JPH0812104A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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Publication number
JPH0812104A
JPH0812104A JP15323894A JP15323894A JPH0812104A JP H0812104 A JPH0812104 A JP H0812104A JP 15323894 A JP15323894 A JP 15323894A JP 15323894 A JP15323894 A JP 15323894A JP H0812104 A JPH0812104 A JP H0812104A
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Application number
JP15323894A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Saotome
実 早乙女
Akira Masuda
彰 益田
Hidenori Sasaki
秀紀 佐々木
Takeshi Fukawatase
剛 深渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】貼り込み部分を有し積層された複数枚の読取原
稿を、画像読取部に対して一枚ずつ確実かつ円滑に搬送
することを可能にする。 【構成】積層位置から読取原稿16を取り出す取り出し
ローラ32と、前記取り出された読取原稿16をさらに
送り出す送り出しローラ34と、前記送り出しローラ3
4に対向して配設され前記読取原稿16の重送を阻止す
る戻しローラ36と、前記読取原稿16を撮影部20側
に搬送する搬送ローラ38およびこの搬送ローラ38に
摺接するニップローラ40と、前記読取原稿16が前記
積層位置から前記撮影部20に移送される間に、前記取
り出しローラ32と前記送り出しローラ34と前記ニッ
プローラ40とを前記読取原稿16から順次離間させる
ための変位機構42とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層された複数枚の読
取原稿を画像読取部に対して一枚ずつ搬送するための原
稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、製版機で印刷用原版を作成する
際、原稿載置部に積層されている読取原稿が、搬送系を
介して一枚ずつ取り出されて画像読取部に搬送位置決め
され、この画像読取部により前記読取原稿に担持されて
いる画像情報が読み取られた後、原稿排出部に排出され
るように構成された原稿搬送装置が使用されている。
【0003】前記原稿搬送装置は、通常、搬送系として
回転駆動されるローラを備えており、このローラが読取
原稿に摺接して回転することによって前記読取原稿の搬
送作業が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、印刷用版を
作成するための読取原稿として、紙等の台紙上に文字、
絵等の切り抜きや写真を貼り付けた原稿(以下、貼り込
み原稿という)が使用される場合が多い。このため、ロ
ーラが貼り込み原稿上を転動して貼り込み部分に当接す
ると、その衝撃により前記貼り込み原稿の搬送不良を惹
起したり、該ローラが貼り込み部分を巻き込んでしまう
という問題がある。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、貼り込み部分を有し積層された複数枚の読
取原稿を、画像読取部に対して一枚ずつ確実かつ円滑に
搬送することが可能な原稿搬送装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、積層された複数枚の読取原稿を一枚ず
つ取り出して画像読取部に搬送する原稿搬送装置であっ
て、最上位の読取原稿に摺接して前記読取原稿を積層位
置から所定距離だけ取り出す取り出しローラと、前記取
り出された読取原稿の搬送方向先端部に摺接して前記読
取原稿をさらに送り出す送り出しローラと、前記送り出
しローラに対向して配設され、該送り出された最上位の
読取原稿と一体的に送り出された他の読取原稿を前記積
層位置に戻す戻しローラと、前記送り出された読取原稿
を前記画像読取部に搬送する搬送ローラおよびこの搬送
ローラに摺接するニップローラと、前記読取原稿が前記
積層位置から前記画像読取部に移送される間に、前記取
り出しローラと前記送り出しローラと前記ニップローラ
とを、前記読取原稿から順次離間させるための変位機構
と、を備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係る原稿搬送装置では、取り出しロー
ラが最上位の読取原稿に摺接して回転することによりこ
の読取原稿が積層位置から所定距離だけ取り出された
後、送り出しローラの回転作用下に前記読取原稿が搬送
ローラとニップローラの間に送り出され、さらに画像読
取部に移送される。その間、変位機構を介して取り出し
ローラと送り出しローラとニップローラとが、順次、読
取原稿から離間するため、この読取原稿が貼り込み部分
を有していても前記各ローラが該貼り込み部分に当接し
て搬送不良等を惹起することがない。しかも、取り出し
ローラと送り出しローラとニップローラとが、それぞれ
読取原稿を次段の搬送系に搬送した後にこの読取原稿か
ら離間するため、該読取原稿を円滑に搬送することがで
きる。
【0008】
【実施例】本発明に係る原稿搬送装置について実施例を
挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1および図2において、参照数字10
は、製版機を示す。この製版機10は、実際上、画像読
取装置と画像記録装置とを一体として構成されたもので
あり、前記製版機10を構成する基台12上に、本実施
例に係る原稿搬送装置14が離脱自在に装着される。
【0010】原稿搬送装置14は、複数枚の読取原稿1
6が積層される原稿載置部18と、この積層された最上
位の読取原稿16を一枚ずつ取り出して撮影部(画像読
取部)20に搬送する分離搬送部22と、この撮影部2
0で撮影後の読取原稿16を積層収容する原稿排出部2
4とを備える。読取原稿16は、図2に示すように、紙
等の台紙16a上の所定の位置に文字、絵等の切り抜き
や写真等の貼り込み部分16bを有した貼り込み原稿を
含んでいる。
【0011】原稿載置部18は、複数枚の読取原稿16
が積層される昇降自在な載置台26を備え、この載置台
26上には、図1に示すように、読取原稿16の寸法
(例えば、A5〜B3サイズ)に対応して矢印Y方向に
スライド移動自在な可動ガイド部材28と、前記読取原
稿16の後端をガイドする着脱自在な後端ガイド部材3
0とが配設されている。
【0012】図2乃至図4に示すように、本実施例の要
部である分離搬送部22は、載置台26の最上位の読取
原稿16の搬送方向(矢印X方向)に交差する両端部
(貼り込み部分16bを避けた部位)に摺接し前記読取
原稿16を積層位置から所定距離だけ取り出す取り出し
ローラ32と、前記取り出された読取原稿16の搬送方
向先端部に摺接し前記読取原稿16をさらに搬送方向に
送り出す送り出しローラ34と、前記送り出しローラ3
4に対向して配設され該送り出された最上位の読取原稿
16と一体的に送り出された他の読取原稿16を積層位
置に戻す戻しローラ36と、前記送り出された読取原稿
16を撮影部20側に搬送する搬送ローラ38およびこ
の搬送ローラ38に摺接するニップローラ40と、前記
読取原稿16が前記積層位置から前記撮影部20に移送
される間に、前記取り出しローラ32と前記送り出しロ
ーラ34と前記ニップローラ40とを前記読取原稿16
から順次離間させるための変位機構42とを備える。
【0013】取り出しローラ32、送り出しローラ34
およびニップローラ40は、一対のユニット44に装着
されている。図4に示すように、各ユニット44は、矢
印Y方向に互いに平行に配設された第1および第2回転
軸50、52に位置調整可能に支持されるブラケット5
4と、このブラケット54に対し前記第2回転軸52を
支点に揺動自在でかつその揺動先端側に送り出しローラ
34が軸55を介して回転自在に装着された第1揺動部
材56と、この軸55を支点に揺動自在でかつその揺動
先端側に取り出しローラ32が軸57を介して回転自在
に装着された第2揺動部材58とを備える。送り出しロ
ーラ34は、軸55に対しベアリング(図示せず)を介
して回転自在であり、取り出しローラ32は、軸57に
一体的に固定される。
【0014】変位機構42は、取り出しローラ32およ
び送り出しローラ34を順次進退させる第1変位手段6
0と、ニップローラ40を進退させる第2変位手段62
とを備える。図4に示すように、第1変位手段60は、
第1回転軸50に連結された第1モータ(第1アクチュ
エータ)64を備え、この第1モータ64を介して回転
される前記第1回転軸50に第1歯車66が固定され
る。第1歯車66は、第2回転軸52に回転自在に配設
された第2歯車68に噛合し、この第2歯車68に一体
的に設けられた第1プーリ70と軸55に固定された第
2プーリ72とにベルト74が係合する。この第2プー
リ72には、偏心した位置にピン76が固着され、この
ピン76が第2揺動部材58に形成された円弧状孔部7
8に嵌合する。第2揺動部材58には、第1揺動部材5
6に設けられた第1係止板部56aに当接して前記第2
揺動部材58を上方に押圧するための第2係止板部58
aが形成される。
【0015】第2変位手段62は、図3に示すように、
ブラケット54に装着されたソレノイド80と、このソ
レノイド80に固着されてニップローラ40を昇降させ
るための板ばね82とを備える。
【0016】第2回転軸52には、戻しローラ36およ
び搬送ローラ38を回転駆動させる第2モータ84が連
結される。図5に示すように、第2モータ84に連結さ
れた駆動軸86には、矢印A方向にのみ回転力を伝達す
るワンウエイクラッチ付き駆動プーリ88と、矢印B方
向(矢印A方向とは反対方向)にのみ回転力を伝達する
ワンウエイクラッチ付き駆動歯車90とが配設される。
駆動軸86には、さらに戻しローラ36がベアリング9
2を介して回転自在に装着されるとともに、この戻しロ
ーラ36にトルクリミッタ94が接続される。
【0017】駆動プーリ88に係合するベルト96は、
第1および第2従動プーリ98a、98bに係合し、こ
の第1および第2従動プーリ98a、98bが第1およ
び第2従動軸100a、100bに固着される。第1従
動軸100aには、駆動歯車90に噛合する従動歯車1
02と、搬送ローラ38に固着された歯車104に噛合
してこの搬送ローラ38に回転力を伝達する歯車106
とが固定される。第2従動軸100bには、歯車108
が固着され、この歯車108が噛合する歯車110は、
第2回転軸52に固着された歯車112に離脱自在に噛
合する。
【0018】図4に示すように、第2回転軸52には、
第2モータ84の回転力を伝達するために第3プーリ1
14が固定され、送り出しローラ34に一体的に設けら
れた第4プーリ116と前記第3プーリ114にベルト
118が係合する。取り出しローラ32が固着された軸
57には、第5プーリ120が設けられ、この第5プー
リ120と第4プーリ116にベルト122が係合す
る。
【0019】第1および第2回転軸50、52には、軸
方向に延在してキー溝50a、52aが形成されてお
り、第1歯車66および第3プーリ114等をこのキー
溝50a、52aにキー止めすることにより、各ユニッ
ト44を、読取原稿16の寸法に応じて前記第1および
第2回転軸50、52の所定の位置に固定させることが
できる。
【0020】図3に示すように、戻しローラ36と搬送
ローラ38の間、この搬送ローラ38と撮影部20を構
成するエンドレスベルト132(後述する)の間および
このエンドレスベルト132の内方には、それぞれ読取
原稿16の有無を検出するための第1センサ124、第
2センサ126および第3センサ128が配設されてい
る。
【0021】図2に示すように、撮影部20は、昇降自
在な撮影台130と、分離搬送部22から矢印X方向に
送り出された読取原稿16をこの撮影台130の所定の
撮影位置に搬送するために周回走行する複数のエンドレ
スベルト132と、図示しない真空発生手段に連結され
このエンドレスベルト132に前記読取原稿16を吸着
保持させるための第1および第2サクションボックス1
34、136と、前記撮影台130が上昇されることに
より前記読取原稿16を押圧して該読取原稿16の平面
性を確保するための圧着ガラス138とを備える。
【0022】原稿排出部24は、エンドレスベルト13
2の端部に近接して配設され支点140を介して揺動自
在な反転トレイ142と、鉛直方向に対して傾斜する傾
斜トレイ144とを備える。
【0023】製版機10は、撮影部20の撮影位置で読
取原稿16に照明光を照射する照明146a乃至146
dと、圧着ガラス138の上方で所定角度傾斜して配置
される反射ミラー148と、この反射ミラー148で反
射された前記読取原稿16の画像等を所定の記録媒体に
直接記録するカメラ150とを備える。
【0024】次に、このように構成された原稿搬送装置
14の動作を、製版機10との関連で説明する。
【0025】まず、製版機10の基台12に原稿搬送装
置14が装着された後、載置台26上に複数枚の読取原
稿16がその撮影面を上方に向けて積層して収容され
る。そして、載置台26が昇降されて最上位の読取原稿
16が所定の取り出し高さ位置に調整されると、第2モ
ータ84が回転駆動される。
【0026】この第2モータ84を介して駆動軸86
が、図5中、矢印A方向に回転すると、駆動プーリ88
が矢印A方向に回転してベルト96を介し第1および第
2従動プーリ98a、98bと一体的に第1および第2
従動軸100a、100bが回転する。第1従動軸10
0aの回転は、歯車106、104を介して搬送ローラ
38に伝達される一方、第2従動軸100bの回転は、
歯車108、110および112を介して第2回転軸5
2に伝達される。
【0027】図4に示すように、第2回転軸52の矢印
方向の回転は、第3プーリ114、ベルト118および
第4プーリ116を介して送り出しローラ34に伝達さ
れ、さらにベルト122および第5プーリ120を介し
て軸57から取り出しローラ32に伝えられる。なお、
送り出しローラ34は、図3に示すように、戻しローラ
36に摺接して矢印方向に回転するため、この戻しロー
ラ36には、トルクリミッタ94の設定値以上のトルク
が作用する。これにより、戻しローラ36は、送り出し
ローラ34に摺動して矢印B方向に連れ回りする。
【0028】ここで、取り出しローラ32は、読取原稿
16の上方に配置されており(図3の位置P2 参照)、
第1変位機構42を構成する第1モータ64の作用下に
第1回転軸50が、図4中、矢印方向に回転されること
により、第1歯車66、第2歯車68、第1プーリ70
およびベルト74を介して第2プーリ72が矢印方向に
回転する。このため、第2プーリ72のピン76が第2
揺動部材58の孔部78内で揺動しこの第2揺動部材5
8を自重で降下させる。これにより、取り出しローラ3
2は、回転しながら軸55を支点に下方に揺動して載置
台26の最上位の読取原稿16に摺接し、この読取原稿
16が矢印X方向に所定距離だけ取り出される(図3の
位置P1 および図6参照)。
【0029】読取原稿16は、さらに送り出しローラ3
4の回転作用下に矢印X方向に搬送されて第1センサ1
24でこの読取原稿16が検出されると、第1変位手段
60を構成する第1モータ64が前記とは逆方向に回転
駆動され、第1回転軸50が矢印とは逆方向に回転す
る。従って、第2揺動部材58が軸55を支点に上方に
揺動し、取り出しローラ32は、位置P1 から位置P2
に至って読取原稿16から離間する(図7参照)。
【0030】読取原稿16は、搬送ローラ38とニップ
ローラ40に挟持されて矢印X方向に搬送され、第2セ
ンサ126によりこの読取原稿16が検出されると、第
1モータ64がさらに回転駆動されて第2揺動部材58
の第2係止板部58aが第1揺動部材56の第1係止板
部56aに当接する。このため、第2揺動部材58が第
2回転軸52を支点にして上方に揺動し、送り出しロー
ラ34が読取原稿16から離間する(図3の位置P3
よび図8参照)。
【0031】送り出しローラ34が上方に揺動すること
により、戻しローラ36に作用していた負荷が解除され
る。これによって、戻しローラ36は、図3中、矢印A
方向に回転され、最上位の読取原稿16に密着して取り
出された他の読取原稿16が積層位置側に戻され、前記
読取原稿16の重送が防止される。
【0032】撮影部20では、第1サクションボックス
134が駆動されて読取原稿16をエンドレスベルト1
32に吸着保持させた状態でこのエンドレスベルト13
2が周回走行される。次いで、第3センサ128で読取
原稿16が検出されると、第2変位手段62を構成する
ソレノイド80が駆動され、板ばね82を介してニップ
ローラ40が搬送ローラ38から離間する(図9参
照)。
【0033】一方、撮影部20では、第2サクションボ
ックス136が駆動され、読取原稿16は、エンドレス
ベルト132に吸着保持されて撮影台130上の所定の
撮影位置に配置される。そして、撮影台130が上昇さ
れて読取原稿16が圧着ガラス138に押圧保持された
状態で、製版機10を構成する照明146a乃至146
dから照明光が照射されるとともに、カメラ150が付
勢され、読取原稿16に貼り込まれている画像、文字お
よび写真等の貼り込み部分16bが図示しない版材に直
接記録され、印刷用版が作成される。
【0034】撮影終了後の読取原稿16は、撮影台13
0が下降された後、エンドレスベルト132を介して矢
印X方向に搬送され、一旦反転トレイ142に落下供給
された後、この反転トレイ142が支点140を中心に
矢印方向に反転されることにより、前記読取原稿16が
その撮影面を下方に向けて傾斜トレイ144に積層して
収容される。
【0035】この場合、本実施例では、載置台26上に
積層されている読取原稿16を取り出すための取り出し
ローラ32と、この取り出された読取原稿16の先端部
に摺接して前記読取原稿16をさらに送り出す送り出し
ローラ34と、前記送り出された読取原稿16を撮影部
20に搬送するために搬送ローラ38に摺接するニップ
ローラ40とが、前記読取原稿16を矢印X方向にそれ
ぞれ所定の位置まで移送した後に変位機構42を介し
て、順次、該読取原稿16から離間する。
【0036】従って、矢印X方向に搬送されてくる読取
原稿16の貼り込み部分16bに送り出しローラ34が
当接することがなく、この読取原稿16の搬送不良や前
記貼り込み部分16bの巻き込み等が発生することを確
実に阻止することができるという効果が得られる。
【0037】さらに、取り出しローラ32、送り出しロ
ーラ34およびニップローラ40が、読取原稿16を次
段の搬送系、すなわち、送り出しローラ34と戻しロー
ラ36の間、搬送ローラ38とニップローラ40の間、
およびエンドレスベルト132に受け渡した後、順次、
前記読取原稿16から離間する。これにより、読取原稿
16を矢印X方向に円滑に搬送することが可能になる。
【0038】しかも、変位機構42は、第1モータ64
の他、第1および第2歯車66、68や第1および第2
プーリ70、72等を備えた第1変位手段60と、ソレ
ノイド80および板ばね82を備えた第2変位手段62
とを有している。このため、変位機構42の構造が複雑
化することがなく、本実施例に係る原稿搬送装置14全
体の構成を容易に簡素化することができる。
【0039】さらにまた、第1および第2回転軸50、
52に軸方向(矢印Y方向)に延在するキー溝50a、
52aが形成されている。従って、第1歯車66および
第3プーリ114等をキー溝50a、52aにキー止め
することにより、各ユニット44を、読取原稿16の寸
法に対応して第1および第2回転軸50、52の所定の
位置に容易に配置させることが可能になる。これによ
り、種々の寸法の異なる読取原稿16に容易かつ正確に
対応し得るという利点が得られる。
【0040】また、第2揺動部材58に形成された孔部
78の円弧長を設定するだけで、この第2揺動部材58
の揺動角度、すなわち、取り出しローラ32の揺動角度
が種々変更可能となる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る搬送装置によれば、以下の
効果が得られる。
【0042】積層されている読取原稿を一枚ずつ取り出
して画像読取部に搬送するために搬送方向に配置されて
いる取り出しローラと送り出しローラとニップローラと
が、変位機構を介して、順次、前記読取原稿から離間さ
れる。このため、読取原稿が貼り込み部分を有していて
も各ローラが該貼り込み部分に当接して搬送不良等を惹
起することがない。しかも、読取原稿が、取り出しロー
ラから送り出しローラおよびニップローラを介して画像
読取部に、順次、受け渡されるため、この読取原稿の搬
送作業が円滑かつ正確に遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿搬送装置を製版機に装着した
状態の概略斜視図である。
【図2】前記原稿搬送装置の概略構成図である。
【図3】前記原稿搬送装置を構成する分離搬送部の概略
構成説明図である。
【図4】前記分離搬送部の要部斜視説明図である。
【図5】前記分離搬送部の駆動系の斜視説明図である。
【図6】前記分離搬送部を構成する取り出しローラが読
取原稿に摺接した状態の説明図である。
【図7】前記取り出しローラが前記読取原稿から離間し
た状態の説明図である。
【図8】前記分離搬送部を構成する送り出しローラが前
記読取原稿から離間した状態の説明図である。
【図9】前記分離搬送部を構成するニップローラが前記
読取原稿から離間した状態の説明図である。
【符号の説明】
10…製版機 12…基台 14…原稿搬送装置 16…読取原稿 18…原稿載置部 20…撮影部 22…分離搬送部 24…原稿排出
部 26…載置台 32…取り出し
ローラ 34…送り出しローラ 36…戻しロー
ラ 38…搬送ローラ 40…ニップロ
ーラ 42…変位機構 44…ユニット 50、52…回転軸 54…ブラケッ
ト 56、58…揺動部材 60、62…変
位手段 64…モータ 80…ソレノイ
ド 84…モータ 130…撮影台 132…エンドレスベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深渡 剛 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフィックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層された複数枚の読取原稿を一枚ずつ取
    り出して画像読取部に搬送する原稿搬送装置であって、 最上位の読取原稿に摺接して前記読取原稿を積層位置か
    ら所定距離だけ取り出す取り出しローラと、 前記取り出された読取原稿の搬送方向先端部に摺接して
    前記読取原稿をさらに送り出す送り出しローラと、 前記送り出しローラに対向して配設され、該送り出され
    た最上位の読取原稿と一体的に送り出された他の読取原
    稿を前記積層位置に戻す戻しローラと、 前記送り出された読取原稿を前記画像読取部に搬送する
    搬送ローラおよびこの搬送ローラに摺接するニップロー
    ラと、 前記読取原稿が前記積層位置から前記画像読取部に移送
    される間に、前記取り出しローラと前記送り出しローラ
    と前記ニップローラとを、前記読取原稿から順次離間さ
    せるための変位機構と、 を備えることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原稿搬送装置において、前
    記変位機構は、第1アクチュエータを介して前記取り出
    しローラおよび前記送り出しローラを順次進退可能な第
    1変位手段と、 第2アクチュエータを介して前記ニップローラを進退可
    能な第2変位手段と、 を備えることを特徴とする原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の原稿搬送装置において、前
    記取り出しローラと前記送り出しローラと前記ニップロ
    ーラとが一体的に装着されたユニットを備え、 前記ユニットは、前記読取原稿の搬送方向に交差する方
    向に位置調整可能に構成されることを特徴とする原稿搬
    送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166868A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Seiko Epson Corp 被記録媒体給送装置、記録装置

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JP2012166868A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Seiko Epson Corp 被記録媒体給送装置、記録装置

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