JPH0811900B2 - 張弦梁屋根の構造 - Google Patents

張弦梁屋根の構造

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JPH0811900B2
JPH0811900B2 JP1261622A JP26162289A JPH0811900B2 JP H0811900 B2 JPH0811900 B2 JP H0811900B2 JP 1261622 A JP1261622 A JP 1261622A JP 26162289 A JP26162289 A JP 26162289A JP H0811900 B2 JPH0811900 B2 JP H0811900B2
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chord
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良弘 高浜
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肇 中島
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、中央部に柱を設けることなく張力を利用し
て自立させる張弦梁屋根の構造に関する。
「従来の技術」 第3図および第4図は従来の張弦梁屋根の構造からな
る屋根8を示すもので、図中符号1はリングガーダであ
る。このリングガーダ1は、上下に配置されたコンプレ
ッションリング2とテンションリング3とが支柱7…で
連結されたものである。このリングガーダ1のコンプレ
ッションリング2の上にはトップライト9が取り付けら
れている。またこのコンプレッションリング2の外周に
は放射状に大梁4…が連設されている。この大梁4…の
先端部4a…は別途構築された側壁部5によって支持され
ている。またこの大梁4…の先端部4a…と前記テンショ
ンリング3との間には弦材6…が張設されている。
従来の張弦梁屋根の構造では、前記リングガーダ1の
支柱7…が、テンションリング3の為す面Aに対して垂
直に立設されていた。
そして、この屋根8の弦材6…には所定の張力が導入
されており、この弦材6…に導入された張力がリングガ
ーダ1の支柱7…を介して大梁4…を押し上げる力(以
下、押し上げ力と記す)fとして大梁4…に伝わること
により、屋根8が自立せしめられている。
「発明が解決しようとする課題」 このような従来の張弦梁屋根の構造にあっては、屋根
8を自立させるためには弦材6…に大きな張力を導入し
なければならないので、弦材6…への負担が大きい不満
があった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、弦材に導
入した張力を大梁に効率良く伝達でき、弦材に印加する
張力を軽減できる張弦梁屋根の構造を提供することを目
的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明の張弦梁屋根の構造では、リングガーダの支柱
を、テンションリングの設けられた面と弦材とがなく角
を2等分する線分にほぼ沿うように設けることにより、
前記課題の解決を図った。
ここでテンションリングの設けられた面とは、テンシ
ョンリングと弦材との連結点を結んで形成される輪が含
まれる面を意味する。
「作用」 第2図に示すように、テンションリングと弦材に加わ
っている張力の合力の方向はテンションリングの為す面
と弦材との為す角を2等分する線分に沿っているので、
この線分に沿って支柱を設けるとテンションリングに印
加した張力を、押し上げ力として大梁に効率良く伝達で
きる。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明の張弦梁屋根の構造を詳
しく説明する。なお前記従来例と同一構成部分には、同
一符号を付して説明を簡略化する。
第1図は本発明の張弦梁屋根の構造の一実施例の要部
を示すものである。第1図は張弦梁屋根が自立された状
態を示しており、図中符号10はリングガーダである。
このリングガーダ10は、上に配置されたコンプレッシ
ョンリング11と下に配置されたテンションリング12との
間が支柱13…で連結されたものである。このリングガー
ダ10のテンションリング12は、コンプレッションリング
11より若干大きく形成されている。そしてこのリングガ
ーダ10の支柱13…は、テンションリング12と弦材6との
連結点14を結んで形成された輪が含まれる面(以下、テ
ンションリング12の設けられた面と記す)Aと弦材6と
がなす角Cを2等分する線分Dに沿って設けられてい
る。
このリングガーダ10のコンプレッションリング11の外
周には放射状に大梁4が設けられている。大梁4は、上
弦材16と下弦材17とラチス材18からなるラチス梁構造の
ものである。そして、大梁4…間は図示しないブレース
や小梁によって連結されている。この大梁4の先端部4a
には、ブラケット19を介してワイヤーロープ製の弦材6
の一端が連結されている。この弦材6の他端は、前記テ
ンションリング12に連結されている。
この例の張弦梁屋根の構造にあっては、リングガーダ
10の支柱13が、テンションリング12の設けられた面Aと
弦材6とがなす角Cを2等分する線分Dに沿って設けら
れているので、第2図に示すように、テンションリング
12に加わっている張力P1と弦材6に加わっている張力P2
の合力Fの方向と前記支柱13の設けられた方向とが合致
している。従ってこの張弦梁屋根の構造によれば、弦材
6に印加された張力が、押し上げ力Fとして大梁4に効
率良く伝達される。よってこの張弦梁屋根の構造によれ
ば、屋根を自立させるために弦材6…に印加する張力を
軽減できる。
またこの張弦梁屋根の構造では、前述の如く、テンシ
ョンリング12と弦材6に加わっている張力P1,P2の合力
Fの方向と支柱13の設けられた方向とが合致しているの
で、支柱13には軸方向に沿って荷重が加わることとな
る。従って、この張弦梁屋根の構造では、弦材6に導入
された張力に起因した横荷重が支柱13…に加わることが
なく、支柱13…への負荷を軽減できる。
「発明の効果」 以上説明したように本発明の張弦梁屋根の構造にあっ
ては、リングガーダの支柱がテンションリングの設けら
れた面と弦材とがなす角を2等分する線分に沿って設け
られているので、テンションリングと弦材に加わってい
る張力の合力の方向と前記支柱の設けられた方向とが合
致する。従って本発明の張弦梁屋根の構造によれば、弦
材に印加された張力が、押し上げ力として大梁に効率良
く伝達される。よって本発明の張弦梁屋根の構造によれ
ば、屋根を自立させるために弦材に印加する張力を軽減
できる。
また本発明の張弦梁屋根の構造では、テンションリン
グと弦材に加わっている張力の合力の方向と支柱の設け
られた方向とが合致するので、支柱には軸方向に沿って
荷重が加わることとなる。従って、本発明の張弦梁屋根
の構造では、弦材に印加された張力に起因した横荷重が
支柱に加わることがなく、支柱への負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の張弦梁屋根の構造の一実施例の要部を
示す側面図、第2図は弦材に張力を導入した状態で生じ
る力の方向を示す図、第3図および第4図は従来の張弦
梁屋根の構造を示すもので、第3図は側面図、第4図は
空中から見た状態の斜視図である。 4……大梁、6……弦材、10……リングガーダ、11……
コンプレッションリング、12……テンションリング、13
……支柱、A……テンションリングが設けられた面、C
……角、D……2等分する線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 肇 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−295942(JP,A) 特開 平2−304156(JP,A) 特開 平3−93939(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に配置されたコンプレッションリング
    とテンションリングとの間が支柱で連結されてなるリン
    グガーダと、このリングガーダのコンプレッションリン
    グの外周に放射状に設けられた大梁と、この大梁とテン
    ションリング間に所定の張力で張り渡された弦材とから
    なる張弦梁屋根の構造において、 前記リングガーダの支柱が、テンションリングの設けら
    れた面と弦材とがなす角を2等分する線分にほぼ沿って
    立設されたことを特徴とする張弦梁屋根の構造。
JP1261622A 1989-10-06 1989-10-06 張弦梁屋根の構造 Expired - Fee Related JPH0811900B2 (ja)

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US07/587,679 US5150556A (en) 1989-10-06 1990-09-25 Chord truss roof structure
CA 2026929 CA2026929A1 (en) 1989-10-06 1990-10-04 Chord truss roof structure
FR9012310A FR2652844A1 (fr) 1989-10-06 1990-10-05 Structure de toiture en treillis a membrures.
DE4031663A DE4031663A1 (de) 1989-10-06 1990-10-05 Fachwerk-dachkonstruktion

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