JP2000054492A - テンセグリッド構造およびテンセグリッド構造物の施工方法 - Google Patents
テンセグリッド構造およびテンセグリッド構造物の施工方法Info
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Abstract
大スパン架構を可能とする合理的な構造を実現する。 【解決手段】 圧縮材を枠状に組んでなるフレーム体の
内側に束材を配し、該束材の両端と前記フレーム体の各
頂点との間にケーブルを張設してなるグリッドユニット
を構成要素とし、該グリッドユニットのフレーム体の頂
点どうしを互いに連結することにより、それらフレーム
体および各フレーム体間に形成される空隙を升目とする
グリッドフレームを構成するとともに、隣接するグリッ
ドユニットの束材どうしを引張材により連結して該引張
材に張力を付与する。
Description
構として有効なテンセグリッド構造およびその構造によ
る構造物の施工方法に関する。
して、フレームとケーブルとを組み合わせることで軽量
で大スパン架構を可能とする張弦梁構造や張弦アーチ構
造、ケーブルドーム構造等が周知である。また、同様に
フレームとケーブルを組み合わせたものとして、図11
に示すような張力安定トラス構造も試みられている。張
力安定トラス構造は、(a)に示すように4本のトラス
材aをピン接合した不安定トラス構造にポストbとケー
ブルcを利用して自己釣り合い張力を導入して安定化さ
せたトラスユニットTを単位構造とし、これを集積して
全体としてたとえば(b)、(c)に示すような円筒状
の屋根架構を構成するというものである。
構造は、いずれも、必ずしも自由な曲面を構成できな
い、形態によっては境界部に大きな負担がかかる、施工
性が良くない、応力制御や変形制御が必ずしも容易では
ない、といった問題を残しており、より有効な構造の開
発が進められている。
するもので、請求項1の発明のテンセグリッド構造は、
圧縮材を枠状に組んでなるフレーム体の内側に束材を配
して該束材の両端と前記フレーム体の各頂点との間にケ
ーブルを張設してなるグリッドユニットを構成要素と
し、該グリッドユニットのフレーム体の頂点どうしを互
いに連結することにより、それらフレーム体および各フ
レーム体間に形成される空隙を升目とするグリッドフレ
ームを構成するとともに、隣接するグリッドユニットの
束材どうしを引張材により連結して該引張材に張力を付
与してなるものである。
前記各グリッドユニットのフレーム体を正方形状とし、
かつそれらフレーム体間に形成される空隙をフレーム体
と同一の正方形状とすることにより、前記グリッドフレ
ームは前記フレーム体およびそれらフレーム体間に形成
される正方形の升目を有するものである。
前記各グリッドユニットのフレーム体を正方形状とし、
かつそれらフレーム体間に形成される空隙を菱形状とす
ることにより、前記グリッドフレームは前記フレーム体
により形成される正方形の升目とそれらフレーム体間に
形成される菱形状の升目を有するものである。
前記圧縮材および束材として鋼管を用い、前記引張材と
してケーブルを用いたものである。
前記引張材として屋根材となる膜材を用いたものであ
る。
前記フレーム体どうしの連結部をボールジョイントによ
るピン接合としたものである。
セグリッド構造によるアーチ状あるいはドーム状ないし
それに類する構造物を施工するためのものであって、前
記グリッドフレームを地組するとともに各束材の下端部
どうしの間に前記引張材を配設し、該引張材を緊張して
前記グリッドフレームを迫り上げ、その状態で該引張材
を前記束材に定着するようにしたものである。
ドユニットの束材を設計長よりも短くしておき、該グリ
ッドユニットを連結してグリッドフレームを形成すると
ともに各束材どうしの間に前記引張材を定着し、しかる
後に前記束材を設計長となるまで伸張させることで前記
引張材に緊張力を与えるようにしたものである。
いて前記グリッドフレームの分割体を地組し、それら分
割体を仮設構台により仮支持した状態で分割体どうしの
間に前記引張材を配設し、該引張材を緊張して定着する
ようにしたものである。
態であるテンセグリッド構造を示す概要図である。本第
1実施形態のテンセグリッド構造は、図2に示すグリッ
ドユニットUを構成要素とするものである。そのグリッ
ドユニットUは、圧縮材としての4本の鋼管1aを正方
形枠状に組んでなるフレーム体1の内側に、同じく圧縮
材としての鋼管からなる束材2を配し、その束材2の上
下両端とフレーム体1の各頂点の間にケーブル3を張設
して所定の張力を付与した構成のものである。
に示した従来の張力安定トラス構造におけるトラスユニ
ットTと実質的に同様のもの(テンセグリティーとも称
される)であるが、張力安定トラス構造においては図1
1(b)に示されるように構面全体がトラスユニットT
のみで構成され、隣接しているトラスユニットTはトラ
ス材aを共有する状態で組み立てられているものである
のに対し、本第1実施形態のテンセグリッド構造ではグ
リッドユニットUの頂点どうしを連結してそれらグリッ
ドユニットUの間に空隙Sを確保し、かつそれらグリッ
ドユニットUどうしを張力を付与したケーブル4(本例
では上部ケーブル4aおよび下部ケーブル4b)により
連結しており、その点で従来の張力安定トラス構造とは
異なる構造のものである。
ド構造は、上記のグリッドユニットUを図1に示すよう
に千鳥状に配列して各フレーム体1の頂点どうしを互い
に連結することにより、それらフレーム体1間にフレー
ム体1と同一の正方形状の空隙Sを形成し、全体として
正方形の升目を有するグリッドフレームFを構成してい
る。そして、隣接しているグリッドユニットUの束材2
の上端部どうしおよび下端部どうしをそれぞれ引張材と
しての上部ケーブル4a、下部ケーブル4bにより連結
し、それらケーブル4a,4bに所定に張力を付与して
グリッドフレームF全体を安定に支持するものとなって
いる。
の方向に相対回転可能なピン接合とされ、本第1実施形
態では図3に示すようなボールジョイントを採用してい
る。すなわち、フレーム体1の頂点(鋼管1aどうしの
連結部)を円弧状に形成しておくとともにそこに半球形
状のほぞ穴1bを設けておき、そのほぞ穴1bにジョイ
ント用のボール1c(鋼球)を嵌合させることで双方の
フレーム体1どうしを接合し、各鋼管1aの芯の交点を
ボール1cの中心と合致させることで双方のフレーム体
1どうしが任意の方向に相対回転可能としている。
てのフレーム体1と束材2および引張材としてのケーブ
ル3,4a、4bのみにより構成されるものであり、圧
縮材としてのフレーム体1と束材2としてはいずれも小
径の鋼管を用いることで十分であるので、架構全体とし
て十分な軽量化を実現でき、意匠的にも軽快で好ましい
ものである。そして、ケーブル3,4の張力や束材2の
長さを調整することで応力制御や変形制御を簡便かつ容
易に行うことが可能であるし、後述するようにその施工
も困難ではない。また、各グリッドユニットUが自己釣
合形であるので境界部の支持条件に依存することがな
く、したがって任意形状の曲面を自由に構成することが
可能なものであり、たとえば図4に示すような大スパン
平板状の屋根架構に適用することはもとより、図5に示
すような種々の曲面すなわち(a)に示すような円筒
形、(b)に示すような帽子形、(c)に示すような山
形ラーメン形、(d)に示すようなドーム形、(e)に
示すような任意曲面形、等を自由に構成することができ
る。なお、図4に示すような平板状架構とする場合に
は、(b)に示すように水平ブレースとして機能するケ
ーブル5を架構全体にわたるように付加することで面外
剛性を確保することが好ましい。
実施形態を示す概要図である。これは、第1実施形態と
同様のグリッドユニットUを用いるものであるが、それ
らグリッドユニットUの間に形成する空隙Sを菱形状と
したもの、つまりグリッドフレームFの形態を、フレー
ム体1により形成される正方形の升目とそれらフレーム
体1間に形成される菱形状の升目からなるものとしてい
る。この場合も第1実施形態のものと同様の作用効果を
奏するが、図4に示すような平板状とした場合にもケー
ブル5を設けることなく自ずと面外剛性を確保できる。
ただし、図6(a)に示しているようにいずれかの空隙
Sに水平ブレースとして機能するケーブル6を設けるこ
とが好ましい場合があり、必要に応じて任意の位置にそ
のようなケーブル6を設ければ良い。
形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限らず種々
の変形、応用が可能である。たとえば上記ではグリッド
ユニットUのフレーム体1をいずれも正方形枠状のもの
としたが、正方形に限らず他の形状たとえば三角形状や
六角形状形とすることも可能である。また、上記では束
材2の上下両端をそれぞれ上部ケーブル4aおよび下部
ケーブル4bにより連結するようにしたが、架構の形態
や荷重の方向によっては束材2の上端部もしくは下端部
のいずれか一方のみをケーブル4により連結することで
十分な場合があり、そのような場合にはいずれか一方を
省略することも可能である。また、上記構造の架構に対
して取り付ける屋根材としては膜材を用いることが好適
であるが、その膜材がグリッドユニットUどうしを所望
の張力で連結し得るものであれば、それをケーブル4に
代えて引張材として採用してケーブル4を省略すること
も可能である。また、軽量化を図る上では支障とはなる
が、意匠上その他の事情によってはケーブル4や膜材に
代えて鋼管等の部材を引張材として採用することも妨げ
るものではない。勿論、フレーム体1や束材2は圧縮材
としての強度を確保できるものであれば鋼管に限らずア
ルミ材や木材、FRP材等の他の素材も採用可能であ
る。
合応力(自重や地震力、風、積雪等の一般的な設計荷重
が作用していない状態で架構全体を安定させるために各
部材に予め導入する応力)を設定する必要がある。その
初期釣合応力は、架構全体が外力を受けた際に引張材
(ケーブル3およびケーブル4a,4b)の軸力が抜け
ず、圧縮材(フレーム体1の各鋼管1aおよび束材2)
の軸力が引張にならないように設定し、かつその初期釣
合応力は可及的に小さくすることが好ましい。そのよう
な初期釣合応力の設定には、たとえば単純遺伝的アルゴ
リズム等の解析手法が好適に採用可能である。
て説明する。以下で説明する施工方法は、上述した第1
実施形態もしくは第2実施形態のテンセグリッド構造に
よる図7(b)に示すようなドーム状あるいはアーチ状
の構造物を施工する場合に適用したものである。なお、
この構造物は一端側がピン支承とされ他端側はローラ支
承とされるものである。
示すものである。この場合、(a)に示すように地表部
においてグリッドユニットUを連結してグリッドフレー
ムFを地組するとともに、各束材2の下端部どうしを連
結する下部ケーブル4bを配設し、その下部ケーブル4
bには束材2下端部に対する定着点をマークしておく。
また、束材2の上端部の間には予め設定長とした上部ケ
ーブル4aを定着しておく。
ッキ10を配し、グリッドフレームFから反力を取って
下部ケーブル4bを緊張する。これにより、グリッドフ
レームFは自ずと上方へ迫り上がっていき、下部ケーブ
ル4bに設定張力を導入すれば(b)に示すようにグリ
ッドフレームFは自ずと設計形状となり、その状態で下
部ケーブル4bの各定着点をそれぞれ束材2の下端部に
対して定着すれば各部材には自ずと初期応力が導入され
る。
ッドフレームFを迫り上げる際には必要に応じてジャッ
キ11により補助的にグリッドフレームFをジャッキア
ップしても良い。また、このような形態の構造物では束
材2の下端部どうしを連結する下部ケーブル4bは不可
欠であるが、上述したように状況によっては束材2の上
端部どうしを連結する上部ケーブル4aは省略すること
も可能であり、上部ケーブル4aを省略した場合におい
ても下部ケーブル4bを緊張することのみでグリッドフ
レームFを迫り上げて架構全体を完成させることができ
る。
下部ケーブル4bをそれぞれ個別にジャッキ12により
順次緊張するようにしたものであり、この場合も同様に
グリッドフレームFを迫り上げることができ、各部材に
初期応力を導入できる。
示すものである。これは、各グリッドユニットUの束材
2を設計長よりも短くしておき、それらグリッドユニッ
トUを適宜仮支持して互いに連結してグリッドフレーム
Fを形成するとともに各束材2どうしの間にケーブル4
a,4bを設定長として定着し、しかる後に、各束材2
をジャッキ13により設計長となるまで伸張させること
で各ケーブル3,4a,4bを緊張し、各部材に初期応
力を導入するようにしたものである。
を示すもので、上記第1実施形態の施工方法や第2実施
形態の施工方法もしくは他の適宜の方法により(a)に
示すようなグリッドフレームFの分割体F1を地表部に
おいて完成させ、(b)に示すようにそれら分割体F1
を仮設構台14により仮支持した状態で分割体F1どう
しの間にケーブル4a,4bを配設し、それらケーブル
4a,4bをジャッキ15により緊張して定着するよう
にしたものである。
のテンセグリッド構造によるドーム状あるいはアーチ状
ないしそれに類する任意の形態の大規模構造物を容易に
施工することができる。
は、圧縮材を枠状に組んでなるフレーム体の内側に束材
を配して該束材の両端と前記フレーム体の各頂点との間
にケーブルを張設してなるグリッドユニットを構成要素
とし、該グリッドユニットのフレーム体の頂点どうしを
互いに連結することにより、それらフレーム体および各
フレーム体間に形成される空隙を升目とするグリッドフ
レームを構成するとともに、隣接するグリッドユニット
の束材どうしを引張材により連結して該引張材に張力を
付与してなるものであるから、架構全体として十分な軽
量化を実現でき、意匠的にも軽快で好ましいものであ
り、引張材に付与する張力や束材の長さを調整すること
で応力制御や変形制御を簡便かつ容易に行うことが可能
であり、しかも任意形状の曲面を自由に構成することが
可能である。
グリッドユニットのフレーム体を正方形状としてそれら
フレーム体間に形成される空隙をフレーム体と同一の正
方形状とすることにより、グリッドフレームは前記フレ
ーム体およびそれらフレーム体間に形成される正方形の
升目を有するものであるので、構造的に合理的であると
ともに意匠的にも整然とした特に好ましい外観が得られ
る。
グリッドユニットのフレーム体を正方形状としてそれら
フレーム体間に形成される空隙を菱形状とすることによ
り、グリッドフレームはフレーム体により形成される正
方形の升目とフレーム体間に形成される菱形状の升目を
有するものとしたので、自ずと面外剛性に優れるものと
なる。
縮材および束材として鋼管を用い、引張材としてケーブ
ルを用いるので、何等特殊な部材を必要とせず、コスト
や施工性の点で有利である。
引張材として屋根材を兼ねる膜材を用いるのでより合理
的である。
フレーム体どうしの連結部をボールジョイントによるピ
ン接合としたので、簡便な構造でフレーム体どうしを確
実にピン接合することができる。
セグリッド構造によるアーチ状やドーム状ないしそれに
類する構造物を施工するに際し、グリッドフレームを地
組するとともに各束材の下端部どうしの間に引張材を配
設し、該引張材を緊張して前記グリッドフレームを迫り
上げ、その状態で該引張材を前記束材に定着するように
したので、引張材の緊張により各部材に所定の初期応力
を与えることができ、そのような構造体を支障なく容易
に施工することができる。
ニットの束材を設計長よりも短くしておき、該グリッド
ユニットを連結してグリッドフレームを形成するととも
に各束材どうしの間に前記引張材を定着し、しかる後に
束材を設計長となるまで伸張させることで引張材に緊張
力を与えるようにしたので、束材の伸張のみにより各部
材に所定の初期応力を与えることができ、そのような構
造体を支障なく容易に施工することができる。
いてグリッドフレームの分割体を地組し、それら分割体
を仮設構台により仮支持した状態で分割体どうしの間に
引張材を配設し、該引張材を緊張して定着するようにし
たので、特に大スパン架構構造物を施工する際に好適で
ある。
を示す図である。
を示す図である。
ある。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 圧縮材を枠状に組んでなるフレーム体の
内側に束材を配して該束材の両端と前記フレーム体の各
頂点との間にケーブルを張設してなるグリッドユニット
を構成要素とし、該グリッドユニットのフレーム体の頂
点どうしを互いに連結することにより、それらフレーム
体および各フレーム体間に形成される空隙を升目とする
グリッドフレームを構成するとともに、隣接するグリッ
ドユニットの束材どうしを引張材により連結して該引張
材に張力を付与してなることを特徴とするテンセグリッ
ド構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のテンセグリッド構造であ
って、前記各グリッドユニットのフレーム体を正方形状
とし、かつそれらフレーム体間に形成される空隙をフレ
ーム体と同一の正方形状とすることにより、前記グリッ
ドフレームは前記フレーム体およびそれらフレーム体間
に形成される正方形の升目を有するものであることを特
徴とするテンセグリッド構造。 - 【請求項3】 請求項1記載のテンセグリッド構造であ
って、前記各グリッドユニットのフレーム体を正方形状
とし、かつそれらフレーム体間に形成される空隙を菱形
状とすることにより、前記グリッドフレームは前記フレ
ーム体により形成される正方形の升目とそれらフレーム
体間に形成される菱形状の升目を有するものであること
を特徴とするテンセグリッド構造。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載のテンセグリ
ッド構造であって、前記圧縮材および束材として鋼管を
用い、前記引張材としてケーブルを用いてなることを特
徴とするテンセグリッド構造。 - 【請求項5】 請求項1、2または3記載のテンセグリ
ッド構造であって、前記引張材として屋根材となる膜材
を用いてなることを特徴とするテンセグリッド構造。 - 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載のテ
ンセグリッド構造であって、前記フレーム体どうしの連
結部をボールジョイントによるピン接合としたことを特
徴とするテンセグリッド構造。 - 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
のテンセグリッド構造によるアーチ状あるいはドーム状
ないしそれに類する構造物を施工するに際し、前記グリ
ッドフレームを地組するとともに各束材の下端部どうし
の間に前記引張材を配設し、該引張材を緊張して前記グ
リッドフレームを迫り上げ、その状態で該引張材を前記
束材に定着することを特徴とするテンセグリッド構造物
の施工方法。 - 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5または6記載
のテンセグリッド構造によるアーチ状あるいはドーム状
ないしそれに類する構造物を施工するに際し、前記グリ
ッドユニットの束材を設計長よりも短くしておき、該グ
リッドユニットを連結してグリッドフレームを形成する
とともに各束材どうしの間に前記引張材を定着し、しか
る後に前記束材を設計長となるまで伸張させることで前
記引張材に緊張力を与えることを特徴とするテンセグリ
ッド構造物の施工方法。 - 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5または6記載
のテンセグリッド構造によるアーチ状あるいはドーム状
ないしそれに類する構造物を施工するに際し、地表部に
おいて前記グリッドフレームの分割体を地組し、それら
分割体を仮設構台により仮支持した状態で分割体どうし
の間に前記引張材を配設し、該引張材を緊張して定着す
ることを特徴とするテンセグリッド構造物の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22741598A JP3616904B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | テンセグリッド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22741598A JP3616904B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | テンセグリッド構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000054492A true JP2000054492A (ja) | 2000-02-22 |
JP3616904B2 JP3616904B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=16860493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22741598A Expired - Fee Related JP3616904B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | テンセグリッド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3616904B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007197990A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Shimizu Corp | 耐震補強構造 |
CN102605862A (zh) * | 2012-03-08 | 2012-07-25 | 东南大学 | 索杆式折叠网格结构 |
CN109811891A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-05-28 | 同济大学建筑设计研究院(集团)有限公司 | 一种柔性全张拉结构体系、预张力设计方法及施工方法 |
CN115162523A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-10-11 | 清华大学建筑设计研究院有限公司 | 一种拉力分流式大跨度空间网格结构 |
-
1998
- 1998-08-11 JP JP22741598A patent/JP3616904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109811891B (zh) * | 2019-03-20 | 2024-04-05 | 同济大学建筑设计研究院(集团)有限公司 | 一种柔性全张拉结构体系、预张力设计方法及施工方法 |
CN115162523A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-10-11 | 清华大学建筑设计研究院有限公司 | 一种拉力分流式大跨度空间网格结构 |
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