JPH08117025A - 棒状化粧料繰り出し容器用カートリッジ - Google Patents

棒状化粧料繰り出し容器用カートリッジ

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JPH08117025A
JPH08117025A JP25718794A JP25718794A JPH08117025A JP H08117025 A JPH08117025 A JP H08117025A JP 25718794 A JP25718794 A JP 25718794A JP 25718794 A JP25718794 A JP 25718794A JP H08117025 A JPH08117025 A JP H08117025A
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shaped cosmetic
cosmetic material
hole
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 限られた直径の中で芯チャックの保持部を極
力太くすることを可能にすると同時に、引きばねと芯チ
ャックの脱落防止のための尾栓を要しない、構造が簡単
で安価な棒状化粧料繰り出し容器用カートリッジを提供
する。 【構成】 容器本体6の内部に押し棒27を挿入し、こ
の押し棒27に形成した係合突起31を内面に形成され
た螺旋状段部17に係合して押し棒27を進退可能とす
る。この容器本体6にカートリッジ1を取り付ける。カ
ートリッジ筒2の貫通穴10に芯チャック12を摺動自
在に挿入してカートリッジ1を構成する。そして、貫通
穴10を芯チャック3の棒状化粧料保持部12を挿入す
る大径穴部10aと前記棒状化粧料保持部12から延び
る突起部13を挿通可能とする小径穴部10bに区分す
る。さらに、大径穴部10aと小径穴部10bとを繋ぐ
肩部19を化粧料保持部12の着座面とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リップライナー(唇
の輪郭を描く化粧料)を共用できるリップスティック
や、コンシーラー(染みかくし)・アイカーラーなどに
適した太さのスティック、特にオーバルスティック(楕
円形化粧料)を摺動自在に収納するカートリッジを備え
た棒状化粧料繰り出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の棒状化粧料を摺動自在に収納した
繰り出し容器には種々の構造のものがある。例えば実公
平3−31232号公報に開示されたように、棒状化粧
料を把持する芯チャックを摺動可能に挿入する貫通穴を
具えたカートリッジ筒に筒状の容器本体を回転自在に嵌
合し、さらにこの容器本体の内面に形成された螺旋溝に
容器本体に内蔵された押し棒に設けた突起を螺合させ、
この押し棒の先端を芯チャックの内端から突出する突起
部に当接させて、カートリッジ筒と容器本体体とを相対
回転することによって、押し棒を非回転状態で長手方向
に進退させて、棒状化粧料をカートリッジ筒から進退さ
せるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来品
ではカートリッジ筒に設けられた芯チャック摺動用の貫
通穴は先端から後端に至るまでを同一内径で形成し、こ
の貫通穴と同一の外径をもつ棒状化粧料をこの貫通穴に
挿入したのであるから、棒状化粧料の外径はこの貫通穴
の内径の制約を受けるため、太ものの棒状化粧料を必要
とする際には、その分だけ外径の大きなカートリッジ筒
を用意する必要がある。従って、外径が太くなるに従い
取り扱いが面倒になるばかりでなく、携帯にも不便であ
る。
【0004】さらに、上記のように貫通穴が同一内径で
形成されているからカートリッジ筒に芯チャックを組み
込み、さらに引ばねをカートリッジ筒と芯チャックの間
に組み込んでカートリッジを形成すると、芯チャックと
引きばねの抜け落ちを防止するために尾栓を設ける必要
がある。このために部品点数が多くなり、組み立て工数
も多くなり、ひいてはコスト上昇を招く。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされた棒状化
粧料繰り出し容器用カートリッジに関するものであっ
て、限られた直径の中で芯チャックの保持部を極力太く
することを可能にすることを第1の課題とし、上記の引
きばねと芯チャックの脱落防止のための尾栓を必要とせ
ず構造が簡単で安価にすることを第2の技術的課題と
し、さらに、外的衝撃が加わっても棒状化粧料の把持爪
がこの衝撃を緩和することを第3の技術的課題とし、棒
状化粧料の安定的な繰り出しを可能にすることを第4の
技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。 <本発明の要旨>本発明は、内部に棒状化粧料押し出し
用の押し棒を挿入し、この押し棒に形成した係合部を内
面に形成された螺旋状段部に係合して、前記押し棒を進
退可能とした容器本体の先端部に取り付けられるカート
リッジであり、前記カートリッジは貫通穴を形成したカ
ートリッジ筒と、この貫通穴に摺動自在に挿入される芯
チャックとから構成される棒状化粧料繰り出し用カート
リッジにおいて、前記カートリッジ筒を前記芯チャック
の棒状化粧料保持を挿入する大径穴部と棒状化粧料保持
から延びる突起部を挿入可能とする小径穴部に区分して
形成した棒状化粧料繰り出し容器である。
【0007】〔カートリッジ筒〕前記カートリッジ筒
は、内部に形成された大径の貫通穴をもつ大径穴部を形
成し、この大径穴部に芯チャックの棒状化粧料保持を摺
動自在に挿入する。さらに前記の大径穴部に続いて小径
穴部を形成する。そして、この小径穴部には、前記棒状
化粧料保持から突出する突起部を挿入する。前記の小径
穴部には押し棒を進退可能に挿入可能とする。また、前
記大径穴部と前記小径穴部とは肩部を介して連接されて
いる。また、大径穴部の断面形状は楕円形が好ましい。
なお、上記楕円形断面の他に円形断面、あるいは多角形
断面のものも含まれる。
【0008】〔芯チャック〕前記芯チャックは、上記の
ように棒状化粧料を把持する大径の棒状化粧料保持と、
この棒状化粧料保持から内方に突出する突起部とを設け
る。そしてこの突起部は押し棒の先端と当接する。芯チ
ャックは前記カートリッジ筒との間に取り付けられた引
きばねによって内方に引っ張られているのが好ましい。
【0009】〔容器本体〕前記容器本体は筒状をなして
おり、内部に螺旋状段部を形成し前記カートリッジ筒に
回転自在に嵌合するものであるが、螺旋状段部を内面に
直接形成したもの、あるいは螺旋状段部を内面に形成し
た中間筒を嵌合して形成したものを含む。
【0010】〔押し棒〕押し棒は、前記の螺旋状段部に
係合する係合部を有するものであり、カートリッジ筒と
容器本体とを相対回転した際に、回り止め部材を介して
非回転状態で容器本体内を移動する。さらに芯チャック
のに設けた突起部に当接して芯チャックをカートリッジ
筒の貫通孔を強制的に移動させ、棒状化粧料を繰り出
す。前記係合部は突起であり、前記螺旋状段部は螺旋溝
であることが好ましい。しかし、これと逆に前記突起を
凹部とし、螺旋状段部を螺旋状突条に形成して、両者を
係合することもできる。
【0011】<本発明における付加的構成要件>本発明
は、前記必須の構成要素からなるが、以下の構成を付加
した上でも、成立する。
【0012】〔第1の付加的構成要素〕本発明は、前記
必須の構成要素に加え、貫通穴の小径穴部の開口側と前
記芯チャックの突起部との間に前記芯チャックを内方に
付勢する引きばねを装填し、前記大径穴部と小径穴部を
連結する肩部を前記芯チャックの棒状化粧料保持の着座
面とすることが可能である。
【0013】前記着座面は、前記引きばねにより内方に
引っ張られた棒状化粧料保持部のストッパーとなり、引
きばねと芯チャックの脱落防止のための尾栓は不要であ
る。 〔第2の付加的構成要素〕さらに、前記必須の構成要素
に加え、棒状化粧料には長手方向の切り欠け部を設け、
芯チャックの棒状化粧料保持部には切り欠け部と相似形
状の把持用の爪を芯チャックに設けることが可能であ
る。
【0014】この場合、前記の把持用の爪は薄い板を成
形したものであって弾性的に棒状化粧料を保持させるこ
とが好ましい。さらに、把持爪の外周面と棒状化粧料の
外周面を一致させ、カートリッジ筒の内周面とのクリア
ランスを小さく保つことが好ましい。
【0015】〔第3の付加的構成要素〕さらに、前記必
須の構成要素に加え、カートリッジ筒の貫通穴の大径穴
部は楕円形をなし、棒状化粧料の断面形状が前記貫通孔
に対応する楕円形とすることが好ましい。前記貫通穴
は、楕円形以外の多角形状を採用することが可能であ
る。このような形状を採用することにより、棒状化粧料
は非回転状態で安定的に繰り出される。
【0016】〔各構成要素の組み合わせ〕以上、前記必
須要件の他に、第1乃至第3の付加的構成要素が存在す
るが、これらは択一的に組み合わせることができる。
【0017】例えば、前記必須構成要素に第1、第2の
付加的構成要素を組み合わせたり、あるいは必須構成要
素に第1、第2、第3の付加的構成要素を組み合わせた
り、さらには必須構成要素に第2、第3の付加的構成要
素を組み合わせたり、必須構成要素に第1、第3の付加
的構成要素を組み合わせるなどである。
【0018】
【作用】
<本発明の必須構成要素による作用>キャップを取り外
して、カートリッジと容器本体とを相対回転する。する
と、棒状化粧料が繰り出される。そして貫通穴を前記芯
チャックの棒状化粧料保持を挿入する大径穴部と前記棒
状化粧料保持部から延びる突起部を挿通可能とする小径
穴部に区分して形成してあり、同一内径を有する従来品
に比して大径の棒状化粧料を収容しても、従来品に比し
て棒状化粧料繰り出し容器が比較的細くて済み、しかも
軽量となり取り扱いが楽である。このために、化粧を楽
に行うことができる。
【0019】<第1の付加構成要素を付加した場合の作
用>貫通穴の小径穴部の開口側と前記芯チャックの突起
部との間に前記芯チャックを内方に付勢する引きばねを
装填し、前記大径穴部と小径穴部を連結する肩部を前記
芯チャックの棒状化粧料保持の着座面としたことによ
り、前記必須構成要素により生ずる作用・効果に加え
て、前記着座面が引きばねのストッパーとなり、芯チャ
ックと引きばねとの脱落を防止する尾栓が不要となる。
【0020】<第2の付加構成要素を付加した場合の作
用>棒状化粧料に長手方向の切り欠け部を設け、前記芯
チャックの棒状化粧料保持には前記切り欠け部と相似形
状の把持用の爪を設けたので、必須の構成要素により生
ずる作用・効果に加えて、外的衝撃が加わっても把持用
の爪の弾性が、衝撃を緩和して棒状化粧料の損傷が防止
される。
【0021】<第3の付加構成要素を付加した場合の作
用>カートリッジ筒の貫通穴の大径穴部は楕円形をな
し、棒状化粧料の断面形状が前記貫通孔に対応する楕円
形としたことにより、前記必須構成要素により生ずる作
用・効果に加えて棒状化粧料が非回転状態により安定的
に繰り出し出される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。
【0023】
【実施例1】実施例1を図1から図6を参照して説明す
る。 〔実施例1の概要〕この実施例に係る棒状化粧料繰り出
し容器用カートリッジ1(以下、カートリッジという)
は、カートリッジ筒2と、このカートリッジ筒2の貫通
穴10に摺動自在に挿入された芯チャック3と、さらに
芯チャック3に把持された棒状化粧料4と、芯チャック
3とカートリッジ筒2との間に組み込まれて芯チャック
3を内方に付勢する引きばね5と、から構成されるさら
に、このカートリッジ1は、図2及び図3に示すように
容器本体6に組み込まれて、非使用時にはキャップ7に
より被嵌され外部と遮断されている。
【0024】〔カートリッジ筒の説明〕カートリッジ筒
2に形成された貫通穴10は大径穴部10aと小径穴部
10bに区分して形成される。そして、大径穴部10a
の断面形状は楕円形をなしており、先端部は斜めに切除
されている。また大径穴部10aの開口部8aから芯チ
ャック3を挿入するようになっており、小径穴部10b
の開口部9aには径大部11が形成されており、この開
口部9aに引きばね5を取り付け可能としている。
【0025】さらに、カートリッジ筒2は、大径部8と
容器本体に挿通される小径部9を設けることが好まし
い。 〔芯チャックの説明〕芯チャック3は棒状化粧料4を把
持する棒状化粧料保持部12を具え、前記棒状化粧料保
持部12から内方に延びる突起部13が形成される。こ
の突起部13の外周面には輪状の係止部16が設けられ
ていて、この係止部16と前記のようにカートリッジ筒
2の開口部9aに設けられた径大部11との間に図5に
拡大して示すような引きばね5が装填されている。そし
て、引きばね5の小径部5aは前記係止部16よりも小
径であり引きばねの小径部5aを拡開して装填され、他
端の大径部5bは前記カートリッジ筒2の小径部9に設
けた径大部11の肩部11aに係合される。
【0026】このために、棒状化粧料保持部12はカー
トリッジ筒2の小径穴部10bと大径穴部10aとを連
接する貫通穴10の肩部19に着座することになり、芯
チャック3と引きばね5は抜け落ちる虞はない。従っ
て、従来品のごとく尾栓を必要としないため尾栓を設け
ない。
【0027】さらに、芯チャック3の棒状化粧料保持部
12は、図6に示すように径方向に対称に位置する薄板
を湾曲して形成された弾性を有する一対の爪14a,1
4bを設けて対応して形成した切り欠け部15a、15
bを把持する。
【0028】このとき、棒状化粧料4の外周面と前記爪
14の外周面を一致させるとともに、カートリッジ筒2
の内周面との間のクリアランスを小さくしてある。ま
た、弾性を有する爪14により棒状化粧料4を把持する
ことにより、外的衝撃が加わってもこの爪が外的衝撃を
吸収することになる。
【0029】〔容器本体の説明〕カートリッジ1をその
先端部に着脱自在に取り付ける容器本体6は、図2及び
図3に示すように、有底円筒状をなしており、螺旋溝1
7を形成した螺旋筒18が内部に組み込まれている。な
お螺旋筒18の外面に施された凹凸部20は容器本体6
の内面との摩擦を生じるものであり、容器本体6の小径
側に設けられた突条21と螺旋筒18の小径部に設けら
れた凹溝22とを係合することにより螺旋筒18は容器
本体6の内奥に強固に取り付けられる。
【0030】〔ブロックの説明〕さらに、前記螺旋筒1
8には細軸部23aと太軸部23bとから構成されるブ
ロック23が挿通されて、図2、図3のように容器本体
6内に組み込まれる。前記細軸部23aには長手方向に
溝24を形成して押し棒27を摺動可能に組み込む。ま
た、細軸部23aの先端に設けた周溝25に嵌合された
Oリング26を介してブロック23は螺旋筒18に対し
て相対回転可能で、かつ分離不能となっている。
【0031】さらに、ブロックの太軸23は中空33と
なっていて、半径方向対称の位置に一対のコの字形の切
り込み28a、28bが施されて弾性が付与される。さ
らにこの切り込み28a、28bに囲まれた突起29
a、29bが設けられ、カートリッジ筒2の小径部9に
設けられた突条30を前記突起29a、29bに弾性的
に係合させて相互に分離不能の状態で容器本体6に組み
込まれる。
【0032】〔押し棒の説明〕押し棒27は上記のよう
にブロック23の細軸部23aに設けた長手方向の溝2
4に挿入されるものであって、一端が前記溝24と連通
するブロックの中心穴32を通って中空部33に延びて
いる。そして、押し棒27の一端に係合突起31が突設
されていて、この係合突起31を螺旋溝17に係合させ
ている。このためカートリッジ筒2と容器本体6とを相
対回転させることにより、ブロック23と螺旋溝17を
相対回転すると、押し棒27は溝24上を長手方向に移
動して芯チャック3の突起部13を押圧して引きばね5
のばね力に打ち勝って芯チャック3を押して棒状化粧料
4を繰り出すことを可能とする。
【0033】〔実施例1の作用・効果〕棒状化粧料4を
使用するには、図2に示すキャップ7をまず外してから
カートリッジ2と容器本体6を持ちながら両者を相対的
に回転する。すると、上記のように押し棒27がブロッ
ク23の溝24に沿って移動し、引きばね5のばね力に
打ち勝って押し棒27の先端がカートリッジ筒2の突起
部13を押して、棒状化粧料4を繰り出す。
【0034】この場合上記のように、カートリッジ筒2
を大径にしなくても従来品に比して太い棒状化粧料4を
組み込むことが可能であり、操作も楽である。さらに、
カートリッジ筒2の貫通穴10の大径穴部10aと小径
穴部10bとをつなぐ肩部19が棒状化粧料保持12の
着座面となり、この着座面が引きばね5のばね力に抵抗
するストッパーとして作用することになり、従来のよう
に尾栓を設けなくても芯チャック3や引きばね5の脱落
を生じることがない。そして、尾栓を必要としない分だ
け構造が簡単で、安価かつ軽量になる。さらに、弾性の
ある一対の爪14a、14bが棒状化粧料4を弾性的に
把持しているので、外的衝撃を受けても、この衝撃が緩
和されて棒状化粧料の折損が防止される。
【0035】
【実施例2】実施例2を図7から図10を参照して説明
する。 〔実施例2の概要〕この実施例は実施例1と同様に、カ
ートリッジ筒2と、このカートリッジ筒2の貫通穴10
に摺動自在に挿入された芯チャック3と、さらに芯チャ
ック3に把持された棒状化粧料4と、芯チャック3とカ
ートリッジ筒2との間に組み込まれて芯チャック3を内
方に付勢する引きばね5とから構成されるものであり、
主要な構成は実施例1と同様であるので、相違点のみを
説明する。
【0036】〔カートリッジ筒の説明〕実施例2で用い
られたカートリッジ筒2は、ほぼ実施例1と同一の構造
を有する。しかし、貫通穴10の小径穴部10bの開口
部9aに形成された径大部11には、押し棒27の回り
止め用エンドキャップ34を組み込んである。このエン
ドキャップ34は従来の尾栓と構造が類似するが、中心
穴44に4本の突条35を設けてあり、周囲に突状36
を設けた押し棒27を挿通し、押し棒27の前記突条3
6をガイドする回り止めであり、押し棒27を非回転状
態で長手方向に移動させる。さらに、このエンドキャッ
プ34は芯チャック3や引きばね5の脱落防止の作用は
なく、専ら押し棒27の回り止めとして機能する。
【0037】〔芯チャックの説明〕芯チャック3も実施
例1と同様の構造を有する。即ち、棒状化粧料4を把持
する棒状化粧料保持部12を具え、この棒状化粧料保持
部12から内方に延びる突起部13が形成される。そし
て、この突起部13には輪状の係止部16が設けられて
おり、この係止部16と前記のように芯チャック3の開
口部9aに設けられた径大部11との間に実施例1に用
いられ図5に示すものと同一構造の引きばね5が装填さ
れている。引きばね5の小径部5aは前記係止部16よ
りも小径であるので引きばねの小径部5aを拡開して装
填し、他端の大径部5bを前記カートリッジ筒2の小径
穴部10bに設けた径大部11の肩部11aに係合させ
て装填している。
【0038】このために、棒状化粧料保持部12はカー
トリッジ筒2の小径穴部10bと大径穴部10aとを繋
ぐ肩部19に着座することになり、芯チャック2と引き
ばね5は尾栓が無くても抜け落ちることはない。
【0039】さらに、芯チャック3の棒状化粧料保持部
12は、実施例1の図6に示すものとほぼ同様な構造の
ものであって、径方向に対称に位置する薄板を湾曲して
形成された弾性を有する一対の爪14a,14bを設け
て、棒状化粧料4に前記爪14a、14bに対応して形
成した切り欠け部15a、15bを把持する。
【0040】このとき、棒状化粧料4の外周面と前記爪
14a、14bの外周面を一致させるとともに、カート
リッジ筒2の内周面との間のクリアランスを小さくして
ある。弾性を有する爪14により棒状化粧料4を把持す
ることにより、外的衝撃が加わってもこの爪が外的衝撃
を吸収することになる。
【0041】〔容器本体の説明〕本実施例では容器本体
6は実施例1のように螺旋筒を挿通することなく、容器
本体6の内面に直接螺旋溝17を形成して、これに押し
棒27の係合突起31を螺合した。そして、容器本体6
の先端にはプラグ37を容器本体6に対して相対回転可
能に組み込まれている。
【0042】〔プラグの説明〕プラグ37は内部が中空
部33となっており、円筒部37aと切り込み38によ
って弾性を与えられカートリッジ筒2に形成された周溝
39と係合する突部40を内面に形成した把持部41を
有する。さらに前記の把持部41から一対のアーム42
が延びており、このアーム42の先端に設けられた環状
部43を経て押し棒27が移動できるようになってい
る。
【0043】〔実施例2の作用・効果〕実施例1と同様
の操作で棒状化粧料の繰り出しが行われる。そして、貫
通穴10の小径穴部10bの開口部9aに形成された径
大部11に、押し棒27の回り止め用エンドキャップ3
4を組み込んであるので、従来の尾栓付きのものと同様
の構造でありながら、特に容器に回り止めを施す必要が
なくなり、容器の構造が簡単になる。
【0044】
【実施例3】実施例3を図11から図13を参照して説
明する。 〔実施例3の概要〕この実施例は実施例1及び2と同様
に、カートリッジ筒2と、このカートリッジ筒2の貫通
穴10に摺動自在に挿入された芯チャック3と、さらに
芯チャック3に把持された棒状化粧料4と、芯チャック
3とカートリッジ筒4との間に組み込まれて芯チャック
を内方に付勢する引きばね5とから構成され、カートリ
ッジ1の構成は実施例2と同様である。そこで以下にお
いて実施例1及び2との相違点のみを説明する。
【0045】〔容器本体の説明〕容器本体6はアルミニ
ウム合金などの薄板をプレス成型した有底円筒状をな
し、螺旋溝17を形成した螺旋筒18aを内蔵した。さ
らに容器本体には円筒部材45を装着した。さらにこの
円筒部材の外周面に長手方向の突起が形成されていて、
キャップ7の嵌合状態を良好に保っている。
【0046】〔カートリッジ筒の説明〕カートリッジ筒
2の外周面の小径部9には2条の周溝46が形成され、
これに円筒部材45に形成された2条の突条47が組み
込まれ、カートリッジ筒2と容器本体6とは相対的に回
転可能となっている。カートリッジ筒の先端は軸中心に
直角に切除してある。
【0047】〔芯チャックの説明〕芯チャック3は図1
3に示すように、棒状化粧料保持部12は、径方向に対
称に位置する断面が蒲鉾状の一対の爪14c,14dを
形成して、棒状化粧料4に前記爪14a、14bに対応
して平坦に切除して形成した切り欠け部15c、15d
を把持する。
【0048】このとき、棒状化粧料4の外周面と前記爪
14c、14dの外周面を一致させるとともに、カート
リッジ筒2の内周面との間のクリアランスを小さくして
ある。
【0049】〔実施例3の作用・効果〕実施例3の作用
・効果は前記実施例とほぼ同様であるので詳細な説明は
省略する。
【0050】
【発明の効果】本発明の必須の構成要素によれば、同一
内径を有する従来品に比して大径の棒状化粧料を収容し
ても、従来品に比して棒状化粧料繰り出し容器が比較的
細くて済み、しかも軽量となり取り扱いが楽である。こ
のために、化粧を楽に行うことができるという効果が生
じる。
【0051】また第1の付加的構成要素によれば、前記
の必須の構成要素から生ずる効果に加えて、着座面が引
きばねのストッパーとなり、芯チャックと引きばねとの
脱落を防止する尾栓が不要となるという効果が生じる。
【0052】さらに第2の付加的構成要素によれば、前
記の必須の構成要素により生ずる作用・効果に加えて、
外的衝撃が加わっても把持爪の弾性が、衝撃を緩和して
棒状化粧料の損傷が防止される そして第3の付加的構成要素によれば、前記の必須の構
成要素により生ずる効果に加えて、棒状化粧料が非回転
状態により安定的に繰り出し出されるという効果が生ず
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のカートリッジの断面図である。
【図2】前記実施例のカートリッジを組み込んだ棒状化
粧料繰り出し容器の断面図である。
【図3】図2の棒状繰り出し容器の繰り出し状態を示す
半断面図である。
【図4】実施例1に用いられた繰り出し部の要部の断面
図である。
【図5】引きばねの断面図である。
【図6】棒状化粧料と芯チャックとの関係を示す斜視図
である。
【図7】実施例2のカートリッジの断面図である。
【図8】前記実施例のカートリッジを組み込んだ棒状化
粧料繰り出し容器の断面図である。
【図9】図14の棒状繰り出し容器の繰り出し状態を示
す半断面図である。
【図10】実施例2に用いられた容器部分の要部の断面
図である。
【図11】(イ)は実施例3のカートリッジの半断面図
であり、同(ロ)は前記実施例のカートリッジを組み込
んだ棒状化粧料繰り出し容器の断面図である。
【図12】図11の棒状繰り出し容器の繰り出し状態を
示す半断面図である。
【図13】棒状化粧料と芯チャックとの関係を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 カートリッジ筒 3 芯チャック 4 棒状化粧料 5 引きばね 6 容器本体 10 貫通穴 10a 大径穴部 10b 小径穴部 12 棒状化粧料保持部 13 突起部 14 爪 15 切り欠け部 17 螺旋状段部(螺旋溝) 19 貫通穴の肩部 27 押し棒 31 係合突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に棒状化粧料4押し出し用の押し棒
    27を挿入し、この押し棒27に形成した係合突起31
    を内面に形成された螺旋状段部17に係合して前記押し
    棒27を進退可能とした容器本体6に取り付けられ、貫
    通穴10を形成したカートリッジ筒2と、この貫通穴1
    0に摺動自在に挿入され棒状化粧料保持部12を有する
    芯チャック3とから構成される棒状化粧料繰り出し用カ
    ートリッジにおいて、前記貫通穴10を前記芯チャック
    3の棒状化粧料保持部12を挿入する大径穴部10aと
    前記棒状化粧料保持部12から延びる突起部13を挿通
    可能とする小径穴部10bに区分して形成したことを特
    徴とする棒状化粧料繰り出し容器用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記貫通穴10の小径穴部10bの開口
    側と前記芯チャック3の突起部13との間に前記芯チャ
    ック3を内方に付勢する引きばね5を装填し、前記大径
    穴部10aと小径穴部10bを連結する肩部19を前記
    芯チャック3の棒状化粧料保持部12の着座面とした請
    求項1記載の棒状化粧料繰り出し容器用カートリッジ。
  3. 【請求項3】 棒状化粧料4に長手方向の切り欠け部1
    5を設け、前記芯チャック3の棒状化粧料保持部12に
    は前記切り欠け部15と相似形状の爪14を設けた請求
    項1または2記載の棒状化粧料繰り出し容器用カートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジ筒2の貫通孔10の大
    径穴部10aは楕円形をなし、棒状化粧料4の断面形状
    が前記貫通孔10に対応する楕円形である請求項1から
    3のいずれかに記載の棒状化粧料繰り出し容器用カート
    リッジ。
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