JPH08116684A - 圧電/電歪膜型アクチュエータ - Google Patents

圧電/電歪膜型アクチュエータ

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JPH08116684A
JPH08116684A JP7082634A JP8263495A JPH08116684A JP H08116684 A JPH08116684 A JP H08116684A JP 7082634 A JP7082634 A JP 7082634A JP 8263495 A JP8263495 A JP 8263495A JP H08116684 A JPH08116684 A JP H08116684A
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electrostrictive
type actuator
ceramic substrate
film
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Yukihisa Takeuchi
幸久 武内
Koji Kimura
浩二 木村
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NGK Insulators Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H57/00Electrostrictive relays; Piezoelectric relays

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相対的に低駆動電圧で大変位が得られ、応答
速度が速く且つ発生力が大きく、また高集積化が可能で
ある圧電/電歪膜型アクチュエータを提供すること。 【構成】 圧電/電歪膜型アクチュエータにおいて、第
一の電極膜4と圧電/電歪膜6と第二の電極膜8とを順
次層状に積層せしめた構造の圧電/電歪駆動部を、酸化
アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、
窒化アルミニウム、窒化珪素のうちの何れか1種以上を
主成分とするセラミック材料の多結晶体よりなり、且つ
該多結晶体の少なくとも前記圧電/電歪駆動部の形成部
位の少なくとも結晶粒界に、鉛元素が酸化物等の形態に
て存在せしめられているセラミック基板2上に、形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、変位制御素子、個体素子モータ
ー、リレー、スイッチ、シャッター、プリンタヘッド、
ポンプ、ファン、マイクロホン、発音体(スピーカー
等)、インクジェットプリンタ、各種振動子等に好適に
用いられるユニモルフ型、バイモルフ型等の屈曲変位を
発生させるタイプの圧電/電歪型アクチュエータに関す
るものである。なお、ここで言うアクチュエータとは、
電気エネルギーを機械エネルギーに変換、即ち機械的な
変位または応力に変換する素子を意味するものである。
【0002】
【背景技術】近年、光学や精密加工等の分野において、
サブミクロンのオーダーで光路長や位置を調整する変位
制御素子が所望されるようになってきており、これに応
えるものとして、強誘電体等の圧電/電歪材料に電界を
加えたときに起こる逆圧電効果や電歪効果に基づくとこ
ろの変位を利用した素子である圧電/電歪アクチュエー
タの開発が進められている。
【0003】ところで、かかる圧電/電歪アクチュエー
タの構造としては、従来から、モノモルフ型、ユニモル
フ型、バイモルフ型、及び積層型が知られているが、そ
の中でも、モノモルフ型、ユニモルフ型、バイモルフ型
は、電界誘起歪の横効果を利用して屈曲変位を得るため
に、比較的大きな変位が得られるものの、発生力が小さ
く、また応答速度が遅く、電気機械変換効率が悪いとい
う問題を内在するものであった。一方、積層型は、電界
誘起歪の縦効果を利用しているために、それら発生力や
応答速度において優れ、また電気機械変換効率も高いも
のであるが、発生変位が小さいという問題を内在してい
た。
【0004】しかも、それら従来のユニモルフ型やバイ
モルフ型のアクチュエータにおいては、何れも、圧電/
電歪板等の板状の構成部材を、接着剤等を用いて張り付
けてなる構造を採用するものであるために、アクチュエ
ータとしての作動の信頼性にも問題があるものであっ
た。
【0005】このように、従来の圧電/電歪アクチュエ
ータには、それぞれ、一長一短があり、また解決される
べき幾つかの問題を内在するものであったのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その課題とするところ
は、接着剤等で張り付けた構造ではなく、相対的に低駆
動電圧で大変位が得られ、応答速度が速く、且つ発生力
が大きく、また高集積化が可能である圧電/電歪膜型ア
クチュエータを提供することにある。
【0007】
【解決手段】そして、本発明にあっては、上述の如き課
題を解決するために、第一の電極膜と圧電/電歪膜と第
二の電極膜とを順次層状に積層せしめてなる構造の圧電
/電歪駆動部、若しくは所定の間隔を隔てて位置する複
数の帯状電極膜間にそれら電極膜と接するように圧電/
電歪膜を設けてなる構造の圧電/電歪駆動部を、所定の
セラミック基板上に形成してなる圧電/電歪膜型アクチ
ュエータにおいて、前記セラミック基板が、酸化アルミ
ニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、窒化ア
ルミニウム、窒化珪素のうちの何れか1種以上を主成分
とするセラミック材料の多結晶体よりなり、且つ該多結
晶体の少なくとも前記圧電/電歪駆動部の形成部位にお
ける少なくとも結晶粒界に、鉛元素が存在せしめられて
いることを特徴とする圧電/電歪膜型アクチュエータ
を、その要旨とするものである。
【0008】なお、このような本発明に従う圧電/電歪
膜型アクチュエータの好ましい態様によれば、前記鉛元
素は、セラミック基板を構成する多結晶体の結晶粒界中
に、40重量%以上の割合において含有せしめられるこ
ととなる。
【0009】また、本発明の他の好ましい態様によれ
ば、前記圧電/電歪膜型アクチュエータにおけるセラミ
ック基板は、0.5重量%以上、5重量%以下の範囲の
酸化珪素を含んでいるのである。
【0010】さらに、本発明に従う圧電/電歪膜型アク
チュエータの好ましい態様の一つによれば、前記セラミ
ック基板上には、二つ以上の圧電/電歪駆動部が、積層
形態において若しくは並設形態において設けられ、また
該セラミック基板の板厚は、有利には100μm以下と
されることとなる。
【0011】更にまた、本発明の好ましい態様の他の一
つによれば、少なくとも前記第一の電極膜或いは少なく
とも前記帯状電極膜は、白金、パラジウム、ロジウムか
らなる高融点貴金属及び銀−パラジウム、銀−白金、白
金−パラジウムからなる合金のうちの少なくとも1種以
上を主成分とする材料から構成されている。
【0012】
【作用・効果】このような本発明に従う圧電/電歪膜型
アクチュエータ構造によれば、膜状の圧電/電歪体とな
るものであるところから、相対的に低駆動電圧にて大変
位が得られ、また応答速度が速く、且つ発生力も大き
く、更には高集積化が可能となる特徴を発揮するのであ
る。
【0013】また、本発明は、基板と電極膜、基板と圧
電/電歪膜、または電極膜と圧電/電歪膜を接合する構
成を採用するものであるために、薄板を接合するような
従来のユニモルフ型、バイモルフ型等のアクチュエータ
で採用されている如き接着剤等を何等用いることなく、
一体化して、目的とする圧電/電歪膜型アクチュエータ
を構成することが出来るところから、長期使用に対する
信頼性も高く、また変位量ドリフトも小さい特徴を発揮
するのである。
【0014】特に、鉛元素を含む結晶粒界の位置するセ
ラミック基板部位上に、少なくとも圧電/電歪駆動部を
形成することにより、かかる粒界に生成した鉛元素を含
む低融点材料の効果で、基板と膜とは強固に接着せしめ
られ、また基板と圧電/電歪膜を熱処理すれば、基板と
膜のストレスが緩和され、以て緻密な圧電/電歪膜を得
ることが出来、その結果、振動板となるセラミック基板
への力の伝達が効率よく行なわれるという特徴を発揮す
るのである。
【0015】また、このような本発明の圧電/電歪膜型
アクチュエータにおいては、鉛元素は、多結晶体である
セラミック基板の結晶粒界中において、酸化物の如き化
合物等の形態で存在しており、それによってセラミック
基板は適度に撓み易くなり、以て大きな変位を示すアク
チュエータが効果的に得られるのである。なお、かかる
効果を有利に達成する上において、そのような鉛元素
は、その粒界中に、一般に粒界物質の全重量に対して4
0重量%以上、好ましくは50重量%以上、更に好まし
くは60重量%以上において含まれており、そのような
セラミック基板上に、目的とする圧電/電歪駆動部が構
成されていることが望ましい。
【0016】さらに、本発明に従う圧電/電歪膜型アク
チュエータは、圧電/電歪駆動部が膜状に形成されるた
めに、同一基板面上に多数個の素子を形成することが容
易に出来、かかる圧電/電歪駆動部の高集積化が可能と
なる特徴も有している。
【0017】なお、本発明に係る圧電/電歪膜型アクチ
ュエータは、低電圧駆動が可能で、しかも大きい屈曲変
位・発生力を得るために、有利には、その厚さは、30
0μm以下、好ましくは150μm以下とされることが
望ましく、またセラミック基板の板厚としては、100
μm以下、好ましくは50μm以下とされることとな
る。
【0018】
【具体的構成・実施例】以下に、本発明に従う圧電/電
歪膜型アクチュエータの具体的構造を示す図面を参照し
つつ、本発明を、更に具体的に明らかにすることとす
る。なお、理解を容易にするために、各図面を通して、
同様の構造を有するものは、同一の符号を付すものとす
る。
【0019】先ず、図1は、本発明におけるセラミック
基板の断面形態を概略的に示すものである。従来のセラ
ミック基板においては、多結晶体であるセラミック基板
を構成する主成分のセラミック粒子(結晶粒)の粒界
(結晶粒界)には、石英ガラス等の介在物が存在するの
みであるが、本発明に従うセラミック基板は、その粒界
に、鉛元素を酸化物等の化合物形態において拡散させる
こと等によって形成される低融点材料を含有するもので
ある。なお、図面中、24は、セラミック粒子(結晶
粒)であり、26は粒界を示している。
【0020】そして、圧電/電歪膜型アクチュエータを
構成する基板を、本発明に係る、鉛元素が酸化物等の化
合物形態において、有利には40重量%以上の割合にお
いて粒界に含有されているセラミック基板とすることに
より、緻密な膜で且つ基板との接合性が良好な圧電/電
歪膜駆動部が得られ、これにより、優れたアクチュエー
タ特性を示す圧電/電歪膜型アクチュエータが実現され
るのである。
【0021】また、鉛元素は、酸化物の如き化合物等の
形態において、少なくとも圧電/電歪駆動部が形成され
ているセラミック基板部位の板厚方向全域の結晶粒界に
含まれていることが好ましく、より望ましくは、セラミ
ック基板全体の結晶粒界に均一に含有されていることが
好ましい。
【0022】以下に、本発明に従って、上記の如き構造
を有するセラミック基板を用いて作製された圧電/電歪
膜型アクチュエータの幾つかの具体例について、説明す
ることとする。
【0023】先ず、図2に示される圧電/電歪膜型アク
チュエータは、セラミック基板2の面上に、第一の電極
膜4、圧電/電歪膜6及び第二の電極膜8が順次積層さ
れて、多層に形成された一体構造とされている。なお、
第一及び第二の電極膜4、8は、それぞれ、圧電/電歪
膜6の端部より延び出させられて、リード部4a、8a
を形成しており、それらリード部4a、8aを通じて、
それぞれの電極膜4、8に電圧印加が行なわれるように
なっている。かかる構造の圧電/電歪膜型アクチュエー
タにおいては、その圧電/電歪膜6に電界が作用せしめ
られると、電界誘起歪の横効果により、セラミック基板
2の板面に垂直な方向の屈曲変位乃至は発生力が発現せ
しめられるのである。
【0024】また、図3は、セラミック基板2の面上
に、複数の帯状電極16とそれらを接続する電極接続部
10とからなる櫛形の電極膜18a及びそれと同形状の
電極膜18bが図示の如き配置形態においてそれぞれ設
けられると共に、更にそれらの電極膜18a、18b間
に、それら電極膜18a、18bと接するように、圧電
/電歪膜6が形成され、一体構造とされている例を示し
ている。かかる構造の圧電/電歪膜型アクチュエータに
おいては、その圧電/電歪膜6に電界が作用せしめられ
ると、電界誘起歪の縦効果により、セラミック基板2の
板面に垂直な方向の屈曲変位乃至は発生力が発現せしめ
られるのである。
【0025】さらに、図4は、第一の電極膜4と圧電/
電歪膜6と第二の電極膜8とからなる圧電/電歪駆動部
の複数が、別個に、セラミック基板2上に設けられてな
る例を示すものであり、膜状のアクチュエータが好適に
用いられる高集積化構造を実現したものである。
【0026】更にまた、図5は、セラミック基板2の一
方の面上に複数の帯状電極膜16が配列され、圧電/電
歪膜6にて埋め込まれた状態で、圧電/電歪駆動部が形
成された例であり、該圧電/電歪駆動部上には、電極層
22、圧電/電歪層28及び電極層22が順次積層一体
化せしめられた構造とされている。
【0027】また、図6に示される圧電/電歪膜型アク
チュエータは、セラミック基板2の形状が円形形状とさ
れた例であり、該セラミック基板2の形状に対応して、
その一方の面上に形成される圧電/電歪膜6及び帯状電
極16からなる圧電/電歪駆動部も、円形形状において
設けられているのである。
【0028】さらに、図7〜図9に示されるアクチュエ
ータは、それぞれ、複数の圧電/電歪駆動部(4、6、
8)が、セラミック基板2上に並設形態において設けら
れた例であり、特に図7及び図8に示されるアクチュエ
ータにおいては、それら複数の圧電/電歪駆動部(4、
6、8)の間に位置するセラミック基板2にスリット2
0が入れられて、それぞれの圧電/電歪駆動部が互いに
独立した形態とされている。なお、図7において、14
は、圧電/電歪膜6の背部で、第一、第二の電極膜4、
8を電気的に絶縁する絶縁膜である。また、図9のアク
チュエータにおいては、セラミック基板2は、長手の矩
形孔12が設けられて梯子状とされており、そして該矩
形孔12、12に挟まれた接続部2a上に、圧電/電歪
駆動部(4、6、8)がそれぞれ形成された構造とされ
ている。
【0029】ところで、本発明に従う圧電/電歪膜型ア
クチュエータは、上記のように、圧電/電歪駆動部を構
成する電極、圧電/電歪体が膜形成により作製されてお
り、そして熱処理によってセラミック基板と圧電/電歪
駆動部とが一体構造とされ、接着剤は何等用いられてい
ない特徴を有するものであるが、そのような圧電/電歪
膜型アクチュエータは、例えば、次のようにして作製さ
れることとなる。
【0030】先ず、圧電/電歪駆動部を形成するセラミ
ック基板(2)に関して、基板材料としては、機械的強
度が大きく、後述するように、800〜1500℃程度
の熱処理が可能な絶縁体若しくは誘電体であれば、酸化
物系であっても、非酸化物系であっても良いが、本発明
にあっては、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸
化ジルコニウム、窒化アルミニウム、窒化珪素のうちの
何れかの1種以上を主成分とした材料が採用される。な
お、ここで、主成分とは、全体の50重量%以上の割合
において含有されているものとする。本発明では、それ
ら材料を用いて形成した基板(多結晶体)の粒界に、鉛
元素を、酸化物の如き化合物等の形態において、含有す
ることとなるので、特に、酸化アルミニウムまたは酸化
ジルコニウムを主成分とした基板が、板厚が薄くても優
れたアクチュエータ用基板特性が得られるところから、
有利に用いられることとなり、更に、酸化アルミニウム
を主成分とした基板が好ましく用いられる。
【0031】なお、そのようなセラミック基板材料中に
は、酸化珪素(SiO、SiO2 )が有利に含有せしめ
られる。この酸化珪素の含有量は、0.5重量%以上、
5重量%以下が好ましく、特に1重量%以上、3重量%
以下とすることが望ましい。このような割合の酸化珪素
の含有は、後述する圧電/電歪材料との熱処理中の過剰
な反応を避け、良好なアクチュエータ特性を得る上にお
いて重要なことである一方、鉛元素を酸化物等の形態に
おいて粒界に均一に含有せしめて、適度な低融点材料を
形成するためにも重要なこととなるのである。
【0032】ところで、セラミック基板の粒界に鉛元素
を酸化物等の形態において含有せしめる方法としては、
例えば、鉛元素を単体形態或いは化合物形態で含有する
雰囲気中で、セラミック粒子の粒界に鉛元素が酸化物等
の形態において均一に拡散出来る700℃以上の温度条
件において、セラミック基板を熱処理する方法が好まし
い。また、鉛単体や、酸化物、酸素酸塩の如き鉛元素を
含む化合物を、セラミック基板のグリーンシート中に混
入して、或いはグリーンシートの表面に塗布した後、焼
成することにより、鉛元素を粒界中に導入することも可
能である。更に、セラミック基板の鉛元素を含有せしめ
るべき所定の部位に、鉛単体や鉛元素を含む化合物を載
置したり、それらを含むペーストを塗布したりして、前
記の熱処理を施すことによっても、セラミック基板の目
的とする部位の粒界中に鉛元素を導入することが可能で
ある。
【0033】なお、上記の熱処理による鉛元素の導入
は、後述する圧電/電歪駆動部の形成に先立って行なわ
れるものの他、かかる圧電/電歪駆動部の形成時におけ
る熱処理、即ち電極膜や圧電/電歪膜の焼成と同時に実
施することも出来、その場合には、その焼成雰囲気中に
鉛元素が単体状態若しくは化合物形態で存在せしめられ
ることとなる。
【0034】また、本発明に従う圧電/電歪膜型アクチ
ュエータにおいて、その高速応答性と大きな屈曲変位を
得る為には、本発明のセラミック基板の厚さは、一般に
100μm以下、好ましくは50μm以下、更に好まし
くは30μm以下とすることが望ましい。また、その曲
げ強度としては、500kgf/cm2 以上が好まし
く、特に1000kgf/cm2 以上であることが望ま
しい。
【0035】なお、かかるセラミック基板としては、予
め焼結した基板を用いてもよく、また基板材料のグリー
ンシートを用い、後記の膜形成を行なった後に焼結させ
てもよいが、中でも、予め焼結した基板が、素子の反り
を小さくすることが出来ると共に、パターン寸法精度が
得られることから、有利に用いられることとなる。
【0036】また、このようなセラミック基板の形状と
しては、何等限定されるものではなく、用途に応じて如
何なる形状であっても採用可能であり、例えば三角形、
四角形等の多角形、円、楕円、円環等の円形、櫛状、格
子状またはこれらを組み合わせた特殊形状であっても、
何等差支えない。
【0037】そして、これら基板上への圧電/電歪駆動
部の形成は、以下のようにして、行なわれることとな
る。先ず、各材料からなる電極膜(4、8)及び圧電/
電歪膜(6)をセラミック基板(2)上に形成するに
は、公知の各種の膜形成法、例えばスクリーン印刷の如
き厚膜法やディッピング等の塗布法、スパッタリング、
真空蒸着、メッキ等の薄膜法等が適宜採用され得るが、
それらに何等限定されるものではない。なお、圧電/電
歪膜(6)を形成するには、好ましくはスクリーン印
刷、ディッピング、塗布等による手法が好適に採用され
る。これらの手法は、平均粒径0.1〜5μm、好まし
くは0.1〜2μmの圧電/電歪セラミック粒子を主成
分とするペーストやスラリーを用いて、基板上に膜形成
することが出来、良好なアクチュエータ特性が得られる
からである。また、そのような膜の形状としては、スク
リーン印刷法、フォトリソグラフィ法等を用いてパター
ン形成する他、レーザー加工法やスライシング、超音波
加工等の機械加工法を用い、不必要な部分を除去して形
成しても良く、特に、レーザー加工法や機械加工法を用
いて基板と膜を同時に加工し、圧電/電歪駆動部の集積
度を向上させることが好ましい。
【0038】また、作製されるアクチュエータの構造や
電極膜の形状は、何等限定されるものではなく、用途に
応じて如何なる形状でも採用可能であり、例えば三角
形、四角形等の多角形、円、楕円、円環等の円形、櫛
状、格子状またはこれらを組み合わせた特殊形状であっ
ても、何等差支えない。
【0039】そして、かくしてセラミック基板(2)上
に形成されたそれぞれの電極膜(4或いは16)及び圧
電/電歪膜(6)は、それらの膜の形成の都度、熱処理
されて、基板と一体構造となるようにされても良く、ま
た、例えば電極膜(4或いは16)及び圧電/電歪膜
(6)を形成した後、同時に熱処理して、各膜が同時に
基板に一体的に結合せしめられるようにしても良い。な
お、かかる形成された膜と基板とを一体化するための熱
処理温度としては、800℃〜1500℃程度の温度が
採用され、好ましくは1000℃〜1400℃の範囲の
温度が有利に選択される。また、圧電/電歪膜(6)を
熱処理する場合には、高温時に圧電/電歪膜の組成が不
安定とならないように、そのような圧電/電歪材料の蒸
発源の配置と共に、雰囲気制御を行ないながら、熱処理
することが好ましい。
【0040】なお、上記の方法にて作製される圧電/電
歪駆動部を構成する電極膜(4或いは16)の材料とし
ては、前記熱処理温度程度の高温酸化雰囲気に耐えられ
る導体であれば特に規定されるものではなく、例えば金
属単体であっても、合金であっても採用可能であり、ま
た絶縁性セラミックス等の添加物が配合された金属や合
金と絶縁セラミックスとの混合物であっても、更には導
電性セラミックスであっても、何等差支えない。より好
ましくは、白金、パラジウム、ロジウム等の高融点貴金
属類、銀−パラジウム、銀−白金、白金−パラジウム等
の合金の少なくとも1種以上を主成分とする電極材料が
好適に用いられることとなる。特に、白金或いは白金を
含む合金を主成分とする電極材料が好ましく用いられ
る。なお、この場合の主成分とは、50体積%以上の割
合において含まれていることを意味するものである。
【0041】また、上記混合物において、金属や合金に
添加せしめられるセラミックスとしては、前記基板材料
或いは後述する圧電/電歪材料と同様な材料の中から選
択して用いることが望ましく、その添加量としては、セ
ラミック基板と同じ材料の使用の場合においては5〜3
0体積%、また圧電/電歪材料と同じ材料においては5
〜20体積%程度が好ましい。特に、それら基板材料と
圧電/電歪材料を共に上記金属や合金に混在せしめてな
る混合物が、目的とする電極膜の形成に有利に用いられ
る。
【0042】そして、このような材料を用いて形成され
る電極膜は、用途に応じて適宜の厚さとされることとな
るが、例えば図2に示される電界誘起歪の横効果を用い
るタイプの第一の電極(4)においては、15μm以
下、好ましくは5μm以下の厚さにおいて形成されるこ
ととなる。一方、第3図に示される電界誘起歪の縦効果
を用いるタイプの電極(16)においては、3μm以
上、好ましくは10μm以上、更に好ましくは20μm
以上の厚さにおいて形成されることとなる。
【0043】また、圧電/電歪駆動部を構成する圧電/
電歪膜(6)は、アクチュエータとして好適な材料、即
ち圧電或いは電歪効果等の大きな電界誘起歪を示す材料
であれば、何れの材料を用いても形成され得るものであ
り、例えば半導体材料であっても、誘電体セラミックス
材料や強誘電体セラミックス材料であっても、何等差支
えなく、更には分極処理が必要な材料であっても、また
それが不必要な材料であっても良いのである。
【0044】尤も、本発明において用いられる圧電/電
歪膜材料としては、鉛元素を含む酸化物が好ましく、特
にジルコン酸チタン酸鉛(PZT系)を主成分とする材
料、マグネシウムニオブ酸鉛(PMN系)を主成分とす
る材料、ニッケルニオブ酸鉛(PNN系)を主成分とす
る材料、亜鉛ニオブ酸鉛を主成分とする材料、マンガン
ニオブ酸鉛を主成分とする材料、アンチモンスズ酸鉛を
主成分とする材料、チタン酸鉛を主成分とする材料、更
にはこれらの複合材料等が用いられる。なお、PZT系
を主成分とする材料に、ランタン、バリウム、ニオブ、
亜鉛、ニッケル、マンガン等の酸化物やそれらの他の化
合物を添加物として含んだ材料、例えばPLZT系とな
るように、前記材料に所定の添加物を適宜に加えても何
等差支えない。
【0045】そして、この本発明に従う構造のアクチュ
エータにあっては、圧電/電歪膜(6)は、アクチュエ
ータ特性の点から、圧電定数で|d31|が50×10
-12 〔C/N〕以上、若しくは|d33|が100×10
-12 である膜が、特に|d31|が100×10-12 〔C
/N〕以上、若しくは|d33|が200×10-12 〔C
/N〕以上である膜が、より好ましい。
【0046】以下に、本発明に従い、図2に示される如
き電界誘起歪の横効果を用いるタイプの圧電/電歪膜型
アクチュエータを種々作製して、セラミック基板中の粒
界に含有される鉛元素の量と圧電定数との関係を調べた
結果を示す。
【0047】ここで、アクチュエータは、次のようにし
て作製した。即ち、酸化アルミニウムを主成分とする材
料を用いて作製された多結晶体からなるセラミック基板
2(板厚:50μm)上に、スクリーン印刷法により膜
形成された、白金を主成分とする材料(白金85体積
%、圧電/電歪材料10体積%、酸化ジルコニウム5体
積%)を用いた第一の電極膜4と、マグネシウムニオブ
酸鉛を主成分とする材料(チタン酸鉛37モル%、ジル
コン酸鉛24モル%、マグネシウムニオブ酸鉛39モル
%)を用いた圧電/電歪膜6とを順次積層、焼成して、
一体的に形成した後、更に該圧電/電歪膜6上に、金を
用いてスパッタリング法により、第二の電極膜8を形成
することにより、図2に示される如きアクチュエータと
した。かかる第一の電極4及び圧電/電歪膜6の膜厚
は、それぞれ、5μm及び30μmに調整し、また第二
の電極膜8の膜厚は0.3μmとした。
【0048】なお、第一の電極膜4は1200℃の温度
で焼成し、また圧電/電歪膜6は1250℃の温度で焼
成すると共に、セラミック基板2の粒界中に含有される
鉛元素の量が下記表1に示される各値となるように、そ
れぞれの焼成雰囲気中の酸化鉛含有量や焼成時間を適宜
調整して、各種のセラミック基板2からなる各種アクチ
ュエータとした。
【0049】かくして得られた各種のアクチュエータに
おいて、それぞれのセラミック基板の粒界中の酸化鉛と
して存在する鉛元素の含有量を測定すると共に、それぞ
れの圧電定数(|d31|)の値を測定し、それらの結果
を、下記表1に示した。
【0050】なお、表1の中で、鉛元素の含有量が0w
t%のアクチュエータの一部では、膜の剥離が発生し
た。
【0051】
【表1】
【0052】かかる表1の結果から明らかなように、セ
ラミック基板2を構成する多結晶体の結晶粒界中に鉛元
素が酸化物形態において40重量%以上含有されている
アクチュエータでは、その圧電定数が大きくなり、更に
50重量%以上含有すると、急激に大きくなっているこ
とが認められる。そして、このような大きな圧電定数が
実現される結果、一般に知られているように(例えば、
日本音響学会誌第23巻第5号(1967)第303頁
参照)、大きな変位のアクチュエータが得られることと
なるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うセラミック基板の部分断面拡大説
明図である。
【図2】本発明に従う圧電/電歪膜型アクチュエータの
一実施例を示す斜視部分説明図である。
【図3】本発明に従う圧電/電歪膜型アクチュエータの
他の一例を示す斜視部分説明図である。
【図4】本発明に従う圧電/電歪膜型アクチュエータの
異なる実施例を示す斜視部分説明図である。
【図5】本発明に従う圧電/電歪膜型アクチュエータの
更に異なる一例を示す斜視部分説明図である。
【図6】本発明に係る圧電/電歪膜型アクチュエータの
異なる他の一例を示す斜視部分説明図である。
【図7】本発明に従う圧電/電歪膜型アクチュエータの
他の異なる実施例を示す斜視部分説明図である。
【図8】本発明に従う圧電/電歪膜型アクチュエータの
更に異なる他の実施例を示す斜視部分説明図である。
【図9】本発明に係る圧電/電歪膜型アクチュエータの
更にまた異なる他の一例を示す斜視部分説明図である。
【符号の説明】
2 セラミック基板 4 第一の電極膜 6 圧電/電歪膜 8 第二の電極膜 16 帯状電極膜 24 セラミック
粒子 26 粒界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 41/09 41/22 H01L 41/22 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の電極膜と圧電/電歪膜と第二の電
    極膜とを順次層状に積層せしめてなる構造の圧電/電歪
    駆動部、若しくは所定の間隔を隔てて位置する複数の帯
    状電極膜間にそれら電極膜と接するように圧電/電歪膜
    を設けてなる構造の圧電/電歪駆動部を、所定のセラミ
    ック基板上に形成してなる圧電/電歪膜型アクチュエー
    タにおいて、 前記セラミック基板が、酸化アルミニウム、酸化マグネ
    シウム、酸化ジルコニウム、窒化アルミニウム、窒化珪
    素のうちの何れか1種以上を主成分とするセラミック材
    料の多結晶体よりなり、且つ該多結晶体の少なくとも前
    記圧電/電歪駆動部の形成部位における少なくとも結晶
    粒界に、鉛元素が存在せしめられていることを特徴とす
    る圧電/電歪膜型アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記鉛元素が、セラミック基板を構成す
    る多結晶体の結晶粒界中に、40重量%以上の割合にお
    いて含有せしめられている請求項1記載の圧電/電歪膜
    型アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記セラミック基板が、0.5重量%以
    上、5重量%以下の範囲の酸化珪素を含んでいる請求項
    1または請求項2記載の圧電/電歪膜型アクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記セラミック基板上に、二つ以上の圧
    電/電歪駆動部が、積層形態において若しくは並設形態
    において、設けられている請求項1記載の圧電/電歪膜
    型アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記セラミック基板の板厚が、100μ
    m以下である請求項1乃至請求項4の何れかに記載の圧
    電/電歪膜型アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記第一の電極膜或いは少な
    くとも前記帯状電極膜が、白金、パラジウム、ロジウム
    からなる高融点貴金属及び銀−パラジウム、銀−白金、
    白金−パラジウムからなる合金のうちの少なくとも1種
    以上を主成分とする材料から構成されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の圧電/電歪膜型ア
    クチュエータ。
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