JPH081250A - 打抜き金型 - Google Patents

打抜き金型

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Publication number
JPH081250A
JPH081250A JP13178194A JP13178194A JPH081250A JP H081250 A JPH081250 A JP H081250A JP 13178194 A JP13178194 A JP 13178194A JP 13178194 A JP13178194 A JP 13178194A JP H081250 A JPH081250 A JP H081250A
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JP
Japan
Prior art keywords
stripper
plate
backing plate
stripper backing
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP13178194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Kishino
和久 岸野
Hirohisa Endo
裕寿 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH081250A publication Critical patent/JPH081250A/ja
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】材料押さえ圧の増大と均一化を図りながら、ス
トリッパバッキングプレートによって発生する振動を低
減する。 【構成】ストリッパバッキングプレート8上に、中央部
分で部分的に接触してバッキングプレート8を下方に押
し出すストリッパバッキング押出しプレート12を設け
る。押出しプレート12とバッキングプレート8との接
触部分12bの幅方向寸法sを被加工材9の幅wよりも
狭くする。押出しプレート12からプレート8の中央部
寄りに力が加わりプレート8を押し出すので、ストリッ
パ5のより中央部寄りに力が加わり、真に必要な被加工
材中央部に大きな押付力が与えられる。プレート8がス
トリッパを5押す力を押出しプレート12に肩代りさせ
て、バッキングプレート8が大きな接触面積でストリッ
パ5と接触できるようにしたので、バッキングプレート
8の中央部に発生する振動が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板材などの被加工材
を打抜く際に用いる打抜き金型に係り、特にリードフレ
ームの形成に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームなどの被加工材を打抜く
際に用いられる打抜き金型は、被加工材を押えるストリ
ッパがストリッパバッキングプレートを介してばねによ
り押えられているが、ストリッパのたわみ等により、真
に必要とされる被加工材の押えが不均一で弱い。
【0003】このため従来、特開平3−124330号
公報記載の発明が提案されている。この発明は、具体的
には、図5に示すように、ストリッパバッキングプレー
ト8をストリッパ5に部分的に接触させ、ストリッパバ
ッキングプレート8とストリッパ5との接触部分の幅方
向寸法pを、被加工材9の幅wよりも実質的に狭くして
いる。これによりストリッパバッキングプレートによる
押え力をストリッパの中央に集中させ、材料押さえ圧の
増大と均一化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来技術では、材料押さえ圧の増大と均一化を図るため
に、ストリッパバッキングプレートをストリッパに部分
的に接触させ、その接触面積を小さくしている。このた
め接触面積が大きいときには無視できたストリッパバッ
キングプレートの中央部に生じる振動が無視できなくな
り、リードのシフトおよび段差のバラツキなどリードフ
レームの変形が生じるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、材料押さえ圧の増大と均一化を図りながら、
ストリッパバッキングプレートによって発生する振動を
低減することが可能な打抜き金型を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被加工材を押
えるストリッパ、および該ストリッパを支えるストリッ
パバッキングプレートを有し、ストリッパバッキングプ
レートによりストリッパを介して前記被加工材を押えて
被加工材を打抜く打抜き金型において、前記ストリッパ
バッキングプレート上に、前記ストリッパの中央部に対
応するストリッパバッキングプレートの中央部と接触し
てストリッパバッキングプレートを下方に押し出すスト
リッパバッキング押出しプレートを設け、該ストリッパ
バッキング押出しプレートとストリッパバッキングプレ
ートとの接触部分の幅方向寸法sを前記被加工材の幅w
よりも狭くするようにしたものである。
【0007】
【作用】ストリッパバッキング押出しプレートとストリ
ッパバッキングプレートとの接触部分の幅方向寸法sを
被加工材の幅wよりも狭くすると、ストリッパバッキン
グ押出しプレートからストリッパバッキングプレートの
中央部寄りに力が加わり、ストリッパバッキングプレー
トを下方に押し出すので、このストリッパバッキングプ
レートを介してストリッパの中央部寄りに力が集中し、
真に必要な被加工材中央部に大きな押付力が与えられ
る。
【0008】また、ストリッパバッキングプレートがス
トリッパを押す力をストリッパバッキング押出しプレー
トに肩代りさせるようにして、ストリッパバッキングプ
レートが大きな接触面積でストリッパと接触できるよう
にしたので、打抜きの際、ストリッパバッキングプレー
トの中央部に発生する振動が抑制され、ストリッパバッ
キングプレートの中央部における振動を大幅に低減する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
の打抜き金型は、図4に示すように、抜き型を構成する
ダイ1およびダイプレート2、被加工材9を打抜くパン
チ3、パンチ3を取り付けるパンチプレート4、被加工
材9を押えるストリッパ5、ダイ2を支持するダイバッ
キングプレート6、パンチ3を支持するパンチバッキン
グプレート7、およびストリッパ5を支持するストリッ
パバッキングプレート8から主に構成され、このストリ
ッパバッキングプレート8上に、ストリッパバッキング
押出しプレート12を設けている。
【0010】このストリッパバッキング押出しプレート
12は、図1に示すように、ストリッパ5の中央部に対
応するストリッパバッキングプレート8の中央部と部分
的に接触してストリッパバッキングプレート8を下方に
押し出すようになっている。そして、ストリッパバッキ
ング押出しプレート12とストリッパバッキングプレー
ト8との接触部分12bの幅方向寸法sを被加工材9の
幅wよりも狭くしてある。
【0011】これを具体的に説明する。ダイプレート
2、およびストリッパ5は、それらの中央部にパンチ3
を挿通する孔2a、5aを有している。また、ストリッ
パバッキングプレート8およびストリッパバッキング押
出しプレート12には、それらの中心部にパンチ3の逃
げ孔8a、12aが設けられる。これらの孔2a、5
a、8a、12aの中心線上に沿ってパンチ3が出没す
る。
【0012】ストリッパバッキングプレート8の逃げ孔
8aを構成する中央端部(中央部)の下面には、ストリ
ッパ5を嵌め込む溝8bが切ってあり、その溝8bに全
面接触するようにストリッパ5を嵌め込んである。スト
リッパバッキングプレート8の中央端部の上面には、ス
トリッパバッキング押出しプレート12が部分的に接触
するように重ねられている。
【0013】ストリッパバッキング押出しプレート12
をストリッパバッキングプレート8に部分的に接触させ
るために、ストリッパバッキング押出しプレート12の
中央端部下面を除く他の部分と、ストリッパバッキング
プレート8との間に空隙部13を形成する。空隙部13
を形成する方法としては、ストリッパバッキング押出し
プレート12のストリッパバッキングプレート8と接す
る面の空隙部を形成する部分を研磨して除去する方法、
逆に接触する部分に薄いスペーサを装着する方法、ある
いはストリッパバッキングプレート8の方にクラウンを
付ける方法などがある。
【0014】ストリッパバッキング押出しプレート12
とストリッパバッキングプレート8との接触部分12b
の幅方向寸法sとは、接触部分12bの一端から中央の
逃げ孔12aを横切って接触部分の他端に至る長さであ
り、換言すれば接触部分の径である。この寸法sは、ス
トリッパバッキングプレート8の中央端部に押え力を集
中させるために、被加工材9の幅wよりも実質的に狭く
することが必要である。
【0015】ストリッパバッキング押出しプレート12
の上面にはばね10が設けられ、ストリッパバッキング
押出しプレート12を下方に押圧するようになってい
る。なお、このばね10は図4のばね10と等価であ
る。
【0016】図1に示す構造で、ストリッパバッキング
プレート8の押出し部となるストリッパバッキング押出
しプレート12の接触部分12bの厚さを1mm程度と
し、ストリッパバッキング押出しプレート12のストリ
ッパバッキングプレート8と接する面の一部を研磨して
0.1mm厚を除去した打抜き金型を用いて、被加工材9
(材質Fe−42Ni)の寸法幅w=46mmに対するス
トリッパバッキング押出しプレート12のストリッパバ
ッキングプレート8に接触する部分の幅方向寸法sの比
率を変えて被加工材9の幅方向の押え圧力(MPa)分
布を調べた。
【0017】その結果、図2に示すように、押さえ圧力
分布は、リードフレーム面内全て負(押付け側)であ
り、2〜11MPaであった。また、w/2≦s≦wの
範囲ではより均一な押え圧力分布となることが分かっ
た。
【0018】また、ストリッパバッキングプレート8の
逃げ孔8aを構成する中央端部の下面に切った溝8b
に、ストリッパ5を全面接触するように嵌め込んである
ので、ストリッパバッキングプレート8の中央端部にお
ける振動を低減させることができた。この実験結果を従
来例とともに図3に示す。これらのことは、コンピュー
タによるシミュレーションおよび実験的に確かめられ
た。
【0019】このように本実施例によれば、材料押さえ
圧の増大と均一化を図りながら、ストリッパバッキング
プレートの中央端部に生じる振動を大幅に低減すること
ができるので、特に多ピンで微細パターンを有する被加
工材に対しても設計通りで変形の無い打抜きが行なえ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ストリッパバッキング
押出しプレートを設け、これとストリッパバッキングプ
レートとの接触部分の幅方向寸法を被加工材の幅よりも
狭くして、ストリッパの中央部寄りに力が加わるように
したので、必要な被加工材中央部に大きな押付力を均一
に与えることができる。また、ストリッパバッキング押
出しプレートとストリッパバッキングプレートとの接触
面積を小さくすることによって中央部寄りに力を加えて
おり、ストリッパバッキングプレートとストリッパとの
接触面積は小さくしなくてもよいので、ストリッパバッ
キングプレートの中央部の振動を大幅に低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の打抜き金型の実施例を示す部分拡大図
である。
【図2】本実施例に係るs/wと被加工材の幅方向の押
え分布との関係を示す図である。
【図3】本実施例に係るストリッパバッキングプレート
の中央端部に生じる振動の大きさを示す図である
【図4】本実施例の打抜き金型の全体構成図である。
【図5】従来の空隙部を設けた打抜き金型の部分拡大図
である。
【符号の説明】
1 ダイ 2 ダイプレート 3 パンチ 4 パンチプレート 5 ストリッパ 6 ダイバッキングプレート 7 パンチバッキングプレート 8 ストリッパバッキングプレート 9 被加工材 10 ばね 12 ストリッパバッキング押出しプレート 12b 接触部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工材を押えるストリッパ、および該ス
    トリッパを支えるストリッパバッキングプレートを有
    し、ストリッパバッキングプレートによりストリッパを
    介して前記被加工材を押えて被加工材を打抜く打抜き金
    型において、前記ストリッパバッキングプレート上に、
    前記ストリッパの中央部に対応するストリッパバッキン
    グプレートの中央部と接触してストリッパバッキングプ
    レートを下方に押し出すストリッパバッキング押出しプ
    レートを設け、該ストリッパバッキング押出しプレート
    とストリッパバッキングプレートとの接触部分の幅方向
    寸法sを前記被加工材の幅wよりも狭くすることを特徴
    とする打抜き金型。
  2. 【請求項2】前記接触部分の幅方向寸法sがw/2≦s
    ≦wである請求項1に記載の打抜き金型。
JP13178194A 1994-06-14 1994-06-14 打抜き金型 Pending JPH081250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13178194A JPH081250A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 打抜き金型

Applications Claiming Priority (1)

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JP13178194A JPH081250A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 打抜き金型

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JPH081250A true JPH081250A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15066004

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JP13178194A Pending JPH081250A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 打抜き金型

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JP (1) JPH081250A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2727337A1 (fr) * 1994-11-30 1996-05-31 Usinor Sacilor Dispositif de support d'une face laterale d'une installation de coulee continue de bandes metalliques entre cylindres

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2727337A1 (fr) * 1994-11-30 1996-05-31 Usinor Sacilor Dispositif de support d'une face laterale d'une installation de coulee continue de bandes metalliques entre cylindres
EP0714715A1 (fr) * 1994-11-30 1996-06-05 USINOR SACILOR Société Anonyme Dispositif de support d'une face latérale d'une installation de coulée continue de bandes métalliques entre cyclindres

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