JP2002308448A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2002308448A
JP2002308448A JP2001111610A JP2001111610A JP2002308448A JP 2002308448 A JP2002308448 A JP 2002308448A JP 2001111610 A JP2001111610 A JP 2001111610A JP 2001111610 A JP2001111610 A JP 2001111610A JP 2002308448 A JP2002308448 A JP 2002308448A
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gate
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pick
media
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JP2001111610A
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Masaaki Yamashita
政明 山下
Masahiko Futatsuka
雅彦 二塚
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、給紙装置に関し、媒体を下方から
取り出す場合において、ピック付圧を小さくして多層に
積載された媒体を安定に供給することを目的とする。 【解決手段】 給紙装置は、用紙台1上に積載された複
数の媒体をその下側から順に取り出すためのピックロー
ラであって積載された媒体の下部に位置する第1のピッ
クローラ3と、用紙台1上に積載された複数の媒体をそ
の下側から順に取り出すためのピックローラであって積
載された媒体の先端に対応する位置に設けられた第2の
ピックローラ4とを備える。第1及び第2のピックロー
ラ3及び4が、積載された媒体の重さによる付圧を当該
位置に応じて分担しつつ、用紙台1上に積載された複数
の媒体をその下側から順に取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置に関し、
特に、例えば画像読取装置等における下取り出し方式の
給紙装置において多層に積載された紙等の媒体を安定に
供給する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば画像読取装置等において大量の用
紙を自動的に搬送して読み取る場合、自動給紙装置を備
える。自動給紙装置は、用紙台上に積載された複数枚の
用紙(媒体)を所定の位置まで搬送するピック機構と、
準備位置に置かれた用紙を1枚だけ取り込む分離機構
と、用紙を搬送するフィード機構と、読取後の用紙をス
タッカ等に排出する排出機構とを備える。
【0003】図14は、従来のこのような給紙装置、即
ち、下取り出し方式の給紙装置を示し、特にその横方向
から見た要部の概略を示す。この給紙装置では、図14
(A)に示すように、積載された用紙Mに用紙Mの上方
から下方(ピックローラR1の方向)へ向けて、バネ
(板バネ又はコイルバネ)Bを用いてピックコロR3を
介して押圧力(ピック付圧)を付加する。このピック付
圧による用紙MとピックローラR1との間の摩擦を利用
して、第1分離部(ゲートG)において、積載された用
紙Mの下方から一定枚数(例えば数枚)の用紙を安定し
て取り込む。この後、図14(B)に示すように、第2
分離部(分離ローラR2及びパッドP)に搬送し、これ
により用紙Mを1枚だけ分離する。これにより、用紙台
S上に積載された複数枚の用紙Mを安定して即ち確実に
搬送することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図14(A)に示す従
来のピック付圧は、第1分離部の通過の際に用紙M間の
摩擦と付圧力(即ち、用紙Mの重量とピック付圧)によ
る反発力が生じるため、積載された用紙Mの重量に比例
して大きくなる。しかし、このピック付圧の増大は、い
わゆるダブルフィード(重送)の原因となってしまう。
即ち、2枚目の用紙Mの搬送力は、(1枚目と2枚目の
用紙M間の摩擦係数)×(2枚目への付圧力(積載され
た用紙Mの重量を含む))であるので、ピック付圧の増
大は2枚目の用紙Mの搬送力を増大させてしまう。従っ
て、ピック付圧を小さくする必要がある。
【0005】また、上述のようにピック付圧が大きい
と、図14(C)に示すように、複数の用紙Mの摩擦が
大きく、下(1枚目)の用紙Mがその上(2枚目)の用
紙Mを引っ張ってしまう。この時、2枚目の用紙Mはμ
×W(μ:用紙の間の摩擦係数、W:付圧の大きさ)の
力を受けている。一方、ダブルフィードを回避するため
に、2枚目の用紙Mは第2分離部のパッドPにより搬送
が止められる。この結果、図14(C)に点線で示すよ
うに、2枚目の用紙Mが膨らみ(湾曲し)、更には折れ
曲がったりして損傷を受ける場合がある。
【0006】更に、上述のようにピック付圧が大きい
と、図15(A)に示すように、用紙間の摩擦が大きい
用紙Mの場合にダブルフィードが生じ易くなってしま
う。即ち、ゲートGとピックローラR1との間にその間
隙以上の厚さとなる枚数の用紙Mが引き込まれ、その
分、ゴムで形成されたピックローラR1が押し潰され
る。従って、2枚目の用紙Mは、本来のピック付圧の他
に、ピックローラR1が潰れを押し戻す力Fを受けてし
まう。これにより、2枚目の用紙Mは、力Fと用紙間摩
擦μとの積である搬送力を受け、ダブルフィードされ易
くなる。また、下流の分離パッドPは、F×μの分離力
を見込む必要があった。
【0007】また、以上のピック付圧の問題とは別に、
図15(B)に示すように、ピックコロR3を上方に上
げた状態で用紙Mを用紙台S上に積載する場合、用紙M
の分離が良好にできなくなる場合がある。即ち、少数の
用紙Mを積載する際に、図15(B)に示すように、後
から排出されるべき上方の用紙Mの先端位置が先に排出
されるべき下方の用紙Mのそれよりも先行してしまうこ
とがある。これは、例えばユーザによる用紙Mの揃えの
バラツキに起因する。このように搬送の順序が逆転して
しまうと、用紙Mが分離できなくなり、ダブルフィード
され易くなる。また、このような搬送の順序の逆転は、
用紙台Sの傾きの角度θが大きいほど、積載した用紙M
がずれて発生し易くなる。
【0008】本発明は、媒体を下方から取り出す場合に
おいて、ピック付圧を小さくして多層に積載された媒体
を安定に供給する給紙装置を提供することを目的とす
る。
【0009】また、本発明は、媒体を下方から取り出す
場合において、媒体の折れ曲がりを防止して多層に積載
された媒体を安定に供給する給紙装置を提供することを
目的とする。
【0010】更に、本発明は、媒体を下方から取り出す
場合において、ピックローラの潰れを防止して多層に積
載された媒体を安定に供給する給紙装置を提供すること
を目的とする。
【0011】更に、本発明は、媒体を下方から取り出す
場合において、媒体の搬送の順序の逆転を防止して多層
に積載された媒体を安定に供給する給紙装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の給紙装置は、用
紙台上に積載された複数の媒体をその下側から順に取り
出すためのピックローラであって、積載された媒体の下
部に位置する第1のピックローラと、用紙台上に積載さ
れた複数の媒体をその下側から順に取り出すためのピッ
クローラであって、積載された媒体の先端に対応する位
置に設けられた第2のピックローラとを備える。第1及
び第2のピックローラが、積載された媒体の重さによる
付圧を当該位置に応じて分担しつつ、用紙台上に積載さ
れた複数の媒体をその下側から順に取り出す。
【0013】本発明の給紙装置によれば、用紙台上に積
載された複数の媒体それ自体の重さにより生じる付圧
が、第1及び第2のピックローラで分担される。これに
より、各々のピックローラにおける付圧、特に第2のピ
ックローラにおける付圧を小さくすることができる。従
って、2枚目の媒体の搬送力を小さくして、ダブルフィ
ードを防止することができる。
【0014】また、本発明の給紙装置は、用紙台上に積
載された複数の媒体をその下側から順に取り出すための
ピックローラであって、積載された媒体の先端に対応す
る位置に設けられた第2のピックローラと、ピックロー
ラに対応する位置で媒体に接触してその上方から押圧力
を与えるためのピックコロと、ピックコロの媒体の搬送
方向における下流であってピックコロに隣接する位置に
設けられ、ピックローラにより積載された媒体から搬送
される複数の媒体を分離するゲートと、ゲートの媒体の
搬送方向における下流であってゲートに隣接する位置に
設けられ、ゲートから排出された複数の媒体の上方に接
触して搬送を妨げる方向の力を与える補助ゲートとを備
える。
【0015】本発明の給紙装置によれば、ゲートから排
出された複数の媒体は、その上方が補助ゲートに接触し
て、搬送を妨げる方向の力を受ける。これにより、下方
の媒体により上方の媒体が引っ張られても、上方の媒体
が補助ゲートからの力を受ける。従って、上方の媒体が
第2分離部のパッドにより搬送が止められても、上方の
媒体が膨らんだり(湾曲したり)、更には折れ曲がった
りして損傷を受けることを防止することができる。これ
に加えて、用紙台上に積載された媒体の搬送の順序が逆
転しても、このような状態の媒体がゲートから排出され
た際に、その上方が補助ゲートに接触して、搬送を妨げ
る方向の力を受ける。これにより、上方の媒体がより大
きく補助ゲートからの力を受ける。従って、搬送された
媒体の搬送の順序を正しい状態に戻して、用紙を良好に
分離することができる。
【0016】更に、本発明の給紙装置は、用紙台上に積
載された複数の媒体をその下側から順に取り出すピック
ローラであって、その中央部がほぼ弾性のない部材から
なり、その両端が中央部より大きい直径を有し中央部よ
り大きい弾性を有する部材からなるピックローラと、ピ
ックローラに対応する位置で媒体に接触してその上方か
ら押圧力を与えるためのピックコロとを備える。ピック
ローラが、ピックコロからの押圧力を受けつつ、用紙台
上に積載された複数の媒体をその下側から順に取り出
す。
【0017】本発明の給紙装置によれば、ピックローラ
の中央部はほぼ弾性がないので、媒体によりそれ以上押
し潰されることがない。これにより、ピックローラの位
置に多くの媒体が引き込まれても、ピックローラの両側
部分は、中央部と等しい直径になるまで押し潰された時
点でそれ以上押し潰されることがない。従って、媒体に
対して働くピックローラが潰れを押し戻す力及びこれに
よる搬送力を小さくして、ダブルフィードを防止するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1及び図2は給紙装置説明図で
あり、図1は本発明の給紙装置を備える画像読取装置の
外観を示す斜視図であり、図2は図1の画像読取装置の
外観を示す上面図である。
【0019】この画像読取装置は、主としてフラッドベ
ッド型のスキャナ200からなり、その上部に取り付け
られた本発明の給紙装置100を備える。本発明の給紙
装置100は、スキャナ200に限らず、媒体を供給す
る必要のある他の画像読取装置にも用いることができ
る。なお、スキャナ200はその一部を示す。給紙装置
100は、複数枚の媒体を積載することが可能な用紙台
1を備える。媒体は例えば紙、透明のフィルム等(以
下、用紙と言う)である。積載の枚数の上限は例えば1
00枚程度の多数枚とされる。用紙は、用紙ガイド2に
沿って図2の矢印方向に搬送される。用紙台1におい
て、用紙の搬送方向に直交する方向(用紙の幅方向)の
中央部に、本発明に従って2個(上流、下流)のピック
ローラ3及び4が設けられ、その形状も本発明に従う形
状とされる。用紙の搬送方向において下流側のピックロ
ーラ(下流ピックローラ)4が、用紙の供給口5(の近
傍)に設けられ、用紙台1上に積載された複数の用紙
を、その下側から順に複数枚取り出す。
【0020】即ち、上流ピックローラ3は、用紙台1上
に積載された複数の用紙をその下側から順に取り出すた
めのピックローラであって、積載された用紙の下部に位
置する。具体的には、上流ピックローラ3は、積載され
た用紙の重心に対応する位置に設けられる。即ち、重心
を用紙台1平面に投影した位置に設けられる。実際に
は、積載される用紙のサイズ及び積載方向に依存して、
重心の位置も多少変化する。しかし、上流ピックローラ
3は、積載を許容する用紙のいずれのサイズについて
も、およそ重心の位置に対応するような位置に設けられ
る。
【0021】下流ピックローラ4は、用紙台1上に積載
された複数の用紙をその下側から順に取り出す。下流ピ
ックローラ4は、積載された用紙の先端に対応する位置
に設けられる。具体的には、用紙の先端の中央部、即
ち、供給口5の近傍部分に対応する位置に設けられる。
【0022】上流ピックローラ3及び下流ピックローラ
4の上端が、図2に示すように、給紙装置100のカバ
ーから露出して、積載される用紙の下面に接する。上流
及び下流ピックローラ3及び4は、本発明に従って、積
載された用紙の重さによる付圧を当該位置に応じて分担
しつつ、用紙台1上に積載された複数の用紙をその下側
から順に取り出す。上流ピックローラ3は、その位置が
積載された用紙の重心の位置にあるので、用紙の自重の
大部分を受ける。下流ピックローラ4は、その位置が積
載された用紙の端部にあるので、あまり用紙の自重を受
けない(重り23による付圧がかかる)。
【0023】なお、上流及び下流ピックローラ3及び4
は、用紙の幅方向の中央部分に設けられ、用紙の幅全体
には設けられない。これは、積載された用紙はその自重
により中央部分がやや撓むので、当該位置において用紙
をピックする必要があるためである。
【0024】図3及び図4はピックローラ説明図であ
り、主として下流ピックローラ4の外観形状を示す。特
に、図3(A)は下流ピックローラ4の側面図、図3
(B)及び図3(C)は、各々、右斜め上及び左斜め上
から見た斜視図である。また、図4(A)は下流ピック
ローラ4の組み立て時の側面図、図4(B)はその斜視
図である。
【0025】下流ピックローラ4は、図3に示すよう
に、その中央部41がほぼ弾性のない部材からなり、そ
の両端42、43が中央部41より大きい直径を有し中
央部41より大きい弾性を有する部材からなる。具体的
には、中央部41がプラスチックからなり、両端42、
43がゴムからなる。なお、爪44は、完成した下流ピ
ックローラ4を図6のように組み立てる場合における、
下流ピックローラ4用のシャフト(図示せず)との位置
合わせ用の突起である。
【0026】この形状の下流ピックローラ4は、図4に
示すように、円筒形の外観の部材45の両端に、ゴムか
らなるリング状の部材42、43を圧入して形成され
る。部材45は、そのほぼ中央部分にリング状の突出部
41を有する。部材45は、一体に射出成形により形成
されたプラスチックからなる。部材45は、その中心部
分に、下流ピックローラ4用のシャフトが貫通される円
筒の穴を有する。
【0027】なお、上流ピックローラ3は下流ピックロ
ーラ4と同じ形状とされる。即ち、その中央部(31)
がほぼ弾性のない部材(例えば、プラスチック)からな
り、その両端(32、33)が中央部より大きい直径を
有し中央部より大きい弾性を有する部材(例えば、ゴ
ム)からなる。これにより、部品の数を少なくすること
ができる。上流ピックローラ3は、中央部のほぼ弾性の
ない部材を有することなく、円筒形のゴムからなってい
てもよい。
【0028】図5は給紙装置説明図であり、本発明の給
紙装置の外観及び一部の内部構造を示す斜視図である。
【0029】図5において、給紙装置100は、図1の
画像読取装置のスキャナ200から給紙装置100を取
り外し、更に、その側面の一部のカバー6及び上面の一
部のカバー7を取り外した状態を示す。上面の一部のカ
バー7を取り外した部分に、本発明に従う形状のゲート
50が現れる(図5には一部しか現れない)。ゲート5
0は、下流ピックローラ4(図5には現れない)の下流
側近傍に設けられ、また、下流ピックローラ4に対応す
る位置にピックコロ24が取り付けられる。これらの下
方に、下流ピックローラ4により搬送された用紙の供給
口5が開口される。側面の一部のカバー6を取り外した
部分に、ピックローラ3及び4等を駆動するギア列10
が現れる。
【0030】下流ピックローラ4が中央部分にしか存在
しないので、これに対応するピックコロ24も、用紙の
幅全体でなく、幅方向の中央部分に設けられる。ピック
コロ24は、下流ピックローラ4に対応する位置で用紙
に接触して(図12参照)、その上方から用紙に押圧力
を与える。即ち、下流ピックローラ4が、ピックコロ2
4からの押圧力を受けつつ、用紙台1上に積載された複
数の用紙をその下側から順に取り出す。従って、下流ピ
ックローラ4には、積載された用紙の重さによる付圧の
他に、ピックコロ24の押圧力による付圧が与えられ
る。
【0031】図6は給紙装置説明図であり、本発明の給
紙装置の内部構造の要部を示す斜視図である。
【0032】図6は、給紙装置100のカバーを取り外
すと共に、その内部構造を見易くするために図5からそ
の視点を少し変更して示している。図6において、給紙
装置100の側面に、上流から順に、上流ピックギア1
1、複数のアイドラギア12及び13、モータギア1
4、複数のアイドラギア15及び16、遊星ギア17、
アイドラギア18及びアイドラギア19、下流ピックギ
ア20からなるギア列10が設けられる。上流ピックギ
ア11及び下流ピックギア20は、各々、上流ピックロ
ーラ3及び下流ピックローラ4に取り付けられる。
【0033】モータギア14はモータ30(図11参
照、実際はモータボックスであり、この内部にモータが
存在する)に取り付けられ、アイドラギア13及びアイ
ドラギア15を介して、遊星ギア17を含むギア列10
を駆動する。これにより、モータは、ピックローラ3及
び4を駆動し、また、重り23の位置を変更する。即
ち、ピックローラ駆動用のモータが遊星ギア17(従っ
て、重り23)の駆動にも用いられる。
【0034】上流及び下流ピックローラ3及び4との間
が、ギア列10により相互に接続される。これにより、
1個のモータ30の回転により、ピックローラ3及び4
が同時に駆動され、用紙台1上に積載された複数の用紙
をその下側から順に取り出す。なお、上流及び下流ピッ
クローラ3及び4との間は、ギア列10以外の手段、例
えばベルトにより連動するように結合されてもよい。
【0035】上流ピックギア11は、アイドラギア12
を介して駆動され、上流ピックローラ3を回転させる。
下流ピックギア20は、アイドラギア16を介して駆動
され、下流ピックローラ4を回転させる。この回転によ
り、上流及び下流ピックローラ3及び4は、用紙台1上
に積載された複数の用紙を、その下側から順に複数枚
(例えば10枚程度)取り出し、用紙供給口5から排出
する。
【0036】遊星ギア17は、アイドラギア16とアイ
ドラギア18との間(これらの間は離間している)に設
けられる。遊星ギア17は、モータ30により駆動さ
れ、その回転に従って第1の位置(待機位置)と第2の
位置(給紙位置)との間を移動する。遊星ギア17が第
1の位置にある場合、遊星ギア17はアイドラギア16
と噛み合い、アイドラギア16等にその回転を伝達す
る。遊星ギア17が第2の位置にある場合、遊星ギア1
7はアイドラギア16と離れる。従って、この時、遊星
ギア17がアイドラギア16等にその回転を伝達するこ
とはない。なお、図6においては、遊星ギア17は第1
の位置にある。
【0037】遊星ギア17は、遊星板21により取り付
けられた板バネ22により挟み込まれ、保持される。従
って、遊星ギア17が移動すると、これに伴って遊星板
21も移動する。なお、遊星板21の先端が折り曲げら
れ、給紙装置100のフレーム8に設けられた穴9(図
10参照)に挿入される。これにより、遊星板21(従
って、遊星ギア17)の可動範囲が定められ制限され
る。
【0038】重り23は、下流ピックローラ4に対応す
る位置において、用紙に対して、その上方から、ピック
コロ24を介して押圧力を与える。重り23は、遊星ギ
ア17が第1の位置にある場合に押圧力を与えない第1
の状態(待機状態)となり、遊星ギア17が第2の位置
にある場合に押圧力を与える第2の状態(給紙状態)と
なる。重り23は、例えば薄板の形状の金属(例えば鉄
板)を複数積層したものからなり、ピックコロ24を支
持する支持体25の上端に設けられる。支持体25は、
下方の一辺が開口されたほぼ四角形状とされる。
【0039】支持体25の両側の下端には、各々、アイ
ドラギア19と噛み合うラック26が設けられる。ラッ
ク26は、アイドラギア19と噛み合う面(上面)とは
逆の面(下面)に摺動部27を備え、アイドラギア19
と噛み合うことにより給紙装置100のフレーム8に設
けられるガイドレール28に沿って上下方向に移動す
る。これにより、支持体25も上下方向に移動する。な
お、図6においては、第1の位置にある遊星ギア17に
より、アイドラギア19を介して、重り23等は用紙に
押圧力を与えない第1の状態となっている。
【0040】ゲート50は、下流ピックローラ4により
積載された用紙から搬送される複数の用紙を分離する。
ゲート50は、下流ピックローラ4に対応して、積載さ
れた用紙の搬送方向に直交する幅方向の中央部に設けら
れる。ゲート50は、ピックコロ24が下流ピックロー
ラ4に対向する位置にある場合において、その用紙の搬
送方向における下流であってピックコロ24の下流側に
隣接する位置に設けられる。
【0041】図7及び図8はゲート説明図であり、ゲー
ト50と下流ピックローラ4及び分離ローラ60等との
関係を示す。
【0042】ゲート50は、図7に示すように、下流ピ
ックローラ4と共に第1分離部を構成する。ゲート50
は、下流ピックローラ4に対向する位置に、これと所定
の間隔だけ離間して設けられる。用紙台1上に積載され
た複数の用紙300の先端が、図7に示すように、ゲー
ト50に突き当たり、揃えられる。ゲート50と下流ピ
ックローラ4との間隔に相当する厚さの複数の用紙がゲ
ート50と下流ピックローラ4との間に引き込まれる。
即ち、この厚さの複数の用紙(10枚程度)が第1分離
部で分離され、これを通過する。
【0043】第1分離部を通過した複数の用紙は、その
下流に位置する第2分離部に搬送される。第2分離部
は、分離ローラ60と、パッドホルダ62に保持された
分離パッド61とからなる。分離パッド61は、分離ロ
ーラ60により搬送される複数の用紙にその上方から接
触して、その搬送を妨げる力を与える。これにより、第
2分離部で、1枚だけ用紙が分離され、これを通過す
る。
【0044】なお、第2分離部を通過した複数の用紙
は、図8に示すように、補助ローラ65、分離ローラ6
5’、上下の用紙ガイド63及び64を介して、フィー
ドローラ66及び摺動ローラ67に達する。用紙は、更
に、フィードローラ66等により、ガラス(図示せず)
上に搬送され読み取られた後に、フィードローラ68
(及びこれに対向する摺動ローラ)により排出される。
【0045】図9はゲート説明図であり、ゲート50の
形状を示し、図9(A)は斜視図、図9(B)は正面
図、図9(C)は側面図である。
【0046】ゲート50は、図9(A)に示すように、
ほぼ三角形の幅d3の板状の形状を有する。ゲート50
は、その両側の各々に、ゲート50に一体に取り付けら
れた補助ゲート51を有する。左右の補助ゲート51は
同一形状である。三角形のゲート50の一辺が用紙との
接触面52とされ、他の一辺が下流ピックローラ4との
対向面53とされる。接触面52は、図7から判るよう
に、その角度の異なる2つの面からなる。これにより、
積載された用紙の下側の用紙の先端が僅かに搬送方向に
先行するように揃えられる。対向面53には、その先端
(用紙の搬送方向における下流側)に、用紙ガイド部5
4が設けられる。これにより、排出された用紙が滑らか
に第2分離部へ移動するようにされる。
【0047】ゲート50の用紙の搬送方向における幅d
3は、下流ピックローラ4の用紙の搬送方向における幅
d1(図3参照)よりも狭くされる。これにより、左右
の補助ゲート51も、下流ピックローラ4に対向するよ
うにされる。一方、下流ピックローラ4の中央部41の
用紙の搬送方向における幅d2は、ゲート50の用紙の
搬送方向における幅d3よりも狭くされる。即ち、ゲー
ト50に対向する下流ピックローラ4の両側の一部が、
ゴム等の弾性のある領域となる。これにより、用紙がゲ
ート50と下流ピックローラ4との間に挟まり、搬送不
良が発生することを防止できる。即ち、ゲート50と下
流ピックローラ4との間に(予定よりも)多くの用紙を
引き込んだ場合でも、下流ピックローラ4の一部に弾性
があるので、紙詰まりにより搬送が停止されることを防
止することができる。
【0048】補助ゲート51は、ゲート50の用紙の搬
送方向における下流であってゲート50に隣接する位置
に設けられ、ゲート50から排出された複数の用紙の上
方に接触して搬送を妨げる方向の力を与える。これによ
り、補助ゲート51は、複数の用紙の少なくとも最上の
用紙の搬送を妨げ、用紙の搬送の順序が逆になっている
場合にその順序を正しい状態とする。又は、補助ゲート
51は、複数の用紙の少なくとも最上の用紙の撓みを抑
え、用紙の損傷や折れ曲がりを防止する。
【0049】補助ゲート51は摩擦力の大きい部材によ
り覆われる。即ち、少なくともゲート50から排出され
た複数の用紙との接触面が、接触面とゲート50から排
出された複数の用紙との間における摩擦力がゲート50
から排出された複数の用紙の間における摩擦力よりも大
きい部材により覆われる。具体的には、接触面を覆う部
材は、ゴム又はコルクからなる。補助ゲート51は、ゲ
ート50から排出された複数の用紙の上方に接触する力
を補助ゲート51に与えるバネを備える。実際には、補
助ゲート51は、図9(C)等に示す形状に折り曲げら
れバネ性を与えられた金属板の表面に、ゴム等を接着し
て形成される。
【0050】以上の構成により、待機時において、重り
23は、モータの第1の方向への回転により、遊星ギア
17がその第1の位置に移動し、(積載されるであろ
う)用紙に押圧力を与えない第1の状態となる。この状
態を図10及び図11に示す。この状態で用紙台1上に
用紙が積層される。また、給紙時において、重り23
は、モータの第1の方向とは逆の第2の方向への回転に
より、遊星ギア17がその第2の位置に移動し、積載さ
れた用紙に押圧力を与える第2の状態となる。この状態
を図12及び図13に示す。図10及び図11は、各
々、図12及び図13に対応する。なお、図10は図6
をその側面から表した図である。図11は、ピックロー
ラ3及び4とピックコロ24及び重り23の位置を明確
に表すために、図6の視点を変えて斜め上方から見た状
態を表した図である。図12及び図13も同様である。
【0051】図10及び図11に示すように、モータが
時計回り方向(A方向、逆回転)に回転すると、遊星ギ
ア17がA方向に移動する。遊星ギア17のA方向への
移動が制限され、ラック26の上限も定まるので、移動
した遊星ギア17はアイドラギア18に回転力を伝達で
きる程度に接触する。従って、アイドラギア18及び1
9が回転し、ラック26がフレーム8に沿ってA方向に
移動する。この結果、図10及び図11に示すように、
ピックコロ24が持ち上がり、(積載されるであろう)
用紙には押圧力を与えない。特に、図11を見ると、ラ
ック26が上限まで持ち上がった結果、下流ピックロー
ラ4からピックコロ24が離されていることが判る。
【0052】この時、上流及び下流ピックローラ3及び
4は、用紙の搬送方向(正方向)とは逆方向に回転して
いる。しかし、上流及び下流ピックローラ3及び4には
周知のワンウェイクラッチ(図示せず)が組み込まれて
おり、当該方向に回転力を伝達することはできない。従
って、この状態で用紙台1上に用紙を積載しても差し支
えない。積載された用紙と接触した時点で、上流及び下
流ピックローラ3及び4は回転を停止する。この時、少
ない用紙を積載してその先端が不揃いになったとして
も、補助ゲート51によりその搬送順序が正しい状態と
される。
【0053】図12及び図13に示すように、用紙の積
載の後に、用紙の供給のために、モータが反時計回り方
向(B方向、正回転)に回転すると、遊星ギア17がB
方向に移動して、アイドラギア18から離脱する。従っ
て、アイドラギア18及び19が回転力を受けないの
で、ラック26がフレーム8に沿ってB方向に移動す
る。即ち、重り23の自重により自然に落下する。この
結果、図12及び図13に示すように、ピックコロ24
が下がり、積載された用紙に押圧力を与える。特に、図
13を見ると、ラック26が自然に下がった結果、下流
ピックローラ4にピックコロ24が極めて近接している
ことが判る。積載された用紙の上端にピックコロ24が
接触した時点で、ラック26の落下は停止し、重り23
による圧力がピックコロ24を介して用紙に与えられ
る。
【0054】この時、上流及び下流ピックローラ3及び
4は、用紙の搬送方向(図12の矢印C)に回転してい
る。従って、用紙台1上に積載された複数の用紙は、上
流及び下流ピックローラ3及び4により複数が搬送方向
に移動し、下流ピックローラ4及び圧力を与えているピ
ックコロ24により複数が分離される。これにより、積
載された用紙は、その下側から順に、複数取り出され
(ピックされ)、搬送方向に移動して用紙の供給口5か
ら排出される。この時、上流及び下流ピックローラ3及
び4が付圧を分担することにより複数の用紙の分離を容
易にすることができ、下流ピックローラ4の形状により
ダブルフィードを防止することができ、補助ゲート51
により複数の用紙の上側の用紙の撓みや折れ曲がりを防
止することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
給紙装置において、用紙台上に積載された複数の媒体そ
れ自体の重さにより生じる付圧を第1及び第2のピック
ローラで分担することにより、各々のピックローラにお
ける付圧、特に第2のピックローラにおける付圧を小さ
くすることができるので、2枚目の媒体の搬送力を小さ
くして、ダブルフィードを防止することができる。
【0056】また、本発明によれば、給紙装置におい
て、ゲートから排出された複数の媒体に補助ゲートによ
り搬送を妨げる方向の力を与えることにより、下方の媒
体により引っ張られた上方の媒体が膨らんだり折れ曲が
ったりして損傷を受けることを防止することができ、こ
れに加えて、媒体の搬送の順序が逆転してもこのような
状態の媒体がゲートから排出された際に搬送の順序を正
しい状態に戻すことができるので、用紙を良好に分離す
ることができる。
【0057】更に、本発明によれば、給紙装置におい
て、ピックローラの中央部の弾性をほぼなくすることに
より、ピックローラに多くの媒体が引き込まれてもピッ
クローラが媒体により押し潰されることを防止すること
ができるので、媒体に対して働くピックローラが潰れを
押し戻す力及びこれによる搬送力を小さくして、ダブル
フィードを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給紙装置説明図である。
【図2】給紙装置説明図である。
【図3】ピックローラ説明図である。
【図4】ピックローラ説明図である。
【図5】給紙装置説明図である。
【図6】給紙装置説明図である。
【図7】ゲート説明図である。
【図8】ゲート説明図である。
【図9】ゲート説明図である。
【図10】給紙装置説明図である。
【図11】給紙装置説明図である。
【図12】給紙装置説明図である。
【図13】給紙装置説明図である。
【図14】従来技術説明図である。
【図15】従来技術説明図である。
【符号の説明】
3、4 ピックローラ 11、20 ピックギア 14 モータギア 24 ピックコロ 41 (ピックローラの)中央部 42、43 (ピックローラの)両側 50 ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA03 FB02 FC01 GA02 GB02 GC01 GD01 HA05 HA12 HD09 HD16 JD04 JD08 KA05 LA03 LA04 LA13 LB08 LC07 LD24

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙台上に積載された複数の媒体をその
    下側から順に取り出すためのピックローラであって、前
    記積載された媒体の下部に位置する第1のピックローラ
    と、 前記用紙台上に積載された複数の媒体をその下側から順
    に取り出すためのピックローラであって、前記積載され
    た媒体の先端に対応する位置に設けられた第2のピック
    ローラとを備え、 前記第1及び第2のピックローラが、前記積載された媒
    体の重さによる付圧を当該位置に応じて分担しつつ、前
    記用紙台上に積載された複数の媒体をその下側から順に
    取り出すことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 第1のピックローラは、前記積載された
    媒体の重心に対応する位置に設けられることを特徴とす
    る請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のピックローラは、前
    記積載された媒体の搬送方向に直交する幅方向の中央部
    に設けられることを特徴とする請求項2に記載の給紙装
    置。
  4. 【請求項4】 当該給紙装置が、更に、 前記第2のピックローラに対応する位置で前記媒体に接
    触してその上方から押圧力を与えるためのピックコロを
    備え、 前記第2のピックローラには、前記積載された媒体の重
    さによる付圧の他に、前記ピックコロの押圧力による付
    圧が与えられることを特徴とする請求項1に記載の給紙
    装置。
  5. 【請求項5】 当該給紙装置が、更に、 前記第1及び第2のピックローラを駆動するモータとを
    備え、 前記第1及び第2のピックローラとの間が相互に接続さ
    れ、前記モータの回転により前記第1及び第2のピック
    ローラが前記用紙台上に積載された複数の媒体をその下
    側から順に取り出すことを特徴とする請求項1に記載の
    給紙装置。
  6. 【請求項6】 用紙台上に積載された複数の媒体をその
    下側から順に取り出すためのピックローラであって、前
    記積載された媒体の先端に対応する位置に設けられた第
    2のピックローラと、 前記ピックローラに対応する位置で前記媒体に接触して
    その上方から押圧力を与えるためのピックコロと、 前記ピックコロの前記媒体の搬送方向における下流であ
    って前記ピックコロに隣接する位置に設けられ、前記ピ
    ックローラにより前記積載された媒体から搬送される複
    数の媒体を分離するゲートと、 前記ゲートの前記媒体の搬送方向における下流であって
    前記ゲートに隣接する位置に設けられ、前記ゲートから
    排出された前記複数の媒体の上方に接触して搬送を妨げ
    る方向の力を与える補助ゲートとを備えることを特徴と
    する給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記補助ゲートは、前記複数の媒体の少
    なくとも最上の媒体の搬送を妨げることを特徴とする請
    求項6に記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記補助ゲートは、前記複数の媒体の少
    なくとも最上の媒体の撓みを抑えることを特徴とする請
    求項6に記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】 前記ゲートは、前記積載された媒体の搬
    送方向に直交する幅方向の中央部に設けられ、 前記補助ゲートは、前記ゲートの両側の各々に設けられ
    ることを特徴とする請求項6に記載の給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記補助ゲートは、前記ゲートに取り
    付けられることを特徴とする請求項9に記載の給紙装
    置。
  11. 【請求項11】 前記補助ゲートの少なくとも前記ゲー
    トから排出された前記複数の媒体との接触面が、前記接
    触面と前記ゲートから排出された前記複数の媒体との間
    における摩擦力が、前記ゲートから排出された前記複数
    の媒体の間における摩擦力よりも大きい部材により覆わ
    れることを特徴とする請求項6に記載の給紙装置。
  12. 【請求項12】 前記接触面を覆う部材は、ゴム又はコ
    ルクからなることを特徴とする請求項11に記載の給紙
    装置。
  13. 【請求項13】 前記補助ゲートは、前記ゲートから排
    出された前記複数の媒体の上方に接触する力を前記補助
    ゲートに与えるバネを備えることを特徴とする請求項6
    に記載の給紙装置。
  14. 【請求項14】 用紙台上に積載された複数の媒体をそ
    の下側から順に取り出すピックローラであって、その中
    央部がほぼ弾性のない部材からなり、その両端が前記中
    央部より大きい直径を有し前記中央部より大きい弾性を
    有する部材からなるピックローラと、 前記ピックローラに対応する位置で前記媒体に接触して
    その上方から押圧力を与えるためのピックコロとを備
    え、 前記ピックローラが、前記ピックコロからの押圧力を受
    けつつ、前記用紙台上に積載された複数の媒体をその下
    側から順に取り出すことを特徴とする給紙装置。
  15. 【請求項15】 前記ピックローラの前記中央部がプラ
    スチックからなり、前記両端がゴムからなることを特徴
    とする請求項14に記載の給紙装置。
  16. 【請求項16】 前記ピックローラは、中央部にリング
    状の突出部を有する円筒形のプラスチックからなる部材
    の両端に、前記ゴムからなるリング状の部材を圧入して
    形成されることを特徴とする請求項15に記載の給紙装
    置。
  17. 【請求項17】 当該給紙装置が、更に、 前記用紙台上に積載された複数の媒体をその下側から順
    に取り出すためのピックローラであって、前記積載され
    た媒体の下部であって前記媒体の重心に対応する位置に
    設けられた上流ピックローラを備え、 前記ピックローラが、前記上流ピックローラよりも前記
    媒体の搬送方向における下流であって前記積載された媒
    体の先端に対応する位置に設けられた下流ピックローラ
    であることを特徴とする請求項15に記載の給紙装置。
  18. 【請求項18】 前記上流ピックローラが、その中央部
    がほぼ弾性のない部材からなり、その両端が前記中央部
    より大きい直径を有し前記中央部より大きい弾性を有す
    る部材からなることを特徴とする請求項17に記載の給
    紙装置。
  19. 【請求項19】 当該給紙装置が、更に、 前記ピックコロの前記媒体の搬送方向における下流であ
    って前記ピックコロに隣接する位置に設けられ、前記ピ
    ックローラにより前記積載された媒体から搬送される複
    数の媒体を分離するゲートを備え、 前記ピックローラの前記中央部の前記媒体の搬送方向に
    おける幅が、前記ゲートの前記媒体の搬送方向における
    幅よりも狭いことを特徴とする請求項14に記載の給紙
    装置。
  20. 【請求項20】 前記ピックローラは、前記積載された
    媒体の搬送方向に直交する幅方向の中央部に設けられ、 前記ゲートの前記媒体の搬送方向における幅が、前記ピ
    ックローラの前記媒体の搬送方向における幅よりも狭い
    ことを特徴とする請求項19に記載の給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043951A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Yamauchi Corp 放熱構造を有する射出成形金型およびその成形品
US8636279B2 (en) 2003-12-15 2014-01-28 Pfu Limited Paper supply apparatus

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