JPH08150345A - 竪型破砕装置の破袋器 - Google Patents

竪型破砕装置の破袋器

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JPH08150345A
JPH08150345A JP29417094A JP29417094A JPH08150345A JP H08150345 A JPH08150345 A JP H08150345A JP 29417094 A JP29417094 A JP 29417094A JP 29417094 A JP29417094 A JP 29417094A JP H08150345 A JPH08150345 A JP H08150345A
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bag
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Shigeru Tatsumi
滋 辰巳
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 都市ゴミのように種々雑多な性状をもつ廃棄
物を入れたゴミ袋を迅速に破袋して廃棄物を効率よく破
砕ができる竪型破砕装置の破袋器を提供する。 【構成】 上部に廃棄物の供給口2を設け、下部に破砕
廃棄物の排出口3を設けた筒状ケーシング1内に駆動軸
4を装着する。この駆動軸4の上端に設けた分配板6上
に破袋器5を設ける。上記破袋器5は複数の突起21を
有し、この各突起21はほぼ山形となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、都市ゴミなどの廃棄
物を破砕する竪型破砕装置の破袋器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】竪型破砕装置の破袋器として、例えば特
公昭55−1824号公報を挙げることができる。この
公知の発明は、図8のようにケーシング31内に、テー
パ状の分配板33と、その上に固定した破袋器としての
複数のブレード32と破砕機構Dが備えられている。こ
の装置において、上方からケーシング31内に投入され
た廃棄物はモータ34で駆動される分配板33上に落下
し、ブレード32とケーシング31内のライナー35に
より破砕可能な所定の大きさに分断並びにときほぐすこ
とができるとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の破袋器は、廃棄物がゴミ袋入りの場合には、上方か
ら投入されたゴミ袋が、一旦分配板33の中央部に落下
した後、水平回転による遠心力でケーシング31側へ移
動し、ブレード32により破袋されるので、ケーシング
31側に廃棄物が集中的に排出され、円周上に均等に分
配できないという欠点を有している。
【0004】また、針金やひもなどが混入している廃棄
物の場合には、これらの針金やひもがブレード32に巻
き付いて排出されないため、これらの混入物が徐々にブ
レード32に蓄積され、破袋器としての役割が喪失され
るという欠点も有している。
【0005】この発明の課題は、前記欠点を改良するた
めに、廃棄物を均等に分配し針金やひもが混入している
廃棄物でも、破袋器としての役割を維持できる竪型破砕
装置の破袋器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は竪型破砕装置の駆動軸上の分配板に設
けた破袋器を複数の突起を有するものとし、上記駆動軸
中心と該突起との水平方向中心距離L1 が25mm以上
で上記ケーシング半径Rの30%以下である突起が少な
くとも2個あり、かつ、駆動軸中心と該突起の内側との
水平距離L2 が該突起の上方ほど大きくしたものを採用
した。
【0007】
【作用】真上から投入されたゴミ袋は、突起にまたがっ
て分配板上に載り、このゴミ袋は自重によりその位置に
とどまろうとする。しかし突起は高速で水平回転をして
いるため、薄いゴミ袋はねじきられ、内部の廃棄物は遠
心力により周囲に均等に分配される。
【0008】また、ゴミ袋に長いひもや曲った針金など
が混入していると、突起より駆動軸側にぶちまけられた
これらの混入物は遠心力により外側へ移動して突起に引
っ掛かろうとするが、この突起には傾斜が設けられてい
るため、これらの混入物が突起に引っ掛かってもさらに
遠心力により傾斜に沿って外側へ移動し、突起より離脱
することになる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1において、1はケーシングで、その上方側
部には廃棄物の供給口2を設け、下部に被破砕物の排出
口3を設けてある。4はケーシングの下部の軸受で支承
された駆動軸で、その上端に破袋器5を有する分配板6
を固定し、その下部に複数のブレーカ7を複数の縦軸8
により揺動自在に取付けて粗破砕機構Aを構成する。
【0010】また、上記駆動軸4に固定した保持筒19
の外周には複数の縦軸9により揺動自在の複数のスイン
グハンマ10をそれぞれ多段状に取付けて破砕機構Bを
構成する。
【0011】上記破砕機構Bの下部には、上記縦軸9よ
りも外側に配置した複数の縦軸11により複数のリング
ハンマ12を回転自在に装着して圧縮破砕機構Cを構成
する。
【0012】そして、上記筒体19の最下端には複数の
排出羽根13を軸9により回動自在に装着する。また、
廃棄物の供給口2には破袋器5の真上に廃棄物を投下す
るベルトコンベヤ14があり、排出口3には、排出ボッ
クス15を接続し、ケーシング1の上方側部の連通口1
6と排出ボックス15は循環ダクト17により連通され
ている。
【0013】20はケーシング1の内周面に設けた突起
体、22はケーシング1の上端開口に開閉自在に装着し
た爆風排出ダンパである。
【0014】図1ないし図2のように、破袋器5は分配
板6上に垂直に固定するとともに、上部に2個の突起2
1を有している。この図2でL1 は駆動軸4の中心と突
起21との水平方向中心距離で25mmからケーシング
半径Rの30%までとし、L2 は、駆動軸4の中心と該
突起21の内側の水平距離であり、突起21の上方ほど
大きくなっている。
【0015】図3、図4は他の実施例の破袋器5の正面
図で、図3のものは図2の曲線からなる斜面を直線的に
したものであり、図4のものはテーパ状の二枚の板を適
当間隔で固定したもので何れも図2で説明した前記条件
を満たしている。このように突起21の斜面は曲線で直
線でもよく、連続したものや独立したものがある。
【0016】また、図5は突起21の数を4個に増加し
たもの、図6は2枚の破袋器5を交叉させたもので、各
破袋器5の突起21の位置を内外に異ならせて形成して
ある。さらに、図7に示すものは破袋器5を円錐状の突
起21として分配板6上に複数固定したものである。
【0017】上記のように破袋器5の突起21の数は2
個に限定するものでなく、分配板6上の破袋器5の数も
限定するものではない。
【0018】次に、上記実施例の作用を説明する。ベル
トコンベヤ14により、破袋器5の真上から投入された
ゴミ袋入りの廃棄物は、分配板6の真上に落下し、この
ゴミ袋は自重によりその位置にとどまろうとする。分配
板6にはゴミ袋の大きさを考慮した位置に2個所の突起
21があり、この突起21は高速で水平回転をしている
のでゴミ袋は破袋される。そして、破袋された廃棄物は
分配板6により周囲に均等に分配されることになる。ま
た、長いひもや曲った針金などの混入物が突起21に引
っ掛かっても、突起の内側に傾斜が設けられているた
め、これらの混入物は遠心力により外側へ移動し突起2
1より離脱する。
【0019】なお、駆動軸4の中心と該突起21との水
平方向中心距離L1 の最小寸法25mmとしたのは、小
さなナイロン袋に入れられたゴミでも、真上から投入さ
れた場合に確実に破袋器5により引き裂かれることを考
慮したためであり、最大寸法をケーシング半径Rの30
%としたのは、業務用の大きなナイロン袋の大きさを考
慮したことと、間隔が広いほど突起により引き裂かれる
効果が高いためである。また、ケーシング1が角筒であ
る場合のケーシング半径とは角筒の内接円の半径とす
る。
【0020】上記破袋器5の作用をさらに詳しく説明す
れば、1個の物体でなく複数個の廃棄物を入れた袋が破
袋器5の直上に投入されると、袋物は2山の突起21上
に乗る。そして、その中央部や2山の突起21の周囲は
自重で突起21の頂上よりも下がる。2山の突起21は
高速で水平回転しているので、慣性力が中央部と2山の
突起21部とで大きく異なる。このため、通常一般家庭
のごみ収拾袋は薄いのでやぶれることとなる。破れた袋
から出た廃棄物は分配板6の回転による遠心力で中心部
より放射状にケーシング1の周囲にばらまかれる。
【0021】この破袋された袋内には長いひも類や曲り
くねった針金等も混入している。これらの長尺物が2山
の突起21に巻き付いて排出されないと破袋器としての
役割が喪失され効果的な破砕が行われなくなるので機械
を停止させて取除く必要が生じる。
【0022】しかし、実施例のように、突起21の内側
に傾斜を付けることにより、回転に伴なう遠心力で傾斜
に沿って廃棄物が移動し、結局突起21から外れてケー
シング側に放出されることになり、機械を停止させて清
掃するようなことが不用になる。
【0023】なお、長いひもなどは2山の突起の両方に
またがって巻きつく恐れもあるので、この巻きつきを防
ぐため、図1〜6に示すように突起がほぼ山形となって
いることが望ましい。
【0024】上記のように破袋器5で破られたゴミ袋か
ら出て分配板6により周囲にばらまかれた廃棄物は粗破
砕機構Aのブレーカ7により粗く破砕されて下方の破砕
機構Bに落下し、そのスイングハンマ10による破砕機
構で衝撃破砕されるとともに、プラスチックシートや布
および生ごみなどのように単位質量が小さいため、衝撃
破砕の影響が少ない廃棄物は、ケーシング1に設けた突
起体20とスイングハンマ10との間で剪断破砕を受け
る。
【0025】その後、リングハンマ12による圧縮破砕
機構Cで、さらに細かく圧縮破砕されるとともに、生ご
みなどの含水量の大きい廃棄物はその水分がしぼり出さ
れ、破砕された廃棄物は排出羽根13により排出口3を
通って排出ボックス15へ排出される。
【0026】また、スイングハンマ10や排出羽根13
などの回転により、ケーシング1内にはファン効果によ
る風が発生するが、この風は、排出口3より排出された
後、循環ダクト17を通じてケーシング1の上部内へと
循環される。なお、上記破砕装置は一例であり、他の任
意の竪型破砕装置に実施できる。
【0027】
【効果】この発明は、以上のように構成したから、次に
述べるような効果を奏する。
【0028】破袋器が、複数の突起を有し、駆動軸の中
心と該突起との水平方向中心距離L1 が25mm以上で
ケーシング半径Rの30%以下である突起が少なくとも
2個あり、かつ、駆動軸中心と該突起との水平距離L2
が該突起の上方ほど大きくしたので、真上から投入され
たゴミ袋は、突起にまたがる。このゴミ袋は、自重によ
りその位置にとどまろうとするが、突起は高速で水平回
転をしているため、薄いゴミ袋はねじきられ、内部の廃
棄物は遠心力により、周囲に均等分配され、破砕機の破
砕効果を高めることができる。また、1箇所に集中して
破砕される時は、局部的な破砕力が発生し、振動が発生
しやすいが、この発明の場合、廃棄物が周囲に均等に分
散されるため、振動の発生を少なくできる。
【0029】さらに、廃棄物に針金やひもが混入してい
ても、突起には傾斜が設けられているため、これらの混
入物が突起に引っ掛かっても遠心力により突起から離脱
するため破袋器としての役割を維持できるなどの効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の破袋器を有する竪型破砕機の一例を
示す縦断側面図
【図2】この発明の破袋器の拡大側面図
【図3】この発明に係る破袋器の他の実施例の拡大側面
【図4】この発明に係る破袋器の他の実施例の拡大側面
【図5】この発明に係る破袋器の他の実施例の拡大側面
【図6】この発明に係る破袋器の他の実施例の拡大斜視
【図7】この発明に係る破袋器の他の実施例の拡大斜視
【図8】従来の竪型破砕機の一部縦断側面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 供給口 3 排出口 4 駆動軸 5 破袋器 6 分配板 13 排出羽根 20 突起体 21 突起 A 粗破砕機構 B 破砕機構 C 圧縮圧砕機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に廃棄物の供給口、下部に破砕廃棄
    物の排出口を有する筒状ケーシング内に装着した駆動軸
    に、破袋器と、分配板と破砕機構を設けた竪型破砕装置
    において、上記破袋器が、複数の突起を有し、上記駆動
    軸中心と該突起との水平方向中心距離L1 が25mm以
    上で上記ケーシング半径Rの30%以下である突起が少
    なくとも2個あり、かつ、駆動軸中心と該突起の内側と
    の水平距離L2 が該突起の上方ほど大きくなっているこ
    とを特徴とする竪型破砕装置の破袋器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102029208A (zh) * 2009-09-28 2011-04-27 刘勇 一种秸杆粉碎机
KR20160098344A (ko) * 2013-12-10 2016-08-18 파이낸스 디벨롭먼트 인바이런먼트 샤르아이레-피덱 이종 물질들을 포함하는 용기들을 개봉하기 위한 방법 및 장치
JP6315530B1 (ja) * 2017-10-27 2018-04-25 アルメック 株式会社 縦型破砕機
JP2021058825A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 クボタ環境サ−ビス株式会社 竪型破砕機

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JP2019076865A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 アルメック 株式会社 縦型破砕機
JP2021058825A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 クボタ環境サ−ビス株式会社 竪型破砕機

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