JPH07269174A - 膜構造大型ドームとその構築方法 - Google Patents

膜構造大型ドームとその構築方法

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JPH07269174A
JPH07269174A JP9683694A JP9683694A JPH07269174A JP H07269174 A JPH07269174 A JP H07269174A JP 9683694 A JP9683694 A JP 9683694A JP 9683694 A JP9683694 A JP 9683694A JP H07269174 A JPH07269174 A JP H07269174A
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啓三 左高
Isao Mikami
勇夫 三上
Hajime Wakabayashi
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Shigeo Ariga
重雄 有賀
Toshiyuki Yagi
敏行 八木
Kunio Matsuda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テンション材を多用して広い採光部を形成し
た膜構造大型ドームとその有利な構築方法の提供。 【構成】 正多角形の圧縮リング1と、その頂点部から
放射状に延びるアーチ状メインビーム2と、基礎3と、
アーチ状メインビーム2の中間部を結ぶフープケーブル
4と、基礎3を結ぶテンションケーブル5と、ケーブル
ネット6と、透光性に富む膜材7とを備えている。圧縮
リング1とアーチ状メインビーム2を地上で展開状に組
み立て、圧縮リング1を引き上げて所定の姿勢にする
か、ドームを複数段に分割し、上段部を先に組み立て、
これをリフトアップした後、次段部を組み立てて上段部
に接続して、構築する。 【効果】 内部を明るく開放的な空間とすることが可
能。構築方法は作業性よく安全性に富む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、膜構造大型ドームとそ
の構築方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、大空間を覆う各種施設用の大型ドー
ムの需要が多く、それに伴い、その構築技術の研究・開
発も盛んである(例えば、特開平3−241128号公
報、特開平4−238928号公報参照)。
【0003】
【発明の目的】本発明は、前記趨勢に沿ったものであっ
て、その基本的目的は、構造的に有利なテンション材を
多用し、広い採光部を形成した膜構造大型ドームとその
有利な構築方法を提供することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明の膜構造大型ドームの構成上の基
本的特徴は、平面形状が正多角形で、ドームの頂部に位
置し、その上にトップルーフが設置される圧縮リング
と、前記圧縮リングの頂点部から放射状に延びる複数本
のアーチ状メインビームと、前記アーチ状メインビーム
の各下端を支持する基礎と、前記アーチ状メインビーム
の長さ方向中間部を結ぶフープケーブルと、前記基礎を
結ぶテンションリングと、前記アーチ状メインビーム間
に張設されるケーブルネットと、前記ケーブルネット上
に敷設される透光性に富む膜材とを備えている点にあ
る。
【0005】そして、本発明の膜構造大型ドームでは、
圧縮リングの辺数が偶数であること、圧縮リングとアー
チ状メインビームが立体トラス構造であること、アーチ
状メインビームの表側をガラスで被覆すること、アーチ
状メインビームの形状がブーメラン状で、その折曲部付
近にフープケーブルを配置すること、アーチ状メインビ
ームとフープケーブルを初期張力導入用のテンションロ
ッドで結ぶこと、テンションリングが鉄筋コンクリート
造で、地中梁を兼ねていること、テンションリングにプ
レストレスを導入すること、ケーブルネットと膜材の各
下端を放物線状に湾曲した受け材に止着することが、そ
れぞれ好ましい。
【0006】本発明の膜構造大型ドームの第1の構築方
法の構成上の基本的特徴は、前述の膜構造大型ドームを
構築する際に、地上で、圧縮リングとアーチ状メインビ
ームを組立てて展開状態の骨組みを形成し、この骨組み
にフープケーブルとケーブルネットを仮セットした状態
で、圧縮リングを所定高さまで引き上げて、アーチ状メ
インビームを所定姿勢にする点にある。
【0007】そして、この第1の構築方法では、その実
施に当たり、圧縮リングに沿って複数箇所に仮設支柱を
立設し、これら仮設支柱上の油圧ジヤッキで圧縮リング
を引き上げること、或は更に、圧縮リングの引き上げと
並行して、アーチ状メインビームの遊離端部を牽引する
こと、が好ましい。
【0008】次に、本発明の膜構造大型ドームの第2の
構築方法の構成上の特徴は、前述の膜構造大型ドームを
構築する際に、ドームを複数段に分割して、先ず、上段
部を地上で組み立て、これを次段部の高さにリフトアッ
プした後、上段部の下方で次段部を組み立てて上段部の
下方に接続し、以後、分割段数に応じて同じ作業を繰り
返す点にある。
【0009】
【図面による説明】本発明の膜構造大型ドームの一実施
例の一部省略の斜視図である図1において、1は圧縮リ
ング、2はアーチ状メインビーム、3は基礎、4はフー
プケーブル、5はテンションリング、6はケーブルネッ
ト、7は膜材である。
【0010】圧縮リング1は、ドームの頂部に位置し、
その上にトップルーフ(図示しない)が設置される。
【0011】圧縮リング1の平面形状は、正多角形で、
その辺数は偶数にするのが好ましく、図示の実施例では
正八角形にしている。
【0012】圧縮リング1は、その頂点部から放射状に
延びるアーチ状メインビーム2からの大きな圧縮力に抵
抗するために、立体トラス構造(例えば鋼管から成る断
面三角形のトラス)にするのが好ましく、また、図示の
ように、その内側に放射状に圧縮部材8を配して剛性を
大にするのがよい。
【0013】なお、圧縮リング1の開口部は自然換気や
明かりとりとして役立てることができる。
【0014】ドームの主骨格であるアーチ状メインビー
ム2も、圧縮リング1と同様の立体トラス構造にするの
が好ましい。
【0015】アーチ状メインビーム2を立体トラス構造
にした場合は、その表側をガラスで被覆するのが好まし
いが、アーチ状メインビーム2の全長をガラスで被覆し
ないで、例えば、上半部はステンレスの板で被覆し、下
半部をガラスで被覆するようにしてもよい。
【0016】なお、ガラス面を山形にすると雨水の捌け
がよい。
【0017】また、アーチ状メインビーム2を立体トラ
ス構造にした場合、アーチ状メインビーム2の下端部分
を利用して避難出口を設けることができる。
【0018】アーチ状メインビーム2の形状は、円弧,
放物線等の曲線状でなくてもよく、図示の実施例では、
直線の中間部が弧状に折曲したブーメラン状になってい
る。
【0019】基礎3は、アーチ状メインビーム2の下端
を支持し、アーチ状メインビーム2から伝達される力の
主として鉛直成分に抵抗するもので、杭基礎もしくは直
接基礎とする。
【0020】フープケーブル4は、アーチ状メインビー
ム2の水平方向の変形(膨らみ)を抑制してドーム全体
の剛性を高めるもので、アーチ状メインビーム2の長さ
方向中間部の内側に水平に取り付けられる。
【0021】図示の実施例では、複数本の単位ケーブル
から成るフープケーブル4がアーチ状メインビーム2の
折曲部付近に集中的に配置されているが((図2参
照)、フープケーブル4の設置箇所は1箇所に限定され
ない。
【0022】フープケーブル4の取付け態様の一例を示
す図2において、9はフープケーブル4を構成する単位
ケーブル、10は単位ケーブル9の結束金具、11は両
端がアーチ状メインビーム2と結束金具10に枢支され
た吊り金具、12はアーチ状メインビーム2と結束金具
10とを結ぶ水平方向のテンションバーであり、テンシ
ョンバー12でフープケーブル4に初期張力を導入する
ようになっている。
【0023】テンションリング5は、アーチ状メインビ
ーム2から基礎3に伝達される力の水平成分(水平スラ
スト)に抵抗するもので、基礎3を結んで配置される。
【0024】テンションリング5は鉄筋コンクリート造
にして、地中梁を兼ねるようにするのが好ましく、そし
て、この場合、プレストレスを導入するのが好ましい
が、プレストレスの導入量はドームの固定荷重による水
平スラストに抵抗する量に止めるのがよい。
【0025】ケーブルネット6は隣接のアーチ状メイン
ビーム2,2間に張設され、その上に透光性に富む膜材
7が敷設され、膜材7に掛かる力はケーブルネット6を
介してアーチ状メインビーム2に伝達される。
【0026】図示の実施例の場合、ケーブルネット6は
横方向の吊りケーブル13と縦方向の抑えケーブル14
とで格子状に形成され、また、ケーブルネット6と膜材
7の各下端は放物線状に湾曲した受け材15に止着さ
れ、受け材15に掛かる張力は軸力として処理されるよ
うになっている。
【0027】膜材7には、透光性以外に、強靭性,耐久
性,防水性が要求されることは言うまでもない。
【0028】膜材7の敷設態様の一例を示す図3におい
て、16は吊りケーブル13と抑えケーブル14との交
点を固定するクランプ、17はクランプ16に立設した
束材、18は束材17の振れ止め、19は束材17上に
縦方向に配置したリッジケーブル、20はリッジケーブ
ル19上に敷設した膜材7の横方向中間部の裏側に取り
付けたバレーケーブルであり、リッジケーブル19とバ
レーケーブル20の下端も受け材15に止着されてお
り、バレーケーブル20の緊張で、膜材7は図示のよう
に緊張される。
【0029】なお、ケーブルネット6の形状はガウス曲
率が負の曲面で、その無荷重状態での初期曲面は互いに
逆向きの曲率をもつ吊りケーブル13と抑えケーブル1
4の各張力で釣り合っている。
【0030】そして、積雪荷重等の下向きの外力に対し
ては吊りケーブル13が抵抗し、風の吹き上げ等の上向
きの外力に対しては抑えケーブル14が抵抗するように
なっている。
【0031】本発明の第1の構築方法の一実施態様で
は、前述の膜構造大型ドームを構築する際に、先ず、圧
縮リング1とアーチ状メインビーム2の地面投影線A,
Bに沿って、それぞれ複数箇所に仮設支柱21,22を
立設し(第4図参照)、その上で圧縮リング1とアーチ
状メインビーム2を組み立てて展開状態の骨組みを形成
する(第5図参照)。
【0032】この際、圧縮リング1とアーチ状メインビ
ーム2の連結部は回動自在にしておき、骨組みが形成さ
れたら、これにフープケーブルとケーブルネットを仮セ
ットする。
【0033】それから、仮設支柱21を上方に延ばし、
その上に設置した油圧ジヤッキ(図示しない)で圧縮リ
ング1を引き上げ、アーチ状メインビーム2を立ち上が
らせる(第6図参照)。
【0034】そして、アーチ状メインビーム2を所定高
さまで引き上げて、アーチ状メーンビーム2を所定姿勢
にしたら、この状態で固定(アーチ状メインビーム2の
遊離端部を基礎杭に固定)すればよい。
【0035】前記作業時に、圧縮リング1の引き上げと
並行して、アーチ状メインビーム2の遊離端部を牽引す
るのが好ましく、この場合は、仮設支柱21の根元に牽
引ケーブルを案内する導滑車を設けるのがよい。
【0036】なお、仮設支柱21は、圧縮リング1の上
昇の妨げにならないように、上方延長部を2つ割りにす
るか、或は、圧縮リング1の内外両側の何れかに設ける
必要がある。
【0037】次に、本発明の第2の構築方法の一実施態
様では、ドームを複数段部に分割して、先ず、地上に前
述の仮設支柱21,22と同様の仮設支柱23,24を
立設し、その上で上段部25の骨組みを組み立てるとと
もに、膜体の敷設まで行い、上段部25を完成させる
(図7参照)。
【0038】そして、上段部25を次段部の高さまでジ
ヤッキアップ(引き上げもしくは押し上げ)し(図8参
照)、この状態で上段部25の下方に次段部26を組み
立て、完成させて、上段部25に接続する(図9参
照)。
【0039】図示の実施例の場合は、2段分割であるか
ら、次段部26が下段部に相当し、以上で作業終了であ
るが、分割数が多い場合は、以後も同じ作業を繰り返
す。
【0040】なお、図7の状態で仮設支柱23が不必要
になった場合は、これを撤去して仮設支柱24の継ぎ足
しに利用すればよい。
【0041】
【発明の効果】本発明の膜構造大型ドームは、構造的に
有利で断面を比較的小さくすることができるテンション
材を多用した構造で、採光部が広いので、内部を明るく
開放的な空間にすることができる。
【0042】圧縮リングの辺数を偶数にすると、膜材の
敷設を相対向する面で同時にバランスよく行うことがで
き、骨格に無理な力が作用しない。
【0043】圧縮リングとアーチ状メインビームを立体
トラス構造にすると、強固な骨格が形成され、大空間を
覆うドームを構築することができる。
【0044】アーチ状メインビームを立体トラス構造に
したときに、その表側をガラスで被覆すると、透光性を
阻害しないで雨水の浸入を防止できる。
【0045】アーチ状メインビームをブーメラン状にす
ると、比較的低い背で比較的広い空間を覆うドームを形
成することができ、しかも、フープケーブルはアーチ状
メインビームの水平方向の変形が最も大きい折曲部付近
に集中的に配置すればよい、という利点がある。
【0046】アーチ状メインビームとフープケーブルを
初期張力導入用のテンションロッドで結ぶと、各テンシ
ョンロッドで同時にフープケーブルを外側に緊張して、
容易にフープケーブルに初期張力を導入することができ
る。
【0047】テンションリングを鉄筋コンクリート造に
して地中梁を兼ねるようにすると、基礎でアーチ状メイ
ンビームからの力を全て処理できて都合がよく、そし
て、テンションリングにプレストレスを導入すると、テ
ンションリングのコンクリートのひび割れ発生を防止で
きる。
【0048】ケーブルネットと膜材の各下端を放物線状
に湾曲した受け材に止着すると、受け材に作用するケー
ブルネットと膜材の張力を受け材の引張軸力として処理
でき、構造的に有利である。
【0049】本発明の膜構造大型ビームの第1と第2の
構築方法は、共に、地上もしくはその付近でドームの骨
格の組み立て作業を行うので、作業性がよく、かつ、安
全性に富む。
【0050】本発明の第1の構築方法では、圧縮リング
を引き上げているので、前掲の特開平4−238928
号公報に記載された技術のように押し上げる場合と比較
して、リフトアップ作業を中断しないで連続的に行うこ
とができる点で有利である。
【0051】第1の構築方法を実施する場合、圧縮リン
グに沿って複数箇所に仮設支柱を立設し、これら仮設支
柱上の油圧ジヤッキで圧縮リングを引き上げると、比較
的小規模の油圧ジヤッキで圧縮リングを円滑に引き上げ
ることができ、そして、この際、圧縮リングの引き上げ
と並行して、アーチ状メインビームの遊離端部を牽引す
ると、前記効果が一層向上する。
【0052】本発明の第2の構築方法では、ドームを複
数段に分割して、先ず、上段部を地上で組み立て、これ
をリフトアップした状態で、次段部を組み立てて上段部
に接続する、という態様でドームを構築するので、低い
位置で膜材の敷設まで行って各段部を完成させることが
できる点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の膜構造大型ドームの一実施例の全体斜
視図である。
【図2】フープケーブルの取付け態様の例示図である。
【図3】膜材の敷設態様の一例図である。
【図4】本発明の膜構造大型ドームの第1の構築方法に
おける仮設支柱の配置平面図である。
【図5】同じく、展開状態に組み立てた骨組みの側面図
である。
【図6】同じく、圧縮リングを引き上げている途中段階
の側面図である。
【図7】本発明の膜構造大型ドームの第2の構築方法に
おけるドームの上段部を構築した状態を示す側面図であ
る。
【図8】同じく、上段部をジヤッキアップした状態を示
す側面図である。
【図9】同じく、ドームの次段部を構築し上段部に接続
した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1:圧縮リング、2:アーチ状メインビーム、3:基
礎、4:フープケーブル、5:テンションリング、6:
ケーブルネット、7:膜材、8:圧縮部材、9:単位ケ
ーブル、10:結束金具、11:吊り金具、12:テン
ションロッド、13:吊りケーブル、14:抑えケーブ
ル、15:受け材、16:クランプ、17:束材、1
8:振れ止め、19:リッジケーブル、20:バレーケ
ーブル、21:仮設支柱、22:仮設支柱、23:仮設
支柱、24:仮設支柱、25:上段部、26:次段部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 元 東京都江東区亀戸1−11−5−603 (72)発明者 有賀 重雄 東京都調布市染地2−8−3 ライオンズ マンション調布C−708 (72)発明者 八木 敏行 千葉県千葉市美浜区高浜4−10−29−203 (72)発明者 松田 國夫 茨城県取手市寺田3497−1 成島コーポ 201号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が正多角形で、ドームの頂部に
    位置し、その上にトップルーフが設置される圧縮リング
    と、前記圧縮リングの頂点部から放射状に延びる複数本
    のアーチ状メインビームと、前記アーチ状メインビーム
    の各下端を支持する基礎と、前記アーチ状メインビーム
    の長さ方向中間部を結ぶフープケーブルと、前記基礎を
    結ぶテンションリングと、前記アーチ状メインビーム間
    に張設されるケーブルネットと、前記ケーブルネット上
    に敷設される透光性に富む膜材とを備えていることを特
    徴とする膜構造大型ドーム。
  2. 【請求項2】 圧縮リングの辺数が偶数である請求項1
    記載の膜構造大型ドーム。
  3. 【請求項3】 圧縮リングとアーチ状メインビームが立
    体トラス構造である請求項1記載の膜構造大型ドーム。
  4. 【請求項4】 アーチ状メインビームの表側をガラスで
    被覆する請求項3記載の膜構造大型ドーム。
  5. 【請求項5】 アーチ状メインビームの形状がブーメラ
    ン状で、その折曲部付近にフープケーブルを配置する請
    求項1記載の膜構造大型ドーム。
  6. 【請求項6】 アーチ状メインビームとフープケーブル
    を初期張力導入用のテンションロッドで結ぶ請求項1記
    載の膜構造大型ドーム。
  7. 【請求項7】 テンションリングが鉄筋コンクリート造
    で、地中梁を兼ねている請求項1記載の膜構造大型ドー
    ム。
  8. 【請求項8】 テンションリングにプレストレスを導入
    する請求項7記載の膜構造大型ドーム。
  9. 【請求項9】 ケーブルネットと膜材の各下端を放物線
    状に湾曲した受け材に止着する請求項1記載の膜構造大
    型ドーム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の膜構造大型ドームを構
    築する際に、地上で、圧縮リングとアーチ状メインビー
    ムを組立てて展開状態の骨組みを形成し、この骨組みに
    フープケーブルとケーブルネットを仮セットした状態
    で、圧縮リングを所定高さまで引き上げて、アーチ状メ
    インビームを所定姿勢にすることを特徴とする膜構造大
    型ドームの構築方法。
  11. 【請求項11】 圧縮リングに沿って複数箇所に仮設支
    柱を立設し、これら仮設支柱上の油圧ジヤッキで圧縮リ
    ングを引き上げる請求項10記載の膜構造大型ドームの
    構築方法。
  12. 【請求項12】 圧縮リングの引き上げと並行して、ア
    ーチ状メインビームの遊離端部を牽引する請求項11記
    載の膜構造大型ドームの構築方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の膜構造大型ドームを構
    築する際に、ドームを複数段に分割して、先ず、上段部
    を地上で組み立て、これを次段部の高さにリフトアップ
    した後、上段部の下方で次段部を組み立てて上段部に接
    続し、以後、分割段数に応じて同じ作業を繰り返すこと
    を特徴とする膜構造大型ドームの構築方法。
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