JP2020094400A - 屋根架構の設計方法および屋根架構 - Google Patents

屋根架構の設計方法および屋根架構 Download PDF

Info

Publication number
JP2020094400A
JP2020094400A JP2018232790A JP2018232790A JP2020094400A JP 2020094400 A JP2020094400 A JP 2020094400A JP 2018232790 A JP2018232790 A JP 2018232790A JP 2018232790 A JP2018232790 A JP 2018232790A JP 2020094400 A JP2020094400 A JP 2020094400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polygon
roof frame
ring
compression ring
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018232790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6936780B2 (ja
Inventor
宏樹 玉井
Hiroki Tamai
宏樹 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikken Sekkei Ltd
Original Assignee
Nikken Sekkei Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikken Sekkei Ltd filed Critical Nikken Sekkei Ltd
Priority to JP2018232790A priority Critical patent/JP6936780B2/ja
Publication of JP2020094400A publication Critical patent/JP2020094400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6936780B2 publication Critical patent/JP6936780B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡易に設計できる屋根架構の設計方法および屋根架構を提供すること。【解決手段】屋根架構の設計方法は、正多角形を設定する工程と、正多角形をその各辺に分割する工程と、分割した各辺を独立して平行移動させる工程と、平行移動した各辺またはその延長線が互いに交わる点を頂点とする第1多角形を設定する工程と、第1多角形と同心かつ対応する頂点の内角が第1多角形と等しい第2多角形を設定する工程と、第1多角形および第2多角形のうちの外側の多角形をコンプレッションリングの位置に設定し、第1多角形および第2多角形のうちの内側の多角形をテンションリングの位置に設定し、第1多角形の頂点と第2多角形の頂点とを結ぶ直線を接続ケーブルの位置に設定する工程ととを備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、屋根架構の設計方法および屋根架構に関する。
従来、スタジアムやアリーナ等の建築物の屋根架構として、外側のコンプレッションリングと、内側のテンションリングとを、接続ケーブル(放射状ケーブル)で接続したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−109770号公報
特許文献1に記載されたような従来の屋根架構の設計は、屋根架構の幾何形状や、屋根架構に作用するプレストレスおよび静荷重が、未知の状態で行われている。この場合、屋根架構の力の平衡を保つためには、高度な非線形解析を行わなければならず、設計が複雑になってしまう。
本発明の目的は、簡易に設計できる屋根架構の設計方法および屋根架構を提供することにある。
本発明の屋根架構の設計方法は、コンプレッションリングと、前記コンプレッションリングの内側に配置されるテンションリングとが接続ケーブルで接続される屋根架構の設計方法であって、正多角形を設定する工程と、前記正多角形をその各辺に分割する工程と、分割した各辺を独立して平行移動させる工程と、平行移動した各辺またはその延長線が互いに交わる点を頂点とする第1多角形を設定する工程と、前記第1多角形と同心かつ対応する頂点の内角が前記第1多角形と等しい第2多角形を設定する工程と、前記第1多角形および前記第2多角形のうちの外側の多角形を前記コンプレッションリングの位置に設定し、前記第1多角形および前記第2多角形のうちの内側の多角形を前記テンションリングの位置に設定し、前記第1多角形の頂点と前記第2多角形の頂点とを結ぶ直線を前記接続ケーブルの位置に設定する工程とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、正多角形の各辺を独立して平行移動させて第1多角形を設定した後、第1多角形と同心かつ対応する頂点の内角が第1多角形と等しい第2多角形を設定する。そして、第1多角形および第2多角形のうちの外側の多角形をコンプレッションリングの位置に設定し、第1多角形および第2多角形のうちの内側の多角形をテンションリングの位置に設定し、第1多角形の頂点と第2多角形の頂点とを結ぶ直線を接続ケーブルの位置に設定する。この場合、コンプレッションリングと接続ケーブルとが互いの接続位置において平面視で成す角度は、各接続位置で同一とされ、テンションリングと接続ケーブルとが互いの接続位置において平面視で成す角度は、各接続位置で同一とされる。この場合、コンプレッションリングの圧縮力やテンションリングの張力が接続位置の両側で等しければ、接続位置におけるコンプレッションリングの圧縮力の合力の方向や、接続位置におけるテンションリングの張力の合力の方向は、平面視における接続ケーブルの延設方向に一致する。このため、コンプレッションリングの圧縮力の大きさと、テンションリングの張力の大きさとを等しくすれば、一意の接続ケーブルの張力によって、各接続位置で力の釣り合いが生じる。したがって、屋根架構の形状のみをプレストレスや静荷重から分離して設計することができるので、屋根架構を簡易に設計することができる。
本発明の屋根架構の設計方法では、前記正多角形の前記各辺を前記屋根架構の内縁または外縁の予定形状に交わるように平行移動させることが好ましい。
本発明によれば、正多角形の各辺を屋根架構の内縁または外縁の予定形状に交わるように平行移動させることにより、第1多角形を屋根架構の予定形状に合わせて設定することができるので、屋根架構を予定形状に合わせて簡易に設計することができる。
本発明の屋根架構の設計方法は、コンプレッションリングと、前記コンプレッションリングの内側に配置されるテンションリングとが接続ケーブルで接続される屋根架構の設計方法であって、正多角形を設定する工程と、前記正多角形の中心と頂点とを結ぶ線で前記正多角形を複数の二等辺三角形に分割する工程と、前記複数の二等辺三角形を隣接させたままその等辺に沿ってスライドさせる工程と、各二等辺三角形においてその底辺と平行な第1直線を前記複数の二等辺三角形で連続させて第1多角形を設定する工程と、各二等辺三角形の前記第1直線と平行な第2直線を前記複数の二等辺三角形で連続させて第2多角形を設定する工程と、前記第1多角形および前記第2多角形のうちの外側の多角形を前記コンプレッションリングの位置に設定し、前記第1多角形および前記第2多角形のうちの内側の多角形を前記テンションリングの位置に設定し、前記第1多角形の頂点と前記第2多角形の頂点とを結ぶ直線を前記接続ケーブルの位置に設定する工程とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、正多角形を分割した複数の二等辺三角形を隣接させたままその等辺に沿ってスライドさせて第1多角形を設定した後、各二等辺三角形の底辺と平行な第2直線を複数の二等辺三角形で連続させ、第1多角形と同心かつ対応する頂点の内角が第1多角形と等しい第2多角形を設定する。そして、第1多角形および第2多角形のうちの外側の多角形をコンプレッションリングの位置に設定し、第1多角形および第2多角形のうちの内側の多角形をテンションリングの位置に設定し、第1多角形の頂点と第2多角形の頂点とを結ぶ直線を接続ケーブルの位置に設定する。この場合、コンプレッションリングと接続ケーブルとが互いの接続位置において平面視で成す角度は、各接続位置で同一とされ、テンションリングと接続ケーブルとが互いの接続位置において平面視で成す角度は、各接続位置で同一とされる。この場合、コンプレッションリングの圧縮力やテンションリングの張力が接続位置の両側で等しければ、接続位置におけるコンプレッションリングの圧縮力の合力の方向や、接続位置におけるテンションリングの張力の合力の方向は、平面視における接続ケーブルの延設方向に一致する。このため、コンプレッションリングの圧縮力の大きさと、テンションリングの張力の大きさとを等しくすれば、一意の接続ケーブルの張力によって、各接続位置で力の釣り合いが生じる。したがって、屋根架構の形状のみをプレストレスや静荷重から分離して設計することができるので、屋根架構を簡易に設計することができる。
本発明の屋根架構の設計方法は、各二等辺三角形の前記第1直線が前記屋根架構の内縁または外縁の予定形状に交わるように前記複数の二等辺三角形をその等辺に沿ってスライドさせることが好ましい。
本発明によれば、正多角形を分割した複数の二等辺三角形を、各二等辺三角形の底辺と平行な第1直線が屋根架構の内縁または外縁の予定形状に交わるようにスライドさせることにより、第1多角形を屋根架構の予定形状に合わせることができるので、屋根架構を予定形状に合わせて簡易に設計することができる。
本発明の屋根架構は、コンプレッションリングと、前記コンプレッションリングの内側に配置されるテンションリングと、前記コンプレッションリングと前記テンションリングとを接続する接続ケーブルとを備え、前記コンプレッションリングおよび前記テンションリングは、前記接続ケーブルで区画された領域の長さが各区画で異なり、前記コンプレッションリングと前記接続ケーブルとが互いの接続位置において平面視で成す角度は、各接続位置で同一とされ、前記テンションリングと前記接続ケーブルとが互いの接続位置で成す角度は、各接続位置で同一とされていることを特徴とする。
本発明によれば、コンプレッションリングと接続ケーブルとが互いの接続位置において平面視で成す角度は、各接続位置で同一とされ、テンションリングと接続ケーブルとが互いの接続位置において平面視で成す角度は、各接続位置で同一とされる。これにより、接続位置におけるコンプレッションリングの圧縮力の合力の方向や、接続位置におけるテンションリングの張力の合力の方向は、平面視における接続ケーブルの延設方向に一致する。このため、コンプレッションリングの圧縮力の大きさと、テンションリングの張力の大きさとを等しくすれば、一意の接続ケーブルの張力によって、各接続位置で力の釣り合いが生じる。したがって、屋根架構の形状のみをプレストレスや静荷重から分離して設計することができるので、屋根架構を簡易に設計することができる。
本発明の一実施形態に係る建築物の側面図。 図1の建築物の屋根架構の平面図。 図1の建築物の屋根架構の斜視図。 屋根架構の第1の設計方法の工程を示すフローチャート。 第1の設計方法を説明するための図。 第1の設計方法を説明するための図。 第1の設計方法を説明するための図。 第1の設計方法を説明するための図。 第1の設計方法を説明するための図。 第1の設計方法を説明するための図。 屋根架構の第2の設計方法の工程を示すフローチャート。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。 第2の設計方法を説明するための図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、建築物としてのスタジアム10は、観客席20、支柱30、および屋根40を備えている。
支柱30は、観客席20を囲むように複数配置され、屋根40を支持する。
屋根40は、中央部が開口した形状とされている。屋根40は、屋根材50および屋根架構60を備えている。
屋根材50は、樹脂や繊維等で形成された膜材であり、屋根架構60に支持される。
図2および図3に示すように、屋根架構60は、いわゆるスポークホイール構造を利用した放射型ケーブル屋根構造を有している。屋根架構60は、コンプレッションリング61、一対のテンションリング62、接続ケーブル63、およびストラット64を備えている。
コンプレッションリング61は、複数の鋼管を環状に接続して構成されている。本実施形態では、コンプレッションリング61は、複数の直線状の鋼管が接続され、平面視において多角形状とされている。
テンションリング62は、ケーブルで構成され、コンプレッションリング61の内側に上下に並んで配置されている。
接続ケーブル63は、コンプレッションリング61とテンションリング62との間に放射状に配置され、コンプレッションリング61とテンションリング62とを接続する。接続ケーブル63の一端は、接続位置P1でコンプレッションリング61に接続され、接続ケーブル63の他端は、接続位置P21、P22でテンションリング62に接続されている。
ストラット64は、鋼管で構成され、その両端で上下のテンションリング62を接続する。ストラット64の一端は、上方の接続位置P21で上方のテンションリング62に接続され、ストラット64の他端は、下方の接続位置P22で下方のテンションリング62に接続されている。すなわち、接続位置P1には、コンプレッションリング61および接続ケーブル63が接続され、接続位置P21、P22には、テンションリング62、接続ケーブル63、およびストラット64が接続されている。
以上の屋根架構60では、テンションリング62または接続ケーブル63にプレストレスを付与することで、コンプレッションリング61に圧縮力F1が、上下のテンションリング62に張力F21、F22が、上下の接続ケーブル63に張力T31、T32が、それぞれ作用する。なお、圧縮力F1や張力F21、F22は、それぞれ接続位置P21、P22の両側で等しくなっている。
ここで、図2に示すように、コンプレッションリング61と接続ケーブル63とが互いの接続位置P1において平面視で成す角度θ1は、各接続位置P1で同一とされている。また、上下のテンションリング62と接続ケーブル63とが互いの接続位置P21、P22において平面視で成す角度θ2は、各接続位置P21、P22で同一とされている。これにより、図3に示すように、接続位置P1におけるコンプレッションリング61の圧縮力F1の合力T1の方向は、平面視における接続ケーブル63の延設方向に一致する。また、接続位置P21における上方のテンションリング62の張力F21の合力T21の方向や、接続位置P22における下方のテンションリング62の張力F22の合力T22の方向も、平面視における接続ケーブル63の延設方向に一致する。このため、コンプレッションリング61の圧縮力F1の大きさと、上下のテンションリング62の張力F21、F22の和の大きさとを等しくすれば、一意の接続ケーブル63の張力T31、T32によって、各接続位置P1、P21、P22で力の釣り合いが生じ、屋根架構60の力の平衡が保たれる。
この場合、接続位置P1におけるコンプレッションリング61の圧縮力F1の合力T1は、上方の接続ケーブル63の張力T31の水平成分と、下方の接続ケーブル63の張力T32の水平成分との和に等しい。また、上方の接続ケーブル63の張力T31の水平成分は、接続位置P21における上方のテンションリング62の張力F21の合力T21に等しく、下方の接続ケーブル63の張力T32の水平成分は、接続位置P22における下方のテンションリング62の張力F22の合力T22に等しい。このため、コンプレッションリング61の圧縮力F1の合力T1が、上方のテンションリング62の張力F21の合力T21と、下方のテンションリング62の張力F22の合力T22との和に釣り合う。
以下、屋根架構60の設計方法について説明する。
最初に、図4から図10に基づいて、第1の設計方法を説明する。なお、第1の設計方法は、屋根架構60の予定形状が決まっている場合と、予定形状が決まっておらず任意の形状を自由に設計する場合とに適用できるが、ここでは、屋根架構60の外縁の予定形状M(図5参照)が決まっている場合について説明する。
図4に示す屋根架構60の設計手順の最初のステップとして、図5に示すように、正多角形Gを設定する(ステップST11)。この際、正多角形Gを屋根架構60の予定形状Mに近くなるように設定することが好ましい。また、図5では、予定形状Mの内側に正多角形Gを設定しているが、予定形状Mを外側で囲むように正多角形Gを設定してもよい。
次に、図6に示すように、正多角形Gの各辺G1を屋根架構60の予定形状Mに交わるように独立して平行移動させる(ステップST12)。この際、できるだけ各辺G1を予定形状Mに外接させる。そして、各辺G1が交差していない場合は、各辺G1を互いに交差するまで延長し、各辺G1が交差している場合は、その交点よりも外側の部分を削除することにより、図7に示すように、予定形状Mに近似した第1多角形C1を設定する(ステップST13)。
その後、第1多角形C1の内側に、第1多角形C1と同心かつ対応する頂点の内角が第1多角形C1と等しい第2多角形C2を設定する(ステップST14)。この際、例えば、図8に示すように、第1多角形C1の形状を残したまま、各辺C11を内側に同じ距離だけ平行移動させた後、図9に示すように、各辺C11における交点よりも外側の部分を削除することにより、第2多角形C2を設定する。また、図7に示す状態から、図8に示す工程を経ずに、図9に示す第2多角形C2を直接設定してもよい。
その後、図10に示すように、第1多角形C1の頂点と、第2多角形C2の頂点とを直線Lで接続する(ステップST15)。その結果得られた図10に示す形状を屋根架構60の平面形状として採用し、当該形状に従って、コンプレッションリング61、テンションリング62、および接続ケーブル63の位置を設定する(ステップST16)。すなわち、第1多角形C1、第2多角形C2、および第1多角形C1と第2多角形C2とを結ぶ直線Lを、コンプレッションリング61、テンションリング62、および接続ケーブル63の位置に設定する。また、テンションリング62と接続ケーブル63との接続位置P21、P22を、ストラット64の位置に設定する。
ここで、図10に示す形状は、第1多角形C1および第2多角形C2が非正多角形を構成しており、コンプレッションリング61およびテンションリング62は、接続ケーブル63で区画された領域の長さが各区画で異なっている。
以上のような第1の設計方法によれば、屋根架構60を任意の予定形状Mに合わせて簡易に設計することができる。
また、第1の設計方法は、屋根架構60の予定形状Mが決まっていない場合にも適用でき、ステップST13で正多角形Gの各辺G1を任意に平行移動させれば、任意の形状の屋根架構60を簡易に設計することができる。
次に、図11から図23に基づいて、屋根架構60の第2の設計方法を説明する。
先ず、図11から図18に基づいて、屋根架構60の予定形状Mが決まっていないときに、第2の設計方法を適用する場合について説明する。
図11に示す屋根架構60の設計手順の最初のステップとして、図12に示すように、任意の正多角形Gを設定する(ステップST21)。そして、図13に示すように、正多角形Gの中心と頂点とを結ぶ線で正多角形Gを複数の均等な二等辺三角形Sに分割する(ステップST22)。なお、後述する理由により、ステップST21およびステップST22では、偶数個の頂点を有する正多角形Gを設定し、当該正多角形Gを偶数個の二等辺三角形Sに分割することが好ましい。
次に、図14に示すように、複数の二等辺三角形Sを隣接させたままその等辺S1に沿ってスライドさせる(ステップST23)。ここで、偶数個の二等辺三角形Sに分割した場合、半数の二等辺三角形Sと、残り半数の二等辺三角形Sとの境界が直線Dになるように、つまり、元の正多角形Gの中心を通る直線Dを維持したまま、各二等辺三角形Sをスライドさせることが好ましい。次いで、図15に示すように、任意の二等辺三角形Sの等辺S1上の1点から、各二等辺三角形Sの底辺S2と平行な第1直線S3を複数の二等辺三角形Sで連続させ、第1多角形C1を設定する(ステップST24)。
図15に示すように、第1多角形C1の始点と終点とが一致しない場合(ステップST25)、各二等辺三角形Sの位置を調整し、図16に示すように、始点と終点とを一致させる(ステップST26)。なお、ステップST22で偶数個の二等辺三角形Sに分割し、ステップST23で半数の二等辺三角形Sと、残り半数の二等辺三角形Sとの境界が直線Dになるように各二等辺三角形Sをスライドさせると、第1多角形C1の始点と終点とを一致させやすくなる。そして、図17に示すように、第1多角形C1の内側に等間隔離れた位置に、各二等辺三角形Sの第1直線S3と平行な第2直線S4を複数の二等辺三角形Sで連続させ、第1多角形C1と同心の第2多角形C2を設定する(ステップST27)。
その後、図18に示すように、各二等辺三角形Sにおける第1多角形C1よりも外側の部分と、第2多角形C2よりも内側の部分とを削除する(ステップST28)。その結果得られた図18に示す形状を屋根架構60の平面形状として採用し、第1多角形C1、第2多角形C2、および第1多角形C1と第2多角形C2とを結ぶ直線Lを、コンプレッションリング61、テンションリング62、および接続ケーブル63の位置に設定する(ステップST29)。また、テンションリング62と接続ケーブル63との接続位置P21、P22を、ストラット64の位置に設定する。
図18に示す形状は、第1多角形C1および第2多角形C2が非正多角形を構成しているおり、コンプレッションリング61およびテンションリング62は、接続ケーブル63で区画された領域の長さが各区画で異なっている。また、前述した直線Dに対して、非線対称になっている。
以上の方法によれば、任意の形状の屋根架構60を自由に設計することができる。
続いて、図11および図19から図23に基づいて、屋根架構60の予定形状Mが決まっているときに、第2の設計方法を適用する場合について説明する。
先ず、図11のステップST21およびステップST22を実施する。この際、図19に示すように、屋根架構60の予定形状Mを外側で囲むように正多角形Gを設定し(ステップST21)、図20に示すように、正多角形Gを複数の二等辺三角形Sに分割する(ステップST22)。なお、正多角形Gは、屋根架構60の予定形状Mになるべく近くなるように設定することが好ましい。
次に、図11のステップST23からステップST26を実施する。この際、図21に示すように、各二等辺三角形Sの底辺S2と平行な第1直線S3が予定形状Mと交わるように、各二等辺三角形Sをスライドさせ、互いの位置を調整する。この位置調整にあたっては、図21に示すように、各二等辺三角形Sの第1直線S3が、できるだけ予定形状Mに外接するようにする。
次いで、図11のステップST27からステップST29を実施する。すなわち、図22に示すように、第1多角形C1の内側に、第1多角形C1と同心かつ対応する頂点の内角が第1多角形C1と等しい第2多角形C2を設定した後(ステップST27)、図23に示すように、各二等辺三角形Sにおける第1多角形C1よりも外側の部分と、第2多角形C2よりも内側の部分とを削除する(ステップST28)。その結果得られた図23に示す形状を屋根架構60の平面形状として採用し、第1多角形C1、第2多角形C2、および第1多角形C1と第2多角形C2とを結ぶ直線Lを、コンプレッションリング61、テンションリング62、および接続ケーブル63の位置に設定する(ステップST29)。また、テンションリング62と接続ケーブル63との接続位置P21、P22を、ストラット64の位置に設定する。
図23に示す形状は、第1多角形C1および第2多角形C2が非正多角形を構成しており、コンプレッションリング61およびテンションリング62は、接続ケーブル63で区画された領域の長さが各区画で異なっている。また、前述した直線Dに対して、線対称になっている。
以上の方法によれば、屋根架構60を予定形状Mに合わせて簡易に設計することができる。
以上のような実施形態によれば、正多角形Gの各辺G1を独立して平行移動させたり、正多角形Gを分割した複数の二等辺三角形Sを隣接させたままその等辺S1に沿ってスライドさせたりして第1多角形C1を設定した後、第1多角形C1と同心かつ対応する頂点の内角が第1多角形C1と等しい第2多角形C2を設定する。そして、第1多角形C1および第2多角形C2のうちの外側の多角形をコンプレッションリング61の位置に設定し、第1多角形C1および第2多角形C2のうちの内側の多角形をテンションリング62の位置に設定し、第1多角形C1の頂点と第2多角形C2の頂点とを結ぶ直線Lを接続ケーブル63の位置に設定する。この場合、コンプレッションリング61と接続ケーブル63とが互いの接続位置P1において平面視で成す角度θ1は、各接続位置P1で同一とされ、テンションリング62と接続ケーブル63とが互いの接続位置P21、P22において平面視で成す角度θ2は、各接続位置P21、P22で同一とされる。この場合、コンプレッションリング61の圧縮力F1やテンションリング62の張力F21、F22が接続位置P21、P22の両側で等しければ、接続位置P1におけるコンプレッションリング61の圧縮力F1の合力T1の方向や、接続位置P21、P22におけるテンションリング62の張力F21、F22の合力T21、T22の方向は、平面視における接続ケーブル63の延設方向に一致する。このため、コンプレッションリング61の圧縮力F1の大きさと、上下のテンションリング62の張力F21、F22の和の大きさとを等しくすれば、一意の接続ケーブル63の張力T31、T32によって、各接続位置P1、P21、P22で力の釣り合いが生じる。このため、屋根架構60の形状のみをプレストレスや静荷重から分離して設計することができるので、屋根架構60を簡易に設計することができる。
また、正多角形Gの各辺G1を屋根架構60の予定形状Mに交わるように独立して平行移動させたり、正多角形Gを分割した複数の二等辺三角形Sを、各二等辺三角形Sの底辺S2と平行な第1直線S3が屋根架構60の予定形状Mに交わるようにスライドさせたりすることにより、第1多角形C1を屋根架構60の予定形状Mに合わせることができるので、屋根架構60を予定形状Mに合わせて簡易に設計することができる。
また、正多角形Gの各辺G1を平行移動させたり、正多角形Gを分割した複数の二等辺三角形Sをその等辺S1に沿ってスライドさせたりして第1多角形C1を設定した後、第1多角形C1と同心かつ対応する頂点の内角が第1多角形C1と等しい第2多角形C2を設定するだけで、コンプレッションリング61、テンションリング62、接続ケーブル63、およびストラット64の位置を設定できる。このため、屋根架構60の予定形状Mが非線形である場合でも、屋根架構60を簡易に設計することができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、建築物は、スタジアム10に限れず、アリーナ、体育館、競技場、ホール等であってもよい。
観客席20の形状、座席配置、収容人数等は、特に限定されない。
支柱30の形状は限定されず、例えば、壁状のものであってもよい。
屋根材50の材質や形状は限定されず、例えば、軽量金属で構成されてもよい。
屋根架構60は、3つ以上のテンションリング62を備えてもよい。また、屋根架構60は、上下に並んで配置された複数のコンプレッションリング61と、1つのテンションリング62とを備えてもよい。
コンプレッションリング61は、鋼管で構成されるものに限られず、例えば、鋼管以外の鋼材や、鉄筋コンクリートで構成されてもよい。また、コンプレッションリング61は、の複数の部材を環状に接続した構成に限られず、1つの環状の部材で構成してもよい。
ストラット64は、鋼管で構成されるものに限られず、例えば、鋼管以外の鋼材や、樹脂材、繊維材で構成されてもよい。
第1多角形C1を設定する際、正多角形Gの各辺G1を屋根架構60の内縁の予定形状に交わるように平行移動させてもよいし、各二等辺三角形Sの第1直線S3が屋根架構60の内縁の予定形状と交わるように各二等辺三角形Sをスライドさせてもよい。この場合、第1多角形C1の外側に第2多角形C2を設定し、第2多角形C2をコンプレッションリング61の位置に設定するとともに、第1多角形C1をテンションリング62の位置に設定する。
コンプレッションリング61およびテンションリング62は、接続ケーブル63で区画された領域の長さが各区画で同じであってもよい。
正多角形Gの頂点の数は、特に限定されないが、数を多くするほど屋根架構60の内縁または外縁の予定形状に近付けることができる。
60…屋根架構、61…コンプレッションリング、62…テンションリング、63…接続ケーブル、C1…第1多角形、C2…第2多角形、G…正多角形、G1…辺、L…直線、M…予定形状、S…二等辺三角形、S1…等辺、S2…底辺、S3…第1直線、S4…第2直線、P1、P21、P22…接続位置、θ1、θ2…角度。

Claims (5)

  1. コンプレッションリングと、前記コンプレッションリングの内側に配置されるテンションリングとが接続ケーブルで接続される屋根架構の設計方法であって、
    正多角形を設定する工程と、
    前記正多角形をその各辺に分割する工程と、
    分割した各辺を独立して平行移動させる工程と、
    平行移動した各辺またはその延長線が互いに交わる点を頂点とする第1多角形を設定する工程と、
    前記第1多角形と同心かつ対応する頂点の内角が前記第1多角形と等しい第2多角形を設定する工程と、
    前記第1多角形および前記第2多角形のうちの外側の多角形を前記コンプレッションリングの位置に設定し、前記第1多角形および前記第2多角形のうちの内側の多角形を前記テンションリングの位置に設定し、前記第1多角形の頂点と前記第2多角形の頂点とを結ぶ直線を前記接続ケーブルの位置に設定する工程とを備えていることを特徴とする屋根架構の設計方法。
  2. 前記正多角形の前記各辺を前記屋根架構の内縁または外縁の予定形状に交わるように平行移動させることを特徴とする請求項1に記載の屋根架構の設計方法。
  3. コンプレッションリングと、前記コンプレッションリングの内側に配置されるテンションリングとが接続ケーブルで接続される屋根架構の設計方法であって、
    正多角形を設定する工程と、
    前記正多角形の中心と頂点とを結ぶ線で前記正多角形を複数の二等辺三角形に分割する工程と、
    前記複数の二等辺三角形を隣接させたままその等辺に沿ってスライドさせる工程と、
    各二等辺三角形においてその底辺と平行な第1直線を前記複数の二等辺三角形で連続させて第1多角形を設定する工程と、
    各二等辺三角形の前記第1直線と平行な第2直線を前記複数の二等辺三角形で連続させて第2多角形を設定する工程と、
    前記第1多角形および前記第2多角形のうちの外側の多角形を前記コンプレッションリングの位置に設定し、前記第1多角形および前記第2多角形のうちの内側の多角形を前記テンションリングの位置に設定し、前記第1多角形の頂点と前記第2多角形の頂点とを結ぶ直線を前記接続ケーブルの位置に設定する工程とを備えていることを特徴とする屋根架構の設計方法。
  4. 各二等辺三角形の前記第1直線が前記屋根架構の内縁または外縁の予定形状に交わるように前記複数の二等辺三角形をその等辺に沿ってスライドさせることを特徴とする請求項3に記載の屋根架構の設計方法。
  5. コンプレッションリングと、
    前記コンプレッションリングの内側に配置されるテンションリングと、
    前記コンプレッションリングと前記テンションリングとを接続する接続ケーブルとを備え、
    前記コンプレッションリングおよび前記テンションリングは、前記接続ケーブルで区画された領域の長さが各区画で異なり、
    前記コンプレッションリングと前記接続ケーブルとが互いの接続位置において平面視で成す角度は、各接続位置で同一とされ、
    前記テンションリングと前記接続ケーブルとが互いの接続位置で成す角度は、各接続位置で同一とされていることを特徴とする屋根架構。
JP2018232790A 2018-12-12 2018-12-12 屋根架構の設計方法および屋根架構 Active JP6936780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018232790A JP6936780B2 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 屋根架構の設計方法および屋根架構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018232790A JP6936780B2 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 屋根架構の設計方法および屋根架構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020094400A true JP2020094400A (ja) 2020-06-18
JP6936780B2 JP6936780B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=71086057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018232790A Active JP6936780B2 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 屋根架構の設計方法および屋根架構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6936780B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112065075A (zh) * 2020-09-07 2020-12-11 中建八局科技建设有限公司 不规则结构边线的定位放线方法
CN115906231A (zh) * 2022-09-28 2023-04-04 贝壳找房(北京)科技有限公司 应用于吊顶龙骨安装的吊顶区域划分方法及装置
JP7480395B2 (ja) 2022-05-19 2024-05-09 中建▲鋼▼▲構▼股▲ふん▼有限公司 フープケーブルフリーサスペンドラチスシェル構造の施工方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06101274A (ja) * 1992-09-17 1994-04-12 Kumagai Gumi Co Ltd ケーブルドームの屋根の構築方法
JPH07109770A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Kumagai Gumi Co Ltd ケーブルドームの屋根の構造
JPH07216992A (ja) * 1994-01-26 1995-08-15 Kumagai Gumi Co Ltd ケーブルドーム
JPH07269174A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Fudo Constr Co Ltd 膜構造大型ドームとその構築方法
JPH07292776A (ja) * 1994-04-27 1995-11-07 Shimizu Corp 大庇構造
JP2004339854A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Tomoe Corp ケーブルドーム屋根の構築工法
US20120159872A1 (en) * 2009-09-03 2012-06-28 Xin Zhuo Layer-by-layer double-hoop sunflower-shaped cable dome structure and its construction method
US20140013676A1 (en) * 2011-03-29 2014-01-16 Terre Armee Internationale Enclosure structure and associated methods for assembling and disassembling same

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06101274A (ja) * 1992-09-17 1994-04-12 Kumagai Gumi Co Ltd ケーブルドームの屋根の構築方法
JPH07109770A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Kumagai Gumi Co Ltd ケーブルドームの屋根の構造
JPH07216992A (ja) * 1994-01-26 1995-08-15 Kumagai Gumi Co Ltd ケーブルドーム
JPH07269174A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Fudo Constr Co Ltd 膜構造大型ドームとその構築方法
JPH07292776A (ja) * 1994-04-27 1995-11-07 Shimizu Corp 大庇構造
JP2004339854A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Tomoe Corp ケーブルドーム屋根の構築工法
US20120159872A1 (en) * 2009-09-03 2012-06-28 Xin Zhuo Layer-by-layer double-hoop sunflower-shaped cable dome structure and its construction method
US20140013676A1 (en) * 2011-03-29 2014-01-16 Terre Armee Internationale Enclosure structure and associated methods for assembling and disassembling same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112065075A (zh) * 2020-09-07 2020-12-11 中建八局科技建设有限公司 不规则结构边线的定位放线方法
JP7480395B2 (ja) 2022-05-19 2024-05-09 中建▲鋼▼▲構▼股▲ふん▼有限公司 フープケーブルフリーサスペンドラチスシェル構造の施工方法
CN115906231A (zh) * 2022-09-28 2023-04-04 贝壳找房(北京)科技有限公司 应用于吊顶龙骨安装的吊顶区域划分方法及装置
CN115906231B (zh) * 2022-09-28 2023-09-15 贝壳找房(北京)科技有限公司 应用于吊顶龙骨安装的吊顶区域划分方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6936780B2 (ja) 2021-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020094400A (ja) 屋根架構の設計方法および屋根架構
Adriaenssens et al. Tensegrity spline beam and grid shell structures
CN109113181B (zh) 一种大跨上层联方形内环马鞍形双层索杆张拉结构
US3169611A (en) Continuous tension, discontinuous compression structures
CN113107131B (zh) 一种内环交汇的外悬挑大跨弧形变截面箱型钢梁结构及构成方法
CN102199931B (zh) 环向索弦支网格梁结构及对其施加预应力的方法
JP6596610B1 (ja) 屋根、屋根の設計方法および屋根の設計装置
CN112523358B (zh) 一种双向斜交组合的轮辐式张拉索桁架体系及应用
Jadhav et al. Parametric study of double layer steel dome with reference to span to height ratio
RU2601351C1 (ru) Несущая конструкция с решеткой из плоскоовальных труб
CN105625787A (zh) 预应力钢结构与混凝土组合的浅圆仓结构及其施工方法
CN107061481A (zh) 接头连接器、转动接头、框架构造套件和框架
Parke et al. Space structures 5
Cai et al. Geometry and mechanical behaviour of radially retractable roof structures during the movement process
CN111236039B (zh) 一种大跨径空间索网体系悬索桥
CN104481028A (zh) 一种预应力空间网格结构
JPH04277249A (ja) 多管式鋼管コンクリート構造部材
Cai et al. Static analysis of a radially retractable hybrid grid shell in the closed position
Pedretti et al. The new structural concept Tensairity: FE-modeling and applications
Rebielak A two-stage method for an approximate calculation of statically indeterminate trusses
CN112095880B (zh) 一种拉索预应力巨型网格罩篷结构
Cai et al. Nonlinear stability analysis of a radially retractable suspen-dome
JP6801322B2 (ja) 柱梁接合部の設計方法
Boulic et al. Graphic statics principles for the design of actively bent elements shaped with restraining systems
Tsaritova et al. Possibilities of Architectural and Constructive Shaping of Spatial Forms from Rod Arches

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20181228

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6936780

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150