JPH08120776A - 柱と柱の接合構造 - Google Patents

柱と柱の接合構造

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JPH08120776A
JPH08120776A JP25352394A JP25352394A JPH08120776A JP H08120776 A JPH08120776 A JP H08120776A JP 25352394 A JP25352394 A JP 25352394A JP 25352394 A JP25352394 A JP 25352394A JP H08120776 A JPH08120776 A JP H08120776A
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JP
Japan
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pillar
joining
column
diaphragm
welded
Prior art date
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Pending
Application number
JP25352394A
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English (en)
Inventor
Kazutomi Sakata
一富 坂田
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場溶接等を要せずに、接合部材を介して柱
と柱とを容易に接合できると共に、この接合部近傍に梁
等の横架材が接合されるような場合でも、容易にその作
業が行い得る柱と柱の接合構造を提供すること。 【構成】 一対の柱10,11を、接合部材20を介し
て接合する柱と柱の接合構造であって、上記接合部材2
0の一端が、一方の柱10の端部に溶接され、中央に孔
31の設けられたダイヤフラム30が、他方の柱11の
端部に溶接され、上記ダイヤフラム30の内面側に配さ
れる接合プレート32と上記接合部材20の他端とが上
記ダイヤフラム30を介して締結されることにより、上
記一方の柱と10上記他方の柱11とを接合することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は柱と柱の接合構造、詳し
くは、柱同士の現場溶接等を要せずに、接合部材を介し
て柱と柱とを容易に接合できると共に、この接合部近傍
に梁等の横架材が接合されるような場合でも、容易にそ
の作業が行い得る柱と柱の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柱と柱の接合構造としては、一対
の柱の端部それぞれにボルト孔が設けられたガセットプ
レートをあらかじめ溶接しておき、現場にて別のプレー
トを介してガセットプレート同士をボルトで仮止めし、
上記一対の柱の端部を溶接した後に、上記ガセットプレ
ートを切断する構造。又は、一対の柱10’,11’の
端部に、それぞれフランジ12’,12’を取り付け、
該フランジ12’,12’同士をボルト・ナット等で締
結する構造が知られている。また、従来、このような接
合部近傍において梁を接合する場合には、図5に示され
るように、接合部13’を予め溶接しておき、現場にて
上記接合部13’に梁をボルト・ナット等で締結するよ
うになしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の溶接に
よる柱と柱の接合構造では、現場溶接を行うために、前
もってガセットプレートを溶接しておき、現場でボルト
を締めて柱同士の溶接を行った後に、上記ガセットプレ
ートを取り除かなくてはならず、その作業に大変な手間
がかかるだけでなく、現場溶接は品質管理が難しく、火
気を使用する等安全上の問題もあった。一方、ボルトに
よる柱と柱の接合構造では、上記フランジ12’,1
2’が上記一対の柱10’,11’から突出し、その突
出部分が搬送・施工上あるいは意匠上の邪魔になるとい
う問題があった。また、このような接合部近傍において
梁を接合する場合にも、前もって上記接合部13’を取
り付ける手間がかかるだけでなく、上記接合部13’が
搬送・施工上あるいは意匠上の邪魔になるという問題が
あった。
【0004】従って、本発明の目的は、現場溶接等を要
せずに、接合部材を介して柱と柱とを容易に接合できる
と共に、この接合部近傍に梁等の横架材が接合されるよ
うな場合でも、容易にその作業が行い得る柱と柱の接合
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の柱と他
方の柱とを、接合部材を介して接合する柱と柱の接合構
造であって、上記接合部材の一端が、上記一方の柱の端
部に溶接され、中央に孔の設けられたダイヤフラムが、
上記他方の柱の端部に溶接され、上記ダイヤフラムの内
面側に配される接合プレートと上記接合部材の他端とが
上記ダイヤフラムを介して締結されることにより、上記
一方の柱と上記他方の柱とを接合することを特徴とする
柱と柱の接合構造を提供することにより、上記目的を達
成したものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、一方の柱に溶接された接合部
材と他方の柱に溶接されたダイヤフラムとを、ボルト及
び接合プレートにより挟み込んで容易に接合することが
でき、ダイヤフラムに設けられた孔から容易に梁等の横
架材の接合作業を行える。
【0007】
【実施例】以下、本発明の柱と柱の接合構造の一実施例
について図面を参照して説明する。図1は、本実施例の
分解斜視図、図2は、本実施例の断面図、図3は、本実
施例における他方の柱を一部切欠いて内部より見上げた
斜視図、図4(a)は、本実施例における他方の柱を上
方より視た平面図、図4(b)は、本実施例における他
方の柱に接合部材を締結し、該接合部材の一部を断面に
した平面図である。
【0008】本実施例の柱と柱の接合構造は、図1及び
図2に示される如く、一方の柱10と他方の柱11と
を、両端に一対のベースプレート21,22を有する接
合部材20を介して接合されており、上記接合部材20
の上記一方のベースプレート21が、上記一方の柱10
の端部に溶接され、中央に孔31の設けられたダイヤフ
ラム30が、上記他方の柱11の端部に溶接され、上記
孔31から挿入されて上記ダイヤフラム30の内面側に
配される1組の接合プレート32,32と上記他方のベ
ースプレート22とが上記ダイヤフラム30を介して締
結されることにより、上記一方の柱10と上記他方の柱
11とが接合され、上記接合プレート32,32を上記
ダイヤフラム30との間に挟止するストッパー33,3
3・・が、上記他方の柱11の端部近傍の内側面四隅に
設けられている。
【0009】本実施例を更に詳しく説明すると、上記一
対の柱10,11は、略正方形断面を有する中空の鋼管
で、上記他方の柱11の端部近傍には梁接合用の複数の
ボルト孔12,12・・・(図1参照)が開けられてお
り、ボルト13及びナット14により梁部材40が接合
する(図2参照)。また、上記他方の柱11の端部には
上記ダイヤフラム30が溶接されると共に、内面側面の
四隅には略三角形状の上記ストッパー33,33・・が
設けられている。
【0010】上記接合部材20は、上記一対のベースプ
レート21,22と該一対のベースプレート21,22
を連結する十字部材23とからなり、上記十字部材23
は、図1及び図4(b)に示されるように、一枚の板材
23aに、該板材23aの略半分の幅の板材23b,2
3bが両面に溶接されたものであり、上記一方のベース
プレート21は、上記一方の柱10の断面形状外郭と略
同じ正方形形状を有し、上記十字部材23の一端に溶接
されており、上記他方のベースプレート22は、上記一
方のベースプレート21よりやや小さい正方形形状を有
し、上記十字部材23の他端に溶接されている。また、
上記一方のベースプレート21は、上記一方の柱10の
端部にもその周囲が溶接され、上記十字部材23により
4つに分割された上記他方のベースプレート22の各領
域には、それぞれボルト孔24が1つづつ設けられてい
る。
【0011】上記ダイヤフラム30は、上記他方の柱1
1の断面形状外郭と略同じ形状を有しており、その中央
には、略正方形の上記孔31がその頂点を上記ダイヤフ
ラム30の4辺の中央に向けて設けられ、上記孔31の
4辺の中央外側には、上記ボルト孔24と対応する、該
ボルト孔24よりやや大きいボルト挿通孔34,34・
・が計4つ設けられている。上記一対の接合プレート3
2,32は、略直方体形状を有しており、各上記接合プ
レート32の中央には、該接合プレート32の設置の際
にフック(図示せず)等が係止される設置用孔35,3
5が形成されており、該設置用孔35,35の両側に
は、上記ボルト孔24,24・・及び上記ボルト挿通孔
34,34・・に対応するネジ孔36,36が設けられ
ている。
【0012】そして、本実施例の柱と柱の接合構造によ
り、上記一対の柱10,11を接合するには、図3に示
されるように、上記一方の接合プレート32を、上記設
置用孔35に上述のフック等を係止して補助させて、上
記ダイアフラム30の上記孔31より上記柱11内に挿
入し、隣合う2つの上記ストッパー33,33と上記ダ
イアフラム30との間に挟止させ、図4(a)に示され
るように、上記ネジ孔36,36と上記ボルト挿通孔3
4,34との位置合わせをする。上記他方の接合プレー
ト32も同様に設置する。
【0013】その後、上記柱10に溶接された上記接合
部材20を、上記ボルト孔24,24・・と上記ボルト
挿通孔34,34との位置合わせしながら上記ダイアフ
ラム30上に載置し、上記ボルト孔24,24・・から
ボルト25,25・・を挿入する。この時、上記ボルト
孔24,24・・、上記ボルト挿通孔34,34・・及
び上記ネジ孔36,36・・は位置合わせがなされてお
り、多少位置がずれたとしても、上記ボルト挿通孔3
4,34・・が上記ボルト孔24,24・・よりやや大
きく且つ上記ネジ孔36,36・・が移動可能なため、
容易に上記ボルト25,25・・を上記ネジ孔36,3
6・・に螺合させることができ、図2及び図4(b)に
示されるように、上記一対の柱10,11を接合する。
【0014】本実施例の場合、上記接合部材20が、上
記ストッパー33,33と上記ダイヤフラム30との間
に挟止された上記接合プレート32,32を介して螺合
接合されているため、該十字部材23が、モーメント力
を実質的に伝達しない、構造力学上のいわゆるピンの働
きをするため、上記一対の柱10,11は、ピン接合部
となる。
【0015】また、上記のような接合部近傍において梁
を接合する場合は、図2に示されるように、上記一対の
接合プレート32,32の設置以前に、上記孔31から
上記ボルト13,13・・を挿入し、外側から上記梁部
材40のボルト孔41,41・・に上記ボルト13,1
3・・を挿通し、ナット14,14・・を締めることに
より、上記他方の柱11と上記梁部材40を接合する。
その後に、上述の作業により上記一対の梁10,11同
士を接合する。
【0016】上記実施例の柱と柱の接合構造は上述のよ
うに構成され、現場溶接作業が必要ないため、品質に優
れ且つ安全上好ましいものである。また、上記一対の柱
10,11の周囲に、搬送・施工上あるいは意匠上邪魔
となる突出する部分がなく、搬送・施工がし易く且つ意
匠の自由度が高いものである。
【0017】また、柱と柱の接合構造近傍において、梁
等の横架材を接合する場合でも、上記実施例の柱と柱の
接合構造によれば、前もって接合部等を溶接しておく手
間がかからず、上記ダイヤフラム30に上記孔31が形
成されているため、上記他方の柱11の内部から上記梁
部材40を直接上記他方の柱11の側面に接合させるこ
とができ且つその作業時に手などを容易に上記他方の柱
11の内部に入れられて作業がし易い。
【0018】本発明の柱と柱の接合構造は上記実施例に
制限されることなく、例えば、上記一対の柱10,11
は、四角形断面を有する鋼管柱でなく、円形断面を有す
る鋼管柱や他の形状の断面を有する柱であっても良い。
その他の点に関しても、本発明の実施例を逸脱しない限
り適宜変更が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、柱同士の現場溶接等を
要せずに、接合部材を介して柱と柱とを容易に接合でき
ると共に、この接合部近傍に梁等の横架材が接合される
ような場合でも、容易にその作業を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の柱と柱の接合構造の一実施例の分解斜
視図である。
【図2】本発明の柱と柱の接合構造の一実施例の断面図
である。
【図3】本発明の柱と柱の接合構造の一実施例における
他方の柱を一部切欠いて内部より見上げた斜視図であ
る。
【図4】(a)は、本発明の柱と柱の接合構造の一実施
例における他方の柱を上方より視た平面図、(b)は、
他方の柱に接合部材を締結し、該接合部材の一部を断面
にした平面図である。
【図5】従来の柱と柱の接合構造の斜視図である。
【符号の説明】
10 一方の柱 11 他方の柱 20 接合部材 21 一方のベースプレート 22 他方のベースプレート 30 ダイヤフラム 31 孔 32 接合プレート 33 ストッパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の柱と他方の柱とを、接合部材を介
    して接合する柱と柱の接合構造であって、 上記接合部材の一端が、上記一方の柱の端部に溶接さ
    れ、 中央に孔の設けられたダイヤフラムが、上記他方の柱の
    端部に溶接され、 上記ダイヤフラムの内面側に配される接合プレートと上
    記接合部材の他端とが上記ダイヤフラムを介して締結さ
    れることにより、上記一方の柱と上記他方の柱とを接合
    することを特徴とする柱と柱の接合構造。
  2. 【請求項2】上記接合プレートを上記ダイヤフラムとの
    間に挟止するストッパーが、上記他方の柱の端部近傍の
    内側面四隅に設けられている、請求項1記載の柱と柱の
    接合構造。
  3. 【請求項3】上記接合部材が、十字部材の両端にベース
    プレートが接合されたもので、一方のベースプレートが
    上記一方の柱の端部に溶接され、他方のベースプレート
    が上記ダイヤフラムを介して上記接合プレートと締結さ
    れる、請求項1または2記載の柱と柱の接合構造。
JP25352394A 1994-10-19 1994-10-19 柱と柱の接合構造 Pending JPH08120776A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266964A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Asahi Kasei Homes Kk 柱及び柱と梁との接合部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008266964A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Asahi Kasei Homes Kk 柱及び柱と梁との接合部構造

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