JPH08120381A - 耐食性に優れた熱交換器用ブレージングシート - Google Patents

耐食性に優れた熱交換器用ブレージングシート

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JPH08120381A
JPH08120381A JP22747895A JP22747895A JPH08120381A JP H08120381 A JPH08120381 A JP H08120381A JP 22747895 A JP22747895 A JP 22747895A JP 22747895 A JP22747895 A JP 22747895A JP H08120381 A JPH08120381 A JP H08120381A
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JP
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brazing
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unavoidable impurities
core material
corrosion resistance
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JP22747895A
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Takeshi Itagaki
武志 板垣
Hitoshi Saito
均 齊藤
Hiroto Momozaki
博人 桃崎
Ken Toma
建 当摩
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MA Aluminum Corp
Original Assignee
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器などの構造用部材として用いる耐食
性に優れたブレージングシートを提供する。 【解決手段】 重量%で、Mn:0.3〜1.5%、S
i:0.65〜1.5%、Cu:0.02〜0.8%、
Zr:0.02〜0.2%、Ti:0.02〜0.2%
を含有し、必要に応じて、Mg:0.05〜0.3%を
含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成の
Al合金からなる芯材の片面または両面に、Si:3〜
15%、Zn:4〜20%を含有し、必要に応じて、M
g:0.1〜2%を含有し、残りがAlおよび不可避不
純物からなる組成のろう材をクラッドし、芯材の一方の
片面にろう材をクラッドした場合に、必要に応じて他方
の片面に、Zn:0.2〜3%、In:0.005〜
0.05%、Sn:0.05〜0.2%のうちの1種ま
たは2種以上を含有し、残りがAlおよび不可避不純物
からなる組成の芯材よりも電気化学的に卑な犠牲陽極皮
材をクラッドしてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱交換器などの
構造用部材として用いる耐食性に優れたブレージングシ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器用ブレージングシートと
して、JIS 3003(重量%で、Mn:1.0〜
1.5%、Cu:0.05〜0.20%、Si:0.6
%以下、Zr:0.7以下%、Zn:0.10以下%、
残部:Alおよび不可避不純物)芯材の片面または両面
に、Si:4〜12%、Zn:15〜55%、を含有す
るAl合金ろう材をクラッドしてなる熱交換器用ブレー
ジングシートは知られている(例えば、特開平3−23
0889号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記JIS
3003などのAl−Mn系アルミニウム芯材の片面ま
たは両面に、Znを含むAl合金ろう材をクラッドして
なる従来の熱交換器用ブレージングシートは、ろう付け
加熱によって、ろう材に含まれるZnが芯材に拡散し、
芯材の電位が卑になり、耐食性が低下する。そのため、
海岸などの空気に塩分を含む地帯、または工場地帯など
の空気に腐食性ガスを含む地帯など過酷な環境下におい
て走る車に搭載された熱交換器のブレージングシートは
腐食し、熱交換器の性能を低下させるという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、従
来よりも耐食性に優れた熱交換器用ブレージングシート
を得るべく研究を行った結果、(a) 芯材のSi含有
量を増加すると、芯材中のSiはろう材に含まれるZn
が芯材に拡散流入するのを阻止する働きをし、芯材の電
位を貴に維持するためにブレージングシートの耐食性が
向上する、(b) Siが多く含まれる芯材に、前記芯
材よりも電気化学的に卑な犠牲陽極皮材をクラッドする
と耐食性が一層向上する、(c) 前記Siを含有する
芯材に微量のMgを含有させると、芯材中のSiと共に
Mg2 Siとして析出し、芯材の強度が向上する、とい
う知見を得たのである。
【0005】この発明は、かかる知見に基づいて成され
たものであって、重量%で、(1) Mn:0.3〜
1.5%、Si:0.65〜1.5%、Cu:0.02
〜0.8%、Zr:0.02〜0.2%、Ti:0.0
2〜0.2%を含有し、さらに必要に応じて、Mg:
0.05〜0.3%を含有し、残りがAlおよび不可避
不純物からなる組成のAl合金からなる芯材の片面また
は両面に、Si:3〜15%、Zn:4〜20%を含有
し、さらに、必要に応じて、Mg:0.1〜2%を含有
し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成のろう
材をクラッドしてなる耐食性に優れた熱交換器用ブレー
ジングシート、(2) Mn:0.3〜1.5%、S
i:0.65〜1.5%、Cu:0.02〜0.8%、
Zr:0.02〜0.2%、Ti:0.02〜0.2%
を含有し、さらに必要に応じて、Mg:0.05〜0.
3%を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる
組成のAl合金からなる芯材の一方の片面に、Si:3
〜15%、Zn:4〜20%を含有し、必要に応じて、
Mg:0.1〜2%を含有し、残りがAlおよび不可避
不純物からなる組成のろう材をクラッドし、前記芯材の
他方の片面に、Zn:0.2〜3%、In:0.005
〜0.05%、Sn:0.05〜0.2%のうちの1種
または2種以上を含有し、必要に応じて、Mg:0.0
5〜3%を含有し、残りがAlおよび不可避不純物から
なる組成の芯材よりも電気化学的に卑な犠牲陽極皮材を
クラッドしてなる耐食性に優れた熱交換器用ブレージン
グシート、に特徴を有するものである。
【0006】まず、この発明の熱交換器用ブレージング
シートの成分組成を上述のごとく限定した理由を述べ
る。
【0007】(A)芯材 Mn:Mnは、芯材の強度を向上せしめる成分である
が、その含有量が0.3%未満では所望の効果が得られ
ず、一方、1.5%を越えて含有すると粗大な金属間化
合物を生成しやすく、加工性を劣化させるので好ましく
ない。したがって、Mnの含有量を0.3〜1.5%に
定めた。Mnの含有量のいっそう好ましい範囲は0.8
〜1.3%である。
【0008】Si:Siも、芯材の強度を向上させ、さ
らにろう材に含まれるZnの芯材への拡散を阻止する成
分であるが、その含有量が0.65%未満では所望の効
果が得られず、一方、1.5%を越えて含有すると加工
性を劣化させるとともに、電気化学的に卑な析出物が多
く析出するようになり、かえって耐食性が低下するので
好ましくない。したがって、Siの含有量を0.65〜
1.5%に定めた。Siの含有量のいっそう好ましい範
囲は0.8〜1.1%である。
【0009】Cu:Cuは、芯材の強度および延性を向
上させる成分であるが、その含有量が0.02%未満で
は所望の効果が得られず、一方、0.8%を越えると粒
界腐食が顕著になるので好ましくない。したがって、C
uの含有量は、0.02〜0.8%に定めた。Cuの含
有量のいっそう好ましい範囲は0.02〜0.2%であ
る。
【0010】Zr、Ti:これら成分は、再結晶粒を粗
大化させてZnの芯材への粒界拡散を抑制し、耐食性の
低下を防止するとともに、ろう付け性を向上させる成分
であるが、その含有量がそれぞれ0.02%未満では所
望の効果が得られず、一方、0.2%を越えると加工性
を阻害するので好ましくない。したがって、Zrおよび
Tiの含有量は、それぞれ0.02〜0.2%に定め
た。Zrの含有量の一層好ましい範囲は0.07〜0.
15%であり、Tiの含有量の一層好ましい範囲も0.
07〜0.15%である。
【0011】Mg:芯材中のMgは、Siと共にMg2
Siとして析出し、芯材の強度を向上させる作用を有す
るので必要に応じて添加するが、その含有量が0.05
%未満では所望の効果が得られず、一方、0.3%を越
えて含有すると、ろう付け性が低下するとともに耐食性
も低下するので好ましくない。したがって、芯材中のM
gの含有量は、0.05〜0.3%に定めた。芯材中の
Mgの含有量の一層好ましい範囲は0.05〜0.15
%である。
【0012】(B)ろう材 Si:ろう材中のSiは、ろう材の融点を下げると共に
流動性を付与する成分であるが、その含有量が3%未満
では所望の効果が得られず、一方、15%を越えて含有
するとかえって流動性が低下するので好ましくない。し
たがって、ろう材中のSiの含有量を3〜15%に定め
た。ろう材中のSiの含有量のいっそう好ましい範囲は
5〜10%である。
【0013】Zn:ろう材中のZnは、ろう材の電位を
卑にする成分であるが、その含有量が4%未満では所望
の効果が得られず、一方、20%を越えると腐食速度が
大きくなるので好ましくない。したがって、ろう材中の
Znの含有量は、4〜20%に定めた。Znの含有量の
いっそう好ましい範囲は5〜15%である。
【0014】Mg:ろう材中のMgは、真空ろう付けの
場合、ろう材溶融時に表面の再酸化を抑制する成分であ
るので必要に応じて添加するが、その含有量が0.1%
未満では所望の効果が得られず、一方、2%を越えると
腐食速度が大きくなるので好ましくない。したがって、
ろう材中のMgの含有量は、0.1〜2%に定めた。M
gの含有量のいっそう好ましい範囲は0.5〜1.5%
である。
【0015】(C)犠牲陽極皮材 Zn、In、Sn 犠牲陽極皮材中のこれら成分は、いずれも犠牲陽極皮材
の電位を卑にして犠牲陽極効果を向上させる成分である
が、その含有量がそれぞれZn:0.2%未満、In:
0.005%未満、Sn:0.05%未満では所望の効
果が得られず、一方、Zn:3%超、In:0.05%
超、Sn:0.2%超ではいっそうの効果が得られな
い。したがって、犠牲陽極皮材中のZn、In、Snの
含有量は、それぞれZn:0.2〜3%、In:0.0
05〜0.05%、Sn:0.05〜0.2%に定め
た。
【0016】Mg:犠牲陽極皮材のMgは、犠牲陽極皮
材の耐孔食性を向上させるので必要に応じて添加する成
分であるが、その含有量が0.05%未満では所望の効
果が得られず、一方、3%を越えると加工性が低下する
ので好ましくない。したがって、犠牲陽極皮材中のMg
の含有量は、0.05〜3%に定めた。
【0017】
【発明の実施の形態】表1〜表3に示す成分組成のAl
合金を溶解し、鋳造してインゴットを製造し、このイン
ゴットを通常の条件で均質化処理後、熱間圧延を行い、
厚さ:8mmの熱延板とし、芯材1〜30を作製した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】 (*印は、この発明の範囲から外れている値を示す)
【0021】一方、表4に示す成分組成のAl合金を溶
解し、鋳造してインゴットを製造し、このインゴットを
通常の条件で熱間圧延を行い、ついで冷間圧延して厚
さ:1mmの冷延板からなるろう材A〜Jを作製した。
【0022】
【表4】
【0023】さらに、表5に示す成分組成のAl合金を
溶解し、鋳造してインゴットを製造し、このインゴット
を通常の条件で均質化処理後、熱間圧延を行い、厚さ:
8mmの熱延板を作製し、この熱延板を冷間圧延して厚
さ:1mmの冷延板からなる犠牲陽極皮材a〜jを作製
した。
【0024】
【表5】
【0025】これら表1〜表3の芯材1〜30、表4の
ろう材A〜Jおよび表5の犠牲陽極皮材a〜jを表6〜
表9に示される組み合わせにしたがって重ね合わせ、熱
間圧延にてクラッドし、引き続いて冷間圧延し、いずれ
も板厚:0.4mmの本発明ブレージングシート1〜6
3、比較ブレージングシート1〜6および従来ブレージ
ングシート1〜4を製造し、これら本発明ブレージング
シート1〜63、比較ブレージングシート1〜6および
従来ブレージングシート1〜4について、ろう付けを想
定した熱処理、すなわちろう材にMgを含有しない場合
は窒素雰囲気中で590℃±10℃に5分間保持、Mg
を含有する場合は10-4Torrの真空中で590℃±
10℃に5分間保持の熱処理を施した。続いて、5%N
aCl水溶液を4500時間噴霧する塩水噴霧試験、1
ppmCu2+添加の50℃水道水を4週間浸漬する浸漬
試験、を行い、本発明ブレージングシート1〜63、比
較ブレージングシート1〜6および従来ブレージングシ
ート1〜4の芯材に被覆されたろう材層および犠牲陽極
皮材層のそれぞれの表面からの最大腐食深さを測定し、
その測定結果を表6〜表9に示した。
【0026】
【表6】
【0027】
【表7】
【0028】
【表8】
【0029】
【表9】
【0030】表6〜表9に示される結果から、本発明ブ
レージングシート1〜63は、従来ブレージングシート
1〜4に比べて、表面からの最大腐食深さが極めて小さ
いところから、耐食性に優れていることが分かる。ま
た、Si含有量がこの発明の範囲から外れている比較ブ
レージングシート1〜6は耐食性またはその他の特性が
劣ることも分かる。
【0031】
【発明の効果】上述のように、この発明のブレージング
シートは耐食性に優れているため、この発明のブレージ
ングシートを用いて作製した熱交換器は、過酷な条件の
雰囲気下で使用しても長期間性能が低下することがな
く、産業上優れた効果をもたらすものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F28F 21/08 D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 Mn:0.3〜1.5%、 Si:0.65〜1.5%、 Cu:0.02〜0.8%、 Zr:0.02〜0.2%、 Ti:0.02〜0.2%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のAl合金からなる芯材の片面または両面に、 Si:3〜15%、 Zn:4〜20%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のろう材をクラッドしてなることを特徴とする耐食性に
    優れた熱交換器用ブレージングシート。
  2. 【請求項2】 重量%で、 Mn:0.3〜1.5%、 Si:0.65〜1.5%、 Cu:0.02〜0.8%、 Zr:0.02〜0.2%、 Ti:0.02〜0.2%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のAl合金からなる芯材の一方の片面に、 Si:3〜15%、 Zn:4〜20%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のろう材をクラッドし、前記芯材の他方の片面に、 Zn:0.2〜3%、 In:0.005〜0.05%、 Sn:0.05〜0.2%、 のうちの1種または2種以上を含有し、残りがAlおよ
    び不可避不純物からなる組成の芯材よりも電気化学的に
    卑な犠牲陽極皮材をクラッドしてなることを特徴とする
    耐食性に優れた熱交換器用ブレージングシート。
  3. 【請求項3】 重量%で、 Mn:0.3〜1.5%、 Si:0.65〜1.5%、 Cu:0.02〜0.8%、 Zr:0.02〜0.2%、 Ti:0.02〜0.2%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のAl合金からなる芯材の片面または両面に、 Si:3〜15%、 Zn:4〜20%、 Mg:0.1〜2%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のろう材をクラッドしてなることを特徴とする耐食性に
    優れた熱交換器用ブレージングシート。
  4. 【請求項4】 重量%で、 Mn:0.3〜1.5%、 Si:0.65〜1.5%、 Cu:0.02〜0.8%、 Zr:0.02〜0.2%、 Ti:0.02〜0.2%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のAl合金からなる芯材の一方の片面に、 Si:3〜15%、 Zn:4〜20%、 Mg:0.1〜2%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のろう材をクラッドし、前記芯材の他方の片面に、 Zn:0.2〜3%、 In:0.005〜0.05%、 Sn:0.05〜0.2%、 のうちの1種または2種以上を含有し、残りがAlおよ
    び不可避不純物からなる組成の芯材よりも電気化学的に
    卑な犠牲陽極皮材をクラッドしてなることを特徴とする
    耐食性に優れた熱交換器用ブレージングシート。
  5. 【請求項5】 重量%で、 Mn:0.3〜1.5%、 Si:0.65〜1.5%、 Cu:0.02〜0.8%、 Zr:0.02〜0.2%、 Ti:0.02〜0.2%、 Mg:0.05〜0.3%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のAl合金からなる芯材の片面または両面に、 Si:3〜15%、 Zn:4〜20%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のろう材をクラッドしてなることを特徴とする耐食性に
    優れた熱交換器用ブレージングシート。
  6. 【請求項6】 重量%で、 Mn:0.3〜1.5%、 Si:0.65〜1.5%、 Cu:0.02〜0.8%、 Zr:0.02〜0.2%、 Ti:0.02〜0.2%、 Mg:0.05〜0.3%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のAl合金からなる芯材の一方の片面に、 Si:3〜15%、 Zn:4〜20%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のろう材をクラッドし、前記芯材の他方の片面に、 Zn:0.2〜3%、 In:0.005〜0.05%、 Sn:0.05〜0.2%、 のうちの1種または2種以上を含有し、残りがAlおよ
    び不可避不純物からなる組成の芯材よりも電気化学的に
    卑な犠牲陽極皮材をクラッドしてなることを特徴とする
    耐食性に優れた熱交換器用ブレージングシート。
  7. 【請求項7】 重量%で、 Mn:0.3〜1.5%、 Si:0.65〜1.5%、 Cu:0.02〜0.8%、 Zr:0.02〜0.2%、 Ti:0.02〜0.2%、 Mg:0.05〜0.3%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のAl合金からなる芯材の片面または両面に、 Si:3〜15%、 Zn:4〜20%、 Mg:0.1〜2%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のろう材をクラッドしてなることを特徴とする耐食性に
    優れた熱交換器用ブレージングシート。
  8. 【請求項8】 重量%で、 Mn:0.3〜1.5%、 Si:0.65〜1.5%、 Cu:0.02〜0.8%、 Zr:0.02〜0.2%、 Ti:0.02〜0.2%、 Mg:0.05〜0.3%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のAl合金からなる芯材の一方の片面に、 Si:3〜15%、 Zn:4〜20%、 Mg:0.1〜2%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    のろう材をクラッドし、前記芯材の他方の片面に、 Zn:0.2〜3%、 In:0.005〜0.05%、 Sn:0.05〜0.2%、 のうちの1種または2種以上を含有し、残りがAlおよ
    び不可避不純物からなる組成の芯材よりも電気化学的に
    卑な犠牲陽極皮材をクラッドしてなることを特徴とする
    耐食性に優れた熱交換器用ブレージングシート。
  9. 【請求項9】 前記請求項2、4、6または8記載の芯
    材よりも電気化学的に卑な犠牲陽極皮材は、 Zn:0.2〜3%、 In:0.005〜0.05%、 Sn:0.05〜0.2%、 のうちの1種または2種以上を含有し、さらに、 Mg:0.05〜3%、 を含有し、残りがAlおよび不可避不純物からなる組成
    を有する犠牲陽極皮材であることを特徴とする耐食性に
    優れた熱交換器用ブレージングシート。
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