JP2984503B2 - 変倍ファインダー - Google Patents

変倍ファインダー

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JP2984503B2
JP2984503B2 JP5006104A JP610493A JP2984503B2 JP 2984503 B2 JP2984503 B2 JP 2984503B2 JP 5006104 A JP5006104 A JP 5006104A JP 610493 A JP610493 A JP 610493A JP 2984503 B2 JP2984503 B2 JP 2984503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影レンズとは別に対
物レンズを有する実像式のファインダー、例えばレンズ
シャッターカメラのファインダーにおいてファインダー
像の変倍が可能なファインダー光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来実像式変倍ファインダーにおいて、
対物レンズ系が負正正の構成の3群タイプとしては特開
昭61−156018号公報、特開平1−309020
号公報などのように対物レンズが負、正の2群で構成さ
れ、正の第2群で変倍(バリエータ)し、負の第1群で
視度を合わせ(通常の結像系のコンペンセーターに対
応)、第3群として正の固定フィールドレンズを有する
ものがほとんどである。また特開平1−131510号
公報のように、対物レンズ系が、負、正、正の3群の対
物レンズと第4群として正またはパワーなしの固定フィ
ールドレンズから構成され、正の第2群で変倍(バリエ
ータ)し、正の第3群で視度を合わせしている。しかし
変倍比が2倍前後のものである。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】本発明が対象とし
ている近軸変倍比が2.5倍程度の変倍ファインダーの
場合、広角側で負の大きなディストーションが発生し易
く、この程度の近軸変倍比ではレンズ枚数を多くし非球
面を多用した上、レンズ群の移動量も大きくなるのでコ
ンパクト性が失われると共にコストアップになる難点が
あった。
【0004】本発明はこれら難点の解消を目的とする。
なお、望遠側であまりディストーションが生じないため
近軸変倍比2.5倍前後だと実質変倍比は3倍前後とな
る。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明は、対物レンズと
接眼レンズとを有する変倍ファインダーにおいて、前記
対物レンズは被写体側より負の屈折力を持つ第1群、正
の屈折力を持つ第2群、正の屈折力を持つ第3群の順に
並び、1群、2群、3群がそれぞれの群間隔を変化させ
ながら移動して変倍を行い、前記第1群、第2群、第3
群の各々の焦点距離をf1、f2、f3とし、これら3
群の広角側合成焦点距離をfωとするとき、 −1.1<fω/f1<−0.4 0.15<fω/f2<0.8 0.2<fω/f3<0.85 を満足する ものである。
【0006】
【実施例】即ち本発明の実施例は、コストアップさせ
ず、全体をコンパクトにまとめ、近軸変倍比2.5倍以
上のファインダーを達成するために、従来の負正の2群
対物レンズの変倍群、正の第2群を2つの群に分割す
る。そして変倍作用をその分割した2つの群に持たせ
る。または、負の第1群と分割した群のどちらか1つの
群に変倍作用を持たせる。従来例のように変倍群が1つ
の群では、近軸変倍比2.5倍以上には変倍群の負担が
大き過ぎるため、多群変倍とすることにより変倍比2.
5倍以上のファインダーを達成した。図1で負正正の3
群の対物レンズは、正の第2群と正の第3群で変倍し、
負の第1群で視度を維持する。または負の第1群と正の
第2群が変倍し、正の第3群が視度を維持し、または負
の第1群と正の第3群が変倍し、正の第2群が視度を維
持するものである。その中でも正の第2群と正の第3群
が変倍、負の第1群が視度維持の場合がもっとも性能が
よく、コンパクト性もすぐれている。またワイドからテ
レに行くに従い正の第3群を被写体側へ動かすことによ
り、比較的容易に諸収差が抑えられ高倍化できる。さら
にその第2第3群間隔が小さくなるよう、第2群も被写
体側へ移動させることにより、対物レンズの各群の焦点
距離を比較的弱いパワーで高倍化できる。
【0007】一方、この負、正、正の屈折力の3群から
成る対物レンズの後方(接眼レンズ側)にフィールドレ
ンズを配するときフィールドレンズを設けない場合があ
り、さらに後方に像を上下左右反転させるポロプリズ
ム、ペシャンダハプリズム、イメージローテーター、ま
たは1次結像光学系等の素子を持ち、さらに背後を正の
接眼レンズの構成にすると良い。また接眼レンズは球面
収差を良好にするために非球面を使用した1枚レンズが
望ましい。
【0008】他方、対物レンズにも非球面を使用してい
る。正の第3群に少なくとも1枚の非球面を使用するこ
とにより、テレ側でのコマ収差、非点収差を良好に補正
することが可能である。また負の第1群に少なくとも1
枚の非球面を使用することにより、ワイド側でのディス
トーションを良好に補正可能である。
【0009】次に対物レンズの光学的骨組を示す各群の
焦点距離を述べる。対物レンズは第1群、第2群、第3
群の各焦点距離をf1、f2、f3とし、第1群から第
3群の広角側合成焦点距離をfωとするとするとき以下
の式を満足している。
【0010】−1.1<fω/f1<−0.4…(1) 0.15<fω/f2<0.8…(2) 0.2<fω/f3<0.85…(3) 条件式(1)の上限をこえると負の第1群のパワーが強
くなりワイド側でディストーションコマ収差の補正が難
しくなる。下限をこえると第1、第2群間隔が長くなり
全長が大きくなる。条件式(2)の上限をこえると、第
2群で発生する球面収差の量が大きくなる。条件式
(2)と条件式(3)の下限をこえるとパワーが弱くな
り、第2群及び第3群の移動量が大きくなりすぎる。条
件式(3)の上限をこえた場合はテレ側に非点収差補正
が難しくなる。
【0011】また多群変倍を使用すると、収差変動が比
較的少ないので対物レンズを各群1枚で変倍比3倍以上
を達成できる。
【0012】本実施例は、コンパクト、特に第1群のレ
ンズ径を小さくするために、フィールドレンズのパワー
を比較的弱くまたはフィールドレンズなしとしている。
図13はその内容を示している。フィールドレンズはフ
ァインダー光学系の中で1次結像面に一番近いレンズの
ため、フィールドレンズのパワーにより軸外光線が大き
く曲げられる。そのためフィールドレンズで軸外光線を
あまり多く曲げないようにすれば(パワーが弱い)、第
1群のレンズ径を小さくできる。そしてフィールドレン
ズの焦点距離をfcとした時次の条件を満たすのがよ
い。
【0013】−0.1<fω/fc<0.6…(4) 上限をこえると第1群のレンズ径が大きくなりすぎ、下
限をこえるとフィールドレンズより被写体側のレンズ
群、この本発明では正の第3群のレンズ径がフィールド
レンズのパワーが強い場合比べ大きくなるので、コマ収
差、球面収差を補正しきれなくなる。
【0014】本実施例では、フィールドレンズのパワー
を弱くしているので、従来よりテレ側で軸外光線の通る
位置が上側へシフトする(図13)。だが下側の軸外光
線が入ってきて有害光線となり、プリズムの端面で反射
し、ゴーストとなる。そこでこの有害光線をできるだけ
カットするために、絞りを入れるのが一法である。第1
群と第2群の間に入れ、第2群と離れた位置に置き、第
2群と一体となって動かすことにより一番有効的に光線
をカットしている。
【0015】本発明に係る実施例は対物レンズのワイド
側の焦点距離をfω、接眼レンズの焦点距離をfeとし
た時 0.3<fω/fe<0.7 を満足する。
【0016】下限をこえるとファインダーのワイド時の
角倍率が小さくなりすぎ、上限をこえると接眼レンズの
fが小さくなりファインダー中の結像面のゴミが目立
つ、または対物レンズのfが大きくなりファインダー自
体が大きくなるなどの欠点が発生し易い。
【0017】図9、図11に示す数値実施例5、6は変
倍比が2倍前後のファインダー特に撮影レンズ28m
m、−56mmズームのファインダーに応用したもので
ある。従来の負、正の2群タイプに比べ光学全長つまり
カメラの厚さを薄くすることができ、本実施例は高変倍
を可能にするだけでなく、従来の変倍比2倍クラスのフ
ァインダーに応用すればコンパクト化が可能となる。
【0018】以下、数値実施例を記載する。
【0019】非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直
方向にH軸、光りの進行方向を正としRを近軸曲率半
径、A、B、C、D、Eを各々非球面係数としたとき
【0020】
【外1】 なる式で表わしている。
【0021】
【外2】
【0022】
【外3】
【0023】
【外4】
【0024】
【外5】
【0025】
【外6】
【0026】
【外7】
【0027】
【発明の効果】本発明によって近軸変倍比2.5倍以上
でありながら、レンズ枚数も多く使用せず、全長及びレ
ンズ径も小さなコンパクトでかつ性能の良好な変倍ファ
インダーを達成した。
【0028】また本発明を変倍比2倍前後のものに応用
すれば従来よりコンパクト化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すレンズ断面図。
【図2】第1実施例に関する収差図。
【図3】第2実施例を示すレンズ断面図。
【図4】第2実施例に関する収差図。
【図5】第3実施例を示すレンズ断面図。
【図6】第3実施例に関する収差図。
【図7】第4実施例を示すレンズ断面図。
【図8】第4実施例に関する収差図。
【図9】第5実施例を示すレンズ断面図。
【図10】第5実施例に関する収差図。
【図11】第6実施例を示すレンズ断面図。
【図12】第6実施例に関する収差図。
【図13】フィールドレンズの光学作用の説明図。
【符号の説明】
r レンズ面番号と曲率半径 d レンズ面間隔番号 W ワイド端 T テレ端

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズと接眼レンズとを有する変倍
    ファインダーにおいて、前記対物レンズは物体側より負
    の屈折力を持つ第1群、正の屈折力を持つ第2群、正の
    屈折力を持つ第3群の順に並び、前記第1群、2群、
    3群がそれぞれの群間隔を変化させながら移動して変
    倍を行い、前記第1群、第2群、第3群の各々の焦点距
    離をf1、f2、f3とし、これら3群の広角側合成焦
    点距離をfωとするとき、 −1.1<fω/f1<−0.4 0.15<fω/f2<0.8 0.2<fω/f3<0.85 を満足する ことを特徴とする変倍ファインダー。
  2. 【請求項2】 前記変倍ファインダーは、像を上下左右
    反転させる光学素子を持つ1次結像変倍ファインダーで
    あることを特徴とする請求項1の変倍ファインダー。
  3. 【請求項3】 前記第3群は物体側へ移動して増倍を行
    うことを特徴とする請求項1又は2の変倍ファインダ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記第3群は少なくとも1面の非球面を
    有することを特徴とする請求項3の変倍ファインダー。
  5. 【請求項5】 前記第1群は少なくとも1面の非球面を
    有することを特徴とする請求項1又は2の変倍ファイン
    ダー。
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