JPH0243294Y2 - - Google Patents

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JPH0243294Y2
JPH0243294Y2 JP17910086U JP17910086U JPH0243294Y2 JP H0243294 Y2 JPH0243294 Y2 JP H0243294Y2 JP 17910086 U JP17910086 U JP 17910086U JP 17910086 U JP17910086 U JP 17910086U JP H0243294 Y2 JPH0243294 Y2 JP H0243294Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は化粧料収納カートリツジから棒状の固
形化粧料を繰り出す繰出容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のカートリツジ式固形化粧料の繰
出容器としては、実開昭58−58409号公報にて提
案されたものがある。第3図にその構造を示すよ
うに、固形棒状の化粧料1を繰出し自在に収納し
たカートリツジCが容器本体2に嵌合保持され、
非使用時のカートリツジCを保護するために着脱
自在なキヤツプ3が冠着されている。使用に際し
ては、このキヤツプ3を取り外し、カートリツジ
Cと容器本体2側との相対的な回転操作によつ
て、外筒4に内蔵された繰出し機構部の押棒5に
よつて化粧料1をが前方に押し出してカートリツ
ジCから所要量繰り出す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来例においては、
カートリツジCの使用に際してキヤツプ3を容器
本体2側から取り外して後、一方のカートリツジ
C側と他方の容器本体2側との相対的な回転操作
を行つて、化粧料1を先ずカートリツジCから使
用開始に適した量だけ繰り出さなければならない
という煩わしい初期の段取りが必要である。ま
た、使用中はキヤツプ3が必要でないことから、
保管がおろそかになつてキヤツプ3を紛失する恐
れがあり、その後のカートリツジCの管理に支障
をきたすという問題点がある。
本考案は、このような従来例の問題点を解決す
べくなされたものであり、使用開始時の化粧料の
繰り出し操作を簡便にし、取り外されたキヤツプ
を化粧料の繰り出しに必須の操作部材とすること
で、キヤツプの紛失などがあり得ないよう管理で
きるようにしたカートリツジ式固形化粧料の繰出
容器の提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
前期問題点を解決して目的を達成するために、
本考案によるカートリツジ式固形化粧料の繰出容
器は、カートリツジCから取り外されたキヤツプ
30を容器本体20側の外装筒21に対してその
後方から嵌挿させ、このキヤツプ30を化粧料1
2の繰り出し用操作部材として用いている。
即ち、その構成は、棒状の化粧料12を装着し
た芯チヤツク11を進退自在に収納したカートリ
ツジCを設け、このカートリツジCを外装筒21
の先方端部に一体的に支持させて容器本体20と
なし、外装筒21内には案内ブロツク23を挿入
止着し、この案内ブロツク23には回転筒28を
回転自在に支持させ、そして、螺旋筒25の内周
面に螺旋状の凹溝25aを穿設するとともに、係
合端部25bを設け、この螺旋筒25を前記案内
ブロツク23内に回動自在で、かつ、摺動自在に
挿入するとともに、この螺旋筒25はバネ力によ
つて前記外装筒21の後方端に向かつて突当て位
置まで付勢され、この螺旋筒25内には押出しロ
ツド26を挿入し、押出しロツド26の後部には
螺子状の突起部26aを設けて前記凹溝25aに
螺合させるとともに、前記案内ブロツク23と回
動不能で、かつ、摺動自在に係合させて、前記カ
ートリツジC内の芯チヤツク11を押圧するよう
に形成し、さらに、前記カートリツジCに冠装す
るキヤツプ30を設け、このキヤツプ30は取り
外して前記外装筒21の後端部に回転自在に嵌挿
され、前記係合端部25bに密着嵌合し、かつ、
前記回転筒28に密着嵌合して所定位置に保持で
きるように設けている。
〔作用〕
カートリツジCから取り外されたキヤツプ30
を容器本体20側の外装筒21の後方端に嵌挿さ
せる。この時、キヤツプ30は第一段階として先
ず螺旋筒25の係合端部25bの外周に密着嵌合
し、螺旋筒25をバネによる付勢力に抗して前方
に所定距離押し出す。この螺旋筒25と一体に内
部収納の押出しロツド26もまた同距離だけ前方
移動する。即ち、押出しロツド26の初期の前進
移動によつて、カートリツジCから化粧料12を
使用開始に備えた適量だけ繰り出す。
次いで、第二段階としてキヤツプ30が回転筒
28の外周に密着嵌合し終えると、第一段階のキ
ヤツプ30の嵌挿で螺旋筒25と一体に前方に押
し出された押出しロツド26によつて、化粧料1
2が使用開始に備えた適量だけカートリツジCか
ら繰り出される。
キヤツプ30が回転筒28の外周上に完全に密
着嵌合し終えたときの両部材の嵌合摩擦力で、螺
旋筒25および押出しロツド26はこれらの押し
出された位置に、即ち前述のように化粧料12を
適量だけ繰り出した位置においてバネの付勢力で
逆戻りしないように、その位置に止どまり、使用
開始に備えた初期の繰り出し操作を終える。
これ以後、使用中の化粧料12に対する任意量
の繰り出しは、外装筒21を把持してキヤツプ3
0を回転させると、このキヤツプ30と一体に螺
旋筒25が回転し、案内ブロツク23によつて軸
周りの回転が阻止されている押出しロツド26に
対して、螺旋筒25側の凹溝25aと押出しロツ
ド26側の突起部26aの螺合対による作用で推
進力が付与され、押出しロツド26の前進移動量
に見合うだけ化粧料12がカートリツジCから繰
り出される。
〔実施例〕
以下、本考案によるカートリツジ式固形化粧料
の繰出容器の実施例について図面を参照しつつ説
明する。
第1図および第2図に示すように、カートリツ
ジCの筒本体10の内部には芯チヤツク11が摺
動自在に収納され、この芯チヤツク11に保持さ
れた固形棒状の化粧料12が、一体に摺動し、そ
の先端の使用量分を筒本体10から繰り出すよう
になつている。筒本体10の後方部には容器本体
20に挿入される挿入部10aが設けられ、この
挿入部10aを介してカートリツジCが容器本体
20側の外装筒21に嵌着される。外装筒21の
嵌着部内周面にはカートリツジC側の挿入部10
aを弾性的に嵌着保持する保持筒22が固定され
ている。また、挿入部10a端には貫通穴13a
を有した尾栓13が取り付けられ、この尾栓13
と上記芯チヤツク11との間にはこれら両部材に
両端を係止された形でスプリング14が内装され
ている。即ち、化粧料12の繰り出しに際して
は、スプリング14の弾性力に抗して芯チヤツク
11を前方に押し出すことになる。外装筒21に
嵌着保持されたカートリツジCを非使用時に保護
するために、カートリツジCを被冠する形でキヤ
ツプ30がその挿入部30aを介して外装筒21
に着脱自在となつている。
次に、本体容器20側の外装筒21には以下に
述べる繰出し機構部が内蔵されている。即ち、外
装筒21内に有底筒状の案内ブロツク23が固定
ブロツク24を介して一体的に固定され、この案
内ブロツク23の有底部には断面角形状の案内孔
23aが穿孔されている。また、案内ブロツク2
3の内部に一部が収納された形で同軸上を螺旋筒
25が回転自在に支持され、この螺旋筒25は内
周面に沿つて長手方向に螺旋状の凹溝25aが穿
設され、後方端には突起状の係合端部25bが設
けられている。また、この凹溝25aに螺合する
螺子状の突起部26aを後方端に有した押出しロ
ツド26が螺旋筒25内を軸方向に移動自在に挿
通し、この押出しロツド26は前記案内ブロツク
23の案内孔23aに相似形の断面を有して摺動
自在に挿通している。
即ち、外装筒21内に固定された案内ブロツク
23に対して螺旋筒25を回転させると、凹溝2
5a及び突起部26aの螺合対の作用で押出しロ
ツド26に推進力が付与され、押出しロツド26
が案内ブロツク23によつて軸周りの回転を阻止
された状態で軸方向に移動するようになつてい
る。また、螺合関係にある螺旋筒25と押出しロ
ツド26の両部材は共にスプリング27によつて
外装筒21の後方端に向かつて付勢され、付勢さ
れた状態で案内ブロツク23の後方の係止段部2
3bに突き当たつた定常位置に位置決めされてい
る。
一方、案内ブロツク23の後方部外周には回転
筒28が回転自在に外嵌し、回転軸方向に平行移
動しないように案内ブロツク23の係止段部23
bによつて図示の定位置に位置決めされている。
この回転筒28および前記螺旋筒25はいずれも
キヤツプ30の挿入部30a内周に嵌合し得る同
一外径を有しており、これら回転筒28および螺
旋筒25の両部材と外装筒21の内周面との間に
はキヤツプ30の挿入用間隙29a,29bが設
けられている。
即ち、カートリツジCから取り外されたキヤツ
プ30の挿入部30aを外装筒21の後方端から
間隙29a,29bに差し込む際に、キヤツプ3
0の挿入部30aが螺旋筒25の係合端部25b
および回転筒28に順次外嵌して、挿入部30a
と一方の螺旋筒25の係合端部25bとの嵌合強
度は、挿入部30aの押し込みによつて螺旋筒2
5がカートリツジCに向かう前方にスプリング2
7の弾性力に抗して押し出され、且つ必要に応じ
て挿入部30aを介してキヤツプ30と一体に螺
旋筒25を回転させるに足りる程度に設定してあ
る。また、挿入部30aと他方の回転筒28との
嵌合強度も同様に、挿入部30aを介してキヤツ
プ30と回転筒28が一体に回転するように設定
されている。
次に、上記実施例の動作態様について説明す
る。
使用に際して、キヤツプ30をカートリツジC
から取り外し、このキヤツプ30の挿入部30a
を外装筒21の後方端から間隙29aに挿入す
る。この挿入の第一段階で挿入部30aが螺旋筒
25の外周に嵌合して押出しロツド26と共にこ
れらをスプリング27の弾性力に抗して前方に押
し出し、第2図に示すように挿入の第二段階で間
隙29bから回転筒28の外周に嵌合し始める。
螺旋筒25および押出しロツド26を一体に押し
出しつつ回転筒28に外嵌し終えると、キヤツプ
30が外装筒21の後方端面21aに突き当たつ
た位置で位置決めされる。螺旋筒24に対するキ
ヤツプ30の挿入時第一段階では、キヤツプ30
に対する挿入押圧を解除すると、このキヤツプ3
0と共に螺旋筒25および押出しロツド26は元
の位置までスプリング27の弾性力で復帰しよう
とする。こうした螺旋筒25および押出しロツド
26の復帰動作はキヤツプ30の回転筒28に対
する挿入時第二段階で、キヤツプ30の挿入部3
0aと回転筒28との嵌合による接触力で阻止さ
れ、押し出された位置に止どまることができる。
この間、キヤツプ30の挿入部30aの間隙2
9a,29bに対る第一、第二段階の挿入動作は
ワンタツチで行われ、螺旋筒25と一体に押出し
ロツド26が所定ストロークだけ前方に押し出さ
れると、押出しロツド26の先端が芯チヤツク1
1に当接して、化粧料12が適量だけ繰り出され
て使用に備える。
また、化粧料12の初期の繰り出し量が使用に
よつて次第に減少して、再び化粧料12を適量け
繰り出す時は、キヤツプ30を所定方向に回転せ
しめると、これと一体に螺旋筒25が回転して、
螺旋筒25側の凹溝25aと押出しロツド26側
の突起部26aとの螺合対による作用で押出しロ
ツド26に推進力が付与される。即ち、押出しロ
ツド26の前方移動によつてその移動量だけ化粧
料12がカートリツジCから繰り出される。
なお、前記実施例では、押出しロツド26と螺
旋筒25を主としてスプリング27で後方に付勢
しているが、このスプリング27による付勢方法
を採らないで、カートリツジC側のスプリング1
4を利用して付勢するようにしてもよい。但し、
実施例のよううにスプリング27を採用した場合
は、螺旋筒25および押出しロツド26のガタ付
きが防止されるので好ましい。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案によるカートリツ
ジ式固形化粧料の繰出容器は、カートリツジから
取り外された保護用キヤツプをそのまま容器本体
側の外装筒の後方端にワンタツチで着装すると、
これと同時にカートリツジ内の化粧料が初期の使
用適量だけ自動的に繰り出すようにしてあるの
で、キヤツプの取り外しから化粧料の初期の繰り
出しに至る一連の操作が簡便となる。また、この
キヤツプを用いなければ化粧料の繰り出しを行う
ことができないように、キヤツプを必須の繰り出
し操作部材として利用することで、キヤツプを別
に保管して紛失に至らしめるといつた従来の不具
合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案によるカートリツ
ジ式固形化粧料の繰出容器の一実施例を示し、第
1図はキヤツプでカートリツジを被冠した状態の
縦断面図、第2図は取り外されたキヤツプで化粧
料を繰り出す態様の縦断面図、第3図は従来例の
縦断面図である。 11……芯チヤツク、12……化粧料、20…
…容器本体、21……外装筒、23……案内ブロ
ツク、25……螺旋筒、25a……螺旋状の凹
溝、25b……係合端部、26……押出しロツ
ド、26a……突起部、28……回転筒、29
a,29b……挿入用間隙、30……キヤツプ、
C……カートリツジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状の化粧料12を装着した芯チヤツク11を
    進退自在に収納したカートリツジCを設け、この
    カートリツジCを外装筒21の先方端部に一体的
    に支持させて容器本体20となし、外装筒21内
    には案内ブロツク23を挿入止着し、この案内ブ
    ロツク23には回転筒28を回転自在に支持さ
    せ、そして、螺旋筒25の内周面に螺旋状の凹溝
    25aを穿設するとともに、係合端部25bを設
    け、この螺旋筒25を前記案内ブロツク23内に
    回動自在で、かつ、摺動自在に挿入するととも
    に、この螺旋筒25はバネ力によつて前記外装筒
    21の後方端に向かつて突当て位置まで付勢さ
    れ、この螺旋筒25内には押出しロツド26を挿
    入し、押出しロツド26の後部には螺子状の突起
    部26aを設けて前記凹溝25aに螺合させると
    ともに、前記案内ブロツク23と回動不能で、か
    つ、摺動自在に係合させて、前記カートリツジC
    内の芯チヤツク11を押圧するように形成し、さ
    らに、前記カートリツジCに冠装するキヤツプ3
    0を設け、このキヤツプ30は取り外して前記外
    装筒21の後端部に回転自在に嵌挿され、前記係
    合端部25bに密着嵌合し、かつ、前記回転筒2
    8に密着嵌合して所定位置に保持できるように設
    けたカートリツジ式固形化粧料の繰出容器。
JP17910086U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0243294Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6383111U JPS6383111U (ja) 1988-06-01
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