JP2645313B2 - ドーム型小屋組の構築方法 - Google Patents

ドーム型小屋組の構築方法

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JP2645313B2
JP2645313B2 JP6288888A JP6288888A JP2645313B2 JP 2645313 B2 JP2645313 B2 JP 2645313B2 JP 6288888 A JP6288888 A JP 6288888A JP 6288888 A JP6288888 A JP 6288888A JP 2645313 B2 JP2645313 B2 JP 2645313B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、梁を頂部より放射状に配置してなるドー
ム型小屋組の構築方法に関する。
「従来の技術」 従来、梁を頂部より放射状に配置してなるドーム型小
屋組において、その構築方法は以下のようであった。
すなわち、第12図および第13図に示すように、まず地
面1の円周上に沿って柱2、2…(8本)を立設して、
それら柱2、2…の内側に、梁3、3…を仮支持するた
めの支持材4、4…および作業用足場5を構築する。そ
して、梁3、3…をそれぞれ頂部6より柱2、2…およ
び仮設材4上に放射状にわたしてドーム型となし、頂部
6においてそれら梁3、3…の一端部3a、3a…を互いに
接合するとともに、梁3、3…の他端部3b、3b…を柱
2、2…とそれぞれ接合することによってドーム型小屋
組Kを構築する。また、梁3、3間の母屋7、7…の取
り付け作業については、前記作業用足場5より行なう。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、上記したような従来の構築方法によると、
全ての梁3、3…についてそれぞれを仮支持するための
支持材4、4…が必要であるばかりでなく、全ての梁
3、3間について母屋7を取り付けるための作業用足場
5が(ほぼ全面にわたって)必要であるので、それら仮
設材4および作業用足場5を構築するために多大な費用
および時間を要していた。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、
低コストかつ短工期で構築することのできるドーム型小
屋組の構築方法を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、構築すべき小屋組の中央位置に梁の支持
台を仮設する工程と、この支持台の周りに柱を立設する
工程と、支持台および柱間に梁を放射状に載架する工程
と、これら放射状に配置された梁の前記支持台側の一端
部をそれぞれ連結部材に縦回動自在にヒンジ結合する工
程と、この連結部材を所定高さに吊り上げて前記梁の他
端部を前記柱にそれぞれ接合する工程と、前記梁上で他
の部材を配設する工程とを具備した構成としたものであ
る。
「実施例」 第1図ないし第11図はこの発明の一実施例であって、
第1図および第2図に示すドーム型小屋組Kはこの発明
によって構築された屋内プールの小屋組を示すものであ
る。
第1図および第2図において、符号10は床を示すもの
であり、この床10には凹状のプール11が穿設されてい
る。そして、プール11を囲むようにして床10の円周上に
は8本のRC柱12、12…が立設されているとともに、これ
らのRC柱12、12…には小屋組Kの頂部13からヒンジ機構
14を介して斜め下方へ向けて放射状に配置された8本の
主梁15、15…が架設されている。また、隣り合うRC柱1
2、12間にもそれぞれ桁梁16、16…が架設されている。
さらに、小屋組Kの頂部13には採光用のトップライト17
が設置されており、このトップライト17の周縁部に位置
する主梁15、15間には、リング応力を負担する8本の補
助梁18、18…が前記桁梁16、16…と平行に架設されてい
る。また、これら補助梁18、18…と桁梁16、16…との間
にも求心方向へ8本の補助梁19、19…が架設されてい
る。
次に、前記ヒンジ機構14およびRC柱12と主梁15との接
合構造について第3図ないし第6図を参照しながら詳細
に説明する。
第3図に示すように、放射状に配置された8本の主梁
15、15…はそれら先端部(一端部)15a、15a…が連結部
材20によってそれぞれ接合された構造となっており、そ
れら8本の主梁15の先端部15aおよび連結部材20が前記
ヒンジ機構14を構成している。
前記連結部材20は、円柱状の本体21とこの本体21の側
面より放射状に延びる8本のヒンジ片22、22…とから構
成されている。また、ヒンジ片22には孔22aがそれぞれ
形成されているとともに、主梁15の先端部15aには孔23a
を有する凹部23が形成されている。したがって、ヒンジ
片22に主梁15の凹部23を合わせてそれぞれの孔22a、23a
にピン24を通すことによって、主梁15が連結部材20に縦
回動自在にヒンジ結合されている。なお、前記本体21の
上面には、第4図に示すように、孔25aを有する吊りフ
ックプレート25が形成されており、孔25aにワイヤを引
っ掛けて連結部材20を上方へ持ち上げ可能とされてい
る。
また、第5図に示すように、RC柱12および主梁15の接
合構造において、RC柱12の上面と主梁15の後端部(他端
部)15bとの間には、主梁15の求心側内面に当接可能な
ローラー26を有するベースプレート27が介在されてい
る。このベースプレート27は、第6図に示すように、RC
柱12の上面にボルト28により固定される本体プレート29
と、この本体プレート29の上面に立設して前記ローラー
26を左右から水平に支持する2枚の支持片30、30とから
構成されている。また、支持片30には孔30aが穿設され
ているとともに、前記主梁15の後端部15bにも孔15cが穿
設されており、支持片30、30間に主梁15の後端部15bを
乗せて孔30a、15Cにピン31を通すことによって、RC柱12
に主梁15を接合するようになっている。なお、上記ロー
ラー26の作用については便宜上後述の構築方法において
説明する。
次に、このような構成の小屋組構造について、その構
築方法を第7図ないし第11図を参照しながら説明する。
まず、第7図に示すように、地面10の円周上所定位置
に8本のRC柱12、12…を立設する。次いで、第8図に示
すように、円の中心にRC柱12とほぼ同じ高さ寸法の支持
台32を仮設する。この支持台32はRC柱12よりも先に仮設
しておいてもよい。さらに、支持台32とRC柱12、12…の
間にそれぞれ8本の主梁15、15…を水平に載架してお
く。そして、支持台32上において、全ての主梁15、15…
の先端部15aを連結部材20にヒンジ結合させる。次い
で、この状態から第9図に示すように、クレーン車33を
利用してワイヤ34を介して連結部材20を徐々に持ち上げ
る。放射状に配置された8本の主梁15、15…が前記ロー
ラー26、26…上を摺動しながら上方へ引き上げられる。
主梁15の先端部15aが所定高さに達したならば、全ての
主梁15、15…をRC柱12、12、…に接合することで主梁1
5、15、…が架設される。主梁15架設後はこの主梁15上
を作業スペースとして利用し、桁梁16および補助梁18、
19からなる母屋、およびトップライト17の取り付け作業
を行う。このようにして、第10図に示すようなドーム型
小屋組Kが完成する。
なお、第11図に示すように、予め主梁15の母屋受け具
35を利用してこれに断面U字状の手摺36を取り付けてお
けば、主梁15上での作業員の移動が行い易くなり、母屋
およびトップライト17の取り付け作業を安全に行えるよ
うになる。また、主梁15上で母屋の取り付け作業を行う
ので、従来地上に設置されていた作業足場を設ける必要
がなくなり、小型組K内部の床10の仕上げ作業を母屋の
取り付け作業と平行して行えるようになる。さらに、主
梁15を支持台32およびRC柱12に載架した時には梁下が約
2mと比較的低いので、この状態で安全ネット37を主梁15
の下面に取り付ければよい。
また、第5図に示すように、内面に滑らかなへこみ曲
線Cを有する主梁15の後端部15aがローラー26上を滑ら
かに摺動するようにしているので、主梁15を吊り上げる
際に主梁15を傷めることができない。さらに、前記ロー
ラー26は主梁15の吊り上げ時のストッパーの役目をも果
たしており、主梁15の最下端面15dが柱12の上面に当接
したときに、ピン31を孔15c、30aに差し込んで主梁15を
柱12に接合すれば良い。
以上説明したようなドーム型小屋組の構築方法による
と、予め連結部材20に放射状にヒンジ結合された主梁1
5、15…を連結部材20を吊り上げることによってドーム
型に形成するようにしているので、主梁15の仮設作業の
作業性を格段に向上させるだけでなく、従来のように仮
設材4を立設する必要がなくなり、仮設材立設に要する
時間とコストを削減して工期を短縮するとともに施工コ
ストを圧縮することができる。さらに、主梁15架設後は
この主梁15上を作業スペースとして利用し、桁梁16およ
び補助梁18、19からなる母屋、およびトップライト17の
取り付け作業を行うので、従来のように作業足場5を設
ける必要がなくなり、足場設置に要する時間とコストを
削減して母屋の取り付け作業の工程を短縮するとともに
施工コストを圧縮することができる。
「発明の効果」 この発明のドーム型小屋組の構築方法によると、構築
すべき小屋組の中央位置に梁の支持台を仮設する工程
と、この支持台の周りに柱を立設する工程と、支持台お
よび柱間に梁を放射状に載架する工程と、これら放射状
に配置された梁の前記支持台側の一端部をそれぞれ連結
部材に縦回転自在にヒンジ結合する工程と、この連結部
材を所定高さに吊り上げて前記梁の他端部を前記柱にそ
れぞれ接合する工程とを具備した構成としたから、従来
方法のように仮設材を立設する必要がなくなり、仮設材
立設に要する時間とコストを削減して工期を短縮すると
ともに施工コストを圧縮することができる。さらに、梁
架設後はこの梁上を作業スペースとして利用し、母屋の
取り付け作業を行うので、従来方法のように作業足場を
設ける必要がなくなり、作業足場設置に要する時間とコ
ストを削減して母屋の取り付け作業の工期を短縮すると
ともに施工コストを圧縮することができる。
また、予め連結部材にそれぞれ放射状にヒンジ結合し
た梁を連結部材を吊り上げることによってドーム型に形
成するようにしているので、小屋組の施工工数を減らし
て作業性を向上することができるだけでなく、小屋組の
頂部における高所での危険作業をなくすことができる。
したがって、ドーム型小屋組を容易かつスピーディに構
築することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図はこの発明の一実施例であって、第
1図はドーム型小屋組の断面図、第2図はドーム型小屋
組の屋根を下面から見上げた平面図、第3図はヒンジ機
構の上面図、第4図はヒンジ機構の正面図、第5図は主
梁と柱の接合構造を示す側面図、第6図はベースプレー
トの斜視図、第7図ないし第10図はそれぞれドーム型小
屋組の施工手順を示す説明図、第11図は主梁の断面図、
第12図および第13図は従来例を示すもので、第12図は施
工時におけるドーム型小屋組の断面図、第13図はドーム
型小屋組の上面図である。 12……柱(RC柱)、15……梁(主梁)、 15a……一端部、15b……他端部、 20……連結部材、 K……ドーム型小屋組。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構築すべき小屋組の中央位置に梁の支持台
    を仮設する工程と、この支持台の周りに柱を立設する工
    程と、支持台および柱間に梁を放射状に載架する工程
    と、これら放射状に配置された梁の前記支持台側の一端
    部をそれぞれ連結部材に縦回動自在にヒンジ結合する工
    程と、この連結部材を所定高さに吊り上げて前記梁の他
    端部を前記柱にそれぞれ接合する工程と、前記梁上で他
    の部材を配設する工程とを具備してなることを特徴とす
    るドーム型小屋組の構築方法。
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