JPH01250544A - 張弦梁構造の張力導入方法 - Google Patents

張弦梁構造の張力導入方法

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JPH01250544A
JPH01250544A JP7894788A JP7894788A JPH01250544A JP H01250544 A JPH01250544 A JP H01250544A JP 7894788 A JP7894788 A JP 7894788A JP 7894788 A JP7894788 A JP 7894788A JP H01250544 A JPH01250544 A JP H01250544A
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central
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JP7894788A
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Toshiyuki Yamada
山田 利行
Yoshihiro Takahama
高浜 良弘
Hajime Nakajima
肇 中島
Takayuki Nishitani
隆之 西谷
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野゛」 この発明は、張弦梁構造の張力導入方法に係り、例えば
、建築構造物の屋根等に用いられる円形あるいは長円形
張弦梁構造のように中央リングガータを有する張弦梁構
造の張力導入方法に関する。
「従来の技術及びその課題」 従来のこの種の張弦梁構造の張力導入方法について、第
8図、第9図を用いて説明する。
第8図は、建築物の長円形張弦梁構造の屋根を地上側か
ら見上げた状態の平面図を示すものである。そして、こ
の張弦梁構造は、屋根を形成するために中央上部が盛り
上がった円弧状の梁材1を構築すると共に、その中央部
に長円形の中央リングガータ2を設け、さらに、上記梁
材1の周縁部付近1aと中央リングガータ2の底部のテ
ンションリング2aとの間に、周方向1ご所定の間隔で
複数の弦材(ケーブル)3,3.・・・を設けた後、上
記弦材3の内の何本かを同時に引っ張って、これらに張
力を導入する。そして、上記の弦材への張力導入が終了
した後には、さらに、順次、新たな何本かの弦材3.3
.・・に同時に張力を導入していく方法が知られている
ここで、第9図(a)〜(h)は、中央リングガータ2
の底部のテンションリング2aを平面リングにモデル化
し、これに連結された弦材に張力を導入した場合の、テ
ンションリング2aの変形及び応力分布を示す図である
。この際の、自重に対する最適張力T (P M)= 
159 ton、鉄骨重量に対する導入張力TO=9f
tonである。
第9図(a)のように平面リングの1方向の反対側に位
置する弦材に同時に張力(TO=91t)を導入した場
合には、第9図(b)のように平面リングが変形(cm
) I、、第9図(c)に示すように平面リングに曲げ
モーメント(t−m)が生じると共に、第9図(d)に
示すように軸力(1)が生じる。
また、第9図(e)のように平面リングの3方向の反対
側に位置する弦材に同時に張力(T O= 9It)を
導入した場合には、第9図(Dのように平面リングが変
形(cm) L、、第9図(g)に示すように平面リン
グに曲げモーメント(t−m)が生じると共に、第9図
(h)に示すように軸力(1)が生じる。
このように、円形張弦粱や長円形張弦梁等の中央リング
ガータを有する張弦粱では、弦材3に張力を導入する際
に、弦材3に大きな引張力を作用させるため、上記テン
ションリング2aには過大な変形や応力が生じることと
なる。
そして、上記従来の張弦梁構造の張ツノ導入方法にあっ
ては、テンションリングにかかる曲げモーメントが非常
に大きなしのとなり、通常は引張力のみで設計されてい
るテンションリング2aが変形して使用不可能となった
り、施工管理が困難になるという問題点があった。
また、長円形張弦梁の場合には、中央リングガータ2の
底部のテンションリング2aの直線部分に連結された弦
材3a、3aに先に張力を導入ずろような方法を取って
、張力導入方法に工夫を凝らしても、弦材は高強度であ
り、かつ断面積が非常に小さく、この場合、ヤング率も
E=1.4〜16 x l O”kg/ cm’と鉄鋼
と比較して小さい。
したがって、伸び剛性Eが小さく、さらに、弦材の部材
長さは、なるべく長く使用されるのが、経済的であるこ
とから、弦材の導入方法に工夫を凝らしたとしても、テ
ンションリングの変形を拘束することができないという
問題点があった。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、テ
ンションリングに過大な変形や応力を発生させることな
く、弦材に張力を導入することができ、施工管理の容易
な張弦梁構造の張力導入方法の提供を目的としたもので
ある。
「課題を解決するための手段」 本発明は、上記目的を達成するために、中央リングガー
タの底部のテンションリングに仮設切梁を設けた後、上
記弦材に所定の順番で張力を導入するようにしている。
「作用」 本発明は、中央リングガータの底部のテンションリング
に仮設切梁を設けたので、該テンションリングの曲げ抵
抗系が軸力抵抗系に変化する。即ち、アーヂ効果を奏す
る。
「実施例」 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図ないし第7図(i本発明の一実施例を示す図であ
り、これらの図(、おいて、上記従来の技術に示した構
成要素と同一の要素については、同一符号を付すことと
する。
図中符号Aは建築物の張弦梁構造の屋根を示すものであ
り、該張弦梁構造の屋根は、平面が長円形となるように
配置されると共に、中央上部が盛り上がって側断面が円
弧状に形成された梁材1と、その梁材lの中央部に設け
られて平面長円に形成された中央リングガータ2と、上
記梁材lの周縁部付近1aと中央リングガータ2の底部
のテンションリング2aとの間に、上記梁材1と平面形
状か略同形の長円となるように、周方向に所定の間隔で
設けられた複数の弦材(ケーブル)3.3 、・・・と
からなっており、上記テンションリング2aの直線部と
曲線部との交点間には仮設切梁2 b、 2 bが固定
された構成となっている(第2図参照)。
つぎに、第3図ないし第7図を用いて、上記構成の張弦
梁構造に張力導入する方法について、その作用とともに
説明する。
* まず、第3図に示すように、クレーンによって建築
物の側壁部5となる鉄骨建方を行うと共に、建築物の略
中央部に中央リングガータ用構台6を組み立てる。
* つぎに、第4図に示すように、上記構築された鉄骨
の側壁部5に鉄筋コンクリートの躯体工事を施すと共に
、側壁部5の上端部間に張弦粱の梁材lをクレーンによ
って架設することにより側断面円弧状に組み立てる。さ
らに、前記梁材lの中央部分に上記構台6を用いて中央
リングガータ2を組み立てると共に、該中央]ノングガ
ータ2の底部のテンションリング2aと上記張弦粱lの
周縁部との間に弦材3を取り付ける。上記、テンション
リング2aの直線部と曲線部との交点間には仮設切梁2
 b、 2 bを取り付ける。本実施例において、仮設
切梁はH300X 300 X 10 X l 5で長
さ12m程度の鋼材を用いるようにしている。なお、縮
み量を小さくする場合には、上記鋼材を2枚重ねにすれ
ば良い。
* つぎに、第5図に示すように、組み立てた張弦粱に
引張力を導入する。なお、鉄筋コンクリート躯体にはタ
イルを打ち込むと共に、客席部7にはPC板段床取付け
を行う。
ここで、第6図を用いて、弦材に張力を導入する順番に
ついて説明する。
まず、中央リングガータ2の釣合の最も安定した直線平
行部に連結された弦材3aに、第6図中1〜3の順番で
張力を導入する。
ついで、直線部に位置する弦材3aに対して直角方向に
位置する弦材3b(第6図中4番)に張力を導入する。
最後に、4個に分けた1/4円放射部の各々に均等に釣
合う様、5〜9の順番で弦材3Cに張力を導入する。
このように、隣接梁に影響を与えず、左右対称に釣合の
とれた加力を行う。特に、放射方向の加力には、中央リ
ングガータ2の底部のテンションリング2aに変形を与
えぬことを原則とする。
ここで、第7図(a)〜(h)は、本実施例の仮設切梁
2bを備えた中央リングガータ2の底部のテンションリ
ング2aを、平面リングにモデル化し、これに連結され
た弦材3に張力を導入した場合の、テンションリング2
aの変形及び応力分布を示す図である。この際の、自重
に対する最適張力T(PM)−159ton、鉄骨重量
に対する導入張力T〇−91tonである。
第7図(a)のように平面リングの1方向の互いに反対
側に位置する弦材3に同時に張力(T 0−91t)を
導入した場合には、第7図(b)のように平面リングが
変形(cm) L、第7図(c)に示すように平面リン
グに曲げモーメント(t−m)が生じると共に、第7図
(d)に示すように軸力(1)が生じる。
また、第7図(e)のように平面リングの互いに3方向
の反対側に位置する弦材3に同時に張力(TO=91t
)を導入した場合には、第7図Cr)のように平面リン
グが変形(cIll)シ、第7図(g)に示すように平
面リングに曲げモーメント(t−m)が生じると共に、
第7図(h)に示すように軸力(1)が生じる。
このように、本実施例の張弦梁構造の張力導入方法によ
れば、中央リングガータ2の底部のテンションリング2
aに仮設切梁2bを設けた後に、所定の順番で弦材3に
張力を導入するようにしたので、曲げ抵抗系が軸力抵抗
系に変化しく即ち、テンションリングにアーチ効果が生
じ)、張力導入時においても、テンションリング2aの
全体に略均−な軸力生じ、変形と曲げモーメントが非常
に小さくなる。即ち、張力導入時においても、完成時の
応力モードと非常に近い状態で張力を導入することがで
きる。
なお、上記以外の他の実施例あるいは技術的事項につい
て以下に記載する。
(1)上記実施例では、本発明の張力導入方法を、長円
形張弦梁に適用したが、円形張弦粱に適用することがで
きるのは勿論である。
(ii)  上記実施例における、弦材に張力を導入す
る順番は、情況に応じて適宜変更することができる。
(iii)  本発明の張弦梁構造の張力導入方法は、
前記実施例に示した建築物の屋根以外の構造物について
も適用することができるのは勿論である。
「発明の効果」 以上、詳細に説明したように、本発明の張弦梁構造の張
力導入方法にれば、中央リングガータの底部のテンンヨ
ンリングに仮設切梁を設けた後に、所定の順番で弦材に
張力を導入するようにしたので、曲げ抵抗系が軸力抵抗
系に変化し、即ち、中央リングガータの底部のテンンヨ
ンリングにアーチ効果が生じ、張力導入時においても、
テンンヨンリングの全体に略均−な軸力が生じ、テンン
ヨンリングに過大な変形や曲げモーメントを発生させる
ことなく、弦材に張力を導入することかでき、施工管理
を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の一実施例を示すものであ
り、第1図は張弦梁構造の屋根を有する建築物の側断面
図、第2図は第1図の張弦梁を地上側から見た状態の斜
視図、第3図ないし第5図は張弦梁構造の組み立て方法
を説明するための説明図、第6図は張弦梁に張力を導入
する順番を説明するための説明図、第7図(a)〜(d
)は1方向の反対側に位置する弦材に張力を導入した状
態の平面リングに発生する変形及び応力分布を示す図、
第7図(e)〜(h)は3方向の反対側に位置する弦材
に張力を導入した状態の平面リングに発生する変形及び
応力分布を示す図、第8図、第9図は従来の技術を示す
図であり、第8図は張弦粱を地上側から見た状態の平面
図、第9図(a)〜(d)は1方向の反対側に位置する
弦材に張力を導入した状態の平面リングに発生する変形
及び応力分布を示す図、第9図(e)〜(h)は3方向
の反対側に位置する弦材に張力を導入した状態の平面リ
ングに発生する変形及び応力分布を示す図である。 !・・・・・・梁材、2・・・・・・中央リングガータ
、2a・・・・・・テンションリング、2b・・・仮設
切梁、3・・・・・弦材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 建築物の屋根を形成するために平面円形又は長円形状に
    配置された梁材の周縁部と、該梁材の中央部に設けられ
    た円形又は長円形の中央リングガータの底部のテンショ
    ンリングとの間に、平面円形又は長円形状に弦材を配置
    した張弦梁構造の張力導入方法であって、上記テンショ
    ンリングに仮設切梁を設けた後、上記弦材に所定の順番
    で張力を導入することを特徴とする張弦梁構造の張力導
    入方法。
JP63078947A 1988-03-31 1988-03-31 張弦梁構造の張力導入方法 Expired - Lifetime JPH0749684B2 (ja)

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JP2021059908A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 戸田建設株式会社 大空間構造物及びその構築方法
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