JPH08118420A - 長尺物の製造方法 - Google Patents

長尺物の製造方法

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JPH08118420A
JPH08118420A JP25711694A JP25711694A JPH08118420A JP H08118420 A JPH08118420 A JP H08118420A JP 25711694 A JP25711694 A JP 25711694A JP 25711694 A JP25711694 A JP 25711694A JP H08118420 A JPH08118420 A JP H08118420A
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resin material
cavity
gate
mold
molding
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Takahiko Sato
貴彦 佐藤
Hiroshi Mukai
浩 向井
Masao Kobayashi
政男 小林
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Toyoda Gosei Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
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    • B29C2045/0032Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks sequential injection from multiple gates, e.g. to avoid weld lines

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】顔料及び光輝材のうち少なくとも一方を含有し
てなる樹脂材料よりなる長尺物を得るに際し、光沢斑の
発生を抑制し、もって外観品質の向上を図る。 【構成】サイドモールを構成する樹脂材料中には、顔料
及び光輝材が含有されている。サイドモール成形用の金
型装置4は固定型5と可動型6とを備え、可動型6には
キャビティ7のほぼ中央に開口するセンターゲート8及
びそれを挟むように位置するサイドゲート9,10が設
けられている。まず、センターゲート8からキャビティ
7内に軟化した樹脂材料を射出する。樹脂材料がサイド
ゲート9,10を通過するのとほぼ同じタイミングでサ
イドゲート9,10から樹脂材料を射出する。このた
め、樹脂材料の圧力はキャビティ7内でほぼ均一となる
ため、成形凹部からの転写性に差異がでにくい。また、
樹脂材料が合流する部位においてウエルドラインが発生
しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車のボディの
外側面に装着されるサイドモール等の長尺物の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の樹脂製品、例えばボデ
ィ外側面に装着されるサイドモールは、その要求特性に
応じて例えばスチレン系熱可塑性エラストマーや、ポリ
プロピレン等の樹脂材料により構成される。そして、一
般に、樹脂体の表面には、外観品質の向上や、耐傷付性
の向上を図るべく、着色塗料やカラーメタリック塗料等
による塗装が施される。
【0003】ところで、サイドモールの製造工程を簡略
化するとともに、塗装の剥離による外観品質の低下を抑
制することを目的として、上記の塗装工程を省略するこ
とが考えられる。すなわち、樹脂中に着色塗料やカラー
メタリック塗料を含有させ、これを樹脂材料として射出
成形を行うのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、以下に示すような問題があった。すなわ
ち、図8に示すように、金型31内において、樹脂材料
を射出するためのゲート32がキャビティ33の中央部
に開口するように形成されていたとすると、その近傍に
おいては、樹脂による圧力は比較的大きい。これに対
し、キャビティ33内の端部ほど樹脂による圧力が小さ
いものとなる。このため、ゲート32から離れた部位ほ
ど金型31の成形凹部31a(鏡面状に均一に仕上げ加
工が施されている)からの転写性が悪化し、サイドモー
ルの端部側の表面に微細な凹凸が形成されてしまうおそ
れがあった。その結果、得られたサイドモールにおいて
は、ゲート32から離れた部位ほど光沢性が悪化したも
のとなってしまい、外観品質が低下してしまっていた。
【0005】また、ゲートを複数箇所に設ける構成と
し、当該ゲートから同時に樹脂材料を射出することも考
えられる。しかし、かかる場合には、塗料等を含む樹脂
材料同士が互いにぶつかりあい、塗料等の配向に斑が生
じたり、ウエルドが発生したりするおそれがあった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、顔料及び光輝材のうち
少なくとも一方を含有してなる樹脂材料よりなる長尺物
を得るに際し、光沢斑の発生を抑制し、もって外観品質
の向上を図ることの可能な長尺物の製造方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、顔料及び光輝材のうちの少なく
とも一方よりなる固形材を含有してなる樹脂材料が成形
されることにより構成された長尺物の製造方法であっ
て、前記長尺物を形成するための第1の金型と前記長尺
物を形成するための第2の金型とを型締めし、前記長尺
物形成用のキャビティを形成するキャビティ形成工程
と、前記キャビティに開口するよう前記第1の金型及び
第2の金型の少なくとも一方に形成された少なくとも1
つの第1のゲートから、軟化した樹脂材料を前記キャビ
ティ内に射出する第1段射出工程と、前記キャビティに
開口するよう前記第1の金型及び第2の金型の少なくと
も一方に形成されるとともに、前記第1のゲートよりも
端部側に位置する少なくとも1つの第2のゲートの部分
を、前記第1のゲートから射出された樹脂が通過するの
とほぼ同時か又は通過した後、前記第2のゲートから、
軟化した樹脂材料を前記キャビティ内に射出する第2段
射出工程と、前記キャビティ内に前記樹脂材料が充填さ
れ、その後前記樹脂材料が固化した後、前記第1及び第
2の金型を分割し、長尺物を取り出す取出工程とを備え
たことをその要旨としている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、キャビティ形成工程にお
いて、第1の金型と第2の金型とが型締めされ、長尺物
形成用のキャビティが形成される。次に、第1段射出工
程では、キャビティに開口するよう第1の金型及び第2
の金型の少なくとも一方に形成された少なくとも1つの
第1のゲートから、顔料及び光輝材のうちの少なくとも
一方よりなる固形材を含有してなる軟化した樹脂材料が
前記キャビティ内に射出される。さらに、第2段射出工
程では、キャビティに開口するよう第1の金型及び第2
の金型の少なくとも一方に形成されるとともに、第1の
ゲートよりも端部側に位置する少なくとも1つの第2の
ゲートの部分を、第1のゲートから射出された樹脂が通
過するのとほぼ同時か又は通過した後、第2のゲートか
ら、前記軟化した樹脂材料がキャビティ内に射出され
る。そして、キャビティ内に樹脂材料が充填され、取出
工程では、樹脂材料が固化した後、第1及び第2の金型
が分割されて長尺物が取り出される。
【0009】本発明の製造方法によれば、樹脂材料中に
は顔料及び光輝材のうち少なくとも一方が含有されてい
るので、樹脂の表面に塗装を施さずとも、得られた長尺
物は、着色されたり光り輝いたりする。
【0010】また、本発明によれば、第2のゲートの部
分を第1のゲートから射出された樹脂が通過した後、第
2のゲートから、可塑化された樹脂がキャビティ内に射
出される。このため、第2のゲートから射出された樹脂
は、第1のゲートから射出された樹脂の内部から楔状に
外方へ向かって円滑に流れる。従って、ゲートから離れ
た部位においてもゲートの近傍との圧力差はさほど大き
くなくなる。つまり、キャビティ内における樹脂材料の
圧力の均一化が図られうる。
【0011】また、第2のゲートから射出された樹脂
は、第1のゲートから射出された樹脂の内部から楔状に
外方へ向かって円滑に流れることから、意匠面側におけ
る、第2のゲートから射出された樹脂と第1のゲートか
ら射出された樹脂との境界部分は断面鋭角状となり、ウ
エルドラインが形成されない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図5に基づいて説明する。図2に示すように、長尺物と
してのサイドモール1は、自動車のボディの保護や装飾
を目的として、同ボディの外側面に対し、両面テープ、
接着剤或いはクリップ等によって装着されるものであ
り、全体として帯状をなしている。サイドモール1は、
断面略蒲鉾状をなし、線膨張率の小さな結晶性ポリプロ
ピレン樹脂と、エチレン−αオレフィン共重合体とを含
む混合物を主材として形成されている。
【0013】また、本実施例におけるサイドモール1
は、従来では塗装が施されることにより形成されていた
塗膜層を有していない。その代わり、樹脂材料中には、
顔料及び光輝材が固形材として含有されている。例え
ば、顔料としては、フタロシアニンブルー(0.5重量
部;樹脂材料100重量部とした場合。以下同じ)、酸
化チタン(0.2重量部)及びカーボンブラック(0.
2重量部)から構成されている。また、光輝材として
は、アルミ粉(0.1重量部)が採用されている。従っ
て、本実施例におけるサイドモール1は所定の呈色がな
され、メタリック調に光輝いたものとなっている。
【0014】次に、上記のサイドモール1を成形するた
めの金型装置4について説明する。図3に示すように、
金型装置4は、図中上側に位置し、成形凹部を有する第
1の金型としての固定型5と、図中下側に位置する第2
の金型としての可動型6とを備えている。そして、これ
ら固定型5及び可動型6によってサイドモール1を形成
するためのキャビティ7が形成されている。
【0015】さて、本実施例における固定型5には、前
記キャビティ7のうち、サイドモール1の非意匠面側
(図の下側)に相当する部分に開口する3つのゲート
8,9,10が形成されている。すなわち、固定型5の
ほぼ中央部分には、第1のゲートを構成するセンターゲ
ート8が形成されている。また、固定型5の端部側の2
か所には、丁度センターゲート8を挟むようにして第2
のゲートを構成する2つのサイドゲート9,10が形成
されている。さらに、これら各ゲート8〜10に連通す
る図示しない各スプルー内には当該スプルーを開閉する
ためのバルブがそれぞれ設けられている。各バルブは、
図示しないコントローラによって、所定のタイミング毎
に適宜開閉制御されるようになっている。すなわち、本
実施例において、当初全てのバルブは閉じられた状態と
なっている。そして、射出成形機からの樹脂材料の射出
に伴い、コントローラは、その状態からまずセンターゲ
ート8に通ずるバルブを開放制御する。次に、そのセン
ターゲート8から射出された樹脂材料がサイドゲート
9,10をほぼ通過するタイミングにおいて、コントロ
ーラは、サイドゲート9,10に通ずるバルブを一斉に
開放するようになっている。また、コントローラは、こ
れらサイドゲート9,10に通ずるバルブの開放と同時
にセンターゲート8に通ずるバルブを閉鎖制御するよう
になっている。但し、これらの開閉制御は、全て時間の
流れに沿って、つまり、所定のタイミングに従って実行
されるものである。
【0016】次に、上記の金型装置4を用いたサイドモ
ール1の製造方法及び成形時の作用について説明する。
前述したように、当初において、各バルブは全て閉じら
れた状態となっている。そして、射出成形機からの樹脂
材料の射出に伴い、射出成形機から導入された樹脂材料
は、ランナ内に導入される。この時点では、各ゲート8
〜10は閉鎖されている。そして、コントローラによっ
て、まずセンターゲート8に通ずるバルブが開放され
る。すると、図4に示すように、樹脂材料は、ランナか
らセンターゲート8を介してキャビティ7へと射出さ
れ、キャビティ7内において、左右端部方向へと流動す
る。
【0017】次に、図1に示すように、センターゲート
8から射出された樹脂材料が、各サイドゲート9,10
を通過するのとほぼ同時くらいのタイミングで、コント
ローラにより、サイドゲート9,10に通ずるバルブが
一斉に開放される。この開放により、図1に示すよう
に、樹脂材料は、各ランナからサイドゲート9,10を
介してキャビティ7内へと射出される。このとき、サイ
ドゲート9,10から射出された樹脂材料は、センター
ゲート8から射出された樹脂材料の内部から楔状に外方
(図の左右方向)へ向かって流れ、やがて、図5に示す
ように、キャビティ7内に充填される。従って、センタ
ーゲート8から離れた部位(端部側)においてもセンタ
ーゲート8の近傍との樹脂の圧力差はさほど大きくなく
なる。つまり、キャビティ7内における樹脂材料の圧力
の均一化が図られうる。その結果、樹脂材料の成形凹部
からの転写性に差異が生じるのを抑制することができ、
光沢斑の発生を防止することができる。もって、外観品
質の向上を図ることができる。
【0018】また、図5に示すように、意匠面側(図の
上側)における、サイドゲート9,10から射出された
樹脂材料とセンターゲート8から射出された樹脂材料と
の境界部分は断面鋭角状となる。すなわち、意匠面側に
おいて、サイドゲート9,10から射出された樹脂材料
がセンターゲート8から射出された樹脂材料で覆われる
ような恰好となる。そのため、ウエルドラインが形成さ
れることはなく、さらなる外観品質の向上を図ることが
できる。
【0019】さて、本実施例では、サイドゲート9,1
0に通ずるバルブの開放と同時に、コントローラによ
り、センターゲート8に通ずるバルブが閉鎖される。こ
の閉鎖により、センターゲート8からの樹脂材料の射出
が遮断される。そのため、射出を継続することによりセ
ンターゲート8近傍における内圧が著しく上昇すること
がない。また、サイドゲート9,10から射出された樹
脂材料は、キャビティ7内を残りの外方へ向かって円滑
に流れ、その流れが特に阻害されて内圧が上昇すること
がない。これらのことから、さらにキャビティ7内での
樹脂の圧力差を無くすことができ、上述の作用効果をよ
り確実なものとすることができる。
【0020】そして、キャビティ7内に樹脂材料が冷却
され、その後、樹脂材料が固化した後、固定型5及び可
動型6が相互に分割され、内部から成形品が取り出され
る。これらの一連の工程を経ることにより、上述のサイ
ドモール1が製造されるのである。
【0021】ところで、このように得られたサイドモー
ル1によれば、サイドモール1中に顔料及び光輝材が含
有されているので、樹脂の表面に塗装を施さずとも、着
色されたり光り輝いたりする。このため、塗装工程を簡
略化することができ、製造コストの低減を図ることがで
きる。また、小石等がサイドモール1に当たった場合で
も塗膜層が剥離したりするおそれがないため、外観品質
の著しい低下を招くことがない。
【0022】尚、本発明は上記実施例に限定されず、例
えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施例では、キャビティ7の非意匠面側にゲ
ート8〜10が開口する構成としたが、その外にも、例
えば図6に示すように、ゲート11をキャビティ7の側
縁部に開口するような構成としてもよい。このような構
成としても上記実施例とほぼ同等の作用効果を奏する。
また、この場合において、可動型6(又は固定型)に収
容凹部12及びスライドコア13を設けるような構成と
してもよい。このような構成とすることにより、図7に
示すように、樹脂材料の充填後にスライドコア13をキ
ャビティ7の内容積が小さくなる方向へ移動させること
により、樹脂材料の圧力のさらなる均一化を図ることが
できる。その結果、さらなる外観品質の向上を図ること
ができる。
【0023】(2)前記実施例においては、1つのセン
ターゲート8と2つのサイドゲート9,10とによりゲ
ートを構成したが、第1及び第2のゲートに相当するゲ
ートはそれぞれ1つ以上であればその数は何ら限定され
るものとはない。
【0024】(3)前記実施例においては、長尺物とし
てサイドモール1を製造する場合に具体化したが、バン
パ、バンパモール、ガーニッシュ等その他の長尺状の樹
脂製品に具体化することもできる。
【0025】(4)前記実施例においては、線膨張率の
小さな結晶性ポリプロピレン樹脂と、エチレン−αオレ
フィン共重合体とを含む混合物を主材として用いる場合
に具体化したが、当該樹脂材料は特に限定されるもので
はなく、用途特性に応じたいかなる樹脂材料をも選択す
ることができる。また、樹脂材料に、フィラー、ガラス
繊維等の各種添加剤を配合してもよい。
【0026】(5)前記実施例においては、顔料及び光
輝材の双方を樹脂材料に含有させる構成としたが、いず
れか一方のみを含有させる構成としてもよい。また、顔
料及び光輝材の具体例としては、上記実施例で挙げたも
のに何ら限定されるものではない。
【0027】(6)前記実施例における固定型5と可動
型6との関係を逆にしてもよい。特許請求の範囲の請求
項に記載されないものであって、上記実施例から把握で
きる技術的思想について以下にその効果とともに記載す
る。
【0028】(a)請求項1に記載の長尺物の製造方法
において、前記第2段射出工程とほぼ同時に、前記第1
のゲートからの射出を停止させる第1段射出停止工程を
設けたことを特徴とする。このような構成とすることに
より、第1のゲート近傍における内圧が著しく上昇する
ことがなく、より確実な圧力の均一化が図れ、外観品質
の向上を確実性を増すことができる。
【0029】(b)請求項1又は上記付記(a)に記載
の長尺物の製造方法において、ze第1又は第2の金型
にスライドコアを設けるとともに、前記樹脂材料の射出
が完了した段階で、前記スライドコアを、前記キャビテ
ィの内容積が小さくなる方向へ移動させる工程を設けた
ことを特徴とする。かかる構成とすることにより、樹脂
材料の圧力のさらなる均一化を図ることができ、より一
層の外観品質の向上を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の樹脂製品
の製造方法によれば、顔料及び光輝材のうち少なくとも
一方を含有してなる樹脂材料よりなる長尺物を得るに際
し、光沢斑の発生を抑制し、もって外観品質の向上を図
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した一実施例におけるサイド
モールの製造時におけるサイドゲートから樹脂材料を射
出した状態を示す金型等の断面図である。
【図2】 一実施例におけるサイドモールを示す斜視図
である。
【図3】 一実施例におけるサイドモールを成形するた
めの金型を示す断面図である。
【図4】 一実施例におけるサイドモールを成形するた
めの金型のキャビティにセンターゲートから樹脂材料を
射出した状態を示す断面図である。
【図5】 一実施例におけるサイドモールを成形するた
めの金型のキャビティに樹脂材料を充填した状態を示す
断面図である。
【図6】 本発明を具体化した別の実施例におけるサイ
ドモールを成形するための金型等を示す断面図である。
【図7】 別の実施例において、サイドモールの製造時
においてスライドコアを移動させた状態を示す金型等の
断面図である。
【図8】 従来技術におけるサイドモール製造時の金型
装置等を示す断面図である。
【符号の説明】
1…長尺物としてのサイドモール、4…金型装置、5…
第1の金型としての固定型、6…第2の金型としての可
動型、7…キャビティ、8…第1のゲートとしてのセン
ターゲート、9,10…第2のゲートとしてのサイドゲ
ート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料及び光輝材のうちの少なくとも一方
    よりなる固形材を含有してなる樹脂材料が成形されるこ
    とにより構成された長尺物(1)の製造方法であって、 前記長尺物(1)を形成するための第1の金型(5)と
    前記長尺物(1)を形成するための第2の金型(6)と
    を型締めし、前記長尺物(1)形成用のキャビティ
    (7)を形成するキャビティ形成工程と、 前記キャビティ(7)に開口するよう前記第1の金型
    (5)及び第2の金型(6)の少なくとも一方に形成さ
    れた少なくとも1つの第1のゲート(8)から、軟化し
    た樹脂材料を前記キャビティ(7)内に射出する第1段
    射出工程と、 前記キャビティ(7)に開口するよう前記第1の金型
    (5)及び第2の金型(6)の少なくとも一方に形成さ
    れるとともに、前記第1のゲート(8)よりも端部側に
    位置する少なくとも1つの第2のゲート(9,10)の
    部分を、前記第1のゲート(8)から射出された樹脂が
    通過するのとほぼ同時か又は通過した後、前記第2のゲ
    ート(9,10)から、軟化した樹脂材料を前記キャビ
    ティ(7)内に射出する第2段射出工程と、 前記キャビティ(7)内に前記樹脂材料が充填され、そ
    の後前記樹脂材料が固化した後、前記第1及び第2の金
    型(5,6)を分割し、長尺物(1)を取り出す取出工
    程とを備えたことを特徴とする長尺物の製造方法。
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