JPH08117974A - 取鍋の荷役装置 - Google Patents

取鍋の荷役装置

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Publication number
JPH08117974A
JPH08117974A JP6282471A JP28247194A JPH08117974A JP H08117974 A JPH08117974 A JP H08117974A JP 6282471 A JP6282471 A JP 6282471A JP 28247194 A JP28247194 A JP 28247194A JP H08117974 A JPH08117974 A JP H08117974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladle
arm
supporting
hot water
swiveling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6282471A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Kato
三郎 加藤
Mamoru Nishida
守 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP6282471A priority Critical patent/JPH08117974A/ja
Publication of JPH08117974A publication Critical patent/JPH08117974A/ja
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  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 劣悪な環境からは離れて安全に取鍋等のハン
ドリングができ、かつ湯受量の把握が正確に可能な設備
を少ない建設費用で提供する。 【構成】 取鍋旋回フレームであって、旋回中心から外
側に向かって進退自在にされたアーム、該アームの先端
部に配設された昇降手段を備えた取鍋保持手段、該アー
ムの進退及び旋回を案内する支持手段、該支持手段に作
用する荷重を測定して取鍋重量を算出する重量測定手段
とから構成される。 【効果】 遠隔操作が可能となるので作業者が3K環境
から開放される。クレーンを必要としないのでクレーン
のメンテナンスの負担が軽減される。受湯作業中に受湯
量が判明するので、従来困難であった正確な受湯が可能
となり累積受湯量等の把握が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、溶融状態の銑
鉄等を収容した取鍋等をハンドリングする荷役設備に関
する。特に、受湯位置と運搬車両の停車位置との間に配
置されて両者の間での取鍋の荷役設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として図5に示す方法が行われ
ている。図5は、鋳物工場等においてフォークリフトに
て溶融状態の銑鉄等を収容した取鍋を運搬している状態
を示す。図において、フォークリフト(3)は昇降機構
を備えたフォーク(4)にて溶融状態の銑鉄(1)等を
収容した取鍋(2)を持ち上げて運搬する。運転者はフ
ォーク(4)側に向かって配置された運転席(6)から
フォークリフト(3)の全ての運転操作を行う。(7)
は、取鍋(2)の吊り具を示し、(39)は、吊り具
(7)のビームを示す。
【0003】図6は、実開昭63−27439号公報に
記載された「ホットプレス設備」を示す。モールド搬送
装置(36)は、固定レール(37)、移動レール(3
8)、フォーク(4)によって3段のテレスコピック状
に構成されたローダーアーム(40)を有し、このロー
ダーアーム(40)は、図示しない駆動源によって伸縮
自在にされているとともに円形の案内レール(41)に
沿って水平面内において旋回可能とされ、昇降もできる
ようにされているが昇降についてはローダーアームが昇
降されるように記述されている。図6に示されたホット
プレス装置は、モールド搬送装置(36)を中心として
その周囲に振動テーブル(42)、冷間プレス装置(4
3)、ホットプレス装置(44)をそれぞれ配置してモ
ールド搬送装置(36)によってモールド(M)を各装
置間を順次搬送しながら処理を行うように構成されてい
る。45は、ホットプレス装置のドアを示す。Mは、モ
ールドを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては以下に述べるような不都合があって改善が
求められていた。即ち、図5に示した従来技術において
は、鋳物工場の溶融銑鉄を取鍋に受けて配湯する作業で
は、天井クレーンにて取鍋を吊り下げたまま受湯しての
ち、その取鍋を定位置に卸してフォークリフトに引き渡
して運搬するようにされている。
【0005】しかしながら、鋳物工場の溶融銑鉄を取鍋
に受けて配湯する現場は高温・粉塵・発煙等の劣悪な環
境にさらされるため天井クレーンの劣化も早く、メンテ
ナンスの頻度が多くなって保守に多額の費用を必要とし
ていた。さらに、劣悪な環境はフォークリフトの運転者
の作業環境としては好ましくなく、車上の運転室を空調
してもなお運転者の精神的・肉体的な負担が大きかっ
た。また、溶融銑鉄等の溶融金属を取鍋に受けて配湯す
る作業では稀に高温の溶融金属の飛散事故があり得るた
め現場近くにて運転作業をすることは危険であった。
【0006】取鍋を運搬中にフォークリフトの脱輪また
は障害物への乗り上げ等の不足のトラブルによって取鍋
が激しく揺れて高温の内容物があふれでることがあり運
転者を受け湯現場の直近に配置して運転させるのには危
険が伴っていた。また、取鍋に受けた溶融銑鉄の実際重
量が分からなかった。取鍋に受けた湯の湯面レベルによ
って毎回の受湯量を推定していたため受湯量の積算・把
握が正確にはできなかった。
【0007】また、図6示されたモールド搬送装置は、
旋回・伸縮そして昇降機能を備えているがローダーアー
ム全体を昇降させるため、本発明の対象である取鍋に適
用する場合には設備が大がかりとなって建設費用が高く
なる問題があった。さらに、モールドとそれに装入され
る材料の秤量機能はローダーアームには付与されておら
ず必要な場合には別途秤量されていた。以上のように図
6の従来技術は、受湯量の把握を必要とする取鍋の取り
扱いに使用するには問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、劣悪な環境からは
離れて安全に取鍋等のハンドリングができ、かつ湯受量
の把握が正確に可能な設備を少ない建設費用で提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】地上に固設された旋回フ
レームに、該旋回フレームと一体的に旋回するアームを
その長手方向に進退自在に配設し、且つ該アームの進退
および旋回を支持する支持手段を地上に配設し、該アー
ムの先端部に昇降機能を有する取鍋の保持手段を配設
し、更に前記アームの支持手段に取鍋の重量測定手段を
設けた。
【0010】
【作用】アームを旋回・伸縮させて取鍋を必要位置に移
動させる。支持手段によって受湯位置と運搬車両への積
載位置の間においてアームを支持し旋回を案内する。昇
降手段により受湯位置、運搬車両への積載等のため取鍋
の高さ調整を行う。秤量手段により取鍋重量を測定す
る。以上により取鍋の受湯、運搬車量への積載・積みお
ろしが完全に遠隔操作で可能となる。
【0011】
【実施例】図1(A)、(B)は、本発明の実施例の側
面図を示す。図1(A)においてアーム(10)は、旋
回座(9)に支持された旋回フレーム(8)に配設され
た各々1対の支持ローラ(11)と保持ローラ(12)
とによって保持されて進退自在にされている。(13)
は、図示されない駆動源を備えたラック・ピニオン等の
進退駆動手段であって油圧シリンダー、ローラーチェー
ン等の公知の代替メカニズムが考えられるがここでは本
願のポイントから外れるので詳細説明を省略する。
【0012】(14)は、アーム(10)の支持手段を
示し、旋回フレーム(8)とビーム(33)にて連結さ
れて一体的に旋回自在にされている。旋回フレーム
(8)の先端には、取鍋保持手段(24)を昇降自在と
する昇降手段(25)を内蔵したガイドフレーム(3
0)がピンA(32)そしてガイド把持装置(31)を
介してピンB(35)とによって軸着されている。
(2)は、取鍋を示す。(4)は、取鍋保持手段(2
4)の部品であるフォークを示す。
【0013】図1(B)は、図1(A)に示した実施例
においてフォーク(4)にてビーム(39)を持ち上げ
て取鍋(2)を吊り上げた場合の例を示す。
【0014】図2は、アーム(10)の支持手段(1
4)の拡大図を示す。支持手段(14)は、アーム(1
0)の重量を支持し、進退移動を案内する。例えば、ア
ーム(10)に固設されたV型レール(15)とV型レ
ール(15)を支持・転動するV溝ローラー(16)と
の組み合わせ等から成る直線移動ガイド(17)とアー
ム(10)の重量を支持し、回動を案内する、床面(1
8)に敷設された円弧状レール(19−1)とその上を
転動する1個以上のローラー(20)との組み合わせ等
から成る円周移動ガイド(21)とから構成される。
(22)は、ローラーを保持するフレームであって旋回
アーム(10)と一体的に回動し得るようにビーム(3
3)にて連結されている。
【0015】図3は、本発明の実施例の平面図を示す。
例えばトレーラー等の、輸送手段(23)によって搬入
された取鍋(2)に合わせて旋回フレーム(8)を回動
させ、次にアーム(10)を伸ばして取鍋保持手段(2
4)の高さを昇降手段(25)によって調整して位置決
めを行い、取鍋(2)を取鍋保持手段(24)に取り込
む、(位置aで示す)。そしてアーム(10)を後退さ
せて輸送手段(23)の上から取鍋(2)を逃がす、
(位置bで示す)。
【0016】次に、旋回フレーム(8)を回動させ、ア
ーム(10)の進退と取鍋保持手段(24)の高さを調
整しつつ取鍋(2)を受湯位置cに移動させて受湯を行
う。受湯位置cから輸送手段(23)の積み込み位置a
への移動は上述の順序を逆に辿ることによってなされ
る。
【0017】図4は、受湯位置cにおいて支持手段(1
4)を秤量する重量測定手段(26)を示す。受湯位置
cにおいてフレーム(22)を支持案内するローラー
(20)が位置する範囲の円弧状レール(19−2)は
秤量ビーム(34)と一体的に形成されその他の範囲の
円弧状レール(19−1)とは切り離されて配設されて
いる。秤量ビーム(34)は、例えばロードセル等の、
秤量機(27)によって支持され、得られた測定値は演
算装置(28)にて処理されて取鍋の重量を知ることが
できる。そして、受湯前後の取鍋の重量を測定してその
差から受湯量の把握ができる。(29)は、図示されな
い操作位置に置かれる表示装置を示す。支持手段(1
4)に作用する荷重の測定方法としては、本実施例の他
に例えば、ローラー(20)の軸受け部分にロードセル
を組み込む方式等の多くの手法が挙げられるがいずれも
本発明の秤量装置の概念に包含されるものとする。
【0018】
【発明の効果】以上の説明のように構成することによっ
て、受湯場所での取鍋のハンドリングは旋回フレームに
よって遠隔操作が可能となるので運転者・作業者が3K
環境での作業から開放される。また、取鍋のハンドリン
グに天井クレーンを必要としないので高温・粉塵原因の
故障が減少しメンテナンスの負担が軽減される。更に、
受湯作業中に受湯量が判明するので正確な受湯が可能と
なり、累積受湯量等の把握ができる。等の大きな効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示したもので(A)は側面
図、(B)は取鍋を吊り上げた場合の側面図を示す。
【図2】本発明の実施例の部分図を示す。
【図3】本発明の実施例の平面図を示す。
【図4】本発明の実施例の部分図を示す。
【図5】先行技術の一例を示す側面図。
【図6】他の先行技術の一例を示す平面図。
【符号の説明】
1 溶融状態の銑鉄 2 取鍋 3 フォークリフト 4 フォーク 5 運転者 6 運転席 7 吊り具 8 旋回フレーム 9 旋回座 10 アーム 11 支持ローラ 12 保持ローラ 13 進退駆動装置 14 支持手段 15 V型レール 16 V溝ローラー 17 直線移動ガイド 18 床面 19−1,2 円弧状レール 20 ローラー 21 円周移動ガイド 22 フレーム 23 輸送手段 24 取鍋保持手段 25 昇降手段 26 取鍋重量測定手段 27 秤量機 28 演算装置 29 表示装置 30 ガイドフレーム 31 ガイド把持装置 32 ピンA 33 ビーム 34 秤量ビーム 35 ピンB 36 モールド搬送装置 37 固定レール 38 移動レール 39 ビーム 40 ローダーアーム 41 案内レール 42 振動テーブル 43 冷間プレス装置 44 ホットプレス装置 45 ドア M モールド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上に固設された旋回フレームに、該旋回
    フレームと一体的に旋回するアームをその長手方向に進
    退自在に配設し、且つ該アームの進退および旋回を支持
    する支持手段を地上に配設し、 該アームの先端部に昇降機能を有する取鍋の保持手段を
    配設し、更に前記アームの支持手段に取鍋の重量測定手
    段を設けたことを特徴とする取鍋の荷役手段。
JP6282471A 1994-10-24 1994-10-24 取鍋の荷役装置 Withdrawn JPH08117974A (ja)

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JP6282471A JPH08117974A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 取鍋の荷役装置

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JP6282471A JPH08117974A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 取鍋の荷役装置

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JPH08117974A true JPH08117974A (ja) 1996-05-14

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ID=17652865

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JP6282471A Withdrawn JPH08117974A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 取鍋の荷役装置

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JP (1) JPH08117974A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101330580B1 (ko) * 2012-01-31 2013-11-26 현대제철 주식회사 래들 위치 조정 장치
CN108480608A (zh) * 2018-06-04 2018-09-04 新乡市百分百机电有限公司 一种便于转向的钢包倾倒车

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Legal Events

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Effective date: 20020115