JPH051446A - 三角形状の組合せで構成した屋根構造 - Google Patents

三角形状の組合せで構成した屋根構造

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JPH051446A
JPH051446A JP3202019A JP20201991A JPH051446A JP H051446 A JPH051446 A JP H051446A JP 3202019 A JP3202019 A JP 3202019A JP 20201991 A JP20201991 A JP 20201991A JP H051446 A JPH051446 A JP H051446A
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Pii Rebii Mashiiizu
ピー.レビー マシイーズ
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    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 屋根構造に関する引っ張り材及び圧縮材の三
角形状を有効に利用することができるようにする。 【構成】 その平面投影において主軸及び従軸を有する
概そ楕円の閉曲線となる屋根を支持するための三角形状
の組合せからなる構造物で、概そ水平な外側の圧縮リン
グ10と、当該楕円の主軸に沿って配置された概そ水平
なケーブルトラスと、該圧縮リング10内に同心円状に
配置され、且つ、ある基準面からの高さが夫々異なる複
数の楕円形状の引っ張り部材と、上下端を有し、その下
端において楕円形状の引っ張り部材に係止される複数の
概そ垂直な圧縮部材から構成される。圧縮部材は第一の
輪状引っ張り部材上の圧縮部材が隣接する輪状引っ張り
部材上の圧縮部材と放射線方向に一直線に並ばないよう
に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基部構造物、アリーナ又
はスタジアムの屋根を支持するための三角形状からなる
屋根構造に関するものである。特に平面投影が円以外の
閉曲線を描く屋根を支持するための複数の引っ張り材と
圧縮材により形成された三角形状の組合せからなる屋根
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
様々な形式のドーム形状の屋根が建設されている。例え
ば、内部に柱部材、梁材を使用せずにドームの面内に配
置された剛な構造部材のみにより支持された屋根があ
る。この種の構造物においては膜応力を小さくするため
にアスペクト比、つまり平面積に対する表面積の比を大
きく取らなければならない。その他では空気圧で支持さ
れる軽量膜材を使用したものがある。この構造の場合ア
スペクト比は小さいが他に多くの欠点を有している。そ
の内の重大な欠点として、構造的安定性を確保するため
にブロアーのような機械装置に依存しなければならない
ということである。この機械装置が故障した場合は、こ
れは空気支持式屋根の共通の問題であるが、屋根が収縮
してしまう。更に、空気支持式屋根においては下部構造
を気密にしなければならない。
【0003】その他には、吊り橋で使用されるような懸
垂の原理を利用したものがある。この構造の場合、空気
支持式屋根と同程度のアスペクト比が得られ、しかも構
造的安定性を確保するために機械装置に依存しなければ
ならないということはない。例えば、発明者フラーの米
国特許(No.3139957)には、徐々にその大きさ
が変化する多角形、円筒形、その他の形状の箱型フレー
ムが同心円上で、且つ、共通の基準面上からの各々の高
さが順次変わるように配置された構造物が例示されてい
る。又、これらのフレームは高さが暫次増加または減少
するように隣接するフレームが垂直方向に互いに重なり
合うような空間的位置関係にある。ケーブル又はワイヤ
ー状の引っ張り部材が一連の隣接する箱型フレーム間に
配置され係止されている。これによって箱型フレームが
互いに吊り下げられ係止されている。
【0004】各フレームには上弦部材及び下弦部材が取
り付けられていて、そしてそれらの弦材は各フレームの
上部及び下部外縁を形作る多角形を形成している。更
に、各フレームは垂直圧縮部材を構成していて、これら
は上弦部材で形成された多角形の頂点間、及び下弦部材
で形成された多角形の頂点間に張りわたされている。第
一の一組の引っ張り部材を互いに隣接する下位フレーム
の上部頂点の係止点から互いに隣接する上位フレームの
下部頂点に向けて下向きに且つ、交差するように張るこ
とによって後続のフレームが互いに吊り下げられてい
く。これらの引っ張り部材は平面で見ると+字に交差し
ている。第二の一組の引っ張り部材を互いに隣接するペ
アーをなす下位フレームの下部頂点の係止点から互いに
隣接するペアーをなす上位フレームの上部頂点に向けて
上向きに且つ、交差するように張ることによって後続の
フレームが互いに下向きに係止されていく。これらの引
っ張り部材も平面で見ると+字に交差している。更に、
これら二組の引っ張り部材も平面で見ると互いに+字に
交差している。
【0005】上記に加えて、さらに二組の引っ張り部材
が構造物の中心軸を通る放射線方向に配置される。第一
の一組の引っ張り部材は互いに隣接する下位フレームの
上部頂点の係止点から上位フレームの放射線上に並んだ
二つの下部頂点に向けて下向きに張られる。第二の一組
の引っ張り部材は互いに隣接する下位フレームの下部頂
点の係止点から放射線上に並んだ二つの上位フレームの
上部頂点に向けて上向きに張られる。これら二組の引っ
張り部材は垂直面で見ると互いに+字に交差している。
【0006】フラーの発明になる構造は様々な形状の建
築物に適用可能ではあるが、必要以上に複雑な構造とな
っている。フラーは互いに+字に交差するケーブルが複
数本必要であるとしており、その結果、いずれの係止点
においても多数のケーブルを係止するための複雑な構造
の係止金物が必要となっている。さらに、フレームの吊
り下げ、根止め、バトレス、捩じり防止及び逆捩じり防
止のために多数のケーブルを配置した結果、過度に冗長
な構造となっている。
【0007】さらに、フラーの特許に示されている屋根
構造では材料の引っ張り力を利用して大幅に建設費を削
減できるということが理解できる一方、多角形形状のフ
レームの使用及び一連のフレームを互いに接続するため
に多数の引っ張り部材としてのケーブルを使用するため
に重大な不利益も呈している。最も重大な問題は円形で
ない周縁を有する構造物に適用した時に顕著に現れる。
特に、フレームが同心円状に配置されるために、係止ケ
ーブル同士及び吊りケーブル同士の角度関係がフレーム
毎に変化し、更に周縁付近でも変化する。従って、各フ
レームの全ての頂点で異なった形状の係止金物を設計し
なければならない。これによって施工費、工事期間が大
幅にアップする。
【0008】懸垂の原理を応用した他の例では、発明者
ギーガーの米国特許(No.4736553)がある。こ
れはケーブルトラス構造の円形ドームで、三角形状では
なく放射線上に並んだ支持部材の組合せにより構成され
ている。支持部材は、垂直面で見た時に少なくとも一つ
の上弦を形成する上位引っ張り部材と、上位引っ張り部
材から内側で且つ、下向きに張られた少なくとも一つの
対角線方向の引っ張り部材、及び圧縮を受ける少なくと
も一つの垂直支柱を構成していて、この支柱は上端にお
いて上位引っ張り部材に係止され、またその下端におい
ては対角線方向の引っ張り部材に係止されている。この
時引っ張り部材は三角形の隣合う二辺を形成し、そして
圧縮支柱が他の一辺を形成する。さらに、引っ張りを受
ける水平リングとその外側に配置される圧縮を受けるリ
ングが少なくとも一組同心円状に配置される。引っ張り
を受けるリングは圧縮支柱の下端に係止される。
【0009】放射線上に並んだ支持部材はその外端でド
ームの外縁を形成する圧縮リングに係止される。また、
その内端においては、引っ張りを受ける水平リングに係
止される。しかる後に柔軟な膜材が支持部材の上端に被
せられ、ドームの外縁内に屋根を形成する。さらに、柔
軟な膜材の上部には、柔軟な膜材を緊張するために互い
に隣接する支持部材間に谷ケーブルが張られ、それは圧
縮リングと引っ張りリング間に複数本張りわたされる。
【0010】本構造では三角形状が形成されていない。
その結果、放射線状の上弦に横向きの安定性が乏しく、
その分柔軟な膜材の剛性に頼らざるを得ない、さらに、
支持部材を放射線状に配置している関係上、本構造は円
形スタジアムにしか使用できない。多くのスタジアム、
アリーナは円形でないのが現状である。円形でない屋根
を支持する構造も開発されている。例えばギーガーの米
国特許(No.3841038)は建築物の閉囲された空
間を覆う屋根に関するもので、その平面投影が実際には
閉囲曲線となるリングを有し、そのリングには主軸及び
従軸があり、さらに対象に配置された傾斜軸が複数本あ
る。そして、剛な複数組のアーチが当該リングに固定さ
れ屋根を形成している。少なくとも二組のアーチは夫々
その平面投影において、閉囲曲線の対象傾斜軸の内の一
つに概そ平行に配置されている。そして別の一組のアー
チが、その平面投影において、閉囲曲線の主軸又は従軸
に概そ平行に配置されている。これらのアーチは策に働
くような引っ張り力をアーチに加え、そしてドーム状の
表面が形成出来るように屋根構造を支持するのである。
【0011】この構造は円形でない構造物に適用できる
ものの、不必要に複雑な構造となっていて、アーチの交
点において最高6本のアーチが交差する箇所がある。こ
れらの交点においては非常に複雑な取り付け具が必要と
なるのである。また、この構造は剛なアーチにより構成
されているので建築材料の引っ張り強度を有効に利用で
きない。従って、アスペクト比を大きく取らなければな
らない結果となる。
【0012】以上に示した従来技術の欠点から分かるよ
うに、屋根構造に関する従来技術は引っ張り材及び圧縮
材の三角形状を有効に利用していないために円形でない
様々な形状のアリーナの屋根構造に適用できないのであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明はスタジ
アム、アリーナのような円形でない基部建築構造物の屋
根構造であり、円形でないスタジアムに適用したときに
露見する前述の従来技術の欠点を補い得るものである。
さらに詳しく言えば、円形でない基部建築構造物のため
の三角形状から構成される屋根構造の発明であり、当該
屋根形状を連続する円弧で近似することによって接続部
の複雑さを緩和できるものである。このような三角形状
から構成される配置により優れた二重性が確保でき、こ
の種の構造に起こり得る典型的な非対象荷重に対して有
効な構造を提供するものである。
【0014】本発明では、平面投影において非円形閉曲
線を呈する屋根を形成するために三角形状に組み合わさ
れたケーブルが使用される。当該屋根は主軸及び従軸を
有し、そして基部建築物で囲まれた円形でない空間の境
界に一致している。当該屋根構造は、その平面投影にお
いて当該構造物の外縁に概そ一致する外部圧縮リングを
有している。当該圧縮リング上には当該建築物内の空間
を囲む円でない外縁を近似する複数の円弧から成る円で
ない曲線が形成されている。
【0015】本発明になる三角形状構造は複数の輪状の
引っ張り部材を有していて、それらは円でない閉曲線内
で同心円状に配置され、そしてある共通の基準面からの
高さが夫々異なっている。各輪状の引っ張り部材には、
上端及び下端を有する圧縮垂直部材又はポストの下端が
ある距離を保ちながら係止されている。当該圧縮部材の
上端及び下端は夫々上部及び下部の係止点又は節点とな
っている。当該圧縮部材は次の要領で輪状の引っ張り部
材上に配置されている。つまり、第一の輪状引っ張り部
材上の各圧縮部材と、隣接する輪状引っ張り部材上の互
いに近接した一組の圧縮部材により、その平面投影にお
いて概そ二等辺三角形の頂点が形成されている。同様
に、外部圧縮リング上の円でない曲線上には次の要領で
係止点又は節点が配置されている。つまり、圧縮リング
上の各節点と最外部の輪状引っ張り部材上の近接する一
組の圧縮部材により、その平面投影において概そ二等辺
三角形の頂点が形成されている。
【0016】更に、本構造においては、複数の引っ張り
部材が配置されていて、第一の輪状引っ張り部材上の各
圧縮部材と隣接する輪状引っ張り部材上の互いに近接し
た一組の圧縮部材を結んでいる。さらに、当該引っ張り
部材は最外部の輪状引っ張り部材上の各圧縮部材と外部
圧縮リング上の互いに近接する節点を結んでいる。この
ように本構造は平面投影においては、圧縮リング上の円
でない閉曲線内に配置された概そ二等辺三角形の複数の
組合せに見える。これが、本構造が三角形状にて構成さ
れる所以である。
【0017】本発明のもう一つの重要な側面は、ケーブ
ルトラスのように引っ張り部材が基部構造物の外縁に位
置する主軸に沿って配置されている点である。三角形状
の組合せから成る本構造を完成させるために、最内部の
輪状引っ張り部材に固定された圧縮部材をケーブルトラ
スと結ぶ複数の引っ張り部材を設けている。しかる後に
柔軟な膜材によって引っ張り部材を覆い、当該膜材は圧
縮部材の上部節点に係止され、基部構造物の屋根を形成
できるのである。
【0018】上記の通り、本発明は円形でない基部建築
物のための三角形状の組合せから成る屋根構造で、当該
屋根構造はその平面投影において当該建築物の外縁に近
似的に沿っている。本方法においては、第一の輪状引っ
張り部材上の各圧縮部材と隣接する輪状引っ張り部材上
の互いに近接した一組の圧縮部材を結んでいる節点形式
の種類が少ないので、三角形状の製作において大幅な節
約を図ることができる。節点形式の種類が少ないため
に、同種のまたは類似の節点形式が大量に、構造物全体
にわたって、圧縮部材の上端及び下端で使用できるので
ある。
【0019】
【実施例及び発明の効果】図1の側面図は本発明に従っ
て設計された三角形の組合せからなる屋根構造2の好ま
しい実施態様を示す、屋根構造2は、基部建築物で囲ま
れた円形でない空間の境界と一致する。屋根構造2は複
数の菱形形状からなる柔軟な膜材で覆われ、これにより
閉囲空間の屋根を形成している。この三角形の組合せか
らなる屋根構造の断面図及び平面図は図2から図6に示
す。
【0020】図2は本発明による円形でない構造を示す
もので、その平面図には、主軸及び従軸をその内部に有
する基部構造物1に囲まれた空間の外縁に一致する外部
圧縮リング10が描かれている。圧縮リング10上には
複数の円弧から成る円でない曲線12が形成されてい
る。円でない曲線12は円弧20,21からなる第一の
一組の円弧を有しており、それらの円弧20,21の中
心A,A´は基部構造物1で囲まれた空間の外縁によっ
て形成された円でない曲線の主軸上にある。そして円弧
20,21の中心A,A´は従軸からの距離が等しく且
つ対面する位置に配置されている。円弧20,21は円
でない曲線12により閉囲された区画の端部図形22,
23を形成している。円でない曲線12はさらに円弧3
0,31からなる第二の一組の円弧を有しており、それ
らの円弧30,31の中心B,B´は基部構造物1で囲
まれた空間の外縁によって形成された円でない曲線の従
軸上にある。そして円弧30,31の中心B,B´は主
軸からの距離が等しく且つ対面する位置に配置されてい
る。図2に示すように、円弧20,21からなる第一の
一組の円弧と円弧30,31からなる第二の一組の円弧
は円でない曲線12を形成すべく交差している。同様
に、端部図形22,23は中間図形32,33と共に円
でない曲線12によって閉囲された区画を形成してい
る。
【0021】複数の輪状の引っ張り部材50が円でない
曲線12内で同心円状に配置され、そして、それらはあ
る共通の基準面からの高さが夫々異なっている。各輪状
の引っ張り部材50上には、上端及び下端を有する圧縮
垂直部材70の下端がある距離をおいた位置60に係止
されている。圧縮部材70の上端は上部係止点又は節点
80となっており、またその下端は下部係止点または節
点90となっている。圧縮部材70は次の要領で各輪状
の引っ張り部材50上に配置されている。つまり、第一
の輪状引っ張り部材50上の圧縮部材70と、隣接する
輪状引っ張り部材50上の互いに近接した一組の圧縮部
材70により、その平面投影において概そ二等辺三角形
の頂点が形成されている。同様に、外部圧縮リング10
上には係止点(又は節点)40が次の要領で配置されて
いる。つまり、圧縮リング10上のある節点40と最外
部の輪状引っ張り部材50上の近接する一組の圧縮部材
70により、その平面投影において概そ二等辺三角形の
頂点が形成されている。
【0022】圧縮リング10上の節点40は端部図形2
2,23の内側で、且つ円弧20,21の夫々の中心
A,A´を通り、端部図形22,23内に引かれた一つ
おきの放射線と円でない曲線12との交点に配置され
る。同様に、輪状引っ張り部材50上の圧縮部材70は
端部図形22,23の内側で、且つ前述の円弧20,2
1の夫々の中心A,A´を通る一つおきの放射線と一つ
おきの輪状引っ張り部材50との交点に配置される。
【0023】同様に、圧縮リング10上の節点40は中
間部図形32,33の内側且つ、円弧30,31の夫々
の中心B,B´を通り、中間部図形32,33内に引か
れた一つおきの放射線と円でない曲線12との交点に配
置される。又、輪状引っ張り部材50上の圧縮部材70
は中間部図形32,33の内側で、且つ前述の円弧3
0,31の夫々の中心B,B´を通る一つおきの放射線
と一つおきの輪状引っ張り部材50との交点に配置され
る。このように、本発明による三角形の組合せからなる
幾何形状は基部構造物を取り囲む様々な形状の円でない
外縁に適用できる。
【0024】図3及び図4には、本発明になる屋根構造
が示されている。ここで、圧縮リング10は基部構造物
1で囲まれた空間の外縁に一致するように楕円形であ
り、多数のコンクリート支柱又は、背の低い構造物1の
上方に配置された適当な基礎上に置かれている。又、円
でない曲線12は上述の如く圧縮リング10上に配置さ
れている。又、複数の輪状引っ張り部材50が圧縮リン
グ10上の円でない曲線12の内側に同心円を描きなが
ら配置されている。図5及び図6に最も分かり易く示さ
れているように、輪状引っ張り部材50は圧縮リング1
0の内側に配置され、そしてそれらはある基準面からの
高さが夫々異なっている。又、複数の垂直圧縮部材70
はそれらの下端で各輪状引っ張り部材50に係止されて
いる。
【0025】複数の引っ張り部材が配置されていて、第
一の輪状引っ張り部材50上の各圧縮部材70と、隣接
する輪状引っ張り部材50上の互いに近接した一組の圧
縮部材70を結んでいる。図3の平面図は圧縮部材の上
端間を結ぶ引っ張り部材が三角形状をなして配置されて
いることを示している。図4の平面図は輪状引っ張り部
材50及び圧縮部材の上端とそれに隣接する圧縮部材の
下端とを結ぶ対角線状の引っ張り部材が三角形状をなし
て配置されている様子を示すものである。図3から図6
に最も分かり易く示されているように、これら引っ張り
部材は、第一の輪状引っ張り部材50上に係止された圧
縮部材70の上部節点80から隣接する輪状引っ張り部
材50上に係止された一組の近接する圧縮部材70の内
の一つの上部節点80に渡された第一の上部引っ張り部
材100(図3参照)と、第一の輪状引っ張り部材50
上に係止された圧縮部材70の上部節点80から隣接す
る輪状引っ張り部材50上に係止された一組の近接する
圧縮部材70の内の他の一つの上部節点80に渡された
第二の上部引っ張り部材101(図4参照)と、第一の
輪状引っ張り部材50上に係止された圧縮部材70の上
部節点80から隣接する輪状引っ張り部材50上に係止
された一組の近接する圧縮部材70の内の一つの下部節
点90に渡された第一の対角引っ張り部材110(図4
参照)と、第一の輪状引っ張り部材50上に係止された
圧縮部材70の上部節点80から隣接する輪状引っ張り
部材50上に係止された一組の近接する圧縮部材70の
内の他の一つの下部節点90に渡された第二の対角引っ
張り部材111(図4参照)からなっている。
【0026】本発明になる三角形状を組み合わせた構造
では、最外部の輪状引っ張り部材50及びそれに係止さ
れる圧縮部材70を圧縮リング10に固定する手段を有
している。好ましい実施態様では、複数の引っ張り部材
により最外部の輪状引っ張り部材50に係止された各圧
縮部材70と圧縮リング10上の近接する一組の節点を
結んでいる。
【0027】好ましい実施態様としては、複数の引っ張
り部材は、最外部の輪状引っ張り部材50上に係止され
た圧縮部材70の上部節点80から圧縮リング10上の
近接する一組の節点40の内の一つに外向きに渡された
第一の上部引っ張り部材102(図3参照)と、最外部
の輪状引っ張り部材50上に係止された圧縮部材70の
上部節点80から圧縮リング10上の近接する一組の節
点40内の他の一つに外向きに渡された第二の上部引っ
張り部材103(図3参照)と、最外部の輪状引っ張り
部材50上に係止された圧縮部材70の下部節点90か
ら圧縮リング10上の近接する一組の節点40の内の一
つに外向きに渡された第一の対角引っ張り部材112
(図4参照)と、最外部の輪状引っ張り部材50上に係
止された圧縮部材70の下部節点90から圧縮リング1
0上の近接する一組の節点40の内の他の一つに外向き
に渡された第二の対角引っ張り部材113(図4参照)
から構成されるのが良い。
【0028】図7及び図8に示す通り、節点40はさら
に、上部引っ張り部材102,103を圧縮リング10
に係止するための係止具42、及び対角引っ張り部材1
12,113を圧縮リング10に係止するための係止具
44を有している。係止具42,44は圧縮リング10
に係止される全ての引っ張り部材の軸中心線の交点が節
点40と一致するように設計されている。好ましい実施
態様としては、圧縮リング10をコンクリート製ボック
スガーダとする方法がある。節点40は圧縮リング10
上に配置される円でない曲線12上に配置されるので、
圧縮リング10上の節点40の配置はほぼ円でない曲線
12に沿って変わる。従って、係止具42,44の配置
もほぼ、円でない曲線12に沿って変わる。
【0029】他の実施態様としては、図9及び図10に
示すように、圧縮リング10を三角形状のトラス210
とする方法がある。当該三角トラス210は水平頂部ト
ラス212及び一組の側部傾斜トラス214,216を
有し、これら側部傾斜トラス214,216は頂部トラ
ス212に固定され、そして頂部トラス212から下方
のある共通点まで延長されている。三角トラス210の
形状は、円でない曲線12により形成される外縁が近似
的であるために、基部構造物の形状によって変化する節
点40の配置の変化に追従するために基部構造物の外縁
に沿って変化させる。図10には、図9の10−10断
面のように、節点40が基部構造物1の支柱の内側に配
置された場合のトラス210の形状が示されている。
又、トラス210´は図9の10´−10´断面に示す
ように、節点40が基部構造物1の支柱の直上に配置さ
れた場合の形状である。
【0030】好ましい実施態様では、図5に示すケーブ
ルトラス120は、円でない形状に三角形の組合せから
なる幾何学形状を適合させるために、円弧20,21の
中心A,A´間の主軸に沿って配置されている。ケーブ
ルトラス120は、上弦122を形成する上部引っ張り
部材、上弦122に平行に下弦124を形成する下部引
っ張り部材、及び上下端部を有し高さが夫々違う複数の
圧縮部材126,127から構成されるのが望ましい。
なお、圧縮部材126,127の下端は下弦124に係
止される。圧縮部材126の上端は上弦122に係止さ
れ、一方圧縮部材127はそれら部材の上端の下側のあ
る点で上弦122に係止される。ケーブルトラス120
は、さらに複数の対角引っ張り部材を係止している。そ
の対角引っ張り部材は第一の圧縮部材126,127が
上弦122に係止されている点から隣接する圧縮部材1
26,127の下端に向けて張りわたされ、対角コード
128を形成している。
【0031】さらに、複数の引っ張り部材が最内部の輪
状引っ張り部材50とケーブルトラス120を結んでい
る。好ましい実施態様においては、これらの引っ張り部
材によって最内部の輪状引っ張り部材50に係止された
各圧縮部材70がケーブルトラス120の圧縮部材12
6,127の内のすくなくとも一つに接続される。図3
及び図4に示すようにこれらの引っ張り部材は、最内部
の輪状引っ張り部材50に係止された圧縮部材70の上
部節点80からケーブルトラス120の圧縮部材12
6,127の内のすくなくとも一つの上端に向けて、即
ち内側に向けて張りわたされた少なくとも一つの引っ張
り部材104(図3参照)、及び最内部の輪状引っ張り
部材50に係止された圧縮部材70の上部節点80から
ケーブルトラス120上の圧縮部材126,127の内
のすくなくとも一つの下端に向けて、即ち内側に向けて
張りわたされた少なくとも一つの対角引っ張り部材11
4(図4参照)で構成するのが望ましい。
【0032】全体に下向きの屋根を形成するためには最
上部の引っ張り部材106(図3)はケーブルトラス1
20上のA,A´間の主軸に沿って配置し、圧縮部材1
27の上端に接続されなければならない。本発明におけ
る注目すべき利点の一つは、引っ張り構造部材の数が最
大となっている点で、建築部材の引っ張り特性をより有
効に利用している。そこで、引っ張りの作用する構造部
材はケーブルのような柔軟な材料とするのが望ましい。
例えば、ケーブルトラス120を構成する輪状引っ張り
部材50、上部引っ張り部材100−106、対角引っ
張り部材110−114、上弦122、下弦124、対
角弦128は撚ワイヤー、ワイヤーロープのようなケー
ブルとするのが望ましい。好ましい実施態様において
は、上部引っ張り部材100−106は複数のケーブル
で構成され、そしてそれらは構造物の中央に近づくにつ
れて数を減らすことができる。圧縮部材70はケーブル
トラス120上の圧縮部材126,127同様、鋼管の
ような剛なポストとするのが望ましい。
【0033】図11および図12は圧縮部材70の上端
に取り付けることができる上部係止具130を示す。上
部係止具130は第一組の上部引っ張り部材100,1
01の端部100a,101a、第二組の上部引っ張り
部材100,101の端部100b,101b、及び第
一組の対角引っ張り部材110,111の端部110
a,111aを圧縮部材70に係止することができるよ
うに設計されている。上部係止具130は、圧縮部材7
0の上端に取り付けることができる第一の係止板131
と、外側に隣接する輪状引っ張り部材50上に配置され
た互いに近接する一組の圧縮部材70の上部節点80か
ら内向きに張りわたされた上部引っ張り部材100,1
01の第二端部100b,101bを係止するための圧
縮部材70の外側に配置される一組の係止板132,1
33と、圧縮部材70の上部節点80から内側に隣接す
る輪状引っ張り部材50上に配置された互いに近接する
一組の圧縮部材70の上部節点80に向けて内向きに張
りわたされた上部引っ張り部材100,101の第一端
部100a,101aを係止するための圧縮部材70の
内側に配置される第二組の係止板134,135と、上
部引っ張り部材100,101の係止のための補助支持
部材として係止板134,135上に配置され、且つそ
れら係止板間の形状に合う鞍状の板136と、圧縮部材
70の上部節点80から内側に隣接する輪状引っ張り部
材50上に配置された互いに近接する一組の圧縮部材7
0の下部節点90に向けて内向きに張りわたされた対角
引っ張り部材110,111の第一端部110a,11
1aを係止するための圧縮部材70の内側に配置される
第二の係止板137から構成される。ここで重要なこと
は、上部係止具130はそれに係止される全ての引っ張
り部材100,101,110,111及び圧縮部材7
0の軸中心の交点が上部節点80と一致するように設計
されなければいけないということである。
【0034】図13及び図14は下部係止具140を示
す。この下部係止具140は圧縮部材70の下端に取り
付けられ、そして節点60において圧縮部材70の下端
を輪状引っ張り部材50に取り付けるためのものであ
る。下部係止具140は、圧縮部材70の下端に取り付
けることができる第一の係止板142と、外側に隣接す
る輪状引っ張り部材50上に配置された互いに近接する
一組の圧縮部材70の上部節点80から内向きに張りわ
たされた対角引っ張り部材110,111の第二端部1
10b,111bを係止するための圧縮部材70の外側
に配置される第二の係止板144と、輪状引っ張り部材
50に圧縮部材70の下端を固定するための第三の係止
板146から構成される。係止板146の下に配置され
る係止板148もまた輪状引っ張り部材50に圧縮部材
70の下端を固定するために使用される。下部係止具1
40はそれに係止される対角引っ張り部材110,11
1、及び圧縮部材70の軸中心の交点が、輪状引っ張り
部材50の放射中心線同様、下部節点90と一致するよ
うに設計されなければいけない。
【0035】三角形状の支持構造である上部引っ張り部
材100−106は柔軟な膜材でできていて、基部建築
構造物の屋根として使用される。膜材5はテフロン塗布
処理したガラス繊維、シリコン塗布処理したポリエステ
ル樹脂、波状鋼板等により製造できるが、その他キャン
バス材のような材料の使用も可能である。膜材5として
好ましい材料はテフロン塗布処理したガラス繊維であ
る。
【0036】好ましい実施態様としては、膜材5は図3
に示すパネルabcdのような菱形パネルの組合せによ
り構成されるのがよい。これらのパネルの頂部は圧縮部
材70の節点70と一致し、上部係止具130に固定さ
れる。そして、これら菱形パネルにより双曲放物面が形
成される。図1に示すのは最も好ましい実施態様であ
る。ここで重要なことは、これらの各パネルを圧縮部材
70の節点80に固定した時にできる双曲放物面形状に
よって、膜材5の上部にケーブルを追加する必要なしに
パネルの剛性を増すことができるということである。
【0037】輪状引っ張り部材50上には、交通の便な
るように、歩路150を網羅することができる。この歩
路150は保守、各種施工をはじめ照明、スピーカ、特
別な催し物のための工事等に利用できる。又、歩路15
0には安全のために、いずれかの側に手すりを取り付け
ることができる。本発明になるケーブルトラス構造の特
徴は図1に最も良く現れている。輪状引っ張り部材50
上の三角形状の組合せによる圧縮部材70の派生的な配
置によって、これらの各パネルを圧縮部材70の節点8
0に固定した時にユニークな放物面形状の屋根をつくる
ことができる。三角形状の組合せによる構造により、構
造部材数を最小としながら従前技術を上回る安全性が確
保できる。又、主にケーブルトラス120を主軸に沿っ
て配置したことにより、全体構造がテントのような外観
を呈することも非常に重要なことである。
【0038】図15は本発明になる他の円でない構造を
示すものである。なお本図では前図と類似の部材は類似
の番号がふられている。本実施態様においては、基部構
造物に囲まれた空間の外縁に大体一致する円でない圧縮
リング218が使われている。但し、本実施態様におい
ては、同じ半径の複数の円弧からなる不連続な円でない
曲線219が圧縮リング218上に構成されている。円
でない曲線219は背の低い構造物に囲まれた空間の外
縁により形成された円でない曲線の主軸上に中心を有す
る第一組の円弧220,221で構成される。円弧22
0,221の夫々の中心は従軸からの距離が等しく、ま
た互いに反対側に位置している。さらに、円でない曲線
219は基部構造物に囲まれた空間の外縁により形成さ
れた円でない曲線の従軸上に中心を有する第二組の円弧
230,231で構成される。円弧230,231の夫
々の中心は主軸からの距離が等しく、また互いに反対側
に位置している。第一組の円弧220,221及び第二
組の円弧230,231は交差し、そして不連続な円で
ない曲線219を形成している。
【0039】複数の輪状引っ張り部材250が円でない
曲線219の内側に同心円状に、且つ、ある共通の基準
面からの高さを夫々変えて配置されている。円でない曲
線219を形成する上記の円弧の交点には節点240が
配置される。更に、追加の節点240が上記の交点にあ
る節点240間に均等に配置されている。上下端を有す
る垂直圧縮部材270の下端が、ある距離260を置い
て輪状引っ張り部材250に係止される。圧縮部材27
0は次の要領で輪状引っ張り部材250上に配置され
る。つまり、第一の輪状引っ張り部材250上の圧縮部
材270と、隣接する輪状引っ張り部材250上の互い
に近接した一組の圧縮部材270により、その平面投影
において概そ二等辺三角形の頂点が形成されている。更
に、圧縮部材270は次の要領で最外部の輪状引っ張り
部材250上に配置される。つまり、外側の圧縮リング
218上の節点240と最外部の輪状引っ張り部材25
0上の互いに近接した一組の圧縮部材270により、そ
の平面投影において概そ二等辺三角形の頂点が形成され
ている。そして、三角形状を完成させるために、ケーブ
ルトラス320が主軸に沿って配置される。
【0040】図3及び図4で示した実施態様と同様、当
該構造は上部引っ張り部材300,301及び対角引っ
張り部材310,311を有していて、それらは第一の
輪状引っ張り部材250上の圧縮部材270と隣接する
輪状引っ張り部材250上の互いに近接した一組の圧縮
部材270を結んでいる。更に、上部引っ張り部材30
2、及び対角引っ張り部材312は最外部の輪状引っ張
り部材250上の圧縮部材270と最外部の圧縮リング
218の互いに近接した一組の節点240を結んでい
る。最後に、最内部の輪状引っ張り部材250上の圧縮
部材270とケーブルトラス320を結ぶ引っ張り部材
が配置される。
【0041】本実施態様においては、上部係止物はどの
輪状引っ張り部材250上においても全て同じ形状にな
っている。これは上部節点における引っ張り部材間の角
度関係が輪状引っ張り部材上の圧縮部材毎に同じだから
である。同様に、下部係止物の形状も全て同じである。
但し、線分340に沿って配置された圧縮部材の上部及
び下部係止物については各輪状引っ張り部材毎に違って
いる。
【0042】図16は本発明になる他の円でない構造を
示すものである。なお本図においても前図の類似部材に
は類似の番号がふられている。本実施態様は概略三角形
状の外縁を有する基部構造物に関するものである。圧縮
リング410はその平面投影において、基部構造物で囲
まれた空間の外縁に概そ一致している。本実施態様にお
いては、不連続な円でない曲線412が同じ半径を有す
る三つの円弧で形成されている。当該三つの円弧の中心
は三角形の各頂点からそれに対する辺の中点に向けて引
いた線420上にある。このように、円でない曲線41
2が基部構造物で囲まれた空間の外縁に概そ一致するか
たちで形成される。
【0043】三角形の各頂点には節点440が配置され
ていて、更に、各頂点間の円でない曲線412上には追
加の節点440が均等に配置されている。複数の輪状引
っ張り部材450が円でない曲線412の内側に同心円
状に且つ、ある共通の基準面からの高さを夫々変えて配
置されている。垂直圧縮部材470の下端が、次の要領
で互いにある距離460を置いて輪状引っ張り部材上に
係止されている。つまり、第一の輪状引っ張り部材45
0上の圧縮部材470と隣接する輪状引っ張り部材45
0上の互いに近接した一組の圧縮部材470により、そ
の平面投影において概そ二等辺三角形の頂点を形成して
いる。
【0044】上部引っ張り部材500,501及び対角
引っ張り部材510,511が配置されていて、それら
は第一の輪状引っ張り部材450上の圧縮部材470と
隣接する輪状引っ張り部材450上の互いに近接した一
組の圧縮部材470を結んでいる。さらに、上部引っ張
り部材及び対角引っ張り部材は最外部の輪状引っ張り部
材450上の圧縮部材470と外側の圧縮部材410上
の少なくとも一つの節点440を結んでいる。
【0045】更に、ポストのような引っ張り部材520
が三角形の中央に配置されている。そして、最内部の輪
状引っ張り部材450上の各圧縮部材470と内側の引
っ張り部材520を結ぶ引っ張り部材が配置される。本
三角形状の構造においては、各輪状引っ張り部材の上部
及び下部係止物はその形状が全て同じである。ここに掲
げた図面中では、円でない基部構造物のための屋根構造
を示したが、本発明になる三角形状を形成するケーブル
配置は円形スタジアム、円形アリーナにも適用できるこ
とは明らかである。円形スタジアム又は円形アリーナの
場合、内側の輪状引っ張り部材のような単式な引っ張り
部材又は単式なポストが円中央に配置される。円でない
形状に関する先の説明と同様に、円環状引っ張り部材上
の圧縮部材及び円環状圧縮部材上の節点は、円の中心を
通るひとつおきの複数の線と、ひとつおきの円環状引っ
張り部材との交点及び円環状圧縮部材上に描かれた円と
の交点に配置される。圧縮部材は、前述の通り上部節点
及び下部節点を形成しており、上部引っ張り部材は、対
角引っ張り部材と同様、第一の円環状引っ張り部材上の
各圧縮部材を隣接する円環状引っ張り部材上の近接する
一組の圧縮部材に接続している。このようにして三角形
状の組合せからなる円形屋根構造が形成されるのであ
る。
【0046】同様な方法で、目型の屋根構造も製作可能
である。この場合、一組の円弧によって基部構造物の外
縁を近似する。当該円弧は夫々その中心を従軸上に置
き、また主軸から等距離で且つ互いに反対の位置に配置
され、そしてそれらを結ぶことによって不連続な目の形
状をした曲線を描くのである。ケーブルトラスのような
引っ張り部材は主軸に沿って配置され、また複数の環状
引っ張り部材が目の形状をした曲線内に同心円状に配置
される。
【0047】節点は圧縮リング上の二つの円弧の交点に
配置される。更に、二つの円弧の交点に配置された節点
間には追加の節点が目の形状をした曲線に沿って等間隔
に配置される。圧縮部材は次の要領で環状引っ張り部材
上に係止されている。つまり、第一の環状引っ張り部材
上の圧縮部材と、隣接する環状引っ張り部材上の互いに
近接した一組の圧縮部材により、その平面投影において
概そ二等辺三角形の頂点を形成している。又、最外部の
環状引っ張り部材上の圧縮部材は次の要領で配置されて
いる。つまり、最外部の環状引っ張り部材上の圧縮部材
と圧縮リング上の互いに近接した一組の節点により、そ
の平面投影において概そ二等辺三角形の頂点を形成して
いる。次に、複数の引っ張り部材によって、第一の環状
引っ張り部材上の圧縮部材と隣接する環状引っ張り部材
上の互いに近接した一組の圧縮部材が結ばれる。最後
に、複数の引っ張り部材によって、最外部の環状引っ張
り部材上の各圧縮部材と圧縮リング上の互いに近接した
一組の節点を結ぶ。
【0048】上記の説明によって明らかなように、本発
明は三角形状の組合せからなる構造を円形及び円でない
様々な形状に適用できるように工夫されている。基部構
造物の外縁を近似するために、少なくとも一つの円弧を
使用することによって効率的なケーブル配置を実現して
いる。円形でない基部構造物の形状を複数の円弧で近似
することによってケーブルの係止物の種類を減らしつ
つ、且つそこに係止されるケーブルの幾何形状が同じに
なるような係止物の数を増やしつつ、本発明の中で明ら
かにされた三角形状の組合せからなる幾何形状を様々な
形状の構造物に対して使用できるようにしている。これ
によって、一種類の上部係止物が複数の上部節点に使用
でき、また一種類の下部係止物が複数の下部節点に使用
できる。
【0049】ここまで、ある特定の実施態様に基づいて
本発明を説明してきたが、他の数多くの代替案、修正案
が本発明によって実施しうることはこれまでの説明によ
って明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根構造の一実施態様に関する側面図
である。
【図2】本発明の理解に役立つ上から見た平面図であ
る。
【図3】本発明の好ましい実施態様における上部引っ張
り部材の上から見た平面図である。
【図4】図3に類似しており、本発明の好ましい実施態
様における対角線上に張られた引っ張り部材及び三つの
輪状引っ張り部材の上から見た平面図である。
【図5】図3に示す円でない曲線の主軸の図面である。
【図6】図3に示す円でない曲線の従軸の図面である。
【図7】図3の7−7の断面図で圧縮リング上の一節点
を通る断面を表している。
【図8】図3の8−8の断面図で圧縮リング上の他の一
節点を通る断面を表している。
【図9】図3に類似しており、三角形トラスを構成する
圧縮リングの代案を上から見た平面図である。
【図10】図9の10−10及び10´−10´の断面
図である。
【図11】圧縮部材の上部節点を上から見た平面図であ
る。
【図12】図11の12−12断面図である。
【図13】圧縮部材の下部節点を上から見た平面図であ
る。
【図14】図13の14−14の断面図である。
【図15】図3及び図4に示す屋根構造に関する別の実
施態様を示す上から見た平面図である。
【図16】本発明の別の実施態様を示す上から見た平面
図である。
【符号の説明】
1 基部構造物 2 屋根構造 10 外部圧縮リング 12 円でない曲線 20,21,22,23 端部図形 30,31 端部図形 32,33 中間部図形 40,80,90,240,440 節点 42,44 係止具 50,520 引っ張り部材 70 圧縮垂直部材 100,101,102,106 上部引っ張り
部材 110,111,112,113 対角引っ張り
部材 112 水平頂部トラス 114,216 側部傾斜トラス 120 ケーブルトラス 122 上弦 124 下弦 126,127 圧縮部材 128 対角コード 130 上部係止具 131,132,133,134,135 係止板 136 鞍状の板 140 下部係止具 144,146,148 係止板 150 歩路 210 三角トラス 218 円でない圧縮リング 219,412 曲線 220,221,230,231 円弧 250,450 輪状引っ張り部材 270,470 垂直圧縮部材 300,301,302 上部引っ張り部材 310,311,312 対角引っ張り部材 320 ケーブルトラス 410 圧縮リング 500,501 上部引っ張り部材 510,511 対角引っ張り部材

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概そリング形状の外側の水平圧縮リング
    と;楕円屋根の主軸に沿って配置される概そ水平なケー
    ブルトラスと;該圧縮リング内で同心円状に配置され、
    且つある共通の基準面からの高さが夫々異なる複数の楕
    円形の輪状引っ張り部材と;上部及び下部節点となる上
    端及び下端を有し、その下端において該楕円形の輪状引
    っ張り部材の一つに係止される概そ垂直に配置される複
    数の圧縮部材と;第一の輪状引っ張り部材に係止される
    圧縮部材を隣接する輪状引っ張り部材に係止されている
    互いに近接する一組の圧縮部材に接続するための複数の
    引っ張り部材と;最外部の輪状引っ張り部材及びそれに
    係止される垂直圧縮部材を該圧縮リングに固定する手段
    と;最内部の輪状引っ張り部材を該ケーブルトラスに固
    定する手段とからなり、第一の輪状引っ張り部材に係止
    される該引っ張り部材は隣接する輪状引っ張り部材に係
    止される圧縮部材とは放射線方向に一列に並ばないこと
    を特徴とし、さらに該引っ張り部材は、第一の該輪状引
    っ張り部材に係止された該圧縮部材の上部節点から隣接
    する該輪状引っ張り部材に係止される互いに近接する一
    組の該圧縮部材の内の一つの上部節点に張りわたされる
    第一の引っ張り部材と;第一の該輪状引っ張り部材に係
    止された該圧縮部材の上部節点から隣接する該輪状引っ
    張り部材に係止される互いに近接する一組の該圧縮部材
    の内の他の一つの上部節点に張りわたされる第二の引っ
    張り部材と;第一の該輪状引っ張り部材に係止された該
    圧縮部材の上部節点から隣接する該輪状引っ張り部材に
    係止される互いに近接する一組の該圧縮部材の内の一つ
    の下部節点に張りわたされる第一の対角引っ張り部材
    と;第一の該輪状引っ張り部材に係止された該圧縮部材
    の上部節点から隣接する該輪状引っ張り部材に係止され
    る互いに近接する一組の該圧縮部材の内の他の一つの下
    部節点に張りわたされる第二の対角引っ張り部材から構
    成されることを特徴とし、その平面投影において主軸及
    び従軸を有する概そ楕円の閉曲線となる屋根を支持する
    ための三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  2. 【請求項2】 上記楕円の閉曲線は少なくとも二つの円
    弧からなる請求項1記載の三角形状の組合せで構成した
    屋根構造。
  3. 【請求項3】 上記楕円の閉曲線は四つの円弧からなる
    請求項2記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  4. 【請求項4】 上記楕円の閉曲線によって閉囲された区
    画は、該楕円閉曲線の主軸上にその中心を有し、従軸か
    らの距離が夫々同じで、且つ、従軸に対して対面する位
    置に配置される第一及び第二の円弧で形成される第一及
    び第二の端部図形、及び該楕円閉曲線の従軸上にその中
    心を有し、あらかじめ決められた主軸からの距離が夫々
    同じで、且つ、主軸に対して対面する位置に配置される
    第一及び第二の中間円弧で形成される第一及び第二の中
    間図形を構成するようにして成る請求項3記載の三角形
    状の組合せで構成した屋根構造。
  5. 【請求項5】 該第一端部図形内に配置される圧縮部材
    は、ひとつおきの該輪状引っ張り部材と該第一円弧の中
    心を通るひとつおきの放射線の交点において該輪状引っ
    張り部材に係止され、そして該第二端部図形内に配置さ
    れる圧縮部材は、ひとつおきの該輪状引っ張り部材と、
    該第二円弧の中心を通るひとつおきの放射線の交点にお
    いて該輪状引っ張り部材に係止されるようにした請求項
    4記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  6. 【請求項6】 該第一中間図形内に配置される圧縮部材
    は、ひとつおきの該輪状引っ張り部材と、該第一中間円
    弧の中心を通るひとつおきの放射線の交点において該輪
    状引っ張り部材に係止され、そして該第二中間図形内に
    配置される圧縮部材は、ひとつおきの該輪状引っ張り部
    材と該第二中間円弧の中心を通るひとつおきの放射線の
    交点において該輪状引っ張り部材に係止されるようにし
    た請求項5記載の三角形状の組合せで構成した屋根構
    造。
  7. 【請求項7】 該圧縮リングは最外部の該輪状引っ張り
    部材と同心状に配置される概そ楕円の閉曲線を形成する
    複数の節点を有する請求項1記載の三角形状の組合せで
    構成した屋根構造。
  8. 【請求項8】 最外部の該輪状引っ張り部材及びそれに
    係止される垂直圧縮部材を該圧縮リングに固定する手段
    は、最外部の該輪状引っ張り部材に係止された圧縮部材
    を該圧縮リング上の互いに近接する一組の節点に結ぶた
    めの複数の引っ張り部材から構成されるようにした請求
    項7記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  9. 【請求項9】 複数の該引っ張り部材は、最外部の該輪
    状引っ張り部材に係止された該圧縮部材の上部節点から
    該圧縮リング上の互いに近接する一組の節点の内の一つ
    に向けて、つまり外側に向けて張りわたされた第一の上
    部引っ張り部材と、最外部の該輪状引っ張り部材に係止
    された該圧縮部材の上部節点から該圧縮リング上の互い
    に近接する一組の節点の内の他の一つに向けて、つまり
    外側に向けて張りわたされた第二の上部引っ張り部材
    と、最外部の該輪状引っ張り部材に係止された該圧縮部
    材の下部節点から該圧縮リング上の互いに近接する一組
    の節点の内の一つに向けて、つまり外側に向けて張りわ
    たされた第一の対角引っ張り部材と、最外部の該輪状引
    っ張り部材に係止された該圧縮部材の下部節点から該圧
    縮リング上の互いに近接する一組の節点の内の他の一つ
    に向けて、つまり外側に向けて張りわたされた第二の対
    角引っ張り部材から構成されるようにした請求項8記載
    の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  10. 【請求項10】 該圧縮リングは一つのコンクリート製
    ボックスガーダから構成されるようにした請求項7記載
    の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  11. 【請求項11】 該節点の該ガーダ断面との相対的な位
    置関係は該圧縮リングの外縁付近で変化するようにした
    請求項10記載の三角形状の組合せで構成した屋根構
    造。
  12. 【請求項12】 該圧縮リングは頂部水平トラス及び上
    端が該頂部水平トラスに固定され、且つ、ある共通点ま
    で延ばされた側部傾斜トラスからなる三角形状トラスで
    構成するようにした請求項7記載の三角形状の組合せで
    構成した屋根構造。
  13. 【請求項13】 各輪状引っ張り部材上の圧縮部材の数
    は同じである請求項1記載の三角形状の組合せで構成し
    た屋根構造。
  14. 【請求項14】 該輪状引っ張り部材は複数のケーブル
    から構成される請求項1記載の三角形状の組合せで構成
    した屋根構造。
  15. 【請求項15】 該上部引っ張り部材はワイヤーロープ
    で構成される請求項14記載の三角形状の組合せで構成
    した屋根構造。
  16. 【請求項16】 該対角引っ張り部材は撚ワイヤーで構
    成される請求項14記載の三角形状の組合せで構成した
    屋根構造。
  17. 【請求項17】 4項の三角形状の組合せからなる構造
    物において、該ケーブルトラスは、上弦を形成する一つ
    の上部引っ張り部材、下弦を形成する該上弦に平行な一
    つの下部引っ張り部材、該上弦、下弦に係止され、且つ
    高さが異なる複数の圧縮部材、及び互いに隣合う圧縮部
    材間で該上弦から該下弦に張りわたされ、対角弦を形成
    する複数の対角引っ張り部材から構成される請求項4記
    載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  18. 【請求項18】 該上部、下部及び対角引っ張り部材は
    撚ワイヤーで構成される請求項17記載の三角形状の組
    合せで構成した屋根構造。
  19. 【請求項19】 該上部、下部及び対角引っ張り部材は
    ワイヤーロープで構成される請求項17記載の三角形状
    の組合せで構成した屋根構造。
  20. 【請求項20】 該上弦、下弦及び対角弦及び該圧縮部
    材は全てある同一垂直面内に配置される請求項17記載
    の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  21. 【請求項21】 該ケーブルトラスは夫々該第一及び第
    二円弧の中心に一致する第一及び第二端部を有する請求
    項20記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  22. 【請求項22】 該ケーブルトラスの該第一及び第二端
    部は圧縮部材で構成される請求項21記載の三角形状の
    組合せで構成した屋根構造。
  23. 【請求項23】 最内部の該輪状引っ張り部材を該ケー
    ブルトラスに固定するための該手段は、最内部の該輪状
    引っ張り部材に係止された圧縮部材を該ケーブルトラス
    を構成する少なくとも一つの圧縮部材に接続するための
    複数の引っ張り部材から構成される請求項22記載の三
    角形状の組合せで構成した屋根構造。
  24. 【請求項24】 楕円形の該輪状引っ張り部材は複数の
    ケーブルで構成される請求項1記載の三角形状の組合せ
    で構成した屋根構造。
  25. 【請求項25】 各該輪状引っ張り部材は複数の撚ワイ
    ヤーで構成される請求項24記載の三角形状の組合せで
    構成した屋根構造。
  26. 【請求項26】 各該輪状引っ張り部材は複数のワイヤ
    ーロープで構成される請求項24記載の三角形状の組合
    せで構成した屋根構造。
  27. 【請求項27】 三角形状の組合せからなる構造物は、
    さらに該構造物を覆う柔軟な膜材を有している請求項1
    記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  28. 【請求項28】 当該柔軟な膜材はテフロン塗布処理さ
    れたガラス繊維、シリコン塗布処理されたポリエステル
    樹脂又は波状鋼板の中から選ぶようにした請求項27記
    載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  29. 【請求項29】 当該柔軟な膜材は複数の菱形パネルか
    らなり、それら菱形パネルの各頂点は概そ垂直な圧縮部
    材の上部節点に一致するようにした請求項27記載の三
    角形状の組合せで構成した屋根構造。
  30. 【請求項30】 該菱形パネルは、垂直な該圧縮部材の
    上部節点に固定された時に双曲放物線を描くようにした
    請求項29記載の三角形状の組合せで構成した屋根構
    造。
  31. 【請求項31】 屋根を支持するための三角形状のケー
    ブル配置は、内側に位置する引っ張り部材と;内側に位
    置する該引っ張り部材の周りに同心円状に配置され、且
    つ、ある共通の基準面からの高さが異なる複数の概そ水
    平な輪状引っ張り部材と;上部及び下部節点となる上端
    及び下端を有し、その下端において該輪状引っ張り部材
    の一つに係止される概そ垂直な複数の圧縮部材と;第一
    の輪状引っ張り部材に係止される第一の圧縮部材を隣接
    する輪状引っ張り部材に係止されている互いに近接する
    一組の圧縮部材に接続するための複数の引っ張り部材
    と;最内部の輪状引っ張り部材及びそれに係止される垂
    直圧縮部材を内側の該圧縮リングに固定する手段と;最
    外部の輪状引っ張り部材を支持構造に固定する手段とか
    らなり、第一の輪状引っ張り部材に係止される該引っ張
    り部材は隣接する輪状引っ張り部材に係止される圧縮部
    材とは放射線方向に一列に並ばないことを特徴とし、さ
    らに該引っ張り部材は、第一の該輪状引っ張り部材に係
    止された該圧縮部材の上部節点から隣接する該輪状引っ
    張り部材に係止される互いに近接する一組の該圧縮部材
    の上部節点に張りわたされる一組の上部引っ張り部材
    と;第一の該輪状引っ張り部材に係止された該圧縮部材
    の上部節点から隣接する該輪状引っ張り部材に係止され
    る互いに近接する一組の該圧縮部材の下部節点に張りわ
    たされる一組の対角引っ張り部材から構成されることを
    特徴とする三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  32. 【請求項32】 最内部の該輪状引っ張り部材を内部の
    該引っ張り部材に固定するための手段は、最内部の該輪
    状引っ張り部材に係止される圧縮部材を内部の該引っ張
    り部材に接続するための複数の引っ張り部材から構成さ
    れる請求項31記載の三角形状の組合せで構成した屋根
    構造。
  33. 【請求項33】 屋根は、その平面投影において概そ円
    形の閉曲線を描くようにした請求項32記載の三角形状
    の組合せで構成した屋根構造。
  34. 【請求項34】 ひとつおきの輪状引っ張り部材に係止
    される圧縮部材は放射線上に並んでいる請求項33記載
    の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  35. 【請求項35】 円でない外縁を有する基部構造物のた
    めの屋根で、その平面投影が概そ楕円の閉曲線となる屋
    根を支持するための三角形状の組合せからなる構造物を
    構成するケーブルを係止するための支持構造は、その平
    面投影において円でない構造物の外縁に相当する圧縮
    梁、及びその平面投影において概そ楕円の閉曲線となる
    屋根と同心となる概そ楕円の閉曲線を形成する複数の節
    点から構成されるようにしたことを特徴とする三角形状
    の組合せで構成した屋根構造。
  36. 【請求項36】 該節点は第一、第二円弧及び第一中間
    円弧、第二中間円弧で描かれる楕円形状の閉曲線に沿っ
    て配置される。第一、第二円弧の中心は基部構造物の円
    でない外縁の主軸上に位置し、さらに夫々従軸からの距
    離が等しく、且つ、従軸に対して対面する位置にある。
    又、第一中間円弧、第二中間円弧の中心は基部構造物の
    円でない外縁の従軸上に位置し、さらに夫々主軸からの
    距離が等しく、且つ、主軸に対して対面する位置にある
    請求項35記載の三角形状の組合せで構成した屋根構
    造。
  37. 【請求項37】 該節点は第一、第二円弧及び第一中間
    円弧、第二中間円弧の中心を通る複数の放射線と楕円曲
    線との交点に位置する請求項36記載の三角形状の組合
    せで構成した屋根構造。
  38. 【請求項38】 該係止点の該圧縮梁断面との相対的位
    置関係は該支持構造物の外縁の周りで変化する請求項3
    7記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  39. 【請求項39】 該圧縮リングはコンクリート製のボッ
    クスガーダで構成される請求項38記載の三角形状の組
    合せで構成した屋根構造。
  40. 【請求項40】 該圧縮梁は三角形状トラスで構成さ
    れ、該三角形状トラスは頂部水平トラス及び一組の側部
    傾斜トラスからなり、側部傾斜トラスはその上端で頂部
    水平トラスに固定され、下方のある共通点まで延ばされ
    る請求項39記載の三角形状の組合せで構成した屋根構
    造。
  41. 【請求項41】 同心円状に配置され、且つ、夫々ある
    基準面からの高さが異なる複数の輪状引っ張り部材と、
    上下端を有し、その下端において該輪状引っ張り部材の
    一つに係止される概そ垂直な複数の圧縮部材と、第一の
    輪状引っ張り部材に係止される各圧縮部材の上端から隣
    接する輪状引っ張り部材に係止されている圧縮部材の上
    端の少なくとも一つに向けて張りわたされる少なくとも
    一つの上部引っ張り部材、及び第一の輪状引っ張り部材
    に係止される各圧縮部材の上端から隣接する輪状引っ張
    り部材に係止されている圧縮部材の下端の少なくとも一
    つに向けて張りわたされる少なくとも一つの対角引っ張
    り部材を有する屋根の支持構造において、引っ張り部材
    係止手段は、夫々少なくとも一つの上部引っ張り部材と
    対角引っ張り部材を該圧縮部材の上端に係止するための
    概そ垂直な圧縮部材の上端に取り付けられる上部係止手
    段、及び少なくとも一つの対角引っ張り部材を該圧縮部
    材の下端に係止し、且つ、該圧縮部材の下端を該輪状引
    っ張り部材の一つに係止するための概そ垂直な圧縮部材
    の下端に取り付けられる下部係止手段から構成されるこ
    とを特徴とする三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  42. 【請求項42】 当該上部係止手段は、夫々少なくとも
    一つの上部引っ張り部材と対角引っ張り部材を、次に示
    す要領で該圧縮部材の上端に係止できるように設計され
    る。つまり、夫々少なくとも一つの上部引っ張り部材と
    対角引っ張り部材の軸中心線は該圧縮部材の軸中心線上
    のあらかじめ決められた点において交差する請求項41
    記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  43. 【請求項43】 当該下部係止手段は、少なくとも一つ
    の対角引っ張り部材を、次に示す要領で該圧縮部材の下
    端に係止できるように設計される。つまり、少なくとも
    一つの対角引っ張り部材の軸中心線及び該輪状引っ張り
    部材の放射中心線は該圧縮部材の軸中心線上のあらかじ
    め決められた点において交差する請求項41記載の三角
    形状の組合せで構成した屋根構造。
  44. 【請求項44】 円でない外縁を有する基部構造物の閉
    囲区画に一致し、平面投影において円でない主軸、従軸
    を有する閉曲線形状の屋根を支持するための三角形状の
    組合せからなる構造物は、平面投影において背の低い建
    築物の閉囲区画と概そ一致する概そ水平な外側の圧縮部
    材と;該建築物で囲まれる空間の外縁を近似する円でな
    い閉曲線に一致する該圧縮部材の外縁付近に配置される
    複数の節点と;該円でない閉曲線内で同心円状に配置さ
    れ、且つ、ある共通の基準面からの高さが夫々異なる複
    数の輪状引っ張り部材と;該輪状引っ張り部材上に配置
    される概そ垂直な複数の圧縮部材と;第一の該輪状引っ
    張り部材上の各圧縮部材を隣接する該輪状引っ張り部材
    上の互いに近接する一組の圧縮部材に接続するための複
    数の引っ張り部材と;最外部の輪状引っ張り部材上の圧
    縮部材を外側の該圧縮部材上の該節点に固定する手段と
    からなり、円でない該閉曲線は、夫々の中心が円でない
    建築物の外縁の主軸上のあらかじめ決められた点にあ
    り、さらに従軸に対して等距離で且つ互いに反対に位置
    する第一及び第二円弧と;夫々の中心が円でない建築物
    の外縁の従軸上のあらかじめ決められた点にあり、さら
    に主軸に対して等距離で、且つ、互いに反対に位置する
    第一及び第二円弧よりも大きな半径の第一及び第二中間
    円弧から形成され、また第一の引っ張り部材上の圧縮部
    材と隣接する引っ張り部材上の互いに隣接する一組の圧
    縮部材は平面投影において概そ二等辺三角形の頂点を形
    成することを特徴とする三角形状の組合せで構成した屋
    根構造。
  45. 【請求項45】 該第一、第二円弧は第一、第二端部図
    形を形成し、該第一、第二中間円弧は第一、第二中間図
    形を形成する請求項44記載の三角形状の組合せで構成
    した屋根構造。
  46. 【請求項46】 該第一端部図形内に配置される圧縮部
    材は、ひとつおきの該輪状引っ張り部材と該第一円弧の
    中心を通るひとつおきの放射線の交点に配置され、そし
    て該第二端部図形内に配置される圧縮部材は、ひとつお
    きの該輪状引っ張り部材と該第二円弧の中心を通るひと
    つおきの放射線の交点に配置される請求項45記載の三
    角形状の組合せで構成した屋根構造。
  47. 【請求項47】 該第一中間図形内に配置される圧縮部
    材は、ひとつおきの該輪状引っ張り部材と該第一中間円
    弧の中心を通るひとつおきの放射線の交点に配置され、
    そして該第二中間図形内に配置される圧縮部材は、ひと
    つおきの該輪状引っ張り部材と該第二中間円弧の中心を
    通るひとつおきの放射線の交点に配置される請求項46
    記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  48. 【請求項48】 三角形状の組合せからなる屋根構造
    は、さらに該建築物で囲まれた円でない外縁の主軸に沿
    って配置された概そ平坦なケーブルトラスから構成さ
    れ、該ケーブルトラスは該第一円弧の中心から該第二円
    弧の中心まで延ばされる請求項44記載の三角形状の組
    合せで構成した屋根構造。
  49. 【請求項49】 円でない外縁を有する基部構造物の閉
    囲区画に一致し、平面投影において円でない主軸、従軸
    を有する閉曲線形状の屋根を支持するための三角形状の
    組合せからなる構造物は、平面投影において基部構造物
    の閉囲区画と概そ一致する外側の圧縮部材と;該圧縮部
    材上において、該建築物で囲まれる空間の外縁を近似す
    る円でない閉曲線と;該円でない閉曲線内で同心円状に
    配置され、且つ、ある共通の基準面からの高さが夫々異
    なる複数の輪状引っ張り部材と;該輪状引っ張り部材上
    に配置される概そ垂直な複数の圧縮部材と;該圧縮部材
    上に配置される複数の節点と;第一の輪状引っ張り部材
    上の各圧縮部材を隣接する該輪状引っ張り部材上の互い
    に近接する一組の圧縮部材に接続するための複数の引っ
    張り部材と;最外部の輪状引っ張り部材上の圧縮部材を
    該圧縮部材上の互いに近接する一組の該節点に固定する
    手段とからなり、円でない該閉曲線は、夫々の中心が主
    軸上にあり、さらに従軸に対して等距離で且つ、互いに
    反対に位置する第一組の端部図形を形成する円弧と;夫
    々の中心が従軸上にあり、さらに主軸に対して等距離で
    且つ互いに反対に位置する第二組の中間図形を形成する
    円弧を結ぶことによって形成され、また第一の引っ張り
    部材上の圧縮部材と隣接する引っ張り部材上の互いに隣
    接する一組の圧縮部材は平面投影において概そ二等辺三
    角形の頂点を形成し、外側の該圧縮部材上の該節点と最
    外部の輪状引っ張り部材上の互いに隣接する一組の圧縮
    部材は平面投影において概そ二等辺三角形の頂点を形成
    することを特徴とする三角形状の組合せで構成した屋根
    構造。
  50. 【請求項50】 円でない該閉曲線は不連続である請求
    項49記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  51. 【請求項51】 第一組及び第二組の円弧の半径は等し
    いように構成した請求項50記載の三角形状の組合せで
    構成した屋根構造。
  52. 【請求項52】 円でない該閉曲線は連続である請求項
    49記載の三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  53. 【請求項53】 屋根を支持するための三角形状のケー
    ブル配置は、内側に位置する引っ張り部材と;内側に位
    置する該引っ張り部材の周りに同心円状に配置され、且
    つ、ある共通の基準面からの高さが異なる複数の概そ水
    平な輪状引っ張り部材と;上部及び下部節点となる上端
    及び下端を有し、その下端において該輪状引っ張り部材
    の一つに係止される概そ垂直な複数の圧縮部材と;第一
    の輪状引っ張り部材に係止される第一の圧縮部材を隣接
    する輪状引っ張り部材に係止されている互いに近接する
    一組の圧縮部材に接続するための複数の引っ張り部材
    と;最内部の輪状引っ張り部材及びそれに係止される圧
    縮部材を内側の該引っ張り部材に固定する手段と;外側
    に位置する圧縮部材と;外側に位置する該圧縮部材上に
    配置された複数の節点と;最外部の輪状引っ張り部材及
    びそれに係止される圧縮部材を外側に位置する該圧縮部
    材上に配置された複数の節点に固定する手段とからな
    り、第一の輪状引っ張り部材に係止される各圧縮部材と
    隣接する輪状引っ張り部材に係止される互いに近接する
    一組の圧縮部材はその平面投影において概そ二等辺三角
    形の頂部を形成し、さらに該引っ張り部材は、第一の該
    輪状引っ張り部材に係止された該圧縮部材の上部節点か
    ら隣接する該輪状引っ張り部材に係止される互いに近接
    する一組の該圧縮部材の上部節点に張りわたされる一組
    の上部引っ張り部材と;第一の該輪状引っ張り部材に係
    止された該圧縮部材の上部節点から隣接する該輪状引っ
    張り部材に係止される互いに近接する一組の該圧縮部材
    の下部節点に張りわたされる一組の対角引っ張り部材か
    ら構成されることを特徴とする三角形状の組合せで構成
    した屋根構造。
  54. 【請求項54】 屋根はその平面投影において概そ三角
    形である請求項53記載の三角形状の組合せで構成した
    屋根構造。
  55. 【請求項55】 外側に位置する該圧縮部材上に配置さ
    れた節点は三つの円弧からなる閉じた三角形を形成する
    不連続な曲線上に配置される請求項54記載の三角形状
    の組合せで構成した屋根構造。
  56. 【請求項56】 該円弧群の中心は三角形の各頂点から
    それに対する辺の中点に向けて引いた線上にある請求項
    55記載三角形状の組合せで構成した屋根構造。
  57. 【請求項57】 節点は該三角形の各頂点に配置される
    請求項56記載の三角形状の組合せで構成した屋根構
    造。
  58. 【請求項58】 外側に位置する該圧縮部材上に配置さ
    れる節点は等間隔に配置される請求項56記載の三角形
    状の組合せで構成した屋根構造。
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