JPH0812136A - シート体の重送検出方法 - Google Patents

シート体の重送検出方法

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JPH0812136A
JPH0812136A JP15327294A JP15327294A JPH0812136A JP H0812136 A JPH0812136 A JP H0812136A JP 15327294 A JP15327294 A JP 15327294A JP 15327294 A JP15327294 A JP 15327294A JP H0812136 A JPH0812136 A JP H0812136A
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JP15327294A
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Inventor
Akira Masuda
彰 益田
Kimio Iida
公雄 飯田
Shinji Odagiri
新治 小田桐
Junichi Aizawa
淳一 相沢
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】種々のシート体の重送を容易かつ確実に検出す
るとともに、構成の簡素化を可能にする。 【構成】第1回目に搬送された読取原稿16の厚さに対
応する測定データが光センサ42により測定され、この
測定データに基づいて重送判別用設定値が設定される。
次いで、第2回目に搬送された読取原稿16の測定デー
タと前記第1回目の測定データの大小が比較されるとと
もに、これらの測定データの差と前記設定値の大小が比
較される。そして、この比較結果により、第2回目以降
の搬送時に読取原稿16の重送が発生したか否かが検出
される他、第1回目の搬送時に読取原稿16の重送が発
生したか否かの判断が確実かつ容易に遂行可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二以上のシート体が同
時に搬送されているか否かを検出するためのシート体の
重送検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、画像読取装置では、原稿載置部
に積層されている読取原稿(シート体)が、原稿搬送機
構を介して一枚ずつ取り出されて画像読取部に搬送位置
決めされ、この画像読取部で前記読取原稿に担持されて
いる画像情報が読み取られた後、原稿排出部に排出され
るように構成されている。
【0003】同様に、画像記録装置では、通常、フイル
ム装填部に積層されている未露光フイルム(シート体)
が、フイルム搬送機構を介して一枚ずつ取り出されて画
像記録部に搬送位置決めされ、この画像記録部で前記未
露光フイルムに所望の画像が記録された後、該記録後の
フイルムがフイルム排出部に排出されるように構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の各装
置では、静電気等に起因して複数枚のシート体が互いに
密着した状態で一体的に取り出され、そのまま画像読取
部や画像記録部に搬送される場合が多い。このため、複
数枚のシート体が同時に搬送されているか否か、すなわ
ち、重送されているか否かを自動的に検出することが必
要となっている。しかしながら、特に厚さが薄いシート
体が二枚同時に搬送されている場合に、これを機械的に
確実に検出することが相当に困難であり、検出装置自体
が複雑化かつ高価なものとなるという問題が指摘されて
いる。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、種々のシート体の重送を容易かつ確実に検
出することができるとともに、構成の簡素化が可能なシ
ート体の重送検出方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、第1回目に搬送されたシート体の厚さ
に対応するデータを測定する工程と、前記測定データに
基づいて重送判別用設定値を設定する工程と、第2回目
以降に搬送されたシート体の厚さに対応するデータを測
定する工程と、前記第2回目以降の測定データが前記第
1回目の測定データよりも大きくかつこれらの測定デー
タの差が前記設定値よりも大きい時、該第2回目以降の
搬送時に二以上のシート体が同時に搬送されたと判断す
る一方、該第1回目の測定データが該第2回目以降の測
定データよりも大きくかつこれらの測定データの差が前
記設定値よりも大きい時、該第1回目の搬送時に二以上
のシート体が同時に搬送されたと判断する工程と、を有
することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係るシート体の重送検出方法では、ま
ず、第1回目に搬送されたシート体の測定データに基づ
いて重送判別用設定値が設定され、次いで、第2回目以
降に搬送されたシート体の測定データと前記第1回目の
測定データの大小が比較されるとともに、これらの測定
データの差と前記設定値の大小が比較される。そして、
この比較結果により、第2回目以降の搬送時に重送が発
生したか否かが検出される他、第1回目の搬送時に重送
が発生したか否かの判断が確実かつ容易に遂行可能とな
る。
【0008】
【実施例】本発明に係るシート体の重送検出方法につい
て、これを実施するための原稿搬送装置との関係で実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0009】図1および図2において、参照数字10
は、製版機を示す。この製版機10は、実際上、画像読
取装置と画像記録装置とを一体として構成されたもので
あり、前記製版機10を構成する基台12上に、本実施
例に係る原稿搬送装置14が離脱自在に装着される。
【0010】原稿搬送装置14は、複数枚の読取原稿
(シート体)16を積層して収容する原稿載置機構18
と、この原稿載置機構18に積層された前記読取原稿1
6を一枚ずつ取り出す分離搬送機構20と、前記取り出
された読取原稿16を撮影位置に保持し前記読取原稿1
6に担持されている画像情報を版材に記録して製版を行
うための撮影部22と、撮影後の読取原稿16を反転さ
せて集積する原稿排出部24とを備える。読取原稿16
は、図2に示すように、紙等の台紙16a上の所定の位
置に文字、絵等の切り抜きや写真等の貼り込み部分16
bを有した貼り込み原稿を含んでいる。
【0011】原稿載置機構18は、複数枚の読取原稿1
6が積層された状態で昇降自在な載置台26を備え、こ
の載置台26上には、図1に示すように、読取原稿16
の寸法(例えば、A5〜B3サイズ)に対応して矢印Y
方向に移動自在な可動ガイド部材28と、前記読取原稿
16の後端をガイドする離脱自在な後端ガイド部材30
とが配設されている。
【0012】図2に示すように、分離搬送機構20は、
載置台26の最上位の読取原稿16上でかつ該読取原稿
16の搬送方向(矢印X方向)に交差する両端部に摺接
し前記読取原稿16を積層位置から所定距離だけ取り出
す揺動自在な取り出しローラ32と、前記取り出された
読取原稿16の搬送方向先端部に摺接し前記読取原稿1
6をさらに搬送方向に送り出す揺動自在な送り出しロー
ラ34と、前記送り出しローラ34に対向して配設され
該送り出された最上位の読取原稿16と一体的に送り出
された他の読取原稿16を積層位置に戻す戻しローラ3
6と、前記送り出された読取原稿16を撮影部22側に
搬送する搬送ローラ38およびこの搬送ローラ38に対
し進退自在なニップローラ40とを備える。
【0013】分離搬送機構20には、読取原稿16の厚
さに対応した透過率の変化を検出するための光センサ4
2が配設される。この光センサ42は、読取原稿16に
検出光を照射する発光器44と、前記読取原稿16を透
過した検出光が入射される受光器46とを備え、前記発
光器44および前記受光器46が制御回路48に接続さ
れる。受光器46は、入射光の透過率の変化を電圧値の
変化に変換し、制御回路48が、この電圧値から読取原
稿16の重送判別用設定値を設定する。
【0014】撮影部22は、昇降自在な撮影台50と、
分離搬送機構20から矢印X方向に送り出される読取原
稿16をこの撮影台50の所定の撮影位置に搬送するた
めに回転駆動源(図示せず)の作用下に周回走行する複
数のエンドレスベルト52と、図示しない真空発生手段
に連結されこのエンドレスベルト52に前記読取原稿1
6を吸着保持させるための第1および第2サクションボ
ックス54、56と、前記撮影台50が上昇されること
により前記読取原稿16を押圧して該読取原稿16の平
面性を確保するための圧着ガラス58とを備える。
【0015】原稿排出部24は、エンドレスベルト52
の端部に近接して配設され支点60を介して揺動自在な
反転トレイ62と、鉛直方向に対して傾斜する固定トレ
イ64とを備える。
【0016】製版機10は、撮影部22の撮影位置で読
取原稿16に照明光を照射する照明66a乃至66d
と、圧着ガラス58の上方で所定角度傾斜して配置され
る反射ミラー68と、この反射ミラー68で反射された
前記読取原稿16の画像等を所定の記録媒体に直接記録
するカメラ70とを備える。
【0017】次に、本実施例に係るシート体の重送検出
方法について、原稿搬送装置14との関連で、図3に示
すフローチャートを参照しながら説明する。
【0018】まず、制御回路48には、受光器46によ
り測定される電圧値に対応した重送判別用設定値が予め
記憶されている。例えば、図4に示すように、一枚の読
取原稿16に対応する測定データ(電圧値)が、V1〜
V2(ボルト)の範囲内であり、二枚の読取原稿16に
対応する測定データ(電圧値)が、V3〜V4(ボル
ト)の範囲内であるとすると、この種の読取原稿16で
は、一枚の読取原稿16と二枚の読取原稿16とを区別
するための閾値としての設定値Sが、S<V3−V2の
条件で設定される。
【0019】また、読取原稿16の種類が異なると、一
枚の読取原稿16に対応する測定データ(V1〜V2)
および二枚の読取原稿16に対応する測定データ(V3
〜V4)が異なる値となる。従って、種々の異なる読取
原稿16に応じた測定データとこの測定データに基づく
設定値Sが制御回路48に予め記憶されている。
【0020】そこで、載置台26上に複数枚の読取原稿
16が積層して収容された後、この載置台26が昇降さ
れて最上位の読取原稿16が所定の取り出し高さ位置に
調整される。次いで、図2に示すように、取り出しロー
ラ32が回転しながら下方に揺動して載置台26の最上
位の読取原稿16に摺接すると、この取り出しローラ3
2が前記読取原稿16の両端部上を回転してこの読取原
稿16を矢印X方向に所定距離だけ取り出す。
【0021】読取原稿16は、さらに送り出しローラ3
4の回転作用下に矢印X方向に搬送されて搬送ローラ3
8とニップローラ40の間に送られる一方、前記送り出
しローラ34に対向して配置されている戻しローラ36
の回転作用下に読取原稿16の重送が防止される。読取
原稿16は、搬送ローラ38とニップローラ40を介し
て撮影部22側に搬送されるとともに、取り出しローラ
32、送り出しローラ34およびニップローラ40が、
順次上方に移動されて前記読取原稿16から離間する。
【0022】その際、読取原稿16の先端側が光センサ
42を通過すると、この光センサ42を構成する発光器
44から発せられた検出光がこの読取原稿16を透過し
て受光器46に入射する。そして、この受光器46に入
射された検出光の透過率の変化に応じた電圧値、すなわ
ち、測定データA1 が測定される(図3中、ステップS
1)。この測定データA1 が制御回路48に導入される
と、前記測定データA 1 に基づいて設定値Sが判別され
るとともに(ステップS2)、この制御回路48に前記
測定データA1 と前記設定値Sが一旦記憶される。
【0023】読取原稿16は、光センサ42を通過して
撮影部22側に搬送されると、この撮影部22では、ま
ず、第1サクションボックス54が駆動されて前記読取
原稿16をエンドレスベルト52に吸着保持させた状態
でこのエンドレスベルト52が周回走行される。さら
に、第2サクションボックス56が駆動され、読取原稿
16は、エンドレスベルト52に吸着保持されて撮影台
50上の所定の撮影位置に配置される。
【0024】一方、原稿載置機構18では、載置台26
上の最上位に配設された第2回目の読取原稿16が、分
離搬送機構20を介して矢印X方向に搬送され、光セン
サ42に臨む。この光センサ42は、第1回目の読取原
稿16と同様に、第2回目(i=2)の読取原稿16の
電圧値、すなわち、測定データA2 を測定する(ステッ
プS3)。この測定データA2 は、制御回路48に記憶
された測定データA1と比較され(ステップS4)、測
定データA2 >測定データA1 と判定されると(ステッ
プS4中、YES)、ステップS5に進む。
【0025】このステップS5では、測定データA2
測定データA1 の差が設定値Sより小さいか否かが判断
され、この差が設定値Sより小さいと判断されると(ス
テップS5中、YES)、重送なしと判断され(ステッ
プS6)、第1回目の読取原稿16に読み取り処理が施
されるとともに、第2回目の読取原稿16が読み取り処
理に備えて待機する。
【0026】すなわち、撮影部22では、撮影台50が
上昇されて読取原稿16が圧着ガラス58に押圧保持さ
れた状態で、製版機10を構成する照明66a乃至66
dから照明光が照射されるとともに、カメラ70が付勢
される。これにより、読取原稿16に貼り込まれている
画像、文字および写真等の貼り込み部分16bが図示し
ない版材に直接記録され、印刷用版が作成される。
【0027】撮影終了後の読取原稿16は、撮影台50
が下降された後、エンドレスベルト52を介して矢印X
方向に搬送され、一旦反転トレイ62に落下供給され
る。次に、反転トレイ62が支点60を中心に矢印方向
に反転されることにより、読取原稿16が固定トレイ6
4に収容される。
【0028】次いで、第2回目の読取原稿16が、上記
の第1回目の読取原稿16と同様に読み取り処理される
とともに、所定枚数(n)の読取原稿16が処理された
か否かが判断され(ステップS7)、所定枚数に至らな
ければ(ステップS7中、NO)、ステップS8を介し
てステップS3に戻り、第3回目の読取原稿16に対し
て測定データA2 の測定工程が同様に遂行される。そし
て、所定枚数に至った際(ステップS7中、YES)、
読取原稿16の搬送作業が終了する。
【0029】一方、ステップS5において、測定データ
2 と測定データA1 の差が設定値Sより大きいと判断
されると(ステップS5中、NO)、第2回目の読取原
稿16が重送であると判定され(ステップS9)、ブザ
ーまたは点滅表示等により重送であることが操作者に検
知される。
【0030】この重送と判定された第2回目の読取原稿
16は、第1回目の読取原稿16と同様に撮影部22に
搬送されるが、この撮影部22で撮影処理を施されるこ
となく原稿排出部24に送られ、固定トレイ64に撮影
済の読取原稿16と区別して積層される。具体的には、
撮影済の読取原稿16に対して位置をずらした状態で、
さらに必要であれば前記撮影済の読取原稿16に対して
傾斜させた状態で積層される。そして、未撮影の読取原
稿16は、再度載置台26に積層され、または手差しモ
ードによって撮影部22に配置されて撮影処理が施され
る。
【0031】ところで、ステップS4において、測定デ
ータA1 ≧測定データA2 と判定されると(ステップS
4中、NO)、ステップS10に進み、測定データA1
と測定データA2 の差が設定値Sより小さいか否かが判
断される。この差が設定値Sより小さいと判断されると
(ステップS10中、YES)、重送なしと判断され
(ステップS11)、第1回目および第2回目の読取原
稿16に順次読み取り処理が施される。
【0032】また、測定データA1 と測定データA2
差が設定値Sより大きいと判断されると(ステップS1
0中、NO)、第1回目の読取原稿16が重送であると
判定される(ステップS12)。この重送と判定された
第1回目の読取原稿16は、撮影部22で撮影処理を施
されることなく原稿排出部24に送られ、固定トレイ6
4の未撮影読取原稿用積層位置に積層される。
【0033】さらに、ステップS12からステップS1
3に進み、第2回目の測定データA 2 が基本データとし
て第1回目の測定データA1 に置き換えられ、この新た
な測定データA1 に対応する設定値Sが判別される(ス
テップS14)。
【0034】このように、本実施例では、第2回目以降
に搬送された読取原稿16が重送であるか否かを判断す
るだけではなく、第1回目に搬送された読取原稿16が
重送であるか否かを正確かつ容易に判別することができ
るという効果が得られる。しかも、載置台26に積層さ
れている読取原稿16の種類に対応して検出条件を新た
に設定する作業を行う必要がなく、簡単な構成で、種々
の読取原稿16の重送検出作業を効率的かつ高精度に遂
行することが可能になる。
【0035】さらに、各測定データA1 とA2 の大小を
比較するとともに、この測定データA1 に基づいて設定
された設定値Sと前記測定データA1 とA2 の差の大小
を比較することにより、確実に一枚の読取原稿16に対
応する基本データとしての測定データA1 および設定値
Sを得ることができる。第1回目の搬送時に初めて一枚
の読取原稿16が送り出されると、必ずステップS4か
らステップS10を介してステップS12に進むため、
この一枚の読取原稿16に対応する測定データA2 が基
本データとなるからである。これにより、読取原稿16
の重送検出作業を高精度かつ確実に遂行することが可能
になるという利点がある。
【0036】また、撮影部22に搬送されている読取原
稿16が重送と判断された際、原稿搬送装置14を停止
させることがなく、この重送状態の読取原稿16を原稿
排出部24に送給させている。従って、読取原稿16の
搬送作業が中断されることを回避し、この読取原稿16
を効率的に送り出すことができる。
【0037】なお、本実施例では、読取原稿16の透過
率の変化から重送を自動的に検出しているが、この読取
原稿16の搬送方向の長さを測定して前記読取原稿16
の重送を検出することができる。すなわち、図5に示す
ように、載置台26から取り出された読取原稿16の有
無を検出するために反射型または透過型の光センサ80
が設けられており、この光センサ80からの信号が制御
回路82に入力されるとともに、この制御回路82にタ
イマ84が設けられている。
【0038】そこで、読取原稿16が矢印X方向に搬送
され、この読取原稿16の先端部が光センサ80に検出
されると、制御回路82を介してタイマ84の計時が開
始される。その際、一枚の読取原稿16が光センサ80
を通過する時間は、この読取原稿16の寸法に対応して
予め設定されており、この通過時間が制御回路82に記
憶されている。
【0039】従って、図5に示すように、二枚の読取原
稿16が重なった状態、すなわち、一枚の読取原稿16
より長尺となった状態で矢印X方向に搬送されると、タ
イマ84による計時時間が予め設定された時間を越えて
しまう。これにより、読取原稿16の重送が自動的に検
出されることになる。
【0040】さらにまた、載置台26に積層される読取
原稿16の枚数を予め数えておき、その総枚数をカウン
タ(図示せず)に表示させておくこともできる。このカ
ウンタは、読取原稿16が載置台26から取り出される
毎に表示枚数を減少させるため、最終的に表示枚数が0
にならなければ、読取原稿16に重送が発生したことに
なる。
【0041】なお、本実施例では、製版機10に装着さ
れて読取原稿16を搬送する原稿搬送装置14を使用し
て説明したが、これに限定されるものではなく、原稿を
CCD等によって光電的に読み取る画像読取装置や、所
望の画像情報をフイルム等に再生する画像記録装置を用
いることも可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るシート体の重送検出方法に
よれば、以下の効果が得られる。
【0043】第1回目に搬送されたシート体の測定デー
タに基づいて重送判別用設定値が設定され、次いで、第
2回目に搬送されたシート体の測定データと前記第1回
目の測定データの大小が比較されるとともに、これらの
測定データの差と前記設定値の大小が比較される。そし
て、この比較結果により、第2回目以降の搬送時に重送
が発生したか否かが検出される他、第1回目の搬送時に
重送が発生したか否かの判断が確実かつ容易に遂行可能
となる。従って、正確に一枚のシート体の測定データを
基準にして各回毎の搬送時におけるシート体の搬送状態
を検出することができ、シート体の重送を簡単な構成で
確実に検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシート体の重送検出方法
を実施するための原稿搬送装置を製版機に装着した状態
の概略斜視図である。
【図2】前記原稿搬送装置の概略構成正面図である。
【図3】前記重送検出方法のフローチャートである。
【図4】前記重送検出方法において、測定データと設定
値を判別する際の読取原稿の枚数と電圧との関係図であ
る。
【図5】読取原稿の重送をこの読取原稿の測長により検
出する際の説明図である。
【符号の説明】
10…製版機 12…基台 14…原稿搬送装置 16…読取原稿 18…原稿載置機構 20…分離搬送
機構 22…撮影部 24…原稿排出
部 26…載置台 42…光センサ 44…発光器 46…受光器 48…制御回路 50…撮影台 52…エンドレスベルト 58…圧着ガラ
ス 62…反転トレイ 64…固定トレ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相沢 淳一 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフィックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1回目に搬送されたシート体の厚さに対
    応するデータを測定する工程と、 前記測定データに基づいて重送判別用設定値を設定する
    工程と、 第2回目以降に搬送されたシート体の厚さに対応するデ
    ータを測定する工程と、 前記第2回目以降の測定データが前記第1回目の測定デ
    ータよりも大きくかつこれらの測定データの差が前記設
    定値よりも大きい時、該第2回目以降の搬送時に二以上
    のシート体が同時に搬送されたと判断する一方、該第1
    回目の測定データが該第2回目以降の測定データよりも
    大きくかつこれらの測定データの差が前記設定値よりも
    大きい時、該第1回目の搬送時に二以上のシート体が同
    時に搬送されたと判断する工程と、 を有することを特徴とするシート体の重送検出方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の重送検出方法において、前
    記第1回目の搬送時に二以上のシート体が同時に搬送さ
    れたと判断された後、前記第2回目以降の測定データを
    該第1回目の測定データとして前記設定値を設定する工
    程を有することを特徴とするシート体の重送検出方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の重送検出方法にお
    いて、前記シート体の透過率の変化に対応する電圧値を
    測定することにより、該シート体の厚さに対応するデー
    タを得ることを特徴とするシート体の重送検出方法。
JP15327294A 1994-07-05 1994-07-05 シート体の重送検出方法 Pending JPH0812136A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006321215A (ja) * 2005-01-07 2006-11-30 Ricoh Co Ltd 媒体識別装置、画像形成装置、プログラム及び記録媒体
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JP2015086015A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 理想科学工業株式会社 画像形成装置および画像形成システム

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