JPH07216992A - ケーブルドーム - Google Patents
ケーブルドームInfo
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- JPH07216992A JPH07216992A JP2351094A JP2351094A JPH07216992A JP H07216992 A JPH07216992 A JP H07216992A JP 2351094 A JP2351094 A JP 2351094A JP 2351094 A JP2351094 A JP 2351094A JP H07216992 A JPH07216992 A JP H07216992A
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- Japan
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- cables
- cable
- hoop
- compression ring
- posts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サッカー場の設置に適するケーブルドームを
提供すること。 【構成】 開口(38)が設けられた頂部と解放底部と
を有するケーブルによる吊屋根(12)と、吊屋根をそ
の吊屋根の解放底部で支持する支持構造(14)とを含
み、吊屋根の解放底部が上下方向に湾曲するコンプレッ
ションリング(18)からなる、ケーブルドーム。
提供すること。 【構成】 開口(38)が設けられた頂部と解放底部と
を有するケーブルによる吊屋根(12)と、吊屋根をそ
の吊屋根の解放底部で支持する支持構造(14)とを含
み、吊屋根の解放底部が上下方向に湾曲するコンプレッ
ションリング(18)からなる、ケーブルドーム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競技施設が設置される
ケーブルドームに関する。
ケーブルドームに関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルドームはケーブル支持のドーム
形の吊屋根と、前記吊屋根を支える壁や柱からなる支持
構造とを含む。前記吊屋根はその解放底部を規定する水
平なコンプレッションリングを備え、前記コンプレッシ
ョンリングを介して前記支持構造に接続されている。前
記吊屋根と前記支持構造とで囲まれた空間には、サッカ
ー場、野球場、陸上競技場のためのフィールド、前記フ
ィールドの周囲に配置される階段状の観覧席等からなる
競技施設が設けられる。
形の吊屋根と、前記吊屋根を支える壁や柱からなる支持
構造とを含む。前記吊屋根はその解放底部を規定する水
平なコンプレッションリングを備え、前記コンプレッシ
ョンリングを介して前記支持構造に接続されている。前
記吊屋根と前記支持構造とで囲まれた空間には、サッカ
ー場、野球場、陸上競技場のためのフィールド、前記フ
ィールドの周囲に配置される階段状の観覧席等からなる
競技施設が設けられる。
【0003】サッカー場のためのケーブルドームにあっ
ては、その吊屋根に前記フィールドに植えられた天然芝
の育成に必要な陽光を導入するための開口が設けられて
いる。また、観戦に有利なフィールドの長辺側には段数
の多い観覧席が設けられ、観戦に不利な短辺側には段数
の少ない観覧席が設けられる。
ては、その吊屋根に前記フィールドに植えられた天然芝
の育成に必要な陽光を導入するための開口が設けられて
いる。また、観戦に有利なフィールドの長辺側には段数
の多い観覧席が設けられ、観戦に不利な短辺側には段数
の少ない観覧席が設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ケーブ
ルドームの支持構造の高さ寸法したがって前記吊屋根の
コンプレッションリングの高さ位置は、段数の多い観覧
席の高さを基準として定められる。しかし、前記支持構
造の高さ寸法が大きくしたがって前記吊屋根の高さ位置
が高いと、前記吊り屋根の開口からケーブルドーム内に
入射する陽光は前記フィールドを照らさず、陽光を遮る
前記支持構造および前記吊屋根の一部の長い影が前記フ
ィールドを覆う。このため、前記フィールドの天然芝の
育成に十分な太陽エネルギは導入されない。
ルドームの支持構造の高さ寸法したがって前記吊屋根の
コンプレッションリングの高さ位置は、段数の多い観覧
席の高さを基準として定められる。しかし、前記支持構
造の高さ寸法が大きくしたがって前記吊屋根の高さ位置
が高いと、前記吊り屋根の開口からケーブルドーム内に
入射する陽光は前記フィールドを照らさず、陽光を遮る
前記支持構造および前記吊屋根の一部の長い影が前記フ
ィールドを覆う。このため、前記フィールドの天然芝の
育成に十分な太陽エネルギは導入されない。
【0005】また、前記支持構造の高さ寸法は前記コン
プレッションリングの周方向の各箇所において同一であ
る。しかし、段数の少ない観覧席を取り囲む前記支持構
造の一部はこれよりも低いもので良く、前記支持構造の
一部が低ければ前記支持構造の構築に要する費用や材料
を節減することができる。
プレッションリングの周方向の各箇所において同一であ
る。しかし、段数の少ない観覧席を取り囲む前記支持構
造の一部はこれよりも低いもので良く、前記支持構造の
一部が低ければ前記支持構造の構築に要する費用や材料
を節減することができる。
【0006】本発明の目的は、サッカー場の設置に適す
るケーブルドームを提供することにある。また、本発明
の他の目的は、構築材料および構築費用を節減可能であ
るケーブルドームを提供することにある。さらに、本発
明の他の目的は、改良されたケーブルドームを提供する
ことにある。
るケーブルドームを提供することにある。また、本発明
の他の目的は、構築材料および構築費用を節減可能であ
るケーブルドームを提供することにある。さらに、本発
明の他の目的は、改良されたケーブルドームを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルドーム
は、開口が設けられた頂部と解放底部とを有するケーブ
ルによる吊屋根と、前記吊屋根を該吊屋根の解放底部で
支持する支持構造とを含み、前記吊屋根の解放底部が上
下方向に湾曲するコンプレッションリングからなる。
は、開口が設けられた頂部と解放底部とを有するケーブ
ルによる吊屋根と、前記吊屋根を該吊屋根の解放底部で
支持する支持構造とを含み、前記吊屋根の解放底部が上
下方向に湾曲するコンプレッションリングからなる。
【0008】前記吊屋根は、前記コンプレッションリン
グの内側に配置され前記開口を規定する上下一対のリン
グ状のフープケーブルおよび両フープケーブルに沿って
互いに間隔をおいて配置され両フープケーブルに接続さ
れた上端部および下端部を有する複数のポストと、各ポ
ストの上下両端部と前記コンプレッションリングとを相
互に接続する複数のケーブルとを備える。あるいは、前
記吊屋根は、前記コンプレッションリングの内側に配置
され前記開口を規定する上下一対のリング状のフープケ
ーブルおよび両フープケーブルに沿って互いに間隔をお
いて配置され両フープケーブルに接続された上端部およ
び下端部を有する複数のポストと、各ポストの上下両端
部に接続された複数のケーブルと、前記両フープケーブ
ルの周囲に配置された少なくとも一重の他のフープケー
ブルと、前記他のフープケーブルに沿って互いに間隔を
おいて配置され前記複数のケーブルが接続された上端部
および前記他のフープケーブルに接続された下端部を有
する複数の他のポストと、前記他の各ポストの上下両端
部と前記コンプレッションリングとを相互に接続する他
の複数のケーブルとを備える。
グの内側に配置され前記開口を規定する上下一対のリン
グ状のフープケーブルおよび両フープケーブルに沿って
互いに間隔をおいて配置され両フープケーブルに接続さ
れた上端部および下端部を有する複数のポストと、各ポ
ストの上下両端部と前記コンプレッションリングとを相
互に接続する複数のケーブルとを備える。あるいは、前
記吊屋根は、前記コンプレッションリングの内側に配置
され前記開口を規定する上下一対のリング状のフープケ
ーブルおよび両フープケーブルに沿って互いに間隔をお
いて配置され両フープケーブルに接続された上端部およ
び下端部を有する複数のポストと、各ポストの上下両端
部に接続された複数のケーブルと、前記両フープケーブ
ルの周囲に配置された少なくとも一重の他のフープケー
ブルと、前記他のフープケーブルに沿って互いに間隔を
おいて配置され前記複数のケーブルが接続された上端部
および前記他のフープケーブルに接続された下端部を有
する複数の他のポストと、前記他の各ポストの上下両端
部と前記コンプレッションリングとを相互に接続する他
の複数のケーブルとを備える。
【0009】前記開口はこれを楕円形とし、前記コンプ
レッションリングが前記楕円形の短軸の延長側および長
軸の延長側にそれぞれ高さの高い部分と低い部分とを有
するように設定することができ、好ましくは、前記楕円
形の長軸を南北に向ける。さらに、好ましくは、前記ポ
ストを傾斜状態に設置する。
レッションリングが前記楕円形の短軸の延長側および長
軸の延長側にそれぞれ高さの高い部分と低い部分とを有
するように設定することができ、好ましくは、前記楕円
形の長軸を南北に向ける。さらに、好ましくは、前記ポ
ストを傾斜状態に設置する。
【0010】
【発明の作用および効果】本発明によれば、吊屋根の構
成部材であるコンプレッションリングを上下方向に湾曲
するものとして高低差のある部分を設けたことから、前
記コンプレッションリングの低位の部分を支持するその
下方の前記支持構造の一部の高さ寸法を小さいものとす
ることができる。高さ寸法の小さい前記支持構造の一部
によって遮られる、この低位の部分の方角から前記吊屋
根の開口を経てケーブルドーム内に入射する陽光の影
は、高位部分の方角から入射するものと比べて短い。こ
のため、ケーブルドーム内に設置されるサッカー場のフ
ィールドに落ちる、前記フィールドの天然芝の育成に悪
影響を及ぼす影の長さを最小にすることができる。ま
た、前記コンプレッションリングの高位の部分と低位の
部分とを、それぞれ、段数の多いしたがって高さの高い
観覧席の側と段数の少ないしたがって高さの低い観覧席
の側とに配置することができる。これらのことから、本
発明は改良されたケーブルドームに係り、また、本発明
のケーブルドームはサッカー場の設置に好適である。
成部材であるコンプレッションリングを上下方向に湾曲
するものとして高低差のある部分を設けたことから、前
記コンプレッションリングの低位の部分を支持するその
下方の前記支持構造の一部の高さ寸法を小さいものとす
ることができる。高さ寸法の小さい前記支持構造の一部
によって遮られる、この低位の部分の方角から前記吊屋
根の開口を経てケーブルドーム内に入射する陽光の影
は、高位部分の方角から入射するものと比べて短い。こ
のため、ケーブルドーム内に設置されるサッカー場のフ
ィールドに落ちる、前記フィールドの天然芝の育成に悪
影響を及ぼす影の長さを最小にすることができる。ま
た、前記コンプレッションリングの高位の部分と低位の
部分とを、それぞれ、段数の多いしたがって高さの高い
観覧席の側と段数の少ないしたがって高さの低い観覧席
の側とに配置することができる。これらのことから、本
発明は改良されたケーブルドームに係り、また、本発明
のケーブルドームはサッカー場の設置に好適である。
【0011】また、高低差を有する支持構造の構築に要
する費用および材料は、最大の高さ寸法を同じにする高
低差を有しない支持構造と比べて少ない。
する費用および材料は、最大の高さ寸法を同じにする高
低差を有しない支持構造と比べて少ない。
【0012】前記開口を楕円形とし、前記楕円形の短軸
の延長側における前記コンプレッションリングの一部の
高さをその長軸の延長側の一部より高いレベルとすれ
ば、前記コンプレッションリングの高いレベルの側に設
置された段数の多い高さの高い観覧席と、低いレベルの
側に設置された段数の少ない高さの低い観覧席とを有す
るサッカー競技場が得られる。前記低いレベルの側を南
北に向ければ、サッカーフィールドへの日照時間をより
長くすることができる。さらに、吊屋根の各ポストを傾
斜状態におくことにより、前記ポストの下端部はこれを
鉛直状態におく場合に比べて上方に位置する。その結
果、階段状の観覧席の上段からの視野に占める前記ポス
トの割合が減り、観覧の障害を軽減することができ、ま
た、吊屋根が規定する有効利用空間は上方に向けて拡大
される。
の延長側における前記コンプレッションリングの一部の
高さをその長軸の延長側の一部より高いレベルとすれ
ば、前記コンプレッションリングの高いレベルの側に設
置された段数の多い高さの高い観覧席と、低いレベルの
側に設置された段数の少ない高さの低い観覧席とを有す
るサッカー競技場が得られる。前記低いレベルの側を南
北に向ければ、サッカーフィールドへの日照時間をより
長くすることができる。さらに、吊屋根の各ポストを傾
斜状態におくことにより、前記ポストの下端部はこれを
鉛直状態におく場合に比べて上方に位置する。その結
果、階段状の観覧席の上段からの視野に占める前記ポス
トの割合が減り、観覧の障害を軽減することができ、ま
た、吊屋根が規定する有効利用空間は上方に向けて拡大
される。
【0013】
【実施例】図1〜図4を参照すると、運動競技施設、特
にサッカー場の設置に適するケーブルドーム10が示さ
れている。ケーブルドーム10は吊屋根12と、吊屋根
12を支持する複数の柱14とを含む。ケーブルドーム
10の内部には、そのほぼ中央にサッカーフィールド
(図示せず)と、これを取り巻く階段状の観覧席16と
を含む競技施設が設けられる。
にサッカー場の設置に適するケーブルドーム10が示さ
れている。ケーブルドーム10は吊屋根12と、吊屋根
12を支持する複数の柱14とを含む。ケーブルドーム
10の内部には、そのほぼ中央にサッカーフィールド
(図示せず)と、これを取り巻く階段状の観覧席16と
を含む競技施設が設けられる。
【0014】吊屋根12はその解放底部を規定するコン
プレッションリング18と、コンプレッションリング1
8の内側に配置され、吊屋根12の頂部に後記開口38
を規定する上下一対のリング状のフープケーブル20,
22と、両フープケーブル20,22に沿って互いに間
隔をおいて配置され両フープケーブル20,22に接続
された上端部および下端部を有する複数のポスト24
と、各ポスト24の上下両端部に接続された複数のケー
ブル26,28とを含む。
プレッションリング18と、コンプレッションリング1
8の内側に配置され、吊屋根12の頂部に後記開口38
を規定する上下一対のリング状のフープケーブル20,
22と、両フープケーブル20,22に沿って互いに間
隔をおいて配置され両フープケーブル20,22に接続
された上端部および下端部を有する複数のポスト24
と、各ポスト24の上下両端部に接続された複数のケー
ブル26,28とを含む。
【0015】両フープケーブル20,22の周囲にはさ
らに一重の他のリング状のフープケーブル30が配置さ
れ、他のフープケーブル30に沿って互いに間隔をおい
て複数の他のポスト32が配置され、各ポスト32の下
端部は他のフープケーブル30に接続されている。他の
フープケーブル30は、両フープケーブル20,22よ
り低位にある。他の各ポスト32の上下両端部は、他の
複数のケーブル34,36を介してコンプレッションリ
ング18に接続されている。
らに一重の他のリング状のフープケーブル30が配置さ
れ、他のフープケーブル30に沿って互いに間隔をおい
て複数の他のポスト32が配置され、各ポスト32の下
端部は他のフープケーブル30に接続されている。他の
フープケーブル30は、両フープケーブル20,22よ
り低位にある。他の各ポスト32の上下両端部は、他の
複数のケーブル34,36を介してコンプレッションリ
ング18に接続されている。
【0016】各ポスト24,32の上端部およびその下
端部にそれぞれ接続された複数のケーブル26,34,
28,36は、それぞれ、リッジケーブルおよびダイア
ゴナルケーブルと称される。図示の例では、他のポスト
32の上端部から伸びる一対のリッジケーブル34のそ
れぞれと、他のポスト34の下端部から伸びる一対のダ
イアゴナルケーブル36のそれぞれとが、コンプレッシ
ョンリング18の内部で互いに接続されている。他のフ
ープケーブル30、他のポスト32および他のケーブル
34,36を設置することなく、複数のケーブル26,
28をコンプレッションリング18に接続した構造とし
てもよい。
端部にそれぞれ接続された複数のケーブル26,34,
28,36は、それぞれ、リッジケーブルおよびダイア
ゴナルケーブルと称される。図示の例では、他のポスト
32の上端部から伸びる一対のリッジケーブル34のそ
れぞれと、他のポスト34の下端部から伸びる一対のダ
イアゴナルケーブル36のそれぞれとが、コンプレッシ
ョンリング18の内部で互いに接続されている。他のフ
ープケーブル30、他のポスト32および他のケーブル
34,36を設置することなく、複数のケーブル26,
28をコンプレッションリング18に接続した構造とし
てもよい。
【0017】両フープケーブル20,22間の各ポスト
24の上下両端部に接続されたリッジケーブル26の他
端部およびダイアゴナルケーブル28の他端部が他のポ
スト32の上端部に接続されている。
24の上下両端部に接続されたリッジケーブル26の他
端部およびダイアゴナルケーブル28の他端部が他のポ
スト32の上端部に接続されている。
【0018】各ケーブル26,28,34,36にはこ
れらが吊屋根の屋根面を形成するように所定の張力が導
入されている。また、コンプレッションリング18と、
一対のフープケーブル20,22のうち上方に位置する
上フープケーブル20との間の環状の部分は前記屋根面
に配置される膜材(図示せず)で覆われ、観覧席16の
上方空間を覆う。
れらが吊屋根の屋根面を形成するように所定の張力が導
入されている。また、コンプレッションリング18と、
一対のフープケーブル20,22のうち上方に位置する
上フープケーブル20との間の環状の部分は前記屋根面
に配置される膜材(図示せず)で覆われ、観覧席16の
上方空間を覆う。
【0019】複数の柱14はコンプレッションリング1
8の下方に該コンプレッションリングに沿って互いに間
隔をおいて配置され、コンプレッションリング18に接
続されている。柱14相互間には壁(図示せず)が配置
され、前記壁は柱14と共に吊屋根12の支持構造をな
す。
8の下方に該コンプレッションリングに沿って互いに間
隔をおいて配置され、コンプレッションリング18に接
続されている。柱14相互間には壁(図示せず)が配置
され、前記壁は柱14と共に吊屋根12の支持構造をな
す。
【0020】コンプレッションリング18は鉄筋コンク
リート、鉄骨・鉄筋コンクリートまたは鉄骨で形成され
た板部材からなり、実質的に円形を呈する。コンプレッ
ションリング18は上下方向に湾曲しており、一平面上
にない。図示の例において、より詳細には、コンプレッ
ションリング18の相対する2つの箇所18aと、これ
と直交する方向にある他の相対する2つの箇所18bと
が高さ位置を異にする。すなわち、同じ高さ位置にある
2つの箇所18aの高さは、同じ高さ位置にある他の2
つの箇所18bの高さより低い。したがって、2つの箇
所18aを結ぶ線と、他の2つの箇所18bを結ぶ線と
は互いに直角に立体交差する関係にある。上下方向に湾
曲する部位は、図示の例に代えて、任意に設定すること
ができる。コンプレッションリング18は、図示の例に
代えて、楕円形や長円形、多角形のものとすることがで
きる。
リート、鉄骨・鉄筋コンクリートまたは鉄骨で形成され
た板部材からなり、実質的に円形を呈する。コンプレッ
ションリング18は上下方向に湾曲しており、一平面上
にない。図示の例において、より詳細には、コンプレッ
ションリング18の相対する2つの箇所18aと、これ
と直交する方向にある他の相対する2つの箇所18bと
が高さ位置を異にする。すなわち、同じ高さ位置にある
2つの箇所18aの高さは、同じ高さ位置にある他の2
つの箇所18bの高さより低い。したがって、2つの箇
所18aを結ぶ線と、他の2つの箇所18bを結ぶ線と
は互いに直角に立体交差する関係にある。上下方向に湾
曲する部位は、図示の例に代えて、任意に設定すること
ができる。コンプレッションリング18は、図示の例に
代えて、楕円形や長円形、多角形のものとすることがで
きる。
【0021】図2および図3から明らかなように、コン
プレッションリング18の高位の箇所18aには段数の
多いしたがって高さが高い観覧席16が配置され、低位
の箇所18bには段数の少ない高さの低い観覧席16が
配置されている。観覧席16の段数は、高位の箇所18
aから低位の箇所18bに向けて漸減している。したが
って、前記サッカーフィールドの各長辺が段数の比較的
多い観覧席16に取り巻かれ、各短辺は比較的段数の少
ない観覧席16に取り巻かれる。
プレッションリング18の高位の箇所18aには段数の
多いしたがって高さが高い観覧席16が配置され、低位
の箇所18bには段数の少ない高さの低い観覧席16が
配置されている。観覧席16の段数は、高位の箇所18
aから低位の箇所18bに向けて漸減している。したが
って、前記サッカーフィールドの各長辺が段数の比較的
多い観覧席16に取り巻かれ、各短辺は比較的段数の少
ない観覧席16に取り巻かれる。
【0022】また、コンプレッションリング18の低位
の箇所18bを支える柱14および前記壁は、コンプレ
ッションリング18の高位の箇所18aを支える柱14
および前記壁より小さい高さ寸法を有する。大小の高さ
寸法を有する前記柱および壁すなわち支持構造は、コン
プレッションリング18の高位の箇所18aに応じた大
きい高さ寸法のみ空なる支持構造と比べて、前記支持構
造の構築に要する費用、材料等は少ない。
の箇所18bを支える柱14および前記壁は、コンプレ
ッションリング18の高位の箇所18aを支える柱14
および前記壁より小さい高さ寸法を有する。大小の高さ
寸法を有する前記柱および壁すなわち支持構造は、コン
プレッションリング18の高位の箇所18aに応じた大
きい高さ寸法のみ空なる支持構造と比べて、前記支持構
造の構築に要する費用、材料等は少ない。
【0023】両フープケーブル20,22は、コンプレ
ッションリング18から一定の間隔をおいて配置され、
楕円形の平面形状を有し、吊屋根12の頂部の中央に開
口38を規定する。この開口38は、平面でみて、サッ
カーフィールドに外接する大きさに設定することができ
る。開口38は、サッカー場に植えられる天然芝を育む
太陽光を導く。両フープケーブル20,22が規定する
開口38の大きさは任意に設定することができる。
ッションリング18から一定の間隔をおいて配置され、
楕円形の平面形状を有し、吊屋根12の頂部の中央に開
口38を規定する。この開口38は、平面でみて、サッ
カーフィールドに外接する大きさに設定することができ
る。開口38は、サッカー場に植えられる天然芝を育む
太陽光を導く。両フープケーブル20,22が規定する
開口38の大きさは任意に設定することができる。
【0024】ところで、コンプレッションリング18の
低位の箇所18bおよびその近傍の部位と、これを支え
る前記支持構造の一部とは、高位の箇所18aにおける
より陽光を遮らない。このため、低位の箇所18bの方
角から開口38に差し込む陽光は前記サッカーフィール
ドの広い領域を照らす。この点で、好ましくは、低位の
レベルにある2箇所18bを南北に向ける。また、陽光
が前記サッカーフィールドに届きにくい場合、南側の屋
根面への前記膜材の配置を省略することができ、これに
より、前記南側の屋根面を通しての陽光の導入を図るこ
とができる。
低位の箇所18bおよびその近傍の部位と、これを支え
る前記支持構造の一部とは、高位の箇所18aにおける
より陽光を遮らない。このため、低位の箇所18bの方
角から開口38に差し込む陽光は前記サッカーフィール
ドの広い領域を照らす。この点で、好ましくは、低位の
レベルにある2箇所18bを南北に向ける。また、陽光
が前記サッカーフィールドに届きにくい場合、南側の屋
根面への前記膜材の配置を省略することができ、これに
より、前記南側の屋根面を通しての陽光の導入を図るこ
とができる。
【0025】上フープケーブル18が規定する楕円はこ
れより下方位置にある下フープケーブル20が規定する
楕円より小さい長径および短径を有する。このため、両
フープケーブルに接続された各ポスト24は傾斜状態に
ある。傾斜しているポスト24は、これを鉛直方向に直
立させる場合と比べて、その下端部の位置が高い。ポス
ト24の下端部の高さは、その傾斜が大きいほどすなわ
ち水平に近いほど高い。
れより下方位置にある下フープケーブル20が規定する
楕円より小さい長径および短径を有する。このため、両
フープケーブルに接続された各ポスト24は傾斜状態に
ある。傾斜しているポスト24は、これを鉛直方向に直
立させる場合と比べて、その下端部の位置が高い。ポス
ト24の下端部の高さは、その傾斜が大きいほどすなわ
ち水平に近いほど高い。
【0026】ポスト24は、他のポスト32も含めて、
直立状態に配置しても良い。しかし、図示の例のよう
に、ポスト24を傾斜状態に配置してその下端部の高さ
位置を高くすると、吊屋根12の天井が実質的に高くな
るために有効空間が増大し、また、観覧席15の上段か
らの視野に占めるポスト24の割合が減り、観覧の障害
が軽減される。ポスト24の傾斜状態は図示の例の反対
とすることができる。この場合には、上フープケーブル
20の長径および短径を下フープケーブル22より大き
いものに設定する。
直立状態に配置しても良い。しかし、図示の例のよう
に、ポスト24を傾斜状態に配置してその下端部の高さ
位置を高くすると、吊屋根12の天井が実質的に高くな
るために有効空間が増大し、また、観覧席15の上段か
らの視野に占めるポスト24の割合が減り、観覧の障害
が軽減される。ポスト24の傾斜状態は図示の例の反対
とすることができる。この場合には、上フープケーブル
20の長径および短径を下フープケーブル22より大き
いものに設定する。
【0027】また、全てのポスト24を同一の長さ寸法
に設定しても良いが、好ましくは、図示の例のように一
部のポスト24を残りのポスト24より短い寸法に設定
する(図2および図3参照)。図示の例では、前記短径
方向側(符号18aの側)のポスト24の長さが最も長
くまた長径方向側(符号18bの側)のポスト24の長
さが最も短く、これらの間の他のポスト24の長さは前
記短径方向側から前記長径方向側に向けて漸減してい
る。
に設定しても良いが、好ましくは、図示の例のように一
部のポスト24を残りのポスト24より短い寸法に設定
する(図2および図3参照)。図示の例では、前記短径
方向側(符号18aの側)のポスト24の長さが最も長
くまた長径方向側(符号18bの側)のポスト24の長
さが最も短く、これらの間の他のポスト24の長さは前
記短径方向側から前記長径方向側に向けて漸減してい
る。
【0028】このため、図4に示すように、上下のフー
プケーブル20,22は、これらの間の間隔が前記長径
方向側において最も狭く、前記短径方向側から前記長径
方向側に向けて漸減するように、互いに弧を描いてい
る。下フープケーブル22が上方へ向けて弧状を呈する
ことから、全ポストを同一長さに設定したときにケーブ
ル22が水平に伸びる場合と比べて、観覧席16、特に
その上段の席からの視界が増大し、観覧障害がより一層
軽減される。
プケーブル20,22は、これらの間の間隔が前記長径
方向側において最も狭く、前記短径方向側から前記長径
方向側に向けて漸減するように、互いに弧を描いてい
る。下フープケーブル22が上方へ向けて弧状を呈する
ことから、全ポストを同一長さに設定したときにケーブ
ル22が水平に伸びる場合と比べて、観覧席16、特に
その上段の席からの視界が増大し、観覧障害がより一層
軽減される。
【0029】低位にあるポスト列32に関しては、ポス
ト24におけると同様、一部のポスト32の長さ寸法と
残りのポスト32の長さ寸法とを異なるように設定する
ことにより、観覧席16の上段からの視界を良好にする
ことができる。
ト24におけると同様、一部のポスト32の長さ寸法と
残りのポスト32の長さ寸法とを異なるように設定する
ことにより、観覧席16の上段からの視界を良好にする
ことができる。
【0030】また、この例では、内側の各ポスト24お
よび外側の各ポスト32の双方が同じ方向に向けて傾斜
状態におかれている。ポスト24およびポスト32の傾
斜方向を互いに逆向きとすることもできる。外側のポス
ト32の傾斜は、外側のフープケーブル30を内側のリ
ッジケーブル24およびダイアゴナルケーブル26より
外周にありかつ低位にあるために生じる。しかし、内側
のポスト24は、外側のポスト32より上位にあること
から、同形の両フープケーブル18,20を使用して直
立状態におき、外側のポスト32のみを傾斜状態におく
ことができる。
よび外側の各ポスト32の双方が同じ方向に向けて傾斜
状態におかれている。ポスト24およびポスト32の傾
斜方向を互いに逆向きとすることもできる。外側のポス
ト32の傾斜は、外側のフープケーブル30を内側のリ
ッジケーブル24およびダイアゴナルケーブル26より
外周にありかつ低位にあるために生じる。しかし、内側
のポスト24は、外側のポスト32より上位にあること
から、同形の両フープケーブル18,20を使用して直
立状態におき、外側のポスト32のみを傾斜状態におく
ことができる。
【0031】フープケーブル30、ポスト列32、リッ
ジケーブル34およびダイアゴナルケーブル36の周囲
に、さらに一重またはそれ以上のフープケーブル、ポス
ト列、リッジケーブルおよびダイアゴナルケーブルを付
加することができる。この場合、リッジケーブル34お
よびダイアゴナルケーブル36の他端部は、その外周の
各ポストの上端部に接続され、最外周のリッジケーブル
の他端部およびダイアゴナルケーブルの他端部がコンプ
レッションリング18に接続される。
ジケーブル34およびダイアゴナルケーブル36の周囲
に、さらに一重またはそれ以上のフープケーブル、ポス
ト列、リッジケーブルおよびダイアゴナルケーブルを付
加することができる。この場合、リッジケーブル34お
よびダイアゴナルケーブル36の他端部は、その外周の
各ポストの上端部に接続され、最外周のリッジケーブル
の他端部およびダイアゴナルケーブルの他端部がコンプ
レッションリング18に接続される。
【0032】いずれの場合も、少なくとも最外周のポス
トすなわちコンプレッションリング18に最も近い最低
位のポストを傾斜状態におくことにより、観覧席16の
上段からの視界を良好にすることができる。
トすなわちコンプレッションリング18に最も近い最低
位のポストを傾斜状態におくことにより、観覧席16の
上段からの視界を良好にすることができる。
【0033】各フープケーブル20,22,30は、こ
れを一本のケーブルまたはポスト24相互間およびポス
ト30相互間をそれぞれ伸びる複数のケーブル片で構成
することができる。
れを一本のケーブルまたはポスト24相互間およびポス
ト30相互間をそれぞれ伸びる複数のケーブル片で構成
することができる。
【図1】屋根面を規定する膜材を除去して示す、ケーブ
ルドームの平面図である。
ルドームの平面図である。
【図2】図1の線2−2に沿って得た断面図である。
【図3】図1の線3−3に沿って得た断面図である。
【図4】図1に示すケーブルドームの吊屋根構造の斜視
図である。
図である。
10 ケーブルドーム 12 吊屋根 18 コンプレッションリング 20,22,30 フープケーブル 24,32 ポスト 26,34 リッジケーブル 28,36 ダイアゴナルケーブル
Claims (6)
- 【請求項1】 開口が設けられた頂部と解放底部とを有
するケーブルによる吊屋根と、前記吊屋根を該吊屋根の
解放底部で支持する支持構造とを含み、前記吊屋根の解
放底部が上下方向に湾曲するコンプレッションリングか
らなる、ケーブルドーム。 - 【請求項2】 前記吊屋根が、前記コンプレッションリ
ングの内側に配置され前記開口を規定する上下一対のリ
ング状のフープケーブルおよび両フープケーブルに沿っ
て互いに間隔をおいて配置され両フープケーブルに接続
された上端部および下端部を有する複数のポストと、各
ポストの上下両端部と前記コンプレッションリングとを
相互に接続する複数のケーブルとを備える、請求項1に
記載のケーブルドーム。 - 【請求項3】 前記吊屋根が、前記コンプレッションリ
ングの内側に配置され前記開口を規定する上下一対のリ
ング状のフープケーブルおよび両フープケーブルに沿っ
て互いに間隔をおいて配置され両フープケーブルに接続
された上端部および下端部を有する複数のポストと、各
ポストの上下両端部に接続された複数のケーブルと、前
記両フープケーブルの周囲に配置された少なくとも一重
の他のフープケーブルと、前記他のフープケーブルに沿
って互いに間隔をおいて配置され前記複数のケーブルが
接続された上端部および前記他のフープケーブルに接続
された下端部を有する複数の他のポストと、前記他の各
ポストの上下両端部と前記コンプレッションリングとを
相互に接続する他の複数のケーブルとを備える、請求項
1に記載のケーブルドーム。 - 【請求項4】 前記開口が楕円形であり、前記コンプレ
ッションリングが前記楕円形の短軸の延長側および長軸
の延長側にそれぞれ高さの高い部分と低い部分とを有す
る、請求項1に記載のケーブルドーム。 - 【請求項5】 前記楕円形の長軸が南北に向けられてい
る、請求項4に記載のケーブルドーム。 - 【請求項6】 前記ポストが傾斜状態におかれている、
請求項2または3に記載の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2351094A JPH07216992A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | ケーブルドーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2351094A JPH07216992A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | ケーブルドーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07216992A true JPH07216992A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=12112456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2351094A Withdrawn JPH07216992A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | ケーブルドーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07216992A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109750781A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-05-14 | 上海海事大学 | 一种旋转锥面葵花型索穹顶 |
CN110130498A (zh) * | 2019-04-23 | 2019-08-16 | 中冶建筑研究总院有限公司 | 一种环状张拉整体结构 |
JP2020094400A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 株式会社日建設計 | 屋根架構の設計方法および屋根架構 |
-
1994
- 1994-01-26 JP JP2351094A patent/JPH07216992A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020094400A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 株式会社日建設計 | 屋根架構の設計方法および屋根架構 |
CN109750781A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-05-14 | 上海海事大学 | 一种旋转锥面葵花型索穹顶 |
CN109750781B (zh) * | 2019-01-17 | 2023-10-31 | 上海海事大学 | 一种旋转锥面葵花型索穹顶 |
CN110130498A (zh) * | 2019-04-23 | 2019-08-16 | 中冶建筑研究总院有限公司 | 一种环状张拉整体结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |