JPH08122856A - 変倍ファインダー - Google Patents
変倍ファインダーInfo
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- JPH08122856A JPH08122856A JP6279857A JP27985794A JPH08122856A JP H08122856 A JPH08122856 A JP H08122856A JP 6279857 A JP6279857 A JP 6279857A JP 27985794 A JP27985794 A JP 27985794A JP H08122856 A JPH08122856 A JP H08122856A
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- JP
- Japan
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- lens
- lens group
- power
- positive
- eyepiece
- Prior art date
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/16—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group
- G02B15/163—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a first movable lens or lens group and a second movable lens or lens group, both in front of a fixed lens or lens group
- G02B15/167—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a first movable lens or lens group and a second movable lens or lens group, both in front of a fixed lens or lens group having an additional fixed front lens or group of lenses
- G02B15/173—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a first movable lens or lens group and a second movable lens or lens group, both in front of a fixed lens or lens group having an additional fixed front lens or group of lenses arranged +-+
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/144—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only
- G02B15/1441—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive
- G02B15/144113—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive arranged +-++
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 変倍に伴う収差変動を抑制し、全変倍範囲に
わたり良好なる物体像の観察ができる変倍ファインダー
を得ること。 【構成】 物体側より順に固定の正の屈折力の第1レン
ズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レ
ンズ群、そして正の屈折力の第4レンズ群の4つのレン
ズ群より成る全体として正の屈折力の対物レンズと全体
として正の屈折力の接眼レンズとを有し、該対物レンズ
によって形成した物体像を該接眼レンズにより観察する
際、該第2レンズ群を移動させることにより変倍を行
い、それに伴うファインダー視度の変化を、該第4レン
ズ群を移動させることにより補正すると共に該第1〜第
4レンズ群を何れも単一レンズより構成したこと。
わたり良好なる物体像の観察ができる変倍ファインダー
を得ること。 【構成】 物体側より順に固定の正の屈折力の第1レン
ズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レ
ンズ群、そして正の屈折力の第4レンズ群の4つのレン
ズ群より成る全体として正の屈折力の対物レンズと全体
として正の屈折力の接眼レンズとを有し、該対物レンズ
によって形成した物体像を該接眼レンズにより観察する
際、該第2レンズ群を移動させることにより変倍を行
い、それに伴うファインダー視度の変化を、該第4レン
ズ群を移動させることにより補正すると共に該第1〜第
4レンズ群を何れも単一レンズより構成したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変倍ファインダーに関
し、特に写真用カメラ、ビデオカメラ等のファインダー
においてファインダー視度を一定に保ちつつ、視野倍率
の変倍を行った高倍率で実像式の変倍ファインダーに関
するものである。
し、特に写真用カメラ、ビデオカメラ等のファインダー
においてファインダー視度を一定に保ちつつ、視野倍率
の変倍を行った高倍率で実像式の変倍ファインダーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より撮影系とファインダー系が別体
に構成されているカメラにおいては、撮影系が変倍系の
ときにはファインダー系として撮影系の変倍に伴いファ
インダー視野倍率が変化する構成の変倍ファインダーが
多く用いられている。
に構成されているカメラにおいては、撮影系が変倍系の
ときにはファインダー系として撮影系の変倍に伴いファ
インダー視野倍率が変化する構成の変倍ファインダーが
多く用いられている。
【0003】本出願人は例えば特開昭61−15601
8号公報,特開昭61−167013号公報,特開昭6
2−7017号公報等で変倍ファインダーを種々と提案
している。このうち例えば、特開昭61−156018
号公報では物体側より順に負の屈折力の第1レンズ群、
正の屈折力の第2レンズ群、そして正の屈折力の第3レ
ンズ群の3つのレンズ群より成り全体として正の屈折力
の対物レンズと全体として正の屈折力の接眼レンズとを
有し、第1,第2レンズ群により形成されるファインダ
ー像を第3レンズ群の近傍に結像させ、第2レンズ群を
物体側へ移動させることにより変倍を行うと共に、それ
に伴うファインダー視度の変化を第1レンズ群を移動さ
せることにより補正した変倍ファインダーを提案してい
る。
8号公報,特開昭61−167013号公報,特開昭6
2−7017号公報等で変倍ファインダーを種々と提案
している。このうち例えば、特開昭61−156018
号公報では物体側より順に負の屈折力の第1レンズ群、
正の屈折力の第2レンズ群、そして正の屈折力の第3レ
ンズ群の3つのレンズ群より成り全体として正の屈折力
の対物レンズと全体として正の屈折力の接眼レンズとを
有し、第1,第2レンズ群により形成されるファインダ
ー像を第3レンズ群の近傍に結像させ、第2レンズ群を
物体側へ移動させることにより変倍を行うと共に、それ
に伴うファインダー視度の変化を第1レンズ群を移動さ
せることにより補正した変倍ファインダーを提案してい
る。
【0004】又特開昭61−160713号公報では物
体側より順に正、正、そして正の屈折力の第1,第2,
第3レンズ群の3つのレンズ群より成り、全体として正
の屈折力の対物レンズと全体として正の屈折力の接眼レ
ンズとを有し、第1,第2レンズ群により形成されるフ
ァインダー像を第3レンズ群の近傍に結像させ、第2レ
ンズ群を接眼側へ移動させることにより変倍を行うと共
に、それに伴うファインダー視度の変化を第1レンズ群
を移動させることにより補正した変倍ファインダーを提
案している。
体側より順に正、正、そして正の屈折力の第1,第2,
第3レンズ群の3つのレンズ群より成り、全体として正
の屈折力の対物レンズと全体として正の屈折力の接眼レ
ンズとを有し、第1,第2レンズ群により形成されるフ
ァインダー像を第3レンズ群の近傍に結像させ、第2レ
ンズ群を接眼側へ移動させることにより変倍を行うと共
に、それに伴うファインダー視度の変化を第1レンズ群
を移動させることにより補正した変倍ファインダーを提
案している。
【0005】この他、特開平2−191908号公報に
おいては、正の屈折力の対物レンズを、固定の正の屈折
力の第1群と変倍用の負の屈折力の第2群、そして正の
屈折力の第3群より構成し、該対物レンズによりファイ
ンダー倍率を種々と変化させた物体像を正の屈折力の接
眼レンズで観察する構成の変倍ファインダーが提案され
ている。
おいては、正の屈折力の対物レンズを、固定の正の屈折
力の第1群と変倍用の負の屈折力の第2群、そして正の
屈折力の第3群より構成し、該対物レンズによりファイ
ンダー倍率を種々と変化させた物体像を正の屈折力の接
眼レンズで観察する構成の変倍ファインダーが提案され
ている。
【0006】又特開平5−341187号公報において
は正の屈折力の第1群、変倍用の負の屈折力の第2群、
正の屈折力の第3群、そして変倍に伴う視度変化を補正
する正の屈折力の第4群の4つのレンズ群より全体とし
て正の屈折力の対物レンズを構成し、該対物レンズによ
り種々とファインダー倍率を変化させた物体像を正の屈
折力の接眼レンズで観察する構成の変倍ファインダーが
提案されている。
は正の屈折力の第1群、変倍用の負の屈折力の第2群、
正の屈折力の第3群、そして変倍に伴う視度変化を補正
する正の屈折力の第4群の4つのレンズ群より全体とし
て正の屈折力の対物レンズを構成し、該対物レンズによ
り種々とファインダー倍率を変化させた物体像を正の屈
折力の接眼レンズで観察する構成の変倍ファインダーが
提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に変倍ファインダ
ーにおいて変倍機能を有する対物レンズのレンズ構成の
簡素化を図りつつ、所定の変倍比(ファインダー倍率変
化)を有し、かつ全変倍範囲にわたり良好なるファイン
ダー像の観察を行うには対物レンズを構成する変倍用の
レンズ群の移動条件やレンズ構成等を適切に設定する必
要がある。
ーにおいて変倍機能を有する対物レンズのレンズ構成の
簡素化を図りつつ、所定の変倍比(ファインダー倍率変
化)を有し、かつ全変倍範囲にわたり良好なるファイン
ダー像の観察を行うには対物レンズを構成する変倍用の
レンズ群の移動条件やレンズ構成等を適切に設定する必
要がある。
【0008】特に変倍比が3程度になると変倍に伴う収
差変動が大きくなる為に各レンズ群の構成を適切に設定
しないと、変倍に伴う移動機構が複雑になり、又レンズ
系が大型化し、かつ全変倍範囲にわたり良好なるファイ
ンダー像の観察が難しくなってくる。
差変動が大きくなる為に各レンズ群の構成を適切に設定
しないと、変倍に伴う移動機構が複雑になり、又レンズ
系が大型化し、かつ全変倍範囲にわたり良好なるファイ
ンダー像の観察が難しくなってくる。
【0009】本発明は、変倍機能を有する対物レンズの
レンズ構成を適切に設定することにより、変倍用の移動
機構の簡素化を図りつつ、高い変倍比が容易に得られ、
しかも全変倍範囲にわたり良好なるファインダー像の観
察が可能な変倍ファインダーの提供を目的とする。
レンズ構成を適切に設定することにより、変倍用の移動
機構の簡素化を図りつつ、高い変倍比が容易に得られ、
しかも全変倍範囲にわたり良好なるファインダー像の観
察が可能な変倍ファインダーの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の変倍ファインダ
ーは、物体側より順に固定の正の屈折力の第1レンズ
群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レン
ズ群、そして正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ
群より成る全体として正の屈折力の対物レンズと全体と
して正の屈折力の接眼レンズとを有し、該対物レンズに
よって形成した物体像を該接眼レンズにより観察する
際、該第2レンズ群を移動させることにより変倍を行
い、それに伴うファインダー視度の変化を、該第4レン
ズ群を移動させることにより補正すると共に該第1〜第
4レンズ群を何れも単一レンズより構成したことを特徴
としている。
ーは、物体側より順に固定の正の屈折力の第1レンズ
群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レン
ズ群、そして正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ
群より成る全体として正の屈折力の対物レンズと全体と
して正の屈折力の接眼レンズとを有し、該対物レンズに
よって形成した物体像を該接眼レンズにより観察する
際、該第2レンズ群を移動させることにより変倍を行
い、それに伴うファインダー視度の変化を、該第4レン
ズ群を移動させることにより補正すると共に該第1〜第
4レンズ群を何れも単一レンズより構成したことを特徴
としている。
【0011】この時、単一レンズとは1枚の材料で作ら
れるレンズでも良く、また貼合わせ等により単一ブロッ
クとして構成されるものでも良い。
れるレンズでも良く、また貼合わせ等により単一ブロッ
クとして構成されるものでも良い。
【0012】特に、前記対物レンズによる物体像は変倍
に際して前記第4レンズ群が最も接眼側に位置している
近傍に結像していることや、前記第1レンズ群は物体側
に凸面を向けた正レンズ、前記第2レンズ群は接眼側に
凹面を向けた負レンズ、前記第3レンズ群は両レンズ面
が凸面の正レンズ、前記第4レンズ群は両レンズ面が凸
面の正レンズより成っていること等を特徴としている。
に際して前記第4レンズ群が最も接眼側に位置している
近傍に結像していることや、前記第1レンズ群は物体側
に凸面を向けた正レンズ、前記第2レンズ群は接眼側に
凹面を向けた負レンズ、前記第3レンズ群は両レンズ面
が凸面の正レンズ、前記第4レンズ群は両レンズ面が凸
面の正レンズより成っていること等を特徴としている。
【0013】
【実施例】図1〜図5は各々本発明の実施例1〜5の光
学系の要部概略図である。
学系の要部概略図である。
【0014】同図において10は変倍機能を有する正の
屈折力の対物レンズである。対物レンズ10は固定の正
の屈折力の第1レンズ群L1、変倍作用をする負の屈折
力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L
3、そして変倍に伴うファインダー視度の変動を補正す
る正の屈折力の第4レンズ群L4の何れも単一レンズよ
り成る4つのレンズ群を有している。8は第1物体面で
あり、対物レンズ10によって第1物体像が形成されて
いる。
屈折力の対物レンズである。対物レンズ10は固定の正
の屈折力の第1レンズ群L1、変倍作用をする負の屈折
力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L
3、そして変倍に伴うファインダー視度の変動を補正す
る正の屈折力の第4レンズ群L4の何れも単一レンズよ
り成る4つのレンズ群を有している。8は第1物体面で
あり、対物レンズ10によって第1物体像が形成されて
いる。
【0015】図1〜図4の実施例1〜4において5は上
下左右の逆像をつくるポロプリズム等の像反転部材で簡
単の為に展開したガラスブロックで示している。
下左右の逆像をつくるポロプリズム等の像反転部材で簡
単の為に展開したガラスブロックで示している。
【0016】図1において5a,5bは各々像反転部材
5の入射面と射出面に設けた正の屈折力のレンズであ
る。6は正の屈折力の接眼レンズである。7はアイポイ
ントである。
5の入射面と射出面に設けた正の屈折力のレンズであ
る。6は正の屈折力の接眼レンズである。7はアイポイ
ントである。
【0017】図1〜図4の実施例1〜4においては対物
レンズ10により第1物体面8上に形成した第1物体像
を像反転部材5を介して正立正像として接眼レンズ6を
介してアイポイント9より観察している。
レンズ10により第1物体面8上に形成した第1物体像
を像反転部材5を介して正立正像として接眼レンズ6を
介してアイポイント9より観察している。
【0018】一方、図5の実施例5において7はエレク
ターレンズであり、レンズ群7a,7bの2つのレンズ
群を有し、第1物体面8上に形成された物体像を第2物
体面11上に正立像として再結像している。そして第2
物体面11上に再結像した物体像を接眼レンズ6を介し
てアイポイント9より観察している。
ターレンズであり、レンズ群7a,7bの2つのレンズ
群を有し、第1物体面8上に形成された物体像を第2物
体面11上に正立像として再結像している。そして第2
物体面11上に再結像した物体像を接眼レンズ6を介し
てアイポイント9より観察している。
【0019】本発明では対物レンズ10を構成する第2
レンズ群L2を矢印の如く接眼側へ移動させて広角端
(低倍)から望遠端(高倍)への変倍を行い、それに伴
うファインダー視度の変化を第4レンズ群を矢印の如く
物体側に凸状の軌跡を有するように移動させて補正して
いる。
レンズ群L2を矢印の如く接眼側へ移動させて広角端
(低倍)から望遠端(高倍)への変倍を行い、それに伴
うファインダー視度の変化を第4レンズ群を矢印の如く
物体側に凸状の軌跡を有するように移動させて補正して
いる。
【0020】第1レンズ群L1と第3レンズ群L3は変
倍の際、固定である。第4レンズ群L4は第1物体面8
近傍に配置されており、光束を光軸方向に集光する、所
謂フィールドレンズの機能も有している。変倍に伴う第
2レンズ群の横倍率は、常に負となるように屈折力や移
動条件等の各要素を設定している。
倍の際、固定である。第4レンズ群L4は第1物体面8
近傍に配置されており、光束を光軸方向に集光する、所
謂フィールドレンズの機能も有している。変倍に伴う第
2レンズ群の横倍率は、常に負となるように屈折力や移
動条件等の各要素を設定している。
【0021】本実施例では対物レンズ10を構成する各
レンズ群L1〜L4を何れも前述した所定形状の単一レ
ンズより構成し、これによりレンズ系全体の簡素化を図
っている。又変倍に伴い第2レンズ群L2と第4レンズ
群L4を前述の如く移動させて、所定の変倍比を容易に
得、しかも変倍に伴う収差変動を少なくしている。
レンズ群L1〜L4を何れも前述した所定形状の単一レ
ンズより構成し、これによりレンズ系全体の簡素化を図
っている。又変倍に伴い第2レンズ群L2と第4レンズ
群L4を前述の如く移動させて、所定の変倍比を容易に
得、しかも変倍に伴う収差変動を少なくしている。
【0022】本発明に係る変倍ファインダーは以上の諸
条件を満足させることにより達成しているが、本発明の
変倍ファインダーは次に示す構成要件のうち少なくとも
1つを採るようにしても良い。
条件を満足させることにより達成しているが、本発明の
変倍ファインダーは次に示す構成要件のうち少なくとも
1つを採るようにしても良い。
【0023】(1−1)広角端から望遠端への変倍に際
して第2レンズ群L2と第4レンズ群L4とが接近移動
するだけの変倍範囲(広角端から中間への変倍範囲に相
当)を利用しても良い。
して第2レンズ群L2と第4レンズ群L4とが接近移動
するだけの変倍範囲(広角端から中間への変倍範囲に相
当)を利用しても良い。
【0024】(1−2)広角端から望遠端への変倍に際
して第2レンズ群L2と第4レンズ群L4とが同一方向
へ移動する変倍範囲(中間から望遠端への変倍範囲に相
当)を利用しても良い。
して第2レンズ群L2と第4レンズ群L4とが同一方向
へ移動する変倍範囲(中間から望遠端への変倍範囲に相
当)を利用しても良い。
【0025】(1−3)本発明の変倍ファインダーを装
着する撮影レンズ系が2つの焦点距離を有する切換式カ
メラ等の場合は、第2レンズ群の広角側の近軸横倍率を
β2W、望遠側の近軸横倍率をβ2Tとするとき、 β2W=1/β2T となる構成を選択するのが良い。これによれば第4レン
ズ群が固定であっても変倍の際のファインダー視度のず
れが起こらない為、第2レンズ群のみの移動で2焦点の
切換変倍用の変倍ファインダーを構成することができ
る。
着する撮影レンズ系が2つの焦点距離を有する切換式カ
メラ等の場合は、第2レンズ群の広角側の近軸横倍率を
β2W、望遠側の近軸横倍率をβ2Tとするとき、 β2W=1/β2T となる構成を選択するのが良い。これによれば第4レン
ズ群が固定であっても変倍の際のファインダー視度のず
れが起こらない為、第2レンズ群のみの移動で2焦点の
切換変倍用の変倍ファインダーを構成することができ
る。
【0026】(1−4)本発明の変倍ファインダーを装
着する撮影レンズとして連続的に焦点距離が変化するズ
ームレンズを用いたとき、第2レンズ群の移動を、β2W
=1/β2Wの関係を満たしつつ移動させ、このときファ
インダー視度の変化が±1ジオプタ以下となるならば、
第4レンズ群を固定としても良い。
着する撮影レンズとして連続的に焦点距離が変化するズ
ームレンズを用いたとき、第2レンズ群の移動を、β2W
=1/β2Wの関係を満たしつつ移動させ、このときファ
インダー視度の変化が±1ジオプタ以下となるならば、
第4レンズ群を固定としても良い。
【0027】(1−5)対物レンズによって生ずる物体
像は第4レンズ群近傍、特に第4レンズ群が変倍に伴い
物体側に略凸形状で移動する場合は、その最も接眼レン
ズ側にあるときの第4レンズ群近傍にあることが良い。
これによれば良好なるファインダー像の観察ができる。
像は第4レンズ群近傍、特に第4レンズ群が変倍に伴い
物体側に略凸形状で移動する場合は、その最も接眼レン
ズ側にあるときの第4レンズ群近傍にあることが良い。
これによれば良好なるファインダー像の観察ができる。
【0028】具体的には第4レンズ群より接眼側にある
ことが好ましい。第4レンズ群に対物レンズの結像位置
が近いときは第4レンズ群上に付着したゴミ等が接眼レ
ンズを介して観察されてしまうので適当でない。又第4
レンズ群は対物レンズより入射した光束を略テレセント
リックに曲げる、所謂フィールドレンズの役目をしてい
る。
ことが好ましい。第4レンズ群に対物レンズの結像位置
が近いときは第4レンズ群上に付着したゴミ等が接眼レ
ンズを介して観察されてしまうので適当でない。又第4
レンズ群は対物レンズより入射した光束を略テレセント
リックに曲げる、所謂フィールドレンズの役目をしてい
る。
【0029】特にこのフィールドレンズの役目をするフ
ィールドレンズを第1物体面8(結像点)を挟んで新た
に接眼側に配置し、変倍中固定とし、該フィールドレン
ズと第4レンズ群との2つのレンズ群でフィールドレン
ズとしての機能をさせても良い。尚、後述する数値実施
例1ではこの場合の接眼側のフィールドレンズをポロプ
リズムと一体化して設けている。
ィールドレンズを第1物体面8(結像点)を挟んで新た
に接眼側に配置し、変倍中固定とし、該フィールドレン
ズと第4レンズ群との2つのレンズ群でフィールドレン
ズとしての機能をさせても良い。尚、後述する数値実施
例1ではこの場合の接眼側のフィールドレンズをポロプ
リズムと一体化して設けている。
【0030】特にこの場合、第1物体面8(結像点)近
傍にある光学部材である第4レンズ群或は接眼側のフィ
ールドレンズやポロプリズムと結像位置は近づきすぎる
と接眼レンズを介してその表面に付着したゴミが見えて
しまう。このゴミが見えにくくする為に、第1物体面の
位置は第4レンズ群やポロプリズム或は接眼側のフィー
ルドレンズと、ある程度間隔をあけて配置するのが好ま
しい。
傍にある光学部材である第4レンズ群或は接眼側のフィ
ールドレンズやポロプリズムと結像位置は近づきすぎる
と接眼レンズを介してその表面に付着したゴミが見えて
しまう。このゴミが見えにくくする為に、第1物体面の
位置は第4レンズ群やポロプリズム或は接眼側のフィー
ルドレンズと、ある程度間隔をあけて配置するのが好ま
しい。
【0031】特に接眼レンズを介してゴミを見えなくす
るには第1物体面に対して±1ジオプタ以上離しておく
のが良い。具体的には第1物体面8と最も近くに配置す
る光学部材の間隔をL、接眼レンズの焦点距離をfeと
したとき 1000/fe2 <L ‥‥‥(1) とするのが良い。更に小さなゴミ等が見えないようにす
るには、 3000/fe2 <L ‥‥‥(1a) を満たしているのが好ましい。
るには第1物体面に対して±1ジオプタ以上離しておく
のが良い。具体的には第1物体面8と最も近くに配置す
る光学部材の間隔をL、接眼レンズの焦点距離をfeと
したとき 1000/fe2 <L ‥‥‥(1) とするのが良い。更に小さなゴミ等が見えないようにす
るには、 3000/fe2 <L ‥‥‥(1a) を満たしているのが好ましい。
【0032】(1−6)対物レンズを構成する各レンズ
群は単レンズで構成することが好ましい。一般に実像式
の変倍ファインダーにおいて対物レンズは2つのレンズ
群或は3つのレンズ群で構成し、各レンズ群を複数のレ
ンズを有するようにしている。
群は単レンズで構成することが好ましい。一般に実像式
の変倍ファインダーにおいて対物レンズは2つのレンズ
群或は3つのレンズ群で構成し、各レンズ群を複数のレ
ンズを有するようにしている。
【0033】本発明ではレンズ群を全体として4群と
し、各レンズ群を1枚の単レンズで構成している。これ
によりレンズの押え方等を簡易にし、結果として少ない
レンズ枚数で簡単な構成とすることを可能としている。
この時1枚の単レンズは貼合わせによる単レンズでも良
い。
し、各レンズ群を1枚の単レンズで構成している。これ
によりレンズの押え方等を簡易にし、結果として少ない
レンズ枚数で簡単な構成とすることを可能としている。
この時1枚の単レンズは貼合わせによる単レンズでも良
い。
【0034】(1−7)広角側の歪曲収差等の軸外収差
を除去する為に、第1レンズ群及び第2レンズ群のうち
の少なくとも1つに非球面を設けるのが好ましい。
を除去する為に、第1レンズ群及び第2レンズ群のうち
の少なくとも1つに非球面を設けるのが好ましい。
【0035】(1−8)第3レンズ群の近傍に瞳を有す
るように構成するのが良い。これにより対物レンズ群の
大きさ、特に第1レンズ群と第4レンズ群の大きさを最
適にして、第3レンズ群を最も小さくしている。又瞳近
傍の第3レンズ群に非球面を設けるのが良く、これによ
れば球面収差とコマ収差を良好に補正することができ
る。
るように構成するのが良い。これにより対物レンズ群の
大きさ、特に第1レンズ群と第4レンズ群の大きさを最
適にして、第3レンズ群を最も小さくしている。又瞳近
傍の第3レンズ群に非球面を設けるのが良く、これによ
れば球面収差とコマ収差を良好に補正することができ
る。
【0036】特に対物レンズの各レンズ群を単一レンズ
で構成する場合、少なくとも曲率のきついレンズ面側に
非球面を導入するのが好ましい。具体的には少なくとも
第1レンズ群の物体側のレンズ面、第2レンズ群の接眼
側のレンズ面、第3レンズ群の接眼側のレンズ面、又第
4レンズ群の物体側のレンズ面の少なくとも1つに導入
するのが良い。
で構成する場合、少なくとも曲率のきついレンズ面側に
非球面を導入するのが好ましい。具体的には少なくとも
第1レンズ群の物体側のレンズ面、第2レンズ群の接眼
側のレンズ面、第3レンズ群の接眼側のレンズ面、又第
4レンズ群の物体側のレンズ面の少なくとも1つに導入
するのが良い。
【0037】(1−9)接眼レンズでの歪曲収差と像面
の倒れを補正する為に接眼レンズの何れかのレンズ面に
非球面を導入するのが良い。
の倒れを補正する為に接眼レンズの何れかのレンズ面に
非球面を導入するのが良い。
【0038】(1−10)簡易なレンズ構成をするには
第1レンズ群を変倍にわたり固定しているのが好まし
い。
第1レンズ群を変倍にわたり固定しているのが好まし
い。
【0039】(1−11)対物レンズを構成する第iレ
ンズ群の焦点距離をfi、対物レンズの広角端の全系の
焦点距離をfowとしたとき 1.2<f1/fow<4 ‥‥‥(2) なる条件を満足させるのが良い。これによりレンズ系全
体の小型化を図りつつ、所定の変倍比を容易に得てい
る。
ンズ群の焦点距離をfi、対物レンズの広角端の全系の
焦点距離をfowとしたとき 1.2<f1/fow<4 ‥‥‥(2) なる条件を満足させるのが良い。これによりレンズ系全
体の小型化を図りつつ、所定の変倍比を容易に得てい
る。
【0040】ここで条件式(2)の上限値を逸脱すると
第1レンズ群の焦点距離が大きくなりがちとなり、所望
の変倍比(焦点距離)を得る為の第2レンズ群のストロ
ークが多く必要となり、前玉径が大きくなり適当でな
い。又下限値を越すと広角側の歪曲収差が負の方向(樽
型)で大きくなり適当でない。
第1レンズ群の焦点距離が大きくなりがちとなり、所望
の変倍比(焦点距離)を得る為の第2レンズ群のストロ
ークが多く必要となり、前玉径が大きくなり適当でな
い。又下限値を越すと広角側の歪曲収差が負の方向(樽
型)で大きくなり適当でない。
【0041】(1−12)対物レンズを構成する第iレ
ンズ群の焦点距離をfiとしたとき 2.4<f1/|f2|<3.5 ‥‥‥(3) なる条件を満足させるのが良い。これにより、変倍に伴
う第2レンズ群の移動量(ストローク)を収差変動を少
なくしつつ、適切に設定している。
ンズ群の焦点距離をfiとしたとき 2.4<f1/|f2|<3.5 ‥‥‥(3) なる条件を満足させるのが良い。これにより、変倍に伴
う第2レンズ群の移動量(ストローク)を収差変動を少
なくしつつ、適切に設定している。
【0042】条件式(3)の上限値を逸脱しても、又は
下限値を逸脱しても何れも前玉径が大型化し、又レンズ
全長が大型化し、更に歪曲収差の発生が大きくなり適当
でない。
下限値を逸脱しても何れも前玉径が大型化し、又レンズ
全長が大型化し、更に歪曲収差の発生が大きくなり適当
でない。
【0043】(1−13)対物レンズを構成する第iレ
ンズ群の焦点距離をfiとしたとき 1.5<f4/f3<3.0 ‥‥‥(4) なる条件を満足させるのが良い。これにより、変倍に伴
う第4レンズ群の移動量を適切に設定して収差変動を良
好に補正している。
ンズ群の焦点距離をfiとしたとき 1.5<f4/f3<3.0 ‥‥‥(4) なる条件を満足させるのが良い。これにより、変倍に伴
う第4レンズ群の移動量を適切に設定して収差変動を良
好に補正している。
【0044】条件式(4)の上限値又は下限値を逸脱す
ると変倍に伴う第4レンズ群の移動量が大きくなった
り、又収差変動、特に像面弯曲の変動が大きくなり適当
でない。
ると変倍に伴う第4レンズ群の移動量が大きくなった
り、又収差変動、特に像面弯曲の変動が大きくなり適当
でない。
【0045】(1−14)対物レンズを構成する第iレ
ンズ群の焦点距離をfiとしたとき 1.5<f4/f3<2.0 ‥‥‥(4a) なる条件を満足させるのが良い。これによれば変倍に伴
い第4レンズ群を略往復にしてスペース(空間)を有効
活用することができる。又撮影レンズとして切換式の2
焦点レンズを用いて、変倍の際に第2レンズ群のみを移
動させる際に収差変動を少なくすることができる。
ンズ群の焦点距離をfiとしたとき 1.5<f4/f3<2.0 ‥‥‥(4a) なる条件を満足させるのが良い。これによれば変倍に伴
い第4レンズ群を略往復にしてスペース(空間)を有効
活用することができる。又撮影レンズとして切換式の2
焦点レンズを用いて、変倍の際に第2レンズ群のみを移
動させる際に収差変動を少なくすることができる。
【0046】(1−15)対物レンズ群の入射瞳を第3
レンズ群近傍に位置させるのが良い。これにより歪曲収
差を良好に補正している。
レンズ群近傍に位置させるのが良い。これにより歪曲収
差を良好に補正している。
【0047】又軸外光束がレンズ周辺部を通過する第1
レンズ群と第4レンズ群の光束の高さを適当にすること
が可能となる。特に歪曲を有効に補正する為には対物レ
ンズを構成する第iレンズ群の焦点距離をfiとしたと
き 0.7<f1/f4<1.5 ‥‥‥(5) なる条件を満足させるのが良い。
レンズ群と第4レンズ群の光束の高さを適当にすること
が可能となる。特に歪曲を有効に補正する為には対物レ
ンズを構成する第iレンズ群の焦点距離をfiとしたと
き 0.7<f1/f4<1.5 ‥‥‥(5) なる条件を満足させるのが良い。
【0048】条件式(5)の上限値又は下限値を逸脱す
ると、特に広角側での歪曲収差の発生が大きくなるばか
りでなく、第1レンズ群と第4レンズ群のレンズ有効径
が大きくなり、適当でない。
ると、特に広角側での歪曲収差の発生が大きくなるばか
りでなく、第1レンズ群と第4レンズ群のレンズ有効径
が大きくなり、適当でない。
【0049】(1−16)対物レンズを構成する第iレ
ンズ群の材質のアッベ数をνiとしたとき 20<|ν1−ν2|<35 ‥‥‥(6) なる条件を満足させるのが良い。これにより変倍に伴う
色収差の変動を良好に補正している。
ンズ群の材質のアッベ数をνiとしたとき 20<|ν1−ν2|<35 ‥‥‥(6) なる条件を満足させるのが良い。これにより変倍に伴う
色収差の変動を良好に補正している。
【0050】条件式(6)の上限値又は下限値を逸脱す
ると変倍による軸上色収差(視度ズレ)や倍率色収差が
多く発生し、適当でない。
ると変倍による軸上色収差(視度ズレ)や倍率色収差が
多く発生し、適当でない。
【0051】(1−17)本発明において非球面レンズ
を用いるときは、その材料をプラスチック材より構成す
るのが製作上容易となるので好ましい。又球面レンズも
プラスチックでも良く、更に全系をプラスチック材で構
成しても良い。
を用いるときは、その材料をプラスチック材より構成す
るのが製作上容易となるので好ましい。又球面レンズも
プラスチックでも良く、更に全系をプラスチック材で構
成しても良い。
【0052】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてriは物体側より順に第i番目のレンズ面の
曲率半径、diは物体側より第i番目のレンズ厚及び空
気間隔、niとνiは各々物体側より順に第i番目のレ
ンズのガラスの屈折率とアッベ数である。又前述の各条
件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示
す。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH
軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、K,
A2 ,A3 ,A4 ,A5を各々非球面係数としたとき
例においてriは物体側より順に第i番目のレンズ面の
曲率半径、diは物体側より第i番目のレンズ厚及び空
気間隔、niとνiは各々物体側より順に第i番目のレ
ンズのガラスの屈折率とアッベ数である。又前述の各条
件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示
す。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH
軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、K,
A2 ,A3 ,A4 ,A5を各々非球面係数としたとき
【0053】
【数1】 なる式で表わしている。又「D−0x」は「10-x」を
意味している。
意味している。
【0054】図1の実施例1は第1物体面8を挟んで物
体側の第4レンズ群L4と接眼側のレンズ面5の面でフ
ィールドレンズを構成しているものである。この実施例
においてはレンズ面5aを構成するレンズは像反転部材
であるポロプリズム5と一体に形成している。又同時に
接眼レンズもレンズ6とレンズ面5bで構成している。
このレンズ面5bもポロプリズムの射出面に一体で形成
している。
体側の第4レンズ群L4と接眼側のレンズ面5の面でフ
ィールドレンズを構成しているものである。この実施例
においてはレンズ面5aを構成するレンズは像反転部材
であるポロプリズム5と一体に形成している。又同時に
接眼レンズもレンズ6とレンズ面5bで構成している。
このレンズ面5bもポロプリズムの射出面に一体で形成
している。
【0055】実施例2,3,4は像反転部材の入射面と
射出面には屈折力がなく、第4レンズ群L4でフィール
ドレンズ機能、レンズ6で接眼レンズ機能を持たせてい
る。尚像反転部材の一部をミラーによる反転部材で構成
しても良い。
射出面には屈折力がなく、第4レンズ群L4でフィール
ドレンズ機能、レンズ6で接眼レンズ機能を持たせてい
る。尚像反転部材の一部をミラーによる反転部材で構成
しても良い。
【0056】図5の実施例5は像反転部材として再結像
レンズ(エレクターレンズ)7を用いている。これによ
り第1物体面8を第2物体面11に再結像させている。
対物レンズを構成するレンズ系は、第3レンズ群L3付
近に瞳を有し、第3レンズ群が最も小さい有効径を持つ
ようにした方が全体の大きさのバランスも良く小型化に
有効である。
レンズ(エレクターレンズ)7を用いている。これによ
り第1物体面8を第2物体面11に再結像させている。
対物レンズを構成するレンズ系は、第3レンズ群L3付
近に瞳を有し、第3レンズ群が最も小さい有効径を持つ
ようにした方が全体の大きさのバランスも良く小型化に
有効である。
【0057】
【外1】
【0058】
【外2】
【0059】
【外3】
【0060】
【外4】
【0061】
【外5】
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、変倍機能
を有する対物レンズのレンズ構成を適切に設定すること
により、変倍用の移動機構の簡素化を図りつつ、高い変
倍比が容易に得られ、しかも全変倍範囲にわたり良好な
るファインダー像の観察が可能な変倍ファインダーを達
成することができる。
を有する対物レンズのレンズ構成を適切に設定すること
により、変倍用の移動機構の簡素化を図りつつ、高い変
倍比が容易に得られ、しかも全変倍範囲にわたり良好な
るファインダー像の観察が可能な変倍ファインダーを達
成することができる。
【図1】本発明の数値実施例1のレンズ断面図
【図2】本発明の数値実施例2のレンズ断面図
【図3】本発明の数値実施例3のレンズ断面図
【図4】本発明の数値実施例4のレンズ断面図
【図5】本発明の数値実施例5のレンズ断面図
【図6】本発明の数値実施例1の広角端の収差図
【図7】本発明の数値実施例1の望遠端の収差図
【図8】本発明の数値実施例2の広角端の収差図
【図9】本発明の数値実施例2の望遠端の収差図
【図10】本発明の数値実施例3の広角端の収差図
【図11】本発明の数値実施例3の望遠端の収差図
【図12】本発明の数値実施例4の広角端の収差図
【図13】本発明の数値実施例4の望遠端の収差図
【図14】本発明の数値実施例5の広角端の収差図
【図15】本発明の数値実施例5の望遠端の収差図
5 像反転部材 6 接眼レンズ 7 エレクターレンズ 8 第1物体面 9 アイポイント 10 対物レンズ L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 d d線 F F線 C C線 ΔM メリディオナル像面 ΔS サジタル像面 h 瞳面上の高さ
Claims (3)
- 【請求項1】 物体側より順に固定の正の屈折力の第1
レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第
3レンズ群、そして正の屈折力の第4レンズ群の4つの
レンズ群より成る全体として正の屈折力の対物レンズと
全体として正の屈折力の接眼レンズとを有し、該対物レ
ンズによって形成した物体像を該接眼レンズにより観察
する際、該第2レンズ群を移動させることにより変倍を
行い、それに伴うファインダー視度の変化を、該第4レ
ンズ群を移動させることにより補正すると共に該第1〜
第4レンズ群を何れも単一レンズより構成したことを特
徴とする変倍ファインダー。 - 【請求項2】 前記対物レンズによる物体像は変倍に際
して前記第4レンズ群が最も接眼側に位置している近傍
に結像していることを特徴とする請求項1の変倍ファイ
ンダー。 - 【請求項3】 前記第1レンズ群は物体側に凸面を向け
た正レンズ、前記第2レンズ群は接眼側に凹面を向けた
負レンズ、前記第3レンズ群は両レンズ面が凸面の正レ
ンズ、前記第4レンズ群は両レンズ面が凸面の正レンズ
より成っていることを特徴とする請求項2の変倍ファイ
ンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6279857A JPH08122856A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 変倍ファインダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6279857A JPH08122856A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 変倍ファインダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08122856A true JPH08122856A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17616916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6279857A Pending JPH08122856A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 変倍ファインダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08122856A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6724992B2 (en) | 2002-01-17 | 2004-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Finder and camera using such finder |
JP2009002991A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Canon Inc | 変倍ファインダーおよびそれを用いた撮像装置 |
JP2012088604A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Canon Inc | ファインダー光学系およびそれを用いた撮像装置 |
WO2013024576A1 (ja) * | 2011-08-15 | 2013-02-21 | 富士フイルム株式会社 | 実像式変倍ファインダーおよび撮像装置 |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP6279857A patent/JPH08122856A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6724992B2 (en) | 2002-01-17 | 2004-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Finder and camera using such finder |
JP2009002991A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Canon Inc | 変倍ファインダーおよびそれを用いた撮像装置 |
JP2012088604A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Canon Inc | ファインダー光学系およびそれを用いた撮像装置 |
WO2013024576A1 (ja) * | 2011-08-15 | 2013-02-21 | 富士フイルム株式会社 | 実像式変倍ファインダーおよび撮像装置 |
CN103748498A (zh) * | 2011-08-15 | 2014-04-23 | 富士胶片株式会社 | 实像可变放大倍率取景器和成像设备 |
US8896927B2 (en) | 2011-08-15 | 2014-11-25 | Fujifilm Corporation | Real-image variable-magnification viewfinder and imaging apparatus |
JPWO2013024576A1 (ja) * | 2011-08-15 | 2015-03-05 | 富士フイルム株式会社 | 実像式変倍ファインダーおよび撮像装置 |
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