JP3200826B2 - コリオリ質量流量計 - Google Patents

コリオリ質量流量計

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JP3200826B2
JP3200826B2 JP29050493A JP29050493A JP3200826B2 JP 3200826 B2 JP3200826 B2 JP 3200826B2 JP 29050493 A JP29050493 A JP 29050493A JP 29050493 A JP29050493 A JP 29050493A JP 3200826 B2 JP3200826 B2 JP 3200826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動するチューブ内を
被測定流体が流れるときにこのチューブに発生するコリ
オリ力を検出して質量流量を測定するコリオリ質量流量
計に係り、特に検出信号に含まれる加振成分とコリオリ
成分を構造的に分離して質の良い信号が得られるように
改良したコリオリ質量流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の第1のコリオリ質量流量
計の概念図である。このコリオリ質量流量計は直管形で
ある。1は内部に測定流体を流すことのできるチューブ
であり、このチューブ1の両端は固定端2、3で固定さ
れている。
【0003】これ等の固定端2、3の中央部には加振器
4が設置されており、このチューブ1をチューブの中心
軸に対し垂直方向に加振して、上下に振動させる。この
加振器4と固定端2、3の間には、チューブ1の変位を
測定する変位センサ5、6が設置されている。
【0004】次に、以上のように構成されたコリオリ質
量流量計の動作について図18を用いて説明する。チュ
ーブ1の中に測定流体を流した状態で中央部に設置した
加振器4から振動を与えると、M1、M2に示すように
中央部が振動の腹となる1次モードの形状でチューブ1
が振動する。
【0005】この振動は、チューブ1の上流側と下流側
について考えると、各々固定端2と3付近を中心とする
回転運動をしているとみなせるので、この角速度をω、
測定流体の質量流量をQとすると、ωとQの積に比例し
たコリオリ力が各微小区間に発生する。
【0006】これにより、チューブ1の中央点に対して
上流部分と下流部分ではその撓み振動が対称になる振動
モードM3、M4が発生する。この振動モードM3、M
4による変形を変位センサ5、6で測定することにより
質量流量Qを知ることができる。
【0007】これに対して、図19に示す従来の第2の
コリオリ質量流量計はU字状の曲管形として構成されて
おり、これは例えば特公昭60−34683などに開示
されている。支持部材7にU字形のチューブ8が片持梁
状に固定され、このU字形の曲管部分に加振装置9を設
けて上下に振動させる。また、このU字形のチューブ8
の平行する各直管部分には振動検出器10A、10Bが
設けられている。
【0008】上下にU字形のチューブ8が振動されてい
るときに、このチューブ8に質量流量Qが流されると、
一対のチューブ8の各直管部分はコリオリ力により互に
反対方向に変位して“ねじれ”るので、これにより発生
する変位を振動検出器10A、10Bで検出することに
より質量流量Qを知ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなコリオリ質量流量計では、チューブ8の加振によ
って、支持部材7に加振方向の並進成分の力を受け振動
絶縁が容易ではない。これは、加振に余計なエネルギー
を費やしセンシングに悪影響を及ぼし、外部振動の影響
を受けやすくなるなどの問題が発生することを意味す
る。
【0010】さらに、図17、図19に示す場合も、変
位センサ5、6、或いは振動検出器10A、10Bは、
加振振動とそこに僅かに重畳したコリオリ振動を同時に
同一センサで検出し、これを電気的に分離して質量流量
Qに変換する。
【0011】そして、コリオリ振動の振幅は、平均流速
が1m/sで加振振動の振幅の数百〜千分の一しかない
ので、コリオリ成分を分離するのは容易ではなく、誤差
発生の大きな要因となっている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための主な構成として、加振振動成分とコリオ
リ振動成分を、加振モードの種類、歪ゲージの固定位
置、および歪検出の種類を組み合わせて、構造的に分離
することにより、ノイズの少ないコリオリ信号を得るこ
とを目的とする。
【0013】そのために、請求項1に記載された構成と
して、コリオリ信号検出手段に剪断歪検出、加振モード
に曲げモード加振を用いるときには、両端が支持部材に
固定され測定流体が内部を流れる曲管形状のチューブ
と、先の支持部材を支点として先のチューブに曲げ振動
をさせる曲げモードで加振させる第1加振手段と、先の
曲げモード加振で生じる曲げ加振剪断歪がほぼゼロにな
る先のチューブの特定位置に設けられ先の測定流体によ
り生じるコリオリ剪断歪を検出する第1歪検出手段とを
具備し、このコリオリ剪断歪に対応する先の測定流体の
質量流量を出力するようにしたものである。
【0014】第2の構成(請求項2)は、コリオリ信号
検出手段として剪断歪検出、加振モードとして捩れモー
ド加振を用いる。第3の構成(請求項3)は、コリオリ
信号検出手段として剪断歪検出、加振モードとして曲げ
モード加振を用い、さらに加振信号検出手段として剪断
歪検出、加振モードとして曲げモード加振を用いる。
【0015】第4の構成(請求項4)は、コリオリ信号
検出手段として剪断歪検出、加振モードとして捩れモー
ド加振を用い、さらに加振信号検出手段として剪断歪検
出、加振モードとして捩れモード加振を用いる。
【0016】第5の構成(請求項5)は、コリオリ信号
検出手段として曲げ歪検出、加振モードとして曲げモー
ド加振を用いる。第6の構成(請求項6)は、コリオリ
信号検出手段として曲げ歪検出、加振モードとして捩れ
モード加振を用いる。
【0017】第7の構成(請求項7)は、コリオリ信号
検出手段として曲げ歪検出、加振モードとして曲げモー
ド加振を用い、さらに加振信号検出手段として曲げ歪検
出、加振モードとして曲げモード加振を用いる。
【0018】第8の構成(請求項8)は、コリオリ信号
検出手段として曲げ歪検出、加振モードとして捩れモー
ド加振を用い、さらに加振信号検出手段として曲げ歪検
出、加振モードとして捩れモード加振を用いる。
【0019】第9の構成(請求項9)は、コリオリ信号
検出手段として剪断歪検出、加振モードとして曲げモー
ド加振を用い、さらに加振信号検出手段として曲げ歪検
出、加振モードとして曲げモード加振を用いる。
【0020】第10の構成(請求項10)は、コリオリ
信号検出手段として曲げ歪検出、加振モードとして曲げ
モード加振を用い、さらに加振信号検出手段として剪断
歪検出、加振モードとして曲げモード加振を用いる。
【0021】第11の構成(請求項11)は、コリオリ
信号検出手段として剪断歪検出、加振モードとして捩れ
モード加振を用い、さらに加振信号検出手段として曲げ
歪検出、加振モードとして捩れモード加振を用いる。
【0022】第12の構成(請求項12)は、コリオリ
信号検出手段として曲げ歪検出、加振モードとして捩れ
モード加振を用い、加振信号検出手段として剪断歪検
出、加振モードとして捩れモード加振を用いる。
【0023】
【作 用】請求項1に記載された発明の作用は、以下の
通りである。すなわち、曲管形状のチューブは両端が支
持部材に固定され測定流体が内部を流れる。第1加振手
段は先の支持部材を支点として先のチューブに曲げ振動
をさせる曲げモードで加振させる。
【0024】第1歪検出手段は先のチューブの特定方向
に配置されかつ先の曲げモード加振で生じる曲げ加振剪
断歪がほぼゼロになる先のチューブの特定位置に設けら
れ曲げ歪を除去して先の測定流体により生じるコリオリ
剪断歪を検出する。そして、このコリオリ剪断歪に対応
する先の測定流体の質量流量を出力する。
【0025】さらに、請求項2〜請求項12は、請求項
1に記載された構成要素の加振モードとしての曲げ加振
と捩れ加振の組み合わせに、歪ゲージの固定位置を各加
振モードに対応する特異点に変更し、さらに歪検出の種
類として曲げ歪検出と剪断歪検出とを選定するが、その
作用は請求項1とほぼ同様である。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は主として本発明の第1請求項に対応する
1実施例の構成を示す斜視図である。なお、説明の都合
上、支持部材の面に直角に延長される方向をX軸、支持
部材の長手方向をY軸、これらの双方に直角な方向をZ
軸として、以下の説明をする。
【0027】図1は曲げモードで加振する曲げ加振の状
態において剪断歪を検出する場合の構成を示す。11は
支持部材であり、この支持部材11にU字状の曲管であ
るチューブ12の両端12A、12Bが固定されてい
る。このチューブ12の中には測定流体Qが流される。
【0028】チューブ12の頂部12Cの近傍には加振
装置13が配置され、両端12A、12Bを結ぶ線を支
点としてZ軸方向に上下にチューブ12の頂部12Cが
加振される。
【0029】一方、チューブ12には曲げ加振の状態に
おいて生じる曲げ加振剪断歪がほぼゼロになるチューブ
12の例えば後述する位置に設けられ曲げ歪を除去し
て測定流体Qが流れて生じるコリオリ剪断歪を検出する
第1歪検出センサ14が設けられている。
【0030】この第1歪検出センサ14は、後述する複
数の歪ゲージRg1、Rg2、Rg3、及びRg4を各辺とする
ブリッジとして構成されている。そして、第1歪検出セ
ンサ14の位置はのほか後述するように図示の、
などの位置でも良い。
【0031】図2は捩れモードで加振する捩れ加振の状
態において剪断歪を検出する場合の構成を示す。11は
支持部材であり、この支持部材11にU字状の曲管であ
るチューブ12の両端12A、12Bが固定されている
点については図1に示す場合と同じである。
【0032】チューブ12の両端12Aと12Bから延
長される平行部分には左右にそれぞれ加振装置15と1
6が配置され、チューブ12は両端12A、12Bと頂
点12Cとを結ぶ線X−X´を中心として上下に交互に
チューブ12を捩じるように加振される。
【0033】一方、チューブ12には捩れ加振の状態に
おいて生じる捩れ加振剪断歪がほぼゼロになるチューブ
12の例えば後述する位置に設けられ曲げ歪を除去し
て測定流体Qが流れて生じるコリオリ剪断歪を検出する
第2歪検出センサ17が設けられている。
【0034】この第2歪検出センサ17は、後述する複
数の歪ゲージRg1、Rg2、Rg3、及びRg4を各辺とする
ブリッジで構成されている。そして、第2歪検出センサ
17の位置はのほか後述するように図示の0などの
位置でも良い。
【0035】図3は歪検出センサ14、17を構成する
歪ゲージRg1、Rg2、Rg3、及びR g4の具体的な配列を
示す配置図である。図3(A)は側面図、図3(B)は
断面図である。
【0036】歪ゲージRg1とRg4、歪ゲージRg2とRg3
は、それぞれの歪ゲージがチューブ12の軸方向(r方
向)に対して対称、通常は45deg方向に貼り付けら
れている。
【0037】これ等の歪ゲージRg1、Rg2、Rg3、及び
g4は、図4に示すように互にブリッジ状に接続されて
歪検出センサ14が構成され、歪ゲージRg1及びRg4
接続点と歪ゲージRg2及びRg3の接続点には電源電圧E
iが印加される。
【0038】そして、歪ゲージRg1及びRg2の接続点
と、歪ゲージRg3及びRg4の接続点からは一般的には剪
断歪に対応するコリオリ信号e01を取り出すことができ
る。つまり、図4に示すブリッジ構成は剪断歪を検出す
るときの構成である。
【0039】このような接続により、コリオリ信号e01
は e01=KS[(ΔRg1/Rg1)−(ΔRg4/Rg4) −(ΔRg2/Rg2)+(ΔRg3/Rg3)]/4 =KS(ε1−ε4−ε2+ε3)/4 として求めることができる。ここで各ε1〜ε4は各歪ゲ
ージの歪値を示す。
【0040】また、歪ゲージはチューブ12の軸の回り
の剪断歪のみを検出できれば良く必ずしも図4に示す歪
ゲージRg1、Rg2、Rg3、及びRg4の4個を必要とする
ものではない。
【0041】例えば、歪ゲージRg1、Rg2、Rg3及びR
g4のうち歪ゲージRg2、Rg3を省略して、歪ゲージRg1
とRg4の2個を用いても検出できる。歪ゲージRg1とR
g4を用いたときは、 e01´=KS[(ΔRg1/Rg1)−(ΔRg4/Rg4)]
/4 =KS(ε1−ε4)/4 になるように各歪ゲージを接続すれば良い。
【0042】次に、図1〜図4に示す構成に基づく実施
例の動作について説明することとなるが、この動作の説
明の前に加振モードとコリオリ振動のモードとの関係に
ついて説明する。
【0043】図5(A)は図1に対応する曲げ加振のと
きの振動形状を模式的に示した模式図である。チューブ
12はM2が基準位置であり、M1とM3との間で矢印の
ように加振装置13により振動させる。
【0044】図5(B)は図2に対応する捩れ加振のと
きの振動形状を模式的に示した模式図である。チューブ
12はM5が基準位置であり、加振装置15、16によ
りM4とM6との間でX−X´軸を中心として上下に交互
にチューブ12を捩じるように加振される。
【0045】図6はチューブ12に生じる応力関係を説
明する説明図である。図6(A)ではチューブ12に生
じる最大曲げ歪(応力)σmを、図6(B)ではチュー
ブ12に生じる捩れによる剪断歪(応力)τmをそれぞ
れを定義している。
【0046】図7は図8〜図11に示す特性解析のベー
スとなる有限要素法によるチューブの解析モデルの形状
を示す。そして、チューブ12を全長767.7mmと
し、個々の四角は解析モデルの節点を示しており、1〜
181の番号が付けられている。
【0047】図8は図5(A)に示す曲げ加振の状態で
チューブの各点に発生する最大曲げ歪σmを、チューブ
の一端Sから他端Eに至る距離の関数として求めたもの
である。
【0048】これは、測定流体Qを流さないで曲げ加振
を行ってチューブ12の各点に発生する曲げ歪σmを算
定したものであり、との2点で曲げ加振曲げ歪がゼ
ロであることを示している。は頂点12Cに対応す
る。
【0049】図9は図5(B)に示す捩れ加振の状態で
チューブの各点に発生する最大曲げ歪σmを、チューブ
の一端Sから他端Eに至る距離の関数として求めたもの
である。
【0050】これは、測定流体Qを流さないで捩れ加振
を行ってチューブ12の各点に発生する曲げ歪σmを算
定したものであり、との2点で捩れ加振曲げ歪がゼ
ロであることを示している。
【0051】図10は図5(A)に示す曲げ加振の状態
でチューブの各点に発生する剪断歪τを、チューブの一
端Sから他端Eに至る距離の関数として求めたものであ
る。これは、測定流体Qを流さないで曲げ加振を行って
チューブ12の各点に発生する剪断歪τを算定したもの
であり、ととの3点で曲げ加振剪断歪がゼロであ
ることを示している。は頂点12Cに対応する。
【0052】図11は図5(B)に示す捩れ加振の状態
でチューブの各点に発生する剪断歪τを、チューブの一
端Sから他端Eに至る距離の関数として求めたものであ
る。これは、測定流体Qを流さないで捩れ加振を行って
チューブ12の各点に発生する剪断歪τを算定したもの
であり、と0の2点で捩れ加振剪断歪がゼロである
ことを示している。
【0053】なお、図8から図11に示す各特性図にお
ける縦軸は、各モードにおいて独立して加振しているの
で、縦軸の絶対値との関係ではこれらの間に直接関連が
ないが、〜0に示す特異点との相互関係は互に対応
している。
【0054】さらに、これらの図8から図11に示す各
特性図は、各々単独に各モードで加振を行ったときの曲
げ歪σmと剪断歪τとを示しているが、図1及び図2に
示す実際の構成では、これ等の曲げ歪σmと剪断歪τと
が混合されて発生する。
【0055】また、図8から図11に示すU字状のチュ
ーブの各特性図において、一端Sから他端Eに至るチュ
ーブの全長をLとすると、各特異点〜0に至る各点
の位置は、が0.41L、が0.59L、が0.
17L、が0.5L、が0.83L、が0.32
L、が0.5L、が0.68L、が0.37L、
0が0.63Lである。
【0056】まず、請求項1に対応する図1に示す曲げ
加振モードで剪断歪を検出する構成の動作について説明
する。この場合は測定流体が流れることにより捩れモー
ド状のコリオリ振動を引き起こす。
【0057】図1に示す曲げ加振の状態では、図5
(A)に示す曲げモードの振動が発生させられるので、
図8に示す曲げ加振曲げ歪σmが発生するが、このほか
にこの曲げ加振により図10に示す曲げ加振剪断歪τが
発生する。
【0058】さらに、曲げ加振の状態において測定流体
Qがチューブ12に流れると、この測定流体Qによりコ
リオリ力が発生して図5(B)に示す捩れモード振動が
生じるので、これに対応して図9に示す曲げ加振捩れ曲
げ歪の成分を持つコリオリ信号の他に、図11に示す曲
げ加振剪断歪の成分を持つコリオリ信号が発生する。
【0059】このように、測定流体Qが流れている状態
では、或る1つのモードの加振に対して発生する歪みの
種類は4種類となるので、これらの中から不要な歪を除
去する必要がある。
【0060】図1に示す場合は、歪検出センサ14は図
10に示す、、の位置の何れか又はこれらの組み
合わせ位置に配置する。これにより、曲げ加振において
生じる剪断歪である曲げ加振剪断歪が除去される。
【0061】このときのコリオリ力により発生する剪断
歪τは図11の、、の位置で示すようにゼロでな
い値を示すので、この剪断歪τを剪断歪を検出する歪検
出センサ14で検出する。
【0062】このときに、、、の位置に対応して
発生する図8、図9に示す曲げ歪σ mは検出されない。
このようにして、コリオリ力により発生する剪断歪τの
みを検出することができる。この関係は図12の中欄最
下行に示されている。
【0063】次に、請求項2に対応する図2に示す捩れ
加振モードで剪断歪を検出する構成の動作について説明
する。この場合は測定流体が流れることにより曲げモー
ド状のコリオリ振動を引き起こす。
【0064】捩れ加振モードでの剪断歪である捩れ加振
剪断歪は、図11に示すように、0に示す位置でゼ
ロとなっているので、この位置に剪断歪を検出する歪検
出センサ14を配置することにより捩れ加振剪断歪を除
去することができる。
【0065】このときに、、0の位置に対応して発
生する図8、図9に示す曲げ歪σmは検出されない。こ
のようにして、コリオリ力により発生する剪断歪τのみ
を検出することができる。この関係は図12の右欄最下
行に示されている。
【0066】請求項3は、請求項1に示す信号検出の構
成に、曲げモードでの剪断歪である曲げ加振剪断歪を検
出する歪検出センサを加えたものである。このような加
振信号を検出するには、図11に示す捩れ剪断歪τがゼ
ロになる、0の位置に対応して歪検出センサ14を
配置するすれば良い。
【0067】これらの位置では、図10に示すように曲
げ加振剪断歪はゼロではなく所定の大きさで得られる。
なお、この場合に、、0の位置に対応して発生する
図8、図9に示す曲げ歪σmは、剪断歪を検出する歪検
出センサ14では検出されない。
【0068】したがって、請求項3の構成は、加振関係
については図12の中欄中行に示され、コリオリ信号関
係については中欄最下行に示され、この中欄中行と中欄
最下行の合成として構成される。
【0069】請求項4は、請求項2に示す信号検出の構
成に、捩れモードでの剪断歪である捩れ加振剪断歪を検
出する歪検出センサを加えたものである。このような加
振信号を検出するには、図10に示す曲げ剪断歪τがゼ
ロになる、、の位置に対応して歪検出センサ14
を配置すれば良い。
【0070】これらの位置では、図11に示すように捩
れ加振剪断歪はゼロではなく所定の大きさで得られる。
なお、この場合に、、、の位置に対応して発生す
る図8、図9に示す曲げ歪σmは、剪断歪を検出する歪
検出センサ14では検出されない。
【0071】したがって、請求項4の構成は、加振関係
については図12の右欄中行に示され、コリオリ信号関
係については右欄最下行に示され、この右欄中行と右欄
最下行の合成として構成される。
【0072】以上で、剪断歪を検出する歪検出センサ1
4をベースとして用いる構成についての説明は終了す
る。次に、曲げ歪を検出する歪検出センサをベースとし
て用いる構成について説明する。
【0073】図13は、曲げ歪を検出する歪検出センサ
の構成を示す構成図である。歪ゲージRg1、Rg2
g3、及びRg4は図4に示すものと同一であるが、これ
等の結線が異なっている。
【0074】これ等の歪ゲージRg1、Rg2、Rg3、及び
g4は、図13に示すように互にブリッジ状に接続され
て歪検出センサ18が構成され、歪ゲージRg1及びRg3
の接続点と歪ゲージRg2及びRg4の接続点には電源電圧
iが印加される。つまり、図13に示す構成は、図4
に示す構成と歪ゲージRg3とRg4の位置が互に入れ替え
られてある。
【0075】歪ゲージRg1及びRg2の接続点と、歪ゲー
ジRg3及びRg4の接続点からは一般的には曲げ歪に対応
するコリオリ信号e01を取り出すことができる。つま
り、図18に示すブリッジ構成は曲げ歪を検出するとき
の構成である。
【0076】このような接続により、コリオリ信号e02
は e02=KS[(ΔRg1/Rg1)+(ΔRg4/Rg4) −(ΔRg2/Rg2)−(ΔRg3/Rg3)]/4 =KS(ε1+ε4−ε2−ε3)/4 として求めることができる。
【0077】また、歪ゲージはチューブ12の軸の回り
の剪断歪のみを検出できれば良く必ずしも図13に示す
歪ゲージRg1、Rg2、Rg3、及びRg4の4個を必要とす
るものではない。
【0078】例えば、歪ゲージRg1、Rg2、Rg3及びR
g4のうち歪ゲージRg2、Rg3を省略して、歪ゲージRg1
とRg4の2個を用いても検出できる。歪ゲージRg1とR
g4を用いたときは、 e01´=KS[(ΔRg1/Rg1)+(ΔRg4/Rg4)]
/4 =KS(ε1+ε4)/4 になるように各歪ゲージを接続すれば良い。
【0079】次に、請求項5に対応する曲げ加振モード
で曲げ歪を検出する構成の動作について説明する。この
場合は測定流体が流れることにより捩れモード状のコリ
オリ振動を引き起こす。
【0080】曲げ加振モードでの曲げ歪である曲げ加振
曲げ歪は、図8に示すように、に示す位置でゼロと
なっているので、この位置に曲げ歪を検出する歪検出セ
ンサ18を配置することにより曲げ加振曲げ歪を除去す
ることができる。
【0081】このときに、、の位置に対応して発生
する図10、図11に示す剪断歪τは検出されない。こ
のようにして、コリオリ力により発生する曲げ歪σm
みを検出することができる。この関係は図14の中欄最
下行に示されている。
【0082】請求項6に対応する捩れ加振モードで曲げ
歪を検出する構成の動作について説明する。この場合は
測定流体が流れることにより曲げモード状のコリオリ振
動を引き起こす。
【0083】捩れ加振モードでの曲げ歪である捩れ加振
曲げ歪は、図9に示すように、、に示す位置でゼ
ロとなっているので、この位置に曲げ歪を検出する歪検
出センサ18を配置することにより捩れ加振曲げ歪を除
去することができる。
【0084】このときに、、、の位置に対応して
発生する図10、図11に示す剪断歪τは検出されな
い。このようにして、コリオリ力により発生する曲げ歪
σmのみを検出することができる。この関係は図14の
右欄最下行に示されている。
【0085】請求項7は、請求項5に示す信号検出の構
成に、曲げモードでの曲げ歪である曲げ加振曲げ歪を検
出する歪検出センサ18を加えたものである。このよう
な加振信号を検出するには、図9に示す曲げ歪σmがゼ
ロになる、、の位置に対応して歪検出センサ18
を配置するすれば良い。
【0086】これらの位置では、図8に示すように曲げ
加振曲げ歪はゼロではなく所定の大きさで得られる。な
お、この場合に、、、の位置に対応して発生する
図10、図11に示す剪断歪τは曲げ歪を検出する歪検
出センサ18では検出されない。
【0087】したがって、請求項7の構成は、加振関係
については図14の中欄中行に示され、コリオリ信号関
係については中欄最下行に示され、この中欄中行と中欄
最下行の合成として構成される。
【0088】請求項8は、請求項6に示す信号検出の構
成に、捩れモードでの曲げ歪である捩れ加振曲げ歪を検
出する歪検出センサ18を加えたものである。このよう
な加振信号を検出するには、図8に示す曲げ歪σがゼロ
になる、の位置に対応して歪検出センサ18を配置
するすれば良い。
【0089】これらの位置では、図9に示すように捩れ
加振曲げ歪はゼロではなく所定の大きさで得られる。な
お、この場合に、、の位置に対応して発生する図1
0、図11に示す剪断歪τは曲げ歪を検出する歪検出セ
ンサ18では検出されない。
【0090】したがって、請求項8の構成は、加振関係
については図14の右欄中行に示され、コリオリ信号関
係については右欄最下行に示され、この右欄中行と右欄
最下行の合成として構成される。
【0091】以上で、曲げ歪を検出する歪検出センサ1
8をベースとして用いる構成についての説明は終了す
る。次に、剪断歪を検出する歪検出センサと曲げ歪を検
出する歪検出センサを混用する構成について説明する。
【0092】請求項9は、請求項1に示す曲げモードで
剪断歪を検出するコリオリ信号検出手段に、曲げモード
での曲げ歪である曲げ加振曲げ歪を検出する歪検出セン
サ18を加振信号検出手段として加えたものである。こ
の関係は図15に例1として示してある。
【0093】請求項10は、請求項5に示す捩れモード
で曲げ歪を検出するコリオリ信号検出手段に、曲げモー
ドでの剪断歪である曲げ加振剪断歪を検出する歪検出セ
ンサ14を加振信号検出手段として加えたものである。
この関係は図15に例2として示してある。
【0094】請求項11は、請求項2に示す曲げモード
で剪断歪を検出するコリオリ信号検出手段に、捩れモー
ドでの曲げ歪である捩れ加振曲げ歪を検出する歪検出セ
ンサ18を加振信号検出手段として加えたものである。
この関係は図15に例3として示してある。
【0095】請求項12は、請求項6に示す捩れモード
で曲げ歪を検出するコリオリ信号検出手段に、捩れモー
ドでの剪断歪である捩れ加振剪断歪を検出する歪検出セ
ンサ14を加振信号検出手段として加えたものである。
この関係は図15に例4として示してある。
【0096】図16は信号処理部の構成を示すブロック
図である。この信号処理部20は、図1或いは図2に示
すセンサ部(各請求項の構成を含む)から出力される各
種のコリオリ信号或いは各種の加振信号を処理する。
【0097】なお、以下の信号処理は説明の便宜上、加
振信号を用いる場合をベースとして説明するが、加振信
号が一定であれば、加振信号を用いなくてもコリオリ信
号のみで信号処理をして質量流量信号を算出することが
できる。
【0098】流量計メカ部21は、例えば、支持部材1
1、チューブ12、加振装置13、15、16などから
構成され、このチューブ12の上に歪ゲージRg1
g2、R g3、及びRg4が固定されている。
【0099】これらの歪ゲージは、図14或いは図18
で示すようなブリッジ状に結線され、剪断歪、或いは曲
げ歪を含むコリオリ信号e01、e02を出力する。これを
増幅器22を介して増幅して振幅比検出回路23の一方
の入力端にコリオリ信号eCとして出力する。
【0100】また、チューブ12の上には加振信号検出
用として図14或いは図18で示すような結線におい
て、各ゲージがそれぞれの特異点に配置され、各加振モ
ードに対応して、曲げ加振剪断歪、曲げ加振曲げ歪、捩
れ加振剪断歪、及び捩れ加振曲げ歪の何れかを含む加振
信号eeが出力される。
【0101】これを増幅器24を介して増幅して振幅比
検出回路23の一方の入力端に加振信号Eeとして出力
すると共に、この加振信号Eeは駆動回路25を介して
流量計メカ部21の加振装置13、又は15、16を駆
動し、チューブ12の振幅を一定に制御する。
【0102】振幅比検出回路23は、例えば同期整流回
路と積分回路等を用いて、これらのコリオリ信号eC
加振信号Eeとの振幅比、或いは位相差を演算して質量
流量信号Efとして出力する。
【0103】なお、今までの説明では、信号を検出する
検出ゲージとして、通常の歪ゲージを主体として説明し
たが、この歪ゲージには例えば圧電素子を用いて歪(或
いは応力)を検出するゲージなども含まれる。
【0104】歪ゲージは上下流の対称な位置に2個所あ
ってもよい。このような対称構造をとることにより振動
系の安定性が増加する。さらに、2つのセンサの出力の
差動をとれば耐振性を向上させることができる。
【0105】各実施例では、U字形の単管をベースとし
て説明したが、2本の平行管を用いるなどの複数管につ
いても、各々のチューブについて指定個所にゲージを設
置することにより単管の場合と同様な効果が得られる。
さらに、複数本での差動の効果でゼロ点の安定性や耐振
性の向上が期待できる。
【0106】各実施例では、U字管をベースとして説明
したが、これらの他に半円形管、Ω形状の管などの各種
の変形が可能である。それぞれの形状に加振モード変形
による加振歪が発生しない点にゲージを設置することに
より実施例と同様な効果が得られる。
【0107】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに、本発明の請求項1、2、5、6に記載された発明
によれば、各加振モードにおいて測定流体が流れた状態
で生じる各種歪のうち先ず加振成分の所定形式歪が抑圧
される位置に対応ゲージを配置しコリオリ力による所定
形式歪のみを検出するゲージにより質量流量を算出する
ようにしたので、信号処理が簡単となるとともにコリオ
リ信号検出手段によりコリオリ振動成分を直接検出する
ことができ、しかもS/Nが良く、簡単な回路で高精
度、高安定な検出ができる。
【0108】また、その他の請求項に記載された発明に
よれば、このコリオリ信号検出手段に加えて、加振成分
を検出する構成として各加振モードにおいて測定流体が
流れた状態で生じる各種歪のうちコリオリ成分の所定形
式歪が抑圧される対応ゲージを配置し加振成分による所
定形式歪のみを検出するゲージを用いて信号処理をする
ようにしたので、温度などの環境変化や経年変化でコリ
オリ信号が変動しても、コリオリ成分の所定形式歪と加
振成分による所定形式歪の信号との振幅比または位相差
を演算することにより、より安定な質量流量に比例した
信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の構成を示す構成図であ
る。
【図3】図1或いは図2に示す実施例における歪ゲージ
の配置を示す配置図である。
【図4】図1或いは図2に示す実施例において剪断歪を
検出するときの結線を示す結線図である。
【図5】加振モードの動作を模式的に示した模式図であ
る。
【図6】チューブに生じる応力関係を説明する説明図で
ある。
【図7】特性解析のベースとなる有限要素法によるチュ
ーブの解析モデルを示す。
【図8】曲げモード加振の状態で生じる曲げ歪の特性を
示す解析図である。
【図9】捩れモード加振の状態で生じる曲げ歪の特性を
示す解析図である。
【図10】曲げモード加振の状態で生じる剪断歪の特性
を示す解析図である。
【図11】捩れモード加振の状態で生じる剪断歪の特性
を示す解析図である。
【図12】各加振モードで歪検出手段として剪断歪を検
出するときのゲージの位置関係を示す配置図である。
【図13】図1或いは図2に示す実施例において曲げ歪
を検出するときの結線を示す結線図である。
【図14】各加振モードで歪検出手段として曲げ歪を検
出するときのゲージの位置関係を示す配置図である。
【図15】各加振モードで歪検出手段として剪断歪と曲
げ歪を混合して検出するときのゲージの位置関係を示す
配置図である。
【図16】信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図17】従来の第1のコリオリ質量流量計の構成を示
す概念図である。
【図18】図17に示すコリオリ質量流量計の動作を説
明する説明図である。
【図19】従来の第2のコリオリ質量流量計の構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1、8 チューブ 2、3 固定端 4 加振器 5、6 変位センサ 9、13 加振装置 10A、10B 振動検出器 11 支持部材 12 チューブ 14、18 歪検出センサ 20 信号処理部 23 振幅比検出回路 25 駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−120122(JP,A) 特開 昭61−283827(JP,A) 特公 昭60−34683(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/84

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記支持部材を支点と
    して前記チューブに曲げ振動をさせる曲げモードで加振
    させる第1加振手段と、前記曲げモード加振で生じる曲
    げ加振剪断歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置
    に設けられ前記測定流体により生じるコリオリ剪断歪を
    検出する第1歪検出手段とを具備し、このコリオリ剪断
    歪に対応する前記測定流体の質量流量を出力することを
    特徴とするコリオリ質量流量計。
  2. 【請求項2】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記チューブの両端を
    結ぶ軸の中央部と曲管の頂部とを結ぶ捩れ軸を中心とし
    て左右のチューブを互に反対方向に捩れ振動をさせる捩
    れモードで加振させる第2加振手段と、前記捩れモード
    加振で生じる捩れ加振剪断歪がほぼゼロになる前記チュ
    ーブの特定位置に設けられ前記測定流体により生じるコ
    リオリ剪断歪を検出する第2歪検出手段とを具備し、こ
    のコリオリ剪断歪に対応する前記測定流体の質量流量を
    出力することを特徴とするコリオリ質量流量計。
  3. 【請求項3】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記支持部材を支点と
    して前記チューブに曲げ振動をさせる曲げモードで加振
    させる第1加振手段と、前記曲げモード加振で生じる曲
    げ加振剪断歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置
    に設けられ前記測定流体により生じるコリオリ剪断歪を
    検出する第1歪検出手段と、 前記コリオリ剪断歪がほぼゼロになる前記チューブの特
    定位置に設けられ前記曲げ加振剪断歪を検出する第3歪
    検出手段とを具備し、この曲げ加振剪断歪信号と前記コ
    リオリ剪断歪の信号との振幅比または位相差を演算して
    対応する前記測定流体の質量流量を出力することを特徴
    とするコリオリ質量流量計。
  4. 【請求項4】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記チューブの両端を
    結ぶ軸の中央部と曲管の頂部とを結ぶ捩れ軸を中心とし
    て左右のチューブを互に反対方向に捩れ振動をさせる捩
    れモードで加振させる第2加振手段と、前記捩れモード
    加振で生じる捩れ加振剪断歪がほぼゼロになる前記チュ
    ーブの特定位置に設けられ前記測定流体により生じるコ
    リオリ剪断歪を検出する第2歪検出手段と、前記コリオ
    リ剪断歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置に設
    けられ前記捩れ加振剪断歪を検出する第4歪検出手段と
    を具備し、この捩れ加振剪断歪信号と前記コリオリ剪断
    の信号との振幅比または位相差を演算して対応する前
    記測定流体の質量流量を出力することを特徴とするコリ
    オリ質量流量計。
  5. 【請求項5】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記支持部材を支点と
    して前記チューブに曲げ振動をさせる曲げモードで加振
    させる第1加振手段と、前記曲げモード加振で生じる曲
    げ加振曲げ歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置
    に設けられ前記測定流体により生じるコリオリ剪断歪を
    検出する第5歪検出手段とを具備し、このコリオリ曲げ
    歪に対応する前記測定流体の質量流量を出力することを
    特徴とするコリオリ質量流量計。
  6. 【請求項6】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記チューブの両端を
    結ぶ軸の中央部と曲管の頂部とを結ぶ捩れ軸を中心とし
    て左右のチューブを互に反対方向に捩れ振動をさせる捩
    れモードで加振させる第2加振手段と、前記捩れモード
    加振で生じる捩れ加振曲げ歪がほぼゼロになる前記チュ
    ーブの特定位置に設けられ前記測定流体により生じるコ
    リオリ曲げ歪を検出する第6歪検出手段とを具備し、こ
    のコリオリ曲げ歪に対応する前記測定流体の質量流量を
    出力することを特徴とするコリオリ質量流量計。
  7. 【請求項7】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記支持部材を支点と
    して前記チューブに曲げ振動をさせる曲げモードで加振
    させる第1加振手段と、前記曲げモード加振で生じる曲
    げ加振曲げ歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置
    に設けられ前記測定流体により生じるコリオリ曲げ歪を
    検出する第5歪検出手段と、 前記コリオリ曲げ歪がほぼゼロになる前記チューブの特
    定位置に設けられ前記曲げ加振曲げ歪を検出する第7歪
    検出手段とを具備し、この曲げ加振曲げ歪信号と前記コ
    リオリ曲げ歪の信号との振幅比または位相差を演算して
    対応する前記測定流体の質量流量を出力することを特徴
    とするコリオリ質量流量計。
  8. 【請求項8】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記チューブの両端を
    結ぶ軸の中央部と曲管の頂部とを結ぶ捩れ軸を中心とし
    て左右のチューブを互に反対方向に捩れ振動をさせる捩
    れモードで加振させる第2加振手段と、前記捩れモード
    加振で生じる捩れ加振曲げ歪がほぼゼロになる前記チュ
    ーブの特定位置に設けられ前記測定流体により生じるコ
    リオリ曲げ歪を検出する第6歪検出手段と、前記コリオ
    リ曲げ歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置に設
    けられ前記捩れ加振曲げ歪を検出する第8歪検出手段と
    を具備し、この捩れ加振曲げ歪の信号と前記コリオリ曲
    げ歪の信号との振幅比または位相差を演算して対応する
    前記測定流体の質量流量を出力することを特徴とするコ
    リオリ質量流量計。
  9. 【請求項9】両端が支持部材に固定され測定流体が内部
    を流れる曲管形状のチューブと、前記支持部材を支点と
    して前記チューブに曲げ振動をさせる曲げモードで加振
    させる第1加振手段と、前記曲げモード加振で生じる曲
    げ加振剪断歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置
    に設けられ前記測定流体により生じるコリオリ曲げ歪を
    検出する第1歪検出手段と、 コリオリ曲げ歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位
    置に設けられ前記曲げ加振曲げ歪を検出する第7歪検出
    手段とを具備し、この曲げ加振曲げ歪信号と前記コリオ
    リ剪断歪の信号との振幅比または位相差を演算して対応
    する前記測定流体の質量流量を出力することを特徴とす
    るコリオリ質量流量計。
  10. 【請求項10】両端が支持部材に固定され測定流体が内
    部を流れる曲管形状のチューブと、前記支持部材を支点
    として前記チューブに曲げ振動をさせる曲げモードで加
    振させる第1加振手段と、前記曲げモード加振で生じる
    曲げ加振曲げ歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位
    置に設けられ前記測定流体により生じるコリオリ曲げ歪
    を検出する第5歪検出手段と、 コリオリ剪断歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位
    置に設けられ前記曲げ加振剪断歪を検出する第3歪検出
    手段とを具備し、この曲げ加振剪断歪信号と前記コリオ
    リ剪断歪の信号との振幅比または位相差を演算して対応
    する前記測定流体の質量流量を出力することを特徴とす
    るコリオリ質量流量計。
  11. 【請求項11】両端が支持部材に固定され測定流体が内
    部を流れる曲管形状のチューブと、前記チューブの両端
    を結ぶ軸の中央部と曲管の頂部とを結ぶ捩れ軸を中心と
    して左右のチューブを互に反対方向に捩れ振動をさせる
    捩れモードで加振させる第2加振手段と、前記捩れモー
    ド加振で生じる捩れ加振剪断歪がほぼゼロになる前記チ
    ューブの特定位置に設けられ前記測定流体により生じる
    コリオリ剪断歪を検出する第2歪検出手段と、コリオリ
    曲げ歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置に設け
    られ前記捩れ加振曲げ歪を検出する第8歪検出手段とを
    具備し、この捩れ加振曲げ歪信号と前記コリオリ曲げ歪
    の信号との振幅比または位相差を演算して対応する前記
    測定流体の質量流量を出力することを特徴とするコリオ
    リ質量流量計。
  12. 【請求項12】両端が支持部材に固定され測定流体が内
    部を流れる曲管形状のチューブと、前記チューブの両端
    を結ぶ軸の中央部と曲管の頂部とを結ぶ捩れ軸を中心と
    して左右のチューブを互に反対方向に捩れ振動をさせる
    捩れモードで加振させる第2加振手段と、前記捩れモー
    ド加振で生じる捩れ加振曲げ歪がほぼゼロになる前記チ
    ューブの特定位置に設けられ前記測定流体により生じる
    コリオリ曲げ歪を検出する第6歪検出手段と、コリオリ
    剪断歪がほぼゼロになる前記チューブの特定位置に設け
    られ前記捩れ加振剪断歪を検出する第4歪検出手段とを
    具備し、この捩れ加振剪断歪信号と前記コリオリ剪断歪
    の信号との振幅比または位相差を演算して対応する前記
    測定流体の質量流量を出力することを特徴とするコリオ
    リ質量流量計。
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