JPH0520739Y2 - - Google Patents

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JPH0520739Y2
JPH0520739Y2 JP1986007972U JP797286U JPH0520739Y2 JP H0520739 Y2 JPH0520739 Y2 JP H0520739Y2 JP 1986007972 U JP1986007972 U JP 1986007972U JP 797286 U JP797286 U JP 797286U JP H0520739 Y2 JPH0520739 Y2 JP H0520739Y2
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tray
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、用紙のサイズに応じて、用紙の両
側縁を規制するために移動自在に設けられた整合
板を備えた画像処理装置の用紙トレイ装置に関す
る。
[考案の技術的背景] 一般に、複写機等の自動原稿搬送装置において
は、原稿トレイ上に積み上げられた原稿を一枚ず
つプラテンガラス上に搬送して基準位置にセツト
し、複写動作終了後プラテンガラス上から原稿を
排出し、排紙トレイ上に複写済みの原稿を収容す
るようになされている。
このような自動原稿搬送装置における原稿トレ
イには、原稿の両端を規制してガイドする一対の
整合板が設けられている。これら一対の整合板
は、用紙のサイズに応じて互いに近接されたり離
間されたりして、原稿を原稿トレイ上で所定の位
置に位置決めするようにしている。また、この整
合板の内側面により、プラテンガラス上へ送られ
る原稿の両側縁をガイドするようにしている。
[背景技術の問題点] このような原稿トレイ装置においては、原稿を
原稿トレイ上に載置し、原稿のサイズを設定し
て、このサイズ情報により整合板を移動させて、
原稿トレイ上の原稿を整列するように規制してい
る。しかしながら、誤つて原稿トレイ上の原稿サ
イズを、収容された原稿のサイズより小さいサイ
ズを設定してしまつた場合には、たとえ整合板が
原稿トレイ上の原稿の側縁に当接したとしても、
駆動装置は整合板の駆動を停止せず、所定の設定
値まで整合板を移動することになる。このため、
原稿が傷むおそれがあると共に、整合板の駆動装
置が過負荷状態となり、駆動装置が故障するおそ
れがある。
[考案の目的] この考案は、上述した事情に鑑みてなされたも
ので、この考案の目的は、整合板に過負荷が作用
しても、整合板の駆動装置を損傷させることのな
い画像処理装置の用紙トレイ装置を提供すること
である。
[考案の概要] 上述した目的を達成するため、この考案に係わ
る画像処理装置の用紙トレイ装置は、用紙が収容
される用紙トレイと、この用紙トレイ上に収容さ
れた用紙の側縁を規制するために、少なくとも一
方が用紙の幅方向に沿つて用紙のサイズに応じて
移動するように設けられた一対の整合板と、回転
駆動力を発生する駆動源と、この駆動源に直接連
結され、これにより回転駆動される第1の回転体
と、回転可能に設けられ、一方向に回転すること
により整合板を互い近接するように移動させ、他
方向に回転することにより整合板を互いに離間す
るように移動させる第2の回転体と、第1の回転
体と第2の回転体との間に張設され、第1の回転
体の回転力を第2の回転体に伝達すると共に、少
なくとも一部に張設方向に沿う弾性を有する部分
を備えている条件とを具備していることを特徴と
している。
[考案の実施例] 以下に、この考案の一実施例について、添附図
面を参照して、詳細に説明する。
第1図に示すように、置き台1の載置部2上
に、画像形成装置、例えば複写機3が載置されて
いる。複写機3上にセツトされた自動原稿送り装
置5により自動的に送り出された原稿の画像は、
複写機3により用紙に複写され、この複写された
用紙は複写機3の側面に設けられたソータ7に収
容されるようになされている。また、複写された
用紙は、置き台1内を通つて用紙の表裏を反転さ
れた状態で、再度複写機3に供給され、用紙の裏
面にも複写されるようにして、両面複写が出来る
ようにもなされている。この両面複写された用紙
も、ソータ7に収容されることになる。
上述した複写機3は、上面にプラテンガラス9
を、一側面に給紙カセツト11,13及び手差し
トレイ15を、他側面に前述したソータ7を、そ
して、内部に再給紙搬送路17、レジスト用スイ
ツチMS1、一対の給紙ローラ19,20、感光
ドラム21、転写部23、定着部25、一対の排
紙ローラ27,28、等を備えている。尚、スイ
ツチMS1は、これがオンされてから所定時間経
過すると、給紙ローラ19,20が回転するよう
に設けられている。
また、上述した自動原稿送り装置5は、上下に
並んで配設された一対の原稿トレイ29,31
と、原稿トレイ29,31から取り出された原稿
を一枚ずつに分離する分離部33と、一枚に分離
された原稿をプラテンガラス9上に搬送する搬送
部35と、プラテンガラス9から搬出した複写済
みの原稿を反転させる反転部37と、この反転さ
れた原稿を集積する排紙トレイ39とを備えてい
る。
更に、上述した置き台1及びソータ7は、第2
図乃至第7図に示すように構成されている。この
ソータ7は、置き台1にヒンジを介して開閉可能
に取り付けられている。
先ず、ソータ7の構成を第2図を参照して説明
する。
複写機3の排紙ローラ27,28に対向して、
ソータ7のハウジングには、複写機3から排出さ
れてきた用紙を受けるための受入れ口40が形成
されている。この受入れ口40に対向して、ハウ
ジング内には、受入れ口40を介して取り入れら
れた用紙を、更に内部に取り込むための一対の入
口ローラ41,43が配設されている。この入口
ローラ41,43と受入れ口40との間には、用
紙の先端がソータ7の受入れ口40中に取り入れ
られたことを検出する入口センサSEN1が設け
られている。
この受入れ口40、入口ローラ41,43の転
接部を通り、ほぼ水平に延出した状態で、取り入
れ搬送路44が設けられている。この取り入れ搬
送路44の中間部には、用紙をそのまま取り入れ
搬送路44を進ませるか、後述する給紙搬送路8
0を進ませるかを切換える第1の切換えレバー4
5が、また、後半部には用紙をソートするかノン
ソートするかを切換える第2の切換えレバー47
が、夫々設けられている。第1の切換えレバー4
5が設けられた取り入れ搬送路44の部分から
は、給紙搬送路80が下方に向かつて延出してい
る。また、第2の切換えレバー47が設けられた
取り入れ搬送路44の部分からは、垂直下方にソ
ート搬送路46が延出している。更に、取り入れ
搬送路44の終端部には、一対の排紙ローラ63
が互いに転接された状態で設けられている。
前述した第2の切換えレバー47には、第1の
ソレノイドSOL1が接続されている。この第1
のソレノイドSOL1は、消磁された状態で、取
り入れ搬送路44を開放しており、受入れ口40
を介して取り入れられた原稿が給紙ローラ63に
向けて搬送されるようにしている。一方、第1の
ソレノイドSOL1が励磁された状態で、第2の
切換えレバー47は取り入れ搬送路44を閉塞
し、従つて受入れ口40を介して取り入れられた
用紙は、ソート搬送路46にもたらされることに
なる。
ソータ7のハウジング内には、第2図に示すよ
うに、第1乃至第4のローラ49,51,53,
55が配設されている。ここで、これらローラ4
9,51,53,55には、搬送ベルト57が巻
回されている。尚、第1及び第2のローラ49,
51間の搬送ベルト57の部分は、前述したソー
ト搬送路46を規定している。また、第1及び第
4のローラ49,55間の搬送ベルト57の部分
は、前述した給紙搬送路80の一部を規定してい
る。
この搬送ベルト57は、可逆転可能な第1のモ
ータDM1によつて第1のローラ49が回転する
ことにより、図中時計方向及び反時計方向に沿つ
て走行される。尚、第1のローラ49との間で搬
送ベルト57を挟持するように第1の圧接ローラ
59が、また、第4のローラ55との間で搬送ロ
ーラ57を挟持するように第2の圧接ローラ61
が、夫々設けられている。
また、前述した第1の切換えレバー45は、こ
の第1のローラ49の回転方向に応じて、取り入
れ搬送路44を閉塞したり、開放するように構成
されている。即ち、この第1の切換えレバー45
は、第1のローラ49が時計方向に回転された時
に、取り入れ搬送路44を閉塞し、用紙を給紙搬
送路80にもたらすように付勢され、一方、第1
のローラ49が反時計方向に回転された時には、
取り入れ搬送路44を開放して、用紙をそのまま
取り入れ搬送路44を搬送されるように付勢され
るようになされている。
前述した排紙ローラ63の内で、下側の排紙ロ
ーラには、これと同軸に、第1のタイミングプー
リ65が固定されている。この第1のタイミング
プーリ65の下方には、第2のタイミングプーリ
67が配設されている。これら第1及び第2のタ
イミングプーリ65,67には、タイミングベル
ト69が張設されている。尚、第1及び第2のタ
イミングプーリ65,67の間隔は、ソート搬送
路46よりも長く設定されている。また、このタ
イミングベルト69は、第1のモータDM1によ
り、図中時計方向あるいは反時計方向に走行可能
になされている。
後述するソータの駆動機構により上下動可能に
分配器77が設けられている。この分配器77は
上下方向に並んで転接された一対の分配ローラ7
1,73と、一部がソート搬送路46まで延出
し、ソート搬送路46を搬送されてきた用紙を、
分配ローラ71,73の転接部にもたらす案内片
75とを備えている。ここで、一方の分配ローラ
73には、タイミングベルト69と噛み合うタイ
ミングプーリ(図示せず)が、同軸に固定されて
いる。このような構成により、タイミングベルト
69が走行することにより、分配ローラ73は回
転駆動されることになる。
一方、タイミングベルト69の外側に沿つて、
複数の、例えば15枚のトレイ79−1〜79−1
5が等間隔に配設されている。第1乃至第15のト
レイ79−1〜79−15は、夫々第1乃至第15
のビン1〜15を規定している。ここで、第1の
トレイ79−1は、ノンソートされた用紙を収容
するビンを構成し、第2乃至第15のトレイ79−
2〜79−15は、ソートされた用紙を収容する
ビンを構成している。
このようにして、前述した分配器77の第1及
び第2の分配ローラ71,73の互いの転接部
は、分配器77が上下方向に沿つて走行すること
により、各ビンの入口に対向可能になされてい
る。
ここで、分配器77は、通常は、ノンソートを
実行する最上の位置にもたらされており、この最
上の位置が分配器77のホームポジシヨンとして
規定される。ハウジング内には、この分配器77
がホームポジシヨンにあることを検出するホーム
ポジシヨンセンサBHPが設けられている。更に、
ハウジング内には、分配器77を貫通する検出路
を有する第2のセンサSEN2が、また、各ビンに
おける用紙の不在を検出するビンエンプテイセン
サBESが、更に、分配器77を上下動させるリ
ミツトスイツチMSWが、設けられている。
前述した給紙搬送路80の下端には、スイツチ
バツク搬送路81が接続されている。このスイツ
チバツク搬送路81は給紙搬送路80と所定の純
角を形成するように給紙搬送路80に折曲されて
接続されている。このスイツチバツク搬送路81
の入口部には、ここに搬送されてきた用紙の後端
が通過したことを検出する第3のセンサSEN3
が設けられている。
この給紙搬送路80は、一部を前述したよう
に、第1及び第4のローラの間に位置する搬送ベ
ルト57の部分で構成されると共に、第4図に示
すように、他部分を逆“く”の字上に形成された
第1のガイド82の上半分と、この上半分に対向
する部分を有する第2のガイド84とから構成さ
れている。この第2のガイド84は、スイツチバ
ツク搬送路81の延長線上に位置する部分を備え
ている。尚、前述した第1のガイド82の下半分
に対向して第3のガイド88は配設されている。
この第1のガイド82の下半分と第3のガイド8
8とにより、前述したスイツチバツク搬送路81
が規定されている。
また、このスイツチバツク搬送路81の中途部
の一側には、第1のモータDM1により、時計方
向に回転される正転ローラ83と反時計方向に回
転される逆転ローラ85とが並んで配設されてい
る。一方、スイツチバツク搬送路81の中途部の
他側には、正転ローラ83及び逆転ローラ85に
択一的に転接可能に、第1及び第2の圧接ローラ
89,91が配設されている。これら圧接ローラ
87,89は、アーム86(第4図に示す)の両
端に回動自在に取り付けられており、このアーム
は、中央に取り付けられた支軸87により揺動自
在となされている。
そして、このアームには、アームを揺動するた
めに、第2のソレノイドSOL2が接続されてい
る。このようにして、第2のソレノイドSOL2
が励磁されている時は、アームの揺動に応じて、
正転ローラ83と第1の圧接ローラ89とが転接
し、第2のソレノイドSOL2が消磁されている
時は、逆転ローラ85と第2の圧接ローラ91と
が転接されることになる。
即ち、第2のソレノイドSOL2の励磁に伴い、
第1の圧接ローラ89が正転ローラ83に転接さ
れる状態で、給紙搬送路80から搬送されてきた
用紙は、スイツチバツク搬送路81に送り込まれ
る。この用紙の後端が第3のセンサSEN3によ
り検出されると、第2のソレノイドSOL2が消
磁され、第2の圧接ローラ91が逆転ローラ85
に転接されるようになる。このようにして、スイ
ツチバツク搬送路81にもたらされた用紙は、逆
転ローラ85の回転によるスイツチバツク搬送路
81から取り出され、置き台2に搬出される。
前述した搬送ベルト57には複数の透孔が形成
されている。また、搬送ベルト57の内側には、
吸引フアンFANが配設されている。このように
して、第2の切換えレバー47によりソート搬送
路46を搬送されてくる用紙は、搬送ベルト57
に吸引フアンFANの吸引力により吸引され、搬
送ベルト57の走行に応じて搬送されることにな
る。
次に第3図を参照してソータ7の分配器77の
駆動機構を説明する。
ソータ7のハウジング内の底部には、分配器7
7を駆動するための第2のモータDM2が配設さ
れている。この駆動機構は、第2のモータDM2
の駆動軸に取り付けられた駆動タイミングプーリ
95と、大径の第3のタイミングプーリ99及び
これに同軸に取り付けられた小径の第4のタイミ
ングプーリ101と、大径の第5のタイミングプ
ーリ105及びこれに同軸に取付けられた小径の
第6のタイミングプーリ107と、大径の第7の
タイミングプーリ111及びこれに同軸に取り付
けられた小径の第1の歯車113と、この第1の
歯車113に噛合する大径の第2の歯車115及
びこれに同軸に取り付けられた更に大径のカム円
板125と、カム円板125の外周縁に180度離
間して取り付けられた一対のピン117,119
と、これらピン117,119に選択的に係合す
るゼネバ歯車127及びこれに同軸に取り付けら
れた第3の歯車129と、この第3の歯車129
に噛合する小径の第8のタイミングプーリ131
とを備えている。
また、この駆動機構は、更に、駆動タイミング
プーリ95と第3のタイミングプーリ99とに掛
け渡された第2のタイミングベルト97と、第4
のタイミングプーリ101と第5のタイミングプ
ーリ105との間に掛け渡された第3のタイミン
グベルト103と、第6のタイミングプーリ10
7と第7のタイミングプーリ111との間に掛け
渡された第4のタイミングベルト109と、第8
のタイミングプーリ131とこれの上方に配設さ
れた図示しないタイミングプーリとの間に掛け渡
され、前述した分配器77が取り付けられた第5
のタイミングベルト93とを備えている。このよ
うにして、第2のモータDM2の駆動力により、
第5のタイミングベルト93の走行に応じて分配
器77は上下に移動されることになる。
尚、前述したカム円板125の外周には、180
度離間した状態で、一対の凹所121,123が
形成されている。各凹所121,123には、前
述したリミツトスイツチMSWのアクチユエータ
が落ち込み可能に設定されている。そして、この
アクチユエータが各凹所121,123に落ち込
む毎に、リミツトスイツチMSWは第2のモータ
DM2の駆動を停止するように構成されている。
そして、このアクチユエータが凹所121,12
3に落ち込むタイミングは、分配器77が各ビン
に対向した時点に設定されている。このようにし
て、分配器77は、各ビンに対向する毎に、停止
されることになる。
また、第3図を参照して用紙搬送のための駆動
機構を説明する。
この駆動機構は、前述した第1のモータDM1
の駆動軸に取り付けられた小径の第9のタイミン
グプーリ133と、大径の第10のタイミングプー
リ137及びこれに同軸に取り付けられた小径の
第11のタイミングプーリ139と、大径の第12の
タイミングプーリ143及びこれに同軸に取り付
けられた小径の第4の歯車145と、この第4の
歯車に噛合する第5の歯車147とを備えてい
る。この第の歯車147には、これと同軸に第2
図に示した第1のローラ49が取り付けられてい
る。
この駆動機構は、更に、第9のタイミングプー
リ133と第10のタイミングプーリ137との間
に掛け渡された第6のタイミングベルト135
と、第11のタイミングプーリ139と第10のタイ
ミングプーリ143との間に掛け渡された第7の
タイミングベルト141とを備えている。このよ
うにして、第1のモータDM1の駆動力は、これ
らタイミングプーリ、タイミングベルト、歯車を
介して第1のローラ49に伝達され、搬送ベルト
57(第2図に示す)は走行されることになる。
この第5の歯車147は、図示しない歯車を介
して前述した第1のタイミングプーリ65及びこ
れに同軸の排紙ローラ63に連結され、これらに
駆動力を伝達するように構成されている。
また、駆動機構は、更に、前述した第5の歯車
147に噛合する第6の歯車149およびこれに
同軸に取り付けられた小径の第13のタイミングプ
ーリ151と、前述した入口ローラ41に同軸に
取り付けられた小径の第14のタイミングプーリ1
55と、これらタイミングプーリ151,155
との間に掛け渡された第8のタイミングベルト1
53とを備えている。このようにして、第1のモ
ータDM1の駆動により、入口ローラ41が回転
されることになる。尚、この入口ローラ41と第
14のタイミングプーリ155の間には、第1のモ
ータDM1が逆方向に駆動された場合でも、入口
ローラ41は所定の一方向にのみ回転されるよう
に、ワンウエイクラツチが設けられている。
更に、この駆動機構は、前述した第4の歯車1
45に噛合する第7の歯車157と、この第7の
歯車157に噛合する第8の歯車158及びこれ
に同軸に取り付けられた小径の第15のタイミング
プーリ159と、小径の中間タイミングプーリ1
63と、小径の第16のタイミングプーリ167及
びこれに同軸に設けられた大径の第9の歯車16
9と、この第9の歯車169に噛合された第10の
歯車171及びこれに同軸に取り付けられた第11
の歯車173と、この第11の歯車173に上下で
夫々噛合された第13及び第12の歯車177,17
5とを備えている。そして、この駆動機構は、第
15のタイミングプーリ159と中間プーリ163
との間に掛け渡された第9のタイミングベルト1
61と、中間タイミングプーリ163と第16のタ
イミングプーリとの間に掛け渡された第10のタイ
ミングベルト165とを更に備えている。ここ
で、第11の歯車173には、これと同軸に正転ロ
ーラ83が、そして、第12の歯車175には、こ
れと同軸に逆転ローラ85が取り付けられてい
る。このようにして、第1のモータDM1によ
り、正転ローラ83及び逆転ローラ85が夫々駆
動されることになる。
尚、第13の歯車177は、ソータ7が置き台1
に装着された状態で、置き台1に設けられた歯車
179に噛合され、これらの噛合を介して、第1
のモータDM1の駆動力は、置き台1側に伝達さ
れるように構成されている。
ここで、搬送ベルト57の走行速度は、用紙を
分類する場合(第2図において反時計方向に沿つ
て走行される場合)の速度V1と、用紙をスイツ
チバツク搬送路81へ搬送する場合(時計方向に
沿つて走行される場合)の速度V2と、用紙をス
イツチバツク搬送路81から置き台1へ転送する
場合の速度V3とにおいて、この一実施例におい
ては、以下のように設定されている。
V1>V2、かつ、V2>V3。
このように設定することにより、用紙を分類す
る場合、即ち、用紙をソートしたりノンソートで
一箇所にまとめて収容する場合と、スイツチバツ
クされた用紙を置き台1に転送する場合には、高
速で用紙は搬送され、動作時間が短縮される一
方、用紙をスイツチバツク搬送路81に送る場合
には用紙は低速で搬送され、確実に用紙がスイツ
チバツクされるようになされている。
次に、置き台1の内部の構成を、第2図を参照
して説明する。
図示するように、置き台1のハウジングには、
ソータ7が置き台1に取り付けられた状態で、ス
イツチバツク搬送路81の出口に対向する部分
に、用紙取入れ口180が形成されている。この
取入れ口180に一端を連結され、後述する中間
トレイ191に他端を開口された転送搬送路18
1が、ハウジング内に設けられている。
この転送搬送路181の始端及び終端には、搬
送ローラ183,185が設けられ、これらの搬
送ローラ183,185には、圧接ローラ18
7,189が夫々転接されている。また、転送搬
送路181の終端部には、ここを用紙の後端が通
過したことを検出する第4のセンサSEN4が配
設されている。この中間トレイ191は、その載
置部を転送搬送路181の出口より下方にもたら
されている。このようにして、複写面を上向きに
なされて転送搬送路181を搬送されてきた用紙
は、既に中間トレイ191上に収容されている用
紙中に入り込むことなく、これら既に収容されて
いる用紙の上に載置されるようになされている。
この中間トレイ191の上方には、スポンジロ
ーラから構成される送りローラ193が第3のソ
レノイドSOL3により上下動可能に配設されて
いる。また、中間トレイ191上には、収容され
た用紙の側面を整合するための一対の整合板27
7,279(詳しくは後述する)がホームポジシ
ヨンに在る事を検出するホームポジシヨンセンサ
THPが設けられている。更に、中間トレイ19
1の下方には、整合板277,279を移動させ
るためのステツピングモータから構成される駆動
モータPMが配設されている。
また、中間トレイ191の出口部付近の上方に
は、ピツクアツプローラ195が中間トレイ19
1上に載置された用紙に転接できるように上下動
可能に配設されている。このピツクアツプローラ
195の上昇に応じて下降し、ピツクアツプロー
ラ195の下降に応じて上昇して中間トレイ19
1の出口部を開放可能に閉塞するストツパ197
が配設されている。これらピツクアツプローラ1
95及びストツパ197は、第4のソレノイド
SOL4により上下動させられている。尚、この
中間トレイ191には、これの上に用紙が無いこ
とを検出するエンプテイセンサTESが設けられ
ている。
この中間トレイ191の出口に一端を接続さ
れ、前述した複写機3の再給紙搬送路17の入口
に他端を対向させられたフイードバツク搬送路1
98が設けられている。このフイードバツク搬送
路198の一端部には、これを挟むように分離ロ
ーラ199および給紙ローラ201が、互いに転
接した状態で設けられている。これら分離ローラ
199及び給紙ローラ201は、ワンウエイロー
ラから構成されている。
また、フイードバツク搬送路198の他端部に
は、一対の排出ローラ203,205が、互いに
転接した状態で配設されている。これら排出ロー
ラ203,205が配設されたフイードバツク搬
送路198の部分には、ここを用紙の後端が通過
したことを検出する第のセンサSEN5が設けら
れている。尚、中間トレイ191からフイードバ
ツク搬送路198を介して複写機3の再給紙搬送
路17に用紙をもたらすための駆動源として、第
3の駆動モータDM3が設けられている。ここ
で、排出ローラ205には、電磁クラツチCLU
が取り付けられており、第3のモータDM3から
の駆動力を任意に断続できるようになされてい
る。
前述した圧接ローラ187,189は、第4図
に示すように、転送搬送路181の一側を規定す
る一方のガイド207に回転自在に取り付けられ
ている。この一方のガイド207は、軸209を
中心に回動可能に設けられており、図中一点鎖線
で示すように軸209回りに回転されることによ
り、用紙のジヤム解除が容易になされるようにな
つている。転送搬送路181の他側を構成する他
方のガイド211には、円弧状のアーム213が
取り付けられている。このアーム213の先端に
は、軸215を介してガイドアーム217が回動
自在に取り付けられている。そして、このガイド
アーム217の先端には、送りローラ193が回
転自在に取り付けられている。尚、ガイドアーム
217は、第3のソレノイドSOL3により上下
動される。また、ガイドアーム217は、ローラ
185,189から排出される用紙のガイドを兼
ねている。
また、前述した第1のモータDM1から駆動力
を得て回転する歯車179には、従動歯車219
が噛合している。この従動歯車219には、これ
と同軸にタイミングプーリ221が取り付けられ
ている。一方、前述した搬送ローラ183,18
5には、夫々に同軸にタイミングプーリ223,
225が取り付けられている。これらタイミング
プーリ221,223,225には、タイミング
ベルト227が掛け渡されており、歯車179の
回転により搬送ローラ183,185が回転駆動
されるようになされている。
搬送ローラ185には、更に別のタイミングプ
ーリ(図示せず)が同軸に取り付けられている。
また、軸215には、これと同軸にタイミングプ
ーリ231が取り付けられている。これらタイミ
ングプーリ231の間には、タイミングベルト2
29が掛け渡されている。ここで、軸215に
は、更に別のタイミングプーリ(図示せず)が同
軸に取り付けられている。一方、前述した送りロ
ーラ193には、これと同軸にタイミングプーリ
233が取り付けられている。これらタイミング
プーリ233の間には、タイミングベルロ235
が掛け渡されている。このようにして、歯車17
9の回転により軸215及び送りローラ193も
回転駆動されることになる。
前述した中間トレイ191は、第5図に詳細に
示すように、両側部に支持軸237,239を備
えている。これら支持軸237,239は、軸受
け241,243を介して置き台1内に起立して
設けられた一対のフレーム245,247に回転
自在に支持されている。尚、軸受け241,24
3は、ねじ249,251によりフレームに着脱
自在に取り付けられている。
このように両側を回転自在に支持された中間ト
レイ191は、支持軸237,239の長さ分だ
け横方向に移動自在になされている。この中間ト
レイ191は、調整板253をねじ255でフレ
ーム245に固定することにより、その横方向の
位置を規定されることになる。
この調整板253は、固定部256及び支持部
257をL字状に連結した状態で備えている。こ
の固定部256には、ねじ255が挿入される長
穴が形成されている。この長穴は、中間トレイ1
91の両側への移動距離に応じた長さに設定され
ている。そして、支持部257は、軸受け259
に形成された溝(図示せず)に嵌合するようにな
されている。
一方、中間トレイ191は、第4図に示すよう
に、底部をローラ261が備えられたアーム26
3で支持されている。このアーム263は、軸2
65を介してレバー267に回転自在に取り付け
られている。このレバー267を回動することに
より、ローラ261は中間トレイ191の底部に
設けられたガイド269に接して転がり、中間ト
レイ191が軸237,239を中心に回動する
ことになる。このようにして、紙詰まりした用紙
を取り除き易くしている。
このような中間トレイ191は、第5図に示す
ように、複数のリブ271を有する後方支持台2
73と、中央支持台275と、用紙のサイズに応
じて横方向に移動自在な前述した整合板177,
179と、ピツクアツプローラ195に対向して
設けられたパツド281等を備えている。尚、後
方支持台273と中央支持台275とは、中間ト
レイ191の前後を夫々下げるために、山状に形
成されている。このようにして、後方支持台27
3及び中央支持台275上に積載された用紙の間
に、ローラ185,189から排出されてくる用
紙が入り込まないことになる。また、山状に形成
することにより、複写機3の定着器から排出さ
れ、カールしている用紙を自然な形で収容するこ
とができるようになる。
前述した整合板177,179は、中間トレイ
191上に収容された用紙のサイズに応じて、用
紙の両側を規制するように横方向に沿つて移動可
能になされている。第6図及び第7図を参照し
て、この整合板277、279の駆動機構を説明
する。
これら整合板277,279には、夫々にラツ
ク283,285が一体に取り付けられている。
これらラツク283,285は、共通のピニオン
287に噛合している。このピニオン287に
は、これに同軸にプーリ289が取り付けられて
いる。このプーリ289にはワイヤ291が巻回
され、このワイヤ291は固定手段、例えばピン
293によりプーリ289に固定されている。こ
のワイヤ291の両端は、テンシヨンばね295
を介して互いに連結されている。これらテンシヨ
ンばね295及びワイヤ291により条体が構成
される。
一方、前述した駆動モータPMの駆動軸には、
これと同軸にプーリ299が取り付けられてい
る。このプーリ299には、ワイヤ291が掛渡
されている。このようにして、駆動モータPMが
駆動軸を回転することにより、条体を介してピニ
オン287は回転され、従つて、整合板277,
279は、互いに離間するように、若しくは、互
いに接近するように、移動されることになる。
第4図に示すように、分離ローラ199は、こ
れの中心に回転軸301を一体に備えている。ま
た、前述したフレーム245,247には、軸3
03を中心に回動自在にアーム305が取り付け
られている。前述した回転軸301は、これらア
ーム305に支持されている。ここで、レバー2
67を回動して、中間トレイ191を傾斜させた
際、アーム305に取り付けられたレバー307
がフレーム245のフランジ309に当接するよ
うに設定されている。このようにして、アーム3
05が軸303を中心に回動し、分離ローラ19
9が給紙ローラ201から離間し、圧接が解除さ
れるようになされている。尚、アーム305の復
帰は、図示しないスプリングにより行われる。
また、給紙ローラ201は、これの中心に回転
軸311を一体に備えている。この回転軸311
の両端には、アーム313の一端が取り付けられ
ている。このアーム313の他端には、前述した
ピツクアツプローラ195が回転自在に支持され
ている。このピツクアツプローラ195は、回転
軸311から図示しないタイミングプーリ及びタ
イミングベルトを介して駆動力を得て回転されて
いる。また、アーム313には、レバー315が
接続されていて、このレバー315には回転軸3
17が係合している。この回転軸317は第4の
ソレノイドSOL4に連結されている。このよう
にして、第4のソレノイドSOL4が励磁される
ことにより、ピツクアツプローラ195が上昇す
ると共にストツパ197が下降し、第4のソレノ
イドSOL4が消磁されることにより、ピツクア
ツプローラ195が下降すると共にストツパ19
7が上昇することになる。
更に、排出ローラ205は、これの中心に図示
しない回転軸を備えている。この回転軸には、電
磁クラツチCLUを介して第3のモータDM3の駆
動力が伝達されている。このようにして、電磁ク
ラツチCLUが切れている場合には、排出ローラ
205は第3のモータDM3と連結されない状態
となる。従つて、紙詰まりした用紙は低負荷で取
り除くことができるようになる。また、電磁クラ
ツチCLUを切つた時の排出ローラ205の停止
までの時間が短く設定されることになる。
以上のように構成された一実施例につき、以下
に第8図及び第9図に示したタイミングチヤート
を参照して、用紙に両面複写を行なう動作を説明
する。
複写機3から予め片面に複写された用紙が排出
されてくると、第2図に示した入口センサSEN
1が用紙の先端を検出する。この検出に応じて、
第8図に示すように、第1のモータDM1、駆動
モータPMの駆動が開始されると共に、第2及び
第3のソレノイドSOL2,SOL3が励磁される。
第1のモータDM1の駆動により、搬送ベルト5
7は第2図において右回りに走行駆動される。こ
こで、第1の切換えレバー45は、搬送ベルト5
7の右回りの回転に応じて第2図に示す位置にも
たらされることになる。
また、第2のソレノイドSOL2の励磁により、
第2図に示すように、圧接ローラ89が正転ロー
ラ83に圧接される。そして、第3のソレノイド
SOL3の励磁により、送りローラ193が中間
トレイ191上に落とされることになる。一方、
駆動モータPMの駆動により、整合板277,2
79がホームポジシヨンまで移動する。この移動
によりホームポジシヨンセンサTHPがオンする
と、駆動モータPMの駆動が停止される。
一対の入口ローラ41,43の回転により、ソ
ータ7に取り込まれた用紙は、第1の切換えレバ
ー45により下方に方向を転換され、搬送ベルト
57と第2の圧接ローラ61とにより給紙搬送路
80を搬送される。そして、この用紙は、第4図
に示した第3のガイド88に沿つて進行方向を変
更され、正転ローラ83と第1の圧接ローラ89
とによりスイツチバツク搬送路81に引き込まれ
ることになる。
このようにスイツチバツク搬送路81に引き込
まれた用紙の後端が第3のセンサSEN3により
検出されると、第2のソレノイドSOL2が消磁
される。このため、アーム86が支軸87を中心
に回動し、逆転ローラ85に第2の圧接ローラ9
1が圧接されることになる。従つて、用紙は逆方
向に搬送されることになる。この際、第2のガイ
ド84がスイツチバツク搬送路81の延長線上か
ら外れているので、スイツチバツクされた用紙
は、給紙搬送路80に戻ることなく、転送搬送路
181に送り込まれることになる。この用紙は、
他方のガイド211に当接し、その搬送方向を転
換される。尚、用紙の後端が第3のセンサSEN
3を通過すると、第2のソレノイドSOL2が励
磁される。
転送搬送路181を搬送されてきた用紙の後端
が、第4のセンサSEN4を通過すると、この第
4のセンサSEN4はオンし、駆動モータPMを所
定量だけ逆転させる。このようにして、整合板2
77,279は互いに接近させられることにな
る。この後、駆動モータPMは正転し、整合板2
77,279は互いに離間させられることにな
る。即ち、整合板277,279は左右に駆動さ
れて、用紙の側方が揃えられることになる。尚、
駆動モータPMはこのように正逆転されるが、最
終的には用紙のサイズに応じて設定されたパルス
分だけホームポジシヨンから移動され、用紙の両
側をガイドすることになる。
ここで、第6図及び第7図に示すように、駆動
モータPMが駆動されると、プーリ299及びワ
イヤ291を介して、プーリ289及びピニオン
287が回転する。このようにして、一対のラツ
ク283,285に夫々固定された整合板27
7,279は移動することになる。しかしなが
ら、例えば、設定された用紙より大きなサイズの
用紙が送られてきた場合には、整合板277,2
79に過負荷が作用することになる。この場合に
は、テンシヨンばね295が伸び、ワイヤ291
及びプーリ299が互いにスリツプして、駆動モ
ータPMに負荷が掛からないようになされてい
る。
転送搬送路181にもたらされた用紙は、搬送
ローラ185及び圧接ローラ189を介して中間
トレイ191上に、これから複写される面を下方
に向けて排出される。そして、この用紙は、ガイ
ドアーム217の下面に沿つて案内され、送りロ
ーラ193の回転により中間トレイ191内を搬
送される。この用紙は、ストツパ197に当接す
ることにより、それ以上の前進を阻止され、用紙
の先端がストツパ197に接した状態で停止す
る。このように停止した用紙は、エンプテイセン
サTESにより検出される。
尚、中間トレイ191上で整合板277,27
9により用紙が整列されている間は、第3のソレ
ノイドSOL3は消磁されており、送りローラ1
93は上昇されている。従つて、整列中の用紙は
送りローラ193からフリーな状態になされてお
り、整列動作が損われることはない。
このようにして、片面に複写された用紙は、中
間トレイ191上に順次積み重ねられていくこと
になる。
片面への複写動作が終了し、引き続き用紙の裏
面への複写動作が開始されると、第第9図に示す
ように、第4のソレノイドSOL4が励磁される。
このため、ストツパ197がフイードバツク搬送
路198から退避されると共に、ピツクアツプロ
ーラ195が中間トレイ191上に積み上げられ
た用紙上に落下する。そして、第4のソレノイド
SOL4が励磁されてから所定時間経過後に、第
3のモータDM3が駆動される。このようにし
て、ピツクアツプローラ195が用紙の送り出し
を開始し、送り出された用紙は分離ローラ199
で一枚ずつに分離されつつ給紙ローラ201によ
りフイードバツク搬送路198を搬送されること
になる。
フイードバツク搬送路198を搬送されてきた
用紙は、その先端を第5のセンサSEN5で検出
され、一対の排出ローラ203,205の互いの
転接部に当接してたわむ。このようにして用紙の
姿勢はレジストされることになる。この第5のセ
ンサSEN5が用紙の先端を検出してから所定時
間検出後に、第3のモータDM3の駆動は停止さ
れる。この第3のモータDM3の駆動停止から、
更に所定時間経過後に、電磁クラツチCLUが接
続されると共に、第3のモータDM3が逆方向に
回転駆動を開始される。この様にして、排出ロー
ラ205が用紙を送り出す方向に回転し、用紙は
複写機3の再給紙搬送路17に向けて送り出され
ることになる。尚、第3のモータDM3が逆転し
たとしても、ローラ195,199,201には
ワンウエイローラが用いられているので、逆転す
ることは無い。
この後、再給紙搬送路17を搬送されてきた用
紙が、その先端を複写機3の入口センサSEN1
により検出されると共に、一対の給紙ローラ1
9,20の互いの転接部に当接する。このように
して、用紙はたわみ、再度レジストされることに
なる。そして、レジスト用スイツチMS1が用紙
の先端を検出してから所定時間が経過すると、電
磁クラツチCLUは切られ、第3のモータDM3は
駆動を停止される。この後、給紙ローラ19,2
0は回転されて、用紙は感光ドラム21と転写部
23との間に送り込まれ、用紙の裏面に複写され
ることになる。
このような用紙の裏面への複写動作が繰り返し
実行される。そして、エンプテイセンサTESが
中間トレイ191上に用紙が無くなつたことを検
出すると、用紙の裏面への複写動作が終了される
ことになる。
尚、用紙の裏面への複写時には、第一のモータ
DM1は逆回転させられている。従つて、搬送ベ
ルト57は、第2図において左方向に走行してい
る。このため、第1の切り換えレバー45は、下
方に向けられている。このようにして、ノンソー
トモードの場合には、第1のソレノイドSOL1
の励磁により、第2の切り換えレバー47が切り
換えられて、裏面を、即ち両面を複写された用紙
は、トレイ79−1に収容されることになる。一
方、ソートモードの場合には、両面を複写された
用紙は、分配器77を介してトレイ79−1,7
9−2,79−3…に順次収容されていくことに
なる。
以上詳述したように、この一実施例によれば、
以下のような効果が得られる。
まず、駆動モータPMの回転軸に取り付けられ
たプーリ299と、整合板277,279に取り
付けられたラツク283,285に噛合するピニ
オン287に一体のプーリ289とを、条体とし
てのテンシヨンばね295付きのワイヤ291に
より張設するようにしたので、駆動モータPMが
正転/逆転どちらに回転した状態でも、整合板2
77,279に過負荷が作用した場合には、テン
シヨンばね295が引き伸ばされ、また、ワイヤ
291とプーリ299とがスリツプすることにな
る。このようにして、整合板277,279に作
用した過負荷は、テンションばね295の伸び
と、プーリ299とワイヤ291とのスリツプに
より吸収され、駆動モータPMには過負荷が作用
しなくなる。従つて、駆動モータPMが加熱した
り、駆動連結部に損傷が生じたりすることが無
い。
また、プーリ299とプーリ289との連結
に、テンシヨンばね295付きワイヤ291を使
用したので、プーリ299とプーリ289との寸
法誤差やワイヤ291の寸法誤差が多少あつたと
しても、これら寸法誤差は、ばね295の弾性力
により吸収され、組立て操作が容易になる。
更に、第7図に示すように、ワイヤ291をピ
ン293によりプーリ289に固定したので、ピ
ン293からテンシヨンばね295までのワイヤ
291の長さは一定に保たれ、これらの位置関係
がずれることが無い。このようにして、ワイヤ2
91がプーリ293,299に巻かれても、テン
シヨンばね295がプーリ293またはプーリ2
99に巻き込まれることは無い。
この考案は、上述した一実施例の構成に限定さ
れることなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能である。
例えば、前述した一実施例では、条体は一本の
ワイヤ291と一本のテンシヨンばね295とか
ら構成されるように説明した。しかしながら、こ
の条体は、このような構成に限定されることな
く、2本のワイヤと2本のテンシヨンばねとを備
え、両ワイヤの各一端部間に一方のテンシヨンば
ねを接続し、両ワイヤの各他端部間に他方のテン
シヨンばねを接続するようにしても良い。
また、条体を、ワイヤとテンシヨンばねとから
構成するものでなくても良く、少なくとも一部に
張設方向に沿つて弾性を有するものであれば良
い。即ち、条体は、ばねそのものから構成される
ようにしても良いし、ベルトとばねとから構成さ
れるようにしても良い。
また、前述した一実施例では、用紙トレイ装置
として、用紙の両面複写動作のために備えられた
中間トレイを代表して説明したが、この用紙トレ
イ装置はこの中間トレイに限定されることなく、
自動原稿送り装置5の原稿トレイ29,31や、
画像処理装置の複写用紙供給トレイ等にも適用で
きることは言うまでもない。
更に、前述した一実施例では、一対の整合板
が、共に、用紙の幅方向に移動するように説明し
たが、この様な構成に限定されることなく、例え
ば、一方の整合板を固定し、他方の整合板のみを
幅方向に沿つて移動するように構成しても良い。
[考案の効果] 以上詳述したように、この考案に係わる画像処
理装置の用紙トレイ装置は、用紙が収容される用
紙トレイと、この用紙トレイ上に収容された用紙
の側縁を規制するために、少なくとも一方が用紙
の幅方向に沿つて用紙のサイズに応じて移動する
ように設けられた一対の整合板と、回転駆動力を
発生する駆動源と、この駆動源に直接連結され、
これにより回転駆動される第1の回転体と、回転
可能に設けられ、一方向に回転することにより整
合板を互いに近接するように移動させ、他方向に
回転することにより整合板を互いに離間するよう
に移動させる第2の回転体と、第1の回転体と第
2の回転体との間に張設され、第1の回転体の回
転力を第2の回転体に伝達すると共に、少なくと
も一部に張設方向に沿う弾性を有する部分を備え
ている条体とを具備していることを特徴としてい
る。
従つて、この考案によれば、整合板に過負荷が
作用しても、整合板の駆動装置を損傷させること
のない画像処理装置の用紙トレイ装置が提供され
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は置き台、複写機、ソータ自動原稿送り
装置を備えたこの考案に係わる画像処理装置の全
体構成を概略的に示す側面図、第2図はソータ及
び置き台の用紙搬送のための構成を概略的に示す
側面図、第3図はソータの駆動機構を具体的に示
す側面図、第4図は置き台の構成を具体的に示す
側面図、第5図は中間トレイの構成を一部切断し
て示す平面図、第6図及び第7図は夫々中間トレ
イに設けられた整合板の駆動機構を示す平面図及
び側面図、第8図及び第9図は、共に用紙の裏面
の複写動作を説明するためのタイミングチヤート
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 用紙が収容される用紙トレイと、 この用紙トレイ上に収容された用紙の側縁を
    規制して揃えるように、少なくとも一方が用紙
    の幅方向に沿つて用紙サイズに対応して移動可
    能な一対の整合板と、 第1の回転体が連結され、この第1の回転体
    を回転駆動させる駆動源と、 回転可能に設けられ、一方向に回転すること
    により前記一対の整合板を用紙に接近するよう
    に移動させ、且つ、他方向に回転することによ
    り前記一対の整合板を用紙から離間するように
    移動させる第2の回転体と、 前記第1及び第2の回転体との間に張設さ
    れ、第1の回転体の回転駆動力を第2の回転体
    に伝達して、この第2の回転体を所定方向に回
    転させる剛性駆動力伝達手段と、 この剛性駆動力伝達手段の両端に接続され、
    前記一対の整合板に作用した過負荷に対応して
    伸張するテンシヨンばねとを備えていることを
    特徴とする画像処理装置の用紙トレイ装置。 (2) 前記一対の整合板は、両方共移動可能に設け
    られ、第2の回転体の回転により共に用紙の幅
    方向に沿つて移動されることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の画像処理装
    置の用紙トレイ装置。
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JPS60178143A (ja) * 1984-02-20 1985-09-12 Ricoh Co Ltd シ−ト整合装置

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JPS62119327U (ja) 1987-07-29

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