JPH08121745A - 給塵装置 - Google Patents

給塵装置

Info

Publication number
JPH08121745A
JPH08121745A JP25807994A JP25807994A JPH08121745A JP H08121745 A JPH08121745 A JP H08121745A JP 25807994 A JP25807994 A JP 25807994A JP 25807994 A JP25807994 A JP 25807994A JP H08121745 A JPH08121745 A JP H08121745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
hopper
refuse
casing
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25807994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisataka Ito
久孝 伊藤
Masanobu Hasegawa
雅信 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP25807994A priority Critical patent/JPH08121745A/ja
Publication of JPH08121745A publication Critical patent/JPH08121745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴミを焼却炉へ定量的に供給し得、燃焼の安
定化に役立ち、全体的にコンパクトでスペース上の制約
が小さく、余分な機器が不要で保守性もよく、コスト低
減可能な給塵装置を提供する。 【構成】 ピット1のゴミが投入されるゴミ貯留部11
aと、ゴミ流下部11bとを有するホッパ11を設け、
ゴミ流下部11bの下端開口部11dに、給塵機12の
ケーシング13の取入口14を接続し、その排出口15
を投入路27を介して焼却炉10に接続し、ゴミ貯留部
11aとゴミ流下部11bとの境界部に、ホッパゲート
28を設け、ゴミ流下部11bの下端開口部11d近傍
に、取入口14におけるスクリュー16,17下流側へ
のゴミの流下を制限する供給量抑制装置29を配設し、
ケーシング13内に、スクリュー16,17から送られ
るゴミの解砕機30を設け、投入路27途中にシールダ
ンパ31を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピットに貯蔵されたゴ
ミを焼却炉へ供給するための給塵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の給塵装置の一例を表わすも
のであって、1はゴミを貯蔵するピット、2はピット1
に貯蔵されたゴミをつかみ出すクレーン等の移送装置、
3は移送装置2によってピット1からつかみ出されたゴ
ミを一時的に貯留するホッパ、4はホッパ3に一時的に
貯留されたゴミを定量的に払い出す払出コンベヤ、5は
払出コンベヤ4によってホッパ3から払い出されたゴミ
を破砕する(ゴミ袋に袋詰めされたゴミについては袋を
破くと共にゴミの破砕を行う)破砕機、6は破砕機5で
破砕されたゴミを搬送する搬送コンベヤ、7は搬送コン
ベヤ6によって搬送されるゴミを受ける貯槽、8は搬送
コンベヤ6によって貯槽7へ導入されたゴミを焼却炉1
0へ供給するスクリュー9を有する給塵機である。
【0003】図6に示される給塵装置においては、ピッ
ト1に貯蔵されたゴミは、移送装置2によってホッパ3
へ投入され、該ホッパ3から払出コンベヤ4によって破
砕機5へ送り込まれ、該破砕機5においてゴミ袋の破袋
並びにゴミの破砕が行われる。
【0004】破砕されたゴミは、搬送コンベヤ6によっ
て貯槽7に投入され、該貯槽7から給塵機8のスクリュ
ー9上に落下し、該スクリュー9の回転により焼却炉1
0へ供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き給塵装置では、破砕機5で破砕されたゴミが給塵機
8において移送される際、圧縮されて大きな塊となり、
ゴミの定量的な排出、即ちゴミの焼却炉10への定量的
な供給が困難となり、いわゆる「ゴミ切れ」、「どか落
ち」がしばしば発生し、現状の燃焼用空気制御では、
「ゴミ切れ」、「どか落ち」に追従することが難しいこ
とから、「ゴミ切れ」の際には空気過剰となってNOx
が増加する一方、「どか落ち」の際には酸素不足となっ
てCOや煙が増加するという問題があった。
【0006】又、全体的に装置が大型化し、設置スペー
ス上の制約が大きくなり、イニシャルコストが高くなる
一方、破砕機5や払出コンベヤ4、搬送コンベヤ6とい
った機器を別途必要とするため、保守性もよいとは言え
ず、ランニングコストもアップするという欠点を有して
いた。
【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、ゴミを焼却
炉へ定量的に供給し得、焼却炉におけるゴミの燃焼の安
定化に役立つと共に、全体的にコンパクトで設置スペー
ス上の制約が小さく、余分な機器が不要で保守性もよ
く、イニシャルコスト並びにランニングコストの低減を
図り得る給塵装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピットに貯蔵
されたゴミが移送装置によって投入されるゴミ貯留部
と、該ゴミ貯留部の下部に一体に形成されたゴミ流下部
とを有するホッパと、該ホッパのゴミ貯留部とゴミ流下
部との境界部に開閉自在に設けられたホッパゲートと、
前記ホッパのゴミ流下部の下端開口部に接続される取入
口が上面所要位置に形成され且つ下面所要位置にゴミの
排出口が形成されたケーシングと、該ケーシング内に取
入口側から排出口側へ向け互いに平行に且つ略水平方向
に延びるよう並設された二本のスクリューとを有する給
塵機と、前記ホッパのゴミ流下部における下端開口部近
傍に、前記給塵機の取入口におけるスクリュー下流側へ
のゴミの流下を制限するよう配設された供給量抑制装置
と、前記給塵機のケーシング内におけるスクリュー下流
端側内周壁所要位置に配設された固定刃と、前記給塵機
のケーシング内における排出口側所要位置にスクリュー
下流端部と対向するよう回転自在に且つ前記固定刃に対
し近接離反可能に配設された回転刃とを有し、前記スク
リューから送られてくるゴミを解砕し焼却炉へ導く解砕
機と、前記給塵機のケーシングと焼却炉とをつなぐ投入
路途中に開閉自在に設けられた逆火防止用のシールダン
パとを備えたことを特徴とする給塵装置にかかるもので
ある。
【0009】前記給塵装置において、ホッパのゴミ貯留
部に接続されるゴミ流下部の上端開口部と、給塵機の取
入口に接続されるゴミ流下部の下端開口部とが、平面的
に見てオーバラップしないよう、ゴミ流下部を形成する
のが有効である。
【0010】又、前記供給量抑制装置を、ゴミを受ける
斜板部と、該斜板部の裏側へのゴミの巻き込みを防止す
る底板部とを有するよう形成し、且つ前記斜板部を傾動
自在に配設することもできる。
【0011】
【作用】従って、ピットに貯蔵されたゴミを移送装置に
よってホッパのゴミ貯留部に投入すると、該ゴミは、ゴ
ミ流下部を流下し、供給量抑制装置によって給塵機の取
入口におけるスクリュー下流側への流下量が制限されつ
つ、該取入口からケーシング内に落下し、スクリューに
よって下流側へ搬送されると共に、スクリューの羽根に
より、袋詰めのゴミについては破袋が行われ、解砕機の
固定刃と回転駆動されている回転刃との間でほぐされ、
排出口を経て焼却炉へ定量的に供給され、「ゴミ切れ」
や「どか落ち」も発生しなくなる。
【0012】ここで、前記給塵機へ供給されるゴミは、
供給量抑制装置によって給塵機の取入口におけるスクリ
ュー下流側への流下が制限されているため、ゴミがスク
リューの上流側から下流側へ搬送される際、下流側へ行
くに従って圧密され搬送不能となるようなことはなく、
円滑な搬送が可能となる。
【0013】又、焼却炉内における炎が投入路から給塵
機を介して吹き出してくる、いわゆる逆火が発生した際
には、シールダンパ並びにホッパゲートを夫々閉鎖すれ
ば、ホッパ内のゴミに引火するようなことも防止され
る。
【0014】前記給塵装置において、ホッパのゴミ貯留
部に接続されるゴミ流下部の上端開口部と、給塵機の取
入口に接続されるゴミ流下部の下端開口部とが、平面的
に見てオーバラップしないよう、ゴミ流下部を形成すれ
ば、前記移送装置によってホッパのゴミ貯留部に投入さ
れたゴミが、給塵機のスクリュー上に直接落下し大きな
衝撃がスクリューに伝わるようなことが防止される。
【0015】又、前記供給量抑制装置を、ゴミを受ける
斜板部と、該斜板部の裏側へのゴミの巻き込みを防止す
る底板部とを有するよう形成し、且つ前記斜板部を傾動
自在に配設すれば、底板部により斜板部の裏側へゴミが
巻き込む心配もなく、給塵機へのゴミの供給が常に理想
的に行われることとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0017】図1は本発明の一実施例であって、ピット
1に貯蔵されたゴミが移送装置2によって投入されるゴ
ミ貯留部11aと、該ゴミ貯留部11aの下部に一体に
形成されたゴミ流下部11bとを有するホッパ11を設
け、該ホッパ11のゴミ流下部11bの下端開口部11
dに、給塵機12のケーシング13の取入口14を接続
し、該給塵機12のケーシング13の排出口15を、投
入路27を介して焼却炉10に接続したものである。
【0018】前記給塵機12は、図1〜図3に示す如
く、上面所要位置に前記ホッパ11に接続されるゴミの
取入口14が形成され且つ下面所要位置に前記投入路2
7に接続されるゴミの排出口15が形成されたケーシン
グ13内に、取入口14側から排出口15側へ向け略水
平方向に延びる主スクリュー16を回転自在に配設する
と共に、該主スクリュー16と略平行に延びる補助スク
リュー17を、該補助スクリュー17の羽根外周におけ
る回転周速Vs[m/sec]が前記主スクリュー16
の羽根外周における回転周速Vm[m/sec]と異な
るよう回転自在に配設してなる構成を有している。
【0019】前記主スクリュー16は、ケーシング13
から外部へ突出する基端側を固定の軸受18により片持
支持し、モータ20に連結してあると共に、ケーシング
13内部に位置するシャフト部16aを、基端側から自
由端側へ向け漸次縮径せしめてテーパ状に形成してあ
る。
【0020】前記補助スクリュー17は、ケーシング1
3から外部へ突出する基端側を、その軸線方向と直角な
方向へ図示していないシリンダの伸縮によって移動自在
に配設された軸受19により片持支持してある。尚、補
助スクリュー17のケーシング13内部に位置するシャ
フト部17aは、基端側から自由端側へ亘って同径とし
てあるが、前記主スクリュー16と同様にテーパ状に形
成してもよいことは言うまでもない。
【0021】又、前記主スクリュー16のケーシング1
3から外部へ突出する基端部所要位置に駆動ギア21を
嵌着すると共に、リンクブラケット25を回動自在に嵌
装し、該リンクブラケット25に、前記駆動ギア21と
噛合する中間ギア22と、該中間ギア22と噛合する中
間ギア23とを回転自在に取り付け、前記補助スクリュ
ー17のケーシング13から外部へ突出する基端部所要
位置に、前記中間ギア23と噛合する従動ギア24を嵌
着すると共に、前記リンクブラケット25の先端部に枢
着されるリンクブラケット26を回動自在に嵌装し、前
記主スクリュー16に対し補助スクリュー17を近接離
反させても、常にモータ20の駆動により主スクリュー
16と補助スクリュー17が互いに反対方向に回転する
ようにしてある。
【0022】本実施例においては、主スクリュー16の
外径Dmと補助スクリュー17の外径Dsは略同径(およ
そ500[mm])としてあるため、前記各ギア21,
22,23,24のギア比を適宜選択し、主スクリュー
16の回転数Nm[rpm]と補助スクリュー17の回
転数Ns[rpm]を異なるように設定することによ
り、主スクリュー16の羽根外周における回転周速Vm
と補助スクリュー17の羽根外周における回転周速Vs
とが異なるようにしてあり、前記主スクリュー16の回
転数Nmをおよそ0.5〜5[rpm]とし、補助スク
リュー17の回転数Nsをおよそ1〜10[rpm]と
し、
【数1】Vm:Vs≒1:(1〜2) 程度となるようにしてある。尚、主スクリュー16の羽
根外周における回転周速Vmと補助スクリュー17の羽
根外周における回転周速Vsとが異なるようにするに
は、主スクリュー16の回転数Nmと補助スクリュー1
7の回転数Nsを等しくし、主スクリュー16の外径Dm
と補助スクリュー17の外径Dsを異径としてもよい。
又、主スクリュー16の回転数Nmと補助スクリュー1
7の回転数Nsを変えると共に、主スクリュー16の外
径Dmと補助スクリュー17の外径Dsを異径とすること
も可能である。
【0023】一方、前記ホッパ11のゴミ貯留部11a
とゴミ流下部11bとの境界部には、ホッパゲート28
を図示していないシリンダ等の駆動装置により開閉自在
に設け、前記ホッパ11のゴミ流下部11bにおける下
端開口部11d近傍には、前記給塵機12の取入口14
におけるスクリュー16,17下流側へのゴミの流下を
制限する供給量抑制装置29を配設し、前記給塵機12
のケーシング13内には、スクリュー16,17から送
られてくるゴミを解砕し焼却炉10へ導く解砕機30を
設け、前記給塵機12のケーシング13と焼却炉10と
をつなぐ投入路27途中には、逆火防止用のシールダン
パ31を図示していないシリンダ等の駆動装置により開
閉自在に設けてある。
【0024】前記ホッパ11は、そのゴミ貯留部11a
に接続されるゴミ流下部11bの上端開口部11cと、
給塵機12の取入口14に接続されるゴミ流下部11b
の下端開口部11dとが、平面的に見てオーバラップし
ないよう(図4参照)、ゴミ流下部11bを所望の傾斜
角度に形成してある。
【0025】前記供給量抑制装置29は、図5に示す如
く、ゴミを受ける斜板部29aと、該斜板部29aの裏
側へのゴミの巻き込みを防止する底板部29bと、両側
板部29cと、背板部29dとによって箱型に形成し、
且つ前記斜板部29aの角度を必要に応じて調整できる
よう、図示していないシリンダ等の駆動装置により傾動
自在に配設してある。
【0026】前記解砕機30は、図1に示す如く、前記
給塵機12のケーシング13内におけるスクリュー1
6,17下流端側内周壁所要位置に、固定刃32を円周
方向所要ピッチで配設すると共に、前記給塵機12のケ
ーシング13内における排出口15側所要位置に、回転
刃34を、スクリュー16,17下流端部と対向するよ
うモータ33の駆動により回転自在に且つ前記固定刃3
2に対し図示していないシリンダ等の駆動装置により近
接離反可能に配設してなる構成を有している。
【0027】尚、図1中、35はホッパ11内における
ゴミのブリッジ防止用の挿入棒、36は挿入棒35駆動
用のシリンダである。
【0028】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0029】給塵機12のモータ20を所望の回転数N
で回転駆動すると、主スクリュー16が回転数Nと等し
い回転数Nmで回転すると共に、該主スクリュー16の
回転が駆動ギア21、中間ギア22,23、従動ギア2
4を介して補助スクリュー17へ伝えられ、該補助スク
リュー17が回転数Nmの1〜2倍の回転数Nsで主スク
リュー16と反対方向に回転し、主スクリュー16の羽
根外周における回転周速Vmに対し、補助スクリュー1
7の羽根外周における回転周速Vsが1〜2倍の速度と
なる。
【0030】この状態で、ピット1に貯蔵されたゴミを
移送装置2によってホッパ11のゴミ貯留部11aに投
入すると、該ゴミは、ゴミ流下部11bを流下し、供給
量抑制装置29によって給塵機12の取入口14におけ
るスクリュー16,17下流側への流下量が制限されつ
つ、該取入口14からケーシング13内に落下し、主ス
クリュー16によって下流側へ搬送されると共に、主ス
クリュー16の羽根外周における回転周速Vmと異なる
回転周速Vsで回転している補助スクリュー17の羽根
により、大きな剪断力が加えられる形となり、袋詰めの
ゴミについては破袋が確実に行われ、解砕機30の固定
刃32とモータ33によって回転駆動されている回転刃
34との間でほぐされ、排出口15を経て焼却炉10へ
定量的に供給され、「ゴミ切れ」や「どか落ち」も発生
しなくなる。
【0031】ここで、前記給塵機12へ供給されるゴミ
は、供給量抑制装置29によって給塵機12の取入口1
4におけるスクリュー16,17下流側への流下が制限
されており、しかも、主スクリュー16のシャフト部1
6aは基端側(上流側)から自由端側(下流側)へ向け
漸次縮径しテーパ状となっているため、ゴミが主スクリ
ュー16の基端側から自由端側へ搬送される際、自由端
側へ行くに従って圧密され搬送不能となるようなことは
なく、円滑な搬送が可能となる。
【0032】又、焼却炉10内における炎が投入路27
から給塵機12を介して吹き出してくる、いわゆる逆火
が発生した際には、シールダンパ31並びにホッパゲー
ト28を夫々図示していない駆動装置により閉鎖すれ
ば、ホッパ11内のゴミに引火するようなことも防止さ
れる。尚、前記ホッパゲート28は、ゴミ流下部11b
におけるゴミのブリッジ防止にも役立てることができ
る。
【0033】更に又、主スクリュー16と補助スクリュ
ー17との間に挟み込まれたゴミによって該主スクリュ
ー16と補助スクリュー17を押し広げようとする拡大
力が予め設定された値以上となった場合には、補助スク
リュー17が主スクリュー16から離反する方向へ移動
され、前記拡大力が許容拡大力を越えることが予防さ
れ、ゴミの破袋が安定して行われ、又、解砕機30の固
定刃32と回転刃34との間にゴミが噛み込んでしまっ
た場合には、回転刃34を図示していない駆動装置によ
り固定刃32から離反させれば、噛み込んだゴミは排出
口15から焼却炉10へ排出される。
【0034】又、前記ホッパ11は、そのゴミ貯留部1
1aに接続されるゴミ流下部11bの上端開口部11c
と、給塵機12の取入口14に接続されるゴミ流下部1
1bの下端開口部11dとが、平面的に見てオーバラッ
プしないよう、ゴミ流下部11bを所望の傾斜角度に形
成してあるため、前記移送装置2によってホッパ11の
ゴミ貯留部11aに投入されたゴミが、給塵機12のス
クリュー16,17上に直接落下し大きな衝撃がスクリ
ュー16,17に伝わるようなことが防止される。
【0035】又、供給量抑制装置29は、ゴミを受ける
斜板部29aと、該斜板部29aの裏側へのゴミの巻き
込みを防止する底板部29bと、両側板部29cと、背
板部29dとによって箱型に形成し、且つ前記斜板部2
9aの角度を必要に応じて調整できるよう、図示してい
ないシリンダ等の駆動装置により傾動自在に配設してあ
るため、前記底板部29bにより斜板部29aの裏側へ
ゴミが巻き込む心配もなく、給塵機12へのゴミの供給
が常に理想的に行われることとなる。
【0036】こうして、ゴミを焼却炉10へ定量的に供
給し得、焼却炉10におけるゴミの燃焼の安定化に役立
つと共に、全体的にコンパクトで設置スペース上の制約
が小さく、余分な機器が不要で保守性もよく、イニシャ
ルコスト並びにランニングコストの低減を図り得る。
【0037】尚、本発明の給塵装置は、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、給塵機としては二本のス
クリューを異なる回転周速で回転させる形式以外のもの
を使用してもよいこと等、その他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の給塵装置
によれば、ゴミを焼却炉へ定量的に供給し得、焼却炉に
おけるゴミの燃焼の安定化に役立つと共に、全体的にコ
ンパクトで設置スペース上の制約が小さく、余分な機器
が不要で保守性もよく、イニシャルコスト並びにランニ
ングコストの低減を図り得るという優れた効果を奏し
得、ホッパのゴミ貯留部に接続されるゴミ流下部の上端
開口部と、給塵機の取入口に接続されるゴミ流下部の下
端開口部とが、平面的に見てオーバラップしないよう、
ゴミ流下部を形成すれば、移送装置によってホッパのゴ
ミ貯留部に投入されたゴミが、給塵機のスクリュー上に
直接落下し大きな衝撃がスクリューに伝わるようなこと
を防止でき、又、供給量抑制装置を、ゴミを受ける斜板
部と、該斜板部の裏側へのゴミの巻き込みを防止する底
板部とを有するよう形成し、且つ前記斜板部を傾動自在
に配設すれば、底板部により斜板部の裏側へゴミが巻き
込むことを防止でき、給塵機へのゴミの供給を常に理想
的に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体概要構成図である。
【図2】本発明の一実施例における給塵機の平面図であ
る。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】本発明の一実施例における供給量抑制装置の斜
視図である。
【図6】従来例の全体概要構成図である。
【符号の説明】
1 ピット 2 移送装置 10 焼却炉 11 ホッパ 11a ゴミ貯留部 11b ゴミ流下部 11c 上端開口部 11d 下端開口部 12 給塵機 13 ケーシング 14 取入口 15 排出口 16 主スクリュー(スクリュー) 17 補助スクリュー(スクリュー) 27 投入路 28 ホッパゲート 29 供給量抑制装置 29a 斜板部 29b 底板部 30 解砕機 31 シールダンパ 32 固定刃 34 回転刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピットに貯蔵されたゴミが移送装置によ
    って投入されるゴミ貯留部と、該ゴミ貯留部の下部に一
    体に形成されたゴミ流下部とを有するホッパと、 該ホッパのゴミ貯留部とゴミ流下部との境界部に開閉自
    在に設けられたホッパゲートと、 前記ホッパのゴミ流下部の下端開口部に接続される取入
    口が上面所要位置に形成され且つ下面所要位置にゴミの
    排出口が形成されたケーシングと、該ケーシング内に取
    入口側から排出口側へ向け互いに平行に且つ略水平方向
    に延びるよう並設された二本のスクリューとを有する給
    塵機と、 前記ホッパのゴミ流下部における下端開口部近傍に、前
    記給塵機の取入口におけるスクリュー下流側へのゴミの
    流下を制限するよう配設された供給量抑制装置と、 前記給塵機のケーシング内におけるスクリュー下流端側
    内周壁所要位置に配設された固定刃と、前記給塵機のケ
    ーシング内における排出口側所要位置にスクリュー下流
    端部と対向するよう回転自在に且つ前記固定刃に対し近
    接離反可能に配設された回転刃とを有し、前記スクリュ
    ーから送られてくるゴミを解砕し焼却炉へ導く解砕機
    と、 前記給塵機のケーシングと焼却炉とをつなぐ投入路途中
    に開閉自在に設けられた逆火防止用のシールダンパとを
    備えたことを特徴とする給塵装置。
  2. 【請求項2】 ホッパのゴミ貯留部に接続されるゴミ流
    下部の上端開口部と、給塵機の取入口に接続されるゴミ
    流下部の下端開口部とが、平面的に見てオーバラップし
    ないよう、ゴミ流下部を形成した請求項1記載の給塵装
    置。
  3. 【請求項3】 供給量抑制装置を、ゴミを受ける斜板部
    と、該斜板部の裏側へのゴミの巻き込みを防止する底板
    部とを有するよう形成し、且つ前記斜板部を傾動自在に
    配設した請求項1又は2記載の給塵装置。
JP25807994A 1994-10-24 1994-10-24 給塵装置 Pending JPH08121745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25807994A JPH08121745A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 給塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25807994A JPH08121745A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 給塵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08121745A true JPH08121745A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17315237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25807994A Pending JPH08121745A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 給塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08121745A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285599A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 移動床ガス化炉
KR100981117B1 (ko) * 2001-11-15 2010-09-08 리켄 게이키 가부시키가이샤 가스 센서

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100981117B1 (ko) * 2001-11-15 2010-09-08 리켄 게이키 가부시키가이샤 가스 센서
JP2007285599A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 移動床ガス化炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5427321A (en) Waste paper processing system
CA1190803A (en) Auger-fed sawdust burner with revolving hopper
JPH08121745A (ja) 給塵装置
JPH05256425A (ja) 2軸破砕機および破砕給じん設備
JP3827504B2 (ja) 燃焼装置の廃棄物供給装置
JP3831139B2 (ja) 給じん装置とその運転方法
JP2622909B2 (ja) 竪型粉砕機
US4832554A (en) Apparatus for charging combustible materials
KR20210051037A (ko) 쓰레기 종량제 봉투에 담긴 폐기물을 처리하는 트롬멜 스크린 장치 및 이를 이용한 폐기물 처리 시스템
CN218365927U (zh) 一种废旧空调机壳的破碎及收集装置
JP3365792B2 (ja) 糠分離排出装置
JPH08150345A (ja) 竪型破砕装置の破袋器
JP2721807B2 (ja) 破袋機能と不適物排出機能を有する粗破砕式給じん装置
JP3314553B2 (ja) 給塵機
JPH0351623Y2 (ja)
JPH04126914A (ja) 供給設備
JP2003146444A (ja) スクリュー式給じん装置
JP2003262320A (ja) 不燃物排出装置
JP4133744B2 (ja) ごみの受け入れ供給装置およびその運用方法
JPH07233929A (ja) 給じん装置
JPS592841Y2 (ja) 列車ごみの選別装置
JPH07299373A (ja) パイライト排出装置
JP2525356Y2 (ja) ごみ焼却炉のごみ供給装置
JP3831607B2 (ja) 廃棄物供給装置
JPH11211047A (ja) 焼却設備

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031224