JPH07324420A - 張弦梁屋根架構 - Google Patents

張弦梁屋根架構

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JPH07324420A
JPH07324420A JP6116969A JP11696994A JPH07324420A JP H07324420 A JPH07324420 A JP H07324420A JP 6116969 A JP6116969 A JP 6116969A JP 11696994 A JP11696994 A JP 11696994A JP H07324420 A JPH07324420 A JP H07324420A
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Osamu Sadahiro
修 貞広
Kazushige Kurihara
和茂 栗原
Shigeteru Oouchi
茂照 大内
Hisanori Taniguchi
尚範 谷口
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Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央に大きな開口部を持つ屋根を、無理な設
計ではなく、経済的にしかも美観や開放感を満足させな
がら実現する。 【構成】 屋根開口部Hをその内側に形成するコンプレ
ッションリング21と、このコンプレッションリング2
1に圧縮応力を導入する剛性確保用ケーブル22と、コ
ンプレッションリング21を中心にしてその外側に放射
状に配設され各内端がコンプレッションリング21に接
合された複数のトラス梁23と、これらトラス梁23の
外端が接合され各トラス梁23から伝達される屋根荷重
を受け止めることで引張応力を発生するテンションリン
グ24と、前記トラス梁23のうちの少数のトラス梁2
3の外端の下部をコンプレッションリング21方向に引
っ張ることでトラス梁23に所定の応力を導入する張弦
ケーブル25とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、張弦ケーブルを緊張す
ることによって自立性を助ける所定の応力を導入した張
弦梁屋根架構に関する。
【0002】
【従来の技術】長大スパン構造の屋根の架構形式の一つ
として張弦梁屋根架構があり、その一例を図8および図
9に示す。これらの図に示す構造の屋根Aは、複数の大
梁1を環状のリングガーダー2の外周部に、リングガー
ダー2を中心として放射状に接合し、隣接する各大梁1
間に複数の小梁およびブレースを接合してトラス屋根を
構成すると共に、各大梁1の先端部1aとリングガーダ
ー2の底部のテンションリンググ2aとの間に張弦ケー
ブル3を張設して、各大梁1に所定の応力を導入して自
立させたものであり、各大梁1の先端部1aが、別途構
築された側壁部5の上端部により支持されることで、こ
の側壁部5の上方に架設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
張弦梁屋根架構を、図10に示すような中央に大きな開
口部Hを有した屋根に適用した場合、向かい合う大梁1
毎に通しで張設した張弦ケーブル3が多数、開口部Hを
横断する形で存在することになるので、中央開口部Hの
有効空間の確保や美観または開放感の確保の上から好ま
しくない。
【0004】そこで、図11に示すように、開口部Hの
周辺に十分な剛性を持ったコンプレッションリング7を
配設し、張弦ケーブル3の内端をこのコンプレッション
リング7に定着することにより、コンプレッションリン
グ7の底部を横断する張弦ケーブル3を無くすことが考
えられる。しかし、この場合、コンプレッションリング
7の剛性を向上させるために部材強度を大幅にアップさ
せる必要がある等、設計面でかなりの無理が生じ、中央
部の自重も増えて経済性が悪化するという問題がある。
【0005】本発明は、上記事情を考慮し、中央に大き
な開口部を持つ屋根を、無理な設計をすることなく、経
済的にしかも美観や開放感を満足させながら実現するこ
とのできる張弦梁屋根架構を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、屋根
開口部の周囲に配置されたコンプレッションリングと、
このコンプレッションリングに圧縮応力を導入する剛性
確保用ケーブルと、前記コンプレッションリングを中心
にしてその外側に放射状に配設され各内端が前記コンプ
レッションリングに接合された複数の大梁と、これら大
梁の外端の下部を前記コンプレッションリング方向に引
っ張ることで各大梁に所定の応力を導入する張弦ケーブ
ルとを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、前記各大梁の外端は、
各大梁から伝達される屋根荷重を受け止めることで引張
応力を発生するテンションリングに接合され、前記大梁
のうちの少数の大梁の外端の下部が前記張弦ケーブルに
より前記コンプレッションリング方向に引っ張られてい
ることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、前記剛性確保用ケーブ
ルは、前記コンプレッションリングの対向壁部の一方の
上端から他方の下端に、また、一方の下端から他方の上
端にクロスして張設されていることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、前記テンションリング
の下端が屋根支持用下部架構の上端にピン接合されてい
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、剛性確保用ケーブルによ
って、コンプレッションリングに圧縮応力が導入される
ことにより、コンプレッションリングの剛性が高められ
る。
【0011】請求項2の発明では、各大梁の外端がテン
ションリングを介して力学的に結合され、各大梁に加わ
る力(主として屋根荷重)がテンションリングにより受
け止められて、周方向に分散される。また、少数の大梁
に張った張弦ケーブルによる張弦効果が、周方向に力を
分散する作用のあるテンションリングを介して、他の大
梁にも伝わる。
【0012】請求項3の発明では、剛性確保用ケーブル
が、コンプレッションリングのブレースとして機能する
ようになるので、コンプレッションリングの座屈が防止
される。
【0013】請求項4の発明では、テンションリングの
下端が下部架構にピン接合されていることにより、テン
ションリングで受けた力が有効に下部架構に伝わる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は実施例の張弦梁屋根架構を適用した施設
の側断面図である。図1において、符号10で示すもの
は中央に開口部Hを有した張弦梁屋根架構、11は中央
の開口部Hを覆う開閉式の可動屋根、12は下部架構、
13はイベント広場ないしはグランドである。
【0015】中央の開口部Hは、イベント広場ないしは
グランド13に自然光を大量に導入できるように大きく
開いている。下部架構12は、長円形をなした広場ない
しはグランド13の周囲を囲むように構築されており、
断面が、外側に曲がったくの字形をなしている。この下
部架構12は、例えば鉄骨を主体として構成されてお
り、その断面形状により、所定のバネ性と剛性とを兼ね
備えている。そして、底部周囲の土圧と、地盤に打ち込
んだ基礎等により堅固に支持されている。
【0016】張弦梁屋根架構10は、図2に示すよう
に、スパン/ライズ比の小さなオーバル形に形成されて
おり、鉄骨あるいはパイプ軸組による立体トラス構造と
して構成されている。すなわち、張弦梁屋根架構10
は、中央の長円形の開口部Hの周囲に配置された平面視
長円形のコンプレッションリング21と、このコンプレ
ッションリング21に圧縮応力を導入する剛性確保用ケ
ーブル22と、コンプレッションリング21を中心にし
てその外側に放射状に配設され各内端がコンプレッショ
ンリング21に接合された複数の側面視円弧状のトラス
梁23と、各トラス梁23の外端に接合され各トラス梁
23から伝達される屋根荷重を受け止めることで引張応
力を発生するテンションリング24と、トラス梁23の
うちの少数のトラス梁23の外端の下部をコンプレッシ
ョンリング方向に引っ張ることで各トラス梁23に所定
の応力を導入する張弦ケーブル25とから構成されてい
る。また、隣接するトラス梁23間には、コンプレッシ
ョンリング21と同心状に小梁やブレース等が設けられ
ている。
【0017】コンプレッションリング21は、一体的な
剛性を持つように長円形の環状に組まれた骨組部分であ
り、剛性確保用ケーブル22で収縮方向に外力が加えら
れることにより、周方向の圧縮応力(軸力)が導入され
ている。このコンプレッションリング21は下端に、張
弦ケーブル25を引っ掛けるための突出部21aを有し
ている。一方、テンションリング24は、トラス梁23
の外端間を周方向に強固に連結する骨組部分であり、ト
ラス梁23から伝わるスラスト力を受けて、周方向に引
張応力を発生している。
【0018】剛性確保用ケーブル22は、長円形のコン
プレッションリング21の直線状対向壁部の一方の上端
から他方の下端に、また一方の下端から他方の上端にク
ロスして張設されており、張設後、緊張力が導入される
ことにより、コンプレッションリング21を収縮方向に
引っ張っている。各剛性確保用ケーブル22は、直線状
対向壁部の長さ方向中央と両端部のトラス梁23のある
位置(3か所)に配置されており、コンプレッションリ
ング21の座屈を防止するブレースの役割を果たすよう
になっている。
【0019】また、張弦ケーブル25は、トラス梁23
に作用するスラスト力を処理するためのもので、剛性確
保用ケーブル22を張設した位置(3か所)に、コンプ
レッションリング21の短軸方向に沿って張設されてい
る。また、コンプレッションリング21の長軸方向に沿
って1本が張設されている。各張弦ケーブル25は、コ
ンプレッションリング21を挟んで対向する一方のトラ
ス梁23の外端の下部から、他方のトラス梁23の外端
の下部まで通しで張設されており、途中、コンプレッシ
ョンリング21の突出部21a、21aに引っ掛けられ
た状態で緊張され、それによりトラス梁23の外端をコ
ンプレッションリング21方向に引っ張り、トラス梁2
3に所定の応力を導入している。
【0020】また、長軸方向に張設した張弦ケーブル2
5と、短軸方向に張設した両端の張弦ケーブル25の交
点には、コンプレッションリング21の半円状部分に接
合したトラス梁23の外端下部に連結した張弦ケーブル
25の端部が合流して連結されている。なお、この場
合、張弦ケーブル25がコンプレッションリング21を
横断するように通しで設けられていることにより、張弦
ケーブル25の一部が、コンプレッションリング21の
剛性確保用ケーブルの役目も果たしている。
【0021】そして、このように構成された張弦梁屋根
架構10は、テンションリング24の下端が、トラス梁
23のある位置で、屋根支持用下部架構12の上端にピ
ン30によって接合されることで、下部架構12の上方
に架設されている。この張弦梁屋根架構10の上面に
は、屋根ふき材が貼られ、防水仕上げ加工が施されてい
る。また、可動屋根11は、張弦梁屋根架構10に設備
した可動機構により支持され、駆動されるようになって
いる。
【0022】上記張弦梁屋根架構10を用いた屋根で
は、剛性確保用ケーブル22によってコンプレッション
リング21に圧縮応力が導入されていることにより、コ
ンプレッションリング21の剛性が高められている。従
って、コンプレッションリング21の部材強度を高めて
剛性の増大を図らなくても、十分な剛性が確保され、開
口部Hの周辺の荷重の増大が抑えられ、経済的な構造と
なっている。
【0023】また、各トラス梁23の外端がテンション
リング24を介して周方向に力学的に結合されているの
で、各トラス梁23に加わる力(主として屋根荷重)が
テンションリング24により受け止められ、その荷重が
周方向に分散されている。また、トラス梁23に張った
張弦ケーブル25による張弦効果が、テンションリング
24を介して他のトラス梁23にも伝えられ、全部のト
ラス梁23に張弦ケーブル25を張設しなくても、張弦
効果が全体に及んでいる。よって、張弦ケーブル25の
本数を少なくでき、中央の開口部Hの美観や開放感が確
保される。
【0024】また、剛性確保用ケーブル22がコンプレ
ッションリング21のブレースとして機能するので、コ
ンプレッションリング21の座屈が防止される。さら
に、テンションリング24の下端が下部架構12にピン
30で接合されているので、テンションリング24で受
けた力が有効に下部架構12に伝わる。
【0025】図3は力の伝達の様子を示している。白抜
き矢印Wで示す屋根荷重が、トラス梁23を介して矢印
S1方向に伝達され、矢印Sで示すスラスト力がテンシ
ョンリング24に作用する。この力は、下部機構12に
矢印S2、S2と伝達され、地盤に伝達される。
【0026】図4は、上記張弦梁屋根架構10を図5に
示すようにモデル化した場合の各応力のコンピュータ分
析結果を示す。ここでは、コンプレッションリング21
の最大圧縮応力(max軸力N1)と、最大スラスト力
(max軸力R)と、テンションリング24の最大張力
(max軸力T1)が、下部架構12のバネ剛性K(t
on/cm)に応じてどのように変化するかを調べた結
果を示す。この結果から、コンプレッションリング21
の軸力N1は、下部架構12の剛性に関係なく、屋根の
形態のみに依存するものであることが推測できる。ま
た、スラスト力Rとテンションリング24の張力T1
は、下部架構12のバネ剛性Kに大きく依存することが
分かる。従って、設計者は、任意のK(下部架構の形態
や柱梁の剛性)を設定することで、スラスト力Rや張力
T1を決定することができるようになり、それに応じて
テンションリング24の強度を設定することができるよ
うになる。
【0027】また、図6は、図5のモデルを用いて振動
解析を行った結果を示し、固有振動モード(逆対称モー
ド)を短軸方向から見た状態を示す。この結果から、中
央部にクロスケーブルがある場合(実施例のように剛性
確保用ケーブル22をブレースとして交差させた場合)
では、無い場合と比較して、剛性(固有振動数)が10
〜20%上昇することが分かった。
【0028】なお、剛性確保用ケーブル22および張弦
ケーブル25の張設の仕方は、上記実施例のものに限定
されない。図7は剛性確保用ケーブル22および張弦ケ
ーブル25の張設の仕方の例を示している。(a)は上
記実施例の場合であり、短軸方向に沿って3か所に剛性
確保用ケーブル22、張弦ケーブル25が張られ、長軸
方向に沿って1か所に張弦ケーブル25が張られ、半円
状部分の長軸と45度傾いた位置に半径方向に沿って張
弦ケーブル25が張られている。(b)は45度傾いた
位置の張弦ケーブルを省略した場合を示している。
(c)は全部のトラス梁を1つの中心に向かって放射状
に配した場合の例であり、この場合は、剛性確保用ケー
ブル22、張弦ケーブル25をその中心を通る直線に沿
って放射状に張っている。これ以外の張り方をとっても
勿論よい。
【0029】また、上記実施例では、平面形状が長円形
の屋根の場合を説明したが、円形の屋根の場合にも本発
明は適用できるし、矩形の屋根の場合にも本発明は適用
可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、開口部周辺に剛性の高いコンプレッションリン
グを設けたことにより、中央に大きな開口部を有する屋
根を構築することができる。また、剛性確保用ケーブル
で圧縮応力を導入することによりコンプレッションリン
グの剛性を高めたので、コンプレッションリングの部材
強度を高めて剛性の増大を図らなくても、十分な剛性を
確保でき、開口部周辺の荷重の増大を抑えて、経済的な
設計ができるようになる。また、コンプレッションリン
グの剛性増大により、張弦ケーブルの定着をコンプレッ
ションリングにすればよくなるので、たとえ大梁毎に張
弦ケーブルを設けた場合でも、中央開口部の美観や開放
感を張弦ケーブルによって損なうことがなくなる。よっ
て、美観や開放感を満足させながら、経済的に中央に大
きな開口を有する屋根が構築できるようになる。
【0031】請求項2の発明によれば、テンションリン
グに大梁の外端を接合しているので、従来のように全部
の大梁に張弦ケーブルを張設しなくても、少数の大梁に
張設した張弦ケーブルによる張弦効果を、他の大梁にも
伝えることができる。従って、張弦ケーブルの本数を少
なくすることができ、張弦ケーブルを、大梁の端部から
別の大梁の端部まで通しで設けた場合(コンプレッショ
ンリングの底部を横断する形で設けた場合)にも、中央
の開口部の美観や開放感をあまり損なわなくなる。
【0032】請求項3の発明によれば、クロスに張設し
た剛性確保用ケーブルにより、コンプレッションリング
の座屈耐力を向上させることができ、強度的に一層安定
した屋根を提供できる。
【0033】請求項4の発明によれば、テンションリン
グの下端が下部架構にピン接合されているので、テンシ
ョンリングから下部架構への力の伝達が有効に行われ
る。従って、下部架構のバネ性に応じてテンションリン
グの強度等を設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の張弦梁屋根架構を備えた施
設の側断面図である。
【図2】同張弦梁屋根架構の斜視図である。
【図3】同張弦梁屋根架構における力の伝達状況を示す
図である。
【図4】同張弦梁屋根架構における各部応力を示す特性
図である。
【図5】同張弦梁屋根架構の力学解析モデルを示す斜視
図である。
【図6】同張弦梁屋根架構の振動解析結果を示す特性図
である。
【図7】同張弦梁屋根架構におけるコンプレッションリ
ングの剛性確保用ケーブルの架設例を示す平面図であ
る。
【図8】従来の張弦梁屋根架構を備えた施設の側断面図
である。
【図9】従来の張弦梁屋根架構の斜視図である。
【図10】従来の張弦梁屋根架構を、中央に大きな開口
部を有する屋根に適用した場合の一例を示す概略側断面
図である。
【図11】同他の例を示す概略側断面図である。
【符号の説明】
10 張弦梁屋根架構 21 コンプレッションリング 22 剛性確保用ケーブル 23 トラス梁(大梁) 24 テンションリング 25 張弦ケーブル H 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 尚範 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根開口部の周囲に配置されたコンプレ
    ッションリングと、このコンプレッションリングに圧縮
    応力を導入する剛性確保用ケーブルと、前記コンプレッ
    ションリングを中心にしてその外側に放射状に配設され
    各内端が前記コンプレッションリングに接合された複数
    の大梁と、これら大梁の外端の下部を前記コンプレッシ
    ョンリング方向に引っ張ることで各大梁に所定の応力を
    導入する張弦ケーブルとを備えたことを特徴とする張弦
    梁屋根架構。
  2. 【請求項2】 前記各大梁の外端は、各大梁から伝達さ
    れる屋根荷重を受け止めることで引張応力を発生するテ
    ンションリングに接合され、前記大梁のうちの少数の大
    梁の外端の下部が前記張弦ケーブルにより前記コンプレ
    ッションリング方向に引っ張られていることを特徴とす
    る請求項1記載の張弦梁屋根架構。
  3. 【請求項3】 前記剛性確保用ケーブルが、前記コンプ
    レッションリングの対向壁部の一方の上端から他方の下
    端に、また、一方の下端から他方の上端にクロスして張
    設されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    張弦梁屋根架構。
  4. 【請求項4】 前記テンションリングの下端が屋根支持
    用下部架構の上端にピン接合されていることを特徴とす
    る請求項2記載の張弦梁屋根架構。
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