JPH0527733B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0527733B2
JPH0527733B2 JP23628286A JP23628286A JPH0527733B2 JP H0527733 B2 JPH0527733 B2 JP H0527733B2 JP 23628286 A JP23628286 A JP 23628286A JP 23628286 A JP23628286 A JP 23628286A JP H0527733 B2 JPH0527733 B2 JP H0527733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary
dome
tension
ring
work stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23628286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6393943A (ja
Inventor
Soichi Kitani
Minoru Ochiai
Kimihiko Mogami
Kimiki Hatanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP23628286A priority Critical patent/JPS6393943A/ja
Publication of JPS6393943A publication Critical patent/JPS6393943A/ja
Publication of JPH0527733B2 publication Critical patent/JPH0527733B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、競技場、体育館、展示場、多目的
ホール等の鉄骨ドームの構築工法に関するもので
ある。
従来の技術 第8図に示すようにドームの鉄骨30を受ける
ためにアリーナ部31に多数の仮設支保工32を
設け、とら綱33等で倒壊を防止し、各鉄骨トラ
スを支保工32で受けながら鉄骨30を組立てる
工法が従来行われているが、この工法では大量の
支保工が必要であるため工費が高く、建方時にク
レーンが支保工32やとら綱33により施工範囲
の制約を受け、高所作業であるため作業に危険が
伴うので、これらを改善する工法として特開昭58
−210225号公報に記載されたものが知られてい
る。すなわち、第9図に示すように、ドームの鉄
骨を多数の扇形ブロツク34にA1〜A24に示すよ
うに分割し、この分割された鉄骨の1ブロツク
A1の下方に第10図、第11図に示すように、
支保工を兼ねた作業足場35を作り、ドーム中央
の架台36に設けた回転リングフレーム37に鉄
骨ブロツク34の上端38を連結し基礎39上面
に配設したレール40に下端に嵌合した下部リン
ク41によつて構成した2ブロツクA1,A13の鉄
骨ブロツク33を組立てた後ブロツクA1,A13
周方向に移動させ、その空いた作業足場35で次
のブロツクA2,A14を組立て、この作業を繰返し
てドームを構築する工法が知られている。
発明が解決しようとする問題点 上記従来の工法では基礎の躯体工事が完了しな
い限り鉄骨ドームの屋根が施工できないため工期
を短縮することができず、また回転リングフレー
ムと外周の基礎上面の下部リンクとの間に組立て
られた鉄骨ブロツクの重量が水平方向の荷重とな
つて働くので外周部の回転移動機構を垂直荷重ば
かりでなく水平方向荷重に対しても強固になるよ
うにする必要があり機構を強固なものとしなけれ
ばならない問題点があつた。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するためにこの発明は、ス
タンド部2鉄骨工事中にドームの外周縁に仮設柱
4を立設してこの上面にテンシヨンリング13を
本設するとともにアリーナ部5中央に仮設支保工
6を立設してその上部にトラス回転リング7を設
け、かつアリーナ部5の放射方向に2個の仮設の
作業ステージ12を対設し、つぎに各作業ステー
ジ12上において鉄骨ドームを放射状に分割した
2個の扇形の第1ブロツク11を対向させて組立
てその下端部をテンシヨンリング13に支承させ
るとともに、その上端部をトラス回転リング7に
取付け外装仕上げを行つた後、この相対向したブ
ロツク11の中心側の端部と外周側の端部との間
に仮設のテンシヨンケーブル15を張設し、作業
ステージ12をテンシヨンテーブル15の下面ま
で縮少させ、つぎにテンシヨンリング13上に取
付けられた第1ブロツク11を1ブロツク分周方
向に回転移動させて作業ステージ12を元の位置
に上昇させた後、作業ステージ12上において順
次第2ブロツク以下のブロツクの組立てを繰返す
間にスタンド部を構築してテンシヨンリング13
を支持した後、その仮設柱4を撤去してドーム全
体を構築した後、中央の仮設支保工6、作業ステ
ージ12および仮設のテンシヨンケーブル15を
撤去するようにした鉄骨ドームの構築工法の手段
を講じるものである。
実施例 この発明の1実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図において、杭1工事、基礎
工事を行つた後、スタンド部2の鉄骨工事中に鉄
骨ドーム3の外周縁部に当たる円周上に複数の仮
設柱4を設け、アリーナ部5中央に仮設支保工6
を立設し、その上端にトラス回転リング7の受架
台8(第3図および第4図参照)を設置するとと
もに、その上部にタワークレーン9を設置する。
受架台8にはトラス回転リング7の下部を受ける
ローラ10が設けられ鉄骨ドーム3の中心を回転
中心としてトラス回転リング7が回転できるよう
になつている。つぎに放射方向に鉄骨ドーム3を
偶数に分割した扇形のブロツク11の組立て仕上
げ用の作業ステージ12をアリーナ部5の中心を
通り放射方向に対向して設ける。前記仮設柱4の
上端には、スタンド部2の鉄骨工事中にテンシヨ
ンリング13を設置するが、このテンシヨンリン
グ13は、スタンド部2の完成時にスタンド部2
の上端面で支持されてそのまま本設テンシヨンリ
ング13となるものである。
この状態において第1図の鎖線で示す作業ステ
ージ12上で内外のタワークレーン9、クローラ
クレーン14を用いて鉄骨の扇形の第1ブロツク
11,11を組立て、その下端部をテンシヨンリ
ング13の走行レール17上に支承させるととも
に、その上端部をトラス回転リング7の外周縁に
取付ける。この場合、第1ブロツク11,11の
組立ては水平力をバランスさせるために仮設支保
工6の両側において同時に行う。続いて、鉄骨屋
根の塗装、設備工事等の外装仕上工事を行い、第
1ブロツク11の工事を完了する。
その後、第1図に示すようにこの第1ブロツク
11のトラス回転リング7側の端部7aとテンシ
ヨンリング13側の端部13aとの間にテンシヨ
ンケーブル15を取付けて第1ブロツク11が鉄
骨ドーム3の円弧状の形状を保持するように所定
の張力を与える。つぎに作業ステージ12をテン
シヨンケーブル15の下面まで実線で示すように
下降させて仮固定した状態で第5図に示すように
テンシヨンリング13上に敷設したステンレスス
チール16が張着された走行レール17に鉄骨の
第1ブロツクである扇形ブロツク11の外周縁下
面に設けたテフロン(商品名)のような低摩擦材
18aを張着したシユー18を嵌合させ、第6図
に示すように外周縁側面に設けた油圧索引装置1
9の鍵形部材20の係合爪21を油圧ジヤツキ2
2によつて反力レール23の係合孔24に係合さ
せた後、移動用ジヤツキ25を作動させて扇形ブ
ロツク11を走行レール17上を1ブロツク分周
方向に回転移動させる。
つぎに、作業ステージ12を扇形ブロツク11
の仮受レベルまで鎖線で示すように(第1図参
照)上昇させて仮固定して第2ブロツクを第1ブ
ロツクと同様の手順で組立て仕上工事を行い、順
次ブロツクの組立てと回転移動を繰返し鉄骨ドー
ム3全体を構築する。この時扇形ブロツク11の
構築中に鉄骨工事を開始していたスタンド部2
は、スタンド部の構造として通常施工されている
鉄骨鉄筋コンクリート構造等によつて次第に上部
まで構築され、スタンド部2の最上部にテンシヨ
ンリング13が接続し、コンクリートがスタンド
部2の最上部によつてテンシヨンリング13を支
持する強度となるまで硬化した後に仮設柱4は解
体撤去されるものである。そしてテンシヨンリン
グ13の支承部に各扇形ブロツクのトラス端部を
定着させた後、テンシヨンケーブル15を撤去
し、仮設支保工6上のタワークレーン9を解体し
てトラス回転リング7の内部につなぎ材を取付
け、仮設柱4、仮設支保工6および作業ステージ
12を解体して作業を終了する。この場合、扇形
ブロツク11は仮設支保工6を中心として放射方
向(第2図において左右)に対向して設けられそ
の先端がトラス回転リング7によつて連結されて
いるので左側の扇形ブロツク11、トラス回転リ
ング7、右側の扇形ブロツク11は各扇形ブロツ
ク11,11の下端部がスタンド部2上において
本設されたテンシヨンリング13を反力としてト
ラス回転リング7を含めて一体となつてドーム形
状を保持しているので、仮設支保工6を解体しト
ラス回転リング7の受架台8およびテンシヨンケ
ーブル15を撤去しても鉄骨ドーム3はそのドー
ム形状が保持されるものである。
以上の工事を従来技術と比較した工事の工程表
を第7図に示す。この表に示すようにこの発明に
おける標準的な工事例において5か月間工期を短
縮することができる。
発明の効果 この発明によれば、作業ステージが一部の場所
ですむため仮設資材が大量に節約でき、鉄骨ドー
ムを多数のブロツクに分割し1ブロツクずつ同一
場所で繰返し施工するため作業能率が向上し、作
業ステージ上で作業を行うため安全性が向上する
ほかに、特にこの発明においては、ドームの鉄骨
工事をスタンド部の工事と平行して進めることが
できるので、従来のようにスタンド部工事の終了
後ドームの鉄骨工事を行う工法に比較して大幅な
工期短縮を図ることができ、また分割した鉄骨の
扇形ブロツクの両端部にテンシヨンケーブルを張
設したので、ドームの外周縁部のテンシヨンリン
グに水平方向の荷重がほとんど使用しないため外
周縁部の回転移動機構を簡単な構造のものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、この発明の1実施例を示す
もので、第1図はドーム中心付近における縦断正
面図、第2図は平面図、第3図はトラス回転リン
グ付近の拡大縦断正面図、第4図はその平面図、
第5図は外周縁部付近の拡大切断正面図、第6図
は同じく斜視図、第7図は工程図、第8図〜第1
1図は従来例を示すもので、第8図は縦断正面
図、第9図および第10図は平面図で示す説明
図、第11図は縦断正面図である。 2……スタンド部、4……仮設柱、5……アリ
ーナ部、6……仮設支保工、7……トラス回転リ
ング、11……第1ブロツク、12……作業ステ
ージ、13……テンシヨンリング、15……テン
シヨンケーブル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スタンド部2鉄骨工事中にドームの外周縁に
    仮設柱4を立設してこの上面にテンシヨンリング
    13を本設するとともにアリーナ部5中央に仮設
    支保工6を立設してその上部にトラス回転リング
    7を設け、かつアリーナ部5の放射方向に2個の
    仮設の作業ステージ12を対設し、つぎに各作業
    ステージ12上において鉄骨ドームを放射状に分
    割した2個の扇形の第1ブロツク11を対向させ
    て組立てその下端部をテンシヨンリング13に支
    承させるとともに、その上端部をトラス回転リン
    グ7に取付け外装仕上げを行つた後、この相対向
    した第1ブロツク11の中心側の端部と外周側の
    端部との間に仮設のテンシヨンケーブル15を張
    設し、作業ステージ12をテンシヨンテーブル1
    5の下面まで縮少させ、つぎにテンシヨンリング
    13上に取付けられた第1ブロツク11を1ブロ
    ツク分周方向に回転移動させて作業ステージ12
    を元の位置に上昇させた後、作業ステージ12上
    において順次第2ブロツク以下のブロツクの組立
    てを繰返す間にスタンド部2を構築してテンシヨ
    ンリング13を支持した後、その仮設柱4を撤去
    してドーム全体を構築した後、中央の仮設支保工
    6、作業ステージ12および仮設のテンシヨンケ
    ーブル15を撤去するようにした鉄骨ドームの構
    築工法。
JP23628286A 1986-10-06 1986-10-06 鉄骨ド−ムの構築工法 Granted JPS6393943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23628286A JPS6393943A (ja) 1986-10-06 1986-10-06 鉄骨ド−ムの構築工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23628286A JPS6393943A (ja) 1986-10-06 1986-10-06 鉄骨ド−ムの構築工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6393943A JPS6393943A (ja) 1988-04-25
JPH0527733B2 true JPH0527733B2 (ja) 1993-04-22

Family

ID=16998475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23628286A Granted JPS6393943A (ja) 1986-10-06 1986-10-06 鉄骨ド−ムの構築工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6393943A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02292432A (ja) * 1989-05-08 1990-12-03 Shimizu Corp ドーム構造物の建方法
JPH03260237A (ja) * 1990-03-08 1991-11-20 Shimizu Corp ドーム架構の架設工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6393943A (ja) 1988-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3895473A (en) Process for the manufacture of low cost housing at the site
JP2981061B2 (ja) ケーブルドームの屋根の構築方法
US4276733A (en) Method of constructing and erecting a dome-shaped structure
JP6736226B2 (ja) 塔状建築物上部に建設される構造物の構造体および施工法
JP3215059B2 (ja) 塔状構造物屋根の構築工法
JPH0527733B2 (ja)
JPH11256690A (ja) 屋根構造物の構築方法
JP2869494B2 (ja) ドーム架構の架設工法
JP3690435B2 (ja) ドーム屋根構造およびその施工方法
JPH0932120A (ja) 構造物の構築工法
JP2858891B2 (ja) 大スパンドーム屋根の構築方法
JPH0718743A (ja) 大スパンドーム屋根の架設方法
JP3122915B2 (ja) シングルレイヤートラス屋根のプッシュアップ工法
JPS6113065B2 (ja)
JPS6262218B2 (ja)
JP2000129785A (ja) ドーム屋根の構築構法
SU1178884A1 (ru) Способ монтажа каркаса высотного сооружени с большими консольными вылетами
CN115506563A (zh) 一种自升降重载施工平台及其施工方法
JPH06185120A (ja) 屋根等の上部架構体の架設工法
CN116537435A (zh) 一种环形弦支穹顶网壳钢结构及其施工方法
JPS6035512B2 (ja) 塔状構造物の架設装置
JPH0334533B2 (ja)
JPH0420471B2 (ja)
Martinez-Calzon Two Special Construction Procedures For The Erection Of The Big Communication Towers Of Collserola And Valencia
JPH04333776A (ja) ビルの建設方法と同建設方法に使用されるビルの建設装置