JP2798820B2 - トラスの製作方法およびトラスによるドームの構築工法 - Google Patents
トラスの製作方法およびトラスによるドームの構築工法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーチ形状のトラスを
製作する方法、および、アーチ形状のトラスにより略欠
球形状のドームを構築する工法に関する。
製作する方法、および、アーチ形状のトラスにより略欠
球形状のドームを構築する工法に関する。
【0002】スポーツ施設、レジャー施設、イベント施
設、ターミナルビルなどをドーム形状の構造物で構築す
る際に、この種の製作方法および構築工法が採用され
る。
設、ターミナルビルなどをドーム形状の構造物で構築す
る際に、この種の製作方法および構築工法が採用され
る。
【0003】
【従来の技術】近年、増加が著しい各種のイベントおよ
びスポーツ等を行なう大空間を提供する施設の代表例
に、ドーム形の構造物がある。
びスポーツ等を行なう大空間を提供する施設の代表例
に、ドーム形の構造物がある。
【0004】この構造物を構築する際には、 (a) 立体トラスにより組み上げる工法、 (b) 空気膜により形成する工法、 (c) RC構造のシエルで構築する工法、 等がある。
【0005】しかし、上記(a)による工法では足場等
の仮設材が大量に必要であるほか、高所作業が多いの
で、落下事故などがおきる危険性が高い。
の仮設材が大量に必要であるほか、高所作業が多いの
で、落下事故などがおきる危険性が高い。
【0006】また、上記(b)工法では、施工後は常時
内部に空気を送り、空気膜を膨張させる必要があるの
で、メンテナンスに難があるほか、室内が乾燥しやす
く、このため、埃が舞いやすい。
内部に空気を送り、空気膜を膨張させる必要があるの
で、メンテナンスに難があるほか、室内が乾燥しやす
く、このため、埃が舞いやすい。
【0007】また、上記(c)工法ではコンクリートを
用いるので、重量が嵩み、基礎工に占める割合が増加
し、このため、工費が増大する。さらにコンクリートを
打設するために型枠、支保工を取り付ける必要があり、
工期が長期化するため、経済性に劣る。
用いるので、重量が嵩み、基礎工に占める割合が増加
し、このため、工費が増大する。さらにコンクリートを
打設するために型枠、支保工を取り付ける必要があり、
工期が長期化するため、経済性に劣る。
【0008】そこで、上記事情を考慮して特開昭62−
220636号公報に示されるようなストラーチ工法が
提案されている。
220636号公報に示されるようなストラーチ工法が
提案されている。
【0009】この工法の特徴は、短縮可能な下弦材で構
成されたトラスを一定間隔で横方向に複数配置し、各ト
ラスの下弦材を短縮させてトラスを弓形に曲げ、アーチ
状に建ち上げることにある。
成されたトラスを一定間隔で横方向に複数配置し、各ト
ラスの下弦材を短縮させてトラスを弓形に曲げ、アーチ
状に建ち上げることにある。
【0010】この工法によれば、工事費のコストダウ
ン、工期の短縮が可能となる。
ン、工期の短縮が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
トラーチ工法ではトラスを構成する下弦材の短縮長を変
えることができず、一定の曲率・ライズのトラスしか得
ることができないので、ライズの高さ変化や形状の変更
等に対応できず、このため、量産化を図ることが困難で
あり、コスト高となる。
トラーチ工法ではトラスを構成する下弦材の短縮長を変
えることができず、一定の曲率・ライズのトラスしか得
ることができないので、ライズの高さ変化や形状の変更
等に対応できず、このため、量産化を図ることが困難で
あり、コスト高となる。
【0012】また、上記ストラーチ工法はその構造上の
特性から構造物の形状が蒲鉾形に限られるので、蒲鉾形
以外のドームを構築するには適さない。
特性から構造物の形状が蒲鉾形に限られるので、蒲鉾形
以外のドームを構築するには適さない。
【0013】本発明は上記従来の事情に鑑み創案された
もので、その第1の目的は、量産化および製作コストの
低減を図ることが可能となるトラスの製作方法を提供す
ることにある。
もので、その第1の目的は、量産化および製作コストの
低減を図ることが可能となるトラスの製作方法を提供す
ることにある。
【0014】また、本発明の第2の目的は、足場等の仮
設材を最小限に抑え、さらに、高所作業を少なくするこ
とにより安全に作業を行なえ、工費のコストダウンおよ
び工期の短縮が可能となるドームの構築工法を提供する
ことにある。
設材を最小限に抑え、さらに、高所作業を少なくするこ
とにより安全に作業を行なえ、工費のコストダウンおよ
び工期の短縮が可能となるドームの構築工法を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る製作方法または構築工法は以下のよう
に構成されている。
に、本発明に係る製作方法または構築工法は以下のよう
に構成されている。
【0016】第1発明による製作方法では、まず最初に
上弦材10と、下弦材12と、ラチス材14とを有する
トラス18が組み立てられる。
上弦材10と、下弦材12と、ラチス材14とを有する
トラス18が組み立てられる。
【0017】トラス18を構成する下弦材12は少なく
とも一部分が内管20または外管22を介してスライド
自在に連結され、軸方向に所定長さ短縮可能とされてお
り、下弦材12には緊張ケーブル16が滑動可能に取り
付けられる。
とも一部分が内管20または外管22を介してスライド
自在に連結され、軸方向に所定長さ短縮可能とされてお
り、下弦材12には緊張ケーブル16が滑動可能に取り
付けられる。
【0018】トラス18の組み立て時には下弦材12の
短縮可能部分にスライド量調整部材24を取り付けて下
弦材12の短縮長が予め設定される。
短縮可能部分にスライド量調整部材24を取り付けて下
弦材12の短縮長が予め設定される。
【0019】その後、緊張ケーブル16が緊張されて下
弦材12が短縮され、トラス18が弓形に湾曲されてア
ーチ状に形成される。第2発明による製作方法では、上
弦材10と、下弦材12と、ラチス材14と、を有し、
下弦材12が軸方向に向かって先細り状をなすテーパを
有した内管20と該内管20の先細り側が嵌入する外管
22とを有し、該内管(20)と外管(22)とがスラ
イド自在に連結されて軸方向に所定長さ短縮可能とさ
れ、下弦材12内には緊張ケーブル16が滑動可能に取
り付けられたトラス18を組み立て、内管20と外管2
2との嵌入部分に、前記内管20に管状をなすスライド
量調整部材24を被せて短縮長を設定した後、トラス1
8の一端側もしくは両端側から緊張ケーブル16を緊張
して下弦材12を短縮させることにより、トラス18を
弓形に湾曲し、曲率・ライズ等の変更が可能なアーチ状
トラスが形成される。
弦材12が短縮され、トラス18が弓形に湾曲されてア
ーチ状に形成される。第2発明による製作方法では、上
弦材10と、下弦材12と、ラチス材14と、を有し、
下弦材12が軸方向に向かって先細り状をなすテーパを
有した内管20と該内管20の先細り側が嵌入する外管
22とを有し、該内管(20)と外管(22)とがスラ
イド自在に連結されて軸方向に所定長さ短縮可能とさ
れ、下弦材12内には緊張ケーブル16が滑動可能に取
り付けられたトラス18を組み立て、内管20と外管2
2との嵌入部分に、前記内管20に管状をなすスライド
量調整部材24を被せて短縮長を設定した後、トラス1
8の一端側もしくは両端側から緊張ケーブル16を緊張
して下弦材12を短縮させることにより、トラス18を
弓形に湾曲し、曲率・ライズ等の変更が可能なアーチ状
トラスが形成される。
【0020】また、第3発明によるドームの構築工法で
は、まず上弦材10と、下弦材12と、ラチス材14と
を有する多数のトラス18が組み立てられる。
は、まず上弦材10と、下弦材12と、ラチス材14と
を有する多数のトラス18が組み立てられる。
【0021】トラス18を構成する下弦材12は少なく
とも一部分が軸方向に所定長さ短縮可能とされている。
とも一部分が軸方向に所定長さ短縮可能とされている。
【0022】次に、下弦材12を短縮して弓形に湾曲さ
れた2つのトラス18,18が平面より見てハの字状に
配置され、当該トラス18,18間に小梁・屋根材等を
取り付けて円分形状のドーム屋根ユニット26が複数形
成される。
れた2つのトラス18,18が平面より見てハの字状に
配置され、当該トラス18,18間に小梁・屋根材等を
取り付けて円分形状のドーム屋根ユニット26が複数形
成される。
【0023】そして、平面より見て略円形状を形成する
ように、ドーム屋根ユニット26が順次配置され、さら
に隣合うドーム屋根ユニット26,26が接合されて略
欠球状のドームが構築される。
ように、ドーム屋根ユニット26が順次配置され、さら
に隣合うドーム屋根ユニット26,26が接合されて略
欠球状のドームが構築される。
【0024】また、第4発明によるドームの構築工法で
は、まず上弦材10と、下弦材12と、ラチス材14と
を有する多数のトラス18が組み立てられる。
は、まず上弦材10と、下弦材12と、ラチス材14と
を有する多数のトラス18が組み立てられる。
【0025】トラス18を構成する下弦材12は少なく
とも一部分が軸方向に所定長さ短縮可能とされており、
下弦材12には緊張ケーブル16が滑動可能に取り付け
られる。
とも一部分が軸方向に所定長さ短縮可能とされており、
下弦材12には緊張ケーブル16が滑動可能に取り付け
られる。
【0026】次に、緊張ケーブル16が緊張されて下弦
材12が短縮され、これにより弓形に湾曲された2つの
トラス18,18が平面より見てハの字状に配置され
る。
材12が短縮され、これにより弓形に湾曲された2つの
トラス18,18が平面より見てハの字状に配置され
る。
【0027】そして、ハの字状に配置されたトラス1
8,18間には小梁・屋根材等が取り付けられ、円分形
状のドーム屋根ユニット26が複数形成される。
8,18間には小梁・屋根材等が取り付けられ、円分形
状のドーム屋根ユニット26が複数形成される。
【0028】その後、平面より見て略円形状を形成する
ように、ドーム屋根ユニット26が順次配置され、さら
に隣合うドーム屋根ユニット26,26が接合されて略
欠球状のドームが構築される。
ように、ドーム屋根ユニット26が順次配置され、さら
に隣合うドーム屋根ユニット26,26が接合されて略
欠球状のドームが構築される。
【0029】また、第5発明によるドームの構築工法で
は、まず上弦材10と、下弦材12と、ラチス材14と
を有する多数のトラス18が組み立てられる。
は、まず上弦材10と、下弦材12と、ラチス材14と
を有する多数のトラス18が組み立てられる。
【0030】トラス18を構成する下弦材12は少なく
とも一部分が軸方向に所定長さ短縮可能とされており、
下弦材12には緊張ケーブル16が滑動可能に取り付け
られる。
とも一部分が軸方向に所定長さ短縮可能とされており、
下弦材12には緊張ケーブル16が滑動可能に取り付け
られる。
【0031】次に、緊張ケーブル16が緊張されて下弦
材12が短縮され、これにより弓形に湾曲された2つの
トラス18,18が平面より見てハの字状に配置され
る。
材12が短縮され、これにより弓形に湾曲された2つの
トラス18,18が平面より見てハの字状に配置され
る。
【0032】そして、ハの字状に配置されたトラス1
8,18間には小梁・屋根材等が取り付けられ、円分形
状のドーム屋根ユニット26が複数形成される。
8,18間には小梁・屋根材等が取り付けられ、円分形
状のドーム屋根ユニット26が複数形成される。
【0033】その後、平面より見て略円形状を形成する
ように、中央に配置されたリング部材28へドーム屋根
ユニット26が順次連結され、さらに隣合うドーム屋根
ユニット26,26が接合されて略欠球状のドームが構
築される。
ように、中央に配置されたリング部材28へドーム屋根
ユニット26が順次連結され、さらに隣合うドーム屋根
ユニット26,26が接合されて略欠球状のドームが構
築される。
【0034】
【作用】本発明によるトラスの製作方法では、下弦材1
2の短縮長さを容易に変更できるので、ライズの高さが
異なる場合や形状が変わる場合であっても迅速に対応で
きる。
2の短縮長さを容易に変更できるので、ライズの高さが
異なる場合や形状が変わる場合であっても迅速に対応で
きる。
【0035】また、本発明によるドームの構築工法で
は、トラス18の組み立て作業を地上で行なえるので、
足場等の仮設材を最小限に抑えることができ、このた
め、それらの作業を安全かつ容易に行なえる。
は、トラス18の組み立て作業を地上で行なえるので、
足場等の仮設材を最小限に抑えることができ、このた
め、それらの作業を安全かつ容易に行なえる。
【0036】このほか、円分形状のドーム屋根ユニット
26を順次配置することにより略欠球状のドームを構築
できるので、施工の簡略化および工期の短縮が図れる。
26を順次配置することにより略欠球状のドームを構築
できるので、施工の簡略化および工期の短縮が図れる。
【0037】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。
を説明する。
【0038】図1および図2には本発明によるトラスの
製作方法が示されており、図1(A)のように上弦材1
0と、下弦材12と、ラチス材14とを有するトラス1
8が組み立てられる。
製作方法が示されており、図1(A)のように上弦材1
0と、下弦材12と、ラチス材14とを有するトラス1
8が組み立てられる。
【0039】トラス18を構成する下弦材12は内管2
0または外管22を介してスライド自在に連結され、軸
方向に所定長さ短縮可能とされている。
0または外管22を介してスライド自在に連結され、軸
方向に所定長さ短縮可能とされている。
【0040】すなわち、図の実施例において下弦材12
は図2,図3のように軸方向に向かって先細り状をなす
テーパを有した内管20と外管22とで構成されてお
り、内管20の一端である先太り側は一方の外管22の
端部に溶接され、内管20の他端である先細り側は他方
の外管22内に嵌入されてスライド可能に連結されてい
る。
は図2,図3のように軸方向に向かって先細り状をなす
テーパを有した内管20と外管22とで構成されてお
り、内管20の一端である先太り側は一方の外管22の
端部に溶接され、内管20の他端である先細り側は他方
の外管22内に嵌入されてスライド可能に連結されてい
る。
【0041】そして、外管22,22どおしの間隔lは
図のようにあけられており、内管20が露出した状態と
されている。
図のようにあけられており、内管20が露出した状態と
されている。
【0042】また、図1(A)から理解されるように下
弦材12内部には緊張ケーブル16が滑動可能に挿通さ
れている。
弦材12内部には緊張ケーブル16が滑動可能に挿通さ
れている。
【0043】緊張ケーブル16の両端はトラス18側端
部の支柱30上部に設けられた油圧ジャッキ32でそれ
ぞれ支持されるか、もしくは、その一端がトラス18の
側端部に固定され、他端が一方の油圧ジャッキ32で支
持される。
部の支柱30上部に設けられた油圧ジャッキ32でそれ
ぞれ支持されるか、もしくは、その一端がトラス18の
側端部に固定され、他端が一方の油圧ジャッキ32で支
持される。
【0044】そしてトラス18の組み立て時には、図3
に示されるように下弦材12を構成する内管20の露出
部分である先細り側へ、管状をなすスライド量調整部材
24が被せられて取り付けられ、該スライド調整部材2
4の長さの分だけ伸びた下限材12の短縮長lが予め設
定されることとなる。なお、もしこのスライド調整部材
24が被せられなければ、図3に示すように、下限材1
2の短縮長はl1となり、内管20の多くが外管22の
中に嵌入される。
に示されるように下弦材12を構成する内管20の露出
部分である先細り側へ、管状をなすスライド量調整部材
24が被せられて取り付けられ、該スライド調整部材2
4の長さの分だけ伸びた下限材12の短縮長lが予め設
定されることとなる。なお、もしこのスライド調整部材
24が被せられなければ、図3に示すように、下限材1
2の短縮長はl1となり、内管20の多くが外管22の
中に嵌入される。
【0045】図4、図5に示されるようにスライド量調
整部材24は所定長さの管状部材で構成されており、内
管20へ容易に被せたり、離脱したりできるよう外周面
の一箇所に軸方向の切り込みが形成されている。これに
よりスライド調整部材24の内径が若干変更でき、内管
20への被せ作業、離脱作業が容易となるのである。
整部材24は所定長さの管状部材で構成されており、内
管20へ容易に被せたり、離脱したりできるよう外周面
の一箇所に軸方向の切り込みが形成されている。これに
よりスライド調整部材24の内径が若干変更でき、内管
20への被せ作業、離脱作業が容易となるのである。
【0046】そして、このように内管20に被せられた
スライド量調整部材24は、図4,図5から理解される
ように、ビス止め構造のストッパー34で外管22と共
にホールドされる。
スライド量調整部材24は、図4,図5から理解される
ように、ビス止め構造のストッパー34で外管22と共
にホールドされる。
【0047】なお、トラス18の組み立ては、搬送可能
な長さまでは原則として工場で行なわれる。
な長さまでは原則として工場で行なわれる。
【0048】トラス18の組み立てが終了した後、油圧
ジャッキ32の作動により緊張ケーブル16の巻き取り
が行なわれる。
ジャッキ32の作動により緊張ケーブル16の巻き取り
が行なわれる。
【0049】緊張ケーブル16が引っ張られると、トラ
ス18を構成する下弦材(中央側)12の長さが短縮さ
れてトラス18が弓形に湾曲され、同時にトラス18先
端部の支柱30がガイドレール36上を中心方向へ移動
する。
ス18を構成する下弦材(中央側)12の長さが短縮さ
れてトラス18が弓形に湾曲され、同時にトラス18先
端部の支柱30がガイドレール36上を中心方向へ移動
する。
【0050】このため、図1(B)に示されるように中
央部が上方に押し上げられ、アーチ形状のトラス18が
形成される。
央部が上方に押し上げられ、アーチ形状のトラス18が
形成される。
【0051】また、トラス18を組み立てる際に、内管
20へスライド量調整部材24を取り付けることによ
り、下弦材12の短縮長を例えばl1からlへ容易に変
更できる。
20へスライド量調整部材24を取り付けることによ
り、下弦材12の短縮長を例えばl1からlへ容易に変
更できる。
【0052】したがって、曲率・ライズ等の変更を容易
に行うことが可能となり、同じトラス18でも図1
(C)のように曲率を大きくとることができる。
に行うことが可能となり、同じトラス18でも図1
(C)のように曲率を大きくとることができる。
【0053】図6〜図14には本発明によるドームの構
築工法が示されている。
築工法が示されている。
【0054】前述の如く、図6(A)のように上弦材1
0と、下弦材12と、ラチス材14とを有するトラス1
8が組み立てられる。
0と、下弦材12と、ラチス材14とを有するトラス1
8が組み立てられる。
【0055】トラス18を構成する下弦材12は少なく
とも一部分が内管20または外管22を介してスライド
自在に連結され、軸方向に所定長さ短縮可能とされてい
る。
とも一部分が内管20または外管22を介してスライド
自在に連結され、軸方向に所定長さ短縮可能とされてい
る。
【0056】すなわち、図の実施例において下弦材12
は図8,図9のように内管20と外管22とで構成され
ており、内管20の一端は一方の外管22に溶接され、
内管20の他端は他方の外管22にスライド可能に連結
されている。
は図8,図9のように内管20と外管22とで構成され
ており、内管20の一端は一方の外管22に溶接され、
内管20の他端は他方の外管22にスライド可能に連結
されている。
【0057】そして、外管22,22どおしの間隔lは
図のようにあけられており、内管20が露出した状態と
されている。
図のようにあけられており、内管20が露出した状態と
されている。
【0058】また、図6(B),図9から理解されるよ
うに下弦材12内部には緊張ケーブル16が滑動可能に
挿通されている。
うに下弦材12内部には緊張ケーブル16が滑動可能に
挿通されている。
【0059】図の実施例において、緊張ケーブル16の
一端はトラス18の先端部に固定され、他端は油圧ジャ
ッキ32で支持されている。
一端はトラス18の先端部に固定され、他端は油圧ジャ
ッキ32で支持されている。
【0060】なお、トラス18の組み立ては、搬送可能
な長さまでは原則として工場で行なわれる。
な長さまでは原則として工場で行なわれる。
【0061】また、前記実施例により製作したトラス1
8を用いることもでき、必要によりスライド量調整部材
24を取り付けて短縮長を変更できる。
8を用いることもでき、必要によりスライド量調整部材
24を取り付けて短縮長を変更できる。
【0062】トラス18の組み立てが終了した後、油圧
ジャッキ32の作動により緊張ケーブル16の巻き取り
が行なわれ、トラス18を構成する下弦材(中央側)1
2の長さが短縮されて図6(C)のようにトラス18が
弓形に湾曲される。
ジャッキ32の作動により緊張ケーブル16の巻き取り
が行なわれ、トラス18を構成する下弦材(中央側)1
2の長さが短縮されて図6(C)のようにトラス18が
弓形に湾曲される。
【0063】なお、図においてトラス18は横に配置さ
れた状態で緊張ケーブル16の巻き取りが行われている
が、この作業はトラス18を立てた状態で行うこともで
きる。
れた状態で緊張ケーブル16の巻き取りが行われている
が、この作業はトラス18を立てた状態で行うこともで
きる。
【0064】弓形に湾曲された2つのトラス18,18
は図7のように平面より見てハの字状に配置される。
は図7のように平面より見てハの字状に配置される。
【0065】そして、ハの字状に配置されたトラス1
8,18間には小梁・屋根材等が取り付けられ、円分形
状のドーム屋根ユニット26が複数形成される。
8,18間には小梁・屋根材等が取り付けられ、円分形
状のドーム屋根ユニット26が複数形成される。
【0066】さらに、トラス梁への各種取り付け工事が
行なわれ、その際には配管,配線作業,照明器具等の設
置作業を行なうこともできる。
行なわれ、その際には配管,配線作業,照明器具等の設
置作業を行なうこともできる。
【0067】その後、図10のようにドーム屋根ユニッ
ト26がクレーン等で搬送され、中央に配置されたリン
グ部材28へ順次連結される。
ト26がクレーン等で搬送され、中央に配置されたリン
グ部材28へ順次連結される。
【0068】すなわち、最初は図11のように、リング
部材28を中心にドーム屋根ユニット26はリボン形状
に取り付けられ、最終的には図13のように、平面より
見て略円形状をなすように配置される。
部材28を中心にドーム屋根ユニット26はリボン形状
に取り付けられ、最終的には図13のように、平面より
見て略円形状をなすように配置される。
【0069】このとき、ドーム屋根ユニット26を構成
するトラス18の支柱30はピン支持される(図12参
照)。
するトラス18の支柱30はピン支持される(図12参
照)。
【0070】さらに隣合うドーム屋根ユニット26,2
6の接合および防水工事が行われ、図13,図14のよ
うに略欠球状のドームが構築される。
6の接合および防水工事が行われ、図13,図14のよ
うに略欠球状のドームが構築される。
【0071】以上説明したように本実施例におけるトラ
スの製作方法によれば、組み立て時にスライド量調整部
材24を取り付けることで下弦材12の短縮長を容易に
変更でき、このため、トラスの曲率・ライズの変更をき
わめて簡単に行うことができる。
スの製作方法によれば、組み立て時にスライド量調整部
材24を取り付けることで下弦材12の短縮長を容易に
変更でき、このため、トラスの曲率・ライズの変更をき
わめて簡単に行うことができる。
【0072】したがって、曲率等が異なる場合でもトラ
スの量産化が可能となり、製作コストを低減できる。
スの量産化が可能となり、製作コストを低減できる。
【0073】また、本実施例におけるドームの構築工法
によれば、トラスの組み立て作業あるいは大部分の組み
立て作業を地上で行なえるので、足場等の仮設材が最小
限ですみ、しかも、安全かつ容易に施工を行なえる。
によれば、トラスの組み立て作業あるいは大部分の組み
立て作業を地上で行なえるので、足場等の仮設材が最小
限ですみ、しかも、安全かつ容易に施工を行なえる。
【0074】また、円分形状のドーム屋根ユニット26
を順次配置するだけでドームを構築できるので、施工の
簡略化、工期の短縮および工費のコストダウンを達成で
きる。
を順次配置するだけでドームを構築できるので、施工の
簡略化、工期の短縮および工費のコストダウンを達成で
きる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明におけるトラ
スの製作方法によれば、組み立て時に下弦材の短縮長を
容易に変更でき、このため、トラスの曲率・ライズの変
更をきわめて簡単に行うことができる。
スの製作方法によれば、組み立て時に下弦材の短縮長を
容易に変更でき、このため、トラスの曲率・ライズの変
更をきわめて簡単に行うことができる。
【0076】したがって、曲率等が異なる場合でもトラ
スの量産化が可能となり、製作コストを低減することが
可能となる。
スの量産化が可能となり、製作コストを低減することが
可能となる。
【0077】また、本発明におけるドームの構築工法に
よれば、トラスの組み立て作業あるいは大部分の組み立
て作業を地上で行なえるので、足場等の仮設材が最小限
ですみ、しかも、安全かつ容易に施工を行なうことが可
能となる。
よれば、トラスの組み立て作業あるいは大部分の組み立
て作業を地上で行なえるので、足場等の仮設材が最小限
ですみ、しかも、安全かつ容易に施工を行なうことが可
能となる。
【0078】また、ドーム屋根ユニットを順次配置する
だけでドームを構築できるので、施工の簡略化、工期の
短縮および工費のコストダウンを達成することが可能と
なる。
だけでドームを構築できるので、施工の簡略化、工期の
短縮および工費のコストダウンを達成することが可能と
なる。
【図1】トラスの製作方法の実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図2】図1のD部拡大図である。
【図3】図2のE部拡大図である。
【図4】スライド量調整部材の取付状態を示す側面図で
ある。
ある。
【図5】図4のF−F線断面図である。
【図6】ドーム構築用のトラスの組立手順を示す側面図
である。
である。
【図7】ドーム屋根ユニットの構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】図6(B)のD部拡大図である。
【図9】図8のE部拡大図である。
【図10】ドーム屋根ユニットの配置作業を示す斜視図
である。
である。
【図11】ドーム屋根ユニットの配置例を示す平面図で
ある。
ある。
【図12】図11のF−F線断面図である。
【図13】構築されたドームの全体形状を示す平面図で
ある。
ある。
【図14】構築されたドームの全体形状を示す斜視図で
ある。
ある。
10 上弦材 12 下弦材 14 ラチス材 16 緊張ケーブル 18 トラス 20 内管 22 外管 24 スライド量調整部材 26 ドーム屋根ユニット 28 リング部材 30 支柱 32 油圧ジャッキ 34 ストッパー 36 ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 修 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−220636(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 3/10 - 3/11 E04B 1/32 102 E04B 1/34
Claims (5)
- 【請求項1】 上弦材(10)と、下弦材(12)と、
ラチス材(14)と、を有し、少なくとも下弦材(1
2)の一部分が内管(20)または外管(22)を介し
てスライド自在に連結されて軸方向に所定長さ短縮可能
とされ、下弦材(12)には緊張ケーブル(16)が滑
動可能に取り付けられたトラス(18)を組み立て、 下弦材(12)の短縮可能部分にスライド量調整部材
(24)を取り付けて短縮長を設定した後、 トラス(18)の一端側もしくは両端側から緊張ケーブ
ル(16)を緊張して下弦材(12)を短縮させること
により、トラス(18)を弓形に湾曲し、曲率・ライズ
等の変更が可能なアーチ状トラスを形成する、ことを特
徴とするトラスの製作方法。 - 【請求項2】 上弦材(10)と、下弦材(12)と、
ラチス材(14)と、を有し、下弦材(12)が軸方向
に向かって先細り状をなすテーパを有した内管(20)
と該内管(20)の先細り側が嵌入する外管(22)と
有し、該内管(20)と外管(22)がスライド自在に
連結されて軸方向に所定長さ短縮可能とされ、下弦材
(12)内には緊張ケーブル(16)が滑動可能に取り
付けられたトラス(18)を組み立て、 内管(20)と外管(22)との嵌入部分に、前記内管
(20)に管状をなすスライド量調整部材(24)を被
せて短縮長を設定した後、 トラス(18)の一端側もしくは両端側から緊張ケーブ
ル(16)を緊張して下弦材(12)を短縮させること
により、トラス(18)を弓形に湾曲し、曲率・ライズ
等の変更が可能なアーチ状トラスを形成する、ことを特
徴とするトラスの製作方法。 - 【請求項3】 上弦材(10)と、下弦材(12)と、
ラチス材(14)と、を有し、少なくとも下弦材(1
2)の一部分が軸方向に短縮可能とされた多数のトラス
(18)を組み立て、 下弦材(12)を短縮して弓形に湾曲させた2つのトラ
ス(18,18)を平面より見てハの字状に配置し、当
該トラス(18,18)間に小梁・屋根材等を取り付け
て円分形状のドーム屋根ユニット(26)を複数形成
し、 平面より見て略円形状を形成するようにドーム屋根ユニ
ット(26)を順次配置した後、隣合うドーム屋根ユニ
ット(26,26)を接合して略欠球形状のドームを構
築する、ことを特徴とするドームの構築工法。 - 【請求項4】 上弦材(10)と、下弦材(12)と、
ラチス材(14)と、を有し、少なくとも下弦材(1
2)の一部分が軸方向に短縮可能とされ、下弦材(1
2)には緊張ケーブル(16)が滑動可能に取り付けら
れた多数のトラス(16)を組み立て、 緊張ケーブル(16)を緊張して下弦材(12)を短縮
させることにより、トラス(18)を弓形に湾曲し、 湾曲された2つのトラス(18,18)を平面より見て
ハの字状に配置し、当該トラス(18,18)間に小梁
・屋根材等を取り付けて円分形状のドーム屋根ユニット
(26)を複数形成し、 平面より見て略円形状を形成するようにドーム屋根ユニ
ット(26)を順次配置した後、隣合うドーム屋根ユニ
ット(26,26)を接合して略欠球形状のドームを構
築する、ことを特徴とするドームの構築工法。 - 【請求項5】 上弦材(10)と、下弦材(12)と、
ラチス材(14)と、を有し、少なくとも下弦材(1
2)の一部分が軸方向に短縮可能とされ、下弦材(1
2)には緊張ケーブル(16)が滑動可能に取り付けら
れた多数のトラス(16)を組み立て、 緊張ケーブル(16)を緊張して下弦材(12)を短縮
させることにより、トラス(18)を弓形に湾曲し、 湾曲された2つのトラス(18,18)を平面より見て
ハの字状に配置し、当該トラス(18,18)間に小梁
・屋根材等を取り付けて円分形状のドーム屋根ユニット
(26)を複数形成し、 平面より見て略円形状を形成するように、中央に配置さ
れたリング部材(28)へドーム屋根ユニット(26)
を順次連結した後、隣合うドーム屋根ユニット(26,
26)を接合して略欠球形状のドームを構築する、こと
を特徴とするドームの構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3146326A JP2798820B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | トラスの製作方法およびトラスによるドームの構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3146326A JP2798820B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | トラスの製作方法およびトラスによるドームの構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04368546A JPH04368546A (ja) | 1992-12-21 |
JP2798820B2 true JP2798820B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=15405147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3146326A Expired - Fee Related JP2798820B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | トラスの製作方法およびトラスによるドームの構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2798820B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103174258B (zh) * | 2013-02-28 | 2015-04-29 | 华南理工大学建筑设计研究院 | 一种张弦梁撑杆的抗滑装置 |
CN104790588B (zh) * | 2015-04-10 | 2017-10-03 | 中亿丰建设集团股份有限公司 | 一种m型屋架及其安装方法 |
CN105401691B (zh) * | 2015-11-23 | 2018-04-03 | 中建钢构有限公司 | 一种梭形空间桁架临时支撑装置及其拼装方法 |
CN109281435B (zh) * | 2018-11-16 | 2020-11-24 | 中建二局安装工程有限公司 | 一种大跨度下凹鱼腹式双坡屋架及其安装方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE60390T1 (de) * | 1986-03-13 | 1991-02-15 | Strarch Ind Pty Ltd | Gebaeudebinder. |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP3146326A patent/JP2798820B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04368546A (ja) | 1992-12-21 |
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