JP3314553B2 - 給塵機 - Google Patents

給塵機

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JP3314553B2
JP3314553B2 JP24764694A JP24764694A JP3314553B2 JP 3314553 B2 JP3314553 B2 JP 3314553B2 JP 24764694 A JP24764694 A JP 24764694A JP 24764694 A JP24764694 A JP 24764694A JP 3314553 B2 JP3314553 B2 JP 3314553B2
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screw
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久孝 伊藤
雅信 長谷川
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミ袋に袋詰めされた
ゴミを破袋しつつ破砕し、焼却炉へ供給するための給塵
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の給塵機としては、従来、例え
ば、特公昭58−57650号公報や実公平5−204
44号公報に記載されたようなものが存在し、特公昭5
8−57650号公報に記載されたものは、図4〜図6
に示される如く、上面所要位置にホッパ1に接続される
ゴミの取入口2が形成され且つ下面所要位置にゴミの排
出口3が形成されたケーシング5内に、同径の二本のス
クリュー6,7を略水平方向に延びるよう並設し、一方
のスクリュー6を固定の軸受8により回転自在に支持せ
しめると共に、他方のスクリュー7を、前記一方のスク
リュー6に対し近接離反可能となるよう、その軸線方向
と直角な方向へシリンダ10の伸縮によって移動自在に
配設された軸受9により回転自在に支持せしめ、前記ス
クリュー6にモータ11を連結し、該モータ11の駆動
によりスクリュー6を所要方向に回転駆動すると共に、
該スクリュー6の回転をギア12,13,14,15を
介してスクリュー7へ伝達し、該スクリュー7を前記ス
クリュー6の回転方向と反対方向に回転駆動し得るよう
になっている。
【0003】これにより、ホッパ1に投入された袋詰め
のゴミは、モータ11により互いに反対方向に回転駆動
される二本のスクリュー6,7により、破袋されつつ破
砕され、排出口3を経て図示していない焼却炉へ供給さ
れる。
【0004】尚、図中、4は二本のスクリュー6,7間
に挟み込まれたゴミによって該二本のスクリュー6,7
を押し広げようとする拡大力が許容拡大力を越える場合
に、前記二本のスクリュー6,7を夫々前述と逆方向に
回転させ、ゴミを逆送して図示しないピットに戻すため
の排出口である。
【0005】又、実公平5−20444号公報に記載さ
れたものも、基本的には特公昭58−57650号公報
に記載のされたものと同様、近接離反可能に配設された
二本のスクリューを互いに反対方向に回転駆動すること
により、ゴミ袋に袋詰めされたゴミを破袋しつつ破砕
し、焼却炉へ供給するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来の給塵機では、いずれも、二本のスクリュー
6,7は同じ回転数で駆動されており、その羽根外周に
おける回転周速も同一となっているため、破袋効果が充
分に得られず、ゴミが袋詰めされた大きな塊のまま給塵
機から断続的に排出される形となり、ゴミの焼却炉への
定量的な供給が困難となり、いわゆる「ゴミ切れ」、
「どか落ち」がしばしば発生し、現状の燃焼用空気制御
では、「ゴミ切れ」、「どか落ち」に追従することが難
しいことから、「ゴミ切れ」の際には空気過剰となって
NOxが増加する一方、「どか落ち」の際には酸素不足
となってCOや煙が増加するという問題があった。
【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、破袋性能が
高く、ゴミを焼却炉へ定量的に供給し得、焼却炉におけ
るゴミの燃焼の安定化に役立つ給塵機を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面所要位置
にゴミの取入口が形成され且つ下面所要位置にゴミの排
出口が形成されたケーシング内に、取入口側から排出口
側へ向け略水平方向に延びる主スクリューを回転自在に
配設すると共に、該主スクリューと略平行に延びる補助
スクリューを、該補助スクリューの羽根外周における回
転周速が前記主スクリューの羽根外周における回転周速
と異なるよう回転自在に且つ前記主スクリューに対し近
接離反自在に配設し、少なくとも前記主スクリューのケ
ーシング内部に位置するシャフト部を、基端側から先端
側へ向け漸次縮径せしめてテーパ状に形成したことを特
徴とする給塵機にかかるものである。
【0009】
【作用】従って、主スクリューの羽根外周における回転
周速と補助スクリューの羽根外周における回転周速とが
異なるよう、主スクリューと補助スクリューを回転させ
た状態で、袋詰めのゴミを取入口からケーシング内に投
入すると、該ゴミは、主スクリューによって下流側へ搬
送されると共に、主スクリューの羽根外周における回転
周速と異なる回転周速で回転している補助スクリューの
羽根により、大きな剪断力が加えられる形となり、破袋
が確実に行われつつゴミの破砕も効率よく行われ、該破
砕されたゴミが排出口を経て焼却炉へ定量的に供給さ
れ、「ゴミ切れ」や「どか落ち」も発生しなくなり、
又、少なくとも前記主スクリューのシャフト部を基端側
から先端側へ向け漸次縮径せしめてテーパ状としている
ため、ゴミが主スクリューの基端側から先端側へ搬送さ
れる際、先端側へ行くに従って圧密されるようなことは
なく、円滑な搬送が可能となり、更に又、主スクリュー
と補助スクリューとの間に挟み込まれたゴミによって該
主スクリューと補助スクリューを押し広げようとする拡
大力が予め設定された値以上となった場合には、補助ス
クリューが主スクリューから離反する方向へ移動され、
前記拡大力が許容拡大力を越えることが予防され、ゴミ
の破袋並びに破砕が安定して行われる
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0011】図1〜図3は本発明の一実施例であって、
上面所要位置にホッパ1に接続されるゴミの取入口2が
形成され且つ下面所要位置にゴミの排出口3が形成され
たケーシング5内に、取入口2側から排出口3側へ向け
略水平方向に延びる主スクリュー16を回転自在に配設
すると共に、該主スクリュー16と略平行に延びる補助
スクリュー17を、該補助スクリュー17の羽根外周に
おける回転周速Vs[m/sec]が前記主スクリュー
16の羽根外周における回転周速Vm[m/sec]と
異なるよう回転自在に配設する。
【0012】前記主スクリュー16は、ケーシング5か
ら外部へ突出する基端側を固定の軸受18により片持支
持し、モータ20に連結してあると共に、ケーシング5
内部に位置するシャフト部16aを、基端側から自由端
側へ向け漸次縮径せしめてテーパ状に形成してある。
【0013】前記補助スクリュー17は、ケーシング5
から外部へ突出する基端側を、その軸線方向と直角な方
向へ図示していないシリンダの伸縮によって移動自在に
配設された軸受19により片持支持してある。尚、補助
スクリュー17のケーシング5内部に位置するシャフト
部17aは、基端側から自由端側へ亘って同径としてあ
るが、前記主スクリュー16と同様にテーパ状に形成し
てもよいことは言うまでもない。
【0014】又、前記主スクリュー16のケーシング5
から外部へ突出する基端部所要位置に駆動ギア21を嵌
着すると共に、リンクブラケット25を回動自在に嵌装
し、該リンクブラケット25に、前記駆動ギア21と噛
合する中間ギア22と、該中間ギア22と噛合する中間
ギア23とを回転自在に取り付け、前記補助スクリュー
17のケーシング5から外部へ突出する基端部所要位置
に、前記中間ギア23と噛合する従動ギア24を嵌着す
ると共に、前記リンクブラケット25の先端部に枢着さ
れるリンクブラケット26を回動自在に嵌装し、前記主
スクリュー16に対し補助スクリュー17を近接離反さ
せても、常にモータ20の駆動により主スクリュー16
と補助スクリュー17が互いに反対方向に回転するよう
にしてある。
【0015】本実施例においては、主スクリュー16の
外径Dmと補助スクリュー17の外径Dsは略同径(およ
そ500[mm])としてあるため、前記各ギア21,
22,23,24のギア比を適宜選択し、主スクリュー
16の回転数Nm[rpm]と補助スクリュー17の回
転数Ns[rpm]を異なるように設定することによ
り、主スクリュー16の羽根外周における回転周速Vm
と補助スクリュー17の羽根外周における回転周速Vs
とが異なるようにしてあり、前記主スクリュー16の回
転数Nmをおよそ0.5〜5[rpm]とし、補助スク
リュー17の回転数Nsをおよそ1〜10[rpm]と
し、
【数1】Vm:Vs≒1:2 程度となるようにしてある。尚、主スクリュー16の羽
根外周における回転周速Vmと補助スクリュー17の羽
根外周における回転周速Vsとが異なるようにするに
は、主スクリュー16の回転数Nmと補助スクリュー1
7の回転数Nsを等しくし、主スクリュー16の外径Dm
と補助スクリュー17の外径Dsを異径としてもよい。
又、主スクリュー16の回転数Nmと補助スクリュー1
7の回転数Nsを変えると共に、主スクリュー16の外
径Dmと補助スクリュー17の外径Dsを異径とすること
も可能である。
【0016】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0017】モータ20を所望の回転数Nで回転駆動す
ると、主スクリュー16がモータ20の回転数Nに対応
した回転数Nmで回転すると共に、該主スクリュー16
の回転が駆動ギア21、中間ギア22,23、従動ギア
24を介して補助スクリュー17へ伝えられ、該補助ス
クリュー17が回転数Nmのおよそ二倍の回転数Nsで主
スクリュー16と反対方向に回転し、主スクリュー16
の羽根外周における回転周速Vmに対し、補助スクリュ
ー17の羽根外周における回転周速Vsがおよそ二倍の
速度となる。
【0018】この状態で、ホッパ1に袋詰めのゴミを投
入すると、該ゴミは、取入口2からケーシング5内に落
下し、主スクリュー16によって下流側へ搬送されると
共に、主スクリュー16の羽根外周における回転周速V
mと異なる回転周速Vsで回転している補助スクリュー1
7の羽根により、大きな剪断力が加えられる形となり、
破袋が確実に行われつつゴミの破砕も効率よく行われ、
該破砕されたゴミが排出口3を経て図示していない焼却
炉へ定量的に供給され、「ゴミ切れ」や「どか落ち」も
発生しなくなる。
【0019】又、主スクリュー16のシャフト部16a
は基端側から自由端側へ向け漸次縮径しテーパ状となっ
ているため、ゴミが主スクリュー16の基端側から自由
端側へ搬送される際、自由端側へ行くに従って圧密され
るようなことはなく、円滑な搬送が可能となる。
【0020】更に又、主スクリュー16と補助スクリュ
ー17との間に挟み込まれたゴミによって該主スクリュ
ー16と補助スクリュー17を押し広げようとする拡大
力が予め設定された値以上となった場合には、補助スク
リュー17が主スクリュー16から離反する方向へ移動
され、前記拡大力が許容拡大力を越えることが予防さ
れ、ゴミの破袋並びに破砕が安定して行われる。
【0021】こうして、破袋性能を向上させることが可
能となり、ゴミを焼却炉へ定量的に供給し得、焼却炉に
おけるゴミの燃焼の安定化に役立つこととなる。
【0022】尚、本発明の給塵機は、上述の実施例にの
み限定されるものではなく、主スクリューと補助スクリ
ューを夫々両端支持する形式のものにも適用可能なこと
等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の給塵機に
よれば、破袋性能を向上させることができ、ゴミを焼却
炉へ定量的に供給し得、焼却炉におけるゴミの燃焼の安
定化に役立つという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】従来の給塵機の一例を表わす側断面図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】図4のVI−VI断面図である。
【符号の説明】
2 取入口 3 排出口 5 ケーシング 16 主スクリュー 17 補助スクリュー Vm 回転周速 Vs 回転周速
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 19/22 B02C 18/00 - 18/44 F23K 3/16 302 B65F 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面所要位置にゴミの取入口が形成され
    且つ下面所要位置にゴミの排出口が形成されたケーシン
    グ内に、取入口側から排出口側へ向け略水平方向に延び
    る主スクリューを回転自在に配設すると共に、該主スク
    リューと略平行に延びる補助スクリューを、該補助スク
    リューの羽根外周における回転周速が前記主スクリュー
    の羽根外周における回転周速と異なるよう回転自在に
    つ前記主スクリューに対し近接離反自在に配設し、少な
    くとも前記主スクリューのケーシング内部に位置するシ
    ャフト部を、基端側から先端側へ向け漸次縮径せしめて
    テーパ状に形成したことを特徴とする給塵機。
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