JPH0717387Y2 - 破砕機 - Google Patents
破砕機Info
- Publication number
- JPH0717387Y2 JPH0717387Y2 JP6202992U JP6202992U JPH0717387Y2 JP H0717387 Y2 JPH0717387 Y2 JP H0717387Y2 JP 6202992 U JP6202992 U JP 6202992U JP 6202992 U JP6202992 U JP 6202992U JP H0717387 Y2 JPH0717387 Y2 JP H0717387Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crushing
- crusher
- roll
- elliptical
- teeth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主としてコンクリート塊
やアスファルト塊廃材などの粗大脆性材料を粗砕きする
ための破砕機に関するものである。
やアスファルト塊廃材などの粗大脆性材料を粗砕きする
ための破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート塊やアスファルト塊
廃材などのように数十cm以上に及ぶ粗大な固体材料を粗
砕きする破砕機としては、一般にインペラークラッシャ
ーやジョークラッシャーなどが使用されていた。
廃材などのように数十cm以上に及ぶ粗大な固体材料を粗
砕きする破砕機としては、一般にインペラークラッシャ
ーやジョークラッシャーなどが使用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに従来のこれら
インペラークラッシャーや、ジョークラッシャーでは粗
大な被破砕材料を比較的少量ずつしか供給、破砕処理で
きないため、連続作用性、効率及び破砕処理能力が劣る
と共に操作に無駄な破砕エネルギーを要して肝心の破砕
に有効に動力が使われず、動力の著しい浪費を余儀なく
され又騒音,振動など大きな欠点があった。
インペラークラッシャーや、ジョークラッシャーでは粗
大な被破砕材料を比較的少量ずつしか供給、破砕処理で
きないため、連続作用性、効率及び破砕処理能力が劣る
と共に操作に無駄な破砕エネルギーを要して肝心の破砕
に有効に動力が使われず、動力の著しい浪費を余儀なく
され又騒音,振動など大きな欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、破砕室下部に備えられた外周に多数の破砕歯を有
する破砕ロールの低速回転で衝撃,摩擦,圧縮,切断な
どによって破砕を行う破砕機において、多数の破砕歯の
外周が破砕ロールの中心軸を中心に画く包絡線が楕円形
または近似楕円形であることを特徴とする破砕機であ
る。次に本考案を以下実施例について図面を参照にしな
がら詳しく説明する。
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、破砕室下部に備えられた外周に多数の破砕歯を有
する破砕ロールの低速回転で衝撃,摩擦,圧縮,切断な
どによって破砕を行う破砕機において、多数の破砕歯の
外周が破砕ロールの中心軸を中心に画く包絡線が楕円形
または近似楕円形であることを特徴とする破砕機であ
る。次に本考案を以下実施例について図面を参照にしな
がら詳しく説明する。
【0005】
【実施例】先ず1は、夫々超硬金属などでなる前,後壁
2,3及び左右側壁4,4で囲繞補強構成された破砕室
で、上部はホッパー5に連通し、また下部は前,後斜壁
部2a,3aによって漏斗状に下方へ窄まり下部室6が
形成され、下方のシュート7に連通されている。次に8
は、外周に多数の破砕歯10を有する断面楕円形の破砕
ロールで、超硬金属で構成され、左右両端部には鎖車1
2が夫々一体に同心的に固着されている。しかして上記
構成の破砕ロール8は、図2に示す如く左右両端の鎖車
12部が夫々外部に出るようにして上記破砕室1下部に
おいて、中心軸9両側を夫々軸承11に支承して回転自
在に収納装備されている。そしてこの破砕ロール8はモ
ーター13,13に適宜の減速伝動機構を介して連結さ
れ、モーター13,13の回転で2.0〜6.0R.
P.Mの低速回転をするように構成されている。なお1
4はフレームである。
2,3及び左右側壁4,4で囲繞補強構成された破砕室
で、上部はホッパー5に連通し、また下部は前,後斜壁
部2a,3aによって漏斗状に下方へ窄まり下部室6が
形成され、下方のシュート7に連通されている。次に8
は、外周に多数の破砕歯10を有する断面楕円形の破砕
ロールで、超硬金属で構成され、左右両端部には鎖車1
2が夫々一体に同心的に固着されている。しかして上記
構成の破砕ロール8は、図2に示す如く左右両端の鎖車
12部が夫々外部に出るようにして上記破砕室1下部に
おいて、中心軸9両側を夫々軸承11に支承して回転自
在に収納装備されている。そしてこの破砕ロール8はモ
ーター13,13に適宜の減速伝動機構を介して連結さ
れ、モーター13,13の回転で2.0〜6.0R.
P.Mの低速回転をするように構成されている。なお1
4はフレームである。
【0006】そこでこの考案は、上記破砕機において、
多数の破砕歯10の外周が破砕ロール8の中心軸9を中
心に画く包絡線Aが楕円形または近似楕円形であること
を特徴としている。
多数の破砕歯10の外周が破砕ロール8の中心軸9を中
心に画く包絡線Aが楕円形または近似楕円形であること
を特徴としている。
【0007】なお破砕ロール8外周の各破砕歯10は、
図3イ,ロのように破砕ロール8外周面に溶接付けされ
たブラケット15に、超硬合金の楔形破砕ビット16を
固定ボルト17で一体取付けして構成されている。また
各破砕歯10は、上記図3のものと同じのブラケット1
5に破砕ビット16を固定ボルト17で一体固止する図
4のものの他に、破砕ビット16に鋳込んだ鋳込ボルト
17aとナット18との螺締でブラケット15に破砕ビ
ット16を一体固止する図5のものがある。そして図4
のものはアスファルト塊及びコンクリート塊共用破砕歯
にまた図5のものはアスファルト塊破砕用の破砕歯に使
用されるものである。
図3イ,ロのように破砕ロール8外周面に溶接付けされ
たブラケット15に、超硬合金の楔形破砕ビット16を
固定ボルト17で一体取付けして構成されている。また
各破砕歯10は、上記図3のものと同じのブラケット1
5に破砕ビット16を固定ボルト17で一体固止する図
4のものの他に、破砕ビット16に鋳込んだ鋳込ボルト
17aとナット18との螺締でブラケット15に破砕ビ
ット16を一体固止する図5のものがある。そして図4
のものはアスファルト塊及びコンクリート塊共用破砕歯
にまた図5のものはアスファルト塊破砕用の破砕歯に使
用されるものである。
【0008】次に作用状態を図面について説明すると、
先ずモーター13,13の駆動で破砕ロール8を約3
R.P.Mの低速回転させる。そして図1の上部ホッパ
ー5からアスファルト廃材やコンクリート廃材などの粗
大な被破砕物を投入する。なおこの被破砕物投入は破砕
処理に対応して順次ダンプカーから投入されるものであ
る。しかしてホッパー5から破砕室1内に投入された粗
大な被破砕物は、低速回転する破砕ロール8の矢印方向
回転で、各破砕歯10によって破砕室1の前壁2及び前
斜壁部2aにゆっくりとした強大な破砕作用力によって
ゆっくりと強く衝撃,圧縮され、順次破砕されて各破砕
歯10で下方へ掻き込まれるように送出され、下部室
6,シュート7を経て下方に順次繰出されるものであ
る。
先ずモーター13,13の駆動で破砕ロール8を約3
R.P.Mの低速回転させる。そして図1の上部ホッパ
ー5からアスファルト廃材やコンクリート廃材などの粗
大な被破砕物を投入する。なおこの被破砕物投入は破砕
処理に対応して順次ダンプカーから投入されるものであ
る。しかしてホッパー5から破砕室1内に投入された粗
大な被破砕物は、低速回転する破砕ロール8の矢印方向
回転で、各破砕歯10によって破砕室1の前壁2及び前
斜壁部2aにゆっくりとした強大な破砕作用力によって
ゆっくりと強く衝撃,圧縮され、順次破砕されて各破砕
歯10で下方へ掻き込まれるように送出され、下部室
6,シュート7を経て下方に順次繰出されるものであ
る。
【0009】
【考案の効果】本考案の破砕機は上述したように、多数
の破砕歯の外周が破砕ロールの中心軸を中心に画く包絡
線が楕円形または近似楕円形となるようにしたから、破
砕ロールの低速回転によって粗大な被破砕物に円滑適正
な滑り移動が与えられて一種の撹拌作用をもたらすもの
で、被破砕物の如何なる形状,大きさ,位置状態,破砕
条件などに対しても常に順応して適正な圧縮,衝撃,剪
断の破砕作用が行えるようになし、詰まりや滞留を生ぜ
しめないよう断えず被破砕物の動きを規整して最も効率
の良い能率的有効な破砕を行わしめることができると共
に動力の節減にも寄与できるなどの卓抜した効果があ
る。
の破砕歯の外周が破砕ロールの中心軸を中心に画く包絡
線が楕円形または近似楕円形となるようにしたから、破
砕ロールの低速回転によって粗大な被破砕物に円滑適正
な滑り移動が与えられて一種の撹拌作用をもたらすもの
で、被破砕物の如何なる形状,大きさ,位置状態,破砕
条件などに対しても常に順応して適正な圧縮,衝撃,剪
断の破砕作用が行えるようになし、詰まりや滞留を生ぜ
しめないよう断えず被破砕物の動きを規整して最も効率
の良い能率的有効な破砕を行わしめることができると共
に動力の節減にも寄与できるなどの卓抜した効果があ
る。
【0010】また本考案破砕機によると、最小の破砕エ
ネルギー動力で大量の破砕処理が効率良く能率的に行え
る優れた効果がある。
ネルギー動力で大量の破砕処理が効率良く能率的に行え
る優れた効果がある。
【図1】本考案破砕機の縦断側面図である。
【図2】本考案破砕機の一部を省略した平面図である。
【図3】イ破砕歯の縦断側面図である。
【図3】ロ破砕歯の横断平面図である。
【図4】破砕歯の説明図である。
【図5】別の破砕歯の説明図である。
1 破砕室 2 前壁 2a 前斜壁部 3 後壁 3a 後斜壁部 4 側壁 5 ホッパー 6 下部室 7 シュート 8 破砕ロール 9 中心軸 10 破砕歯 11 軸承 12 鎖車 13 モーター 14 フレーム 15 ブラケット 16 破砕ビット 17 固定ボルト 17a 鋳込ボルト 18 ナット A 包絡線
Claims (1)
- 破砕室下部に備えられた外周に多数の破砕歯を有する破
砕ロールの低速回転で衝撃,摩擦,圧縮,切断などによ
って破砕を行う破砕機において、多数の破砕歯の外周が
破砕ロールの中心軸を中心に画く包絡線が楕円形または
近似楕円形であることを特徴とする破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6202992U JPH0717387Y2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6202992U JPH0717387Y2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 破砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619834U JPH0619834U (ja) | 1994-03-15 |
JPH0717387Y2 true JPH0717387Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=13188338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6202992U Expired - Lifetime JPH0717387Y2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717387Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016055153A (ja) * | 2014-09-11 | 2016-04-21 | 株式会社千鳥屋宗家 | 靴型保持装置及び靴型保持装置用補助具 |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP6202992U patent/JPH0717387Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016055153A (ja) * | 2014-09-11 | 2016-04-21 | 株式会社千鳥屋宗家 | 靴型保持装置及び靴型保持装置用補助具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0619834U (ja) | 1994-03-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |