JPH02274939A - ドーム状骨組膜構造 - Google Patents

ドーム状骨組膜構造

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JPH02274939A
JPH02274939A JP9845589A JP9845589A JPH02274939A JP H02274939 A JPH02274939 A JP H02274939A JP 9845589 A JP9845589 A JP 9845589A JP 9845589 A JP9845589 A JP 9845589A JP H02274939 A JPH02274939 A JP H02274939A
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steel
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dome
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Toru Ito
徹 伊藤
Hiroo Tominaga
富永 博夫
Toshiyuki Yamada
山田 利行
Yoshihiro Takahama
高浜 良弘
Kazushige Kurihara
栗原 和茂
Takayuki Nishitani
隆之 西谷
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、多目的スタジアム等に用いて好適なドーム
状骨組膜構造に関する。
「従来技術およびその課題」 一般に、多目的スタジアムやホールあるいハ実験棟など
の空間構造として、つり構造や膜構造か用いられており
、広い利用空間を確保できるようになっている。
しかしながら、つり構造はその強度を確(♀するにあた
り経済的な架構形式であるとは言えず、また、空気膜構
造は常時一定の空気圧を確保する必要があることからラ
ンニングコストか高いなど、各種の欠点を有している。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、経済的
な架構を実現して施工コストの低減化を図ることのでき
るドーム状組立膜構造を提供することを目的としている
「課題を解決するための手段」 この発明に係るドーム状骨組膜構造は、構造体の上部に
、複数のアーチ状の鉄骨トラスを頂部リングより放射状
に架設すると共に、それら鉄骨トラスに膜状体を布設し
てドーム状の屋根を形成し、かつ、前記複数の鉄骨トラ
スの周辺部にその引張力を吸収する周辺リングを設け、
さらに、隣り合う鉄骨トラス間に前記膜状体に張力を導
入するための押えケーブルを配置したものである。なお
、前記鉄骨トラスは、隣り合う鉄骨トラス間が略均一と
なるように、頂部リングから周辺部へ向かうに従ってそ
の途中から分岐されているのが望ましい。また、頂部リ
ングは、各鉄骨トラスを構成する上限材及び下弦材用に
それぞれリング部材を2重に設けてなることが望ましい
「作用」 この発明によれば、構造体の上部に、頂部リングからそ
れぞれ放射状に架設されたアーチ状の鉄骨トラスは、垂
直荷重によりその頂部に生じる圧縮力が頂部リングの圧
縮力により支持され、かつ周辺部に生じる引張力が周辺
リングの引張力により支持され、これによりドーム状構
造全体が安定感のある自己つり合い型となる。したがっ
て、力学的合理性のある構造システムを構築できるとと
もに、鉄骨トラスの経済的な断面が得られる。
「実施例」 以下、図面を参照しながらこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明のドーム状骨組膜構造か適用された多
目的スタジアムの外観を示している。
この図に示すように、多目的スタンアムSは、スタンド
を有する円形状の下部建物(構造体)1と、この下部建
物1の上に架設されたドーム屋根(ドーム状骨組膜構造
)2とから構成されている。
ドーム屋根2は、頂部リング3より下部建物lの上部に
放射状に架設された複数のアーチ状の鉄骨トラス4・・
・と、該鉄骨トラス4・・・−に布設された膜状体5と
から主要構成されている。
頂部リング3は、放射状に架設された鉄骨トラス4の各
頂部4aを自身を介して互いに接合することで、鉄骨の
収まりを改善するもので、第3図の構造モデルに示すよ
うに、各鉄骨トラス4を構成する上限材6および下弦材
7の上端部に径の異なる2重のリング部材3a、3bが
上下に連設された構成とされている。そして、頂部リン
グ3(各フング部材)にかかる垂直荷重P。により各上
限材6および下弦材7の頂部にそれぞれ生じる圧縮力P
1と、各リング部材自身の圧縮力(リングコンブレッン
ヨン)P7、P、とが互いに釣り合う構造とされ、鉄骨
トラス4からの圧縮応力が2重のリング部材3a、3b
にそれぞれ分散されて一つのリング部材にかかる応力が
小さくなるように構成されている。
一方、鉄骨トラス4は、第2図に示すように、アーチ状
に屈曲された上弦材6および下弦材7と、その間のラチ
ス材8とがトラス構造を形成している。この鉄骨トラス
4は放射状に架設されているため周辺部4bへ向かうに
したがって隣り合う鉄骨トラス4間が次第に拡大してい
くが、この鉄骨トラス4間(膜スパン)が略均一となる
ように、その途中から分岐部8が形成されている。
このような各鉄骨トラス4の周辺部4bには、下部建物
1の上部周縁に配される周辺リング9が一体に設けられ
、各鉄骨トラス4の頂部4aにかかる垂直荷重P。によ
り周辺部4bに生じる引張力(外側に膨らもうとする力
)P4が、周辺リング9の引張力P、と互いに釣り合う
構造とされている(第3図参照)。さらに、隣り合う鉄
骨トラス4の下弦材7間には一周にわたるつなぎ材10
と補強プレース11とが設けられ、これにより安定した
水平構面が形成されている。この水平構面は、水平力を
円周方向に伝達するとともに、つなぎ材IO等のリング
応力によるドーム効果で経済的な架橋を確保している。
このように各鉄骨トラス4、頂部リング3、周辺リング
9によって構成されるドーム構造は、各鉄骨トラス4・
・・に生じる力が頂部リング3および周辺リング9によ
って均等に処理される安定感のある自己釣り合い型の構
造とされ、下部建物1に対しスラスト力が伝達されない
工夫がなされている。
膜状体5は、テトラフルオロエチレン等からなる膜で、
各鉄骨トラス4の上に一周にわたって布設されている。
膜状体5の下面には、第4図に示すように、鉄骨トラス
4,4 間に位置して押えケーブル12が吊り下げられ
、該押えケーブル12に下方への緊張力が付与されて、
膜状体5に張力が導入されている。さらに、鉄骨トラス
4の下部には分岐部8が設けられているので、膜スパン
が略均一とされ、膜状体5の膜耐力が十分に確保されて
いる。なお、つなぎ材10および補強プレース11は前
述したように、鉄骨トラス4の下弦材7に取り付けられ
ており、押えケーブル12と干渉しない工夫がなされて
いるわけである。
また、この実施例のドーム屋根2には頂部リング3に採
光用のトップライト13が設けられているが、頂部リン
グ3の開口部は換気孔として用いてもよい。
この実施例によれば、以下のような優れた効果を奏する
■ ドーム屋根2を主要構成する各鉄骨トラス4および
膜状体5は、それぞれ同一形状および同一パターンの繰
り返しで構成されるので、製作面での量産効果および施
工期間の短縮化を期待でき、これにより品質の高いドー
ム屋根2を安価なコストで施工できる。
■ ドーム屋根2の構造は、下部建物lの上に放射状に
架設されたアーチ状の鉄骨トラス4・・・と、各鉄骨ト
ラス4の頂部に設けられた頂部リング3と、各鉄骨トラ
ス4の周辺部に設けられた周辺リング9とが互いにつり
合うとともに、各鉄骨トラス4にかかる力が各リング3
.9により均等に処理される自己釣り合い型とされてい
るので、経済的な断面を有するドーム架構形式とするこ
とができる。
■ 各鉄骨トラス4の下部にそれぞれ分岐部8が設けら
れて隣り合う鉄骨トラス4間のスパンを略均一に設定し
ているので、膜スパンも略均一となり、頂部から周辺部
に至るまで膜状体5の膜耐力を均一とすることができる
■ 全ての隣合う鉄骨トラス4間に押えケーブル12を
配置することで、各鉄骨トラス4に布設した膜状体5に
全周にわたって張力を容易に導入できる。また、第5図
に示すように、鉄骨トラス4はアーチ状に屈曲されて押
えケーブル12の曲率が十分確保されているので、張力
が膜状体5に効率的に導入されることになる。
■ 膜状体5に張力が導入された形態では、膜状体5に
連続する山谷が全周にわたって形成されることになり、
花びらを連想させる如く、意匠的に優れた外観デザイン
とすることができる。
■ 頂部リング3を、径の異なる2重リングとすること
で、各鉄骨トラス4の上弦材6および下弦材7からの圧
縮応力を、各リング部材3a、3bに効率よく分散して
伝えるとともに、各リング部材3a、3bにかかる応力
を小さくし得て、経済的な架構の実現に寄与する。
なお、上記実施例のドーム屋根を積雪地帯に適用する場
合には、鉄骨トラス4を2中心アーチ形状として頂部付
近でも勾配をつけることにより、滑雪効果を持たせるこ
とができる。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば構造体の
上部に、複数のアーチ状の鉄骨トラスを頂部リングより
放射状に架設するとともに、それら鉄骨トラスに膜状体
を布設してドーム状の屋根を形成し、かつ、前記複数の
鉄骨トラスの周辺部にその引張力を吸収する周辺リング
を設け、さらに、隣り合う鉄骨トラス間に前記膜状体に
張力を導入するための押えケーブルを配置したので、各
鉄骨トラスおよび膜状体を同一形状および同一パターン
の繰り返しで構成でき、これにより、製作面での量産効
果および施工期間の短縮化を期待できる。また、各アー
チ状の鉄骨トラスは、頂部リングと周辺リングとによっ
て互いに均等につり合った構造゛とされているので、経
済的な断面を有するドーム架構形式とすることができる
。さらには、膜状体への張力導入は鉄骨トラス間に押え
ケーブルを配するだけでおこなえ、したがってこれらの
点により、高い品質のドーム梁構を安価なコストで施工
することができる。
また、膜状体に張力が導入された形態では、膜状体に連
続する山谷が全周にわたって形成されることから、意匠
的に優れた外観デザインとすることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図はこの発明にかかるドーム状骨組膜構造を適用
した多目的スタジアムの斜視図、第2図は要部を示す一
部断面斜視図、第3図はドーム状骨組膜構造の構造モデ
ル図、第4図は膜状体へ張力を導入する際の作用図、第
5図は多目的スタジアムの正面図である。 12・・・・・・押えケーブル、 S・・・・・・多目的スタジアム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)構造体の上部に、複数のアーチ状の鉄骨トラスが
    頂部リングより放射状に架設されると共に、それら鉄骨
    トラスに膜状体が布設されてドーム状の屋根を形成し、
    かつ、前記複数の鉄骨トラスの周辺部にはその引張力を
    吸収する周辺リングが設けられ、さらに、隣り合う鉄骨
    トラス間には前記膜状体に張力を導入するための押えケ
    ーブルが配置されていることを特徴とするドーム状骨組
    膜構造。
  2. (2)前記鉄骨トラスは、隣り合う鉄骨トラス間が略均
    一となるように、頂部リングから周辺部へ向かうに従っ
    てその途中から分岐されていることを特徴とする第1項
    記載のドーム状骨組膜構造。
  3. (3)前記頂部リングは、各鉄骨トラスを構成する上限
    材及び下弦材用にそれぞれリング部材が2重に設けられ
    てなることを特徴とする第1項記載のドーム状骨組膜構
    造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112095880A (zh) * 2020-11-09 2020-12-18 湖南大学 一种拉索预应力巨型网格罩篷结构
CN116065698A (zh) * 2023-03-31 2023-05-05 北京市建筑工程研究院有限责任公司 一种可上人的大跨度悬索采光顶及其施工方法

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JPH0230861A (ja) * 1988-07-21 1990-02-01 Taisei Corp 滑雪方式膜屋根構造

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