JPH08122120A - コリオリ質量流量計 - Google Patents

コリオリ質量流量計

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JPH08122120A
JPH08122120A JP25321994A JP25321994A JPH08122120A JP H08122120 A JPH08122120 A JP H08122120A JP 25321994 A JP25321994 A JP 25321994A JP 25321994 A JP25321994 A JP 25321994A JP H08122120 A JPH08122120 A JP H08122120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
vibration
fixed ends
fixed
mass flowmeter
Prior art date
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Pending
Application number
JP25321994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Owada
博 大和田
Norikazu Osawa
紀和 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 質量流量が精度良く測定でき、外部振動の影
響を受け難いコリオリ質量流量計を実現する。 【構成】 被測定流体が流れる両端が固定された管を振
動させ、この際に生じるコリオリ力を検出して被測定流
体の質量流量を測定するコリオリ質量流量計において、
管は固定端の間に第1、第2及び第3の湾曲部を有し、
第1及び第3の湾曲部が固定端を結ぶ直線に対して一方
の側に設けられて第2の湾曲部が固定端を結ぶ直線に対
して他方の側に設けられると共に、管の形状が固定端を
結ぶ直線の中心を通る垂線に対して対称とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コリオリ質量流量計に
関し、特に測定精度及び安定性を向上させたコリオリ質
量流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】コリオリ質量流量計とは、被測定流体が
流れる管を振動させ、この際に生じるコリオリ力を検出
して被測定流体の質量流量を測定する装置である。
【0003】図5はこのような従来のコリオリ質量流量
計のセンサ部の一例を示す平面図である。図5において
1はチューブ、2及び3はチューブ1の固定端、4及び
5は加振器、6は振動検出器である。
【0004】チューブ1は固定端2及び3の部分で固定
され、図5中”A−A’”に示すチューブ1の中心軸に
対称な位置に加振器4及び5が設けられる。また、チュ
ーブ1の中心軸近傍には振動検出器6が設けられる。
【0005】ここで、図5に示す従来例の動作を説明す
る。チューブ1の内部に図5中”イ”及び”ロ”に示す
ように被測定流体を流し、加振器4及び5によりチュー
ブ1に振動を印加する。
【0006】振動の印加方向に関してはチューブ1が中
心軸に対して対称に振動するように印加される。即ち、
加振器4がチューブ1を紙面に対して手前側に加振した
時点で、加振器5はチューブ1を紙面に対して反対側に
加振することなる。
【0007】このため、チューブ1には捻じれ振動が生
じることになり、中心軸より上流側では加振方向とは逆
方向のコリオリ力が、中心軸より下流側では加振方向と
同方向のコリオリ力がそれぞれ発生する。このコリオリ
力によりチューブ1には固定端2及び3を中心として紙
面に対して前後方向の曲げ振動が発生する。
【0008】この曲げ振動による角速度を”ω”、被測
定流体の質量流量を”Q”とすると、コリオリ力は角速
度”ω”と質量流量”Q”の積に比例するので、コリオ
リ力に起因する振動振幅を振動検出器6で検出すること
により質量流量”Q”を得ることができる。
【0009】ここで、コリオリ力によるチューブ1の振
動振幅に基づき質量流量を求める信号処理方法として
は、例えば、同期整流及び積分による処理がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示す従
来例では質量流量を精度良く測定するために、チューブ
1のうち固定端2及び3間の長さを十分長くして、チュ
ーブ1の振動振幅が十分大きくなるようにしている。
【0011】但し、チューブ1のうち固定端2及び3間
の長さを長くすることにより、チューブ1等が構成する
系の基本共振周波数が低くなってしまう。
【0012】そして、この基本共振周波数が”100H
z”程度まで低下してしまうと、コリオリ質量流量計が
取り付けられる配管等からの外部振動の影響を受けてし
まう場合があり、この場合には指示誤差が生じたり、若
しくは、正常に動作しない可能性がある。従って本発明
の目的は、質量流量が精度良く測定でき、外部振動の影
響を受け難いコリオリ質量流量計を実現することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明では、被測定流体が流れる両端が固定
された管を振動させ、この際に生じるコリオリ力を検出
して前記被測定流体の質量流量を測定するコリオリ質量
流量計において、前記管は固定端の間に第1、第2及び
第3の湾曲部を有し、前記第1及び第3の湾曲部が前記
固定端を結ぶ直線に対して一方の側に設けられて前記第
2の湾曲部が前記固定端を結ぶ直線に対して他方の側に
設けられると共に、前記管の形状が前記固定端を結ぶ直
線の中心を通る垂線に対して対称であることを特徴とす
るものである。
【0014】
【作用】チューブに3つの湾曲部を設けることにより、
両固定端間に納まるチューブ長が長くなってチューブの
振動振幅が十分大きくなり、また、基本共振周波数の低
下を抑えることができる。
【0015】また、重量的に無視できない加振器あるい
は振動検出器をチューブの両固定端を結ぶ直線上に設け
ることにより、基本共振周波数の低下を抑えることがで
きる。
【0016】
【実施例】以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るコリオリ質量流量計のセンサ部の一
実施例を示す平面図である。図1において1aは3つの
湾曲部を有する2本の平行曲管で構成されるチューブ、
2a,3a,7及び8はチューブ1aの固定端、4a及
び5aは加振器、6a及び6bは振動検出器、9及び1
0はフレームである。
【0017】ここで、チューブ1aは図1中”A−
A’”軸に対して対称な形状であり、図1中”イ”、”
ロ”及び”ハ”に示す3つの湾曲部は交互に90°以上
その向きを反転するものである。
【0018】チューブ1aは固定端2a及び3aで剛性
の高いフレーム9に固定され、さらに、固定端7及び8
でフレーム9の外側の剛性の高いフレーム10に固定さ
れる。但し、固定端2a,3a,7及び8以外の点で
は、チューブ1aはフレーム9及び10には接触しない
構造である。
【0019】加振器4a及び5aはチューブ1aの中心
部と固定端2a及び3aとの間であって、固定端2aと
固定端3aとを結ぶ直線上にそれぞれ配置される。ま
た、振動検出器6a及び6bは図1中”A−A’”に示
すチューブ1aの中心軸の近傍であって、中心軸から等
距離の地点に設けられる。
【0020】ここで、図1に示す実施例の動作を図2を
用いて説明する。図2はチューブ1aの振動モードを説
明する説明図であり、図1中”ニ”の方向からチューブ
1aを見た図である。ここで、図2中の2a,3a,4
a及び5aに関しては図1と同一符号を付してある。
【0021】また、チューブ1aは「特公平4−222
09号公報」に記載されているように、2本の平行曲管
を音叉状の駆動するものである。
【0022】チューブ1aには被測定流体が流され、ま
た、チューブ1aは加振器4a及び5aにより中心軸”
A−A’”を中心とした捻じれ振動、即ち、図2(A)
に示すような振動が印加される。図2(A)中”fe
は加振力を示すベクトルである。
【0023】この時、チューブ1aに生じるコリオリ力
は、図2(B)及び(C)に示すように固定端2a及び
3aを結ぶ軸に対して曲げモードを発生させる方向に生
じる。但し、図2(C)は図2(B)中”イ”の方向か
らチューブ1aを見た時のコリオリ力の加わる方向を示
す図であり、図2(B)及び(C)中”fc ”は発生す
るコリオリ力を示すベクトルである。
【0024】実際には、図2(A)及び(B)の振動が
重畳されて発生することになり、この振動を振動検出器
6a及び6bで検出し、振動検出器6a及び6bの出力
信号の位相差等に基づき質量流量を求める。
【0025】具体的な信号処理方法に関しては本願出願
人の出願に係る特願平6−200396号等に記載され
ており、本願出願の目的・構成等には直接関係がないの
で詳細な説明は省略する。
【0026】チューブ1aは3つの湾曲部を有すること
から、固定端2aと固定端3aの間に納まるチューブ長
を長くすることが可能になり、チューブ1aの振動振幅
が十分大きくなる。即ち、S/Nの良い信号を得て質量
流量が精度良く測定できる。
【0027】また、3つの湾曲部を設けることにより、
チューブ1aの中心軸”A−A’”方向の長さを抑える
ことができるので、チューブ1a等が構成する系の基本
共振周波数の低下を抑えることができる。
【0028】また、重量的に無視できない加振器4a及
び5aをチューブ1aの固定端2a及び3aを結ぶ直線
上に設けているため、さらに基本共振周波数の低下を抑
えることができる。即ち、基本共振周波数の低下を抑え
ることにより、外部振動の影響を受け難くなる。
【0029】さらに、質量流量計が取り付けられた配管
等を伝播してきた外部振動は、剛性の高い外側フレーム
を通過してもう一方の取付配管に伝播するため、外部振
動がフレーム9に固定されたチューブ1aの測定部に伝
播して測定に悪影響を及ぼす可能性が少ない。
【0030】この結果、質量流量が精度良く測定でき、
尚且つ、外部振動の影響を受け難くなる。
【0031】なお、図3は本発明に係るコリオリ質量流
量計のセンサ部の他の実施例を示す平面図である。図3
において1bは3つの湾曲部を有する2本の平行曲管で
構成されるチューブ、2b,3b,7a及び8aはチュ
ーブ1bの固定端、4b及び5bは加振器、6c及び6
dは振動検出器、9a及び10aはフレームである。
【0032】基本的な接続関係に関しては図1に示す実
施例と同一であり、異なる点は固定端2b及び3bの位
置であり、図1中の固定端2a及び3aの部分に相当す
る図3中”イ”及び”ロ”の部分はフレーム9aには接
していない点である。
【0033】このため、図3中”ハ”及び”ニ”の部分
に熱応力が加わっても歪が逃げやすくチューブ1bの測
定に寄与する部分に過大な応力が加わるのを避けること
が可能となる。
【0034】また、チューブ1a及び1bの3つの湾曲
部の曲率の相対関係は任意で良い。
【0035】また、図1及び図3に示す実施例ではチュ
ーブの加振方向は中心軸に対して対称であった。即ち、
チューブに捻じれ振動が印加される実施例について説明
してきたが、図4に示すような加振方法も可能である。
【0036】図4において1cはチューブ、2c及び3
cはチューブ1cの固定端、4cは加振器、6e及び6
fは振動検出器である。加振器4cはチューブ1cの中
心部に設けられ、振動検出器6e及び6fは固定端2c
及び3cを結ぶ直線上にそれぞれ設けられる。
【0037】この場合、加振器4cは固定端2c及び3
cを中心として曲げ振動をチューブ1cに印加する。こ
の時、コリオリ力により捻じれ振動が発生するので、こ
の振動を振動検出器6e及び6fで検出することにより
質量流量を得ることになる。
【0038】図4に示す構成においてもチューブ1c等
により構成される系の共振周波数の低下を抑えつつ、チ
ューブ1cの捻じれ方向の振動振幅も大きくでき、図1
及び図3に示す実施例と同様の効果を得ることが可能で
ある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。チューブに3つ
の湾曲部を設けることにより、質量流量が精度良く測定
でき、外部振動の影響を受け難いコリオリ質量流量計が
実現できる。また、2つの固定端を結ぶ直線上に加振器
を設けることにより、外部振動の影響を受け難いコリオ
リ質量流量計が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコリオリ質量流量計のセンサ部の
一実施例を示す平面図である。
【図2】チューブの振動モードを説明する説明図であ
る。
【図3】コリオリ質量流量計のセンサ部の他の実施例を
示す平面図である。
【図4】コリオリ質量流量計のセンサ部の他の実施例を
示す平面図である。
【図5】従来のコリオリ質量流量計のセンサ部の一例を
示す平面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c チューブ 2,2a,2b,2c,3,3a,3b,3c,7,7
a,8,8a 固定端 4,4a,4b,4c,5,5a,5b 加振器 6,6a,6b,6c,6d,6e,6f 振動検出器 9,9a,10,10a フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定流体が流れる両端が固定された管を
    振動させ、この際に生じるコリオリ力を検出して前記被
    測定流体の質量流量を測定するコリオリ質量流量計にお
    いて、 前記管は固定端の間に第1、第2及び第3の湾曲部を有
    し、前記第1及び第3の湾曲部が前記固定端を結ぶ直線
    に対して一方の側に設けられて前記第2の湾曲部が前記
    固定端を結ぶ直線に対して他方の側に設けられると共
    に、前記管の形状が前記固定端を結ぶ直線の中心を通る
    垂線に対して対称であることを特徴とするコリオリ質量
    流量計。
JP25321994A 1994-10-19 1994-10-19 コリオリ質量流量計 Pending JPH08122120A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006313153A (ja) * 2005-05-02 2006-11-16 Berkin Bv 質量流量計
NL2011836C2 (en) * 2013-11-25 2015-05-26 Berkin Bv Coriolis flowsensor.
WO2015076676A1 (en) * 2013-11-25 2015-05-28 Berkin B.V. Coriolis flowsensor

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