JP2506464B2 - 工業化住宅の屋根作業用柵 - Google Patents

工業化住宅の屋根作業用柵

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JP2506464B2 JP32326489A JP32326489A JP2506464B2 JP 2506464 B2 JP2506464 B2 JP 2506464B2 JP 32326489 A JP32326489 A JP 32326489A JP 32326489 A JP32326489 A JP 32326489A JP 2506464 B2 JP2506464 B2 JP 2506464B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ユニット工法で建てられる工業化住宅の屋
根作業を行うための柵に関する。
〔背景技術〕 ユニット工法で建てられる工業化住宅、すなわち工場
で予め生産された複数の住宅ユニットを建設現場で組み
合わせることにより建てられる工業化住宅では、屋根
も、工場で予め生産された複数の屋根ユニットを建設現
場で組み合わせることにより形成される。
この工業化住宅では、建設現場での屋根作業として例
えば屋根ユニット相互の継ぎ目部分に関する作業が行わ
れ、この作業を行うための作業者が屋根から転落等する
のを防止するための屋根作業用柵が必要となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ユニット工法による工業化住宅は、できるだけ多くの
作業を工場で終了してしまい、これにより建設現場での
作業を少なくし、工期の短縮、コストの低減を図ること
を主要目的としている。
この主要目的を達成するための1つの方法として、建
設現場で必要な屋根作業用柵の構造を簡単化することが
求められ、これにより少ない部材点数によって屋根作業
用柵を作ることができて、その組み立ておよび分解作業
を短時間で終了できるようにすることが必要とされる。
一方、屋根作業用柵は作業者の屋根からの転落等を防止
するものであるため、大きな荷重に十分対抗できる大き
な強度を備えていることが要求される。
本発明の目的は、少ない部材点数によって構造簡単に
構成でき、しかも、十分に大きな強度を備えている工業
化住宅の屋根作業用柵を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る工業化住宅の屋根作業用柵は、複数の屋
根ユニットを組み合わせることにより屋根が形成される
工業化住宅の屋根作業用柵であって、屋根外端部に立設
された支柱と、複数の支柱間に架設された水平材と、屋
根の棟に植設されたアンカー部材と、このアンカー部材
と前記支柱とを連結する連結材とを含んで構成され、1
個のアンカー部材から延びる2本の連結材によりこの1
個のアンカー部材と2本の隣接配置された前記支柱とを
連結したことを特徴とするものである。
〔作用〕
複数の支柱間に架設された水平材および1個のアンカ
ー部材と2本の隣接配置された支柱とを連結する2本の
連結材によりトラスができ、また、支柱、この支柱に端
部が連結された連結材および屋根によってもトラスがで
きる。これらのトラスにより屋根作業用柵は大きな荷重
に十分対抗できる大きな強度を備えるものとなり、ま
た、この屋根作業用柵は支柱、水平材、連結材等の少な
い部材によって簡単な構造で構成される。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本実施例に係る作業用柵が適用されたユニッ
ト工法による工業化住宅の屋根1を示す。この屋根1は
複数の屋根ユニットを組み合わせることにより形成され
ており、屋根ユニットは、本実施例では、中央ユニット
2,3と、これらの中央ユニット2,3の両側に配置された桁
側ユニット4〜7と、これらの中央ユニット2,3および
桁側ユニット4〜7の先端全周に配置された軒先ユニッ
ト8〜17とからなる。これらの屋根ユニットはクレーン
による吊り込み作業で所定位置に配置されて組み合わさ
れ、互いに結合される。
屋根1の外端部には支柱18〜29が立設され、これらの
支柱18〜29は、本実施例中では、軒先ユニット8〜17に
立設されている。軒先ユニット8〜17に対する支柱18〜
29の立設は、軒先ユニット8に対する支柱18の立設を示
している第2図の通り、予め軒先ユニット8〜17に埋め
込まれているナット30に支柱18〜29の下端の雄ねじ部31
を螺合することにより行われ、ナット30は、軒先ユニッ
ト8〜17の前記クレーンによる吊り込み作業を行うとき
に使用する吊り込みボルトを螺合するためのものであ
る。
第1図の通り、支柱18〜20間には水平材32が、支柱21
〜23間には水平材33が、支柱24〜26間には水平材34が、
支柱27〜29間には水平材35がそれぞれ架設され、これら
の水平材32〜35は作業者が屋根作業を行うときの手摺り
となるものである。水平材32〜35は例えば鉄パイプから
なり、これらの水平材32〜35は支柱18〜29に、第2図で
示されている通り、クランパ36で結合される。水平材32
〜35の下側にはネット37が張設される。
屋根1の棟両端部の左右両側にはアンカー部材38〜41
が植設され、この植設は、第2図の通り、アンカー部材
38〜41の下部の雄ねじ部42を前記中央ユニット2,3に埋
設されているナット43に螺合することにより行われる。
これらのナット43は、前記ナット30と同様に、屋根ユニ
ットである中央ユニット2,3をクレーンで吊り込むとき
に使用する吊り込みボルトを螺合するためのものであ
る。
第1図の通り、アンカー部材38と支柱18は連結材44
で、アンカー部材38と支柱19は連結材45で、アンカー部
材39と支柱20は連結材46で、アンカー部材39と支柱21は
連結材47で、アンカー部材39と支柱22は連結材48で、ア
ンカー部材40と支柱23は連結材49で、アンカー部材40と
支柱24は連結材50で、アンカー部材41と支柱25は連結材
51で、アンカー部材41と支柱26は連結材52で、アンカー
部材41と支柱27は連結材53で、アンカー部材38と支柱28
は連結材54で、アンカー部材38と支柱29は連結材55でそ
れぞれ連結される。これらの連結材44〜55は例えば鉄パ
イプであり、これらの連結材44〜55と支柱18〜29との結
合は、第2図の通り、クランパ56で行われる。また、連
結材44〜55とアンカー部材38〜41との結合は、第3図の
通り、アンカー部材38〜41の上端に設けられたリング部
57に連結部材44〜55の端部に設けたフック部58を係合す
ることにより行われる。
以上の支柱18〜29、水平材32〜35、アンカー部材38〜
41、連結材44〜55により屋根作業用の柵が構成され、こ
の柵は建設現場で前記軒先ユニット8〜17等の屋根ユニ
ットを組み合わせて屋根1を作った後に組み立てられ
る。
屋根1の上に乗った作業者は水平材32〜35、さらには
連結材44〜55を手摺りとして使用しながら所定の屋根作
業を行う。この屋根作業は、例えば屋根ユニットに屋根
仕上げ材を取り付けたり、あるいは屋根ユニット相互間
の継ぎ目部分に関する作業である。
以上において、1個のアンカー部材38と2本の隣接配
置された支柱18,19とはこのアンカー部材38から延びる
2本の連結材44,45で連結されているため、これらの支
柱18,19間に架設された水平材32および連結材44,45によ
り第1のトラス59が形成されている。このため、屋根作
業中に作業者が足を滑らせる等して水平材32にその体重
を強くかけてしまい、この結果、水平材32に建物外側へ
の大きな荷重が作用してもこの荷重は連結材44,45で確
実に支持され、水平材32および支柱18,19の変形が防止
されるため、作業者が屋根1から転落するのを防止でき
る。また、支柱19と、連結材45と、屋根勾配が同じにな
っている中央ユニット2、桁側ユニット4,5による屋根
1の表面とにより第2のトラス60が形成されており、従
って連結材45の部分の強度もこの第2のトラス60によっ
て大きくなっており、作業者は安心して連結材45に手を
かけることができる。
このように水平材32と連結材44,45の部分は第1およ
び第2のトラス59,60によって大きな強度が付与された
構造となっている。これと同様な構造は水平材34と連結
材51,52との部分にもできており、また少なくとも第1
のトラス59と同様なトラスは水平材33と連結材47,48の
部分および水平材35と連結材54,55の部分にもできてい
る。
これにより、屋根1の外端部全周に亘って設けられて
いる水平材32〜35等による作業用柵は十分に大きな強度
を備えたものとなっている。またこの作業用柵はトラス
を基本構造としたものとなっているため、必要な部材点
数は支柱18〜29、水平材32〜35、連結材44〜55等の少な
くてよく、部材点数が少ないため、この作業用柵は建設
現場で簡単に組み立て作業、分解作業を行え、建設現場
作業を簡単に短時間で行えるようにすることが望まれて
いるユニット工法による工業化住宅の作業用柵として適
したものとなっている。
なお、以上の実施例において、アンカー部材38と支柱
20およびアンカー部材41と支柱24をそれぞれ連結部材で
連結するようにすれば、作業用柵には一層多くのトラス
ができることになり、これにより作業用柵の強度を一層
大きくできる。
以上説明した実施例では、屋根1は軒先ユニット8〜
17を使用して形成されていたが、本発明は軒先ユニット
が使用されていない屋根についても適用できる。
また支柱18〜29と水平材32〜35との結合、アンカー部
材38〜41と連結材44〜55との結合、連結材44〜55と支柱
18〜29との結合の各方法は前記実施例の方法に限定され
るものではなく、任意な結合方法を採用できる。また、
支柱18〜29とアンカー部材38〜41を屋根ユニットに結合
する方法も前記ナット30,43を使用するものに限定され
ず、例えば専用結合具を使用する等の他の方法を採用し
てもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、屋根作業用柵を少ない部材点数によ
って構造簡単に構成でき、従ってユニット工法により工
業化住宅に適したものとなり、しかも、十分に大きな強
度を備えた構造となり、屋根作業を行う作業者は安心し
て作業を行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る屋根作業用柵を示す屋
根の斜視図、第2図は同屋根の正断面図、第3図はアン
カー部材と連結材との連結を示す斜視図である。 1……屋根、2〜17……屋根ユニット、18〜29……支
柱、32〜35……水平材、38〜41……アンカー部材、44〜
55……連結材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の屋根ユニットを組み合わせることに
    より屋根が形成される工業化住宅の屋根作業用柵であっ
    て、屋根外端部に立設された支柱と、複数の支柱間に架
    設された水平材と、屋根の棟に植設されたアンカー部材
    と、このアンカー部材と前記支柱とを連結する連結材と
    を含んで構成され、1個のアンカー部材から延びる2本
    の連結材によりこの1個のアンカー部材と2本の隣接配
    置された前記支柱とを連結したことを特徴とする工業化
    住宅の屋根作業用柵。
JP32326489A 1989-12-13 1989-12-13 工業化住宅の屋根作業用柵 Expired - Lifetime JP2506464B2 (ja)

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