスフィルタ14の高域端周波数fHよりも高い周波数とする。図2(c)に第2ノッチフィルタ20の特性を示す。第2ノッチフィルタ20は、第2減衰極周波数f2で減衰量が極大となる。第2減衰極周波数f2は、後述のように、特性調整部34から出力される第2制御電圧V2に応じて調整される。
このような構成によれば、無線受信部12から出力された信号が、バンドパスフィルタ14、第1ノッチフィルタ18、および第2ノッチフィルタ20を介して、A/Dコンバータ22に至るまでのフィルタ特性は、図2(d)のようになる。このフィルタ特性は、バンドパスフィルタ14の特性が、第1ノッチフィルタ18および第2ノッチフィルタ20によって急峻化された特性となる。
基準信号生成部26は、サンプリング周波数fsを有する基準信号をA/Dコンバータ22に出力する。サンプリング周波数fsは、測位信号の占有周波数帯域幅が示す周波数の2倍とする。
A/Dコンバータ22は、基準信号の周波数をサンプリング周波数fsとして、第2ノッチフィルタ20から出力された信号に対しサンプリング処理を施し、ディジタル信号に変換して測位部24に出力する。
測位部24は、A/Dコンバータ22から出力されたディジタル信号に基づいて、衛星測位装置の位置を求める。
一般に、サンプリング周波数の半分より広い周波数帯域にわたって成分が含まれる信号に対してサンプリング処理を施すと、処理対象信号に含まれる成分の一部がノイズ成分となってサンプリング処理後の信号に重畳される。すなわち、A/Dコンバータに入力される信号が、処理対象信号の中心周波数からfs/4を超えて離れた周波数のノイズを含む場合には、ディジタル信号に変換された処理対象信号にそのノイズが重畳される。
衛星測位装置においては、無線受信部12からは、中間周波数信号に変換された測位信号の他、周波数変換に伴う不要信号が出力される。そこで、衛星測位装置では、バンドパスフィルタ14、第1ノッチフィルタ18、および第2ノッチフィルタ20を設けることにより、不要信号を低減する。
A/Dコンバータ22によって得られるディジタル信号に含まれるノイズを低減するためには、中間周波数信号の中心周波数f0からfs/4以上離れた周波数成分を減衰させることが好ましい。したがって、第1減衰極周波数f1および第2減衰極周波数f2を、それぞれ、中心周波数f0からサンプリング周波数fsの4分の1の周波数を減じた周波数、および中心周波数f0にサンプリング周波数fsの4分の1の周波数を加算した周波数と一致させることが好ましい。
ところが、第1ノッチフィルタ18および第2ノッチフィルタ20を構成する部品に、製品ごとのばらつきがあると、製品ごとに第1減衰極周波数f1および第2減衰極周波数f2にばらつきが生じる。
そこで、本実施形態に係る衛星測位装置では、第1ノッチフィルタ18および第2ノッチフィルタ20を、それぞれ、第1減衰極周波数f1および第2減衰極周波数f2が調整可能な構成とする。そして、中間周波数信号の中心周波数f0をサンプリング周波数の4分の3、すなわち、f0=3fs/4とする。これによって、中心周波数f0からサンプリング周波数fsの4分の1の周波数を減じた周波数はサンプリング周波数fsの半分となり、中心周波数f0にサンプリング周波数fsの4分の1の周波数を加算した周波数はサンプリング周波数fsと等しくなる。これによって、第1減衰極周波数f1および第2減衰極周波数f2を、それぞれ、f0−fs/4およびf0+fs/4に一致させる調整は、第1減衰極周波数f1および第2減衰極周波数f2を、それぞれ、fs/2およびfsに一致させる調整となる。したがって、この調整を基準信号生成部26から出力された基準信号を用いて行うことができる。
第1ノッチフィルタ18および第2ノッチフィルタ20には、同一の回路構成を採用することができる。図3にその回路構成を示す。入力キャパシタ38の一端は、信号入力端子36に接続される。入力キャパシタ38の他端は、制御端子40、同調インダクタ42の一端、および可変容量ダイオード44のカソード端子に接続される。可変容量ダイオード44のアノード端子は、同調キャパシタ46の一端に接続される。同調インダクタ42の他端は同調キャパシタ46の他端および出力キャパシタ48の一端に接続される。出力キャパシタ48の他端は、信号出力端子50に接続される。可変容量ダイオード44のアノード端子と接地導体との間には抵抗52が接続される。
制御端子40と接地導体との間には、特性調整部34によって、制御端子40を正とする制御電圧が印加される。これによって、可変容量ダイオード44のカソード端子とアノード端子との間には、抵抗52を介して、カソード端子の側を正とした直流電圧が印加される。可変容量ダイオード44の静電容量は、印加電圧に応じて変化する。したがって、制御端子40と接地導体との間の制御電圧を変化させことで、可変容量ダイオード44の静電容量を変化させることができる。
入力キャパシタ38は、制御端子40と接地導体との間に印加された直流電圧に基づいて信号入力端子36に流れようとする直流電流を遮断する。出力キャパシタ48は、同調キャパシタ46および出力キャパシタ48の接続点と接地導体との間に、同調インダクタ42を介して印加される直流電圧に基づいて信号出力端子50に流れようとする直流電流を遮断する。また、同調キャパシタ46は、抵抗52に流れようとする直流電流を遮断する。
次に、信号入力端子36から入力される信号に対する動作について説明する。入力キャパシタ38および出力キャパシタ48の静電容量は、入力信号の周波数におけるインピーダンスが十分小さくなるよう決定される。
可変容量ダイオード44および同調キャパシタ46の直列接続部分と、同調インダクタ42との並列共振周波数においては、信号入力端子36と信号出力端子50との間のインピーダンスの大きさが極大となる。これによって、図3に示すノッチフィルタの特性は、並列共振周波数において減衰量が極大となる図2(b)または(c)のような特性となる。また、抵抗52は、並列共振のQ値を低下させ、減衰周波数帯域を広げると共に、信号入力端子36および信号出力端子50におけるインピーダンス整合素子として機能する。並列共振周波数は、制御端子40に印加する電圧を変化させ可変容量ダイオード44の静電容量を変化させることによって調整することができる。また、並列共振周波数の可変範囲は、同調インダクタ42および同調キャパシタ46の各素子定数を変化させることで変更することができる。
図3のノッチフィルタを第1ノッチフィルタ18として用いる場合には、並列共振周波数を第1減衰極周波数f1と一致させる。また、図3のノッチフィルタを第2ノッチフィルタ20として用いる場合には、並列共振周波数を第2減衰極周波数f2と一致させる。
次に、特性調整モードについて説明する。特性調整モードによる各ノッチフィルタの特性調整は、衛星測位装置の製造工程の最終段階で行うことが好ましい。これによって、製品ごとの性能ばらつきを抑えることができる。また、衛星測位装置の使用時間が所定の時間に達するごとに、電源投入時等に特性調整モードによる特性調整を行ってもよい。これによって、経年変化による特性変化を修正することができる。
各ノッチフィルタの特性調整は、基準信号生成部26が出力する基準信号を用いて行う。そのため、基準信号生成部26は、A/Dコンバータ22の他、信号選択スイッチ30および1/2分周器28にも基準信号を出力する。
1/2分周器28は、基準信号生成部26から出力される基準信号の周波数を半分に分周した1/2分周基準信号を生成し、選択スイッチに出力する。
信号選択スイッチ30の端子Aは基準信号生成部26の出力端子に接続され、端子Bは1/2分周器28の出力端子に接続される。また、信号選択スイッチ30の端子Cは、注入部16に接続される。
測位モードでは、信号選択スイッチ30の端子Cは端子Oに接続される。端子Oは開放状態となっており、端子Cが端子Oに接続されている状態においては、信号選択スイッチ30から注入部16には信号が出力されない。
第1ノッチフィルタ18の特性を調整するときは、信号選択スイッチ30の端子Cを端子Bに接続する。これによって、注入部16には1/2分周基準信号が出力され、第1ノッチフィルタ18に1/2分周基準信号が入力される。
1/2分周基準信号は、第1ノッチフィルタ18および第2ノッチフィルタ20を介して検波部32に出力される。検波部32は、第2ノッチフィルタ20から出力された1/2分周基準信号を検波し、検波レベルに応じた検波直流電圧を特性調整部34に出力する。なお、検波部32には、第2ノッチフィルタ20から出力された信号を半波整流または全波整流し、整流電圧を平滑して出力する回路を用いることができる。
特性調整部34は、検波直流電圧が極小となるよう、第1ノッチフィルタ18の制御端子40に印加する第1制御電圧V1を調整する。特性調整部34は、検波直流電圧が極小となったときは、その第1制御電圧V1の出力を維持する。特性調整部34は、測位モードで動作している間、調整された第1制御電圧V1を出力する状態を維持する。
第2ノッチフィルタ20の特性を調整するときは、信号選択スイッチ30の端子Cを端子Aに接続する。これによって、注入部16には基準信号が出力され、第1ノッチフィルタ18に基準信号が入力される。
基準信号は、第1ノッチフィルタ18および第2ノッチフィルタ20を介して検波部32に出力される。検波部32は、第2ノッチフィルタ20から出力された基準信号を検波し、検波レベルに応じた検波直流電圧を特性調整部34に出力する。
特性調整部34は、検波直流電圧が極小となるよう、第2ノッチフィルタ20の制御端子40に印加する第2制御電圧V2を調整する。特性調整部34は、検波直流電圧が極小となったときは、その第2制御電圧V2の出力を維持する。特性調整部34は、測位モードで動作している間、調整された第2制御電圧V2を出力する状態を維持する。
特性調整モードにおける処理によれば、第1ノッチフィルタ18の第1減衰極周波数f1を、サンプリング周波数fsの半分の周波数に一致させることができる。さらに、第2ノッチフィルタ20の第2減衰極周波数f2をサンプリング周波数fsに一致させることができる。これによって、A/Dコンバータ22に入力される中間周波数信号の中心周波数f0(=3fs/4)からfs/4以上離れた周波数の成分を大きく減衰させることができる。したがって、A/Dコンバータ22から出力されるディジタル信号に含まれるノイズを低減することができ、測位精度を高めることができる。
なお、上記では、バンドパスフィルタ14、第1ノッチフィルタ18、および第2ノッチフィルタ20の順に、これらを縦続接続する構成について説明した。これらのフィルタを設ける順序はこれに限られない。例えば、バンドパスフィルタ14を第2ノッチフィルタ20の後段に設ける構成としてもよい。この場合、検波部32は、第2ノッチフィルタ20とバンドパスフィルタ14とを接続する信号線に接続することが好ましい。また、第1ノッチフィルタ18と第2ノッチフィルタ20の順序を入れ換えてもよい。
本発明の実施形態に係る衛星測位装置は、GPS、Galileo、GLONASS等の衛星測位システムに用いることができる。GPSおよびGalileoの測位信号の周波数は、1.1GH〜1.6GHzであり、占有周波数帯域幅は16MHzである。この場合、サンプリング周波数を32MHzを超える周波数とすることが好適である。上述のように、中間周波数信号の中心周波数はサンプリング周波数の4分の3とする。例えば、サンプリング周波数を42.97MHzとし、中間周波数信号の中心周波数を32.23MHzとする例が考えられる。
本発明の実施形態に係る衛星測位装置の構成を示す図である。 フィルタ特性を示す図である。 ノッチフィルタの回路構成を示す図である。
符号の説明
10 アンテナ、12 無線受信部、14 バンドパスフィルタ、16 注入部、18 第1ノッチフィルタ、20 第2ノッチフィルタ、22 A/Dコンバータ、24 測位部、26 基準信号生成部、28 1/2分周器、30 信号選択スイッチ、32 検波部、34 特性調整部、36 信号入力端子、38 入力キャパシタ、40 制御端子、42 同調インダクタ、44 可変容量ダイオード、46 同調キャパシタ、48 出力キャパシタ、50 信号出力端子、52 抵抗。

Claims (3)

  1. 衛星から送信される衛星信号を受信し、受信周波数よりも低い周波数を有する中間周波数信号に変換する無線受信部と、
    印加された電圧に応じて特性が定まる第1ノッチフィルタおよび第2ノッチフィルタと、
    サンプリングの基準周波数を有する基準信号を生成する基準信号生成部と、
    前記第1ノッチフィルタおよび前記第2ノッチフィルタによってフィルタ処理が施された前記中間周波数信号を、前記基準信号によってサンプリングするサンプリング部と、
    サンプリングされた前記中間周波数信号に基づいて測位を行う測位部と、
    前記基準信号の周波数を分周し、分周基準信号を生成する分周基準信号生成部と、
    前記分周基準信号を前記第1ノッチフィルタに入力し、そのフィルタ処理が施された前記分周基準信号のレベルに基づいて、前記第1ノッチフィルタに対する印加電圧を調整し、前記基準信号を前記第2ノッチフィルタに入力し、そのフィルタ処理が施された前記基準信号のレベルに基づいて、前記第2ノッチフィルタに対する印加電圧を調整する特性調整部と、
    を備え、
    前記基準周波数は、前記中間周波数信号の周波数帯域幅の2倍以上の周波数であり、
    前記中間周波数信号の周波数帯域は、前記基準周波数の半分の周波数と前記基準周波数との間にあり、
    前記特性調整部は、前記第1ノッチフィルタの減衰極周波数を前記分周基準信号の周波数に調整し、前記第2ノッチフィルタの減衰極周波数を前記基準周波数に調整する、
    ことを特徴とする衛星測位装置。
  2. 請求項1に記載の衛星測位装置において、
    前記中間周波数信号の周波数帯域を通過周波数帯域とするバンドパスフィルタを備えることを特徴とする衛星測位装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の衛星測位装置において、
    前記特性調整部は、
    前記第1ノッチフィルタによるフィルタ処理が施された前記分周基準信号のレベルが極小となるよう前記第1ノッチフィルタに対する印加電圧を調整し、前記第2ノッチフィルタによるフィルタ処理が施された前記基準信号のレベルが極小となるよう前記第2ノッチフィルタに対する印加電圧を調整することを特徴とする衛星測位装置。
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