JPH08123776A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JPH08123776A
JPH08123776A JP25831994A JP25831994A JPH08123776A JP H08123776 A JPH08123776 A JP H08123776A JP 25831994 A JP25831994 A JP 25831994A JP 25831994 A JP25831994 A JP 25831994A JP H08123776 A JPH08123776 A JP H08123776A
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JP25831994A
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Yoshinori Yamamoto
良典 山本
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ通信システムにおける共有メモリ使用
効率を向上する。 【構成】 情報処理装置1と通信処理装置3とに共有さ
れる共有メモリ2は、複数の制御情報格納手段11と、
複数のユーザー情報格納手段12とを備えており、情報
処理装置1は、送信対象のユーザー情報と制御情報とを
選択したユーザー情報格納手段12と制御情報格納手段
11とに分配する分配手段21と、この分配結果を示す
分配情報を送出する指示送出手段22とを備えており、
通信処理装置3は、分配情報で示された制御情報を所定
の長さに変換する変換手段31と、分配情報で示された
ユーザー情報を変換後の制御情報に続いて回線に送出す
る送信手段32と、受信データを制御情報とユーザー情
報とに分割し、選択したユーザー情報格納手段12と制
御情報格納手段11とに分配する受信手段33と、この
分配結果を示す分割情報を通知する通知手段34とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置相互間で
大量のデータを高速に伝送するデータ通信システムに関
するものである。
【0002】画像情報や音声情報は、通常のテキストデ
ータに比べてその情報量が膨大であることから、これら
の情報を同時に扱うマルチメディア情報通信の分野で
は、大量のデータを高速に伝送可能なデータ通信システ
ムが必要とされている。
【0003】
【従来の技術】図4に、従来のデータ通信システムの構
成例を示す。図4において、情報処理装置310と通信
処理装置320とは、共有メモリ330を介してデータ
の授受を行う構成となっており、通信処理装置320
は、情報処理装置310からの指示に応じて、指定され
たデータを回線に送出し、また、回線を介して受信した
データを情報処理装置310に送出する構成となってい
る。
【0004】上述した共有メモリ330は、複数の単位
領域に分割されており、メモリ管理装置340は、情報
処理装置310および通信処理装置320からの指示に
応じて、これらの単位領域ごとに通信バッファの獲得や
解放を管理する構成となっている。
【0005】このように、情報処理装置310と通信処
理装置320とが共有メモリ330の記憶領域を通信バ
ッファとして利用することにより、情報処理装置310
と通信処理装置320とのあいだのデータ伝送処理を不
要とし、情報処理装置310から別の情報処理装置への
データ伝送全体に要する時間の短縮を可能としている。
【0006】また、このようなデータ通信システムにお
いては、情報処理装置310において稼働中のアプリケ
ーションソフトウェアで処理されるユーザー情報ととも
に、ネットワークにおける通信手順を制御するためのプ
ロトコル制御情報の通信が行われている。
【0007】通常は、ユーザー情報を送信する際には、
その宛て先などに示すプロトコル制御情報と組み合わせ
て一つのメッセージとして送信され、一方、ユーザー情
報を受信したことを通知する場合などには、プロトコル
制御情報のみが受信確認通知として送信されている。
【0008】ここで、従来のデータ通信システムにおい
ては、通信処理装置320は、情報処理装置210から
共有メモリ330を介して受け取った送信データを単純
に回線を介して送出する機能のみを受け持っており、ユ
ーザー情報とプロトコル制御情報とから送信データを作
成する処理や受信データをユーザー情報とプロトコル制
御情報とに分解する処理は、情報処理装置310の送信
データ作成部311および受信データ分解部312に任
されていた。
【0009】このため、共有メモリ330に格納する段
階においては、ユーザー情報とプロトコル制御情報との
組み合わせも単独のプロトコル制御情報も同じ1つの伝
送単位として扱われ、これらの伝送単位のそれぞれが、
上述した単位領域に保持されていた。
【0010】なお、上述した単位領域の大きさは、情報
処理装置310が扱うデータの大きさの平均値などから
予め決定されており、大量のデータの送受信を行う情報
処理装置310に対応する共有メモリ330は、比較的
大容量の単位領域に分割される場合が多い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したユ
ーザー情報のデータ長は、通常数百バイト以上であり、
特に、情報処理装置310が、画像などの情報を扱うマ
ルチメディア端末装置である場合には、膨大な量のユー
ザー情報が1つの伝送単位として伝送される。これに対
して、プロトコル制御情報のデータ長は高々数十バイト
である。
【0012】このように、ユーザー情報を含んだ伝送単
位とプロトコル制御情報のみの伝送単位とでは、そのデ
ータ長が大きく異なるにもかかわらず、従来の方式にお
いては、これらを同じように1つの伝送単位として扱っ
ている。このため、プロトコル制御情報の伝送の際に
も、メモリ管理装置340は、共有メモリ330の単位
領域を通信バッファとして獲得してしまい、高々数十バ
イトのプロトコル制御情報によって数百バイトの容量を
有する単位領域が占有されてしまう。
【0013】したがって、プロトコル制御情報の伝送頻
度が高くなると、メモリの使用効率が著しく低下してし
まう。本発明は、共有メモリを利用してデータ伝送の高
速化を図ったデータ通信システムにおいて、この共有メ
モリの使用効率を向上することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。請求項1の発明は、情報処理装置1と
の間で共有メモリ2を介してデータの授受を行い、情報
処理装置1からの指示に応じて、ネットワークとの間の
通信処理を行う通信処理装置3を備えたデータ通信シス
テムにおいて、共有メモリ2は、ネットワークとの通信
ごとに、通信の制御に必要な制御情報を格納する複数の
制御情報格納手段11と、ネットワークとの通信の対象
となったユーザー情報を格納する複数のユーザー情報格
納手段12とを備えた構成であり、情報処理装置1は、
送信しようとするユーザー情報および制御情報をそれぞ
れ複数のユーザー情報格納手段12のいずれかおよび複
数の制御情報格納手段11のいずれかに分配する分配手
段21と、分配手段21による分配結果を示す分配情報
とともに、通信処理装置3に送信指示を送出する指示送
出手段22とを備えた構成であり、通信処理装置3は、
分配情報に基づいて、該当する制御情報格納手段11か
ら制御情報を読み出して、そのデータ長を所定の長さに
変換する変換手段31と、分配情報に基づいて、該当す
るユーザー情報格納手段12からユーザー情報を読み出
し、変換手段31による変換結果とユーザー情報とを組
み合わせて回線に送出する送信手段32と、回線からの
信号を受け取り、得られた受信データをその先頭からの
データ長に基づいて制御情報とユーザー情報とに分割し
て、それぞれ複数のユーザー情報格納手段12のいずれ
かおよび複数の制御情報格納手段11のいずれかに分配
する受信手段33と、受信手段33による分配結果を示
す分割情報とともに、情報処理装置1に受信通知を送出
する通知手段34とを備えた構成であることを特徴とす
る。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載のデー
タ通信システムにおいて、情報処理装置1の分配手段2
1は、送信対象となるユーザー情報の大きさに応じて、
少なくとも1つのユーザー情報格納手段12からなる共
有メモリ2の連続した記憶領域を獲得し、ユーザー情報
の分配処理に供する第1の獲得手段141を備えた構成
であり、通信処理装置3の受信手段33は、受信データ
に含まれるユーザー情報の大きさに応じて、少なくとも
1つのユーザー情報格納手段12からなる共有メモリ2
の連続した記憶領域を獲得し、ユーザー情報の分配処理
に供する第2の獲得手段142を備えた構成であること
を特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明は、変換手段31,送信手段3
2および受信手段33を通信制御装置3に設けたことに
より、ユーザー情報と制御情報との結合して送信データ
を作成する処理および受信データをユーザー情報と制御
情報とに分離する処理は、情報処理装置1に代わって通
信処理装置3に分担されている。したがって、情報処理
装置1の分配手段21がユーザー情報と制御情報とをユ
ーザー情報格納手段12と制御情報格納手段11とに振
り分けて格納することができ、また、通信処理装置3の
通知手段34からの受信通知に応じて、該当するユーザ
情報格納手段11および制御情報格納手段11にアクセ
スすることで、ユーザー情報と制御情報とを分離して受
け取ることができる。
【0017】これにより、高々数十バイトの制御情報が
大容量の通信バッファを専有することを防いで、共有メ
モリの使用効率を向上することができる。また、請求項
2の発明は、第1の獲得手段141および第2の獲得手
段142が、ユーザー情報の大きさに合わせて、適切な
数のユーザー情報格納手段12を割り当てるものであ
る。
【0018】この場合に、1つのユーザー情報格納手段
12の容量を比較的小容量としておけば、第1の獲得手
段141および第2の獲得手段142によって割り当て
るユーザー情報格納手段12の数を調整することによ
り、該当するユーザー情報のデータ量に見合った大きさ
の通信バッファを割り当てることができる。
【0019】これにより、ユーザー情報に割り当てられ
たユーザー情報格納手段12において、情報が格納され
ていない無駄な領域を削減することが可能となるから、
共有メモリの使用効率を向上することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、本発明のデータ通信システ
ムの実施例構成図である。
【0021】図2において、データ通信システムは、情
報処理装置1に相当するマルチメディア端末装置210
から送信データの作成機能と受信データの分解機能とを
切り離し、通信処理装置220に送信データ作成部22
1と受信データ分解部222とを付加することにより、
これらの機能を分担した構成となっている。
【0022】上述したマルチメディア端末装置210と
通信処理装置220とは、従来のデータ通信システムと
同様に、共有メモリ2を介してユーザー情報およびプロ
トコル制御情報の授受を行う構成となっており、メモリ
管理装置230は、マルチメディア端末装置210およ
び通信処理装置220からの指示に応じて、この共有メ
モリ2内の領域を管理する構成となっている。
【0023】このデータ通信システムにおいて、共有メ
モリ2は、ユーザー情報領域201とプロトコル情報領
域202とから構成されている。このユーザー情報領域
201は、それぞれがNバイトの容量を有するn個のユ
ーザー情報用単位領域に分割されており、それぞれのユ
ーザー情報用単位領域には、0番からn番までの番号が
付されている。また、プロトコル情報領域202は、そ
れぞれがMバイトの容量を有するm個の制御情報用単位
領域に分割されており、それぞれの制御情報用単位領域
には、0番からm番までの番号が付されている。
【0024】ここで、上述したユーザー情報用単位領域
のそれぞれは、ユーザー情報格納手段12に相当するも
のであり、その容量は、例えば、このデータ通信システ
ムにおける平均的なユーザー情報の大きさに応じて決定
すればよい。また、制御情報用単位領域のそれぞれは、
制御情報格納手段11に相当するものであり、その容量
は、プロトコル制御情報の最大長とすればよい。
【0025】図2に示したマルチメディア端末装置21
0において、データ処理部211は、メモリ管理装置2
30を介してユーザー情報用単位領域を獲得し、獲得し
たユーザー情報用単位領域に送信しようとするユーザー
情報を格納するとともに、通信制御部212を介して、
通信処理装置220に送信指示を送出する構成となって
いる。
【0026】このとき、通信制御部212は、メモリ管
理装置230を介して制御情報用単位領域を獲得し、上
述した送信データに対応するプロトコル制御情報と該当
するユーザー情報用単位領域の番号とを獲得した制御情
報用単位領域に格納し、データ処理部211からの送信
指示を通信処理装置220に中継する際に、上述した制
御情報用単位領域を示す番号を送信指示に付加すればよ
い。
【0027】このように、データ処理部211と通信処
理部212とが、それぞれメモリ管理装置230を介し
て獲得したユーザー情報用単位領域と制御情報用単位領
域とに、ユーザー情報とプロトコル制御情報とを格納す
ることにより、分配手段21の機能が実現され、共有メ
モリ2にユーザー情報とプロトコル制御情報とがそれぞ
れ格納される。また、送信指示で示された制御情報用単
位領域には、プロトコル制御情報とともに、このプロト
コル制御情報に対応するユーザー情報を示す情報とし
て、ユーザー情報用単位領域の番号が保持されている。
【0028】したがって、図2に示す通信処理装置22
0において、送信データ作成部221が、上述した送信
指示で示された制御情報単位領域からプロトコル制御情
報とともにこの番号を読みだせば、送信対象となるユー
ザー情報とこれに対応するプロトコル制御情報との両方
を得ることができる。
【0029】このとき、送信データ作成部221は、ま
ず、送信指示で示された制御情報用単位領域から読み出
したプロトコル制御情報の長さに応じて、適切な長さの
ビット列を付加し、所定の長さの送信用プロトコル制御
情報を作成すればよい。ここで、送信用のプロトコル制
御情報の長さは、例えば、プロトコル制御情報の長さの
最大値Lとすればよく、元のプロトコル制御情報の長さ
がこの最大値L未満である場合に、ヌルコードなどを示
すビット列を付加すれば、この送信データ作成部221
により、変換手段31の機能を実現することができる。
【0030】また、この送信データ作成部221は、送
信用のプロトコル制御情報を伝送制御部224に送出し
たのちに、上述した制御情報用単位領域から読み出した
番号に基づいて、転送処理部223にデータ転送の対象
となるユーザー情報用単位領域を指定し、共有メモリ2
から伝送制御部224へのユーザー情報の転送処理の開
始を指示すればよい。
【0031】このように、送信データ作成部221が、
転送処理部223および伝送制御部224を制御するこ
とにより、送信手段32の機能が実現され、図3(a) に
示すように、上述した固定長のプロトコル制御情報の後
に、共有メモリ2のユーザー情報領域201に保持され
たユーザー情報を結合して送信データを作成し、この送
信データを伝送制御部224により回線を介してネット
ワークに送出することができる。
【0032】一方、マルチメディア端末装置210が、
受信確認などの目的でプロトコル制御情報のみを送信し
ようとした場合は、このプロトコル制御情報のみが共有
メモリ2の制御情報用単位領域を介して通信処理装置2
20に渡され、上述した送信データ作成部221によ
り、固定長のプロトコル制御情報に変換されて回線に送
出される。
【0033】この場合は、共有メモリ2の制御情報用単
位領域のみが利用され、ユーザー情報領域202に対す
るアクセスは行われない。したがって、単独のプロトコ
ル制御情報の送信処理のために、大容量の通信バッファ
が占有されることを防いで、メモリの使用効率を向上す
ることができる。
【0034】また、図2において、受信データ分解部2
24は、伝送制御部224が回線を介して受信した受信
データを受け取り、この受信データの先頭からのビット
数に応じて、転送処理部223による転送動作を制御し
て、共有メモリ2における転送先を切り換える構成とな
っている。
【0035】このとき、伝送制御部224は、ネットワ
ークとの間のネゴシェーションの際に得られた受信デー
タのデータ量に関する情報に基づいて、受信データがユ
ーザー情報を含んでいると判断した場合は、メモリ管理
装置230を介してユーザー情報用単位領域を獲得し、
その番号を受信データに先立って、受信データ分解部2
22に通知しておけばよい。
【0036】また、受信データ分解部222は、予めメ
モリ管理装置230を介して制御情報用単位領域を獲得
しておき、受信データの先頭から上述した所定のデータ
長までは、受信データの転送先として、獲得した制御情
報用単位領域を指定し、その後は、伝送制御部224か
ら通知された番号で示されるユーザー情報用単位領域を
転送先として指定すればよい。
【0037】このように、伝送制御部224からの通知
に応じて、受信データ分解部222が転送処理部223
の転送動作を制御することにより、受信手段33の機能
を実現し、受信データをプロトコル制御情報とユーザー
情報とに分離して、共有メモリ2のプロトコル情報領域
202とユーザー情報領域201とにそれぞれ格納する
ことができる。
【0038】また、上述した転送処理の終了後に、受信
データ分解部222は、通知手段34として動作し、ユ
ーザー情報の格納先として獲得したユーザー情報用単位
領域の番号を上述した制御情報用単位領域に書き込むと
ともに、この制御情報用単位領域を示す番号を受信通知
に付加して、マルチメディア端末装置210に送出すれ
ばよい。
【0039】この場合は、受信データがユーザー情報を
含んでいる場合は、プロトコル制御情報とユーザー情報
とがそれぞれ共有メモリ2のプロトコル情報領域202
とユーザー情報領域201とに格納され、該当する制御
情報用単位領域に、プロトコル制御情報とともに対応す
るユーザー情報を示す情報が格納される。一方、受信確
認のためのメッセージのように、受信データが単独のプ
ロトコル制御情報である場合は、メッセージの受信に応
じて制御情報用単位領域のみの獲得処理が行われ、プロ
トコル制御情報のみが該当する制御情報用単位領域に格
納される。
【0040】したがって、受信通知の入力に応じて、マ
ルチメディア端末装置210の通信制御部212が、受
信通知で示された制御情報用単位領域を参照することに
より、プロトコル制御情報と対応するユーザー情報に関
する情報とを得ることができる。 つまり、通信制御部
212は、まず、該当する制御情報用単位領域からプロ
トコル制御情報を読み出してデータ処理部211に送出
し、次いで、ユーザー情報との対応関係を示す情報とし
て、ユーザー情報用単位領域の番号が格納されている場
合には、該当するユーザー情報用単位領域をユーザー情
報の格納場所として、データ処理部211に通知すれば
よい。
【0041】上述したようにして、送信データの作成処
理および受信データの分解処理を通信処理部220側に
分担し、共有メモリ2に設けたユーザー情報格納手段1
2および制御情報格納手段11を介して、ユーザー情報
とプロトコル制御情報とを分離して授受することが可能
となる。
【0042】この場合は、上述したように、送信データ
や受信データが単独のプロトコル制御情報である場合に
は、小容量の制御情報用単位領域のみを用いて送受信処
理が行われるから、プロトコル制御情報の送受信頻度が
増大した場合においても、メモリの使用効率を高い水準
に維持することができる。
【0043】ところで、データ通信システムにおいて送
受信されるユーザー情報の大きさはまちまちであるか
ら、その最大のものに合わせて上述したユーザー情報用
単位領域の大きさを設定したのでは、送受信されるユー
ザー情報のデータ量が小さい場合には、メモリ使用効率
が低下してしまう。
【0044】次に、このような課題を解決するために、
請求項2の発明を適用して、送受信されるユーザー情報
に割り当てるユーザー情報用単位領域の数を可変とする
方法について説明する。
【0045】この場合は、最小のユーザー情報の大きさ
(例えば、256バイト)に応じて、1つのユーザー情
報用単位領域の容量Nの値を設定しておき、獲得指示に
応じて、メモリ管理装置230が、連続した番号のユー
ザー情報用単位領域を獲得する構成とすることにより、
ユーザー情報領域201において連続する格納領域を通
信バッファとして割り当てればよい。
【0046】図2に示したメモリ管理装置230におい
て、ユーザー単位ポインタ231および制御単位ポイン
タ232は、それぞれ通信バッファとして最後に割り当
てられたユーザー情報用単位領域および制御情報用単位
領域の番号を保持しており、これらの番号を獲得処理部
233によるバッファの獲得処理に供する構成となって
いる。
【0047】この獲得処理部233は、要求解析部23
4からの指示に応じて、上述したユーザー単位ポインタ
231と制御単位ポインタ232とを参照して、新しい
ユーザー情報用単位領域および制御情報用単位領域の獲
得を行い、該当する番号によってユーザー単位ポインタ
231およびプロトコル単位ポインタ232の内容を更
新する構成となっている。
【0048】ここで、獲得処理部233は、ユーザー情
報領域201およびプロトコル情報領域202を循環バ
ッファとして扱い、ユーザー単位ポインタ231および
制御単位ポインタ232とに基づいて、ユーザー情報用
単位領域および制御情報用単位領域を番号の昇順で獲得
していけばよい。
【0049】以下、本発明のデータ通信システムによる
データの送受信動作を説明する。マルチメディア端末装
置210がネットワークを介して別のマルチメディア端
末装置(図示せず)にユーザー情報を送信する場合に
は、まず、データ処理部211は、メモリ管理装置23
0に対してデータの大きさを示して、通信バッファの獲
得を依頼する。
【0050】この獲得依頼を受けて、メモリ管理装置2
30の要求解析部234は、上述したデータの大きさに
基づいて、必要なユーザー情報用単位領域の数を算出
し、この算出結果を指定して、獲得処理部233にユー
ザー情報用単位領域の獲得を指示する。
【0051】これに応じて、獲得処理部233は、ユー
ザー単位ポインタ231を参照し、このユーザー単位ポ
インタ231で示された番号の次の番号から必要な数の
ユーザー情報用単位領域を獲得し、該当するユーザー情
報用単位領域のアドレスをデータ処理部211に通知す
るとともに、獲得したユーザー情報用単位領域の数を用
いてユーザー単位ポインタ231の内容を更新する。
【0052】例えば、上述したデータの大きさがN×k
バイトであった場合は、必要なユーザー情報用単位領域
の数はk個であるから、ユーザー単位ポインタ231に
保持された番号iに増分kを加算し、この加算結果をユ
ーザー単位ポインタ231に格納すればよい。また、こ
のとき、獲得処理部233は、データ処理部211に、
i+1番目のユーザー情報用単位領域の先頭アドレスと
獲得したユーザー情報用単位領域の番号の範囲(i+1
番からi+k番まで)とを獲得した通信バッファを示す
情報として通知すればよい。
【0053】このように、データ処理部211からの要
求に応じて、要求解析部233が獲得処理部234を制
御することにより、請求項2で述べた第1の獲得手段4
1の機能を実現し、送信しようとするユーザー情報の大
きさに見合った数のユーザー情報用単位領域を割り当て
ることができる。
【0054】なお、上述したユーザー単位ポインタ23
1および制御単位ポインタ232の値がそれぞれユーザ
ー情報用単位領域の総数nおよび制御情報用単位領域の
総数mとなった場合は、それぞれの値を初期値『0』に
リセットして、獲得処理を続ければよい。すなわち、ユ
ーザー情報領域201およびプロトコル情報領域202
を循環した記憶領域として扱えばよい。
【0055】このように、獲得処理を単純化したことに
より、獲得処理や記憶領域の管理に要する時間を削減
し、データ通信システムの処理能力の向上を図ることが
できる。
【0056】また、この場合は、図3(b) に示すよう
に、k個のユーザー情報単位領域にユーザー情報が分配
して格納されているから、通信処理装置220の送信デ
ータ作成部221は、これらのユーザー情報単位領域を
順次に指定して、転送処理部223にユーザー情報の転
送処理を指示すればよい。これにより、k個のユーザー
情報単位領域に分割して格納されたユーザー情報を結合
して、図3(a) に示した送受信データのフォーマットに
則った送信データを形成することができる。
【0057】一方、受信の際には、ネットワークとのネ
ゴシェーションの際に受信データの大きさが通知される
から、通信処理装置220の伝送制御部224は、メモ
リ管理装置230にユーザー情報用単位領域の獲得を依
頼する際に、このデータの大きさを要求解析部234に
通知すればよい。
【0058】また、これに応じて、要求解析部234
は、上述した送信処理の際と同様にして、ユーザー情報
の格納に必要なユーザー情報用単位領域の数を算出し、
獲得処理部233に通知すればよい。
【0059】このように、獲得要求で示されたデータ量
に応じて、要求解析部234が獲得処理部233による
獲得処理を制御し、獲得処理部233がユーザー単位ポ
インタ231を参照しながら連続したユーザー情報用単
位領域を獲得することにより、請求項2で述べた第2の
獲得手段42の機能を実現し、受信データに含まれるユ
ーザー情報のデータ量に見合った数のユーザー情報用単
位領域を割り当てることができる。
【0060】この場合は、ユーザー情報に割り当てられ
たユーザー情報用単位領域の記憶領域の総和は、ユーザ
ー情報の大きさにかなり近い大きさとなるから、無駄に
なる記憶領域の大きさを小さくして、メモリの使用効率
を向上することができる。
【0061】これにより、データ通信システムに備えら
れた有限のメモリ資源を有効に利用して、画像情報や音
声情報などのような膨大な量のデータを効率的に通信す
ることが可能となり、データ通信システムの性能の向上
に寄与することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、情報処理
装置と通信処理装置との間では、共有メモリのユーザー
情報格納手段および制御情報格納手段を介して、ユーザ
ー情報とプロトコル制御情報とがそれぞれ独立に授受さ
れるので、プロトコル制御情報の通信頻度にかかわら
ず、共有メモリの使用効率を高いレベルに維持すること
ができるから、画像情報や音声情報などのマルチメディ
ア情報の通信に適したデータ通信システムを実現するこ
とができる。
【0063】また、送受信されるユーザー情報に少なく
とも1つのユーザー情報格納手段を割り当てて、通信バ
ッファの容量を可変とすることにより、ユーザー情報の
大きさにかかわらず、その大きさに見合った容量の通信
バッファを割り当てることが可能となるから、各ユーザ
ー情報格納手段における無駄な記憶領域を削減して、メ
モリの使用効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明のデータ通信システムの実施例構成図で
ある。
【図3】送受信データの構成を示す図である。
【図4】従来のデータ通信システムの構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,310 情報処理装置 2,330 共有メモリ 3,220,320 通信処理装置 11 制御情報格納手段 12 ユーザー情報格納手段 21 分配手段 22 指示送出手段 31 変換手段 32 送信手段 33 受信手段 34 通知手段 41 第1の獲得手段 42 第2の獲得手段 201 ユーザー情報領域 202 プロトコル情報領域 210 マルチメディア端末装置 211 データ処理部 212 通信制御部 221,311 送信データ作成部 222,312 受信データ分解部 223 転送処理部 224 伝送制御部 230,340 メモリ管理装置 231 ユーザー単位ポインタ 232 制御単位ポインタ 233 要求解析部 234 獲得処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置との間で共有メモリを介し
    てデータの授受を行い、前記情報処理装置からの指示に
    応じて、ネットワークとの間の通信処理を行う通信処理
    装置を備えたデータ通信システムにおいて、 前記共有メモリは、 前記ネットワークとの通信ごとに、通信の制御に必要な
    制御情報を格納する複数の制御情報格納手段と、 前記ネットワークとの通信の対象となったユーザー情報
    を格納する複数のユーザー情報格納手段とを備えた構成
    であり、 前記情報処理装置は、 送信しようとするユーザー情報および制御情報をそれぞ
    れ前記複数のユーザー情報格納手段のいずれかおよび前
    記複数の制御情報格納手段のいずれかに分配する分配手
    段と、 前記分配手段による分配結果を示す分配情報とともに、
    前記通信処理装置に送信指示を送出する指示送出手段と
    を備えた構成であり、 通信処理装置は、 前記分配情報に基づいて、該当する制御情報格納手段か
    ら制御情報を読み出して、そのデータ長を所定の長さに
    変換する変換手段と、 前記分配情報に基づいて、該当するユーザー情報格納手
    段からユーザー情報を読み出し、前記変換手段による変
    換結果と前記ユーザー情報とを組み合わせて前記回線に
    送出する送信手段と、 前記回線からの信号を受け取り、得られた受信データを
    その先頭からのデータ長に基づいて制御情報とユーザー
    情報とに分割して、それぞれ前記複数のユーザー情報格
    納手段のいずれかおよび前記複数の制御情報格納手段の
    いずれかに分配する受信手段と、 前記受信手段による分配結果を示す分割情報とともに、
    前記情報処理装置に受信通知を送出する通知手段とを備
    えた構成であることを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ通信システムに
    おいて、 情報処理装置の分配手段は、送信対象となるユーザー情
    報の大きさに応じて、少なくとも1つのユーザー情報格
    納手段からなる共有メモリの連続した記憶領域を獲得
    し、前記ユーザー情報の分配処理に供する第1の獲得手
    段を備えた構成であり、 通信処理装置の受信手段は、受信データに含まれるユー
    ザー情報の大きさに応じて、少なくとも1つのユーザー
    情報格納手段からなる共有メモリの連続した記憶領域を
    獲得し、前記ユーザー情報の分配処理に供する第2の獲
    得手段を備えた構成であることを特徴とするデータ通信
    システム。
JP25831994A 1994-10-24 1994-10-24 データ通信システム Withdrawn JPH08123776A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7958140B2 (en) 2002-02-26 2011-06-07 Ricoh Company, Ltd. Method of controlling user information and information processing apparatus

Cited By (3)

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US7958140B2 (en) 2002-02-26 2011-06-07 Ricoh Company, Ltd. Method of controlling user information and information processing apparatus
US8135734B2 (en) 2002-02-26 2012-03-13 Ricoh Company, Ltd. Method of controlling user information and information processing apparatus
US10404785B2 (en) 2002-02-26 2019-09-03 Ricoh Company, Ltd. Method of controlling user information and information processing apparatus

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